JP2006326340A - 遊技機及び遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】BBゲームにおいては、RBゲームへの導入に係る図柄を意図的に外すために図柄の停止順を指示させ、当該指示に従わない場合でも、通常遊技において指示に従わなかった場合よりも多くの利益を得ることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】操作順指示手段150は、通常遊技又は特定導入遊技中の通常遊技においてグループ役当選が当選したときには、利益量の少ない方の入賞図柄に係る操作順を指示することができ、操作順指示手段150が利益量の少ない方の入賞図柄に係る操作順を指示し、当該操作順以外の操作順で前記各回転停止手段が操作された場合において、操作された操作順が、利益量の多い方の入賞図柄に係る操作順に該当する場合には、利益量の多い方の入賞図柄での入賞を可能とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の入賞図柄に対応する当選役で当選可能であるとともに、当該当選役で当選した場合には、図柄の特定の停止順に応じて各入賞図柄で入賞が可能となっている遊技機に関するものである。
また、この発明は、コンピュータを上述の遊技機として機能させる遊技機用プログラム、及びこの遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来、この種の遊技機、具体的には、たとえばスロットマシンとしては、1つの当選役で当選した場合に、複数の入賞図柄で入賞させることが可能となっているものが知られている(特許文献1参照)。
すなわち、このような遊技機では、ある当選役で当選した場合、たとえば2種類の異なる図柄で入賞することが可能となっていて、実際の入賞は、たとえば最初に停止させた図柄がそのうちの一方を構成するものであれば、その一方の図柄で入賞させる、という制御が行われていた。
特開2001−286602号公報
しかし、上記した従来の遊技機では、図柄の停止順に応じて、1つの当選役に係る複数の入賞図柄のうちの、いずれかの入賞が決定される、というような制御は行われてはいなかった。
そこで、請求項1記載の発明は、複数の入賞図柄に対応する当選役で当選可能であるとともに、当該当選役で当選した場合には、図柄の特定の停止順に応じて各入賞図柄で入賞が可能となっている遊技機であって、図柄の停止順を指示する手段を設けるとともに、それそれ利益量の異なる入賞図柄に係る停止順を当該手段に指示させることができ、指示に従わない場合でも多くの利益を得ることが可能な遊技機を提供することを課題とする。
さらに、上記に加え、いわゆるBBゲームのような特定導入遊技において、いわゆるRBゲームのような特定遊技への導入に係る図柄を意図的に外すために図柄の停止順を指示させ、遊技者が当該指示に従わない場合、BBゲーム中以外の通常遊技において指示に従わなかった場合よりも多くの利益を得ることが可能な遊技機を提供することを課題とする。
また、請求項2記載の発明は、コンピュータを、請求項1記載の遊技機として機能させる遊技機用プログラムを提供することを課題とし、請求項3記載の発明は、コンピュータを、請求項1記載の遊技機として機能させる遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを課題とする。
以下に記載された各発明は、上記した各課題を解決するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、以下の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明に係る遊技機(10)は、複数の図柄を連続して回転表示する複数個の回転表示手段と、遊技者の操作により前記回転表示手段の回転表示を開始させるための回転開始手段と、遊技者の操作により前記各回転表示手段の回転表示をそれぞれ停止させるために各回転表示手段に対応した回転停止手段と、前記回転開始手段及び前記回転停止手段の操作により、前記回転表示手段の回転表示及び停止を制御するための遊技制御手段とを備えている。
また、前記遊技制御手段は、乱数を用いて当選役の抽選を行うための当選抽選手段(110)を備え、前記当選抽選手段(110)により抽選される当選役として、小役当選役と、小役当選役よりも大きな利益を付与可能な特別当選役と、単一の当選によって複数種類の入賞図柄が当選となり、当該当選した入賞図柄のいずれかによって入賞可能なグループ当選役がある。そして、前記遊技機(10)は、遊技として、通常行われる通常遊技と、特別当選役の入賞により開始され、通常遊技よりも当選確率が高く設定された特定遊技と、特別当選役の入賞により開始され、前記特定遊技の導入確率が通常遊技よりも高く設定されているとともに、一定回数の通常遊技の終了又は一定回数の特定遊技の終了によりその遊技期間が終了する特定導入遊技と備えている。
ここで、「回転表示手段」とは、たとえば回転リール(40)をいう。また、ここでいう回転リール(40)とは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に表示されるようなものも含まれるものである。また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、いわゆるスロットマシンをいう。
「回転開始手段」とは、たとえば、スタートレバーをいう。
「回転停止手段」とは、たとえば、ストップスイッチをいう。
「当選役」とは、抽選の結果「当選」となる役をいう。この当選役には、単一の入賞図柄のみで入賞可能な「単一当選役」と、複数の入賞図柄で入賞可能な「グループ当選役」とがある。これらの当選役は、たとえば、乱数と対応するテーブルに記憶させることが可能である。
「入賞図柄」とは、当選に伴って、回転停止手段により停止可能となる具体的な図柄をいう。
「特定導入遊技」とは、通常遊技に比べて特定の入賞又は抽選結果に基づいて開始される遊技である「特別遊技」の一種であって、通常遊技よりも当選確率の高い特別遊技である「特定遊技」(たとえば、いわゆる「RBゲーム」はこれに該当する。)への導入確率が通常遊技より高いものをいう。たとえば、いわゆる「BBゲーム」はこの特定導入遊技に該当する。
さらに、本発明に係る遊技機(10)は、前記グループ当選役に属する各入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順がそれぞれ対応するように設定されるとともに、前記グループ当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、当該操作順に対応する入賞図柄による入賞の条件となっており、前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順が設定されるとともに、特定遊技を開始させるための特別当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、特定遊技入賞の条件となっている。そして、前記特定導入遊技においては、特定導入遊技中の通常遊技におけるグループ役当選に対して、前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対応して設定された操作順以外の操作順の中から、それぞれの入賞図柄に対応する操作順が設定され、前記グループ当選役に属する入賞図柄には、少なくとも異なる利益量が設定されている。
そして、本発明に係る遊技機(10)は、前記各回転停止手段の操作順を指示する操作順指示手段(150)を備え、この操作順指示手段(150)は、前記通常遊技又は前記特定導入遊技中の通常遊技において前記グループ役当選が当選したときには、当該グループ当選役のうちいずれかの入賞図柄に係る操作順を指示することができ、前記操作順指示手段(150)が利益量の少ない方の入賞図柄に係る操作順を指示し、当該操作順以外の操作順で前記各回転停止手段が操作された場合において、操作された操作順が、利益量の多い方の入賞図柄に係る操作順に該当する場合には、利益量の多い方の入賞図柄での入賞を可能としたことを特徴とする。
