JP3757295B2 - 無線通信端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基地局との間で無線により情報の授受を行う無線通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば携帯電話装置のような、基地局との間で無線により情報の授受を行う無線通信端末装置においては、持ち運びに便利なように小型化が急速に進み、全重量のうち電池重量の占める割合が増加している。このため、電池の小型化が要望され、それに関連して消費電力の一層の低減化が強く要請されている。
【0003】
ところで、従来の携帯電話装置においては、種々の消費電力低減対策が図られているが、送信出力は、基地局からの受信レベルに係わらず一定であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の携帯電話装置のように、基地局からの受信レベルに係わらず送信出力が一定の場合、受信レベルが大きいときには必要以上に大きな送信出力で送信する結果となり、消費電力の無駄使いであった。すなわち、送信は受信と比べて消費電力が大きく、しかも、受信レベルが大きければ、送信出力を小さくしても基地局側で十分良好に受信できることから、送信出力を必要以上に大きくすることは消費電力を無駄に多くしてしまうのである。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、消費電力を良好に低減しつつ、障害物により受信レベルが頻繁に変化する状況下においても通信障害に陥るという不都合を回避できる無線通信端末装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載した発明の無線通信端末装置は、基地局からの受信レベルを繰り返し検出し、その受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲に受信レベルを分類する受信レベル検出手段と、受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲と同数の予め決められたものであって、受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲各々に設定された一の値各々の大小関係とは逆の大小関係を有するように一の値各々と関連付けられて段階的に区分された送信出力の大きさ各々にしたがい送信出力を可変させる送信出力手段とを有し、基地局との間で無線により情報の授受を行う無線通信端末装置であって、受信レベル検出手段により繰り返し検出される受信レベルを分類して得られる一の値の変化を前回の検出による受信レベルを分類して得られた一の値に基づきその度に変化の絶対値として演算するとともに、演算された所定回数分の変化の累積値を出力する受信レベル変化検出手段と、受信レベル変化検出手段からの累積値が所定値以上であるときに、送信出力可変手段による送信出力可変制御を禁止して送信出力を一定にする送信出力可変制御禁止手段とを有する構成としたものである。
【0007】
また、請求項2に記載した発明の無線通信端末装置は、請求項1記載の無線通信端末装置であって、送信出力可変制御禁止手段は、受信レベル変化検出手段からの累積値が所定値以上であるときに、送信出力可変手段による送信出力可変制御を禁止し、受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲の内、受信レベルの大きさが最も小さな範囲に設定された一の値と関連付けられた送信出力の大きさで一定にするものである。
【0008】
更に、請求項3に記載した発明の無線通信端末装置は、請求項1記載の無線通信端末装置であって、使用者の操作により送信出力可変制御禁止手段を強制的に作動させる操作手段を有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0010】
図1は、本発明に係る無線通信端末装置の一例としての携帯電話装置の要部の回路ブロック図であって、この携帯電話装置は、アンテナ1、デュプレクサ2、フィルタ3,4、受信アンプ5、送信アンプ6、フィルタ7,8、復調器9、変調器10、受信レベル検出部11、ゲイン調整部12、受信レベル変化率検出部13、ゲイン調整禁止部14、および操作キー15を備えている。もちろん、この携帯電話装置は、上記の他にも多数の回路や機構部品を備えているが、本発明の要旨とは直接関係ないので説明を省略する。
【0011】
