JP3748109B2 - 空調用ダンパ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空調用ダンパ装置に関する。
【従来の技術】
【0002】
【特許文献1】
特開平10−122640号公報
空調機などに用いられるダンパ装置として上記公報のものが公知である。この装置はダンパブレードで複数の空気路を開閉し、空気を混合したり流れる方向を変えるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記装置では、外気を屋外から屋内に導入し、それを屋内還気として屋外に排気する流し方しか選択し得ない構造のため、ヒートポンプ方式の空調機には使用できない。例えば、屋内還気を循環させて蒸発器で熱交換し屋外外気で凝縮器を吸熱・放熱させたり、屋内還気と屋外外気を蒸発器で熱交換し屋外外気と屋内還気で凝縮器を吸熱・放熱させることができない。そこで、これらの問題点を解決する空調用ダンパ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の空調用ダンパ装置は、箱体に、箱体外部と連通しかつ箱体内部で直交状に合流する給気路と還気路と排気路と外気路を、形成し、風上側となる前記外気路と前記還気路とを対角に配置すると共に風下側となる前記給気路と前記排気路とを対角に配置し、前記給気路と前記還気路と前記排気路と前記外気路の合流部に、回動軸を、この回動軸の外径方向に前記給気路と前記還気路と前記排気路と前記外気路が位置するように、設け、前記回動軸に、所定回動角度において前記還気路と前記排気路のRE仕切壁に接しかつ前記外気路と前記給気路のOS仕切壁に接すると共に所定回動角度において前記給気路と前記還気路のSR仕切壁に接しかつ前記排気路と前記外気路のEO仕切壁に接すると共に所定回動角度範囲において前記SR仕切壁と前記RE仕切壁の間に位置しかつ前記EO仕切壁と前記OS仕切壁7の間に位置する回動翼を、設け、前記還気路から前記給気路へ還気が流れかつ前記外気路から前記排気路へ外気が流れる状態と、前記還気路から前記排気路へ還気が流れかつ前記外気路から前記給気路へ外気が流れる状態と、前記還気路から前記給気路と前記排気路とへ還気が流れかつ前記外気路から前記排気路と前記給気路とへ外気が流れる状態と、に各々切換自在として前記回動軸の回動角度を制御する回動手段を、備えたものである。さらに、還気路の風量と外気路の風量が同じ場合において、還気路側における回動翼の外端縁とSR仕切壁の先端縁の間隙部面積と前記回動翼の外端縁とRE仕切壁の先端縁の間隙部面積との比率と、外気路側における前記回動翼の外端縁とEO仕切壁の先端縁の間隙部面積と前記回動翼の外端縁とOS仕切壁の先端縁の間隙部面積との比率と、を等しくさせて、給気路と排気路の風量比率と前記還気路と前記外気路の風量比率が同じになるように、前記回転翼と前記OS仕切壁と前記RE仕切壁と前記SR仕切壁と前記EO仕切壁を構成した。また、箱体に、箱体外部と連通しかつ箱体内部で直交状に合流する給気路と還気路と排気路と外気路を、形成し、風上側となる前記外気路と前記還気路とを対角に配置すると共に風下側となる前記給気路と前記排気路とを対角に配置し、前記給気路と前記還気路と前記排気路と前記外気路の合流部に、回動軸を、この回動軸の外径方向に前記給気路と前記還気路と前記排気路と前記外気路が位置するように、設け、前記回動軸に、所定回動角度において前記還気路と前記排気路のRE仕切壁に接しかつ前記外気路と前記給気路のOS仕切壁に接すると共に所定回動角度において前記給気路と前記還気路のSR仕切壁に接しかつ前記排気路と前記外気路のEO仕切壁と前記OS仕切壁の間に位置すると共に所定回動角度範囲において前記SR仕切壁と前記RE仕切壁の間に位置しかつ前記EO仕切壁と前記OS仕切壁の間に位置する回動翼を、設け、前記還気路から前記給気路へ還気が流れかつ前記外気路から前記排気路へ外気が流れる状態と、前記還気路から前記排気路へ還気が流れかつ前記外気路から前記排気路と前記給気路とへ外気が流れる状態と、前記還気路から前記給気路と前記排気路とへ還気が流れかつ前記外気路から前記排気路と前記給気路とへ外気が流れる状態と、に各々切換自在として前記回動軸の回動角度を制御する回動手段を、備えたものである。