JP3749525B2 - 投票カードホルダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マークシート式の投票カードを出し入れ自在に1枚ないし複数枚収納すると共に、収納した投票カードに順次マーキングすることができる投票カードホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、競馬や競輪等に代表される公認の賭博レースでは、その先着順を予想して投票するいわゆる馬券等と称される勝馬投票券を申し込み、賭金を払い込むシステムとなっており、この勝馬投票券の申し込みに際し、マークシート式の投票カードが採用されている。馬券売場では、無料で配布される投票カードの記入欄毎に、レース順や馬番・組番等の対象コース等を特定すべく所望のマーク欄に縦線をマーキングして、投票カードと共に必要金額を払い込むことで、勝馬投票券の交付が受けられていた。
【0003】
前記投票カードのマーキングに際して、一般に馬券売場は混雑しており、またマーキング作業用の台座等の設備もなく、非常に不便であった。さらに、マーキングはコンピュータで自動的に読み取られるため、投票カードを折り曲げたり、汚したり、破損したりしてはならず、マーキングは正確を期さねばならず、不便な場所での作業と相俟って、マーキング作業が煩わしく時間を要し、多大な手間を利用者に強要していた。
【0004】
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されているように、投票カードにマーキング作業する際に台紙として活用できると共に、投票カードのマーク箇所に重なる位置に、マークを記入する筆記具を導くためのテンプレートを設けたり、筆記具を保持することができる保持部を設けたりしたカードホルダーが既に提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−207478号公報
【特許文献2】
特開平9−269986号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したようなカードホルダーでは、あくまで筆記具でマーキング作業する際の台座としてしか利用することができず、また、筆記具を導くテンプレートがあっても、正確かつ明瞭なマーキングを行うためには、投票カードのマーク個所に筆記具によって線を何度も引いたりして塗りつぶす作業が必要であり、煩わしく時間がかかるという問題があった。
【0007】
また、台座に筆記具を止めておくことができたとしても、あくまで台座と筆記具とはそれぞれ別体であり、筆記具が紛失してしまうおそれがあると共に、筆記具を握ってのマークの記入のみならず、筆記具の台座に対する着脱も面倒であって、多大な手間を要するという問題があった。
【0008】
本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、勝馬投票券等に代表される各種投票カードを、破損したり汚れたりしないように収納した状態で、そのまま混雑した状況下でも確実かつ容易にマーキング作業を行うことができ、さらにマーキングに用いる筆記具等を別途用意したり握って記入する作業も不要で、確実かつ明瞭なマーキングを迅速に行うことができる投票カードホルダーを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存する。
[1]マークシート式の投票カード(1)を出し入れ自在に収納すると共に、収納した投票カード(1)にマーキングすることができる投票カードホルダー(10)において、
前記投票カード(1)を位置決めした状態で受け入れるベース枠(20)と、該ベース枠(20)の上面側に組み合わされ、該ベース枠(20)に収めた前記投票カード(1)の表面に対接するマーキングカバー(30)とを有して成り、
前記マーキングカバー(30)に、前記投票カード(1)にある記入領域に対応し、該記入領域内に並ぶ複数のマーク欄に沿って延びる開口溝(33a〜33r)を設け、該開口溝(33a〜33r)にマーカーボタン(40)をスライド可能に装着し、
