JP3758367B2 - Air belt device and tongue - Google Patents

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JP3758367B2 JP14301098A JP14301098A JP3758367B2 JP 3758367 B2 JP3758367 B2 JP 3758367B2 JP 14301098 A JP14301098 A JP 14301098A JP 14301098 A JP14301098 A JP 14301098A JP 3758367 B2 JP3758367 B2 JP 3758367B2
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    • B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
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    • B60R21/18—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags the inflatable member formed as a belt or harness or combined with a belt or harness arrangement
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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等の移動体の乗員を車両衝突時等に保護するための装置に関するものであり、特にガス発生装置からのガスによってエアベルトを膨張させるようにしたエアベルト装置に関する。また、本発明はこのエアベルト装置のタングに関する。
【０００２】
【従来の技術】
このタイプのエアベルト装置は、例えば特開平５−８５３０１号公報等にみられる通り公知となっている。図１１（ａ）は同号公報のエアベルト装置の全体斜視図、同（ｂ）は同（ａ）のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【０００３】
このエアベルト装置１は、乗員の右側から左側へ斜めに延設されるショルダーベルト２と、乗員の右側から左側へ延設されるラップベルト３と、車体床部等に配設されたバックル装置４と、ベルト装着時にバックル装置４に挿入係止されるタング５と、ショルダーベルト２を案内するショルダーアンカとを備えている。
【０００４】
ショルダーベルト２は、従来の一般的なシートベルトと同様のウェビング２ａと、このウェビング２ａの一端に連結されたエアベルト２ｂとから構成されている。ウェビング２ａはショルダーアンカ６に摺動自在に案内掛通されている。ウェビング２ａの他端は、車体に固定された緊急時ロック機構付きシートベルトリトラクタ（ＥＬＲ）７に連結されている。このシートベルトリトラクタ７にウェビング２ａは巻き取り可能とされている。
【０００５】
エアベルト２ｂは乗員が当接する部分に位置するようになっており、ウェビング２ａとの連結端部と反対側の端部がタング５に連結されている。
【０００６】
ラップベルト３は、一般的なシートベルトと同様のウェビングにより形成され、その一端がタング５に連結されているとともに、他端が車体に固定されたシートベルトリトラクタ（ＥＬＲ）８に連結されている。更にバックル装置４には、車両衝突時等の緊急必要時に作動して高圧のガスを発生するガス発生装置９が連結されている。
【０００７】
タング５及びバックル装置４には、ガス発生装置９からのガスをエアベルト２ｂに導くための通路が設けられている。
【０００８】
ショルダーベルト２のエアベルト２ｂは、図１１（ｂ）に実線で示すように袋状のベルト本体２ｃを折り畳んで例えば織布２ｄにより覆うと共にこの織布２ｄの両端を縫製２ｅすることにより、通常時には帯状とされている。この織布２ｄは、ガス発生装置９の作動時には縫製部２ｅがショルダーベルト２の膨張力で簡単に外れ、エアベルト２ｂは二点鎖線で示すように膨張展開する。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
エアベルト２ｂとタング５との接続部付近は、後述の図７に示すようにタングに近づくほど厚さ方向に拡がったテントの如き形状となっている。このようなテント状部分は内部が空の所謂ぶかぶかした構造となっているため、触ったときの感触が悪い。
【００１０】
本発明は、タングの直近部分においてもエアベルトが平たい帯状となっているエアベルト装置と、そのためのタングを提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明のタングは、エアベルトの一端が後部に接続されるエアベルト装置用タングにおいて、該エアベルトの該一端を該タングの後端面に沿わせるエアベルト保形部材が設けられており、前記タングはその外周を覆うタングカバーを備えてなり、前記エアベルト保形部材は該タングカバーと一体の内向きのフランジとして設けられていることを特徴とするものである。