さらに、還気路の風量と外気路の風量が相違する場合において、還気路側における回動翼の外端縁とSR仕切壁の先端縁の間隙部面積と前記回動翼の外端縁とRE仕切壁の先端縁の間隙部面積との比率と、外気路側における前記回動翼の外端縁とEO仕切壁の先端縁の間隙部面積と前記回動翼の外端縁とOS仕切壁の先端縁の間隙部面積との比率と、を相違させて、給気路と排気路の風量比率と前記還気路と前記外気路の風量比率が同じになるように、前記回転翼と前記OS仕切壁と前記RE仕切壁と前記SR仕切壁と前記EO仕切壁を構成した。さらに、外気路の静圧と還気路の静圧が略等しくなるように箱体を構成した。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の空調用ダンパ装置の一実施例で、図2はそれを空調機13に組込んだ使用例を示しており、このダンパ装置は、箱体1と回動手段12を備えている。箱体1には、箱体外部と連通しかつ箱体内部で直交状に合流する給気路2と還気路3と排気路4と外気路5を、形成し、風上側となる外気路5と還気路3とを対角に配置すると共に風下側となる給気路2と排気路4とを対角に配置する。給気路2と還気路3と排気路4と外気路5の合流部には、回動軸6を、この回動軸6の外径方向に給気路2と還気路3と排気路4と外気路5が位置するように、設ける。
【0006】
この回動軸6には、図3(A)のごとく所定回動角度(例えば0度)において一方が還気路3と排気路4のRE仕切壁8に接しかつ他方が外気路5と給気路2のOS仕切壁7に接して回動軸6とOS仕切壁7の間隙部を閉じかつ回動軸6とRE仕切壁8の間隙部を閉じかつ給気路2と還気路3のSR仕切壁9と回動軸6との間隙部を開きかつ排気路4と外気路5のEO仕切壁10と回動軸6との間隙部を開くと共に図3(C)のごとく所定回動角度(例えば90度)において一方がSR仕切壁9に接しかつ他方がEO仕切壁10に接して回動軸6とSR仕切壁9の間隙部を閉じかつ回動軸6とEO仕切壁10の間隙部を閉じかつ回動軸6とOS仕切壁7の間隙部を開きかつ回動軸6とRE仕切壁8の間隙部を開くと共に図3(B)のごとく所定回動角度範囲(例えば0度を超え90度未満)において一方がSR仕切壁9とRE仕切壁8の間に位置しかつ他方がEO仕切壁10とOS仕切壁7の間に位置して回動軸6とOS仕切壁7の間隙部を開きかつ回動軸6とRE仕切壁8の間隙部を開きかつ回動軸6とSR仕切壁9の間隙部を開きかつ回動軸6とEO仕切壁10の間隙部を開く回動翼11を、設ける。
【0007】
回動手段12は、軸部が任意角度に回動・停止自在なダンパモータやその制御器などから成り、図3(A)のごとく還気路3から給気路2へ全ての還気が流れかつ外気路5から排気路4へ全ての外気が流れる状態と、図3(C)のごとく還気路3から排気路4へ全ての還気が流れかつ外気路5から給気路2へ全ての外気が流れる状態と、図3(B)のごとく還気路3から給気路2と排気路4とへ所定割合で還気が流れかつ外気路5から排気路4と給気路2とへ所定割合で外気が流れる状態と、に各々切換自在として回動軸6の回動角度を制御する。各図において実線の白抜き矢印は風向を示す。
【0008】
この実施例では、図4に示すように、還気路3の風量と外気路5の風量が同じ場合において還気路3側における回動翼11の外端縁とSR仕切壁9の先端縁の間隙部面積S1と回動翼11の外端縁とRE仕切壁8の先端縁の間隙部面積S2との比率(S1:S2)と、その比率(S1:S2)のときの外気路5側における回動翼11の外端縁とEO仕切壁10の先端縁の間隙部面積S3と回動翼11の外端縁とOS仕切壁7の先端縁の間隙部面積S4との比率(S3:S4)と、を等しくさせて、給気路2と排気路4の風量比率と還気路3と外気路5の風量比率が同じ(給気風量:排気風量=1:1、還気風量:外気風量=1:1)になるように、回転翼11とOS仕切壁7とRE仕切壁8とSR仕切壁9とEO仕切壁10を構成する。また、外気路5の静圧と還気路3の静圧が略等しくなるように箱体1を構成する。例えば、外気路5の静圧と還気路3の静圧が略等しくなるように箱体1の外気路5の外気入口面積と還気路3の還気入口面積を風速などに応じて設定して箱体1を形成する。これにより図3(B)の状態において還気や外気が逆流するのを防止できる。