アンテナ1は、図外の基地局から出射された電波が入射されることにより、その電波を高周波信号に変換してデュプレクサ2に出力し、またデュプレクサ2からの高周波信号を電波に変換して基地局に向けて出射する。デュプレクサ2は、アンテナ1からの高周波信号をフィルタ3に出力し、フィルタ4からの高周波信号をアンテナ1に出力する。フィルタ3は、アンテナ1からの高周波信号の不要周波数成分を除去して受信アンプ5に出力する。フィルタ4は、送信アンプ6からの高周波信号の不要周波数成分を除去してデュプレクサ2に出力する。受信アンプ5は、フィルタ3からの高周波信号を増幅してフィルタ7および受信レベル検出部11に出力する。送信アンプ6は、ゲイン調整部12からの指示に応じた増幅率でフィルタ8からの高周波信号を増幅してフィルタ4に出力する。フィルタ7は、受信アンプ5からの高周波信号の不要周波数成分を除去して復調器9に出力する。フィルタ8は、変調器10からの高周波信号の不要周波数成分を除去して送信アンプ6に出力する。復調器9は、フィルタ7からの高周波信号からたとえばディジタルの受信データを復調して図外の所定の回路に出力する。変調器10は、図外の所定の回路からのたとえばディジタルの送信データを変調し、その高周波信号をフィルタ8に出力する。
【0012】
受信レベル検出部11は、たとえばコンパレータなどを備えており、受信アンプ5からの高周波信号のレベルすなわち受信レベルを所定時間毎にサンプリングし、その受信レベルが予め定められたたとえば3段階のレベルのいずれに該当するかを判断して、その判断結果をゲイン調整部12およびゲイン調整禁止部14に出力する。たとえば、受信レベルの大、中、小を1、2、3の数値で表し、その数値をゲイン調整部12およびゲイン調整禁止部14に出力する。この受信レベル検出部11は、基地局からの受信レベルを繰り返し検出し、その受信レベルに基づいて受信レベルを大きさ毎に分類する受信レベル検出手段を構成している。なお、受信レベルの大きさは基地局との距離の2乗に反比例するので、基地局の送信出力が予め判っていれば、受信レベルの大きさにより基地局までの距離がほぼ判り、受信レベルの大きさをたとえば大、中、小に分類することは、それがそのまま基地局との距離が短、中、長であることに相当する。
【0013】
ゲイン調整部12は、受信レベル検出部11からの検出結果に基づいて送信アンプ6のゲインを制御する。このゲイン調整部12は、受信レベル検出部11により実現される受信レベル検出手段により繰り返し検出し、その受信レベルに基づいて受信レベルを大きさ毎に分類された検出結果に基づいて送信出力を可変させる送信出力可変手段を構成している。たとえば、受信レベル検出部11により検出された受信レベルが大の場合(基地局との距離は短であると推測)、送信アンプ6のゲインを小にする。また、受信レベルが中の場合(基地局との距離は中であると推測)、送信アンプ6のゲインを中にする。同様に、受信レベルが小の場合(基地局との距離は長であると推測)、送信アンプ6のゲインを大にする。
【0014】
受信レベル変化率検出部13は、受信レベル検出部11による検出結果の変化率を演算する。たとえば、受信レベルの大、中、小を1、2、3の数値で表し、サンプリング毎に前回のサンプリング値との差の絶対値を演算し、それを所定回数累積して、その数値をゲイン調整禁止部14に出力する。すなわち、この受信レベル変化率検出部13は、受信レベル検出部11により実現される受信レベル検出手段により繰り返し分類される検出結果の変化率を前回の検出結果に基づきその度に演算するとともに、演算された所定回数分の変化率の累積値を出力する受信レベル変化率検出手段を構成している。
【0015】
ゲイン調整禁止部14は、受信レベル変化率検出部13からの変化率を示す数値が所定値以上のときに、ゲイン調整部12を制御し、受信レベル検出部11からの検出値に係わらず、送信アンプ6のゲインをたとえば大に固定させる。すなわち、このゲイン調整禁止部14は、受信レベル変化率検出部13により実現される受信レベル変化率検出手段により演算される検出結果の変化率が所定値以上であるときに、ゲイン調整部12により実現される送信出力可変手段による送信出力可変制御を禁止して送信出力を一定にする送信出力可変制御禁止手段を構成している。
【0016】
操作キー15は、使用者がゲイン調整禁止部14を手動操作により動作させるためのものである。すなわち、この操作キー15は、使用者の操作によりゲイン調整禁止部14を強制的に作動させる操作手段を構成している。
【0017】
なお、受信レベル変化率検出部13やゲイン調整禁止部14などは、携帯電話装置全体を制御する図外のCPUを用いてソフトウェアにより実現してもよいし、あるいは論理回路などを用いてハードウェアにより実現してもよい。
【0018】