【００１２】
かかるタングを用いた本発明のエアベルト装置にあっては、エアベルトが該エアベルト保形部材によってタング後端面に沿うようになるため、タング直近部分においてもエアベルトが平たい帯状となる。
【００１４】
エアベルト保形部材は、とくにタングカバーに対し略垂直なフランジ状であることが好ましい。
【００１５】
本発明では、このエアベルト保形部材にテアラインを設け、エアベルトが膨張するときにこのエアベルト保形部材をテアラインに沿って開裂させ、複数のフラップが生じるよう構成するのが好ましい。
【００１６】
本発明では、このエアベルト保形部材の開裂によって生じたフラップを外方に開き出し易いものとするために、内向きフランジ状のエアベルト保形部材とタングカバーとの交叉部に溝を設けるのが好ましい。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【００１８】
図１（ａ）は第１の実施の形態に係るタングの斜視図、図１（ｂ）はこのタングに接続されたエアベルトの膨張時の斜視図、図２（ａ）は図１（ａ）のIIa−IIa線に沿う断面図、図２（ｂ）は図１（ａ）のIIb−IIb線に沿う断面図、図３（ａ）は図１（ｂ）のIIIa−IIIa線に沿う断面図、図３（ｂ）は図１（ｂ）のIIIb−IIIb線に沿う断面図、図４はタングカバーの斜視図である。図５，６はテアラインの数を図４とは異ならせたタングカバーの斜視図である。図７は本発明の効果を示すためにタングカバーにフランジを設けないタングと、それに接続されたエアベルトとを示す斜視図である。図８（ａ）は本発明の実施の形態に係るエアベルト装置のタングとバックルを示す正面図、図８（ｂ）は同（ａ）のバックルの斜視図である。図９はこの実施の形態のバックルとタングとの係合時の構成図であり、アウターシェルを取り除いた状態を示している。図１０はタングとバックルの結合部の拡大断面図である。
【００１９】
このエアベルト装置は、エアベルト１４が後端側に接続されたタング１０と、該タング１０が装着されるバックル１２と、該バックル１２に対しガスを供給するためのガス発生装置（インフレータ）１６等を備えている。タング１０は、ガス通路（ダクト）２０及びベントホール２１を有したタングベース１８と、タングベース１８に対し連結ピン２２によって連結されたタングプレート２４と、ラップベルトアンカー２５（図２，３）等を備えて構成されている。
【００２０】
タングベース１８にはタングプレート２４の差込孔２３が設けられており、タングプレート２４は該差込孔２３に挿通され、ピン２２がタングプレート２４及びタングベース１８にそれぞれ設けられたピン差込孔に差し込まれ、これによってタングプレート２４がタングベース１８に固定されている。
【００２１】
ラップベルトアンカー２５は、このタングプレート２４に対しピン２６によって取り付けられている。
【００２２】
ラップベルトアンカー２５にはラップベルトの先端が連結されている。このラップベルトの後端側は、前記図１１と同様にラップベルト用のシートベルトリトラクタに巻き取り可能とされている。
【００２３】
エアベルト１４は、この実施の形態にあってはショルダーベルトの一部を構成しており、該エアベルト１４の後端側はショルダーベルトを構成するウェビングの先端に連結され、このウェビングの後端はショルダーベルト用シートベルトリトラクタに巻き取り可能とされている。
【００２４】
次に、このエアベルト１４とタング１０との連結部の構成について詳細に説明する。
【００２５】
前記タングベース１８は偏平筒状であり、後部にエアベルト１４が外嵌されている。このエアベルト１４の先端は、掛止リング３１にて折り返され、楔リング３２とタングベース１８との間に挟持されている。
【００２６】
楔リング３２の内周面とそれに対向するタングベース１８の外周面とはテーパ面となっている。エアベルト１４に抜出方向（図２，３の上方面に向う力）が加えられると、掛止リング３１が抜出方向に引張られ、楔リング３２の内周のテーパ面がタングベース１８の外周のテーパ面に押し付けられ、両者の間でエアベルト１４が強力に挟持される。
【００２７】
このタングベース１８及びリング３１，３２の外周を合成樹脂製のタングカバー３０が被包している。このタングカバー３０の後部からエアベルト保形部材として内向きのフランジ３４が立設されている。このフランジ３４がエアベルト１４を押さえつけ、タングベース１８の後端面に沿わせている。従って、図１（ａ）の通りエアベルト１４はタング１０の付け根部分に到るまで平たい帯状となっている。
【００２８】
このフランジ３４の内面には、図４の通り、内周縁から外方に向って溝よりなるテアライン３６が設けられている。また、このフランジ３４とタングカバー３０との交叉隅部に溝３７が設けられている。
【００２９】
