JP3758787B2 - 内視鏡の流体管路切換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の流体管路の連通状態を切り換え操作するための内視鏡の流体管路切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡には、送気送水管路や吸引管路などのような流体管路が設けられているものが少なくない。そして内視鏡の操作部には、流体管路の連通状態を切り換え操作するための切換操作弁が設けられている。
【0003】
そのような切換操作弁は一般に、流体管路が接続されたシリンダ体内に、軸線方向に進退自在にピストン体が嵌挿された構造になっている。そして、指先による操作でピストン体を複数の所定位置で停止させることによって、流体管路の接続状態を切り換えるようになっている。
【0004】
また、そのような切換操作弁では、シリンダ体の内周面とピストン体の外周面との間の隙間からの流体のリークを防止する必要があるので、弾力性のあるOリングなどのようなシール部材が、ピストン体の外周部に取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、そのようなシール部材は、シール機能を発揮するために潰された状態で使用されるので、シリンダ体内でピストン体を摺動操作するのに対する抵抗として作用する。そのため、流体管路の切り換え操作力量が重くなって、内視鏡操作を行う術者が疲れる原因の一つとなっている。
【0006】
そこで本発明は、流体管路の切り換え操作力量を軽減して、内視鏡を操作する術者の疲労を軽減することができる内視鏡の流体管路切換装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の流体管路切換装置は、内視鏡の流体管路に接続されて上記流体管路の連通状態を切り換え操作するための内視鏡の流体管路切換装置であって、上記流体管路が接続されたシリンダ体と、上記シリンダ体内に軸線方向に進退自在に嵌挿されて複数の所定位置で停止させることによって上記流体管路の接続状態を切り換えるピストン体と、弾力性のある環状部材からなり上記シリンダ体の内面に密接することによって流体のリークを阻止するように上記ピストン体の外周部に設けられたシール部材とを有する内視鏡の流体管路切換装置において、上記ピストン体が上記複数の所定位置の間を移動する際に上記シール部材が通過する部分の上記シリンダ体の内径を、上記ピストン体が上記所定位置にあるときに上記シール部材が密接する部分の上記シリンダ体の内径よりも大きな径に形成したことを特徴とする。
【0008】
なお、上記シリンダ体の内径が大きく形成された部分においては、上記シール部材が上記シリンダ体の内周面に触れないようにしてもよく、上記ピストン体が上記所定位置にあるときに比べて上記シール部材の潰れ量が小さくなるようにしてもよい。
【0009】
上記ピストン体によって切り換えられる流体管路は、送気送水管路であってもよく、吸引管路であってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は内視鏡を示しており、1は挿入部、2は、挿入部1の基端に連結された操作部である。
【0011】
挿入部1内に全長にわたって挿通されたチャンネルチューブ3の先端は、挿入部1の先端面に開口しており、そこが送気送水吸引口4になっている。チャンネルチューブ3の基端は、操作部2に配置された送気送水切換操作弁20と吸引操作弁40とに連通接続されている。
【0012】
21と22は、送気送水切換操作弁20のシリンダ体と操作ボタンである。また、外部に突出して設けられた41と42は、吸引操作弁40のシリンダ体と操作ボタンである。
【0013】
送気送水切換操作弁20のシリンダ体21には、空気を供給するための給気チューブ6と、水を供給するための給水チューブ7とが接続されている。また、吸引操作弁40のシリンダ体41には、外部に配置された吸引装置と連通する吸引チューブ8が接続されている。9は、両シリンダ体21,41の側部どうしを接続するように配置された接続管である。
【0014】
図1は、送気送水切換操作弁20と吸引操作弁40の部分を拡大して示している。ただし、吸引操作弁40側はシリンダ体41内に配置された機構が取り外された状態で示されている。
【0015】
送気送水切換操作弁20と吸引操作弁40のシリンダ体21,41は、各々固定ナット23,43によって操作部2に固定されており、操作部2の外表面に開口するように配置されている。24と44は、シール用のOリングである。
【0016】
給気チューブ6と給水チューブ7とは、間隔をあけて各々送気送水切換操作弁20のシリンダ体21の側面に接続されている。吸引チューブ8は、吸引操作弁40のシリンダ体41の側面に接続されている。
【0017】
また、両シリンダ体21,41の各々の底部は、連通管10,11によって連通しており、その連通管10の一端にチャンネルチューブ3の基端が連通接続されている。
【0018】
送気送水切換操作弁20のシリンダ体21内には、ピストン体26が軸線方向に摺動自在に嵌挿されている。ピストン体26の外端は、シリンダ体21の開口から外部に突出していて、そこに操作ボタン22が取り付けられている。
【0019】
34は、ピストン体26がシリンダ体21から抜け出すのを防止するためのストッパであり、一体成形されたプラスチックカバー35によって、固定ナット23に着脱自在に係止されている。
【0020】
操作ボタン22とストッパ34との間には圧縮コイルスプリング36が介装されていて、それによって、ピストン体26がシリンダ体21から突出する方向に付勢されている。
【0021】
なお、図1において、送気送水切換操作弁20の右側半部は、ピストン体26がストッパ34にぶつかるまで圧縮コイルスプリング36によって外方にいっぱいに押し出された第1の所定位置にある状態を示し、左側半部は、ピストン体26がシリンダ体21内にいっぱいに押し込まれた第2の所定位置にある状態を示している。
【0022】
ピストン体26の軸線位置に穿設された通気孔31は、操作ボタン22の突端の中心に形成されたリーク孔32において外部に開口している。通気孔31には、右側半部に示される待機状態において接続管9に連通する連通孔27と、給気チューブ6に連通する連通孔25とが穿設されている。
