JP3747481B2 - 蓄熱式バーナ装置における燃焼制御装置 - Google Patents

蓄熱式バーナ装置における燃焼制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は加熱室内に少なくとも一対のバーナを配設し、これらバーナを交互に燃焼させると共に、非燃焼側バーナから排出される廃ガスを蓄熱体で熱交換することにより蓄熱し、燃焼時に蓄熱体で燃焼空気を加熱するようにした蓄熱式バーナ装置の燃焼制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の蓄熱式バーナ装置の燃焼制御装置としては、例えば特開平1−219411号公報に記載されているものがある。
この従来例では、加熱室に一対のバーナを配設し、このバーナに燃焼空気及び加熱室からの廃ガスを選択的に通過させる燃焼管を接続し、この燃焼管の途上に蓄熱器を配設することにより、一方のバーナを燃焼させているときには、この燃焼バーナに対して燃焼空気を蓄熱器を介して供給することにより蓄熱器の蓄熱で加熱し、他方の非燃焼バーナ側では加熱室内の廃ガスを蓄熱器を介して排出することにより、蓄熱器に蓄熱するようにし、燃焼バーナの切換を10秒ないし数分毎に行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の蓄熱式バーナ装置の燃焼制御装置にあっては、燃焼バーナの切換を燃焼空気温度や廃ガス温度にかかわらず10秒ないし数分毎に行うようにしているため、蓄熱体の蓄熱温度の利用効率が必ずしも高いものとはいえないものであった。
【0004】
すなわち、非燃焼バーナ側の蓄熱体の蓄熱温度は加熱室内の廃ガス温度で飽和する一方、燃焼バーナ側の蓄熱体は燃焼空気との熱交換によって放熱されるため、蓄熱体の放熱が多くなると燃焼バーナに供給される燃焼空気温度が低下することにより、加熱室内温度が低下して、加熱室内を目標温度に制御することが困難となり、一方非燃焼側の蓄熱体の蓄熱温度は加熱室内の廃ガス温度で飽和するため、それ以上の時間蓄熱しても意味がないことから、燃焼バーナ側の放熱温度及び非燃焼側の蓄熱温度が最適状態となる切換時間を設定し、この切換時間毎に燃焼バーナを切換えることになり、最大限の燃焼効率を達成することができないという未解決の課題がある。
【0005】
そこで、本出願には、先行技術として、非燃焼バーナ側の蓄熱体の出側における廃ガス温度を検出して、蓄熱体の蓄熱温度を推測し、これが所定温度に達したときに燃焼度バーナを切換えるようにした蓄熱式バーナ装置の燃焼制御装置を提案している。
この先行技術によれば、蓄熱体の蓄熱温度の管理を行うようにしているので、無駄な蓄熱時間を設けることなく、燃焼バーナの切換制御を効率良く行うことができるが、燃焼バーナ側の蓄熱体については何ら管理していないので、蓄熱体の過放熱による燃焼空気の温度低下が発生するおそれがあり、これによって加熱室の温度が目標温度より低下してしまうおそれがあると共に、蓄熱体の過放熱により、これを非燃焼バーナに切換えて廃ガスと熱交換したときに、排出される廃ガス温度が廃ガス中のS(硫黄)成分(SO3 、H2 S等)が化学反応して硫酸が生成されるときの温度である酸露点以下となって、酸腐食を発生させるという新たな課題がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記従来例及び先行技術の未解決の課題に着目してなされたものであり、蓄熱体の蓄熱温度の利用効率を高めながら加熱室内の温度低下や廃ガス温度が酸露点以下となることを確実に防止することができる蓄熱式バーナ装置の燃焼制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る蓄熱式バーナ装置の燃焼制御装置は、加熱室内に配設した少なくとも一対のバーナと、各バーナに接続された燃料供給管及び空気供給兼廃ガス排出管と、前記空気供給兼廃ガス排出管の途上に介装された蓄熱体とを備え、各バーナを交互に切換燃焼させると共に、非燃焼側バーナから前記加熱室内の廃ガスを前記蓄熱体に導入して熱交換を行うようにした蓄熱式バーナ装置において、前記燃焼側のバーナに供給する燃焼空気の温度を蓄熱体の出側で検出する燃焼空気温度検出手段と、該燃焼空気温度検出手段の検出温度が前記加熱室温度を低下させる要因となる第1の設定値以下となったとき燃焼バーナの切換えを行う切換制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0008】