ここで、「利益量」とは、遊技者に与えられる、具体的に計数可能な利益をいい、たとえば、メダルを払い出すスロットマシンのような遊技機(10)においては、その原出されるメダルの枚数がこの利益量に該当する。この利益量は、グループ当選役に属する入賞図柄はもちろん、入賞図柄ごとに設定されている。
「操作順」とは、回転停止手段を操作する順番をいう。たとえば、回転表示手段としての回転リールが左、中及び右の3個設けられる場合には、回転停止手段としてのたとえばストップスイッチがそれぞれに対応して合計3個設けられることとなる。このとき、たとえば、「左→中→右」や、「中→左→右」など、可能な操作順は、合計6通りとなる。
そして、この回転停止手段の操作順を認識する手段(たとえば、各回転停止手段からの操作信号の入力を認識する装置)を設けるとともに、認識された操作順が当選したグループ当選役に係る操作順と一致するかどうかを判断する手段、一致している場合に当該操作順に係る入賞図柄の停止が可能かどうかを判断する手段、及び、停止が可能な場合に当該入賞図柄での停止を回転表示手段に実行させる手段を設けることが望ましい。
また、回転表示手段における図柄の配列次第では、当選したグループ当選役に係る操作順と一致する操作順で回転停止手段を操作した場合には必ず当該操作順に係る入賞図柄での停止を可能とすることもできる。また、そのような図柄の配列にしない場合には、当該操作順で回転停止手段が操作された場合にのみ、当該操作順に係る入賞図柄での停止が可能かどうかを判断するようにすることも可能である。
なお、グループ当選役中の入賞図柄と操作順との対応は、抽選のたびに新たに決定されることとしても、また、常に同一で変化することがないこととしても、いずれでもよい。ここで、グループ当選役中の入賞図柄と操作順との対応は、抽選のたびに新たに決定されることとする場合には、グループ当選役が当選した場合に、各入賞図柄と対応する操作順を抽選により決定する手段を設けることが望ましい。
「操作順指示手段(150)」とは、回転停止手段の操作順を、遊技者に認識可能な手段により指示する手段をいう。たとえば、回転停止手段がいわゆるストップボタンであって、そのストップボタンは内蔵されたランプにより点灯可能に形成されていて、このランプの点灯順によってストップボタンの操作順を遊技者に指示するように遊技機(10)が形成されている場合には、このランプの点灯順を制御する手段及び実際に点灯するランプが、この操作順指示手段(150)として機能することとなる。また、特に別個に設けられた液晶等による表示画面上に、回転停止手段の操作順を文字等により表示(たとえば「左、右、中」というように)するように遊技機(10)が形成されている場合には、この文字等の表示を制御する手段及び実際に表示する表示画面が、この操作順指示手段(150)として機能することとなる。
本発明では、通常遊技中において、前記6通りある操作順のうちから、その1通りが利益量が多い方の入賞図柄に、また、別の1通りが少ない方の当選図柄に対応づけられることとしてあり、操作順指示手段(150)は、この2通りのうちいずれかを指示するこができるようになっている。
また特定導入遊技中において、前記6通りある操作順のうちの例えば「左→中→右」又は「左→右→中」の操作順で停止させたときには、特定遊技へ導入されるように設定されている。そして、残りの4通りの操作順のうちから、その1通りが利益量が多い方の入賞図柄に、また、別の1通りが少ない方の当選図柄に対応づけられることとしてあり、操作順指示手段(150)は、この2通りのうちいずれかを指示することができるようになっている。
(作用)
本発明によれば、遊技者がたとえば、1の操作順で各回転停止手段を操作した場合には利益量の多い方の入賞図柄で入賞し、一方、他の操作順で各回転停止手段を操作した場合には利益量の少ない方の入賞図柄で入賞が生ずるという可能性が生ずる。
また本発明において、当選抽選手段(110)によりグループ当選役が当選した場合には、以下のようにして入賞図柄の表示を制御することができる。
まず、各回転停止手段の操作を認識する手段により、最初に操作された回転停止手段が、当該グループ当選役に属する入賞図柄の操作順の最初のものに該当するかどうかが判断される。そして、該当する場合には、その該当する入賞図柄を優先的に引き込むように、回転表示手段が遊技制御手段により操作されることとなる。一方、該当しない場合には、当該グループ当選役中のいずれかの入賞図柄で停止可能であれば、その入賞図柄を停止させるように回転表示手段が遊技制御手段により操作されることとしてもよいし、また、いかなる入賞図柄をも停止させないように回転表示手段が遊技制御手段により操作されることとしてもよい。
そして、当該グループ当選役に属する入賞図柄の操作順のうちのあるものに従った回転停止手段の操作が行われていく限りは、遊技制御手段は、当該操作順に係る入賞図柄を可能な限り揃えるように回転表示手段の停止制御を実行することが可能となる。
なお、例えば特定の有利な状態(通常遊技に比べて1ゲーム当たりの利益量、たとえば、メダルの払い出し枚数の期待値が結果として高くなっている状態)が発生しているときにグループ当選役で当選した場合には、操作順指示手段(150)は、当該グループ当選役中の利益量の多い方の入賞図柄に係る操作順に従って、操作順の指示を実行するようにすることができる。そして、遊技者が、その操作順に従った操作を実行したと判断された場合には、当該操作順に係る利益量の入賞図柄での入賞が可能となり、又は、図柄の配列次第ではその入賞図柄で必ず入賞とさせることも可能となる。
本発明では、通常遊技中においてグループ当選役で当選した場合であって、操作順指示手段(150)が利益量の少ない方の入賞図柄に係る操作順の指示を実行し、当該指示に従った操作順以外の操作順で遊技者が回転停止手段を操作した場合には、当該操作順が、他方のグループ当選役に係る操作順に該当するかどうかが判断される。その判断が肯定的であるときには、当該操作順に従った利益量の入賞図柄での入賞が可能となり、又は、図柄の配列次第ではその入賞図柄で必ず入賞とさせることも可能となる。また、その判断が否定的であるときには、遊技者は、操作順指示手段(150)の指示通りの操作順に係る利益を喪失することとなる。
すなわち、通常遊技においては、操作順指示手段(150)による指示をあえて無視することで、遊技者は、利益量の多い方の入賞図柄の入賞にかけることが可能となる。たとえば、前記の通り操作順が6通りの場合、1の操作順が利益量の多い入賞図柄に、また、他の1の操作順が利益量の少ない入賞図柄にそれぞれ対応しているときには、操作順指示手段(150)の指示とは異なる操作順での操作により、5分の1の確率で利益量の高い方の入賞図柄を揃えることが可能となっている。
さらに、本発明によれば、特定導入遊技中の通常遊技中にグループ当選役で当選した場合には、操作順指示手段(150)は、当該グループ当選役中の入賞図柄に係る操作順の指示を実行し、遊技者が、その操作順に従った操作を実行したと判断されたときには、当該操作順に係る入賞図柄での入賞が可能となり、又は、図柄の配列次第ではその入賞図柄で必ず入賞とさせることも可能となる。
一方、特定導入遊技中で、グループ当選役で当選して操作順指示手段(150)が利益量の少ない方の操作順の指示を実行した場合、当該指示に従った操作順以外の操作順で遊技者が回転停止手段を操作したときには、その操作順が、特定遊技への導入に係る入賞図柄に対応するものであるときには、次ゲームからは特定遊技が開始されることとなる。また、その操作順が、特定遊技への導入に係る入賞図柄に対応するものでもないときには、その操作順が、他方の利益量の多い方の操作順に係るものに該当するかどうかが判断される。その判断が肯定的であるときには、当該操作順に従った入賞図柄での入賞が可能となり、又は、図柄の配列次第ではその入賞図柄で必ず入賞とさせることも可能となる。また、その判断が否定的であるときには、遊技者は、操作順指示手段(150)の指示通りの操作順に係る利益を喪失し、さらに特定遊技へも導入されないこととなる。
