JP3750257B2

JP3750257B2 - Side impact airbag

Info

Publication number: JP3750257B2
Application number: JP05184497A
Authority: JP
Inventors: 守冨田; 聡馬渕; 道久浅岡; 雅夫安藤
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 1997-03-06
Filing date: 1997-03-06
Publication date: 2006-03-01
Anticipated expiration: 2017-03-06
Also published as: JPH10244900A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートバック（シートの背もたれ部）に取り付けられる側面衝突用エアバッグに関する。
【０００２】
【従来の技術とその課題】
従来、シートバックに取り付けられる側面衝突用エアバッグ（以下、側突用エアバッグ、若しくは、エアバッグと略す）では、特開平８−１５６６６８号公報に記載されているように、後部側をシートバックに取り付けて、後部側に折り畳んでおき、膨張時、前方側へ突出させるように構成されていた。
【０００３】
そして、上記公報のエアバッグでは、左右方向の幅寸法を大きくしたシートバックの車内壁側の縁に配置させて、膨張時に前方へ突出させるように構成されていた。
【０００４】
しかし、シートバックの側方の車内壁側に、シートベルトのアンカー等を設けるような場合には、シートバックの幅寸法を小さくして、そのシートバックの車内壁側の縁に、エアバッグの後部側を取り付けることとなる。そして、このような構成では、エアバッグの膨張時、膨張したエアバッグを乗員と車内壁との間に配置させるように、車内壁側の斜め前方に向って膨張させる必要が生ずるが、エアバッグの後部側の取付部を単にシートバックに取り付ける構成だけでは、ガイド部材等を利用しなければ、円滑に車内壁側の斜め前方に向ってエアバッグを膨張させることができない。
【０００５】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、後部側の取付部をシートバックに取り付けて前部側を取付部側に折り畳んで収納させる構造としても、ガイド部材等を利用することなく、膨張時、前部側を車内壁側の斜め前方へ突出させることができる側突用エアバッグを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るエアバッグは、布材を袋状に縫合して構成されて、
膨張時、前部側に、略鉛直方向に配置されるように前記縫合部位を配置させるとともに、前記縫合部位を、車内壁側の斜め前方へ突出させるように、
膨張時の後部側を、取付孔を設けた取付部として、該取付部をシートバックの車内壁側の部位に取り付けて、前記取付部側に折り畳んで収納する側突用エアバッグであって、
膨張時の略水平方向の断面における前記取付孔と前方側の前記縫合部位とを結ぶ車内側周壁と車外側周壁とにおいて、前記車内側周壁が前記車外側周壁より長くなるように、前記取付孔が配置されていることを特徴とする。
【０００７】
【発明の効果】
本発明に係る側突用エアバッグでは、膨張用ガスによる内圧上昇により膨張して、前部側が折り畳まれた取付部側から前方へ突出することとなるが、膨張時の略水平方向の断面形状での、取付部の取付孔と前方側の縫合部位とを結ぶ車内側周壁と車外側周壁とにおいて、車内側周壁が車外側周壁より長くなるように、取付孔が配置されている。
【０００８】
すなわち、膨張用ガスによる内圧上昇により、エアバッグは折り畳まれた状態から折りを解消するように展開していくが、その際、前方側の縫合部位が、周囲の可撓性を有した周壁より剛性を有して略鉛直方向に配設されており、その縫合部位を境に、略水平方向の断面での車内側周壁が車外側周壁より長く構成されていることから、車内側周壁の展開時の広がり方が車外側周壁に比べて大きくなる。そのため、縫合部位が、車内側周壁と車外側周壁との長さの比率に応じて、車内壁側に向かいつつ、前方に向って突出することとなる。
【０００９】
したがって、本発明に係る側突用エアバッグでは、後部側の取付部をシートバックに取り付けて前部側を取付部側に折り畳んで収納させる構造としても、ガイド部材等を利用することなく、膨張時、前部側を車内壁側の斜め前方へ突出させることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【００１１】
実施形態の側突用エアバッグ２０は、図１〜３に示すように、シート２のシートバック３における車内壁１側の側面に配置される側面衝突用のエアバッグ装置１０に使用されるものである。
【００１２】
シート２のシートバック３には、車内壁１側に、略上下方向にフレーム４が配設されるとともに、フレーム４の前部側のクッション５に凹部５ａが形成されて、その凹部５ａ内にエアバッグ装置１０が配設されている。
【００１３】
なお、シートバック３のクッション４の外周には、装飾布等の表皮６が配設され、エアバッグ装置１０の前方には、縫合糸７で縫合された縫目６ａが形成されている。このような縫目６ａを設ける理由は、エアバッグ２０の膨張時に、縫目６ａが破断して、エアバッグ２０が容易に膨張できるようにするためである。