【0009】
図2に示すように、空調機13は、ヒートポンプ式のものでケーシング内に、蒸発器14と凝縮器15と屋内側送風機16と屋外側送風機17などを備えている。屋内側送風機16は還気路3へ還気を押込むように設け、屋外側送風機17は外気路5へ外気を押込むように設ける。蒸発器14は給気路2に対応させ、凝縮器15は排気路4に対応させる。箱体1の還気路3側は空調機内風路、ダクト、吸込口等を介して屋内と連通連結し、箱体1の給気路2側は空調機内風路、ダクト、吹出口等を介して屋内と連通連結する。箱体1の外気路5側と排気路4側は空調機内風路やダクト等を介して屋外と連通連結する。蒸発器14と凝縮器15は、吸熱と放熱が切換自在で、蒸発器14、凝縮器15、図示省略の圧縮機、受液器、膨張弁及び冷媒循環方向の正逆の切換弁等を配管接続してヒートポンプを構成する。
【0010】
図例の空調機13によれば、図3(A)は循環空調に対応し、屋内から取入れた還気を蒸発器14で熱交換して給気し、同時に屋外からの外気で凝縮器15の循環冷媒を熱交換して屋外へ放熱排気する。図3(B)は所定割合で屋内へ外気導入及び屋外へ排気しながらの空調に対応し、屋内から取入れた還気と屋外から取入れた外気を蒸発器14で熱交換して給気し、同時に屋内からの還気と屋外からの外気で凝縮器15の循環冷媒を熱交換(排熱回収)して屋外へ排気する。図3(C)は外気処理しながらの換気や外気冷房に対応し、屋外からの外気を蒸発器14で熱交換して(あるいは熱交換せずに)給気し、同時に屋内から取入れた還気で凝縮器15の循環冷媒を熱交換して(あるいは熱交換せずに)屋外へ排気する。
【0011】
図5は、図3の実施例において、蒸発器14と凝縮器15と屋内側送風機16と屋外側送風機17を逆に配置したもので、屋内側送風機16は給気路2から還気や外気を吸込むように設け、屋外側送風機17は排気路4から外気や還気を吸込むように設ける。蒸発器14は還気路3に対応させ、凝縮器15は外気路5に対応させる。この図3と図5は、還気路3の風量と外気路5の風量を同じに設定した場合の実施例である。
【0012】
図6は、給気路2の風量と排気路4の風量が相違する場合の実施例で、回動軸6に、図7(A)のごとく所定回動角度(例えば0度)において一方が還気路3と排気路4のRE仕切壁8に接しかつ他方が外気路5と給気路2のOS仕切壁7に接して回動軸6とOS仕切壁7の間隙部を閉じかつ回動軸6とRE仕切壁8の間隙部を閉じかつ給気路2と還気路3のSR仕切壁9と回動軸6との間隙部を開きかつ排気路4と外気路5のEO仕切壁10と回動軸6との間隙部を開くと共に図7(C)のごとく所定回動角度(例えば90度)において一方がSR仕切壁9に接しかつ他方がEO仕切壁10とOS仕切壁7の間に位置して回動軸6とSR仕切壁9の間隙部を閉じかつ回動軸6とOS仕切壁7の間隙部を開きかつ回動軸6とRE仕切壁8の間隙部を開きかつ回動軸6とEO仕切壁10の間隙部を開くと共に図7(B)のごとく所定回動角度範囲(例えば0度を超え90度未満)において一方がSR仕切壁9とRE仕切壁8の間に位置しかつ他方がEO仕切壁10とOS仕切壁7の間に位置して回動軸6とOS仕切壁7の間隙部を開きかつ回動軸6とRE仕切壁8の間隙部を開きかつ回動軸6とSR仕切壁9の間隙部を開きかつ回動軸6とEO仕切壁10の間隙部を開く回動翼11を、設ける。
【0013】
この場合の回動手段12は、図7(A)のごとく還気路3から給気路2へ全ての還気が流れかつ外気路5から排気路4へ全ての外気が流れる状態と、図7(C)のごとく還気路3から排気路4へ全ての還気が流れかつ外気路5から排気路4と給気路2とへ所定割合で外気が流れる状態と、図7(B)のごとく還気路3から給気路2と排気路4とへ所定割合で還気が流れかつ外気路5から排気路4と給気路2とへ所定割合で外気が流れる状態と、に各々切換自在として回動軸6の回動角度を制御する。
