JP3751574B2 - 目標位置探知方法および目標位置探知システム - Google Patents

目標位置探知方法および目標位置探知システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機、船舶などの目標の位置を探知する目標位置探知方法および目標位置探知システムに係わり、さらに詳しくは、送信局から送信された電波が直接受信局に到来する時刻と目標で反射されて受信局に到来時刻の差を用いて、送信局から見た目標と受信局のなす角度および受信局から見た目標と送信局のなす角度を求め、三角測量の原理によって目標の位置を探知する目標位置探知方法および目標位置探知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の目標位置の特定(探知)方法の一例(従来の方法1)を示す図である。
図において、30は位置探知の対象物である目標、31は第一の受信局、32は第二の受信局、19は第一の受信局31と第二の受信局32を結ぶ基線、41は第一の受信局31で測定した目標30の方位角(即ち、第一の受信局31から見た目標30と第二の受信局32のなす角度)、42は第二の受信局32で測定した目標30の方位角(即ち、第二の受信局32から見た目標30と第一の受信局31のなす角度)である。
従来の方法1は、図9に示すように、第一の受信局31と第二の受信局32の2つの受信局を設置し、各受信局において、目標30が送信する電波を受信して、目標30の方位角を測定する。
また、第一の受信局31と第二の受信局32を結ぶ基線19の距離は、測量等により既知である。
【0003】
従って、目標30の位置を三角形の頂点A、第一の受信局31の位置を三角形の頂点B、第二の受信局32の位置を三角形の頂点Cとすると、三角形ABCにおいて辺BCの長さとその両端の角度が求められることになり、三角測量の原理により頂点Aに位置を決定することができる。
即ち、基線19の距離(長さ)、第一の受信局31で測定した目標30の方位角41および第二の受信局32で測定した目標30の方位角42を用いて、三角測量の原理により目標30の位置を特定(探知)することができる。
【0004】
また、図10は、従来の別の方法による目標位置の特定(探知)方法(従来の方法2)を示す図である。
図において、21は時刻t1における受信局の第一の位置、22は時刻t2における受信局の第二の位置、30は位置探知の対象物である目標、23は時刻t1における受信局の第一の位置21と時刻t2における受信局の第二の位置22を結ぶ基線、24は時刻t1の第一の位置21において受信局が測定した目標の方位角、25は時刻t2の第二の位置22において受信局が測定した目標30の方位角である。
この従来の方法2においては、受信局は直線(即ち、基線23)上を移動しながら、時刻t1と時刻t2に目標30が送信する電波を受信することにより、第一の位置21および第二の位置22における目標30の方位角を測定する。
【0005】
また、時刻t1における受信局の第一の位置21と時刻t2における受信局の第二の位置22を結んだ基線23の距離も測定できるので、従来の方法1と同様に三角測量の原理により目標30の位置を特定することができる。
即ち、基線23の距離(長さ)、第一の位置21において受信局が測定した目標30の方位24および第二の位置22において受信局が測定した目標30の方位25を用いて、三角測量の原理により目標30の位置を特定(探知)することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方法1では、目標30が電波を送信している必要がある。
また、各受信局間での目標30の方位角測定を同一時刻に行う必要があるほか、各受信局の位置をあらかじめ知っておく必要があるので、何らかの方法で受信局間の同期を取る必要があった。
また、従来の方法2では、目標30が電波を送信している必要があると共に、各時刻における移動する受信局の位置を知る必要があるほか、受信局位置を特定(探知)するまでに(時刻t2−時刻t1)の時間を必要とするなどの問題点があった。
【0007】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、受信局間での同期を取ることなく、電波を送信していない目標の位置を探知できる目標位置探知方法および目標位置探知システムを提供することを目的とする。
また、電波を送信していない目標の位置探知を、短時間、かつ、高精度に行える目標位置探知方法および目標位置探知システムを提供することを目的とする。
また、電波を送信している目標が海面上にある場合に、目標の位置探知を容易に行える目標位置探知方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る目標位置探知方法は、所定時間で一回転する送信局のアンテナからパルス列信号の電波を位置探知目標および受信局に送信し、上記受信局に直接到来する上記パルス列信号の到来時刻と上記位置探知目標で反射されてから上記受信局に到来する上記パルス列信号の到来時刻との差に基づいて、上記送信局から直接上記受信局に至る第一の経路長と上記送信局から上記位置探知目標を経由して上記受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出し、上記送信局のアンテナが所定時間で一回転することにより生じる振幅変調信号のピーク振幅が上記受信局に直接到来する到来時刻と、上記振幅変調信号のピーク振幅が上記位置探知目標で反射されてから上記受信局に到来する到来時刻との差に基づいて、上記送信局から見た上記位置探知目標と上記受信局のなす第一の角度を求め、上記送信局から送信され、上記位置探知目標で反射して上記受信局に到来する電波に基づいて、上記受信局から見た上記位置探知目標と上記送信局のなす第二の角度を求め、求められた上記経路長差、上記第一の角度および第二の角度を用いて、上記位置探知目標の位置を算出するものである。
【0009】
また、この発明に係る目標位置探知方法は、上記送信局から直接上記受信局に至る上記第一の経路長は既知であることを特徴とする。
【0010】
また、この発明に係る目標位置探知方法は、単位時間に所定の回転数で回転する送信局の指向性アンテナから位置探知目標に振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に上記送信局の無指向性アンテナから上記振幅変調信号の電波を全方位に送信し、上記指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号と、上記無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記送信局から見た上記位置探知目標と上記受信局のなす第一の角度を求め、上記位置探知目標からの反射電波に基づいて、上記受信局から見た上記位置探知目標と上記送信局のなす第二の角度を求め、求められた上記第一の角度、第二の角度および既知の上記送信局と上記受信局間の距離を用いて、上記位置探知目標の位置を算出するものである。
