JP3748769B2 - 作業機の報知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行変速装置とエンジン始動用のスタータとを備えたトラクタなど作業機の報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジン始動に伴う機体の不測の飛び出しを防止するために、従来では、走行部への伝動を断続する主クラッチペダルを踏み込み操作して主クラッチを切り作動させないとエンジン始動を行えないようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術によるときは、主クラッチペダルを踏み込み操作せずにエンジン始動スイッチを入り操作しても、エンジン始動が行われず、機体の不測の飛び出しを防止できるものの、不慣れな作業者にとっては、エンジンが始動しない理由を把握することが難しくて、エンジン始動操作に戸惑いやまごつきを生じていた。
【0004】
本発明の目的は、エンジン始動の操作性を向上する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明による作業機の報知装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0006】
〔特徴〕
走行変速装置とエンジン始動用のスタータとを備えた作業機において、前記走行変速装置の中立状態を検出する走行中立センサと、作業変速装置の中立状態を検出する作業中立センサを設け、これらの中立センサにより前記走行変速装置及び前記作業変速装置が中立状態であるか否かを検出することで走行部への伝動状態と動力取出し軸への伝動状態を検知する伝動状態検知手段を設け、該伝動状態検知手段の前記両中立センサにより前記走行変速装置が中立状態であり、且つ前記作業変速装置が中立状態にあることを検出したことによる走行部への伝動不能状態と動力取出し軸への伝動不能状態との検知に基づいてエンジン始動可能のみを報知する始動許容報知手段を設けてある点にある。
【0007】
〔作用〕
作業機では、走行部への伝動が不能で、且つ動力取出し軸のへ伝動が不能な状態にあれば、エンジンを始動しても機体が不測に飛び出すことがなく、又作業装置が不測に作動することもない。
走行部への伝動が不能な状態であることを検知する手段としては、走行部への伝動を断続する主クラッチの切り状態を検出する手段と、走行変速装置の中立状態を検出する手段とがあるが、例えば、主クラッチの切り状態を検出することで伝動不能な状態を検知する場合には、エンジン始動時に走行変速装置が変速状態にあっても主クラッチが切り状態にあればエンジン始動可能を報知するから、その報知に基づいてエンジンを始動し、エンジン始動後にその走行変速装置が変速状態にあることを知らずに主クラッチペダルに対する踏み込み操作を解除して主クラッチを入り作動させてしまうと機体が飛び出してしまうおそれがある。
上記の点に着目して、走行変速装置の中立状態を検出する中立センサの検出があることで伝動不能状態であることを検知するようにしてあるから、エンジン始動後に走行変速装置を変速状態に操作しないかぎり機体が移動することがない。又、作業変速装置を変速状態に操作しないかぎり作業装置が作動することがない。
【0008】
即ち、請求項1に係る発明(第1発明)では、走行中立センサにより走行変速装置の中立状態を検出し、作業中立センサにより作業変速装置の中立状態を検出する伝動状態検知手段で走行部への伝動が不能で、且つ動力取出し軸への伝動が不能な状態にあるか否かを検知し、走行部と動力取出し軸に対して伝動不能状態が検知されればエンジン始動可能状態であることをランプ表示や音声ガイドなどで報知するようにしてあるから、ランプ表示や音声ガイドなどでエンジン始動可能が報知されていることを確認したのちにエンジン始動を行えば、走行変速装置及び作業変速装置が中立状態であるのでエンジン始動によって機体が不測に飛び出したり、作業装置が不測に作動することを防止することができる。
そして、エンジン始動可能状態にあることを報知することで作業者にエンジンを始動しても安全であることを知らせるようにしてあるから、分かりやすい。
【0009】
〔効果〕
従って、操作性の良い安全なエンジン始動を実際的に行えるようになった。
【0010】
請求項2に係る本発明による作業機の報知装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0011】
〔特徴〕
