JP3747830B2 - 浮遊微粒子検知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、検知空間に光を照射させる発光素子と、発光素子から出射された光のうち浮遊微粒子による散乱光を受光する受光素子とを備えた光電式の浮遊微粒子検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のような浮遊微粒子検知装置として、例えば図7に示すような、特開平9−010175として開示された光電式煙感知器がある。この光電式煙感知器は、ビル、住宅などの自動火災報知システムに用いられるもので、内部に浮遊微粒子を検知する検知空間を有するケース100の周囲には、ラビリンスとよばれる、浮遊微粒子を導入し且つ外光を遮断する迷路構造101が設けられている。
【0003】
この場合、LED素子にて形成された検知空間に光を照射させる発光素子102と、この発光素子102から出射された光のうち浮遊微粒子による散乱光を受光する、ホトダイオード素子にて形成された受光素子103とは、発光素子102と受光素子103の各光軸A2,A3が交差するよう、ホルダ部となるケース100内の凹所104,105に収容され、また、この凹所104,105には、発光素子102の光を受光素子103が直接受光することが無いように横向きの開口104a、105aが形成されている。
【0004】
ところで、本出願人においても、図8に示すような、特開平9−231485として開示されている、光電式煙感知器としてより薄型化を実現可能な構成を提案している。この場合、発光素子102と受光素子103とは、その各光軸(図示せず)が検知空間内に回路基板106と平行な平行光軸として形成されるよう前述のようなケース内に配設されている。したがって、回路基板106の発光素子102と受光素子103の実装面側となるケース内に、比較的薄い検知空間を形成することができ、より薄型の光電式煙感知器を形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、発光素子102を、レンズ形状を一体に有する砲弾型の一般部品としており、また、リード部102aを曲げて上記ホルダ部に収容され回路基板106に実装させている。すなわち、このLED素子は、所定長さの真っ直ぐなリード部にエポキシ樹脂によるLEDチップの封止体を兼ねたレンズ状の外郭を有しており、光を横向きに出射させるために、このリード部を曲げ加工し回路基板106に半田付けする必要があった。
【0006】
したがって、上記構成においては、加工上リード部102aの曲げ加工に手間がかかるとともに、その加工に際して外郭樹脂の封止状態を損ねることも懸念された。また、さらに薄型化を実現するためには、検知空間内の浮遊微粒子の検知領域をより縮小させるため、例えば上記ホルダ部の横向きの開口を小さく形成する必要があった。しかし、この方法によると、発光素子102からの光の照射量が少なくなり、浮遊微粒子による受光素子103への散乱光量が低下して受光電流が小さくなる。その結果、その受光電流と、発光素子102からの照射光による迷光に基づく迷光電流、あるいは受光電流を増幅する受光回路部を構成する部品自らの内部ノイズ電流とのSN比が小さくなることが想定される。
【0007】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、より小型及び薄型化を達成して発光素子からの照射光による迷光を低減可能な浮遊微粒子検知装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の浮遊微粒子検知装置にあっては、検知空間に光を照射させる発光素子と、発光素子から出射された光のうち浮遊微粒子による散乱光を受光する受光素子と、少なくとも発光素子を駆動する回路部を発光素子とともに実装する回路基板と、浮遊微粒子を導入する検知空間を内部に形成させるケースとを備え、検知空間内に発光素子と受光素子の各光軸を所定の角度をもって回路基板と平行な平行光軸として配設させて浮遊微粒子の検知領域が形成されてなる浮遊微粒子検知装置において、前記発光素子を、その光軸が略垂直となるよう前記回路基板に実装し、発光素子の上部に、照射領域周縁の光を遮るアパーチャーを介在させて、その垂直光軸が前記平行光軸となるよう屈曲させる光軸屈曲手段を設け、前記発光素子をレンズを一体にもった部品とし、前記光軸屈曲手段をプリズム体とし、前記プリズム体を、その光の出射面に集光レンズを一体に有するものとしたことを特徴としている。