後述の通り、インフレータ１６からダクト２０を介してガスがエアベルト１４内に供給され該エアベルト１４が膨張する場合、フランジ３４がテアライン３６に沿って開裂し、図１（ｂ）の如く複数のフラップが生じる。このフラップの付け根に沿って溝３７を設けているので、フラップがスムーズに開放方向に回動する。
【００３０】
なお、図４ではテアライン３６は８本設けられているが、図５のように２本だけ設けても良く、図６のように１２本設けても良い。もちろんテアライン３６の本数はこれら以外であっても良い。
【００３１】
タングプレート２４はバックル１２のタングプレート挿入口４０（図８（ｂ））に挿入され、ラッチ孔２４ａがバックル１２内のラッチ機構３８のラッチ爪によりラッチされる。バックル１２に設けられたプレスボタン４１を押すことによりこのラッチが解除されると共に、バネ（図示略）によってタングプレート２４がバックル１２から押し出される。
【００３２】
図９の通り、インフレータ１６の先端のガス噴出口４２にアタッチメント４４を介してパイプよりなるガス通路（ダクト）４６が連結されており、このダクト４４の先端にピストンホルダ５０の基端部が固着されている。このピストンホルダ５０は、略円筒状であり、その先端部には内向きの鍔部５２が設けられている。このピストンホルダ５０によってピストン６０がバックル１２の先端から突出可能に保持されている。
【００３３】
このピストン６０は、略円筒状のものであり、その後部は大径部６２となっており、前部は小径部６４となっている。この小径部６４はピストンホルダ５０の鍔部５２に挿通されている。大径部６２は鍔部５２を通過不能な大きさとなっている。このピストン６０の先端面はカバー６６で閉鎖されている。このカバー６６には浅い溝よりなるテアライン６８（図１０（ａ），（ｂ））が設けられており、インフレータ１６からのガス圧が加えられるとテアライン６８に沿ってカバー６６が開裂し、複数の小片７０（図１０（ｃ））が形成される。
【００３４】
このピストン６０の小径部６４にシールリングとしてＯリング７２が外嵌している。このＯリング７２は、小径部６４と大径部６２との段差部分に配置されている。
【００３５】
図９及び図１０（ａ）の通り、タング１０をバックル１２に装着した状態にあっては、ピストン６０の先端部はタング１０のダクト２０の入口に対峙する。
【００３６】
インフレータ１６が作動してピストン６０がガス圧で押圧されて前進限まで前進すると、図１０（ｂ）の通りピストン６０の先端がダクト２０内に入り込む。
【００３７】
図１０（ｃ）の如くピストン６０の先端がダクト２０内に挿入された状態においてカバー６６が開裂した場合、生じた小片７０の先端側はダクト２０内に進入する。
【００３８】
前記バックル１２からは下方にブラケット８０が突設され、該ブラケット８０に設けられたボルト孔８２にボルトを通してバックル１２を自動車の車体側メンバ（図示略）に固定しうるようになっている。
【００３９】
このように構成されたエアベルト装置において、インフレータ１６の作動前においては、図１（ａ）の通り、エアベルト１４はフランジ３４によって押えつけられることにより、タング１０の直近部分まで平たい帯状となっている。なお、図７のようにこのフランジ３４を省略したタングカバー３０Ｃとすると、エアベルト１４はタング近傍においてテント状に広がってしまう。
【００４０】
このエアベルト装置を乗員が装着する場合、タング１０は図８の如くバックル１２に挿入される。この際、タングプレート２４がタングプレート挿入口４０に挿入され、前述の如くラッチ機構３８によりラッチされる。また、この際、図１０（ａ）の通りピストン６０の先端がダクト２０のガス入口と対峙する。
【００４１】
このタング装着状態において、自動車の衝突や横転に伴ってインフレータ（ガス発生装置）１６が作動すると、ガスはダクト４６を通りピストン６０内に供給され、ピストン６０を押し上げる。ピストン６０は大径部６２がＯリング７２を介して鍔部５２に当接するまで前進する。次いで、カバー６６が開裂し、ガスがダクト２０を通ってエアベルト１４内に流入し、該エアベルト１４を膨張させる。
【００４２】
この際、前述の通り、エアベルト保形部材たるフランジ３４がテアライン３６に沿って開裂し、複数のフラップに分かれる。このフラップは、その付け根の溝３７に沿って屈曲し、図１（ｂ）の通り開放方向に回動する。
【００４３】
十分に膨らんだエアベルト１４に乗員の荷重が負荷された場合、エアベルト１４内のガスがベントホール２１を通って徐々に抜け、エアベルト１４から乗員が受ける衝撃が吸収され、乗員が保護される。
【００４４】
なお、この実施の形態にあっては、図１０（ｃ）の如く小片７０の先端がダクト２０内に入り込み、ダクト２０とピストン６０の出口との間が小片７０で囲まれた状態となるので、ガスがピストン６０から外部に全く又は殆どリークすることなくダクト２０を介してエアベルト１４へ供給されるようになる。
【００４５】
また、この実施の形態にあっては、ピストン６０に装着したＯリング７２がピストン６０の外面及びピストンホルダ５０の内周面に弾性的に接触しており、ガスリークが防止されると共に、図９及び図１０（ａ）の状態においてバックル１２に振動が加えられてもピストン６０がピストンホルダ５０に当って異音が発生することがない。