前記マーカーボタン(40)は、押圧された際に当該位置で前記マーク欄に所定のマークを押印可能なスタンプ部(49)を備えることを特徴とする投票カードホルダー(10)。
【0010】
[2]前記マーキングカバー(30)に、前記投票カード(1)にある複数の記入領域ごとにそれぞれ対応する一または複数の前記開口溝(33a〜33r)を設け、各開口溝(33a〜33r)ごとにマーカーボタン(40)を1つずつスライド可能に装着したことを特徴とする[2]記載の投票カードホルダー(10)。
【0011】
[3]前記ベース枠(20)は、1枚ないし複数枚の前記投票カード(1)を受け入れる方形薄箱状に形成され、上面側全体が開口して一辺側にカード出入口(20a)が設けられ、
前記マーキングカバー(30)は、前記ベース枠(20)の上面側開口を覆うよう厚さ方向に移動可能に組み合わされ、前記ベース枠(20)内との間に収納された前記投票カード(1)の最上部の一枚に対接することを特徴とする[1]または[2]記載の投票カードホルダー(10)。
【0012】
[4]前記マーキングカバー(30)を透明な材質により成形したことを特徴とする[1],[2]または[3]記載の投票カードホルダー(10)。
【0013】
[5]前記マーキングカバー(30)は、前記開口溝(33a〜33r)が設けられた上面カバー(31)と、該上面カバー(31)の下面側に重なる下面カバー(32)とを重ね合わせて成り、
前記下面カバー(32)に、前記上面カバー(31)の前記開口溝(33a〜33r)に沿って所定間隔おきに、前記投票カード(1)の前記各マーク欄に対応するマーク孔(34)を連設したことを特徴とする[1],[2],[3]または[4]記載の投票カードホルダー(10)。
【0014】
[6]前記マーカーボタン(40)は、ボタン本体(41)と、該ボタン本体(41)の両側下端よりそれぞれ両側下方に拡がる一対の弾性脚片(42)とから成り、
前記ボタン本体(41)の下端側には、前記各マーク孔(34)に挿通可能で前記各マーク欄に合致する形状の前記スタンプ部(49)が設けられ、
前記ボタン本体(41)は、前記上面カバー(31)の開口溝(33a〜33r)を挿通可能であるが、前記各弾性脚片(42)の端縁は、前記開口溝(33a〜33r)を挿通不能な大きさに形成され、
前記上面カバー(31)の下面側に、前記開口溝(33a〜33r)の内縁に沿って板厚方向に凹む上凹部(35)を設けると共に、前記下面カバー(32)の上面側に、前記各マーク孔(34)に沿って延び前記上凹部(35)に合致して、前記マーカーボタン(40)の各弾性脚片(42)の端縁を上下に弾性変形可能、かつ長手方向にスライド可能に収める下凹部(36)を設けたことを特徴とする[5]記載の投票カードホルダー(10)。
【0015】
[7]前記マーカーボタン(40)のボタン本体(41)は、液状インクを含浸させる芯パッド(48)の収納部(41a)と、該収納部(41a)の上端開口を閉じる蓋(41b)とから成り、前記ボタン本体(41)の下端底部に、前記芯パッド(48)の下端に設けた前記スタンプ部(49)を貫通させて下側に露出させる貫通孔(41c)を形成したことを特徴とする[6]記載の投票カードホルダー(10)。
【0016】
[8]前記上凹部(35)および前記下凹部(36)の何れかに、その長手方向に亘り前記各マーク孔(34)に対応する位置ごとに、所定間隔おきに並び前記マーカーボタン(40)に対して間欠的に係脱する位置決め突部(35a)を設けたことを特徴とする[6]または[7]記載の投票カードホルダー(10)。
【0017】
前記本発明は次のように作用する。
前記[1]記載の投票カードホルダー(10)によれば、ベース枠(20)とこの上面側を成すマーキングカバー(30)との間に、投票カード(1)を位置決めした状態で収納することで、投票カード(1)は破損したり折れたり汚れたりしないように保護される。マーキングカバー(30)は投票カード(1)の表面に対接し、投票カード(1)にある記入領域には、マーキングカバー(30)の開口溝(33a〜33r)が合致している。
【0018】
投票カード(1)のマーキング作業を行うときは、マーキングカバー(30)にあるマーカーボタン(40)に指を触れて開口溝(33a〜33r)に沿ってスライドさせ、その下の記入領域における所望のマーク欄に重なる位置まで動かす。そして、当該位置にてマーカーボタン(40)を押すことで、所望のマーク欄にスタンプ部(49)を押し当てれば良い。