【0009】
この構成にて、発光素子の光は、上部のアパーチャーを経てその照射領域周縁部分が遮断され、ケース内の検知空間内おいて、その光軸が発光素子を駆動する回路部を発光素子とともに実装する回路基板と平行となるように光軸屈曲手段にて屈曲されて受光素子の光軸と所定の角度をもって交差され、浮遊微粒子の検知領域が形成される。
【0010】
また、上記発光素子をレンズを一体にもった部品とし、前記光軸屈曲手段をプリズム体としているので、レンズを一体にもった発光素子の部品上部に設けられるプリズム体にてその垂直光軸が屈曲され、回路基板と平行な平行光軸とされる。
【0011】
また、上記プリズム体を、その光の出射面に集光レンズを一体に有するので、レンズを一体にもった発光素子部品の上部に設けられる、光の出射面に集光レンズをもったプリズム体にてその出射光が屈曲且つ集光される。
【0012】
そして、上記前記アパーチャーを、前記発光素子による照射領域全周縁にわたって配設させることが好ましい。この場合、発光素子からの光が、その上部のアパーチャーを経て照射領域全周縁部分にわたって一部が遮断されて浮遊微粒子の検知領域が形成される。
【0013】
また、上記アパーチャーを、前記照射領域周縁の前記受光素子に近い側に配設させるのも好ましい。この場合、発光素子からの光が、その上部のアパーチャーを経て照射領域周縁の受光素子に近い側の一部の光が遮断されて浮遊微粒子の検知領域が形成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6は、請求項1乃至5全ての発明に対応する一実施の形態を示し、図1は、本発明の第1実施例の浮遊微粒子検知装置における発光素子周囲を示す概略構成図、図2は、同浮遊微粒子検知装置における検知空間の説明図、図3は、発光素子からの不要光の説明図、図4は、同浮遊微粒子検知装置におけるアパーチャーの作用の説明図、図5は、本発明の第2実施例の浮遊微粒子検知装置におけるアパーチャーの作用の説明図、図6は、本発明の他の実施例による浮遊微粒子検知装置におけるアパーチャーの作用の説明図である。
【0015】
この実施形態の浮遊微粒子検知装置1は、検知空間に光を照射させる発光素子2と、発光素子2から出射された光のうち浮遊微粒子による散乱光を受光する受光素子3と、少なくとも発光素子2を駆動する回路部を発光素子2とともに実装する回路基板4と、浮遊微粒子を導入する検知空間を内部に形成させるケース5とを備え、検知空間内に発光素子2と受光素子3の各光軸A2,A3を所定の角度をもって回路基板4と平行な平行光軸として配設させて浮遊微粒子の検知領域が形成されてなる浮遊微粒子検知装置において、前記発光素子2を、その光軸A2が略垂直となるよう前記回路基板4に実装し、発光素子2の上部に、照射領域周縁の光を遮るアパーチャー6を介在させて、その垂直光軸A2’が前記平行光軸となるよう屈曲させる光軸屈曲手段(7)を設けている。
【0016】
また、該実施形態の浮遊微粒子検知装置1においては、前記アパーチャー6を、前記発光素子2による照射領域全周縁にわたって配設させてもいる。また、該実施形態の浮遊微粒子検知装置1においては、発光素子2をレンズを一体にもった部品とし、前記光軸屈曲手段をプリズム体7としてもいる。
【0017】
詳しくは、この浮遊微粒子検知装置1は、従来の技術の項にて述べた光電式煙感知器で、従来の光電式煙感知器と略同一の構成であり、検知空間を内部に形成させる、煙検知室となるケース5と、例えば感知した煙の濃度に応じて火災出力をおこなう信号出力手段をもった本体(図示せず)とによって形成される。
【0018】