【００４６】
また、ピストン６０が図１０（ｂ）のように前進限まで前進し、大径部６２が鍔部５２に突き当るときに、大径部６２と鍔部５２との間にＯリング７２が介在するので、大径部６２が鍔部５２に突き当ったときの発生音がきわめて小さなものとなる。
【００４７】
この実施の形態に係るバックル１２にあっては、タング１０を装着していない状態にあっては、カバー６６がピストン６０の出口を閉鎖している。従って、ピストン６０及びダクト４６内に異物が入り込むことが防止される。このように、異物がピストン６０及びダクト４６内に進入することが防止されるため、エアベルト装置の作動時に異物がエアベルト１４内にガスと共に進入することも防止される。
【００４８】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、エアベルトがタング直近部分まで平たい帯状となっているので、タング近傍のエアベルトに触ったときの感触が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１（ａ）は実施の形態係るタングの斜視図、図１（ｂ）はこのタングに接続されたエアベルトの膨張時の斜視図である。
【図２】図２（ａ）は図１（ａ）のIIa−IIa線に沿う断面図、図２（ｂ）は図１（ａ）のIIb−IIb線に沿う断面図である。
【図３】図３（ａ）は図１（ｂ）のIIIa−IIIa線に沿う断面図、図３（ｂ）は図１（ｂ）のIIIb−IIIb線に沿う断面図である。
【図４】タングカバーの斜視図である。
【図５】別のタングカバーの斜視図である。
【図６】更に別のタングカバーの斜視図である。
【図７】本発明の効果を示すためにタングカバーにフランジを設けないタングと、それに接続されたエアベルトとを示す斜視図である。
【図８】（ａ）図は実施の形態に係るエアベルト装置のタングとバックルを示す正面図、（ｂ）図はバックルの斜視図である。
【図９】図１のバックル及びタングの内部構成図である。
【図１０】（ａ），（ｂ），（ｃ）図ともに図１のバックルとタングとの連結状態の断面図である。
【図１１】従来例の構成図である。
【符号の説明】
１０ タング
１２ バックル
１４ エアベルト
１６ ガス発生装置（インフレータ）
１８ タングベース
２０ ダクト
２１ ベントホール
２２ ピン
２４ タングプレート
２５ ラップベルトアンカー
３０ タングカバー
３１ 掛止リング
３２ 楔リング
３４ フランジ
３６ テアライン
３７ 溝
３８ ラッチ機構
４０ タングプレート挿入口
５０ ピストンホルダ
６０ ピストン
６２ 大径部
６４ 小径部
６６ カバー
６８ テアライン
７０ 小片
７２ シールリング（Ｏリング）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a device for protecting an occupant of a moving body such as a vehicle at the time of a vehicle collision or the like, and more particularly to an air belt device in which an air belt is inflated by gas from a gas generator. The present invention also relates to a tongue of the air belt device.
[0002]
[Prior art]
This type of air belt apparatus is known as disclosed in, for example, JP-A-5-85301. FIG. 11A is an overall perspective view of the air belt device disclosed in the publication, and FIG. 11B is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
[0003]
The air belt device 1 includes a shoulder belt 2 that extends obliquely from the right side to the left side of the occupant, a lap belt 3 that extends from the right side to the left side of the occupant, and a buckle device 4 that is disposed on a vehicle body floor. And a tongue 5 inserted and locked to the buckle device 4 when the belt is worn, and a shoulder anchor for guiding the shoulder belt 2.