【００１４】
エアバッグ装置１０は、エアバッグ２０と、エアバッグ２０を膨張させるためのインフレーター１１と、を備えて構成されている。
【００１５】
インフレーター１１は、エアバッグ２０にくるまれるように、エアバッグ２０の内部に配置されるシリンダタイプとし、所定位置に膨張用ガスを吐出させるガス吐出口１１ａを備えている。
【００１６】
また、インフレーター１１は、２つの取付ブラケット１２を固着させており、各取付ブラケット１２は、板金製の円筒状の筒部１２ａと、筒部１２ａの内周面に貼着されるクッション１２ｂと、筒部１２ａから突出するボルト１２ｃと、を備えて構成されている。取付ブラケット１２のインフレーター１１への取り付けは、筒部１２ａをインフレーター１１に外装して部分的にかしめることにより行なっている。
【００１７】
そして、各取付ブラケット１２は、ボルト１２ｃを、エアバッグ２０の後述する取付孔２６ａから突出させるとともに、カバー１６の取付基部１６ｂの取付孔１６ｃ・フレーム４の取付孔４ａを貫通させて、ナット１４止めすることにより、折り畳んだエアバッグ２０ごとインフレーター１１をシートバック３に取り付けることとなる。すなわち、各取付ブラケッ１２は、エアバッグ装置１０をシートバック３に取り付ける役目を果す。
【００１８】
なお、カバー１６は、合成樹脂製として、折り畳まれたエアバッグ２０やインフレーター１１の車内壁１側の側方を覆って、エアバッグ装置１０を保護するものであり、長方形板状の本体部１６ａと、本体部１６ａの後端から屈曲して各取付ブラケット１２のボルト１２ｃを貫通させる取付孔１６ｃを有した取付基部１６ｂと、を備えて構成されている。
【００１９】
エアバッグ２０は、膨張形状として、図１・３に示すように、略鉛直方向に延びる縫合部位２３と、上下の縁の縫合部位２４・２５と、を備えた長方形形状の板状の袋状に形成されている。そして、略鉛直方向の縫合部位２３を前部２０Ｆ側として、その反対側を、シートバック３のフレーム４に取り付けるための、取付孔２６ａを有した取付部２６として、その取付部２６側となる後部２０Ｂ側に折り畳んで、収納されている。
【００２０】
このエアバッグ２０の製造は、図４に示すように、長方形形状のポリアミド・ポリエステル等の織布からなる布材２１の中央付近に、２つの取付孔２６ａを形成した後、二つ折りし、一部を除いて周縁の３辺を縫合糸２２で縫合して、縫合部位２３・２４・２５を設ける。ついで、縫代を内周面側に配置させるように、未縫合部位２５ａを利用して裏返すとともに、その未縫合部位２５ａから、取付ブラケット１２を取付済みのインフレーター１１を挿入して、その後、未縫合部位２５ａを縫合すれば、エアバッグ２０を製造することができる。
【００２１】
なお、各取付ブラケット１２のボルト１２ｃは、取付孔２６ａから突出させておく。
【００２２】
また、取付孔２６ａの配置位置は、膨張時の略水平方向の断面において、取付孔２６ａと前方側の縫合部位２３とを結ぶ車内側周壁２７と車外側周壁２８とにおいて、車内側周壁２７が車外側周壁２８より長くなるように、布材２１の中央の折目Ｃからずれた位置に、取付孔２６ａ・２６ａが設けられている。
【００２３】
そして、エアバッグ２０は、膨張時の上部２０ａ側となる部位を下部２０ｂ側の内部に収納するように、カクタス折りし、ついで、縫合部位２３側を取付孔２６ａが設けられた取付部２６側に、蛇腹折りし、さらに、折り崩れを防止するために、破断容易なポリエステル等の熱収縮させて被覆させるフィルム１５で覆っておく。なお、この時、各ボルト１２ｃは突出させておくとともに、各ボルト１２ｃの取付孔２６ａからの抜けを防止するために、各ボルト１２ｃにスプリングワッシャ１３を嵌めておく。
【００２４】
そして、折り畳んだエアバッグ２０を、カバー１６とともに、フレーム４の位置に配置させて、各ボルト１２ｃを取付孔１６ｃ・４ａに挿通させてナット１４止めすれば、エアバッグ装置１０をフレーム４に取り付けることができ、さらに、クッション５の周囲に表皮６を縫合して、シート２を車両に配設させれば、エアバッグ装置１０を車両に装着することができる。
【００２５】
その後、インフレーター１１のガス吐出口１１ａから膨張用ガスが吐出されれば、図２の二点鎖線で示すように、エアバッグ２０が膨張し始めて、フィルム１５を破断するとともに縫目６ａを破断し、カバー１６の本体部１６ａを開かせるようにして、車内壁１と乗員との間の前方に突出するとともに、上部２０ａが下部２０ｂから上方へ突出して、図１の二点鎖線や図３の実線で示すように、エアバッグ２０が大きく膨張することとなる。
【００２６】
そして、実施形態の側突用エアバッグ２０では、膨張用ガスによる内圧上昇により膨張して、前部２０Ｆ側が折り畳まれた取付部２６側から前方へ突出する際、膨張時の略水平方向の断面形状での、取付部２６の取付孔２６ａと前方側の縫合部位２３とを結ぶ車内側周壁２７と車外側周壁２８とにおいて、車内側周壁２７の長さＬ１が、車外側周壁２８の長さＬ２より長くなるように、取付孔２６ａが配置されている。
【００２７】