【0019】
それにより、筆記具等を別途用意する必要はなく、マーキングカバー(30)に装着されているマーカーボタン(40)をスライドさせるだけで、投票カード(1)の記入領域にある各マーク欄に対する正確な位置合わせができると共に、当該位置にてマーカーボタン(40)を押すだけで極めて容易に、しかも正確かつ明瞭にマークを押印することができる。
【0020】
前記[2]記載のように、前記マーキングカバー(30)に、前記投票カード(1)にある複数の記入領域ごとにそれぞれ対応する一または複数の開口溝(33a〜33r)を設け、各開口溝(33a〜33r)ごとにマーカーボタン(40)を1つずつスライド可能に設ければ、投票カード(1)に多数の記入領域がある場合でも、各記入領域ごとに開口溝(33a〜33r)やマーカーボタン(40)はまとまって配されるため、視覚的に分かり易いと共にマーカーボタン(40)を複数の記入領域を跨ぐような広範囲に移動させることなく、各記入領域単位でのマーキング作業が可能となる。
【0021】
前記[3]記載の投票カードホルダー(10)によれば、方形薄箱状に形成されたベース枠(20)の一辺側にあるカード出入口(20a)より、複数の投票カード(1)を重ねた状態で収納することができる。ベース枠(20)内では、複数の投票カード(1)は重なり合った状態で位置決めされ、最上部の一枚にはマーキングカバー(30)が対接する。
【0022】
マーキングカバー(30)は、ベース枠(20)の上面側開口を覆うよう厚さ方向に移動可能であり、投票カード(1)が1枚ないし最大限収納枚数のうち任意の枚数分だけ重なる厚さに応じて自由に移動するから、ベース枠(20)内との間に収納された投票カード(1)の最上部の一枚にマーキングカバー(30)は常に対接する。
【0023】
それにより、複数の投票カード(1)を収納した場合においても、その最上部の投票カード(1)に対し、前述したようにマーキング作業を行うことができる。また、マーキング作業を終えた投票カード(1)を抜き取った後は、次の未使用の投票カード(1)が最上部となってマーキングカバー(30)の下に対接するので、同じように連続してマーキング作業を行うことが可能となる。
【0024】
また、前記[4]記載のように、前記マーキングカバー(30)を透明な材質により成形すれば、収納してある投票カード(1)の表面が透視されて外観として目視可能となり、投票カード(1)にある複数の記入領域やその中に並ぶマーク欄等を確認することができる。
【0025】
また、前記[5]記載のように、前記マーキングカバー(30)は、前記開口溝(33a〜33r)が設けられた上面カバー(31)と、該上面カバー(31)に重なる下面カバー(32)とを重ね合わせて成り、下面カバー(32)に、上面カバー(31)の開口溝(33a〜33r)に沿って所定間隔おきに、前記投票カード(1)の各マーク欄に対応するマーク孔(34)を連設すれば、前記マーカーボタン(40)は上面カバー(31)の開口溝(33a〜33r)に沿ってスライドするが、下面カバー(32)のマーク孔(34)以外の箇所にマークを押印してしまうことはない。
【0026】
また、前記[6]記載のように、前記マーカーボタン(40)を、ボタン本体(41)の両側下端に、それぞれ両側下方に拡がる一対の弾性脚片(42)を設けて形成し、前記上面カバー(31)に設けた上凹部(35)と、前記下面カバー(32)に設けた下凹部(36)とが合致して形成される空間内に、前記マーカーボタン(40)の各弾性脚片(42)の端縁を上下に弾性変形可能、かつ長手方向にスライド可能に収めれば、マーカーボタン(40)がマーキングカバー(30)に一体に組み込まれて外れることがなく、しかも、マーカーボタン(40)の円滑なスライド性と押圧操作を実現することができる。
【0027】
さらに、前記[7]記載のように、前記マーカーボタン(40)のボタン本体(41)を、液状インクを含浸させる芯パッド(48)の収納部(41a)と、該収納部(41a)の上端開口を閉じる蓋(41b)とから形成し、ボタン本体(41)の下端底部に、前記芯パッド(48)の下端に設けた前記スタンプ部(49)を貫通させて下側に露出させる貫通孔(41c)を形成すれば、簡易な構成で確実なマークの押印を実現することができる。