【0014】
この実施例では、図8に示すように、還気路3の風量と外気路5の風量が相違する場合(例えば還気風量:外気風量が1:1.5)において、還気路3側における回動翼11の外端縁とSR仕切壁9の先端縁の間隙部面積S1と回動翼11の外端縁とRE仕切壁8の先端縁の間隙部面積S2との比率(S1:S2)と、その比率(S1:S2)のときの外気路5側における回動翼11の外端縁とEO仕切壁10の先端縁の間隙部面積S3と回動翼11の外端縁とOS仕切壁7の先端縁の間隙部面積S4との比率(S3:S4)と、を相違させて(例えばS1:S2=7:3、S3:S4=8:2)、給気路2と排気路4の風量比率と還気路3と外気路5の風量比率が同じ(還気風量100で外気風量150とすると、給気風量が100×0.7+150×0.2=100、排気風量が100×0.3+150×0.8=150、よって1:1.5)になるように、回転翼11とOS仕切壁7とRE仕切壁8とSR仕切壁9とEO仕切壁10を構成する。その他の構成は図3の実施例と同様であり、外気路5の静圧と還気路3の静圧が略等しくなるように箱体1を構成することにより、図7(B)の状態において給気路2と排気路4の風量比率を設定値に確実に維持することができる。
【0015】
この場合、図7(A)は循環空調に対応し、屋内から取入れた還気を蒸発器14で熱交換して給気し、同時に屋外からの外気で凝縮器15の循環冷媒を熱交換して屋外へ放熱排気する。図7(B)は所定割合で屋内へ外気導入及び屋外へ排気しながらの空調に対応し、屋内から取入れた還気と屋外から取入れた外気を蒸発器14で熱交換して給気し、同時に屋内からの還気と屋外からの外気で凝縮器15の循環冷媒を熱交換(排熱回収)して屋外へ排気する。図7(C)は外気処理しながらの換気や外気冷房に対応し、屋外からの外気を蒸発器14で熱交換して(あるいは熱交換せずに)給気し、同時に屋内から取入れた還気と屋外からの外気で凝縮器15の循環冷媒を熱交換して(あるいは熱交換せずに)屋外へ排気する。
【0016】
図9は、図7の実施例において、蒸発器14と凝縮器15と屋内側送風機16と屋外側送風機17を逆に配置したもので、屋内側送風機16は給気路2から還気や外気を吸込むように設け、屋外側送風機17は排気路4から外気や還気を吸込むように設ける。蒸発器14は還気路3に対応させ、凝縮器15は外気路5に対応させる。この図7と図9は、還気路3の風量と外気路5の風量を異なるように設定した場合の実施例である。
【0017】
なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。例えば、箱体1や回動翼11の形状や構造の変更は自由であり、図10のように、内部に蒸発器14や屋内側送風機16等を組込んだブロックと、内部に凝縮器15や屋外側送風機17等を組込んだブロックと、内部に本発明のダンパ装置を組込んだダンパブロック18と、を相互に接続して空調機13を構成してもよい。また、前記各実施例ではヒートポンプ式の空調機を示しているが、水熱源の熱交換器を用いたものなど各種の空調機あるいは空気混合用チャンバなどにも本発明は適用可能である。
【0018】
【発明の効果】
請求項1の発明では、ひとつのダンパ装置にて、給気路2へ還気を流しかつ排気路4へ外気を流す第1の状態と、排気路4へ還気を流しかつ給気路2へ外気を流す第2の状態と、還気と外気を混合させて給気路2と排気路4へ流す第3の状態と、に各々切換自在なので、ヒートポンプ式の空調機に使用でき、循環空調、屋内外気導入及び屋外排気しながらの空調、外気処理しながらの換気、外気冷房など幅広く対応できて、機体のコンパクト化を図れ、しかもダンパ装置及び空調機を容易かつ安価に製作し得る。還気と外気を混合させて給気路2と排気路4へ流す第3の状態において、還気と外気の混合風量比を回動翼11の回動により任意に変更することができる。給気路2へ還気を流しかつ排気路4へ外気を流す第1の状態、排気路4へ還気を流しかつ給気路2へ外気を流す第2の状態、還気と外気を混合させて給気路2と排気路4へ流す第3の状態、全てにおいて給気路2と排気路4の風量比率と還気路3と外気路5の風量比率を同じにすることができ、安定した空調を行える。