【0011】
また、この発明に係る目標位置探知方法の送信局より送信される電波はパルス列信号を含み、上記受信局に直接到来する上記パルス列信号の到来時刻と上記位置探知目標で反射されてから上記受信局に到来する上記パルス列信号の到来時刻との差に基づいて、上記送信局から直接上記受信局に至る第一の経路長と上記送信局から上記位置探知目標を経由して上記受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出し、算出された上記経路長差、求められた上記第一の角度および第二の角度を用いて、上記位置探知目標の位置を算出するものである。
【0012】
また、この発明に係る目標位置探知方法は、単位時間に所定の回転数で回転する第一の送信局の指向性アンテナから位置探知目標に第一の振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に上記第一の送信局の無指向性アンテナから上記第一の振幅変調信号の電波を全方位に送信し、単位時間に所定の回転数で回転する第二の送信局の指向性アンテナから位置探知目標に第二の振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記第二の送信局の上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に上記第二の送信局の無指向性アンテナから上記第二の振幅変調信号の電波を全方位に送信し、上記第一の送信局の指向性アンテナから送信された第一の振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号と、上記第一の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記第一の送信局から見た上記位置探知目標と上記第二の送信局のなす第一の角度を求め、上記第二の送信局の指向性アンテナから送信された第二の振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号と、上記第二の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記第二の送信局から見た上記位置探知目標と上記第一の送信局のなす第二の角度を求め、
求められた上記第一の角度、第二の角度および既知の上記第一の送信局と上記第二の送信局間の距離を用いて、上記位置探知目標の位置を算出するものである。
【0014】
また、この発明に係る目標位置探知システムは、所定時間で一回転する送信局のアンテナからパルス列信号の電波を位置探知目標および受信局に送信する送信局と、上記位置探知目標で反射される電波と上記送信局から直接到来する電波を受信する受信局であって、上記送信局から直接到来する上記パルス列信号の到来時刻と上記位置探知目標で反射されてから到来する上記パルス列信号の到来時刻との差に基づいて、上記送信局から直接上記受信局に至る第一の経路長と上記送信局から上記位置探知目標を経由して上記受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出する手段と、上記送信局のアンテナが所定時間で一回転することにより生じる振幅変調信号のピーク振幅が上記受信局に直接到来する到来時刻と、上記振幅変調信号のピーク振幅が上記位置探知目標で反射されてから上記受信局に到来する到来時刻との差に基づいて、上記送信局から見た上記位置探知目標と上記受信局のなす第一の角度を求める手段と、上記送信局から送信され、上記位置探知目標で反射して上記受信局に到来する電波に基づいて、上記受信局から見た上記位置探知目標と上記送信局のなす第二の角度を求める手段とを有した受信局とを備え、求められた上記経路長差、上記第一の角度および第二の角度を用いて、上記位置探知目標の位置を算出するものである。
【0015】
また、この発明に係る目標位置探知システムは、単位時間に所定の回転数で回転する指向性アンテナから位置探知目標に振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に無指向性アンテナから上記振幅変調信号の電波を全方位に送信する送信局と、上記送信局から送信され、上記位置探知目標で反射された電波を受信する受信局であって、上記指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号と、上記無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記送信局から見た上記位置探知目標と上記受信局のなす第一の角度を求める手段と、上記位置探知目標からの反射電波に基づいて、上記受信局から見た上記位置探知目標と上記送信局のなす第二の角度を求める手段とを有した受信局を備え、求められた上記第一の角度、第二の角度および既知の上記送信局と上記受信局間の距離を用いて、上記位置探知目標の位置を算出するものである。
【0016】
また、この発明に係る目標位置探知システムの送信局は、送信する電波にパルス列信号を含み、上記受信局は、直接到来する上記パルス列信号の到来時刻と上記位置探知目標で反射されてから到来する上記パルス列信号の到来時刻との差に基づいて、上記送信局から直接上記受信局に至る第一の経路長と上記送信局から上記位置探知目標を経由して上記受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出する手段をさらに有し、算出された上記経路長差、求められた上記第一の角度および第二の角度を用いて、上記位置探知目標の位置を算出するものである。
【0017】
また、この発明に係る目標位置探知システムは、単位時間に所定の回転数で回転する指向性アンテナからら位置探知目標に第一の振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に無指向性アンテナから上記第一の振幅変調信号の電波を全方位に送信する第一の送信局と、単位時間に所定の回転数で回転する指向性アンテナから位置探知目標に第二の振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に無指向性アンテナから上記第二の振幅変調信号の電波を全方位に送信する第二の送信局と、上記第一の送信局および上記第二の送信局から送信され、上記位置探知目標で反射された電波を受信する受信局であって、上記第一の送信局の指向性アンテナから送信された第一の振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射してから受信される受信電波信号と、上記第一の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射してから受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記第一の送信局から見た上記位置探知目標と上記第二の受信局のなす第一の角度を求める手段と、上記第二の送信局の指向性アンテナから送信された第二の振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号と、上記第二の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記第二の送信局から見た上記位置探知目標と上記第一の送信局のなす第二の角度を求める手段を有した受信局とを備え、求められた上記第一の角度、第二の角度および既知の上記第一の送信局と上記第二の送信局間の距離を用いて、上記位置探知目標の位置を算出するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当のものを表す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による目標位置探知方法の要領を説明するための図である。