発光素子2は、この場合、レンズを一体にもったリード部22を下向きに有するラジアル型部品のLED素子で、図1に示すように、砲弾型のエポキシ樹脂によるLEDチップ21の封止体を兼ねたレンズ状の外郭23を有している。この発光素子2は、真っ直ぐなリード部22を介して回路基板4に立設され、この発光素子2上部に設けられる後述するプリズム体7にてその垂直光軸A2’が屈曲され、回路基板4と平行な平行光軸A2を構成する。この平行光軸A2と後述する受光素子3の平行光軸A3との交差する箇所が煙を感知する感煙領域となる。(図2(a)参照)
【0019】
受光素子3は、この場合、レンズを一体にもったリード部を下向きに有するラジアル型部品のホトダイオード素子(PD素子)で、図2(b)に示すように、略角状の封止体を兼ねた樹脂製外郭の側面に凸レンズ31を一体に有している。この凸レンズ31上方には、この場合、受光素子3への平行光軸A3を垂直に屈曲させる光軸屈曲手段を兼ねたアクリル樹脂製の集光用プリズム体8が設けられている。
【0020】
ケース5は、図2(a),(b)に示すような略円筒状体で、その合成樹脂製の器体内部に、発光素子2に相当する赤外LED素子と受光素子3に相当するホトダイオード素子とを収容する。そして、上板51の周囲に、煙が流入し且つ外光の入射しないよう複数の略く字状の縦リブの突設されたラビリンス部52を有し、その上板51の対向する下面側には、化粧キャップを兼ねた下板54が設けられて形成される。(ただし、図2(b)は取付状態の上下位置を反転させている)すなわち、このケース5は、同図において煙が横方向に通過し検知空間内部へ流入可能なように形成されている。
【0021】
このケース5は、図2(a)に示すように、発光素子2と受光素子3の平行光軸A2,A3との成す平面視角度が100度程度となり、煙を感知する感煙領域が検知空間の略中央付近で、また、その平行光軸A2,A3が前記検知空間の略中間位置に形成されるように、ラビリンス部52の適宜位置に発光素子2及び受光素子3が配設スペースが形成されている。また、このケース5の発光素子2の平行光軸A2と交差する箇所には、複数の縦長の略く字状の縦リブが設けられた光トラップ53が設けられており、発光素子2上部に設けられるプリズム体7にて屈曲されて回路基板と平行となった、発光素子から出射された光がこの光トラップ53の縦リブ間の傾斜面にて収れん吸収され、ケース5内部にて迷光が少なくなるようになっている。なお、上板51の上記感煙領域以外の箇所には、同図に示したように、発光素子から出射された光が光トラップ53以外のラビリンス部52へ到達するのを防止する、適宜形状をもった遮光リブ54,54を配設し、当該ラビリンス部52を経て受光素子3側へ拡散反射するのを防止している。
【0022】
上記の発光素子2の収容部の上部には、その中央に円状の貫通孔61の穿設された略四角状の樹脂板製のアパーチャー6が、当該貫通孔61から発光素子2の外郭23の天面となるレンズ状部分が露出するように嵌着されている。このアパーチャー6によって、発光素子2の略紡錘状となる照射領域の周縁が遮られて、図4(a),(b)に示す如く、発光素子2のLEDチップ21から出射された光の内、上記ラビリンス部52へ向かう不要光B,Bが大幅に減少されてプリズム体7を介して光軸A2が屈曲される。
【0023】
プリズム体7は、発光素子2の垂直光軸A2’を屈曲させる光軸屈曲手段で、図1に示すように、発光素子2上部のアパーチャー6上方に配設されている。なお、この発明の光軸屈曲手段は、このプリズム体7以外に、上記ケース5の一部に大略45度の反射面となるミラー面を形成させ、このミラー面にアルミ蒸着処理を施して形成した反射ミラーや、別体のミラー体を用いる等各種構成とすることもできる。このプリズム体7の光の出射面には、前述した感煙領域を形成する発光素子2による投光ビームを絞り込みをおこなう集光レンズ71が一体形成され、このプリズム体7にて発光素子2の出射光が屈曲且つ集光されるようになっており、少ない部品点数にて感煙領域をより小さく形成することができるようになっている。
【0024】
このプリズム体7による場合、その光を全反射させる光屈曲面の角度設定を適切におこなうことにて、上記の反射ミラー等より、光軸屈曲に際しての光のロスを殆ど無くすることができという利点がある。また、図4に示すように、発光素子2から出射された光のうち、上記アパーチャー6にて遮られる不要光B以外は、光屈曲面72にて全反射されることとなる。したがって、発光素子2から出射されて感煙領域を形成する投光ビームの絞り込みがより確実になされ、浮遊微粒子検知装置1をより小型にできるという効果を奏する。