すなわち、膨張用ガスによる内圧上昇により、エアバッグ２０は折り畳まれた状態から折りを解消するように展開していくが、その際、前方側の縫合部位２３が、周囲の可撓性を有した周壁２７・２８より剛性を有して略鉛直方向に配設されており、その縫合部位２３を境に、略水平方向の断面での車内側周壁２７が車外側周壁２８より長く構成されていることから、車内側周壁２７の展開時の広がり方が車外側周壁２８に比べて大きくなる。そのため、縫合部位２３が、車内側周壁２７と車外側周壁２８との長さの比率に応じて、車内壁１側に向かいつつ前方に向うＰ方向へ突出することとなる。
【００２８】
したがって、実施形態の側突用エアバッグ２０では、後部２０Ｂ側の取付部２６をシートバック３に取り付けて前部２０Ｆ側を取付部２６側に折り畳んで収納させる構造としても、ガイド部材等を利用することなく、膨張時、前部２０Ｆ側を車内壁１側の斜め前方へ突出させることができる。
【００２９】
なお、実施形態のエアバッグ２０が使用されるエアバッグ装置１０では、エアバッグ２０の取付孔２６ａの軸方向（取付ブラケット１２のボルト１２ｃの軸方向と一致する）を、車両の前後方向に配置させた場合を示したが、図５に示すエアバッグ装置３０のように、エアバッグ２０の取付孔２６ａの軸方向を左右方向に配置させるように、シートバック３のフレーム４に取り付けるように構成しても良い。
【００３０】
このエアバッグ装置３０に使用されるエアバッグ２０でも、膨張時の略水平方向の断面における取付孔２６ａと前方側の縫合部位２３とを結ぶ車内側周壁２７と車外側周壁２８とにおいて、車内側周壁２７が車外側周壁２８より長くなるように、取付孔２６ａを配置させておけば、後部側２０Ｂの取付部２６をシートバック３に取り付けて前部２０Ｆ側を取付部２６側に折り畳んで収納させる構造としても、ガイド部材等を利用することなく、膨張時、前部２０Ｆ側を車内壁１側の斜め前方のＰ方向へ突出させることができる。
【００３１】
また、実施形態のエアバッグ２０では、長方形形状の１枚の布材２１を二つ折りし、周縁の３辺を縫合して、袋状に形成したもの示したが、２枚の布材を使用し、それらの布材相互の縁を縫合して、袋状のエアバッグを製造しても良い。ちなみに、その場合には、図４に示す布材２１の折目Ｃが新たな縫合部位として構成される態様となり、このような構成でも、膨張時、エアバッグの前部側を車内壁側の斜め前方へ突出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る一実施形態の側突用エアバッグが利用されるエアバッグ装置の使用態様を示す正面図である。
【図２】図１のII−II部位の断面図である。
【図３】同実施形態のエアバッグの膨張状態を示す略水平方向の概略断面図である。
【図４】同実施形態のエアバッグの製造工程を示す図である。
【図５】他の実施形態のエアバッグの膨張時の状態を示す図である。
【符号の説明】
１…車内壁、
３…シートバック、
２０…（側面衝突用）エアバッグ、
２０Ｆ…前部、
２０Ｂ…後部、
２１…布材、
２３…縫合部位、
２６…取付部、
２６ａ…取付孔、
２７…車内側周壁、
２８…車外側周壁。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a side collision airbag that is attached to a seat back (a seat backrest portion).
[0002]
[Prior art and its problems]
Conventionally, in a side impact airbag (hereinafter referred to as a side impact airbag or an airbag) attached to a seat back, as described in JP-A-8-156668, the rear side is the seat back. It was configured to be attached to the rear side and folded to the rear side, and to protrude forward when expanded.
[0003]
And the airbag of the said gazette was arrange | positioned in the edge by the side of the vehicle inner wall of the seat back which enlarged the width dimension of the left-right direction, and it was comprised so that it might protrude ahead at the time of expansion | swelling.
[0004]