図において、1は送信局、2は受信局、3は位置探知目標(以下、単に目標と称す)、4は送信局1から受信局2に直接到来する電波(直接波)、5は送信局1から目標3に送信する電波(送信波)、6は目標3で反射して受信局に到来する電波(目標3からの反射波)、7は受信局2から見た目標3の方位角(即ち、受信局2から見た目標3と送信局1のなす角度)、8は送信局1から見た目標3の方位角(即ち、送信局1から見た目標3と受信局2のなす角度)である。
なお、送信局1は、アンテナを回転させながらパルス列信号の電波を送信するものとする。
【0019】
図2は、送信局1から送信されたパルス列信号の電波が直接受信局2に到達する電波(直接波)と、送信局1から送信されたパルス列信号の電波が目標3で反射され、受信局2に到達する電波(反射波)の時刻差を説明するための図である。
図において、(a)は送信局1から送信されるパルス列信号の電波、(b)は送信局1から送信され、受信局2に直接到来するパルス列信号の電波、(c)は送信局1から送信され、目標3で反射して受信局2に到来するパルス列信号の電波である。
図2に示すように、送信局1から受信局2に直接到来するパルス列信号の電波(直接波)4と、目標3で反射して受信局2に到来するパルス列信号の電波(目標からの反射波)6とには、その経路長に差があるため、送信されたパルス列の到来時刻にも差が生じ、その時刻差は経路差300m当たり1μsとなる。
従って、この時間(即ち、パルス列の到来時刻差)を測定することで、送信局1と受信局2の間の距離と送信局1から目標3を経由して受信局2に至る距離の差である経路差を算出できる。
【0020】
一方、送信局1のアンテナは所定の回転速度で回転しているため、図3に示すように、受信局2ではアンテナが一回転に要する時間を1周期として、振幅変化する信号として受信される。
即ち、受信局2で受信される電波の強さは、アンテナ一回転毎に振幅のピークが現れる。
図3において、(a)は送信局1から送信された電波が目標3で反射して受信局2に到来する反射波であり、(b)は送信局1から送信された電波が直接受信局2に到来する直接波である。
送信局1から受信局2に直接到来する電波(直接波)4の振幅ピークと、目標3で反射して受信局2に到来する電波(目標からの反射波)6の振幅ピークの時間差から、以下の式を計算することで、送信局1から見た目標3と受信局2とのなす角度8が求まる。
角度8 : 360゜ = ΔT : T
なお、Tはアンテナ一回転に要する時間、ΔTは目標3からの反射波6の振幅がピークになるとき時間と直接波4の振幅がピークになるときの時間との時間差(ピーク振幅時間差)である。
【0021】
また、受信局2から見た目標3の方位7は、目標3からの反射波6により受信局2で測定可能である。
このように本実施の形態では、送信局1から見た目標3と受信局2のなす角度8と受信局2から見た目標3と送信局1のなす角度7と、送信局1と受信局2の間の距離と送信局1から目標3を経由して受信局2に至る距離の差(経路差)が求まるので、目標3の位置は作図により算出が可能(即ち、探知が可能)である。
即ち、図1に示すように、目標3の位置を三角形の頂点A、送信局1の位置を三角形の頂点B、受信局2の位置を三角形の頂点Cとする三角形ABCにおいて、辺BCの両端の角度と、辺BCの長さと辺BA+辺ABの長さの差が求められることになり、三角測量の原理により頂点Aの位置を算出できる。
【0022】
この方法においては、送信局1の位置も作図により算出が可能であるので、送信局1がアンテナを回転させてパルス列を送信していれば、送信局1は受信局2とは何ら関係の無い設備であっても良い。
また、厳密にはΔTには経路差による時間差も含まれているが、経路差による時間差はms(ミリセカンド)オーダー、ΔTは秒オーダーであるので無視しても差し支えない。
【0023】
実施の形態2.
上述の実施の形態1による目標位置探知方法では、送信局の位置が不明な場合(送信局と受信局の間の距離が不明な場合)の例を示したが、送信局が地上施設等で位置が既知である場合、即ち、送信局と受信局の間の距離が既知である場合には、もっと容易に目標の位置を特定(探知)できる。
図4は、実施の形態2による目標位置探知方法の要領を説明するための図である。
図において、1は送信局、2は受信局、3は位置探知の対象物である目標、4は送信局1から受信局2に直接到来する電波(直接波)、5は送信局1から目標3に到達する電波(送信波)、6は目標3で反射して受信局2に到来する電波(目標からの反射波)、7は受信局2から見た目標3の方位角(即ち、受信局2から見た目標3と送信局1のなす角度)、8は送信局1から見た目標3の方位角(即ち、送信局1から見た目標3と受信局2のなす角度)である。
【0024】
なお、実施の形態1の場合と同様に、送信局1はアンテナを回転させてパルス列を送信するものとする。
従って、実施形態1と同様に、送信局1から受信局2に直接到来する電波4と、目標3で反射して受信局2に到来する電波6のピーク振幅の時間差(ピーク振幅時間差)から、以下の式を計算することで、送信局1から見た目標3と受信局2のなす角8が求まる。
角度8 : 360゜ = ΔT : T
なお、Tはアンテナ一回転に要する時間、ΔTは目標3からの反射波6の振幅がピークになるとき時間と直接波4の振幅がピークになるときの時間との時間差(ピーク振幅時間差)である。
また受信局2から見た目標3の方位角7は目標3からの反射波6により受信局2で測定可能である。
【0025】
このように、本実施の形態においては、目標3の位置を三角形の頂点A、送信局1の位置を三角形の頂点B、受信局2の位置を三角形の頂点Cとすると、三角形ABCにおいて、三角形の2つ角度、即ち、頂点Bの角度(送信局1から見た目標3と受信局2のなす角度8)と頂点Cの角度(受信局2から見た目標3と送信局1のなす角度7が求まり、また、1辺BCの長さ(送信局1と受信局2の間の距離)が既知であるので、三角測量の原理により、目標3の位置は作図により容易に算出が可能(即ち、探知が可能)である。
【0026】
実施の形態3.
