JP3755792B2 - ジャンクションブロック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両内に搭載されるジャンクションブロックに係り、詳しくは、電装品をジャンクションブロックに装着する際に、電装品が不完全装着状態となることを防止するための検知部材を備えたジャンクションブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、リレーやコネクタ等の車両用電装品は、専用のジャンクションブロックに収容された状態で車両内に搭載される。
【0003】
電装品は、通常、ジャンクションブロックに設けられた装着部に装着されることにより、ジャンクションブロック内に敷設されたバスバー等と電気的に接続される。電装品を装着部に装着させる際には、同電装品に対して所定の押圧力を付与する必要がある。しかしながら、電装品に対する押圧力が不足していると、電装品が不完全な状態で装着されてしまう場合がある。こうした不完全装着時には、電装品と装着部との電気的な接続状態も不安定となってしまい、ひいては接続不良を生じるおそれがある。このため、作業者は、電装品の装着状態を確認する必要がある。ところが、電装品が完全に装着されているか否かの判別は一般に困難である。
【0004】
そこで、従来では、例えば図5及び図6に示すように、ジャンクションブロック51のブロック本体52の表面にリテーナ53を別途設けている。そして、このリテーナ53によって電装品としてのコネクタ54aの不完全装着を検知できるようにしている。
【0005】
すなわち、図5に示すように、ブロック本体52の表面52aには、ガイド孔55が透設されている。このガイド孔55は、該表面52aに隣接して形成された両装着部56a,56b間に透設されている。リテーナ53の下面には、スライド部57が突設されている。このスライド部57はガイド孔55に挿着される。そして、図6にて矢印M1,M2で示すように、リテーナ53は、ガイド孔55の延びる方向に沿って移動可能となる。
【0006】
このため、例えばコネクタ54aが装着部56a内に完全に装着されていないと、リテーナ53を矢印M1方向に移動させた際に、上板58にコネクタ54aの上縁が引っかかる。したがって、リテーナ53を矢印M1方向に移動できなくなり、次工程で他方のコネクタ54bを装着部56b内に装着することができない。これにより、コネクタ54aの不完全装着を検知することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記リテーナ53は、枠状であって複雑な形状をしているため、樹脂材料を用いてそれを製造する際に使用する成形金型も複雑なものとなる。したがって、リテーナ53の製造が煩雑であるとともに、製造コストも高価なものとなる。
【0008】
そこで、従来から、簡単に構成されたリテーナを備えるジャンクションブロックが望まれている。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電装品の不完全装着を検知することができ、かつ電装品の不完全装着を検知するための検知部材の構成を簡単にすることのできるジャンクションブロックを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、電装品を装着可能な複数の装着部と、装着部形成面に沿って移動可能に設けられ前記電装品の不完全装着を検知する検知部材とを備え、特定の電装品が完全に装着されていないときには、前記検知部材によって他の電装品の装着が阻害されるようにしたジャンクションブロックにおいて、前記検知部材は、前記装着部形成面に立てた状態で取り付けられる板状の本体と、前記特定の電装品の不完全装着時に同電装品の一部に接触して該検知部材の移動を妨げる検出部と、前記不完全装着時に前記他の電装品の装着を阻害する規制部とを備えることを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のジャンクションブロックにおいて、前記特定の電装品は、前記装着部に完全に装着されたときに同装着部の所定箇所に係合する係合手段を備え、前記検出部は、前記本体の側方へ突出する突片であり、その突片は、前記特定の電装品の完全装着時にのみ、前記係合手段の上端面の真上かつ前記上端面に近接する位置まで移動可能となっていることを要旨とする。
【0011】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のジャンクションブロックにおいて、前記検知部材は、前記検出部を複数個備えることを要旨とする。
【0012】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、検知部材を設けることにより、電装品の不完全装着を確実に検知することができる。また、検知部材の本体を板状に形成し、その本体を装着部形成面に立てた状態で取り付けるようにしている。このため、検知部材の構成が簡単となり、同検知部材を簡単に製造することができる。