[0004]
The shoulder belt 2 includes a webbing 2a similar to a conventional general seat belt, and an air belt 2b connected to one end of the webbing 2a. The webbing 2a is slidably guided through the shoulder anchor 6. The other end of the webbing 2a is connected to a seat belt retractor (ELR) 7 with an emergency lock mechanism fixed to the vehicle body. The webbing 2 a can be wound around the seat belt retractor 7.
[0005]
The air belt 2 b is positioned at a portion where the occupant abuts, and an end opposite to the connection end with the webbing 2 a is connected to the tongue 5.
[0006]
The lap belt 3 is formed by webbing similar to a general seat belt, and one end thereof is connected to the tongue 5 and the other end is connected to a seat belt retractor (ELR) 8 fixed to the vehicle body. . Further, the buckle device 4 is connected to a gas generator 9 that is activated in the event of an emergency such as a vehicle collision and generates high-pressure gas.
[0007]
The tongue 5 and the buckle device 4 are provided with a passage for guiding the gas from the gas generator 9 to the air belt 2b.
[0008]
As shown by a solid line in FIG. 11B, the air belt 2b of the shoulder belt 2 is folded by a bag-like belt body 2c and covered with, for example, a woven cloth 2d, and both ends of the woven cloth 2d are sewn 2e. It is a belt. In the woven fabric 2d, when the gas generator 9 is operated, the sewing portion 2e is easily detached by the expansion force of the shoulder belt 2, and the air belt 2b is inflated and deployed as indicated by a two-dot chain line.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The vicinity of the connecting portion between the air belt 2b and the tongue 5 has a shape like a tent that expands in the thickness direction as it approaches the tongue as shown in FIG. Since such a tent-like portion has a so-called covering structure with an empty interior, it feels bad when touched.
[0010]
An object of the present invention is to provide an air belt device in which the air belt has a flat belt shape even in the immediate vicinity of the tongue, and a tongue for that purpose.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The tongue of the present invention is an airbelt device tongue in which one end of an airbelt is connected to the rear portion, and an airbelt shape retaining member is provided so that the one end of the airbelt extends along the rear end surface of the tongue. The air belt shape retaining member is provided as an inward flange integral with the tongue cover .
[0012]
In the air belt apparatus of the present invention using such tongue, because the air belt is along the tongue rear end face by the air belt shape-retaining member, the air belt becomes flat strip even in the tongue nearest portion.
[0014]
Et Aberuto shape-retaining member includes a are preferably substantially perpendicular flanges shaped to Kunitangukaba.
[0015]
In the present invention, it is preferable that the air belt shape retaining member is provided with a tear line, and when the air belt is inflated, the air belt shape retaining member is cleaved along the tear line to generate a plurality of flaps.
[0016]
In the present invention, in order to make it easy to open the flap generated by the tearing of the air belt shape retaining member outward, a groove is provided at the intersection of the inward flange-shaped air belt shape retaining member and the tongue cover. preferable.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0018]
1A is a perspective view of a tongue according to the first embodiment, FIG. 1B is a perspective view of an air belt connected to the tongue when the belt is inflated, and FIG. 2A is FIG. 1A. FIG. 2B is a sectional view taken along the line IIb-IIb in FIG. 1A, and FIG. 3A is a sectional view taken along the line IIIa-IIIa in FIG. 1B. FIG. 3B is a sectional view taken along line IIIb-IIIb in FIG. 1B, and FIG. 4 is a perspective view of the tongue cover. 5 and 6 are perspective views of the tongue cover in which the number of tear lines is different from that in FIG. FIG. 7 is a perspective view showing a tongue having no flange on the tongue cover and an air belt connected thereto, in order to show the effect of the present invention. FIG. 8A is a front view showing a tongue and a buckle of the air belt device according to the embodiment of the present invention, and FIG. 8B is a perspective view of the buckle of FIG. FIG. 9 is a configuration diagram when the buckle and the tongue according to this embodiment are engaged, and shows a state in which the outer shell is removed. FIG. 10 is an enlarged cross-sectional view of the joint between the tongue and the buckle.