また、前述の実施の形態1および2による目標位置探知方法では、送信局が受信局とは無関係な施設を利用した例を示したが、本実施の形態による目標位置探知方法では、VOR(超短波全方位無線標識)の原理を用いた送信局を利用することを特徴とする。
図5は、本実施の形態による目標位置探知方法の要領を説明するための図であり、また、図6は、本実施の形態による目標位置探知方法の原理を説明するための図である。
図5において、1は送信局、2は受信局、3は目標、4は送信局1から受信局2に直接到来する電波、5は送信局1から目標3に到達する電波、6は目標で反射して受信局2に到来する電波、7は受信局2から見た目標3と送信局1のなす角度、8は送信局1から見た目標3と受信局2のなす角度、9は送信局1から見た目標3の北からの方位角(真北方向に対する角度)である。
【0027】
本実施の形態による目標位置探知方法は、例えば、一秒間に30回転する送信局1の指向性アンテナから送信される電波信号の位相と、一秒間に30回全方位に送信を行う送信局1の無指向性アンテナからの送信される電波信号の位相を比較して、その信号の位相差に基づいて送信局1から見た目標3の真北からの方位角9を求めることを特徴とするものである。
本実施の形態においては、送信局1の指向性アンテナは、例えば一秒間に30回転しながら正弦波状の振幅変調信号の電波を送信しており、送信局1の指向性アンテナが真北を向いた時に、送信局1の無指向性アンテナからも同じ電波を全方位に送信する。
目標3は、指向性アンテナからの電波と無指向性アンテナからの電波の両方の電波を同時刻に受信すると共に、受信した両方の電波を受信局2に反射する。
【0028】
従って、例えば、送信局1の真北に目標3が位置している場合(送信局1から見た目標3の北からの方位角9が0°の場合)は、目標3で反射され受信局2で受信する無指向性アンテナから信号と指向性アンテナからの信号の間には、図6の(a)に示すように、その振幅変調信号の位相差(時間差)はない。
即ち、目標3で反射され、受信局3が受信する無指向性アンテナから信号と指向性アンテナからの信号の間に位相差(時間差)がなければ、送信局1から見た目標3の北からの方位角9は0°であることが判る。
また、送信局1の真南に目標3が位置しておれば(即ち、方位角9が180°の方向に目標3が位置しておれば)、目標3で反射され受信局2で受信する無指向性アンテナから信号と指向性アンテナからの信号の間には、図6の(c)に示すように、180°の位相差(例えば、指向性アンテナが1秒間に30回転している場合には、1/30÷2秒の時間差)がある。
即ち、目標3で反射され、受信局3が受信する無指向性アンテナからの信号と指向性アンテナからの信号の間の位相差が180°であれば、送信局1から見た目標3の北からの方位角9は180°であることが判る。
【0029】
同様に、送信局1の真東に目標3が位置しておれば(即ち、方位角9が90°の方向に目標3が位置しておれば)、目標3で反射され受信局2で受信する無指向性アンテナからの信号と指向性アンテナからの信号の間には、図6の(b)に示すように、90°の位相差がある。
即ち、目標3で反射され、受信局3が受信する無指向性アンテナから信号と指向性アンテナからの信号の間に位相差が90°であれば、送信局1から見た目標3の北からの方位角9は90°であることが判る。
なお、指向性アンテナからの電波信号と指向性アンテナからの電波信号は弁別が可能なように、その周波数は互いに異なっている。
【0030】
以上のように、本実施の形態においては、例えば、一秒間に30回転する送信局1の指向性アンテナから送信される電波信号の位相と、一秒間に30回全方位に送信を行う送信局1の無指向性アンテナからの送信される電波信号の位相を受信局2において比較して、その信号の位相差に基づいて、送信局1から見た目標3の真北からの方位9を求めることができる。
このように、目標3からの反射波の振幅変調の位相差には、送信局から見た目標の方位角9の情報が含まれており、目標3からの反射波の位相差を検知することにより角度9は容易に求められる。
送信局1から見た目標3と受信局2のなす角度8は、(90°−角度8)であるので、角度8はすぐに求まる。
【0031】
また、受信局2から見た目標3の方位7は、実施の形態2あるいは3の場合と同様に、目標3からの反射波6により受信局2で測定可能である。
なお、上述の説明では、基準となる方位を真北にした場合について述べているが、送信局と受信局の間で予め基準とする方位を決めておけば、基準方位は真北に限定されるものではない。
また、指向性アンテナが1秒間に30回転する場合について説明しているが、所定の比較的高い回転速度であればよく、これに限定されるものではない。
【0032】
いま、送信局1および受信局2の間の距離が既知であるとすると、本実施の形態においても、目標3の位置を三角形の頂点A、送信局1の位置を三角形の頂点B、受信局2の位置を三角形の頂点Cとすると、三角形ABCにおいて、三角形の2つ角度、即ち、頂点Bの角度(送信局1から見た目標3と受信局2のなす角度8)と頂点Cの角度(受信局2から見た目標3と送信局1のなす角度7が求まり、1辺BCの長さ(送信局1と受信局2の間の距離)が既知であるので、三角測量の原理により、目標3の位置は作図により算出が可能である。
【0033】
前述の実施の形態1あるいは2においては、送信局1のアンテナ1回転に要する時間は通常数秒以上のとなる場合が多く、測定に時間がかかるため目標位置の探知精度が悪くなる可能性がある。
例えば、アンテナが12秒で1回転し、目標3と受信局2が680m/s(マッハ2)で接近する方向に移動していると仮定すると、12秒間では約16kmの相対位置変化が生じる。
送信局1、受信局2および目標3間の距離が近接していた場合、お互いの相対方位の関係も大きく変化するので、目標位置の探知精度が悪くなる。
これに対して、本実施の形態では、アンテナの回転速度が高いため、短時間、かつ、高精度な目標位置の探知が可能となる。
また、送信局が高速で移動する場合でも用いることができる。
【0034】
実施の形態4.