すなわち、特定導入遊技中は、操作順指示手段(150)による指示をあえて無視することで、遊技者は、利益量の多い方の入賞図柄の入賞にかけることが可能となる。たとえば、前記の通り操作順が6通りの場合、そのうちの2の操作順が特定遊技への導入に係る入賞図柄に対応していて、残りの4通りのうち、1の操作順が利益量の多い入賞図柄に、また、他の1の操作順が利益量の少ない入賞図柄にそれぞれ対応しているときには、操作順指示手段(150)の指示とは異なる操作順での操作により、3分の1の確率で利益量の高い方の入賞図柄を揃えることが可能となっている。つまり、特定導入遊技において操作順指示手段(150)による指示をあえて無視した場合には、通常遊技において操作順指示手段(150)による指示をあえて無視することにより利益量の高い方の入賞図柄を揃えることが可能となる確率よりも高い確率で、利益量の高い方の入賞図柄を揃えることが可能となる。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、以下の点を特徴点とする。
すなわち、請求項1記載の発明に係る遊技機用プログラムは、コンピュータを、複数の図柄を連続して回転表示する複数個の回転表示手段と、遊技者の操作により前記回転表示手段の回転表示を開始させるための回転開始手段と、遊技者の操作により前記各回転表示手段の回転表示をそれぞれ停止させるために各回転表示手段に対応した回転停止手段と、前記回転開始手段及び前記回転停止手段の操作により、前記回転表示手段の回転表示及び停止を制御するための遊技制御手段とを備え、前記遊技制御手段は、乱数を用いて当選役の抽選を行うための当選抽選手段(110)を備え、前記当選抽選手段(110)により抽選される当選役として、小役当選役と、小役当選役よりも大きな利益を付与可能な特別当選役と、単一の当選によって複数種類の入賞図柄が当選となり、当該当選した入賞図柄のいずれかによって入賞可能なグループ当選役を含み、遊技として、通常行われる通常遊技と、特別当選役の入賞により開始され、通常遊技よりも当選確率が高く設定された特定遊技と、特別当選役の入賞により開始され、前記特定遊技の導入確率が通常遊技よりも高く設定されているとともに、一定回数の通常遊技の終了又は一定回数の特定遊技の終了によりその遊技期間が終了する特定導入遊技と備える遊技機であって、前記グループ当選役に属する各入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順がそれぞれ対応するように設定されるとともに、前記グループ当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、当該操作順に対応する入賞図柄による入賞の条件となっており、前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順が設定されるとともに、特定遊技を開始させるための特別当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、特定遊技入賞の条件となっており、前記特定導入遊技においては、前記特定導入遊技中の通常遊技におけるグループ役当選に対して、前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対応して設定された操作順以外の操作順の中から、それぞれの入賞図柄に対応する操作順が設定され、前記グループ当選役に属する入賞図柄には、少なくとも異なる利益量が設定されており、前記各回転停止手段の操作順を指示する操作順指示手段(150)を備え、この操作順指示手段(150)は、前記通常遊技又は前記特定導入遊技中の通常遊技において前記グループ役当選が当選したときには、当該グループ当選役のうちいずれかの入賞図柄に係る操作順を指示することができ、前記操作順指示手段(150)が利益量の少ない方の入賞図柄に係る操作順を指示し、当該操作順以外の操作順で前記各回転停止手段が操作された場合において、操作された操作順が、利益量の多い方の入賞図柄に係る操作順に該当する場合には、利益量の多い方の入賞図柄での入賞を可能とした遊技機(10)として機能させることを特徴とする。
ここで、「コンピュータ」とは、仮想的な遊技が実行される遊技装置の形状を取るものや、また、上述したような遊技に必要な装置が接続されたCPU等の制御装置の形状を取るものをも含む。
上記発明によれば、本発明に係る遊技機用プログラムをコンピュータに実行させることで、コンピュータが、請求項1記載の発明に係る遊技機(10)として機能することとなる。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、以下の点を特徴点とする。
すなわち、請求項3記載の発明に係る遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータを、複数の図柄を連続して回転表示する複数個の回転表示手段と、遊技者の操作により前記回転表示手段の回転表示を開始させるための回転開始手段と、遊技者の操作により前記各回転表示手段の回転表示をそれぞれ停止させるために各回転表示手段に対応した回転停止手段と、前記回転開始手段及び前記回転停止手段の操作により、前記回転表示手段の回転表示及び停止を制御するための遊技制御手段とを備え、前記遊技制御手段は、乱数を用いて当選役の抽選を行うための当選抽選手段(110)を備え、前記当選抽選手段(110)により抽選される当選役として、小役当選役と、小役当選役よりも大きな利益を付与可能な特別当選役と、単一の当選によって複数種類の入賞図柄が当選となり、当該当選した入賞図柄のいずれかによって入賞可能なグループ当選役を含み、遊技として、通常行われる通常遊技と、特別当選役の入賞により開始され、通常遊技よりも当選確率が高く設定された特定遊技と、特別当選役の入賞により開始され、前記特定遊技の導入確率が通常遊技よりも高く設定されているとともに、一定回数の通常遊技の終了又は一定回数の特定遊技の終了によりその遊技期間が終了する特定導入遊技と備える遊技機であって、前記グループ当選役に属する各入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順がそれぞれ対応するように設定されるとともに、前記グループ当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、当該操作順に対応する入賞図柄による入賞の条件となっており、前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順が設定されるとともに、特定遊技を開始させるための特別当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、特定遊技入賞の条件となっており、前記特定導入遊技においては、前記特定導入遊技中の通常遊技におけるグループ役当選に対して、前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対応して設定された操作順以外の操作順の中から、それぞれの入賞図柄に対応する操作順が設定され、前記グループ当選役に属する入賞図柄には、少なくとも異なる利益量が設定されており、前記各回転停止手段の操作順を指示する操作順指示手段(150)を備え、この操作順指示手段(150)は、前記通常遊技又は前記特定導入遊技中の通常遊技において前記グループ役当選が当選したときには、当該グループ当選役のうちいずれかの入賞図柄に係る操作順を指示することができ、前記操作順指示手段(150)が利益量の少ない方の入賞図柄に係る操作順を指示し、当該操作順以外の操作順で前記各回転停止手段が操作された場合において、操作された操作順が、利益量の多い方の入賞図柄に係る操作順に該当する場合には、利益量の多い方の入賞図柄での入賞を可能とした遊技機(10)として機能させることを特徴とする。