[0019]
This air belt device includes a tongue 10 to which an air belt 14 is connected to the rear end side, a buckle 12 to which the tongue 10 is attached, a gas generator (inflator) 16 for supplying gas to the buckle 12, and the like. I have. The tongue 10 includes a tongue base 18 having a gas passage (duct) 20 and a vent hole 21, a tongue plate 24 connected to the tongue base 18 by a connection pin 22, a lap belt anchor 25 (FIGS. 2 and 3), and the like. It is configured with.
[0020]
The tongue base 18 is provided with an insertion hole 23 for the tongue plate 24, the tongue plate 24 is inserted into the insertion hole 23, and the pins 22 are inserted into the tongue plate 24 and the tongue base 18, respectively. The tongue plate 24 is fixed to the tongue base 18 by being inserted into the hole.
[0021]
The lap belt anchor 25 is attached to the tongue plate 24 by pins 26.
[0022]
A lap belt tip is connected to the lap belt anchor 25. The rear end side of the lap belt can be wound around a lap belt seat belt retractor as in FIG.
[0023]
In this embodiment, the air belt 14 constitutes a part of a shoulder belt, the rear end side of the air belt 14 is connected to the front end of the webbing constituting the shoulder belt, and the rear end of the webbing is the shoulder. It can be wound around a belt seat belt retractor.
[0024]
Next, the configuration of the connecting portion between the air belt 14 and the tongue 10 will be described in detail.
[0025]
The tongue base 18 has a flat cylindrical shape, and an air belt 14 is fitted on the rear part. The front end of the air belt 14 is folded back by a retaining ring 31 and is sandwiched between the wedge ring 32 and the tongue base 18.
[0026]
The inner peripheral surface of the wedge ring 32 and the outer peripheral surface of the tongue base 18 opposed thereto are tapered surfaces. When the pulling direction (force toward the upper surface in FIGS. 2 and 3) is applied to the air belt 14, the retaining ring 31 is pulled in the pulling direction, and the tapered surface of the inner periphery of the wedge ring 32 is the outer periphery of the tongue base 18. The air belt 14 is strongly clamped between the two.
[0027]
A tongue cover 30 made of synthetic resin encloses the outer periphery of the tongue base 18 and the rings 31 and 32. An inward flange 34 is erected from the rear portion of the tongue cover 30 as an air belt shape retaining member. The flange 34 presses the air belt 14 and is along the rear end surface of the tongue base 18. Accordingly, as shown in FIG. 1A, the air belt 14 has a flat belt shape until reaching the base portion of the tongue 10.
[0028]
As shown in FIG. 4, a tear line 36 made of a groove is provided on the inner surface of the flange 34 from the inner peripheral edge to the outer side. Further, a groove 37 is provided at the crossing corner between the flange 34 and the tongue cover 30.
[0029]
As will be described later, when gas is supplied from the inflator 16 through the duct 20 into the air belt 14 and the air belt 14 expands, the flange 34 is cleaved along the tear line 36, and a plurality of flaps are formed as shown in FIG. Arise. Since the groove 37 is provided along the base of the flap, the flap is smoothly rotated in the opening direction.
[0030]
Although eight tear lines 36 are provided in FIG. 4, only two may be provided as shown in FIG. 5, or 12 may be provided as shown in FIG. Of course, the number of tear lines 36 may be other than these.
[0031]
The tongue plate 24 is inserted into the tongue plate insertion port 40 (FIG. 8B) of the buckle 12, and the latch hole 24 a is latched by the latch claw of the latch mechanism 38 in the buckle 12. The latch is released by pressing a press button 41 provided on the buckle 12, and the tongue plate 24 is pushed out of the buckle 12 by a spring (not shown).
[0032]
As shown in FIG. 9, a gas passage (duct) 46 made of a pipe is connected to the gas outlet 42 at the tip of the inflator 16 via an attachment 44, and the base end portion of the piston holder 50 is fixed to the tip of the duct 44. Has been. The piston holder 50 has a substantially cylindrical shape, and an inward flange portion 52 is provided at a tip portion thereof. The piston 60 holds the piston 60 so as to protrude from the tip of the buckle 12.