また、請求項2に係る蓄熱式バーナ装置の燃焼制御装置は、加熱室内に配設した少なくとも一対のバーナと、各バーナに接続された燃料供給管及び空気供給兼廃ガス排出管と、前記空気供給兼廃ガス排出管の途上に介装された蓄熱体とを備え、各バーナを交互に切換燃焼させると共に、非燃焼側バーナから前記加熱室内の廃ガスを前記蓄熱体に導入して熱交換を行うようにした蓄熱式バーナ装置において、前記燃焼側のバーナに供給する燃焼空気の温度を蓄熱体の出側で検出する燃焼空気温度検出手段と、非燃焼側バーナの蓄熱体から排出される廃ガスの温度を検出する廃ガス温度検出手段と、前記燃焼空気温度検出手段の空気温度が前記加熱室温度を低下させる要因となる第1の設定値以下となったとき及び前記廃ガス温度検出手段の廃ガス温度が第2の設定値以上となったときの何れか一方の条件を満たすときに燃焼バーナの切換えを行う切換制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0009】
【作用】
請求項1に係る発明においては、燃焼バーナに供給される燃焼空気の蓄熱体の出側の温度を燃焼空気温度検出手段で検出することにより、蓄熱体の放熱状態を検出することができ、これに基づいて切換制御手段で燃焼バーナの切換えを行うことにより、加熱室内の温度低下を抑制すると共に、蓄熱体の過放熱を防止して、非燃焼バーナ側への切換時に廃ガス温度の酸露点以下への低下を防止する。
【0010】
また、請求項2に係る発明においては、燃焼バーナに供給される燃焼空気の蓄熱体の出側の温度を燃焼空気温度検出手段で検出することにより、蓄熱体の放熱状態を検出すると共に、非燃焼バーナから排出される廃ガスの蓄熱体出側の温度を廃ガス温度検出手段で直接検出することにより、切換制御手段で、燃焼空気温度の低下及び廃ガス温度の低下の何れか一方を検出したときに燃焼バーナを切換えることにより、加熱室内の温度低下及び廃ガス温度の酸露点への低下を確実に阻止する。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明を連続式加熱炉に適用した場合の第1実施例を示す概略構成図である。
図中、1は連続して搬送されるスラブを加熱する連続式加熱炉であって、スラブを左側から搬入し、予熱帯2、第1加熱帯3、第2加熱帯4及び均熱帯5を順次通過して加熱され、加熱を終了したスラブが右側から搬出されて次工程に搬送される。
【0012】
第1加熱帯3及び第2加熱帯4には、夫々4台の蓄熱式バーナ装置6A〜6D及び7A〜7Dが取付けられ、これら蓄熱式バーナ装置6A〜6D及び7A〜7Dから排出される廃ガスが廃ガス吸引ファン(IDF)8によって吸引されて煙突9から大気に放出される。
蓄熱式バーナ装置6A〜6D及び7A〜7Dの夫々は、図2に示すように、第1加熱帯3及び第2加熱帯4の左右側壁に互いに対向して配設された一対のガスバーナ10a,10bを有する。これらガスバーナ10a,10bの夫々は、図3に示すように、左右側壁に配設されるバーナ本体11の中心部に内部にセンターエア管12を配設し燃料ガス供給口13aから供給される燃焼ガスを噴射するガスノズル13が配設され、且つこのガスノズル13の回りに燃料空気給排口14aに接続された燃焼空気室14が形成され、この燃焼空気室14にガスノズル13から噴射される燃料ガスに対して60°の空気噴射角で燃焼空気を噴射する空気1次ノズル15が連通されていると共に、これらの外側にガスノズル13と平行に燃焼空気を噴射すると共に、第1加熱帯3又は第2加熱帯4の加熱廃ガスを吸引する空気2次ノズル16が配設され、ガスノズル13から噴射される燃料ガスと空気1次ノズル15から噴射される燃焼空気との合流点近傍にパイロットバーナ17a,17bが配設された構成を有する。