ここで、「コンピュータ」とは、仮想的な遊技が実行される遊技装置の形状を取るものや、また、上述したような遊技に必要な装置が接続されたCPU等の制御装置の形状を取るものをも含む。
また、「記録媒体」とは、上記コンピュータの形状に応じて実現される。たとえば、コンピュータが、仮想的な遊技が実行される遊技装置の形状を取る場合には、記録媒体は、当該遊技装置に適合した形状の、たとえばディスク状やカセット状の形状として実現されることとなる。また、コンピュータが、CPUの形状を取る場合には、記録媒体は、そのCPUとともに基板に設定されるROMとして実現されることとなる。
上記発明によれば、当該記録媒体に記録された遊技機用プログラムをコンピュータに実行させることで、コンピュータが、請求項1記載の発明に係る遊技機(10)として機能することとなる。
上記構成により、本発明は、以下に記す効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、複数の入賞図柄に対応する当選役で当選可能であるとともに、当該当選役で当選した場合には、図柄の特定の停止順に応じて各入賞図柄で入賞が可能となっている遊技機であって、図柄の停止順を指示する手段を設けるとともに、遊技の状態に応じたそれそれ利益量の異なる入賞図柄に係る停止順を当該手段に指示させることができ、指示に従わない場合でも多くの利益を得ることが可能な遊技機を提供することができる。
さらに、上記に加え、いわゆるBBゲームのような特定導入遊技において、いわゆるRBゲームのような特定遊技への導入に係る図柄を意図的に外すために図柄の停止順を指示させ、かつ遊技者が指示に従わない場合でも、通常遊技において指示に従わなかった場合よりも多くの利益を得ることが可能な遊技機を提供することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、コンピュータを、請求項1記載の遊技機として機能させる遊技機用プログラムを提供することができ、請求項3記載の発明によれば、コンピュータを、請求項1記載の遊技機として機能させる遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
(図面の説明)
図1から図5までは、本発明の1の実施の形態を示すものである。
図1は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技機の外観正面図及び図3から図5までは遊技機の通常遊技の動作の概略のフローチャートをそれぞれ示すものである。
(遊技機10)
図2中、10は、遊技機10を示すものである。
遊技機10は、図2に示すように、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、回転表示手段としての三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
上記回転リール40は、図2の向かって左端側に位置する左側回転リールと、図2の向かって右端側に位置する右側回転リールと、この左側回転リール及び右側回転リールの間に位置する中央回転リールとからなるものである。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技メダルの投入枚数が、1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、2枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
遊技機10の内部には、図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有するものである。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
図1に示すように、回転開始手段としてのスタートスイッチ30及び回転停止手段としてのストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御手段としての遊技制御装置21と、演出表示部67、ランプ68及びスピーカ69等の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、あるいは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。
また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21)
上記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)から(6)までの手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)当選抽選手段110
(4)ストップスイッチ操作位置判定手段120
(5)操作順指示決定手段130
(6)停止制御変更手段140
なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。これらに関しては後述する。
また、遊技制御装置21としては、上記した(1)乃至(6)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22)
上記演出制御装置22は、演出表示部67、ランプ68及びスピーカ69等の表示装置66を制御するためのものである。
上記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、演出表示部67、ランプ68及びスピーカ69等の表示装置66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
そして、この演出制御装置22は、操作順指示手段150として機能するが、これについては後述する。
上記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、上記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段)
上記制御装置20の入力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
なお、入力手段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(出力手段)
上記制御装置20の出力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)表示装置66(演出表示部67、ランプ68及びスピーカ69)
(4)操作順指示装置180
なお、出力手段としては、上記した(1)乃至(4)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
上記投入スイッチ15は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口14から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
上記ベットスイッチ16は、図2に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17)
上記精算スイッチ17は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
上記スタートスイッチ30は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50)