【0013】
請求項2に記載の発明によると、前記検出部は、前記特定の電装品の完全装着時に、前記係合手段の上端面の真上かつ前記上端面に近接するようになっている。このため、検出部は、係合手段が装着部の所定箇所に完全に係合したときにのみ係合手段の上端面に近接する。すなわち、検出部は、係合手段と装着部との係合状態を検出することにより、電装品の不完全装着を検知する。係合手段は、電装品が装着部に完全に装着されたときに装着部と係合するため、電装品の不完全装着を確実に検出することができる。しかも、係合手段と装着部との係合状態も確実に検出することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明によると、検知対象となる電装品が複数ある場合には、検出部としての突片を本体に増設するだけでよい。このため、簡単な構成で複数の電装品の不完全装着を検知することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に基づき詳細に説明する。なお、本実施形態においては、ジャンクションブロックとして、車両に搭載されるリレーブロックに具体化している。
【0016】
図1に示すように、ジャンクションブロックとしてのリレーブロック1は、合成樹脂からなるブロック本体2を備えている。ブロック本体2の表面2aには、装着部としての6つのリレー装着部3a〜3fが形成されている。したがって、ブロック本体2の表面2aが装着部形成面となっている。各リレー装着部3a〜3fは、それぞれ表面2aから突出した形状をなしている。また、ブロック本体2の内部には種々のパターンをなすバスバー(図示略)が敷設されており、各リレー装着部3a〜3f内にはバスバーの一部が端子として敷設されている。
【0017】
各リレー装着部3a〜3fには、それぞれ対応する電装品が装着されるようになっている。例えば図3(b)に示すように、リレー装着部3a,3bには特定の電装品としてのリレー21,22が装着され、リレー装着部3cには他の電装品としてのリレー23が装着される。そして、各リレー21〜23の端子(図示略)とリレー装着部3a〜3c内に敷設されたバスバーの端子とが嵌合して、両者が電気的に接続される。
【0018】
図1に示すように、各リレー装着部3a〜3fには、それぞれ係合片4a〜4fが形成されている。また、図2(b)に示すように、各リレー21,22には、係合片4a,4bに係合可能な係合手段としての係合部21a,22aが形成されている。このため、各リレー21,22が各リレー装着部3a,3bに装着されたときには、係合片4a,4bと係合部21a,22aがそれぞれ係合する。そして、各リレー21,22は、各リレー装着部3a,3bに抜け出し不能に保持される。なお、各係合片4a,4bと各係合部21a,22aとを係合させるために必要な押圧力は、各リレー21,22の端子を対応するバスバーに完全に嵌合させる際に必要な押圧力よりも大きくなるように設定されている。すなわち、各係合片4a,4bを各係合部21a,22aに係合させた際には、自ずと各リレー21,22の端子と対応するバスバーとが完全に嵌合するようになっている。
【0019】
ところで、図1〜図3に示すように、表面2aにおける各リレー装着部3a,3bと各リレー装着部3c,3eとの間には、後記する検知部材11を保持する保持部5が設けられている。この保持部5は、ガイド孔6と支持壁7とを備えている。ガイド孔6は、表面2aに透設された2つの透孔であり、それぞれ長孔状をなしている。そして、これらガイド孔6の周縁に支持壁7が立設されている。また、図2(a)に破線で示すように、ガイド孔6の内面には、2対の突起8a,8bが形成されている。
【0020】
そして、この保持部5には、検知部材11が取り付けられる。検知部材11は、図1に示すように、本体12、検出部としての2つの検出片13、規制部としての規制片14、把持部15、及び2つの被保持片16,17から構成されている。本体12は板状に形成されており、検知部材11は、この本体12を立てた状態で保持部5に取り付けられる。すなわち、検知部材11は、表面2aに対して立てた状態で保持部5に保持される。なお、本実施形態においては、検知部材11として、金型成形によって成形される樹脂成型品が用いられている。
【0021】
各被保持片16,17は、本体12の下端に突設されている。被保持片16の両側にはそれぞれ凹部16aが設けられている。検知部材11を保持部5に取り付ける際には、図1に1点鎖線で示すように、各被保持片16,17を各ガイド孔6に挿入する。そして、検知部材11を各ガイド孔6の延びる方向(同図に示す矢印M2方向)に沿って移動させる。これにより、検知部材11は、各ガイド孔6の延びる方向、すなわち図2(a)に矢印M1,M2で示す方向に往復動可能な状態で保持部5に保持される。そして、被保持片16の各凹部16aを前記突起8aまたは突起8bに選択的に係合させることにより、検知部材11は二位置で固定される。