前述の実施の形態3では、送信局の位置が既知の場合(送信局と受信局の間の距離が既知の場合)を示したが、送信局1の位置が未知の場合でも目標の位置が特定できる。
ただし、送信局1から送信する送信波は、パルス列の送信を行う必要がある。
そして実施の形態1の場合と同様に、送信局1からと受信局2に直接到来する電波4と、目標3で反射して受信局2に到来する電波6との時間差(パルス列の到来時刻差)から経路差(即ち、送信局1と受信局2の間の距離と送信局1から目標3を経由して受信局2に至る距離の差)を算出する。
なお、本実施の形態においても、実施の形態3と同様に、送信局1の指向性アンテナは、例えば、一秒間に30回転しながら正弦波状の振幅変調信号の電波を送信しており、送信局1の指向性アンテナが真北を向いた時に、送信局1の無指向性アンテナから同じ電波を全方位に送信する。
目標3は指向性アンテナからの電波と指向性アンテナからの電波の両方の電波を同時刻に受信すると共に、目標3は受信した両方の電波を受信局2に反射する。
【0035】
そして、受信局2において、一秒間に30回転する送信局1の指向性アンテナから送信される電波信号の位相と、一秒間に30回全方位に送信を行う送信局1の無指向性アンテナからの送信される電波信号の位相を比較し、その比較結果の位相差に基づいて、送信局1から見た目標3の真北からの方位角9を求めることができる。
送信局1から見た目標3と受信局2のなす角度8は、(90°−角度9)であるので、角度8はすぐに求まる。
また、受信局2から見た目標3の方位角7は、実施の形態2あるいは3の場合と同様に、目標3からの反射波6により受信局2で測定可能である。
【0036】
以上説明したように、本実施の形態においても、目標3の位置を三角形の頂点A、送信局1の位置を三角形の頂点B、受信局2の位置を三角形の頂点Cとする三角形ABCにおいて、辺BCの両端の角度(即ち、送信局1から見た目標3と受信局2のなす角度8と受信局2から見た目標3と送信局1のなす角度7)と、辺BCの長さと(辺BAの長さ+辺ABの長さ)の差が求められるので、三角測量の原理により頂点Aの位置(即ち、目標3の位置)を算出することができる。
【0037】
なお、実施の形態1と実施の形態4との主な相違点について、以下に説明しておく。
まず、送信局1については、実施の形態1では、実施の形態1による発明とは関係のない送信源、例えば、民間の気象レーダや航空路完成レーダを利用できる。
これに対して、本実施の形態では、VOR(超短波全方位無線標識)の原理を用いた送信機を送信局として使用し、所定のルールで変調をかけた電波を送信する。
次に、アンテナ回転数については、実施の形態1では通常10〜4rpmであるが、実施の形態4では1800rpmである。
また、角度の求め方については、実施の形態1では、図3のピーク振幅の時間差から図1の角度8を計算する。
これに対して、実施の形態4では、まず、図5の角度9を実施の形態3による方法で求め、次に送信局1から見た目標3と受信局2のなす角度8を求める。
一方、受信局2において、受信する目標3からの反射波により受信局2と目標3と受信局2と受信局1のなす角度7を計測して求める。
その結果、実施の形態1による目標位置探知方法は、送信局が高速移動している場合には探知精度は粗いが、実施の形態4による目標位置探知方法では、送信局1の位置が未知で、かつ、送信局が高速移動の場合でも良好な精度で目標位置の探知が行える。
【0038】
実施の形態5.
本実施の形態による目標探知方法は、上述の実施の形態4において、さらに、送信局1とは別の第二の送信局を設置したことを特徴とする。
図7において、1は第一の送信局、10は第二送信局、2は受信局、3は位置探知を行う対象物である目標、5は第一の送信局1から送信され目標3に到達する電波、11は第二の送信局10から送信され目標3に到達する電波、6は電波5が目標3で反射して受信局2に到来する電波、12は電波11が目標3で反射して受信局2に到来する電波、7は第二の送信局10から見た目標3と第一の送信局1のなす角度、8は第一の送信局1から見た目標3と第二の送信局10のなす角度、9は第一の送信局1から見た目標3の北からの方位角、13は第二の送信局10から見た目標3の北からの方位角、14は第一の送信局1と第二の送信局10を結ぶ基線である。
【0039】
なお、実施の形態3と同様に、第一の送信局1および第二の送信局10の指向性アンテナは、例えば一秒間に30回転しながら正弦波状の振幅変調信号の電波を送信している。
そして、それぞれの送信局では、指向性アンテナが真北を向いた時に、無指向性アンテナからも同じ電波を全方位に送信する。
目標3は第一の送信局1および第二の送信局10の指向性アンテナからの電波と無指向性アンテナからの電波の両方の電波を同時刻に受信すると共に、目標3は受信した電波を受信局2に反射する。
【0040】
目標3からの反射波の振幅変調の位相差には、第一の送信局1から見た目標3の北から方位角9および第二の送信局10から見た目標3の北からの方位角13の情報が含まれており、受信局2において角度9および角度13の測定が可能である。
角度9および角度13が求まれば、第一の送信局1から見た目標3と第二の送信局10のなす角度8および第二の送信局10から見た目標3と第一の送信局1のなす角度7は容易に求まる。
いま、送信局1および受信局の間の距離が既知であるとすると、本実施の形態においても、図7に示すように、目標3の位置を三角形の頂点A、第一の送信局1の位置を三角形の頂点B、第二の送信局10の位置を三角形の頂点Cとする三角形ABCにおいて、三角形の2つ角度、即ち、頂点Bの角度(角度8)と頂点Cの角度(角度7)が求まり、1辺BCの長さ(第一の送信局1と第二の送信局10間の距離、即ち、基線14の長さ)が既知であるので、三角測量の原理により、目標3の位置は作図により算出が可能である。
本実施の形態においては、目標3で反射され受信局2に到来する電波の位相差を求めるだけよく、電波の到来方向を測定する必要が無い。
そのため受信局2の設備は簡易なもので済む。
【0041】
発明の参考例
また、前述した実施形態1から5においては、送信局から直接受信局に到来する電波(直接波)と、送信局から送信され、目標で反射して受信局に到来する電波(反射波)を用いて、三角測量の原理で目標の位置を算出したが、反射電波の代わりに方位が既知のものを利用しても良い。
例えば、この発明の参考例を示す図8において、15は海面、2は受信局、3は艦船等の水上の目標、16は受信局から海面におろした垂線、17は受信局2から見た目標3と垂線16のなす角である。
また、垂線に沿った受信局2の高さは電波高度計などによりあらかじめ測定しておく。
艦船等の水上の目標であれば、必ず海面上に存在するため、目標3、海面15、受信局2により直角三角形ができる。
あとは受信局2から見た目標3と垂線16のなす角17と、垂線に沿った受信局2の高さがわかれば、作図により目標の位置が算出できる。
ただし、目標3が電波を送信していること、艦船等の海面上に存在する目標であることが必要である。
【0042】
なお、この参考例においては、目標3が送信する電波の到来方位を測定して、三角測量の原理で目標の位置を特定したが、電波の代わりに目標3が放射する赤外線や光の到来方位を測定しても良い。
電波よりも波長が短いため角度分解能が良くなるため、目標位置(距離)測定精度も良くなる。
【0043】
【発明の効果】