請求項2の発明では、ひとつのダンパ装置にて、給気路2へ還気を流しかつ排気路4へ外気を流す第1の状態と、排気路4へ還気と外気を流しかつ給気路2へ外気を流す第2の状態と、還気と外気を混合させて給気路2と排気路4へ流す第3の状態と、に各々切換自在なので、ヒートポンプ式の空調機に使用でき、循環空調、屋内外気導入及び屋外排気しながらの空調、外気処理しながらの換気、外気冷房など幅広く対応できて、機体のコンパクト化を図れ、しかもダンパ装置及び空調機を容易かつ安価に製作し得る。還気と外気を混合させて給気路2と排気路4へ流す第3の状態において、還気と外気の混合風量比を回動翼11の回動により任意に変更することができる。給気路2へ還気を流しかつ排気路4へ外気を流す第1の状態、排気路4へ還気と外気を流しかつ給気路2へ外気を流す第2の状態、還気と外気を混合させて給気路2と排気路4へ流す第3の状態、全てにおいて給気路2と排気路4の風量比率と還気路3と外気路5の風量比率を同じにすることができ、安定した空調を行える。
請求項3の発明では、外気路5の静圧と還気路3の静圧を略等しくすることにより、給気路2と排気路4の風量比率と還気路3と外気路5の風量比率との変動を確実になくすことができ、より一層安定した空調を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明を組込んだ空調機の平面図である。
【図3】第1の実施例の使用例を示す簡略説明図である。
【図4】第1の実施例の横断面図である。
【図5】第1の実施例の他の使用例を示す簡略説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す斜視図である。
【図7】第2の実施例の使用例を示す簡略説明図である。
【図8】第2の実施例の横断面図である。
【図9】第2の実施例の他の使用例を示す簡略説明図である。
【図10】本発明を組込んだ他の空調機の平面図である。
【符号の説明】
1 箱体
2 給気路
3 還気路
4 排気路
5 外気路
6 回動軸
7 OS仕切壁
8 RE仕切壁
9 SR仕切壁
10 EO仕切壁
11 回動翼
12 回動手段

Claims (3)

  1. 箱体1に、箱体外部と連通しかつ箱体内部で直交状に合流する給気路2と還気路3と排気路4と外気路5を、形成し、風上側となる前記外気路5と前記還気路3とを対角に配置すると共に風下側となる前記給気路2と前記排気路4とを対角に配置し、前記給気路2と前記還気路3と前記排気路4と前記外気路5の合流部に、回動軸6を、この回動軸6の外径方向に前記給気路2と前記還気路3と前記排気路4と前記外気路5が位置するように、設け、前記回動軸6に、所定回動角度において一方が前記還気路3と前記排気路4のRE仕切壁8に接しかつ他方が前記外気路5と前記給気路2のOS仕切壁7に接して前記回動軸6と前記OS仕切壁7の間隙部を閉じかつ前記回動軸6と前記RE仕切壁8の間隙部を閉じかつ前記給気路2と前記還気路3のSR仕切壁9と前記回動軸6との間隙部を開きかつ前記排気路4と前記外気路5のEO仕切壁10と前記回動軸6との間隙部を開くと共に所定回動角度において一方が前記SR仕切壁9に接しかつ他方が前記EO仕切壁10に接して前記回動軸6と前記SR仕切壁9の間隙部を閉じかつ前記回動軸6と前記EO仕切壁10の間隙部を閉じかつ前記回動軸6と前記OS仕切壁7の間隙部を開きかつ前記回動軸6と前記RE仕切壁8の間隙部を開くと共に所定回動角度範囲において一方が前記SR仕切壁9と前記RE仕切壁8の間に位置しかつ他方が前記EO仕切壁10と前記OS仕切壁7の間に位置して前記回動軸6と前記OS仕切壁7の間隙部を開きかつ前記回動軸6と前記RE仕切壁8の間隙部を開きかつ前記回動軸6と前記SR仕切壁9の間隙部を開きかつ前記回動軸6と前記EO仕切壁10の間隙部を開く回動翼11を、設け、前記還気路3から前記給気路2へ還気が流れかつ前記外気路5から前記排気路4へ外気が流れる状態と、前記還気路3から前記排気路4へ還気が流れかつ前記外気路5から前記給気路2へ外気が流れる状態と、前記還気