【0028】
また、前記[8]記載のように、前記上凹部(35)および前記下凹部(36)の何れかに、その長手方向に亘り前記各マーク孔(34)に対応する位置ごとに、所定間隔おきに並び前記マーカーボタン(40)に対して間欠的に係脱する位置決め突部(35a)を設ければ、マーカーボタン(40)をスライドさせる際、視覚だけに頼ることなくクリック感も相俟って、所望のマーク欄に対するより正確な位置合わせが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明を代表する一の実施の形態を説明する。
図1〜図28は本発明の一実施の形態を示している。
本実施の形態に係る投票カードホルダー10は、マークシート式の投票カード1を出し入れ自在に1枚ないし複数枚収納すると共に、収納した投票カード1に順次マーキングすることができるものである。以下、投票カード1として勝馬投票券の申し込みに用いるものを例とし、かかる投票カードに対応させた投票カードホルダーについて説明する。
【0030】
先ず、勝馬投票券の申し込みに用いる投票カード1は、現物の大きさが縦約8cm、横約15cmの薄い紙製であり、図示省略したが表面には、「全国にある中央競馬場の場名」、「レースの番号」、「枠連、馬連等の式別」、「枠や馬の番号を表す枠番・馬番」、さらに「購入すべき馬券の枚数に相当する金額」等に相当する記入領域が線や色等で区画されて配置され、各記入領域内には数字等が順に記された複数の縦長のマーク欄が記されている。
【0031】
かかる投票カード1を使用して馬券を購入するには、投票カード1の各記入領域毎に所望する数字等に対応する縦長マーク欄を塗りつぶせばよい。このように必要箇所にマーキングした投票カード1と共に必要金額を馬券売場で払い込むことで、投票カード1は、コンピュータによってマーク位置が読み取られ、いわゆる馬券である勝馬投票券が交付されるようになっている。なお、1枚の投票カード1で複数種の勝馬投票券を購入することもできる。
【0032】
図1〜図4に示すように、投票カードホルダー10は、投票カード1を位置決めした状態で受け入れるベース枠20と、該ベース枠20の上面側に組み合わされ、該ベース枠20に収まる前記投票カード1の表面に対接するマーキングカバー30とを有して成る。マーキングカバー30には、前記投票カード1にある記入領域に対応し、該記入領域内に並ぶ複数のマーク欄に沿って延びる開口溝33a〜33rが設けられており、各開口溝33a〜33rにはマーカーボタン40が1つずつスライド可能に装着されている。なお、2つの開口溝33s,33tは、1つのマーク欄から成る記入領域に対応する大きさに形成されている。
【0033】
図5〜図7に示すように、前記ベース枠20は、上面側全体が開口する方形薄箱状に透明な合成樹脂により一体成形され、一辺側である上端縁側も開口されてカード出入口20aが設けられている。詳しくは、底面部21の両側縁に沿ってそれぞれ細幅に立ち上がる側面部22が設けられ、底面部21の下端縁に沿って同じく細幅に立ち上がる下面部23が形成されている。底面部21の上端縁には、前記カード出入口20aより投票カードを出し入れする際にカードに触れやすくする切欠21aが設けられ、また、下面部23には、その両側方向に延びてごみ等を排出する切欠溝23aが設けられている。
【0034】
また、各側面部22の内壁側には、次述するマーキングカバー30の両側端縁がベース枠20の厚さ方向に摺動可能に係合する被係合凸部22a,22bが設けられており、さらに、各側面部22の上端縁には、内壁側に突出してマーキングカバー30の両側端縁に係合し、マーキングカバー30がベース枠20から抜け落ちるのを防止する顎縁22cが設けられている。なお、被係合凸部22a,22bにおいて前記カード出入口20aを向く側には、マーキングカバー30の両側端縁を乗り越えさせるためのテーパーが形成されている。
【0035】