However, in the case where a seat belt anchor or the like is provided on the side of the vehicle interior wall on the side of the seat back, the width of the seat back is reduced, and the air bag The rear side will be attached. In such a configuration, when the airbag is inflated, the airbag needs to be inflated obliquely forward on the vehicle inner wall side so that the inflated airbag is disposed between the occupant and the vehicle inner wall. If the rear attachment portion is simply attached to the seat back, the airbag cannot be inflated smoothly toward the front side of the vehicle interior wall without using a guide member or the like.
[0005]
The present invention solves the above-mentioned problem, and without using a guide member or the like, as a structure for attaching the mounting portion on the rear side to the seat back and folding the front side to the mounting portion side for storage. An object of the present invention is to provide a side-impact airbag capable of causing the front side to protrude obliquely forward on the vehicle inner wall side when inflated.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The airbag according to the present invention is configured by sewing a cloth material into a bag shape,
At the time of expansion, on the front side, the suture site is arranged so as to be arranged in a substantially vertical direction, and the suture site is projected obliquely forward on the vehicle inner wall side,
A side impact airbag that accommodates the rear portion side when inflated as an attachment portion provided with an attachment hole, attaches the attachment portion to a vehicle inner wall side portion of the seat back, and folds and stores the attachment portion.
In the vehicle inner peripheral wall and the vehicle outer peripheral wall that connect the mounting hole in the substantially horizontal cross section during expansion and the suture part on the front side, the vehicle inner peripheral wall is longer than the vehicle outer peripheral wall. Is arranged.
[0007]
【The invention's effect】
In the side-impact airbag according to the present invention, the airbag is inflated by an increase in internal pressure due to the inflation gas, and protrudes forward from the mounting side where the front side is folded. In the vehicle inner peripheral wall and the vehicle outer peripheral wall that connect the mounting hole of the mounting portion and the stitched portion on the front side, the mounting hole is arranged such that the vehicle inner peripheral wall is longer than the vehicle outer peripheral wall.