次に、このように構成された携帯電話装置の動作について説明する。先ず、受信の場合、基地局から出射された電波がアンテナ1に入射し、高周波信号に変換される。この高周波信号は、デュプレクサ2を介してフィルタ3に入力され、フィルタ3により不要周波数成分を除去され、受信アンプ5により増幅されて、フィルタ7および受信レベル検出部11に供給される。そして、フィルタ7により不要周波数成分を除去され、復調器9によりディジタルの受信データに復調される。この受信データは、所定の回路によりアナログの音声信号に変換され、最終的には図外のスピーカにより音波に変換されて、通信相手の声として出力される。
【0019】
一方、送信の場合、送話者の声は図外のマイクロホンによりアナログの音声信号に変換され、図外の所定の回路によりディジタルの送信データに変換される。この送信データは、変調器10により変調され、高周波信号としてフィルタ8に出力される。この高周波信号は、フィルタ8により不要周波数成分を除去され、送信アンプ6により増幅される。この増幅された高周波信号は、フィルタ4により不要周波数成分を除去され、デュプレクサ2を介してアンテナ1に出力される。これによりアンテナ1が、デュプレクサ2からの高周波信号を電波に変換し、基地局に向けて出射する。
【0020】
ところで、受信アンプ5により増幅された高周波信号は、受信レベル検出部11によりそのレベルを検出され、予め決められた3つの大きさの範囲のうちいずれに属するかを判断され、判断結果がゲイン調整部12および受信レベル変化率検出部13に出力される。すなわち、A1 <A2 としたときに、受信レベルがA1 未満であれば小、A1 以上A2 未満であれば中、A2 以上であれば大と判断され、小の場合は3、中の場合は2、大の場合は1の数値がゲイン調整部12および受信レベル変化率検出部13に出力される。
【0021】
これによりゲイン調整部12が、受信レベル検出部11からの数値に応じて送信アンプ6のゲインを制御する。すなわち、受信レベル検出部11からの数値が3であれば、受信レベルが小(換言すれば基地局との距離が長)であるので、送信アンプ6のゲインを大にする。また、受信レベル検出部11からの数値が2であれば、受信レベルが中(換言すれば基地局との距離が中)であるので、送信アンプ6のゲインを中にする。同様に、受信レベル検出部11からの数値が1であれば、受信レベルが大(換言すれば基地局との距離が短)であるので、送信アンプ6のゲインを小にする。したがって、受信レベルが小さければ(基地局との距離が遠ければ)送信出力が大きくなり、大きければ(近ければ)送信出力が小さくなる。
【0022】
また、受信レベル検出部11からの受信レベルの大小に反比例する数値は、受信レベル変化率検出部13にも出力され、その度に前回の数値との差の絶対値が演算され、それが所定回数累積されて、その数値がゲイン調整禁止部14に出力される。たとえば、受信レベル検出部11からの数値が1,1,1,1,2,3,1,3であったとすると、前回の数値との差の絶対値は0,0,0,1,1,2,2であり、これらを3回累積するものとすると、累積値は0,1,2,4,5と変化していき、これが受信レベル変化率検出部13からゲイン調整禁止部14に出力される。
【0023】
これによりゲイン調整禁止部14が、受信レベル変化率検出部13からの累積値が所定値以上になったときに、ゲイン調整部12に送信アンプ6のゲインを所定値に固定すべき旨の指令を出力する。たとえば、受信レベル変化率検出部13からの累積値が4以上になったときに、送信アンプ6のゲインを受信レベル検出部11からの数値に係わらず大にするように指示する。
【0024】
これによりゲイン調整部12が、送信アンプ6のゲインを大に固定する。この固定は、受信レベル変化率検出部13からの累積値が3以下になるまで継続される。したがって、たとえば車での移動中のように、ビルなどの障害物により受信レベルが頻繁に変化する状況下では、送信アンプ6のゲインが固定される。この結果、受信レベルの変化に送信アンプ6のゲイン調整が追随できず、通信障害に陥るという不都合を良好に回避できる。
【0025】
また、ゲイン調整禁止部14は、使用者が操作キー15を押したときにも動作し、ゲイン調整部12を制御して送信アンプ6のゲインを大に固定させる。この固定は、次に使用者が操作キー15を押すまで継続される。したがって、たとえば普段の使用地域における基地局とは送信出力の異なる基地局の地域で使用するような場合、操作キー15を押すことにより、基地局の送信出力の相違により送信アンプ6のゲイン調整が的確に行われなくなるという事態を回避できる。
【0026】