上記ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。なお、この各ストップスイッチ50には、ランプにより構成される操作順指示装置180が内蔵されている。そして、前記操作順指示実行手段152によりこの操作順指示手段180が作動することにより、各ストップスイッチ50が点灯することとなり、これにより、遊技者に各ストップスイッチ50の操作順が指示されることとなっている。
(リールユニット60)
上記リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定あるいは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、いわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、モータによる回転を開始した後、前記スタートインデックスを検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。
(ホッパーユニット65)
上記ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(表示装置66)
上記表示装置66は、遊技者に当選や入賞等を音や光や映像で報知させるためのものである。具体的には、表示装置66は、筐体11の下部に埋め込まれた左右2個のスピーカ69と、表示窓12の上部中央に配置されたドット状の大型パネルLEDからなる演出表示部67と、表示窓12の周囲縁に配置された5個のランプ68とを備えているものである。そして、この表示装置66は、演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカ69から当選音や入賞音を発生させ、ランプ68を点灯又は点滅させることにより、また、演出表示部67に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知させるためのものである。
(通常遊技制御手段70)
上記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞した場合、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選(この小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞した場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選(この特別当選が入賞した場合は特別入賞となる)と、入賞した場合、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(リプレイ、Replay)当選」(この再遊技当選が入賞した場合は再遊技入賞となる)の当選とを備えている。なお、小役当選には、複数種類の小役が成立可能なグループ当選役もある。これに関しては後述する。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選の当選フラグが成立し、この特別当選の当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の当選図柄61(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。そして、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが当選図柄61と一致していない場合、それ以後の遊技に当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作したタイミングで、あらかじめ当選抽選手段による抽選の際に定めておいた停止テーブルに従って回転リール40の停止位置が決定されることとなっている。
(特別遊技制御手段80)
上記特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、例えばBBゲーム中に所定回数範囲内で行われるように設定されているが、特にこれに限定されるものではなく、BBゲーム中で無い場合にも単独でも行われるように設定しても良いものである。また、上記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄61が入賞有効ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(特定導入遊技制御手段91)
上記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段90である。
具体的には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。なお、このBBゲーム中においても、前記と同様のグループ当選役が成立可能となっている。
したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。もちろん、BBゲーム中のRBゲームや、小役遊技の最大回数は、上述したものに限定されるものではなく、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、RBゲームの最大回数が2回)に設定されているものでも良いものである。
(特定遊技制御手段101)
上記特定遊技制御手段101は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、当選するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞となるか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
(当選抽選手段110)
上記当選抽選手段110は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選結果が当選である場合(内部入賞とも言う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
上記当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
(乱数発生手段111)
上記乱数発生手段111は、抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0乃至65535)で発生させるものである。
なお、ここで、「乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生させることができるものや、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものがある。例えば、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることとなる。このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。このように結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「乱数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含めて考えるものである。
(乱数抽出手段112)
上記乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(当選判定テーブル113)
上記当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。この各当選項目の中に、前記のグループ当選役も含まれる。
グループ当選役は、左側の図柄から順に、「プラム、プラム、プラム」となる15枚小役(入賞によりメダルが15枚払い出される小役)と、「リプレイ、プラム、プラム」となる7枚子役(入賞によりメダルが7枚払い出される小役)とのいずれかが成立可能な当選項目である。ここで、前記操作順指示装置180は、各回転リール40に対応しているため、その可能な操作順は、下記の(1)乃至(6)の6通り存在する。