この発明による目標位置探知方法は、所定時間で一回転する送信局のアンテナからパルス列信号の電波を位置探知目標および受信局に送信し、受信局に直接到来するパルス列信号の到来時刻と位置探知目標で反射されてから受信局に到来するパルス列信号の到来時刻との差に基づいて、送信局から直接受信局に至る第一の経路長と送信局から位置探知目標を経由して受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出し、送信局のアンテナが所定時間で一回転することにより生じる振幅変調信号のピーク振幅が受信局に直接到来する到来時刻と、振幅変調信号のピーク振幅が位置探知目標で反射されてから受信局に到来する到来時刻との差に基づいて、送信局から見た位置探知目標と受信局のなす第一の角度を求め、送信局から送信され、位置探知目標で反射して受信局に到来する電波に基づいて、受信局から見た位置探知目標と送信局のなす第二の角度を求め、求められた経路長差、第一の角度および第二の角度を用いて、位置探知目標の位置を算出するので、送信局と受信局の間の距離が未知であっても、三角測量の原理により自ら電波を送信していない位置探知目標の位置を容易に探知することが可能な目標位置探知方法を提供できる。
【0044】
また、この発明による目標位置探知方法は、送信局から直接受信局に至る第一の経路長は既知であるので、経路長差を求める必要がなく、三角測量の原理により自ら電波を送信していない位置探知目標の位置をさらに容易に探知することが可能な目標位置探知方法を提供できる。
【0045】
また、この発明による目標位置探知方法は、単位時間に所定の回転数で回転する送信局の指向性アンテナから位置探知目標に振幅変調信号の電波を送信すると共に、指向性アンテナが所定の方位を向いた時に送信局の無指向性アンテナから振幅変調信号の電波を全方位に送信し、指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が位置探知目標で反射されて受信局で受信される受信電波信号と、無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が位置探知目標で反射されて受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、送信局から見た位置探知目標と受信局のなす第一の角度を求め、位置探知目標からの反射電波に基づいて、受信局から見た位置探知目標と送信局のなす第二の角度を求め、求められた第一の角度、第二の角度および既知の送信局と受信局間の距離を用いて、位置探知目標の位置を算出するので、三角測量の原理により自ら電波を送信していない探知位置目標の位置を、短時間、かつ、高精度に探知することが可能な目標位置探知方法を提供できる。
【0046】
また、この発明による目標位置探知方法の送信局より送信される電波はパルス列信号を含み、受信局に直接到来するパルス列信号の到来時刻と位置探知目標で反射されてから受信局に到来するパルス列信号の到来時刻との差に基づいて、送信局から直接受信局に至る第一の経路長と送信局から位置探知目標を経由して受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出し、算出された経路長差、求められた第一の角度および第二の角度を用いて、位置探知目標の位置を算出するので、送信局と受信局の間の距離が未知であっても、三角測量の原理により自ら電波を送信していない位置探知目標の位置を短時間、かつ、高精度に探知することが可能な目標位置探知方法を提供できる。
【0047】
また、この発明による目標位置探知方法は、単位時間に所定の回転数で回転する第一の送信局の指向性アンテナから位置探知目標に第一の振幅変調信号の電波を送信すると共に、指向性アンテナが所定の方位を向いた時に第一の送信局の無指向性アンテナから第一の振幅変調信号の電波を全方位に送信し、単位時間に所定の回転数で回転する第二の送信局の指向性アンテナから位置探知目標に第二の振幅変調信号の電波を送信すると共に、第二の送信局の上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に第二の送信局の無指向性アンテナから第二の振幅変調信号の電波を全方位に送信し、第一の送信局の指向性アンテナから送信された第一の振幅変調信号の電波が位置探知目標で反射されて受信局で受信される受信電波信号と、第一の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が位置探知目標で反射されて受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、第一の送信局から見た位置探知目標と第二の送信局のなす第一の角度を求め、第二の送信局の指向性アンテナから送信された第二の振幅変調信号の電波が位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号と、上記第二の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が位置探知目標で反射されて受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、第二の送信局から見た位置探知目標と第一の送信局のなす第二の角度を求め、求められた第一の角度、第二の角度および既知の第一の送信局と第二の送信局間の距離を用いて、位置探知目標の位置を算出するので、第一の送信局および第二の送信局における指向性アンテナおよび無指向性アンテナから送信され、位置探知目標で反射されて受信局に到来する電波の位相差を求めるだけで、第一の送信局から見た位置探知目標と第二の送信局のなす第一の角度と第二の送信局から見た位置探知目標と第一の送信局のなす第二の角度が求められ、また、第一の送信局と第二の送信局間の距離は既知であるので、三角測量の原理により容易に自ら電波を送信しない位置探知目標の位置を探知できると共に、受信局における電波の到来方向を測定する必要がなく、受信局の設備も簡便にすることが可能な目標位置探知方法を提供できる。
【0049】
また、この発明による目標位置探知システムは、所定時間で一回転する送信局のアンテナからパルス列信号の電波を位置探知目標および受信局に送信する送信局と、位置探知目標で反射される電波と送信局から直接到来する電波を受信する受信局であって、送信局から直接到来する上記パルス列信号の到来時刻と位置探知目標で反射されてから到来する上記パルス列信号の到来時刻との差に基づいて、送信局から直接上記受信局に至る第一の経路長と送信局から上記位置探知目標を経由して受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出する手段と、送信局のアンテナが所定時間で一回転することにより生じる振幅変調信号のピーク振幅が受信局に直接到来する到来時刻と、振幅変調信号のピーク振幅が上記位置探知目標で反射されてから受信局に到来する到来時刻との差に基づいて、送信局から見た位置探知目標と受信局のなす第一の角度を求める手段と、送信局から送信され、位置探知目標で反射して受信局に到来する電波に基づいて、受信局から見た位置探知目標と送信局のなす第二の角度を求める手段とを有した受信局とを備え、求められた経路長差、上記第一の角度および第二の角度を用いて、位置探知目標の位置を算出するので、送信局と受信局の間の距離が未知であっても、三角測量の原理により自ら電波を送信していない位置探知目標の位置を容易に探知することが可能な目標位置探知システムを提供できる。
【0050】