【0013】
そして、ガスバーナ10a,10bの燃料ガス供給口13aが燃料遮断弁18a,18bを介し、さらにメイン遮断弁19、流量調節弁20を介して燃料ガスとしてのMガスを供給するMガス供給源21に接続されている。また、パイロットバーナ17a,17bも遮断弁22a,22bを介してMガス供給源21に接続されている。
【0014】
また、ガスバーナ10a,10bの燃焼空気給排口14aが蓄熱体23a,23bの一端に接続され、この蓄熱体23a,23bの他端が空気遮断弁24a,24bを介し、さらに流量調節弁25を介して燃焼空気を圧送する空気ブロアー26に接続されていると共に、廃ガス遮断弁27a,27bを介し、さらに流量調節弁28を介して廃ガス吸引ファン8に接続されている。
【0015】
ここで、蓄熱体23a,23bの夫々は、気体流通炉に沿って蓄熱媒体として例えば直径19mmのアルミナボールが980kg充填されており、このアルミナボールに第1加熱帯3又は第2加熱帯4から排出される高温(例えば1300℃程度)の廃ガスと熱交換されて蓄熱され、この蓄熱が低温の燃焼空気と熱交換されて放熱される。
【0016】
そして、ガスバーナ10a,10bの燃焼空気給排口14aと蓄熱体23a,23bとの間の流路に燃焼空気温度を検出する燃焼空気温度検出手段としての例えばPR熱電温度計で構成される燃焼空気温度センサ30a,30bが配設されている。
そして、燃料遮断弁18a,18b、遮断弁19、流量調節弁20、空気遮断弁24a,24b、流量調節弁25、廃ガス遮断弁27a,27b及び流量調節弁28が連続式加熱炉1全体を統括するプロセスコンピュータ31に接続されたダイレクトディジタルコントローラ(以下、DDCと称す)32によって制御される。
【0017】
DDC32は、少なくとも燃焼空気温度センサ30a,30b及び第1加熱帯3及び第2加熱帯4間の炉温を検出する炉温センサ33a,33bの温度検出値を読込み、炉温センサ33a,33bの温度検出値に基づいて燃料ガス流量、燃焼空気流量及び廃ガス流量を設定して、これらに基づいて流量調節弁20,25及び28の流量目標値を設定すると共に、燃焼空気温度センサ30a,30bの温度検出値に基づいて燃焼バーナの切換えタイミングを決定し、これに応じて燃料遮断弁18a,18b、空気遮断弁24a,24b及び廃ガス遮断弁27a,27bを開閉制御して、燃焼状態の一方のガスバーナ例えば10aを燃焼停止させ、非燃焼状態の他方のガスバーナ10bを燃焼状態に切換える。
【0018】
次に、上記第1実施例の動作をDDC32の燃焼切換処理手順の一例を示す図4のフローチャートを伴って説明する。
DDC32は、連続式加熱炉1の操業を開始する際に、所定の初期化処理を行って炉内温度を予め設定された目標温度TT (例えば1300℃)まで昇温する昇温処理を実行する。
【0019】
この昇温処理は、簡単に説明すると、先ずパイロットバーナ17a,17bに点火した状態で、一対のガスバーナ10a,10bの双方の燃料遮断弁18a,18b、メイン遮断部19を開状態とすると共に、空気遮断弁24a,24bを開状態、廃ガス遮断弁27a,27bを閉状態に夫々制御することにより、両ガスバーナ10a,10bを燃焼状態に制御する。そして、炉温センサ33a,33bで検出される温度検出値TD1,TD2が共に設定温度TS (例えば燃料ガスの着火点以上の900℃)に達したときに、予め設定された何れか一方例えばガスバーナ10bを燃焼停止させて非燃焼状態に切換えるために、先ず燃料遮断弁18bに対する指令信号CSF2をオフ状態として、燃料遮断弁18bを閉操作し、次いで、燃料遮断弁18bが完全に閉状態となるまでに要する所定時間(例えば1秒以内)経過した後に空気遮断弁24bに対する制御信号CSA2をオフ状態として、空気遮断弁24bを閉操作し、これと同時に廃ガス遮断弁27bに対する制御信号CSG2をオン状態として廃ガス遮断弁27bを開操作する。その後、予め設定された所定時間tS (例えば60秒以内)が経過する毎に、燃焼バーナを交互に切換え、炉温センサ33a,33bで検出される温度検出値TD1,TD2が目標温度TT に達すると、昇温処理を終了して、図4に示す定常切換制御処理を実行する。