以上の受信レベル検出部11、ゲイン調整部12、受信レベル変化率検出部13、およびゲイン調整禁止部14の動作の要点を、図2のフローチャートを用いて再度説明する。先ず受信レベル検出部11が、受信レベルが大であるか否かを判断し(S1)、受信レベルが大であれば(S1:YES)、ゲイン調整部12が、送信アンプ6のゲインを小にする(S2)。受信レベルが大でなければ(S1:NO)、受信レベル検出部11が、受信レベルが中であるか否かを判断し(S3)、受信レベルが中であれば(S3:YES)、ゲイン調整部12が、送信アンプ6のゲインを中にする(S4)。受信レベルが中でなければ(S3:NO)、受信レベルが小であるので、ゲイン調整部12が、送信アンプ6のゲインを大にする(S5)。
【0027】
そして、受信レベル変化率検出部13が、受信レベルの前回との差の絶対値を所定回累積し(S6)、ゲイン調整禁止部14が、受信レベル変化率検出部13による累積値が所定値以上であるか否かを判断する(S7)。所定値以上でされば(S7:YES)、ゲイン調整部12が、送信アンプ6のゲインを大に固定して(S8)、処理を終了する。累積値が所定値以上でなければ(S7:NO)、ゲイン調整禁止部14が、使用者のキー操作により送信アンプ6のゲインを大に固定する手動固定モードであるか否かを判断し(S9)、手動固定モードであれば(S9:YES)、S8に進んでゲイン調整部12が送信アンプ6のゲインを大に固定する。手動固定モードでなければ(S9:NO)、そのまま処理を終了する。
【0028】
なお、以上の処理は、極めて短時間のうちに繰り返され、実質的に常時行われている。
【0029】
このように、受信レベル検出部11により、基地局からの受信レベルを繰り返し検出し、その受信レベルに基づいて受信レベルを大きさ毎に分類された検出結果に基づいて送信アンプ6を制御することにより、送信出力を可変させるので、受信レベルが大きいときには送信出力が小さくなることから、消費電力を良好に低減できる。
【0030】
また、受信レベル変化率検出部13により、繰り返し分類される検出結果の変化率を前回の検出結果に基づきその度に演算し、演算された所定回数分の変化率の累積値が所定値以上であるときに、ゲイン調整部12による送信出力可変制御を禁止して送信出力を一定にするので、たとえば車での移動中のように、ビルなどの障害物により受信レベルが頻繁に変化する状況下では、送信アンプ6のゲインが固定される。この結果、受信レベルの変化に送信アンプ6のゲイン調整が追随できず、通信障害に陥るという不都合を良好に回避できる。
【0031】
また、使用者が操作キー15を押すことにより、ゲイン調整禁止部14が強制的に作動させられるので、たとえば普段の使用地域における基地局とは送信出力の異なる基地局の地域で使用するような場合、操作キー15を押すことにより、基地局の送信出力の相違により送信アンプ6のゲイン調整が的確に行われなくなるという事態を回避できる。
【0032】
なお上記実施形態では、受信レベル検出部11による受信レベルを3段階に分類し、受信レベル変化率検出部13による受信レベル検出部11からの数値の累積回数を3回に設定したが、これらの数値はこのように限定されるものではなく、各種設計条件に応じて適宜設定すればよい。
【0033】
また上記実施形態では、無線通信端末装置の一例としてディジタル式の携帯電話装置を例に挙げて説明したが、本発明は、アナログ式の携帯電話装置や携帯ファクシミリ装置など、基地局との間で無線により情報の授受を行う他の各種の無線通信端末装置に広く適用可能である。
【0034】
更に上記実施形態では、受信レベル検出部11による受信レベルの判定基準を1種類に設定したが、使用者の操作により複数種類に切り換えられるように構成してもよい。このようにすれば、普段の使用地域とは基地局の送信出力が異なる地域で使用する場合でも、送信出力が判っており、それに応じた受信レベルの判定基準の種類が存在するときには、送信出力の自動調整が可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載した発明の無線通信端末装置によれば、基地局からの受信レベルを繰り返し検出し、その受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲に受信レベルを分類する受信レベル検出手段と、受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲と同数の予め決められたものであって、受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲各々に設定された一の値各々の大小関係とは逆の大小関係を有するように一の値各々と関連付けられて段階的に区分された送信出力の大きさ各々にしたがい送信出力を可変させる送信出力手段とを有し、基地局との間で無線により情報の授受を行う無線通信端末装置であって、繰り返し検出される受信レベルを分類して得られる一の値の変化を前回の検出による受信レベルを分類して得られた一の値に基づきその度に変化の絶対値として演算するとともに、演算された所定回数分の変化の累積値を出力する受信レベル変化検出手段と、受信レベル変化検出手段からの累積値が所定値以上であるときに、送信出力可変手段による送信出力可変制御を禁止して送信出力を一定にする送信出力可変制御禁止手段とを構成としたので、基地局までの距離が近いときには送信出力が小さくなることから、消費電力を良好に低減できる。