また、この発明による目標位置探知システムは、単位時間に所定の回転数で回転する指向性アンテナから位置探知目標に振幅変調信号の電波を送信すると共に、指向性アンテナが所定の方位を向いた時に無指向性アンテナから上記振幅変調信号の電波を全方位に送信する送信局と、送信局から送信され、位置探知目標で反射された電波を受信する受信局であって、指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が位置探知目標で反射されて受信局で受信される受信電波信号と、無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が位置探知目標で反射されて受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、送信局から見た位置探知目標と受信局のなす第一の角度を求める手段と、位置探知目標からの反射電波に基づいて、受信局から見た位置探知目標と送信局のなす第二の角度を求める手段とを有した受信局を備え、求められた第一の角度、第二の角度および既知の送信局と受信局間の距離を用いて、位置探知目標の位置を算出するので、三角測量の原理により自ら電波を送信していない探知位置目標の位置を、短時間、かつ、高精度に探知することが可能な目標位置探知システムを提供できる。
【0051】
また、この発明による目標位置探知システムの送信局は、送信する電波にパルス列信号を含み、受信局は、直接到来するパルス列信号の到来時刻と位置探知目標で反射されてから到来するパルス列信号の到来時刻との差に基づいて、送信局から直接受信局に至る第一の経路長と送信局から位置探知目標を経由して受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出する手段をさらに有し、算出された経路長差、求められた第一の角度および第二の角度を用いて、位置探知目標の位置を算出するので、送信局と受信局の間の距離が未知であっても、三角測量の原理により自ら電波を送信していない位置探知目標の位置を短時間、かつ、高精度に探知することが可能な目標位置探知システムを提供できる。
【0052】
また、この発明による目標位置探知システムは、単位時間に所定の回転数で回転する指向性アンテナからら位置探知目標に第一の振幅変調信号の電波を送信すると共に、指向性アンテナが所定の方位を向いた時に無指向性アンテナから上記第一の振幅変調信号の電波を全方位に送信する第一の送信局と、単位時間に所定の回転数で回転する指向性アンテナから位置探知目標に第二の振幅変調信号の電波を送信すると共に、指向性アンテナが所定の方位を向いた時に無指向性アンテナから第二の振幅変調信号の電波を全方位に送信する第二の送信局と、第一の送信局および第二の送信局から送信され、位置探知目標で反射された電波を受信する受信局であって、第一の送信局の指向性アンテナから送信された第一の振幅変調信号の電波が位置探知目標で反射してから受信される受信電波信号と、第一の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が位置探知目標で反射してから受信される受信電波信号との位相差に基づいて、第一の送信局から見た位置探知目標と第二の受信局のなす第一の角度を求める手段と、第二の送信局の指向性アンテナから送信された第二の振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて受信局で受信される受信電波信号と、第二の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が位置探知目標で反射されて受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、第二の送信局から見た位置探知目標と第一の送信局のなす第二の角度を求める手段を有した受信局とを備え、求められた第一の角度、第二の角度および既知の第一の送信局と第二の送信局間の距離を用いて、位置探知目標の位置を算出するので、第一の送信局および第二の送信局における指向性アンテナおよび無指向性アンテナから送信され、位置探知目標で反射されて受信局に到来する電波の位相差を求めるだけで、第一の送信局から見た位置探知目標と第二の送信局のなす第一の角度と第二の送信局から見た位置探知目標と第一の送信局のなす第二の角度が求められ、また、第一の送信局と第二の送信局間の距離は既知であるので、三角測量の原理により容易に自ら電波を送信しない位置探知目標の位置を探知できると共に、受信局における電波の到来方向を測定する必要がなく、受信局の設備も簡便にすることが可能な目標位置探知システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1による目標位置探知方法の要領を説明するための図である。
【図2】 この発明の実施形態1における送信局から送信されるパルス列信号の電波が、受信局へ直接到来する時刻と位置探知目標で反射されて、受信局へ直接到来する時刻の時刻差を説明するための図である。
【図3】 この発明の実施形態1における送信局の回転するアンテナにより振幅変化の生じた電波が、受信局へ直接到来する時刻と位置探知目標で反射されて、受信局へ直接到来する時刻の時刻差を説明するための図である。
【図4】 この発明の実施形態2による目標位置探知方法の要領を説明するための図である。
【図5】 この発明の実施形態3による目標位置探知方法の要領を説明するための図である。
【図6】 この発明の実施形態3による目標位置探知方法の原理を説明するための図である。
【図7】 この発明の実施形態5による目標位置探知方法の要領を説明するための図である。
【図8】 この発明の参考例による目標位置探知方法の要領を説明するための図である。
【図9】 従来の方法1による目標位置探知方法の要領を説明するための図である。
【図10】 従来の方法2による目標位置探知方法の要領を説明するための図である。

Claims (9)

  1. 所定時間で一回転する送信局のアンテナからパルス列信号の電波を位置探知目標および受信局に送信し、
    上記受信局に直接到来する上記パルス列信号の到来時刻と上記位置探知目標で反射されてから上記受信局に到来する上記パルス列信号の到来時刻との差に基づいて、上記送信局から直接上記受信局に至る第一の経路長と上記送信局から上記位置探知目標を経由して上記受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出し、
    上記送信局のアンテナが所定時間で一回転することにより生じる振幅変調信号のピーク振幅が上記受信局に直接到来する到来時刻と、上記振幅変調信号のピーク振幅が上記位置探知目標で反射されてから上記受信局に到来する到来時刻との差に基づいて、上記送信局から見た上記位置探知目標と上記受信局のなす第一の角度を求め、
    上記送信局から送信され、上記位置探知目標で反射して上記受信局に到来する電波に基づいて、上記受信局から見た上記位置探知目標と上記送信局のなす第二の角度を求め、
    求められた上記経路長差、上記第一の角度および第二の角度を用いて、上記位置探知目標の位置を算出することを特徴とする目標位置探知方法。
  2. 上記送信局から直接上記受信局に至る上記第一の経路長は既知であることを特徴とする請求項1に記載の目標位置探知方法。
  3. 単位時間に所定の回転数で回転する送信局の指向性アンテナから位置探知目標に振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に上記送信局の無指向性アンテナから上記振幅変調信号の電波を全方位に送信し、
    上記指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号と、上記無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記送信局から見た上記位置探知目標と上記受信局のなす第一の角度を求め、
    上記位置探知目標からの反射電波に基づいて、上記受信局から見た上記位置探知目標と上記送信局のなす第二の角度を求め、
    求められた上記第一の角度、第二の角度および既知の上記送信局と上記受信局間の距離を用いて、上記位置探知目標の位置を算出することを特徴とする目標位置探知方法。