【0020】
この状態となると、各ガスバーナ10a,10bの蓄熱体23a,23bでの蓄熱が1000℃以上1200℃以下の範囲内となり、燃焼空気の予熱に好適な状態となる。
定常切換制御処理は、所定時間(例えば10msec)毎のタイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS1で、現在燃焼中のガスバーナ10i(i=a,b)を検出し、次いで、ステップS2に移行して、燃焼中のガスバーナ側の燃焼空気温度センサ30iで検出した燃焼空気温度TAiを読込み、次いでステップS3に移行して、燃焼空気温度TAiが予め設定した下限設定温度TL (例えば1000℃)に達したか否かを判定する。この判定は、蓄熱体23iで予熱された燃焼空気の温度が低下して、炉内温度を低下させる要因となるか否かを判定するものであり、TAi>TL であるときには、蓄熱体23iで予熱された燃焼空気によって炉内温度が低下することがないものと判断して、そのままタイマ割込処理を終了して炉内温度を監視制御する所定のメインプログラムに復帰し、TAi≦TL であるときには、炉内温度を低下させる要因となるものと判断してステップS4に移行する。
【0021】
このステップS4では、現在燃焼状態のガスバーナ10iを燃焼停止させて非燃焼状態に切換えるために、先ずガスバーナ10iの燃料遮断弁18iに対する制御信号CSFiをオフ状態として、燃料遮断弁18iを閉操作し、次いでステップS5に移行して、燃料遮断弁18iが完全に閉じるまでに要する所定時間(例えば1秒以内)経過した後に空気遮断弁24iに対する制御信号CSAiをオフ状態として空気遮断弁24iを閉操作し、且つ廃ガス遮断弁27iに対する制御信号CSGiをオン状態として廃ガス遮断弁27iを開操作することにより、ガスバーナ10iを非燃焼状態に切換える。
【0022】
次いで、ステップS6に移行して、他の非燃焼状態のガスバーナ10j(j=b、a)を燃焼状態に切換えるために、その廃ガス遮断弁27jに対する制御信号CSGjをオフ状態として廃ガス遮断弁27jを閉操作し、且つ空気遮断弁24jに対する制御信号CSAjをオン状態として空気遮断弁24jを開操作し、その後所定時間経過した後にガスバーナ10jの燃料遮断弁18jに対する制御信号CSFjをオン状態として、燃料遮断弁18jを開操作することにより、ガスバーナ10jに燃料ガスを供給して、これをパイロットバーナ17jで点火することにより、ガスバーナ10jを燃焼状態に切換えてからタイマ割込処理を終了してメインプログラムに復帰する。
【0023】
したがって、連続式加熱炉が操業開始して、昇温制御処理によって炉内温度が目標温度に達すると、図4の定常切換制御処理が実行されることになる。このとき、一方のガスバーナ10aが燃焼状態にあり、他方のバスバーナ10bが非燃焼状態にあるものとすると、この状態では、燃焼状態のガスバーナ10aに対しては、外気から空気ブロア26によって圧送される冷風状態(例えば20℃)の燃焼空気が流量調節弁25、空気遮断弁24aを介して蓄熱体23aに供給され、この蓄熱体23aで蓄熱されたアルミナボールと熱交換されて1000℃以上に予熱されてガスバーナ10aの燃焼空気給排口14aに供給され、ガスノズル13から噴射される燃料ガスと混合されて燃焼されて、炉内を加熱する。
【0024】
これと同時に、他方の非燃焼状態のガスバーナ10bでは、空気一次ノズル15及び空気2次ノズル16が燃焼空気室14、燃焼空気給排口14a、蓄熱体23b、廃ガス遮断弁27b、流量調節弁28を介して廃ガス吸引ファン8に連通され、この廃ガス吸引ファン8によって炉内の廃ガスが吸引されて蓄熱体23bを通って排出されることにより、蓄熱体23b内のアルミナボールと熱交換することにより、蓄熱体23bの蓄熱温度が徐々に上昇される。
【0025】