(1)左→中→右
(2)左→右→中
(3)中→左→右
(4)中→右→左
(5)右→左→中
(6)右→中→左
そして、このグループ当選役に属する15枚小役及び7枚小役は、当選抽選手段110による当選の際に、操作順指示決定手段130により、それぞれ上記6通りのうちの1の操作順が割り当てられ、その情報が操作順データ記憶手段131に一時的に記憶される。なお、BBゲーム中においては、上記6通りのうちの(1)及び(2)の操作順は、RBゲームへの移行に係る役の成立に割り当てられている。したがって、BBゲーム中にこのグループ当選役が当選した場合には、上記6通りのうちの(3)乃至(6)の操作順からそれぞれ1の操作順が割り当てられることとなっている。
(判定手段114)
上記判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の当選率データを基に乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(操作順指示決定手段130)
操作順指示決定手段は、前記グループ当選役における15枚小役及び7枚小役に対応する操作順を割り当てるとともに、実際にどちらの操作順で遊技者に操作順指示装置180を通じた指示を行うかを決定するものである。
上記操作順指示決定手段130は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)操作順データ記憶手段131
(2)操作順決定手段132
(3)操作順データ出力手段133
なお、操作順指示決定手段130としては、上記した(1)乃至(3)に限定されるものではない。
上記操作順データ記憶手段131は、前記の通り、当選抽選手段110による当選の際に、操作順指示決定手段130により、それぞれ前記6通りの操作順(BBゲームの場合は4通り)のうちから割り当てられた操作順を一時的に記憶する。
上記操作順決定手段132は、遊技状態に応じて、15枚小役及び7枚小役のうちのどちらに対応する操作順で遊技者に指示がなされるかを決定する。ここで、「遊技状態」とは、たとえば、通常遊技において高確率テーブル及び低確率テーブルのどちらで当選判定がなされているかがこの遊技状態に該当する。また、BBゲームのうちで、遊技者により多くのメダルの払い出しがなされるような設定となっているいわゆるスーパーBBゲームが実行されているか、又はそうでないBBゲームであるいわゆるノーマルBBゲームが実行されているかも、この遊技状態に該当する。なお、この操作順決定手段132により操作順が決定される際に、各回転リール40の停止制御に係る停止テーブルも同時に取得されることとなっている。
上記操作順データ出力手段133は、上記操作順決定手段132により決定された操作順に係るデータを、後述の演出順指示手段150へ出力するものである。
(操作順指示手段150)
操作順指示手段150は、具体的に操作順指示装置180を通じて遊技者に操作順指示決定手段130により決定された操作順を指示するものであり、操作順データ入力手段151及び操作順指示実行手段152を含む。
上記操作順データ入力手段151は、前記操作順指示決定手段130の操作順データ出力手段133から出力された操作順データが入力される部分である。
上記操作順指示実行手段152は、上記操作順データ入力手段151から入力された操作順データに基づき、操作順指示装置180を作動させ、結果としてストップスイッチ50を点灯させてその操作順を遊技者に指示するものである。
(ストップスイッチ操作位置判定手段120)
ストップスイッチ操作位置判定手段120は、上記操作順指示装置180が指示するストップスイッチ50と、実際に遊技者が操作したストップスイッチ50とが一致しているかどうかを判定するものである。なお、一致している場合には、既に取得されている停止テーブルがそのまま使用される。
(停止制御変更手段140)
停止制御変更手段140は、上記操作順指示装置180が指示するストップスイッチ50と、実際に遊技者が操作したストップスイッチ50とが一致していない場合に、停止テーブルを変更する手段をいう。
(遊技機10の動作)
次に、上記構成を備えた遊技機の通常遊技の動作の概略について、図3乃至図6に示したフローを用いて説明する。
先ず、図3に示すステップ100において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、当選抽選手段110により図4に示す抽選処理が行われる。この処理については、後述する。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、操作順決定手段132によって操作順が決定されているか否かが判定される。決定されている場合、すなわち、後述のステップ204にてグループ当選役が決定されていて、かつ、ステップ206でそのうちのいずれかの操作順が操作順決定手段132により決定されている場合には、ステップ104に進む。一方、それ以外の当選結果の場合は、ステップ105へ進む。
ステップ104において、操作順指示手段150により図5に示す操作順指示処理が実行される。この処理については、後述する。
ステップ105において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106においては、後述のステップ207で決定された停止テーブルに基づく回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ108に進む。一方、いまだ三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ105へ戻る。
ステップ108において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ109に進む。一方、入賞していないと判定された場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終了する。
ステップ109において、当選図柄に相当するメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
上述したステップ101の抽選処理について、図4のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、操作順指示決定手段130により、グループ当選役で当選したかどうかが判断される。グループ当選役で当選した場合にはステップ205へ進む。一方、グループ当選役で当選していない場合にはステップ207へ進む。
ステップ205において、操作順決定手段132により、前記6通りの操作順のうち、1の操作順が15枚小役に、また、他の1の操作順が7枚小役に、それぞれ抽選により割り当てられる。ただし、BBゲームの場合は、「左→中→右」及び「左→右→中」の2通りを除いた4通りの操作順のうち、1の操作順が15枚小役に、また、他の1の操作順が7枚小役に、それぞれ抽選により割り当てられる。この操作順に関するデータは、操作順データ記憶手段131に記憶される。そして、ステップ206へ進む。
ステップ206において、いずれの操作順で操作順指示装置180による指示が行われるかが操作順決定手段132により決定される。たとえば、前記のスーパーBBゲームの場合は、15枚小役に係る操作順が決定され、また、前記のノーマルBBゲームの場合は、7枚小役に係る操作順が決定される。そして、ステップ207へ進む。
ステップ207において、当該抽選結果に対応する停止テーブルが設定される。そして、抽選処理が終了し、前記ステップ101へ戻る。
上述したステップ104の操作順指示処理について、図5を用いて説明する。