  4. 上記送信局より送信される電波は、パルス列信号を含み、
    上記受信局に直接到来する上記パルス列信号の到来時刻と上記位置探知目標で反射されてから上記受信局に到来する上記パルス列信号の到来時刻との差に基づいて、上記送信局から直接上記受信局に至る第一の経路長と上記送信局から上記位置探知目標を経由して上記受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出し、
    算出された上記経路長差、求められた上記第一の角度および第二の角度を用いて、上記位置探知目標の位置を算出することを特徴とする請求項3に記載の目標位置探知方法。
  5. 単位時間に所定の回転数で回転する第一の送信局の指向性アンテナから位置探知目標に第一の振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に上記第一の送信局の無指向性アンテナから上記第一の振幅変調信号の電波を全方位に送信し、
    単位時間に所定の回転数で回転する第二の送信局の指向性アンテナから位置探知目標に第二の振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記第二の送信局の上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に上記第二の送信局の無指向性アンテナから上記第二の振幅変調信号の電波を全方位に送信し、
    上記第一の送信局の指向性アンテナから送信された第一の振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号と、上記第一の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記第一の送信局から見た上記位置探知目標と上記第二の送信局のなす第一の角度を求め、
    上記第二の送信局の指向性アンテナから送信された第二の振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号と、上記第二の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記第二の送信局から見た上記位置探知目標と上記第一の送信局のなす第二の角度を求め、
    求められた上記第一の角度、第二の角度および既知の上記第一の送信局と上記第二の送信局間の距離を用いて、上記位置探知目標の位置を算出することを特徴とする目標位置探知方法。
  6. 所定時間で一回転する送信局のアンテナからパルス列信号の電波を位置探知目標および受信局に送信する送信局と、
    上記位置探知目標で反射される電波と上記送信局から直接到来する電波を受信する受信局であって、
    上記送信局から直接到来する上記パルス列信号の到来時刻と上記位置探知目標で反射されてから到来する上記パルス列信号の到来時刻との差に基づいて、上記送信局から直接上記受信局に至る第一の経路長と上記送信局から上記位置探知目標を経由して上記受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出する手段と、
    上記送信局のアンテナが所定時間で一回転することにより生じる振幅変調信号のピーク振幅が上記受信局に直接到来する到来時刻と、上記振幅変調信号のピーク振幅が上記位置探知目標で反射されてから上記受信局に到来する到来時刻との差に基づいて、上記送信局から見た上記位置探知目標と上記受信局のなす第一の角度を求める手段と、
    上記送信局から送信され、上記位置探知目標で反射して上記受信局に到来する電波に基づいて、上記受信局から見た上記位置探知目標と上記送信局のなす第二の角度を求める手段とを有した受信局とを備え、
    求められた上記経路長差、上記第一の角度および第二の角度を用いて、上記位置探知目標の位置を算出することを特徴とする目標位置探知システム。
  7. 単位時間に所定の回転数で回転する指向性アンテナから位置探知目標に振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に無指向性アンテナから上記振幅変調信号の電波を全方位に送信する送信局と、
    上記送信局から送信され、上記位置探知目標で反射された電波を受信する受信局であって、
    上記指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号と、上記無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記送信局から見た上記位置探知目標と上記受信局のなす第一の角度を求める手段と、
    上記位置探知目標からの反射電波に基づいて、上記受信局から見た上記位置探知目標と上記送信局のなす第二の角度を求める手段とを有した受信局を備え、
    求められた上記第一の角度、第二の角度および既知の上記送信局と上記受信局間の距離を用いて、上記位置探知目標の位置を算出することを特徴とする目標位置探知システム。
  8. 上記送信局は、送信する電波にパルス列信号を含み、
    上記受信局は、直接到来する上記パルス列信号の到来時刻と上記位置探知目標で反射されてから到来する上記パルス列信号の到来時刻との差に基づいて、上記送信局から直接上記受信局に至る第一の経路長と上記送信局から上記位置探知目標を経由して上記受信局に至る第二の経路長との経路長差を算出する手段をさらに有し、
    算出された上記経路長差、求められた上記第一の角度および第二の角度を用いて、上記位置探知目標の位置を算出することを特徴とする請求項7に記載の目標位置探知システム。
  9. 単位時間に所定の回転数で回転する指向性アンテナからら位置探知目標に第一の振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に無指向性アンテナから上記第一の振幅変調信号の電波を全方位に送信する第一の送信局と、
    単位時間に所定の回転数で回転する指向性アンテナから位置探知目標に第二の振幅変調信号の電波を送信すると共に、上記指向性アンテナが所定の方位を向いた時に無指向性アンテナから上記第二の振幅変調信号の電波を全方位に送信する第二の送信局と、
    上記第一の送信局および上記第二の送信局から送信され、上記位置探知目標で反射された電波を受信する受信局であって、
    上記第一の送信局の指向性アンテナから送信された第一の振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射してから受信される受信電波信号と、上記第一の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射してから受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記第一の送信局から見た上記位置探知目標と上記第二の受信局のなす第一の角度を求める手段と、
    上記第二の送信局の指向性アンテナから送信された第二の振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号と、上記第二の送信局の無指向性アンテナから送信された振幅変調信号の電波が上記位置探知目標で反射されて上記受信局で受信される受信電波信号との位相差に基づいて、上記第二の送信局から見た上記位置探知目標と上記第一の送信局のなす第二の角度を求める手段を有した受信局とを備え、
    求められた上記第一の角度、第二の角度および既知の上記第一の送信局と上記第二の送信局間の距離を用いて、上記位置探知目標の位置を算出することを特徴とする目標位置探知システム。
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