【0023】
なお、接続管9に通じる連通孔27の部分に形成された凹部内には、弾力性のあるゴム材からなる逆止弁28が配置されていて、接続管9側からピストン体26内への流体の流れを阻止している。
【0024】
ピストン体26の底部側には、軸線位置に通水孔33が穿設されていて、ピストン体26の底面に開口している。そして、左側半部に示されるように、ピストン体26がシリンダ体21内にいっぱいに押し込まれた状態のときに給水チューブ7と連通する連通孔29が穿設されている。
【0025】
このように構成された送気送水切換操作弁20は、何も操作しない待機状態においては、給気チューブ6から送り込まれる空気が、通気孔31を通り、リーク孔32から大気に放出される。
【0026】
そして、指先でリーク孔32を塞ぐと、給気チューブ6から通気孔31内に送り込まれた空気が、接続管9を通って、吸引操作弁40のシリンダ体41内を経てチャンネルチューブ3に送り出され、送気送水吸引口4から送気が行われる。
【0027】
そして、左側半部に示されるように、リーク孔32を指先で塞いだ状態で、操作ボタン22をいっぱいに押し込むと、給水チューブ7から送り込まれる水が、通水孔33を通ってチャンネルチューブ3に送り出され、送気送水吸引口4から送水が行われる。
【0028】
しかし、このようにシリンダ体21内でピストン体26を摺動させて流体管路の切り換え操作を行う機構においては、シリンダ体21の内周面とピストン体26の外周面との間の隙間からの流体のリークを阻止する必要がある。
【0029】
そこで、図1に示されるように、ピストン体26の外周部には連通孔25,27,29などを挟んでその両側に円周溝が形成されていて、その円周溝の中にシール用のOリング30が装着されている。
【0030】
各Oリング30は、ゴムなどのように弾力性のある材料によって形成されていて、ピストン体26が外方向にいっぱいに押し出された第1の所定位置にあるときと、シリンダ体21内にいっぱいに押し込まれた第2の所定位置にあるときに、シリンダ体21の内周面に密接して潰された状態になる。
【0031】
その結果、ピストン体26が第1と第2の所定位置にあるときは、シリンダ体21の内周面とピストン体26の外周面との間の隙間からの流体のリークが完全に阻止される。
【0032】
ただし、シリンダ体21は、ピストン体26が第1と第2の所定位置の間を移動する際にOリング30が通過する部分38の内径が、ピストン体26が第1又は第2の所定位置にあるときにOリング30が密接する部分の内径よりも大きく形成されている。
【0033】
その結果、Oリング30が大径部38を通過する際には、シリンダ体21の内周面にOリング30が全く触れないので、ピストン体26の移動に対する抵抗とならない。
【0034】
ただし、Oリング30が大径部38の内周面に触れるようにしても差し支えなく、その部分においては、Oリング30の潰れ量が小さくなるので、シリンダ体21に対するOリング30の密着力が小さくなって、ピストン体26の移動に対する抵抗が小さくなる。
【0035】
したがって、図1の右側半部と左側半部に示されるように、ピストン体26が第1及び第2の所定位置にあるときには、各Oリング30によって、シリンダ体21とピストン体26との間のシールが完全に行われて流体のリークが防止され、ピストン体26が第1と第2の所定位置の間を移動する際には、Oリング30の潰れ量が小さくなるので、操作ボタン22の押し込み操作を軽い力で楽に行うことができる。
【0036】
なお、上記実施の形態においては、本発明を送気送水切換操作弁20に採用した例を示したが、本発明を吸引操作弁40等に適用してもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、ピストン体が所定位置の間を移動する際にシール部材が通過する部分のシリンダ体の内径を、ピストン体が所定位置にあるときにシール部材が密接する部分のシリンダ体の内径よりも大きな径に形成したことにより、ピストン体を移動させる操作時のシール材の潰れ量が小さくなるので、流体管路の切り換え操作力量を軽減して、内視鏡を操作する術者の疲労を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の流体管路切換装置の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡の全体概略図である。
【符号の説明】
21 シリンダ体
26 ピストン体
30 Oリング
38 大径部

Claims (4)

  1. 内視鏡の流体管路に接続されて上記流体管路の連通状態を切り換え操作するための内視鏡の流体管路切換装置であって、上記流体管路が接続されたシリンダ体と、上記シリンダ体内に軸線方向に進退自在に嵌挿されて複数の所定位置で停止させることによって上記流体管路の接続状態を切り換えるピストン体と、弾力性のある環状部材からなり上記シリンダ体の内面に密接することによって流体のリークを阻止するように上記ピストン体の外周部に設けられたシール部材とを有する内視鏡の流体管路切換装置において、
    上記ピストン体が上記複数の所定位置の間を移動する際に上記シール部材が通過する部分の上記シリンダ体の内径を、上記ピストン体が上記所定位置にあるときに上記シール部材が密接する部分の上記シリンダ体の内径よりも大きな径に形成し、上記シリンダ体の内径が大きく形成された部分においては、上記ピストン体が上記所定位置にあるときに比べて上記シール部材の潰れ量が小さくなるようにしたことを特徴とする内視鏡の流体管路切換装置。
  2. 上記シリンダ体の内径が大きく形成された部分においては、上記シール部材が上記シリンダ体の内周面に触れない請求項1記載の内視鏡の流体管路切換装置。
  3. 上記ピストン体によって切り換えられる流体管路が、送気送水管路である請求項1又は2記載の内視鏡の流体管路切換装置。
  4. 上記ピストン体によって切り換えられる流体管路が、吸引管路である請求項1又は2記載の内視鏡の流体管路切換装置。
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