ステップ300において、操作順データ出力手段133により、前記ステップ206で決定された方の操作順データが、操作順データ入力手段151へ出力される。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、操作順データ入力手段151への操作順データの入力に伴い、操作順指示実行手段152が、操作順指示装置180に当該操作順で作動させる。遊技者には、この操作順が、ストップスイッチ50の点灯順として認識される。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、ストップスイッチ操作位置判定手段120により、実際のストップスイッチ50の操作が、上記操作順に行われたかどうかが判定される。上記操作順に行われた場合には、ステップ308へ、また、上記操作順に行われていない場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、当該ストップスイッチ50の操作が、最初のものかどうかが判定される。最初の場合はステップ305へ、また、2番目以降の場合は次のステップ304に進む。
ステップ304において、これまでにステップ207で決定された停止テーブルが変更されているかどうかが判定される。変更されている場合(すなわち、決定された操作順以外の操作順でストップスイッチ50の操作がなされている場合)には、次のステップ305に進み、一方、いまだ変更されていない場合(すなわち、前回までは指示通りに操作されていたものの、今回は指示とは違った場合)には、ステップ307へ進む。
ステップ305において、指示刺された操作順とは異なるものの、操作順データ記憶手段131に記憶されているもう一方の操作順に従ってストップスイッチ50の操作がなされたかどうかが判断される。この判断が肯定的な場合、次のステップ306に進む。また、この判断が否定的な場合(すなわち、第1番目の操作でいずれの操作順にも従ってない場合、又は、前回の操作まではもう一方の操作順に従ったものの今回の操作でそのもう一方の操作順に従ってない場合)、ステップ307へ進む。
ステップ306において、それまでの停止テーブルが破棄されるとともに、当該指示とは別の、操作順データ記憶手段131に基づく停止テーブルが、停止制御変更手段140により決定される。そして、ステップ308へ進む。
ステップ307において、それまでの停止テーブルが破棄されるとともに、いずれの小役にも該当しないハズレの停止テーブルが、停止制御変更手段140により決定される。なお、このステップに至った場合は、既にハズレが確定しているため、この後操作すべきストップボタン50が残っていても、停止テーブルの変更は実行されない。そして、ステップ308へ進む。
ステップ308において、この時点で有効な停止テーブルに基づく停止処理が実行される。そして、ステップ309へ進む。
ステップ309において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作がいまだ行われていないと判定された場合、ステップ302へ戻る。
一方、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、本処理を終了してステップ104へ戻る。なお、このステップに至った場合、指示された操作順に従ったストップスイッチ50の操作が行われた場合は、当該操作順に係る払い出し枚数が、後のステップ109で払い出されることとなる。また、指示された操作順ではないもののもう一方の、操作順データ記憶手段に記憶された操作順に従ったストップスイッチ50の操作が行われた場合は、当該操作順に係る払い出し枚数が、後のステップ109で払い出されることとなる。たとえば、指示された操作順が7枚小役であっても、実際の操作が15枚小役の操作順に従っている場合には、15枚が払い出される。さらに、いずれの操作順にも従っていない場合には、ハズレとなり、当然メダルの払い出しはない。
たとえば、通常遊技において、操作順指示装置180により指示された操作順が7枚小役に係るものである場合、その操作順に従わないときには、5分の1の確率で、15枚小役の成立が期待されることとなる。
また、BBゲームにおいて、操作順指示装置180により指示された操作順が7枚小役に係るものである場合、その操作順に従わないときには(ただし、「左→中→右」及び「左→右→中」の2通りを除く。ちなみに、これらの操作順に従った場合は、RBゲームへ導入される。)、3分の1の確率で、15枚小役の成立が期待されることとなる。
つまり、特定導入遊技中では、RBゲームへ導入される操作順に従わず、かつ指示された操作順に従わないと、通常遊技中よりも高い3分の1の確率で15枚小役の成立が期待されることとなり、遊技性が高まるものである。
本発明の1の実施の形態における遊技機の入力、制御及び出力をブロック図で示したものである。 本発明の1の実施の形態における遊技機の外観を正面図で示したものである。 本発明の1の実施の形態における遊技機の通常遊技の動作の一部の概略をフローチャートで示すものである。 本発明の1の実施の形態における遊技機の通常遊技の動作の一部の概略をフローチャートで示すものである。 本発明の1の実施の形態における遊技機の通常遊技の動作の一部の概略をフローチャートで示すものである。
符号の説明
10 遊技機
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
14 メダル投入口
15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
20 制御装置
21 遊技制御装置
22 演出制御装置
30 スタートスイッチ
50 ストップスイッチ
40 回転リール
60 リールユニット
61 図柄
65 ホッパーユニット
66 表示装置
67 演出表示部
68 ランプ
69 スピーカ
70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段
90 BBゲーム制御手段
91 特定導入遊技制御手段
100 RBゲーム制御手段
101 特定遊技制御手段
110 当選抽選手段
111 乱数発生手段
112 乱数抽出手段
113 当選判定テーブル
114 判定手段
120 ストップスイッチ操作位置判定手段
130 操作順指示決定手段
131 操作順データ記憶手段
132 操作順決定手段
133 操作順データ出力手段
140 停止制御変更手段
150 操作順指示手段
151 操作順データ入力手段
152 操作順指示実行手段152
180 操作順指示装置

Claims (3)

  1. 複数の図柄を連続して回転表示する複数個の回転表示手段と、
    遊技者の操作により前記回転表示手段の回転表示を開始させるための回転開始手段と、
    遊技者の操作により前記各回転表示手段の回転表示をそれぞれ停止させるために各回転表示手段に対応した回転停止手段と、
    前記回転開始手段及び前記回転停止手段の操作により、前記回転表示手段の回転表示及び停止を制御するための遊技制御手段とを備え、
    前記遊技制御手段は、乱数を用いて当選役の抽選を行うための当選抽選手段を備え、
    前記当選抽選手段により抽選される当選役として、小役当選役と、小役当選役よりも大きな利益を付与可能な特別当選役と、単一の当選によって複数種類の入賞図柄が当選となり、当該当選した入賞図柄のいずれかによって入賞可能なグループ当選役を含み、
    遊技として、通常行われる通常遊技と、特別当選役の入賞により開始され、通常遊技よりも当選確率が高く設定された特定遊技と、特別当選役の入賞により開始され、前記特定遊技の導入確率が通常遊技よりも高く設定されているとともに、一定回数の通常遊技の終了又は一定回数の特定遊技の終了によりその遊技期間が終了する特定導入遊技と備える遊技機であって、
    前記グループ当選役に属する各入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順がそれぞれ対応するように設定されるとともに、前記グループ当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、当該操作順に対応する入賞図柄による入賞の条件となっており、