【0025】
上記の浮遊微粒子検知装置1においては、発光素子2の光が、上部のアパーチャー6を経てその照射領域周縁部分が遮断されて円柱状の平行光とされる。そして、ケース5内の検知空間内おいて、当該平行光の光軸A2が発光素子2を駆動する回路部を発光素子2とともに実装する回路基板4と平行となるようにプリズム体7にて屈曲されて受光素子3の光軸A3と、この場合100度程度の角度をもって交差されることによって浮遊微粒子の検知領域が形成されることとなる。すなわち、発光素子2のLEDチップ21から出射された光の内、浮遊微粒子の検知に寄与することの無い不要光Bが大幅に減少されてケース5のラビリンス部52へ向かうのである。
【0026】
このとき、発光素子2からの光が、その上部のアパーチャー6を経て照射領域全周縁部分にわたって一部が遮断されて浮遊微粒子の検知領域が形成されることとなり、ケース5内部が付着した埃などにて汚れが著しくなっても迷光量の増加が殆ど無いこととなる。また、レンズを一体にもった発光素子2の部品上部に設けられるプリズム体7にてその垂直光軸A2’が屈曲され、回路基板4と平行な平行光軸A2となって、発光素子2から出射される光の絞り込みがより確実に成されて感煙領域が形成され、さらに、レンズを一体にもった発光素子部品の上部に設けられる、光の出射面に集光レンズ71をもったプリズム体7にてその出射光が屈曲且つ集光され少ない部品点数にて感煙領域Sがより小さく形成されるのである。
【0027】
したがって、以上説明した浮遊微粒子検知装置1(光電式煙感知器)によると、発光素子2の光は、上部のアパーチャー6を経てその照射領域周縁部分が遮断され、ケース5内の検知空間内おいて、その光軸A2が発光素子2を駆動する回路部を発光素子とともに実装する回路基板4と平行となるようにプリズム体7にて屈曲されて受光素子3の光軸A3と所定の角度をもって交差され、浮遊微粒子の検知領域が形成されるので、より小型及び薄型化を達成して発光素子2からの照射光による迷光を低減させることができる。
【0028】
そして、発光素子2からの光が、その上部のアパーチャー6を経て照射領域全周縁部分にわたって一部が遮断されて浮遊微粒子の検知領域が形成されるので、ケース5内部の汚れなどによる迷光量の増加を防止させる事ができる。また、レンズを一体にもった発光素子2の部品上部に設けられるプリズム体7にてその垂直光軸A2’が屈曲され、回路基板4と平行な平行光軸A2とされるので、発光素子2から出射される光の絞り込みがより確実に成され、さらに、レンズを一体にもった発光素子部品の上部に設けられる、光の出射面に集光レンズ71をもったプリズム体7にてその出射光が屈曲且つ集光されるので、少ない部品点数にて感煙領域をより小さく形成することができ、以て、より小型化できる。
【0029】
また、本発明は、図5に示すように、前記アパーチャーを、前記照射領域周縁の前記受光素子3に近い側に配設させた細長板状のアパーチャー9として形成することも好ましい。この場合、発光素子2からの光が、その上部のアパーチャー9を経て照射領域周縁の受光素子3に近い側の一部の光が遮断されて浮遊微粒子の検知領域が形成されることとなって、同図に示すように、受光素子3の対面するラビリンス部52に向かう不要光Bのみをなくして浮遊微粒子を検出するための発光素子からの絶対光量の減少を最小限にでき、以て、感煙感度を前述の構成より大きくできるといった効果を奏する。
【0030】