[0033]
The piston 60 has a substantially cylindrical shape, a rear portion thereof is a large diameter portion 62, and a front portion is a small diameter portion 64. The small diameter portion 64 is inserted into the flange portion 52 of the piston holder 50. The large diameter portion 62 has a size that cannot pass through the flange portion 52. The front end surface of the piston 60 is closed with a cover 66. The cover 66 is provided with a tear line 68 (FIGS. 10A and 10B) formed of a shallow groove. When the gas pressure from the inflator 16 is applied, the cover 66 is cleaved along the tear line 68, and a plurality of tear lines 68 are formed. pieces 70 (FIG. 10 (c)) is formed.
[0034]
An O-ring 72 is fitted on the small-diameter portion 64 of the piston 60 as a seal ring. The O-ring 72 is disposed at a step portion between the small diameter portion 64 and the large diameter portion 62.
[0035]
As shown in FIGS. 9 and 10A, when the tongue 10 is attached to the buckle 12, the tip of the piston 60 faces the inlet of the duct 20 of the tongue 10.
[0036]
When the inflator 16 is activated and the piston 60 is pressed by the gas pressure and moves forward to the forward limit, the tip of the piston 60 enters the duct 20 as shown in FIG.
[0037]
When the cover 66 is cleaved in a state where the tip of the piston 60 is inserted into the duct 20 as shown in FIG. 10C, the leading end side of the generated small piece 70 enters the duct 20.
[0038]
A bracket 80 protrudes downward from the buckle 12, and the buckle 12 can be fixed to a vehicle body side member (not shown) of the automobile through a bolt through a bolt hole 82 provided in the bracket 80.
[0039]
In the air belt apparatus configured as described above, before the operation of the inflator 16, as shown in FIG. 1A, the air belt 14 is pressed down by the flange 34, thereby forming a flat belt shape up to the nearest portion of the tongue 10. . If the tongue cover 30C is provided with the flange 34 omitted as shown in FIG. 7, the air belt 14 spreads in a tent shape in the vicinity of the tongue.
[0040]
If the air belt apparatus occupant mounted, tongue 10 is inserted into the buckle 12 as shown in FIG. At this time, the tongue plate 24 is inserted into the tongue plate insertion port 40 and is latched by the latch mechanism 38 as described above. At this time, the tip of the piston 60 faces the gas inlet of the duct 20 as shown in FIG.
[0041]
When the inflator (gas generating device) 16 is actuated in the state where the tongue is attached and the vehicle collides or rolls over, the gas is supplied into the piston 60 through the duct 46 and pushes up the piston 60. The piston 60 moves forward until the large-diameter portion 62 contacts the flange portion 52 via the O-ring 72. Next, the cover 66 is cleaved, and the gas flows into the air belt 14 through the duct 20 to inflate the air belt 14.
[0042]
At this time, as described above, was cleaved along the air belt shape retaining member serving flange 34 is tear line 36, divided into a plurality of flaps. The flap bends along the groove 37 at the base and rotates in the opening direction as shown in FIG.
[0043]
When an occupant's load is applied to the sufficiently inflated air belt 14, the gas in the air belt 14 gradually escapes through the vent hole 21, and the impact received by the occupant from the air belt 14 is absorbed to protect the occupant.
[0044]
In this embodiment, the tip of the small piece 70 enters the duct 20 and the space between the duct 20 and the outlet of the piston 60 is surrounded by the small piece 70 as shown in FIG. The gas is supplied from the piston 60 to the air belt 14 through the duct 20 with little or no leakage to the outside.
[0045]
Further, in this embodiment, the O-ring 72 attached to the piston 60 is in elastic contact with the outer surface of the piston 60 and the inner peripheral surface of the piston holder 50, thereby preventing gas leakage and FIG. And even if a vibration is applied to the buckle 12 in the state of FIG. 10A, the piston 60 does not hit the piston holder 50 and no abnormal noise is generated.
[0046]
Further, when the piston 60 moves forward to the forward limit as shown in FIG. 10B and the large diameter portion 62 hits the flange portion 52, an O-ring 72 is interposed between the large diameter portion 62 and the flange portion 52. Therefore, the sound generated when the large-diameter portion 62 hits the flange portion 52 is extremely small.
[0047]
In the buckle 12 according to this embodiment, the cover 66 closes the outlet of the piston 60 when the tongue 10 is not attached. Accordingly, foreign matter is prevented from entering the piston 60 and the duct 46. In this way, foreign matter is prevented from entering the piston 60 and the duct 46, and therefore, foreign matter is prevented from entering the air belt 14 together with gas when the air belt device is operated.