[0008]
That is, the airbag is deployed so as to cancel the folding from the folded state due to the increase in the internal pressure due to the inflation gas. At that time, the front suture site is more than the surrounding flexible peripheral wall. It has rigidity and is arranged in a substantially vertical direction, and the vehicle interior peripheral wall in a substantially horizontal section is longer than the vehicle exterior peripheral wall with the stitched portion as a boundary. The spread of time is greater than the outer peripheral wall. For this reason, the stitched portion protrudes forward while moving toward the vehicle inner wall according to the ratio of the length between the vehicle inner peripheral wall and the vehicle outer peripheral wall.
[0009]
Therefore, in the side-impact airbag according to the present invention, the rear-side attachment portion is attached to the seat back and the front-side side is folded to the attachment portion side to be accommodated without using a guide member or the like. At this time, the front side can be projected obliquely forward on the vehicle inner wall side.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0011]
The airbag 20 for side collision of embodiment is used for the airbag apparatus 10 for the side collision arrange | positioned at the side surface by the side of the vehicle inner wall 1 in the seat back 3 of the seat 2 as shown in FIGS. It is.
[0012]
The seat back 3 of the seat 2 is provided with a frame 4 in a substantially vertical direction on the vehicle inner wall 1 side, and a recess 5a is formed in the cushion 5 on the front side of the frame 4, and the recess 5a An airbag device 10 is provided.
[0013]
A skin 6 such as a decorative cloth is disposed on the outer periphery of the cushion 4 of the seat back 3, and a seam 6 a stitched with a suture thread 7 is formed in front of the airbag device 10. The reason for providing such a seam 6a is that when the airbag 20 is inflated, the seam 6a is broken so that the airbag 20 can be easily inflated.
[0014]
The airbag device 10 includes an airbag 20 and an inflator 11 for inflating the airbag 20.
[0015]
The inflator 11 is a cylinder type disposed inside the airbag 20 so as to be wrapped in the airbag 20, and is provided with a gas discharge port 11a for discharging inflation gas at a predetermined position.
[0016]
The inflator 11 has two mounting brackets 12 fixed to each other, and each mounting bracket 12 includes a cylindrical tube portion 12a made of sheet metal, and a cushion 12b attached to the inner peripheral surface of the tube portion 12a, And a bolt 12c protruding from the cylindrical portion 12a. The mounting bracket 12 is attached to the inflator 11 by externally caulking the cylindrical portion 12a on the inflator 11.
[0017]
Each mounting bracket 12 causes the bolt 12c to protrude from a mounting hole 26a, which will be described later, of the airbag 20, and through the mounting hole 16c of the mounting base portion 16b of the cover 16 and the mounting hole 4a of the frame 4, so that the nut 14 By stopping, the inflator 11 is attached to the seat back 3 together with the folded airbag 20. That is, each mounting bracket 12 serves to attach the airbag device 10 to the seat back 3.
[0018]
The cover 16 is made of synthetic resin and covers the folded airbag 20 and the side of the inflator 11 on the side of the vehicle inner wall 1 to protect the airbag device 10 and is a rectangular plate-shaped main body 16a. And a mounting base portion 16b having a mounting hole 16c that is bent from the rear end of the main body portion 16a and allows the bolts 12c of the mounting brackets 12 to pass therethrough.
[0019]
As shown in FIGS. 1 and 3, the airbag 20 is in an inflated shape, and has a rectangular plate-like bag shape including a stitched portion 23 extending in a substantially vertical direction and stitched portions 24 and 25 at upper and lower edges. Is formed. Then, the substantially vertical stitched portion 23 is the front portion 20F side, and the opposite side is the attachment portion 26 having an attachment hole 26a for attaching to the frame 4 of the seat back 3. The rear part 20B is folded and stored.