図8〜図11に示すように、前記マーキングカバー30は、前記ベース枠20の上面部を成す平板状に透明な合成樹脂により成形されており、前記開口溝33a〜33rが設けられた上面カバー31と、該上面カバー31の下面側に重なる下面カバー32とを重ね合わせて成る。下面カバー32には、上面カバー31の前記各開口溝33a〜33rに沿って所定間隔おきに、前記投票カード1の各マーク欄に対応するマーク孔34が連設されている。
【0036】
また、前記マーキングカバー30(正確には下面カバー32)の両側端縁には、前記ベース枠20の各側面部22内壁側にある被係合凸部22a,22b間に相対的に摺動可能に係合する係合凸部32a,32bが突設されている。さらに図11に示すように、上面カバー31および下面カバー32の四隅付近には、互いに係合して重なり合った状態に組み合わせるための係合片31aと被係合片32cが設けられている。
【0037】
図12〜図15に示すように、前記マーカーボタン40は、ボタン本体41と、該ボタン本体41の両側下端よりそれぞれ両側下方に拡がる一対の弾性脚片42とから成る。詳しくは後述するが、ボタン本体41の下端側には、下面カバー32の各マーク孔34に挿通可能で前記投票カード1の各マーク欄に合致する形状のスタンプ部49が設けられている。ここでボタン本体41は、前記上面カバー31の各開口溝33a〜33rを挿通可能であるが、各弾性脚片42の端縁は、各開口溝33a〜33rを挿通不能な大きさに形成されている。
【0038】
また、図14〜図19に示すように、上面カバー31の下面側には、各開口溝33a〜33rの内縁に沿って板厚方向に凹む上凹部35が設けられている。上凹部35には、その長手方向に亘り前記各マーク孔34に対応する位置ごとに、所定間隔おきに並び前記マーカーボタン40に対して間欠的に係脱する位置決め突部35aが設けられている。
【0039】
一方、上面カバー31の下面側に合わさる下面カバー32の上面側には、図12〜図15および図20〜図23に示すように、前記各マーク孔34に沿って延びて前記上凹部35に合致する下凹部36が設けられている。この下凹部36は、前記上凹部35と共に前記マーカーボタン40の各弾性脚片42の端縁が上下に弾性変形可能、かつ長手方向にスライド可能に収まる移動空間を形成するものである。
【0040】
下凹部36の底面には、長手方向に並ぶ前記各マーク孔34を横切るようにして底面よりさらに板厚方向に一段凹むマーカー回避溝36aが形成されている。このマーカー回避溝36aは、マーカーボタン40がスライドする際にそのボタン本体41の下端より突出するスタンプ部49が下凹部36の底面に接触することを防ぐための溝となる。なお、前記上凹部35に設けた位置決め突部35aを、前記下凹部36に沿って設けるようにしても良い。
【0041】
図24〜図28に示すように、前記マーカーボタン40のボタン本体41は、液状インクを含浸させる芯パッド48の収納部41aと、該収納部41aの上端開口を閉じる蓋41bとから成る。ボタン本体41の両側下端には、それぞれ両側に拡がり斜め下方に延びる一対の弾性脚片42が一体成形されている。ここで液状インクは、黒インクまたはそれに近似した色のインクである。また、各弾性脚片42は、それぞれ略中央が舌片状に切り欠かれており、この舌片部42bの先端縁が、脚片本体42aの端縁に上から弾発的に当接するように屈曲されており、各弾性脚片42は2重ばね構造に形成されている。
【0042】
前記芯パッド48は、不織布等を直方体状に成形したものであり、その上端にはボタン本体への収納時にピンセット等で摘む組み付け時用の摘み48aが突設され、下端には、前記投票カード1のマーク欄に対応したスタンプ部49が突設されている。ボタン本体41の下端底部には、前記スタンプ部49を貫通させて下側に露出させる貫通孔41cが形成されている。なお、ボタン本体41の前後下端側には、前記上面カバー31の上凹部35に沿って設けられた位置決め突部35aに対して、スライド移動を損なわないクリック感で係脱可能な被係合凹部41dが設けられている。
【0043】
次に前記投票カードホルダー10の作用を説明する。
前記投票カードホルダー10によれば、図2に示すように、ベース枠20の上端縁側が開口してカード出入口20aとなっており、ここから1枚ないし複数枚の投票カード1をベース枠20内とマーキングカバー30との間に収納させることができる。ベース枠20の上面側を覆うマーキングカバー30は、ベース枠20の板厚方向に移動可能であり、収納する投票カード1の枚数に応じて動かすことができる。