走行変速装置とエンジン始動用のスタータとを備えた作業機において、前記走行変速装置の中立状態を検出する走行中立センサと、作業変速装置の中立状態を検出する作業中立センサを設け、これらの中立センサにより前記走行変速装置又は前記作業変速装置が中立状態にないか否かを検出することで走行部への伝動状態と動力取出し軸への伝動状態を検知する伝動状態検知手段を設け、該伝動状態検知手段の前記両中立センサにより前記走行変速装置又は作業変速装置のいずれか一方でも中立状態にないことを検出したことによる走行部への伝動可能状態又は動力取出し軸への伝動可能状態の検知に基づいてエンジン始動不可を報知する始動禁止報知手段を設けてある点にある。
【0012】
〔作用〕
例えば、走行部への伝動を断続する主クラッチの切り状態を検出するクラッチセンサによる切り状態が検出されていないことで伝動不能状態にないことを検知することも考えられるが、この場合は、伝動状態報知手段の報知に基づいて主クラッチを切り操作した状態でエンジン始動を行うとき、走行変速装置が変速状態(中立状態以外の状態)にあることを知らずにそのエンジン始動を行うと、エンジン始動後に主クラッチに対する踏み込み操作を解除して主クラッチを入り作動させた際、機体が不測に飛び出すおそれがある。
これに対して、請求項2に係る発明(第2発明)では、走行変速装置又は作業変速装置のいずれか一方でも中立状態にないことを検知したことに基づいてエンジン始動不可の報知をし、この報知にしたがってエンジン始動を行わないことにより、エンジン始動に伴う機体の不測の飛び出しや作業装置の不測の作動を防止できることはもちろん、始動不可の報知に基づいて走行変速装置と作業変速装置を中立状態に切り換えてエンジン始動を行うことにより、機体の不測の飛び出しがなく、且つ作業装置が不測に作動しない状態でそのエンジン始動を行えるのみならず、伝動状態を確実に検知することができる。
【0013】
走行部又は動力取出し軸への伝動が可能な状態でエンジン始動が行われれば機体の不測の飛び出しや作業装置が不測に作動する事態が発生する点に着目して、請求項2に係る発明(第2発明)では、走行中立センサにより走行変速装置が中立状態であるか否かを検出し、作業中立センサにより作業変速装置が中立状態であるか否かを検出する伝動状態検知手段で走行部又は動力取出し軸のいずれか一方でも伝動可能な状態にあるか否かを検知し、伝動可能状態の検知に基づいてランプ表示や音声ガイドなどでエンジン始動が不可であることを報知してエンジン始動の禁止を作業者に喚起するようにしてあるから、ランプ表示や音声ガイドなどによるエンジン始動不可の報知がされているときにはエンジン始動を行わないようにし、走行部及び動力取出し軸への伝動がともに伝動不能状態に切り換わったことでエンジン始動不可の報知がされなくなったのを認識してはじめてエンジン始動を行うことにより、エンジン始動に伴う機体の不測の飛び出しや作業装置の不測の作動を防止することができる。
そして、エンジン始動不可をランプ表示や音声ガイドなどで報知するようにしてあるから、作業者にはエンジン始動不可であることを確実に知らせることができて、まごつきや戸惑いを発生することなく、エンジン始動を安全に行える。
【0014】
〔効果〕
従って、走行部や動力取出し軸への伝動状態の検知を確実に行えることで前記のエンジン始動不可の報知を正確に行って所期の操作性の良い安全なエンジン始動を実際的に行えるようになった。
【0015】
請求項3に係る本発明による作業機の報知装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0016】
〔特徴〕
走行変速装置とエンジン始動用のスタータとを備えた作業機において、前記走行変速装置の中立状態を検出する走行中立センサと、作業変速装置の中立状態を検出する作業中立 センサを設け、これらの中立センサにより前記走行変速装置及び前記作業変速装置が中立状態であるか否かを検出することで走行部への伝動状態と動力取出し軸への伝動状態を検知する伝動状態検知手段を設け、該伝動状態検知手段の前記両中立センサにより前記走行変速装置が中立状態であり、且つ前記作業変速装置が中立状態にあることを検出したことによる走行部の伝動不能状態と動力取出し軸の伝動不能状態との検知に基づいてエンジン始動可能のみを報知する始動許容報知手段と、前記伝動状態検知手段の前記両中立センサにより前記走行変速装置又は作業変速装置が中立状態にないことを検出したことによる走行部への伝動可能状態又は動力取出し軸への伝動可能状態の検知に基づいてエンジン始動不可のみを報知する始動禁止報知手段とを設けてある点にある。
【0017】
〔作用〕
走行部への伝動が不能な状態であることを検知する手段としては、走行部への伝動を断続する主クラッチの切り状態を検出する手段と、走行変速装置の中立状態を検出する手段とがあるが、例えば、主クラッチの切り状態を検出することで伝動不能な状態を検知する場合には、エンジン始動時に走行変速装置が変速状態にあっても主クラッチが切り状態にあればエンジン始動可能を報知するから、その報知に基づいてエンジンを始動し、エンジン始動後にその走行変速装置が変速状態にあることを知らずに主クラッチペダルに対する踏み込み操作を解除して主クラッチを入り作動させてしまうと機体が飛び出してしまうおそれがある。