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the air belt has a flat belt shape up to the portion closest to the tongue, the touch when the air belt near the tongue is touched is good.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 (a) is a perspective view of a tongue according to an embodiment, and FIG. 1 (b) is a perspective view of an inflatable air belt connected to the tongue.
2A is a cross-sectional view taken along line IIa-IIa in FIG. 1A, and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line IIb-IIb in FIG.
3A is a cross-sectional view taken along line IIIa-IIIa in FIG. 1B, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line IIIb-IIIb in FIG. 1B.
FIG. 4 is a perspective view of a tongue cover.
FIG. 5 is a perspective view of another tongue cover.
FIG. 6 is a perspective view of still another tongue cover.
FIG. 7 is a perspective view showing a tongue without a flange on the tongue cover and an air belt connected to the tongue in order to show the effect of the present invention.
8A is a front view showing a tongue and a buckle of the air belt device according to the embodiment, and FIG. 8B is a perspective view of the buckle.
FIG. 9 is an internal configuration diagram of the buckle and tongue of FIG. 1;
FIGS. 10A, 10B, and 10C are cross-sectional views showing a connection state of the buckle and the tongue of FIG.
FIG. 11 is a configuration diagram of a conventional example.
[Explanation of symbols]
10 tongue 12 buckle 14 air belt 16 gas generator (inflator)
18 tongue base 20 duct 21 vent hole 22 pin 24 tongue plate 25 lap belt anchor 30 tongue cover 31 latch ring 32 wedge ring 34 flange 36 tear line 37 groove 38 latch mechanism 40 tongue plate insertion port 50 piston holder 60 piston 62 large diameter portion 64 Small diameter part 66 Cover 68 Tear line 70 Small piece 72 Seal ring (O-ring)

Claims (5)

エアベルトの一端が後部に接続されるエアベルト装置用タングにおいて、該エアベルトの該一端を該タングの後端面に沿わせるエアベルト保形部材が設けられており、
前記タングはその外周を覆うタングカバーを備えてなり、前記エアベルト保形部材は該タングカバーと一体の内向きのフランジとして設けられていることを特徴とするエアベルト装置用タング。In the air belt device tongue in which one end of the air belt is connected to the rear portion, an air belt shape retaining member is provided that causes the one end of the air belt to run along the rear end surface of the tongue .
A tongue for an air belt device, wherein the tongue includes a tongue cover covering an outer periphery thereof, and the air belt shape retaining member is provided as an inward flange integral with the tongue cover . 請求項１において、前記エアベルト保形部材にその内周から外方に向う方向に延在した開裂開始用のテアラインが設けられていることを特徴とするエアベルト装置用タング。The tongue for an air belt device according to claim 1 , wherein a tear starting tear line extending in a direction from the inner periphery to the outer side is provided on the air belt shape retaining member. 請求項１又は２において、前記エアベルト保形部材とカバーとの交叉部に沿って溝が設けられていることを特徴とするエアベルト装置用タング。The tongue for an air belt device according to claim 1 or 2 , wherein a groove is provided along an intersection of the air belt shape retaining member and the cover. 請求項１ないし３のいずれか１項において、前記エアベルト保形部材は前記タングカバーと略垂直であることを特徴とするエアベルト装置用タング。In any one of claims 1 to 3, the air belt apparatus for a tongue, wherein the air belt shape-retaining member is perpendicular the tongue cover substantially. ガスが導入されることにより膨張するエアベルトと、後部に該エアベルトの一端が接続されたタングと、該タングが装着されるバックルと、該バックル及びタングにそれぞれ設けられたガス通路と、該バックルのガス通路にガスを供給するガス発生装置とを有するエアベルト装置において、
該タングが請求項１ないし３のいずれか１項に記載のタングであることを特徴とするエアベルト装置。An air belt that expands when gas is introduced; a tongue having one end of the air belt connected to a rear portion; a buckle to which the tongue is attached; a gas passage provided in each of the buckle and the tongue; In an air belt device having a gas generator for supplying gas to a gas passage,
Air belt apparatus, wherein said tongue is a tongue according to any one of claims 1 to 3.
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