【0022】
図1に示すように、各検出片13及び規制片14は、本体12の上縁から、同本体12の面方向に対して直角をなす方向に延設されている。各検出片13の下面にはリブ13aが形成され、規制片14の下面にはリブ14aが形成されている。これら各リブ13a,14aにより、各検出片13及び規制片14の変形が防止されている。
【0023】
図3(b)にも併せ示すように、各検出片13は、前記被保持片16の凹部16aを前記保持部5の突起8bに係合させた際に、各係合片4a,4bの上方に位置する箇所に形成されている。また、図2(b)に示すように、表面2aから各検出片13の下面までの高さは、表面2aからリレー21(22)の係合部21a(22a)の上面までの高さよりも僅かに高く設定されている。
【0024】
したがって、検知部材11を前記矢印M1方向に移動させて凹部16aを突起8bに係合させた際には、各検出片13の下面が各係合部21a(22a)の上端面に近接した状態となる。
【0025】
一方、規制片14は、図3(a)に示すように、凹部16aを突起8aに係合させた際に、リレー装着部3cの上方に位置する箇所に形成されている。また、図2(b)に示すように、表面2aから規制片14の下面までの高さは、表面2aからリレー装着部3cの上端面までの高さよりも僅かに高く設定されている。このため、検知部材11を前記矢印M2方向に移動させて凹部16aを突起8aに係合させた際には、規制片14の下面がリレー装着部3cの上端面に近接した状態となる。なお、本実施形態においては、表面2aから規制片14までの高さと、表面2aから各検出片13までの高さとが同一となっている。
【0026】
したがって、規制片14は、図3(a)に示すように、各検出片13が各係合部21a,22aから離間した状態のときに、リレー装着部3cの上端面と近接するようになっている。また、同規制片14は、図3(b)に示すように、各検出片13が各リレー装着部3a,3bの上端面に近接した状態のときに、リレー装着部3cから離間するようになっている。
【0027】
また、一方の検出片13の上面には、前記把持部15が上方に向かって突設されている。このため、この把持部15を把持することにより、検知部材11を前記矢印M1,M2方向に容易に往復動させることができる。
【0028】
次に、各リレー21〜23を各リレー装着部3a〜3cに装着する手順について説明する。
まず、図3(a)に示すように、把持部15を把持して、検知部材11を矢印M2方向に移動させる。そして、被保持片16の凹部16aと保持部5の突起8aとを係合させる。これにより、各検出片13がリレー装着部3a,3b(図示略)から離間し、各リレー装着部3a,3bに対する各リレー21,22の装着が可能となる。また、それとともに、リレー装着部3cの上端面に規制片14が近接し、同リレー装着部3cに対するリレー23の装着が阻害される。
【0029】
そして、各リレー21,22を各リレー装着部3a,3bに装着する。このとき、各係合部21a,22aを、各リレー装着部3a,3bの各係合片4a,4bにそれぞれ係合させる。
【0030】
その後、把持部15を把持して、検知部材11を矢印M1方向に移動させる。そして、図3(b)に示すように、被保持片16の凹部16aと保持部5の突起8bとを係合させる。これにより、各検出片13の下面が各リレー21,22の上端面にほぼ近接した状態となるとともに、規制片14がリレー装着部3cから離間した状態となる。すなわち、リレー装着部3cに対するリレー23の装着が可能となる。
【0031】
そして、図3(b)に示すように、リレー23をリレー装着部3cに装着する。
ところで、各リレー21,22の係合部21a,22aが各係合片4a,4bに完全に係合されていないときには、該リレー21、22はリレー装着部3a,3bに完全に装着されていない。すなわち、各リレー21,22の各端子と、リレー装着部3a,3b内に敷設されたバスバーの各端子とが完全に嵌合していない状態(半嵌合状態)となる。そして、こうした各リレー21,22がどちらか一方でも不完全装着状態にあるときには、検知部材11を矢印M1方向に移動させる際に、検出片13が各係合部21a,22aの上縁に衝突してしまう。このため、検知部材11を矢印M1方向に移動できなくなり、リレー装着部3cにリレー23を装着することができない。すなわち、規制片14によってリレー23の装着が阻害される。したがって、各リレー21,22の不完全装着を確実に検知することができる。
【0032】
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)リレー21,22のうちのどちらか一方でもリレー装着部3a,3bに完全に装着されていないときには、リレー23をリレー装着部3cに装着することができない。このため、リレー21,22の不完全装着を確実に検知することができる。