このとき、ガスバーナ10aが燃焼状態に、ガスバーナ10bが非燃焼状態に夫々切換えられた直後であるものとすると、燃焼状態のガスバーナ10a側の蓄熱体2aで予熱された燃焼空気の温度は、図5で実線図示の特性曲線La で示すように、蓄熱体23aの飽和温度例えば1200℃であり、一方、非燃焼状態のガスバーナ10bの蓄熱体23bの温度は、一点鎖線図示の特性曲線Lb で示すように、前回の燃焼時に放熱された設定下限温度TL である1000℃となっており、ガスバーナ10b側の廃ガス遮断弁27bの出側の温度は、図5の特性曲線Lc で示すように、酸露点温度(170℃前後)より高い例えば190℃程度になっている。
【0026】
このため、図4の処理が実行されると、ステップS1で燃焼状態であるガスバーナ10aが検出され、次いで、このガスバーナ10a側の燃焼空気温度センサ30aの燃焼空気温度TDaを読込み、次いでステップS3で読込んだ燃焼空気温度TDaが下限設定温度TL 以下であるか否かを判定するが、この状態ではガスバーナ10aで燃焼を開始した直後であるため、蓄熱体23aの蓄熱温度が1200℃程度であり、燃焼空気温度も略等しいので、TDa>TL となり、そのままタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
【0027】
したがって、ガスバーナ10aでの燃焼状態が継続されると共に、ガスバーナ10bでの廃ガス回収状態が継続されるが、ガスバーナ10aに供給される燃焼空気の温度は、図5の特性曲線La で示すように、時間の経過と共に徐々に低下する一方、ガスバーナ10b側の蓄熱体23bの温度が図5の特性曲線Lb で示すように徐々に上昇し、これに伴って廃ガス遮断弁27bの出側温度も図5の特性曲線Lc に示すように、徐々に上昇する。
【0028】
その時、時点t1 でガスバーナ10aに供給される燃焼空気温度TDaが下限設定温度TL に達すると、図4の処理が実行されたときに、ステップS3からステップS4に移行することになり、ガスバーナ10aの燃料遮断弁18aに対する制御信号CSFaをオフ状態として、燃料遮断弁18aを閉操作する。このため、図6に示すように、燃料遮断弁18aが徐々に閉じられる。
【0029】
次いで、ステップS5に移行して、燃料遮断弁18aが完全に閉じるまでに要する所定時間(例えば1秒以内)経過した時点t2 では、燃料遮断弁18aが閉じ切ることにより、バスバーナ10aへの燃料ガスの供給が完全に遮断され、これによってガスバーナ10aの燃焼が停止される。これと同時に、時点t2 で空気遮断弁24aに対する制御信号CSAaをオフ状態として空気遮断弁24aを閉操作し、且つ廃ガス遮断弁27aに対する制御信号CSGaをオン状態として廃ガス遮断弁27aを開操作することにより、図6に示すように、空気遮断弁24aが徐々に閉じられ、これと同時に廃ガス遮断弁27aが徐々に開かれ、これによってガスバーナ10aが非燃焼状態の廃ガス回収状態に切換えられる。
【0030】
次いで、ステップS6に移行して、他の非燃焼状態のガスバーナ10bの廃ガス遮断弁27bに対する制御信号CSGbをオフ状態として廃ガス遮断弁27bを閉操作し、且つ空気遮断弁24bに対する制御信号CSAbをオン状態として空気遮断弁24bを開操作することにより、図6に示すように、時点t2 から廃ガス遮断弁27bが徐々に閉じると共に、空気遮断弁24bが徐々に開かれることにより、廃ガス回収状態からガスバーナ10bに高温の蓄熱体23bで予熱された燃焼空気を供給する燃焼準備状態に移行し、その後所定時間経過した空気遮断弁24b及び廃ガス遮断弁24aが全開状態となった後の時点t4 でガスバーナ10bの燃料遮断弁18bに対する制御信号CSFbをオン状態として、図6に示すように、燃料遮断弁18bを開操作することにより、ガスバーナ10bに燃料ガスが供給開始され、これがパイロットバーナ17bで点火されることにより、ガスバーナ10bを燃焼状態に切換える。
【0031】