上記の点に着目して、走行変速装置の中立状態を検出する中立センサの検出があることで伝動不能状態であることを検知するようにしてあるから、エンジン始動後に走行変速装置を変速状態に操作しないかぎり機体が移動することがない。又、作業変速装置を変速状態に操作しないかぎり作業装置が作動することがない。
他方、例えば、走行部への伝動を断続する主クラッチの切り状態を検出するクラッチセンサによる切り状態が検出されていないことで伝動不能状態にないことを検知することも考えられるが、この場合は、伝動状態報知手段の報知に基づいて主クラッチを切り操作した状態でエンジン始動を行うとき、走行変速装置が変速状態(中立状態以外の状態)にあることを知らずにそのエンジン始動を行うと、エンジン始動後に主クラッチに対する踏み込み操作を解除して主クラッチを入り作動させた際、機体が不測に飛び出すおそれがある。
これに対して、請求項3に係る発明(第3発明)では、走行変速装置が走行中立状態あるか、作業変速装置が作業中立状態あることの検知に基づいてエンジン始動不可の報知をし、この報知にしたがってエンジン始動を行わないことにより、エンジン始動に伴う機体の不測の飛び出しや作業装置の不測の作動を防止できることはもちろん、始動不可の報知に基づいて走行変速装置と作業変速装置を中立状態に切り換えてエンジン始動を行うことにより、機体の不測の飛び出しがなく、且つ作業装置が不測に作動しない状態でそのエンジン始動を行えるのみならず、伝動状態を確実に検知することができる。
【0018】
即ち、請求項3に係る発明(第3発明)では、走行中立センサにより走行変速装置が中立状態であるか否かを検出し、作業中立センサにより作業変速装置が中立状態であるか否かを検出する伝動状態検知手段により走行部又は動力取出し軸への伝動が不能な状態にあるか否かを検知し、伝動不能状態の検知に基づいてランプ表示や音声ガイドなどでエンジン始動が可能であることを報知する一方、伝動可能状態の検知に基づいてランプ表示や音声ガイドなどでエンジン始動が不可であることを報知するようにしてあるから、エンジン始動可能の報知を確認してエンジン始動を行うことにより、エンジン始動に伴う不測の機体の飛び出しや作業装置の不測の作動を確実に防止することができ、他方、エンジン始動不可の報知に基づいてエンジン始動を行わずに、走行部や動力取出し軸への伝動が不能状態となるように操作してエンジン始動可能の報知がでるのを待ってエンジン始動を行うことにより、エンジン始動に伴う不測の機体の飛び出しや作業装置の不測の作動を確実に防止することができる。
そして、エンジン始動可能やエンジン始動不可を報知により作業者に知らせるようにしてあるから、分かりやすい。
【0019】
〔効果〕
従って、走行部や動力取出し軸への伝動不能状態の検知を確実に行えることで前記のエンジン始動可能状態であることの報知を正確に行い、かつ、走行部や動力取出し軸に対する伝動状態の検知を確実に行えることで前記のエンジン始動が不可であることの報知を正確に行って所期の操作性の良い安全なエンジン始動を実際的に行えるようになった。
【0020】
請求項4に係る本発明による作業機の報知装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0021】
〔特徴〕
上記請求項1や3に係る本発明による作業機の報知装置において、前記始動許容報知手段が、エンジン始動に基づいて報知を中止する手段である点にある。
【0022】
〔作用〕
始動許容報知手段による報知をエンジン始動に基づいて中止するようにしてあるから、エンジン稼働時におけるエンジン始動操作を抑制することができる。
【0023】
〔効果〕
従って、エンジン稼働時におけるエンジン始動を抑制することができるようになった。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
作業機の一例であるトラクタは、図1に示すように、前部にエンジン1を搭載し、後部に運転座席2を搭載していて、操向用の左右一対の駆動前輪3と左右一対の駆動後輪4とを備え、後部に装着する作業装置を駆動するための動力取出し軸5を備え、エンジン始動用のスタータ6(セルモータ)を備えている。
【0025】
図2に示すように、前記エンジン1から駆動前輪3及び駆動後輪4を含む走行部への伝動系には、伝動を断続する主クラッチ7と走行変速装置8とが主クラッチ7を伝動上手側に位置させる状態で介装されており、前記主クラッチ6よりも伝動下手側から前記動力取出し軸5への伝動系には、作業変速装置9が介装されている。