[0020]
As shown in FIG. 4, the airbag 20 is manufactured by forming two attachment holes 26a in the vicinity of the center of a fabric material 21 made of a woven fabric such as a rectangular polyamide or polyester, and then folding it in half. Except for the portion, the three peripheral edges are sewn with the suture thread 22 to provide the sutured portions 23, 24, and 25. Next, in order to arrange the seam allowance on the inner peripheral surface side, the unstitched portion 25a is turned over and the inflator 11 to which the mounting bracket 12 is already attached is inserted from the unstitched portion 25a. The airbag 20 can be manufactured by sewing the stitched portion 25a.
[0021]
In addition, the bolt 12c of each mounting bracket 12 is protruded from the mounting hole 26a.
[0022]
Further, the mounting position of the mounting hole 26a is such that the vehicle inner peripheral wall 27 is located between the vehicle inner peripheral wall 27 and the vehicle outer peripheral wall 28 that connect the mounting hole 26a and the front stitched portion 23 in a substantially horizontal cross section during expansion. Mounting holes 26 a and 26 a are provided at positions shifted from the fold C at the center of the cloth material 21 so as to be longer than the outer peripheral wall 28.
[0023]
The airbag 20 is folded into a cactus so that a portion on the upper 20a side when inflated is housed in the lower 20b side, and then the suture portion 23 side is attached to the attachment portion 26 provided with the attachment hole 26a. In addition, it is folded with a bellows, and further covered with a film 15 that is covered with heat-shrinkable polyester such as polyester, which is easy to break. At this time, the bolts 12c are projected, and spring washers 13 are fitted to the bolts 12c in order to prevent the bolts 12c from coming off from the mounting holes 26a.
[0024]
Then, the airbag device 10 is attached to the frame 4 by disposing the folded airbag 20 together with the cover 16 at the position of the frame 4, inserting the bolts 12 c into the mounting holes 16 c and 4 a and fastening the nuts 14. Furthermore, if the skin 6 is stitched around the cushion 5 and the seat 2 is disposed in the vehicle, the airbag device 10 can be mounted on the vehicle.
[0025]
Thereafter, if the inflation gas is discharged from the gas discharge port 11a of the inflator 11, the airbag 20 starts to expand as shown by the two-dot chain line in FIG. 2, and the film 15 is broken and the seam 6a is broken. The main body portion 16a of the cover 16 is opened so as to protrude forward between the vehicle inner wall 1 and the occupant, and the upper portion 20a protrudes upward from the lower portion 20b so that the two-dot chain line in FIG. As indicated by the solid line, the airbag 20 is greatly inflated.
[0026]
In the side airbag 20 according to the embodiment, when it expands due to an increase in internal pressure due to the inflation gas and protrudes forward from the mounting portion 26 side where the front portion 20F is folded, a substantially horizontal cross-section during inflation. The length L1 of the vehicle inner peripheral wall 27 is the length of the vehicle outer peripheral wall 28 in the vehicle inner peripheral wall 27 and the vehicle outer peripheral wall 28 that connect the mounting hole 26a of the mounting portion 26 and the front suture part 23 in the shape. The mounting hole 26a is arranged so as to be longer than L2.
[0027]
That is, the airbag 20 is deployed so as to cancel the folding from the folded state due to the increase in the internal pressure due to the inflation gas. At that time, the suture site 23 on the front side has surrounding flexibility. It has rigidity from the peripheral walls 27 and 28 and is arranged in a substantially vertical direction, and the vehicle inner peripheral wall 27 in a substantially horizontal section is longer than the vehicle outer peripheral wall 28 with the stitched portion 23 as a boundary. Therefore, the way in which the vehicle inner peripheral wall 27 expands is larger than that in the vehicle outer peripheral wall 28. Therefore, the stitched portion 23 protrudes in the P direction toward the front while facing the vehicle inner wall 1 according to the ratio of the lengths of the vehicle inner peripheral wall 27 and the vehicle outer peripheral wall 28.