【0044】
ベース枠20内やマーキングカバー30は、投票カード1に丁度合致する大きさに形成されており、投票カード1は1枚ないし複数枚(最大40枚程度)が重なり合った状態で、動かないように位置決めされて収納される。このように投票カードホルダー10内に投票カード1を収納することで、投票カード1はその枚数にかかわらず、破損したり折れたり汚れたりしないように保護される。
【0045】
ベース枠20内で最上部の投票カード1にはマーキングカバー30が対接し、このとき、投票カード1にある複数の記入領域には、それぞれマーキングカバー30の開口溝33a〜33rが合致している。また、マーキングカバー30は透明な合成樹脂により成形されているため、収納してある投票カード1の表面が透視されて外観として目視可能であり、投票カード1にある複数の記入領域やその中に並ぶマーク欄等を容易に確認することができる。
【0046】
投票カード1のマーキング作業を行うときは、マーキングカバー30において、投票カード1にある複数の記入領域ごとにそれぞれ対応する開口溝33a〜33rに装着されているマーカーボタン40に指を触れてスライドさせ、その下の記入領域における所望のマーク欄に重なるマーク孔34を塞ぐ位置まで動かす。
【0047】
マーカーボタン40を開口溝33a〜33rに沿ってスライドさせるとき、図14において、各マーク孔34に対応する位置ごとに、所定間隔おきに並ぶ位置決め突部35aがマーカーボタン40の収納部41aに間欠的に係脱するので、視覚だけに頼ることなくクリック感も相俟って、所望のマーク欄上のマーク孔34に対するより正確な位置合わせが可能となる。
【0048】
また、マーカーボタン40がスライドしている最中、マーカーボタン40の下端にあるスタンプ部49は、下凹部36の底面に接することなく、各マーク孔34を横切るようにして底面よりさらに一段凹むマーカー回避溝36a内を移動するので、スタンプ部49のインクが下凹部36の底面に付着するおそれはない。各マーク孔34が重ならない投票カード1の紙面上は下面カバー32で覆われているので、下面カバー32のマーク孔34以外の箇所にスタンプ部49のインクが付着するおそれもない。
【0049】
マーカーボタン40を所望のマーク欄に重なるマーク孔34上の位置までスライドさせたら、当該位置にてマーカーボタン40を押すことで、所望のマーク欄にスタンプ部49を押し当てれば良い。マーカーボタン40にある一対の弾性脚片42は、スタンプ部49を上方に付勢しているが、各弾性脚片42の付勢力に抗してマーカーボタン40を押すことにより、各弾性脚片42は横に広がるように弾性変形し、それに伴いボタン本体41の下端側は前記マーク孔34を挿通して、スタンプ部49が投票カード1の紙面上のマーク欄に押し当てられる。
【0050】
それにより、筆記具等を別途用意する必要はなく、マーキングカバー30に装着されているマーカーボタン40をスライドさせるだけで、投票カード1の記入領域にある各マーク欄に対する正確な位置合わせができると共に、当該位置にてマーカーボタン40を押すだけで極めて容易に、しかも正確かつ明瞭にマークを押印することができる。
【0051】
また、マーカーボタン40の各弾性脚片42を、上面カバー31に設けた上凹部35と、下面カバー32に設けた下凹部36とが合致して形成される空間内に収めることにより、マーカーボタン40がマーキングカバー30に一体に組み込まれて外れることがなく、しかも、マーカーボタン40の円滑なスライド性と押圧操作を実現することができる。
【0052】
さらに、前記芯パッド48に液状インクを充分含浸させておくことで、スタンプ部49からは300回程度のマーキングが可能となる。また、マーカーボタン40の押し操作を繰り返しても、各弾性脚片42はそれぞれ脚片本体42aに舌片部42bが重なる2重ばね構造に形成されているので、疲労劣化を極力防ぐことができ、長期にわたり弾発性を維持することができる。
【0053】