【0026】
そして、このトラクタの報知装置は、図3に示すように、前記走行部及び動力取出し軸5への伝動が不能な状態にあるか可能な状態にあるかを検知する伝動状態検知手段Aの一例である第1伝動状態検知手段A1を設け、この第1伝動状態検知手段A1の伝動不能状態の検知に基づいてエンジン始動可能を報知する始動許容報知手段B1を設けて構成されている。
【0027】
前記第1伝動状態検知手段A1は、前記走行変速装置8が中立状態にあるときにのみオンする常開型の走行中立スイッチ10a(中立センサ10の一例)と、前記作業変速装置9が中立状態にあるときにのみオンする常開型の作業中立スイッチ11aとを直列接続することでアンド回路を形成して、走行中立スイッチ10a及び作業中立スイッチ11aがともにオンのときにのみ通電することで検知するように構成されている。
【0028】
前記始動許容報知手段B1は、基本的には、キースイッチ12がオン位置(又はオフ位置でキーが差し込まれた状態)及びスタート位置に位置するときに始動許容ランプ13を点灯可能な始動許容報知回路14に前記アンド回路を始動許容ランプ13と直列接続する状態に介装して構成されており、前記始動許容報知回路14には、走行中立スイッチ10a及び作業中立スイッチ11aがともにオンのときに励磁するスタータリレー15のリレーコイル15cが介装されている。このスタータリレー15の常開型のリレー接点15sは、前記リレーコイル15cの励磁に伴いオンすることで駆動リレー16のリレーコイル16cを励磁させてそのリレー接点16sをオンさせることで前記スタータ6に通電させるものである。つまり、走行中立スイッチ10a及び作業中立スイッチ11aの少なくとも一方がオフの場合は、始動許容ランプ13が点灯しないばかりでなく、キースイッチ12をスタート位置に操作しても駆動リレー16のリレー接点16sがオンしないことでスタータ6が作動せず、エンジン始動が牽制されるのである。
【0029】
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態において、図4に示すように、エンジン1の始動に基づいて前記始動許容ランプ13を自動的に消灯させる消灯回路17を前記始動許容報知回路14に分岐接
続する状態で追設したものである。
すなわち、消灯回路17は、ランプリレー18のリレーコイル18cとオイルランプ19とエンジン始動に伴いオイル圧が設定値以上に上昇するとオフする常閉型のオイルプレッシャースイッチ20とを直列に接続して構成されており、リレーコイル18cの励磁によりオンするランプリレー18の常開型のリレー接点18sを前記報知回路14に始動許容ランプ13と直列接続する状態に介装することでエンジン1が始動してオイル圧が設定値以上になるとオイルプレッシャースイッチ20がオフすることで始動許容ランプ13を消灯させるように構成されている。
【0030】
〔第3実施形態〕
報知装置として次のような装置を設けたものである。
報知装置は、図5に示すように、前記走行部及び動力取出し軸5への伝動が不能な状態にあるか可能な状態にあるかを検知する伝動状態検知手段Aの一例である第2伝動状態検知手段A2を設け、この第2伝動状態検知手段A2の伝動可能状態の検知に基づいてエンジン始動不可を報知する始動禁止報知手段B2を設けて構成されている。
【0031】
前記第2伝動状態検知手段A2は、前記走行変速装置8が中立状態にあるときにのみオフする常閉型の走行変速スイッチ10b(中立センサ10の一例)と、前記作業変速装置9が中立状態にあるときにのみオフする常閉型の作業変速スイッチ11bとを並列接続することでオア回路を形成して、走行変速スイッチ10b及び作業変速スイッチ11bの少なくともいずれか一方がオンのときに通電することで伝動不能でない状態にあることを検知するように構成されている。
【0032】
前記始動許容報知手段B2は、基本的には、キースイッチ12がオン位置(又はオフ位置でキーが差し込まれた状態)及びスタート位置に位置するときに始動禁止ランプ23を点灯可能な始動禁止報知回路24に前記オア回路を始動禁止ランプ23と直列接続する状態に介装して構成されており、前記始動禁止報知回路24には、走行変速スイッチ10b及び作業変速スイッチ11bの少なくともいずれか一つがオンのときに励磁する第2スタータリレー25のリレーコイル25cが介装されている。この第2スタータリレー25の常閉型のリレー接点25sは、前記リレーコイル25cの励磁に伴いオフすることで駆動リレー16のリレーコイル16cを消磁させてそのリレー接点16sをオフさせることで前記スタータ6への通電を阻止するものである。つまり、走行変速スイッチ10b及び作業変速スイッチ11bの少なくとも一方がオンの場合は、始動禁止ランプ23が点灯するばかりでなく、キースイッチ12をスタート位置に操作しても駆動リレー16のリレー接点16sがオンしないことでスタータ6が作動せず、エンジン始動が牽制されるのである。