[0028]
Therefore, in the side airbag 20 of the embodiment, a guide member or the like is used even in a structure in which the attachment portion 26 on the rear portion 20B side is attached to the seat back 3 and the front portion 20F side is folded and stored on the attachment portion 26 side. Without expansion, the front portion 20F side can protrude obliquely forward on the vehicle inner wall 1 side during expansion.
[0029]
In the airbag device 10 in which the airbag 20 of the embodiment is used, the axial direction of the mounting hole 26a of the airbag 20 (which coincides with the axial direction of the bolt 12c of the mounting bracket 12) is arranged in the front-rear direction of the vehicle. As shown in the airbag device 30 shown in FIG. 5, the configuration is such that the mounting hole 26a of the airbag 20 is attached to the frame 4 of the seat back 3 so that the axial direction of the mounting hole 26a is arranged in the left-right direction. You may do it.
[0030]
Also in the airbag 20 used in the airbag device 30, the vehicle inner peripheral wall 27 and the vehicle outer peripheral wall 28 that connect the attachment hole 26a and the front stitched portion 23 in a substantially horizontal cross section when inflated, If the mounting hole 26a is arranged so that the peripheral wall 27 is longer than the outer peripheral wall 28, the mounting portion 26 on the rear side 20B is mounted on the seat back 3 and the front portion 20F is folded and stored on the mounting portion 26 side. Even when the structure is used, the front portion 20F can be protruded obliquely forward in the P direction on the vehicle inner wall 1 side during expansion without using a guide member or the like.
[0031]
In addition, in the airbag 20 of the embodiment, one rectangular fabric material 21 is folded in two, and the three sides of the periphery are stitched to form a bag shape. However, two fabric materials are used. Then, the edges of the cloth materials may be stitched together to produce a bag-like airbag. Incidentally, in that case, the crease C of the cloth material 21 shown in FIG. 4 is configured as a new stitching portion. Even in such a configuration, the front side of the airbag is inflated to the vehicle inner wall side when inflated. It can project diagonally forward.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a usage mode of an airbag device in which a side impact airbag according to an embodiment of the present invention is used.
2 is a cross-sectional view taken along a line II-II in FIG.
FIG. 3 is a schematic horizontal cross-sectional view showing an inflated state of the airbag of the embodiment.
FIG. 4 is a diagram showing a manufacturing process of the airbag of the embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing a state when an airbag according to another embodiment is inflated.
[Explanation of symbols]
1 ... Inner wall
3 ... Seat back,
20 ... (for side impact) airbag,
20F ... front,
20B ... rear part,
21 ... cloth,
23 ... suture site,
26 ... Mounting part,
26a ... mounting hole,
27 ... Inner car wall,
28 ... A vehicle outer peripheral wall.

Claims

布材を袋状に縫合して構成されて、
膨張時、前部側に、略鉛直方向に配置されるように前記縫合部位を配置させるとともに、前記縫合部位を、車内壁側の斜め前方へ突出させるように、
膨張時の後部側を、取付孔を設けた取付部として、該取付部をシートバックの車内壁側の部位に取り付けて、前記取付部側に折り畳んで収納する側面衝突用エアバッグであって、
膨張時の略水平方向の断面における前記取付孔と前方側の前記縫合部位とを結ぶ車内側周壁と車外側周壁とにおいて、前記車内側周壁が前記車外側周壁より長くなるように、前記取付孔が配置されていることを特徴とする側面衝突用エアバッグ。Constructed by stitching cloth material into a bag shape,
At the time of expansion, on the front side, the suture site is arranged so as to be arranged in a substantially vertical direction, and the suture site is projected obliquely forward on the vehicle inner wall side,
A side collision airbag for mounting the rear part at the time of inflation as an attachment part provided with an attachment hole, attaching the attachment part to a part on the vehicle inner wall side of the seat back, and folding and storing the attachment part side,
In the vehicle inner peripheral wall and the vehicle outer peripheral wall that connect the mounting hole in the substantially horizontal cross section during expansion and the suture part on the front side, the vehicle inner peripheral wall is longer than the vehicle outer peripheral wall. An airbag for side collision, characterized in that is disposed.