    前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順が設定されるとともに、特定遊技を開始させるための特別当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、特定遊技入賞の条件となっており、
    前記特定導入遊技においては、特定導入遊技中の通常遊技におけるグループ役当選に対して、前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対応して設定された操作順以外の操作順の中から、それぞれの入賞図柄に対応する操作順が設定され、
    前記グループ当選役に属する入賞図柄には、少なくとも異なる利益量が設定されており、
    前記各回転停止手段の操作順を指示する操作順指示手段を備え、
    この操作順指示手段は、前記通常遊技又は前記特定導入遊技中の通常遊技において前記グループ役当選が当選したときには、当該グループ当選役のうちいずれかの入賞図柄に係る操作順を指示することができ、
    前記操作順指示手段が利益量の少ない方の入賞図柄に係る操作順を指示し、当該操作順以外の操作順で前記各回転停止手段が操作された場合において、操作された操作順が、利益量の多い方の入賞図柄に係る操作順に該当する場合には、利益量の多い方の入賞図柄での入賞を可能としたことを特徴とする遊技機。
  2. コンピュータを、
    複数の図柄を連続して回転表示する複数個の回転表示手段と、
    遊技者の操作により前記回転表示手段の回転表示を開始させるための回転開始手段と、
    遊技者の操作により前記各回転表示手段の回転表示をそれぞれ停止させるために各回転表示手段に対応した回転停止手段と、
    前記回転開始手段及び前記回転停止手段の操作により、前記回転表示手段の回転表示及び停止を制御するための遊技制御手段とを備え、
    前記遊技制御手段は、乱数を用いて当選役の抽選を行うための当選抽選手段を備え、
    前記当選抽選手段により抽選される当選役として、小役当選役と、小役当選役よりも大きな利益を付与可能な特別当選役と、単一の当選によって複数種類の入賞図柄が当選となり、当該当選した入賞図柄のいずれかによって入賞可能なグループ当選役を含み、
    遊技として、通常行われる通常遊技と、特別当選役の入賞により開始され、通常遊技よりも当選確率が高く設定された特定遊技と、
    特別当選役の入賞により開始され、前記特定遊技の導入確率が通常遊技よりも高く設定されているとともに、一定回数の通常遊技の終了又は一定回数の特定遊技の終了によりその遊技期間が終了する特定導入遊技と備える遊技機であって、
    前記グループ当選役に属する各入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順がそれぞれ対応するように設定されるとともに、前記グループ当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、当該操作順に対応する入賞図柄による入賞の条件となっており、
    前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順が設定されるとともに、特定遊技を開始させるための特別当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、特定遊技入賞の条件となっており、
    前記特定導入遊技においては、特定導入遊技中の通常遊技におけるグループ役当選に対して、前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対応して設定された操作順以外の操作順の中から、それぞれの入賞図柄に対応する操作順が設定され、
    前記グループ当選役に属する入賞図柄には、少なくとも異なる利益量が設定されており、
    前記各回転停止手段の操作順を指示する操作順指示手段を備え、
    この操作順指示手段は、前記通常遊技又は前記特定導入遊技中の通常遊技において前記グループ役当選が当選したときには、当該グループ当選役のうちいずれかの入賞図柄に係る操作順を指示することができ、
    前記操作順指示手段が利益量の少ない方の入賞図柄に係る操作順を指示し、当該操作順以外の操作順で前記各回転停止手段が操作された場合において、操作された操作順が、利益量の多い方の入賞図柄に係る操作順に該当する場合には、利益量の多い方の入賞図柄での入賞を可能としたことを特徴とする遊技機、として機能させるための遊技機用プログラム。
  3. 複数の図柄を連続して回転表示する複数個の回転表示手段と、
    遊技者の操作により前記回転表示手段の回転表示を開始させるための回転開始手段と、
    遊技者の操作により前記各回転表示手段の回転表示をそれぞれ停止させるために各回転表示手段に対応した回転停止手段と、
    前記回転開始手段及び前記回転停止手段の操作により、前記回転表示手段の回転表示及び停止を制御するための遊技制御手段とを備え、
    前記遊技制御手段は、乱数を用いて当選役の抽選を行うための当選抽選手段を備え、
    前記当選抽選手段により抽選される当選役として、小役当選役と、小役当選役よりも大きな利益を付与可能な特別当選役と、単一の当選によって複数種類の入賞図柄が当選となり、当該当選した入賞図柄のいずれかによって入賞可能なグループ当選役を含み、
    遊技として、通常行われる通常遊技と、特別当選役の入賞により開始され、通常遊技よりも当選確率が高く設定された特定遊技と、
    特別当選役の入賞により開始され、前記特定遊技の導入確率が通常遊技よりも高く設定されているとともに、一定回数の通常遊技の終了又は一定回数の特定遊技の終了によりその遊技期間が終了する特定導入遊技と備える遊技機であって、
    前記グループ当選役に属する各入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順がそれぞれ対応するように設定されるとともに、前記グループ当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、当該操作順に対応する入賞図柄による入賞の条件となっており、
    前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対して、前記複数個の回転停止手段が操作される際の操作順の中から特定の操作順が設定されるとともに、特定遊技を開始させるための特別当選役が当選した場合には、前記特定の操作順で各回転停止手段を操作することが、特定遊技入賞の条件となっており、
    前記特定導入遊技においては、特定導入遊技中の通常遊技におけるグループ役当選に対して、前記特定遊技を開始させるための特別当選役に係る入賞図柄に対応して設定された操作順以外の操作順の中から、それぞれの入賞図柄に対応する操作順が設定され、
    前記グループ当選役に属する入賞図柄には、少なくとも異なる利益量が設定されており、
    前記各回転停止手段の操作順を指示する操作順指示手段を備え、
    この操作順指示手段は、前記通常遊技又は前記特定導入遊技中の通常遊技において前記グループ役当選が当選したときには、当該グループ当選役のうちいずれかの入賞図柄に係る操作順を指示することができ、
    前記操作順指示手段が利益量の少ない方の入賞図柄に係る操作順を指示し、当該操作順以外の操作順で前記各回転停止手段が操作された場合において、操作された操作順が、利益量の多い方の入賞図柄に係る操作順に該当する場合には、利益量の多い方の入賞図柄での入賞を可能としたことを特徴とする遊技機、として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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