路3から前記給気路2と前記排気路4とへ還気が流れかつ前記外気路5から前記排気路4と前記給気路2とへ外気が流れる状態と、に各々切換自在として前記回動軸6の回動角度を制御する回動手段12を、備え、前記還気路3の風量と前記外気路5の風量が同じ場合において、前記還気路3側における前記回動翼11の外端縁と前記SR仕切壁9の先端縁の間隙部面積S1と前記回動翼11の外端縁と前記RE仕切壁8の先端縁の間隙部面積S2との比率(S1:S2)と、前記外気路5側における前記回動翼11の外端縁と前記EO仕切壁10の先端縁の間隙部面積S3と前記回動翼11の外端縁と前記OS仕切壁7の先端縁の間隙部面積S4との比率(S3:S4)と、を等しくさせて、前記給気路2と前記排気路4の風量比率と前記還気路3と前記外気路5の風量比率が同じになるように、前記回転翼11と前記OS仕切壁7と前記RE仕切壁8と前記SR仕切壁9と前記EO仕切壁10を構成したことを特徴とする空調用ダンパ装置。
  2. 箱体1に、箱体外部と連通しかつ箱体内部で直交状に合流する給気路2と還気路3と排気路4と外気路5を、形成し、風上側となる前記外気路5と前記還気路3とを対角に配置すると共に風下側となる前記給気路2と前記排気路4とを対角に配置し、前記給気路2と前記還気路3と前記排気路4と前記外気路5の合流部に、回動軸6を、この回動軸6の外径方向に前記給気路2と前記還気路3と前記排気路4と前記外気路5が位置するように、設け、前記回動軸6に、所定回動角度において一方が前記還気路3と前記排気路4のRE仕切壁8に接しかつ他方が前記外気路5と前記給気路2のOS仕切壁7に接して前記回動軸6と前記OS仕切壁7の間隙部を閉じかつ前記回動軸6と前記RE仕切壁8の間隙部を閉じかつ前記給気路2と前記還気路3のSR仕切壁9と前記回動軸6との間隙部を開きかつ前記排気路4と前記外気路5のEO仕切壁10と前記回動軸6との間隙部を開くと共に所定回動角度において一方が前記SR仕切壁9に接しかつ他方が前記EO仕切壁10と前記OS仕切壁7の間に位置して前記回動軸6と前記SR仕切壁9の間隙部を閉じかつ前記回動軸6と前記OS仕切壁7の間隙部を開きかつ前記回動軸6と前記RE仕切壁8の間隙部を開きかつ前記回動軸6と前記EO仕切壁10の間隙部を開くと共に所定回動角度範囲において一方が前記SR仕切壁9と前記RE仕切壁8の間に位置しかつ他方が前記EO仕切壁10と前記OS仕切壁7の間に位置して前記回動軸6と前記OS仕切壁7の間隙部を開きかつ前記回動軸6と前記RE仕切壁8の間隙部を開きかつ前記回動 軸6と前記SR仕切壁9の間隙部を開きかつ前記回動軸6と前記EO仕切壁10の間隙部を開く回動翼11を、設け、前記還気路3から前記給気路2へ還気が流れかつ前記外気路5から前記排気路4へ外気が流れる状態と、前記還気路3から前記排気路4へ還気が流れかつ前記外気路5から前記排気路4と前記給気路2とへ外気が流れる状態と、前記還気路3から前記給気路2と前記排気路4とへ還気が流れかつ前記外気路5から前記排気路4と前記給気路2とへ外気が流れる状態と、に各々切換自在として前記回動軸6の回動角度を制御する回動手段12を、備え、前記還気路3の風量と前記外気路5の風量が相違する場合において、前記還気路3側における前記回動翼11の外端縁と前記SR仕切壁9の先端縁の間隙部面積S1と前記回動翼11の外端縁と前記RE仕切壁8の先端縁の間隙部面積S2との比率(S1:S2)と、前記外気路5側における前記回動翼11の外端縁と前記EO仕切壁10の先端縁の間隙部面積S3と前記回動翼11の外端縁と前記OS仕切壁7の先端縁の間隙部面積S4との比率(S3:S4)と、を相違させて、前記給気路2と前記排気路4の風量比率と前記還気路3と前記外気路5の風量比率が同じになるように、前記回転翼11と前記OS仕切壁7と前記RE仕切壁8と前記SR仕切壁9と前記EO仕切壁10を構成したことを特徴とする空調用ダンパ装置。
  3. 外気路5の静圧と還気路3の静圧が略等しくなるように箱体1を構成した請求項1又は2記載の空調用ダンパ装置。
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