【0033】
かつ、エンジン始動後において走行変速装置8や作業変速装置9が変速操作されても、前記始動禁止ランプ23の消灯を維持する消灯回路27を前記始動禁止報知回路24に分岐接続する状態で追設してある。
すなわち、消灯回路27は、ランプリレー28のリレーコイル28cとオイルランプ19とエンジン始動に伴いオイル圧が設定値以上に上昇するとオフする常閉型のオイルプレッシャースイッチ20とを直列に接続して構成されており、リレーコイル28cの励磁によりオンするランプリレー28の常開型のリレー接点28sを前記始動禁止報知回路24に始動禁止ランプ23と直列接続する状態に介装することでエンジン1が始動してオイル圧が設定値以上になるとオイルプレッシャースイッチ20がオフすることで始動禁止ランプ13を消灯保持するように構成されている。
【0034】
〔第4実施形態〕
【0035】
図6に示すように、上記第2実施形態と第3実施形態とを合体させたものである。
【0036】
〔別実施形態〕
上記実施の形態では、ランプ表示で報知するように構成したが、本発明は、音声ガイドで報知するようにしても良く、また、ランプ表示と音声ガイドとを併用して報知するようにしても良い。
【0037】
表示にあたっては、ランプの点灯で表示するようにしても良いが、文字表示で表示しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トラクタの側面図
【図2】 伝動系統のブロック図
【図3】 報知装置の回路図
【図4】 第2実施形態における報知装置の回路図
【図5】 第3実施形態における報知装置の回路図
【図6】 第4実施形態における報知装置の回路図
【符号の説明】
8 走行変速装置
6 スタータ
A 伝動状態検知手段
B1 始動許容報知手段
10 中立センサ
B2 始動禁止報知手段

Claims (4)

  1. 走行変速装置とエンジン始動用のスタータとを備えた作業機において、前記走行変速装置の中立状態を検出する走行中立センサと、作業変速装置の中立状態を検出する作業中立センサを設け、これらの中立センサにより前記走行変速装置及び前記作業変速装置が中立状態であるか否かを検出することで走行部への伝動状態と動力取出し軸への伝動状態を検知する伝動状態検知手段を設け、該伝動状態検知手段の前記両中立センサにより前記走行変速装置が中立状態であり、且つ前記作業変速装置が中立状態にあることを検出したことによる走行部への伝動不能状態と動力取出し軸への伝動不能状態との検知に基づいてエンジン始動可能のみを報知する始動許容報知手段を設けてある作業機の報知装置。
  2. 走行変速装置とエンジン始動用のスタータとを備えた作業機において、前記走行変速装置の中立状態を検出する走行中立センサと、作業変速装置の中立状態を検出する作業中立センサを設け、これらの中立センサにより前記走行変速装置又は前記作業変速装置が中立状態にないか否かを検出することで走行部への伝動状態と動力取出し軸への伝動状態を検知する伝動状態検知手段を設け、該伝動状態検知手段の前記両中立センサにより前記走行変速装置又は作業変速装置のいずれか一方でも中立状態にないことを検出したことによる走行部への伝動可能状態又は動力取出し軸への伝動可能状態の検知に基づいてエンジン始動不可を報知する始動禁止報知手段を設けてある作業機の報知装置。
  3. 走行変速装置とエンジン始動用のスタータとを備えた作業機において、前記走行変速装置の中立状態を検出する走行中立センサと、作業変速装置の中立状態を検出する作業中立センサを設け、これらの中立センサにより前記走行変速装置及び前記作業変速装置が中立状態であるか否かを検出することで走行部への伝動状態と動力取出し軸への伝動状態を検知する伝動状態検知手段を設け、該伝動状態検知手段の前記両中立センサにより前記走行変速装置が中立状態であり、且つ前記作業変速装置が中立状態にあることを検出したことによる走行部の伝動不能状態と動力取出し軸の伝動不能状態との検知に基づいてエンジン始動可能のみを報知する始動許容報知手段と、前記伝動状態検知手段の前記両中立センサにより前記走行変速装置又は作業変速装置のいずれか一方でも中立状態にないことを検出したことによる走行部への伝動可能状態又は動力取出し軸への伝動可能状態の検知に基づいてエンジン始動不可を報知する始動禁止報知手段とを設けてある作業機の報知装置。
  4. 前記始動許容報知手段が、エンジン始動に基づいて報知を中止する手段である請求項1または3に記載の作業機の報知装置。
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