【0033】
また、検知部材11は、板状の本体12と、その本体12から延設された検出片13及び規制片14とから構成されている。このため、検知部材11の構成が簡単であり、検知部材11を成形するための金型の構成も簡単となる。したがって、検知部材11の製造コストを低く抑えることができる。
【0034】
(2)各検出片13は、係合部21a,22aの上縁に衝突するか否かによって、各リレー21,22の不完全装着を検知するようになっている。すなわち、検知部材11は、係合部21a,22aと係合片4a,4bとの係合状態を検出することによってリレー21,22の不完全装着を検知するようになっている。各係合部21a,22aは、各リレー21,22がリレー装着部3a,3bに完全に装着されたときに各係合片4a,4bに係合する。このため、リレー21,22の不完全装着を確実に検出することができる。しかも、係合部21a,22aと係合片4a,4bとの係合状態も確実に検出することができる。
【0035】
(3)検知部材11は、板状の本体12が表面2a上に立てた状態で取り付けられることによって保持部5に保持される。このため、表面2a上における検知部材11の取付スペースを小さく抑えることができ、省スペース化を図ることができる。
【0036】
(4)1つの検知部材11によって2つのリレー21,22の不完全装着を検知することができる。しかも、そのための構成が、本体12に延設された2つの検出片13である。よって、簡単な構成で複数のリレーの不完全装着を検知することができる。
【0037】
さらに、前記リレー21,22以外のリレーも検知する必要がある場合には、そのリレーと対応する箇所に前記検出片13と同様の検出片を設ければよく、本体12を別個に設ける必要もない。したがって、検知部材11の製造コストをより低く抑えることができ、省スペース化を図ることができる。
【0038】
(5)一方の検出片13の上面には、前記把持部15が上方に向かって突設されている。このため、この把持部15を把持することにより、検知部材11を前記矢印M1,M2方向に容易に往復動させることができる。
【0039】
(6)被保持片16には凹部16aが設けられ、保持部5にはその凹部16aと係合可能な各突起8a,8bが設けられている。このため、凹部16aを各突起8a,8bに係合させることにより、検知部材11を二位置で固定することができる。したがって、リレーブロック1の搬送時や車両の走行時等における検知部材11のガタツキを防止することができる。
【0040】
(7)規制片14は、リレー装着部3cの上面に近接するようになっている。このため、リレー21,22の不完全装着時には、リレー装着部3cへのリレー23の装着を、規制片14によって確実に阻害させることができる。
【0041】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 規制片14の形成箇所は、前記実施形態のようなリレー装着部3cと対応した位置に限定されない。例えば、図4に示すように、規制片14を、リレー装着部3dと対応した位置に設けてもよい。このようにすれば、図4(b)に示すように、各リレー21,22が完全装着されたときにのみ、リレー31をリレー装着部3dに装着できるようになる。したがって、このようにしても、各リレー21,22の不完全装着を検知することができる。
【0042】
また、ここでは規制片14の形成箇所のみに限らず、これと同様に、検出片13の形成箇所を変更してもよい。このようにすれば、各リレー装着部3a〜3fに装着されるどのリレーであっても不完全装着を検知することができる。
【0043】
・ 検知部材11は、検出片13を2つ備えるものに限定されない。すなわち、検出片13を1つのみ備える検知部材11または検出片13を3つ以上備える検知部材11に変更してもよい。
【0044】
・ 各検出片13及び規制片14に形成されたリブ13a,14aを省略してもよい。このようにすれば、検知部材11の構成をより簡単にすることができる。したがって、検知部材11を成形するための金型の構成もより簡単となり、検知部材11の製造コストをより低く抑えることができる。
【0045】
また、検出片13に形成された把持部15を省略してもよく、このようにしても、同様の効果を得ることができる。
・ 検知部材11は、金型成形された樹脂成型品に限定されない。例えば、検知部材11として金属材料を用い、同材料を切削加工や折り曲げ加工することによって検知部材11を形成してもよい。
【0046】
・ 各検出片13を、リレー21,22の係合部21a,22aの上面以外の箇所に近接するように形成してもよい。例えば、下面がリレー21,22の上面(図2に示す「上面21b(22b)」)に近接するように各検出片13を形成してもよい。
【0047】