なお、本発明は、上記に示されたもの以外に、図6に示すように、アパーチャーを、発光素子2の照射領域周縁において受光素子3に遠い側に配設させたり、あるいは前述の貫通孔61を角状として穿設させたり、また、光軸屈曲手段を反射ミラーとしたり、また、勿論、浮遊微粒子検知装置としては、上記の光電式煙感知器以外に空気中の浮遊粉塵を検出する埃センサ等、各種実施形態のものも含むことは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く実施されて、請求項1記載の浮遊微粒子検知装置にあっては、発光素子の光は、上部のアパーチャーを経てその照射領域周縁部分が遮断され、ケース内の検知空間内おいて、その光軸が発光素子を駆動する回路部を発光素子とともに実装する回路基板と平行となるように光軸屈曲手段にて屈曲されて受光素子の光軸と所定の角度をもって交差され、浮遊微粒子の検知領域が形成されるので、より小型及び薄型化を達成して発光素子からの照射光による迷光を低減させることができる。
【0032】
また、請求項1記載の浮遊微粒子検知装置にあっては、レンズを一体にもった発光素子の部品上部に設けられるプリズム体にてその垂直光軸が屈曲され、回路基板と平行な平行光軸とされるので、発光素子から出射される光の絞り込みがより確実に成される。
【0033】
また、請求項1記載の浮遊微粒子検知装置にあっては、レンズを一体にもった発光素子部品の上部に設けられる、光の出射面に集光レンズをもったプリズム体にてその出射光が屈曲且つ集光されるので、少ない部品点数にて浮遊微粒子の検知領域をより小さく形成することができ、以て、より小型化できる。
【0034】
また、請求項2記載の浮遊微粒子検知装置にあっては、発光素子からの光が、その上部のアパーチャーを経て照射領域全周縁部分にわたって一部が遮断されて浮遊微粒子の検知領域が形成されるので、ケース内部の汚れなどによる迷光量の増加を防止させる事ができる。
【0035】
また、請求項3記載の浮遊微粒子検知装置にあっては、発光素子からの光が、その上部のアパーチャーを経て照射領域周縁の受光素子に近い側の一部の光が遮断されて浮遊微粒子の検知領域が形成されるので、受光素子の対面する箇所に向かう不要光のみをなくして浮遊微粒子を検出するための発光素子からの絶対光量の減少を最小限にでき、以て、浮遊微粒子の検知感度をより大きくできるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の浮遊微粒子検知装置における発光素子周囲を示す概略構成図である。
【図2】同浮遊微粒子検知装置における検知空間の説明図である。
【図3】発光素子からの不要光の説明図である。
【図4】同浮遊微粒子検知装置におけるアパーチャーの作用の説明図である。
【図5】本発明の第2実施例の浮遊微粒子検知装置におけるアパーチャーの作用の説明図である。
【図6】本発明の他の実施例による浮遊微粒子検知装置におけるアパーチャーの作用の説明図である。
【図7】本発明の従来例である浮遊微粒子検知装置の検知空間の説明図である。
【図8】本発明の他従来例による浮遊微粒子検知装置の検知空間の説明図である。
【符号の説明】
1 浮遊微粒子検知装置
2 発光素子
21 レンズ
3 受光素子
4 回路基板
5 ケース
6 アパーチャー
7 プリズム体(光軸屈曲手段)
A2,A3 光軸
A2’ 垂直光軸
Claims (3)
- 検知空間に光を照射させる発光素子と、発光素子から出射された光のうち浮遊微粒子による散乱光を受光する受光素子と、少なくとも発光素子を駆動する回路部を発光素子とともに実装する回路基板と、浮遊微粒子を導入する検知空間を内部に形成させるケースとを備え、検知空間内に発光素子と受光素子の各光軸を所定の角度をもって回路基板と平行な平行光軸として配設させて浮遊微粒子の検知領域が形成されてなる浮遊微粒子検知装置において、
前記発光素子を、その光軸が略垂直となるよう前記回路基板に実装し、発光素子の上部に、照射領域周縁の光を遮るアパーチャーを介在させて、その垂直光軸が前記平行光軸となるよう屈曲させる光軸屈曲手段を設け、前記発光素子をレンズを一体にもった部品とし、前記光軸屈曲手段をプリズム体とし、前記プリズム体を、その光の出射面に集光レンズを一体に有するものとしたことを特徴とする浮遊微粒子検知装置。 - 前記アパーチャーを、前記発光素子による照射領域全周縁にわたって配設させた請求項1記載の浮遊微粒子検知装置。
- 前記アパーチャーを、前記照射領域周縁の前記受光素子に近い側に配設させた請求項1記載の浮遊微粒子検知装置。
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