また、たとえば車での移動中のように、ビルなどの障害物により受信レベルが頻繁に変化する状況下では、送信出力が固定されることから、受信レベルの変化に送信出力調整が追随できずに通信障害に陥るという不都合を良好に回避できる。
【0036】
また、請求項2に記載した発明の無線通信端末装置によれば、送信出力可変制御禁止手段は、受信レベル変化検出手段からの累積値が所定値以上であるときに、送信出力可変手段による送信出力可変制御を禁止し、受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲の内、受信レベルの大きさが最も小さな範囲に設定された一の値と関連付けられた前記送信出力の大きさで一定にするので、請求項1に記載した発明の効果をより確実なものにすることができる。
【0037】
更に、請求項3に記載した発明の無線通信端末装置によれば、使用者の操作により送信出力可変制御禁止手段を強制的に作動させる操作手段を有するので、たとえば普段の使用地域における基地局とは送信出力の異なる基地局の地域で使用するような場合、使用者が操作手段を操作することにより、基地局の送信出力の相違により送信出力の調整が的確に行われなくなるという事態を良好に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る無線通信端末装置の一例としての携帯電話装置の要部の回路ブロック図である。
【図2】 本発明に係る無線通信端末装置の一例としての携帯電話装置の動作の要点を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
6 送信アンプ
11 受信レベル検出部
12 ゲイン調整部
13 受信レベル変化率検出部
14 ゲイン調整禁止部
15 操作キー

Claims (3)

  1. 基地局からの受信レベルを繰り返し検出し、その受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲に前記受信レベルを分類する受信レベル検出手段と、前記受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲と同数の予め決められたものであって、前記受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲各々に設定された一の値各々の大小関係とは逆の大小関係を有するように前記一の値各々と関連付けられて段階的に区分された送信出力の大きさ各々にしたがい前記送信出力を可変させる送信出力可変手段とを有し、前記基地局との間で無線により情報の授受を行う無線通信端末装置であって、
    前記受信レベル検出手段により繰り返し検出される受信レベルを分類して得られる前記一の値の変化を前回の検出による受信レベルを分類して得られた一の値に基づきその度に変化の絶対値として演算するとともに、前記演算された所定回数分の前記化の累積値を出力する受信レベル変化検出手段と、
    前記受信レベル変化検出手段からの累積値が所定値以上であるときに、前記送信出力可変手段による送信出力可変制御を禁止して送信出力を一定にする送信出力可変制御禁止手段とを有する構成としたことを特徴とする無線通信端末装置。
  2. 前記送信出力可変制御禁止手段は、前記受信レベル変化検出手段からの累積値が所定値以上であるときに、前記送信出力可変手段による送信出力可変制御を禁止し、前記受信レベルの大きさに応じて予め決められた複数の範囲の内、受信レベルの大きさが最も小さな範囲に設定された一の値と関連付けられた前記送信出力の大きさで一定にすることを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末装置。
  3. 使用者の操作により前記送信出力可変制御禁止手段を強制的に作動させる操作手段を有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末装置。
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