マーキング作業を終えた投票カード1を抜き取った後は、次の未使用の投票カード1が最上部となってマーキングカバー30の下に対接するので、前述したと同じように連続してマーキング作業を行うことが可能となる。なお、ベース枠30の裏面は比較的スペースがあるので、広告を直接印刷したり、広告の印刷物を貼り付けることで、広告媒体として利用することもできる。
【0054】
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、前記実施の形態では、投票カード1として勝馬投票券の申し込みに用いるものを例に説明したが、これに限られるものではなく、例えば、競艇や競輪その他様々なマークシート式カードに対応する投票カードホルダーとして構成しても良い。
【0055】
【発明の効果】
本発明に係る投票カードホルダーによれば、ベース枠とこの上面側を成すマーキングカバーとの間に、投票カードを位置決めした状態で収納することで、投票カードは破損したり折れたり汚れたりしないように保護され、マーキングカバーにあるマーカーボタンを開口溝に沿ってスライドさせ、その下の記入領域における所望のマーク欄に重なる位置まで動かし、当該位置でマーカーボタンを押すことで、所望のマーク欄にスタンプ部を押し当てることになり、極めて容易にしかも正確かつ明瞭にマークを押印することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーを示す正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーを示す平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーを示す右側面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である(ただしマーキングカバーは最奥に位置する)。
【図5】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーのベース枠を示す平面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーのマーキングカバーを示す正面図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーのマーキングカバーを示す平面図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーのマーキングカバーを示す右側面図である。
【図11】図8のD−D線拡大断面図である。
【図12】図8のE部位拡大正面図である。
【図13】図12のF−F線断面図である。
【図14】図13のH−H線断面図である。
【図15】図12のG−G線断面図である。
【図16】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーのマーキングカバーを成す上カバーを示す正面図である。
【図17】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーのマーキングカバーを成す上カバーを示す平面図である。
【図18】図16のI−I線拡大断面図である。
【図19】図16のJ−J線拡大断面図である。
【図20】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーのマーキングカバーを成す下カバーを示す正面図である。
【図21】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーのマーキングカバーを成す下カバーを示す平面図である。
【図22】図20のK−K線拡大断面図である。
【図23】図20のL−L線拡大断面図である。
【図24】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーのマーカーボタンを示す正面図である。
【図25】図24のM−M線拡大断面図である。
【図26】図24のN−N線拡大断面図である。
【図27】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーのマーカーボタンを示す側面図である。