・ 前記実施形態では、ジャンクションブロックをリレーブロック1に具体化し、装着部としてリレー装着部3a〜3fに具体化し、電装品としてリレー21〜23に具体化している。しかし、これに限らず、例えば、装着部としてコネクタやヒュージブルリンク等の装着部に具体化し、電装品としてコネクタやヒュージブルリンク等に具体化してもよい。すなわち、ジャンクションブロックをコネクタブロックやヒュージブルリンクブロックに具体化してもよい。
【0048】
・ 前記保持部5に形成された支持壁7を省略してもよい。このようにすれば、ブロック本体2の成形を簡単にすることができる。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。
【0049】
(1) 請求項2または請求項3に記載のジャンクションブロックにおいて、前記検出部及び前記規制部にはリブが設けられていること。この技術的思想(1)に記載の発明によれば、検出部及び規制部の変形を防止することができる。
【0050】
(2) 請求項1〜3、技術的思想(1)のいずれか1項に記載のジャンクションブロックにおいて、前記特定の電装品の不完全装着時に、前記規制部は、前記他の電装品が装着される装着部の上面に近接すること。この技術的思想(2)に記載の発明によれば、特定の電装品の不完全装着時には、他の電装品の装着を確実に阻害することができる。
【0051】
(3) 請求項1〜3、技術的思想(1),(2)のいずれか1項に記載のジャンクションブロックにおいて、前記装着部形成面には、前記検知部材を保持可能な保持部が設けられ、その保持部には、前記検知部材を二位置で固定する固定手段を備えていること。この技術的思想(3)に記載の発明によれば、検知部材のガタツキを防止することができる。
【0052】
(4) 請求項1〜3、技術的思想(1)〜(3)のいずれか1項に記載のジャンクションブロックにおいて、前記検知部材は、把持部を備えていること。この技術的思想(4)に記載の発明によれば、検知部材を容易に移動させることができる。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、検知部材の構成が簡単となり、同検知部材を簡単に製造することができる。
【0054】
請求項2に記載の発明によれば、電装品の不完全装着を確実に検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、簡単な構成で複数の電装品の不完全装着を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジャンクションブロックの一実施形態を示す斜視図。
【図2】(a)は同実施形態の一部を拡大して示す平面図、(b)は同実施形態の一部を破断して示す側面図。
【図3】同実施形態の一部を拡大して示す平面図。
【図4】本発明に係るジャンクションブロックの他の実施形態の一部を拡大して示す平面図。
【図5】従来のジャンクションブロックの一部を示す分解斜視図。
【図6】図5のA−A線断面図。
【符号の説明】
1…ジャンクションブロックとしてのリレーブロック、2…ブロック本体、2a…装着部形成面としての表面、3a〜3f…装着部としてのリレー装着部、4a,4b,4d…係合片、5…保持部、6…ガイド孔、7…ガイド壁、8a,8b…固定手段としての突起、11…検知部材、12…本体、13…検出部としての検出片、14…規制部としての規制片、15…把持部、16…被保持片、16a…凹部、21〜23,31…電装品としてのリレー。

Claims (3)

  1. 電装品を装着可能な複数の装着部と、装着部形成面に沿って移動可能に設けられ前記電装品の不完全装着を検知する検知部材とを備え、特定の電装品が完全に装着されていないときには、前記検知部材によって他の電装品の装着が阻害されるようにしたジャンクションブロックにおいて、
    前記検知部材は、前記装着部形成面に立てた状態で取り付けられる板状の本体と、前記特定の電装品の不完全装着時に同電装品の一部に接触して該検知部材の移動を妨げる検出部と、前記不完全装着時に前記他の電装品の装着を阻害する規制部とを備えることを特徴とするジャンクションブロック。
  2. 前記特定の電装品は、前記装着部に完全に装着されたときに同装着部の所定箇所に係合する係合手段を備え、
    前記検出部は、前記本体の側方へ突出する突片であり、その突片は、前記特定の電装品の完全装着時にのみ、前記係合手段の上端面の真上かつ前記上端面に近接する位置まで移動可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のジャンクションブロック。
  3. 前記検知部材は、前記検出部を複数個備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のジャンクションブロック。
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