【図28】本発明の一実施の形態に係る投票カードホルダーのマーカーボタンを示す底面図である。
【符号の説明】
1…投票カード
10…投票カードホルダー
20…ベース枠
20a…カード出入口
21…底面部
21a…切欠
22…側面部
23…下面部
23a…切欠溝
30…マーキングカバー
31…上面カバー
32…下面カバー
33a〜33r…開口溝
34…マーク孔
35…上凹部
35a…位置決め突部
36…下凹部
36a…マーカー回避溝
40…マーカーボタン
41…ボタン本体
41a…収納部
42…弾性脚片
42…弾性脚片
48…芯パッド
49…スタンプ部

Claims (8)

  1. マークシート式の投票カードを出し入れ自在に収納すると共に、収納した投票カードにマーキングすることができる投票カードホルダーにおいて、
    前記投票カードを位置決めした状態で受け入れるベース枠と、該ベース枠の上面側に組み合わされ、該ベース枠に収めた前記投票カードの表面に対接するマーキングカバーとを有して成り、
    前記マーキングカバーに、前記投票カードにある記入領域に対応し、該記入領域内に並ぶ複数のマーク欄に沿って延びる開口溝を設け、該開口溝にマーカーボタンをスライド可能に装着し、
    前記マーカーボタンは、押圧された際に当該位置で前記マーク欄に所定のマークを押印可能なスタンプ部を備えることを特徴とする投票カードホルダー。
  2. 前記マーキングカバーに、前記投票カードにある複数の記入領域ごとにそれぞれ対応する一または複数の前記開口溝を設け、各開口溝ごとにマーカーボタンを1つずつスライド可能に装着したことを特徴とする請求項2記載の投票カードホルダー。
  3. 前記ベース枠は、1枚ないし複数枚の前記投票カードを受け入れる方形薄箱状に形成され、上面側全体が開口して一辺側にカード出入口が設けられ、
    前記マーキングカバーは、前記ベース枠の上面側開口を覆うよう厚さ方向に移動可能に組み合わされ、前記ベース枠内との間に収納された前記投票カードの最上部の一枚に対接することを特徴とする請求項1または2記載の投票カードホルダー。
  4. 前記マーキングカバーを透明な材質により成形したことを特徴とする請求項1,2または3記載の投票カードホルダー。
  5. 前記マーキングカバーは、前記開口溝が設けられた上面カバーと、該上面カバーの下面側に重なる下面カバーとを重ね合わせて成り、
    前記下面カバーに、前記上面カバーの前記開口溝に沿って所定間隔おきに、前記投票カードの前記各マーク欄に対応するマーク孔を連設したことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の投票カードホルダー。
  6. 前記マーカーボタンは、ボタン本体と、該ボタン本体の両側下端よりそれぞれ両側下方に拡がる一対の弾性脚片とから成り、
    前記ボタン本体の下端側には、前記各マーク孔に挿通可能で前記各マーク欄に合致する形状の前記スタンプ部が設けられ、
    前記ボタン本体は、前記上面カバーの開口溝を挿通可能であるが、前記各弾性脚片の端縁は、前記開口溝を挿通不能な大きさに形成され、
    前記上面カバーの下面側に、前記開口溝の内縁に沿って板厚方向に凹む上凹部を設けると共に、前記下面カバーの上面側に、前記各マーク孔に沿って延び前記上凹部に合致して、前記マーカーボタンの各弾性脚片の端縁を上下に弾性変形可能、かつ長手方向にスライド可能に収める下凹部を設けたことを特徴とする請求項5記載の投票カードホルダー。
  7. 前記マーカーボタンのボタン本体は、液状インクを含浸させる芯パッドの収納部と、該収納部の上端開口を閉じる蓋とから成り、前記ボタン本体の下端底部に、前記芯パッドの下端に設けた前記スタンプ部を貫通させて下側に露出させる貫通孔を形成したことを特徴とする請求項6記載の投票カードホルダー。
  8. 前記上凹部および前記下凹部の何れかに、その長手方向に亘り前記各マーク孔に対応する位置ごとに、所定間隔おきに並び前記マーカーボタンに対して間欠的に係脱する位置決め突部を設けたことを特徴とする請求項6または7記載の投票カードホルダー。
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