このように、ガスバーナ10bが燃焼状態に切換わると、時間の経過と共に図5の特性曲線Lb で示すように、燃焼空気温度TDbが徐々に低下し、逆にガスバーナ10aで回収された廃ガスによって蓄熱体23aの温度が徐々に上昇され、これに応じて廃ガス遮断弁27aの出側の廃ガス温度が特性曲線Ld で示すように、徐々に上昇する。
【0032】
そして、このガスバーナ10bの燃焼状態が、燃焼空気温度TDbが下限設定温度TL 以下となるまで継続され、燃焼空気温度TDb下限設定温度TL 以下となると、ガスバーナ10bが燃焼状態から非燃焼状態に、逆にガスバーナ10aが非燃焼状態から燃焼状態に切換えられる。その後、燃焼状態のガスバーナ10iに供給される燃焼空気温度TDiが下限設定温度TL 以下となる毎に燃焼バーナの切換えが行われる。
【0033】
このように、上記第1実施例によると、燃焼状態のガスバーナ10iに供給される燃焼空気温度TDiが下限設定温度TL 以下となる毎に燃焼バーナの切換えが行われるので、燃焼空気温度の低下により連続式加熱炉1の炉温が低下することを確実に防止することができると共に、燃焼バーナ10i側の蓄熱体23iの過放熱を防止することができ、これに応じて燃焼バーナ10iが非燃焼状態となって廃熱回収状態となったときに、蓄熱体23jの出側温度が低下して例えば廃ガス遮断弁27jの出側の廃ガス温度が酸露点以下となって、廃ガス中の硫黄成分が化学反応して硫酸が生成されることを確実に防止することができる。
【0034】
次に、本発明の第2実施例を図7及び図8を伴って説明する。
この第2実施例は、前述した第1実施例に加えて熱回収効率も向上させるようにしたものである。
すなわち、図7に示すように、図2の構成において、蓄熱体23a、23bの出側にその廃ガス温度を検出する廃ガス温度検出手段としての例えばPR熱電温度計で構成される廃ガス温度センサ35a、35bを設け、これら廃ガス温度センサ35a、35bで蓄熱体23a、23bで熱交換した直後の廃ガス温度TGa、TGbを検出し、この廃ガス温度TGa、TGbをDDC32に供給して、このDDC32で蓄熱体23a、23bの蓄熱許容量を越えているか否かを判断し、蓄熱許容量を越えているとき又は前述したように燃焼側ガスバーナ10iに供給される燃焼空気温度TDiが下限設定温度TL 以下となったときの何れかの条件を満足したときに燃焼バーナの切換えを行うようにしたものであり、図2との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
【0035】
この第2実施例では、DDC32で図8の定常切換制御処理が実行される。この定常切換制御処理は、図4の処理におけるステップS3〜S4間に非燃焼状態のガスバーナ10jの廃ガス温度センサ35jの廃ガス温度TGjを読込むステップS11と読込んだ廃ガス温度TGjが予め設定された蓄熱体23jの熱許容量に相当する上限設定温度TH に達したか否かを判定するステップS12が介装され、このステップS12でTGi<TH であるときには蓄熱体23jの熱許容量を越えていないものと判断してそのままタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰し、TGi≧TH であるときには、蓄熱体23jの熱許容量を越えたものと判断してステップS4に移行することを除いては図4と同様の処理を行い対応部分には同一符号を付して、その説明はこれを省略する。
【0036】
この第2実施例によると、燃焼状態にあるガスバーナ10iに供給する燃焼空気温度TAiが下限設定温度TL 以下となると、前述した第1実施例と同様に、燃焼バーナを切換えて、炉内温度の低下や蓄熱体の過放熱による廃ガス温度の低下を抑制することができると共に、燃焼状態にあるガスバーナ10iに供給する燃焼空気温度TAiが下限設定温度TL 以下となっていない状態であっても、非燃焼状態即ち廃熱回収状態にあるガスバーナ10jの蓄熱体23jの廃ガス温度TGjが上限設定温度TH に達すると、ステップS4に移行して、燃焼バーナの切換処理が行われることになり、蓄熱体23jの熱許容量を越えて外部に排出される廃ガス温度が不必要に高くなることを抑制して、熱回収効率を向上させることができる。
【0037】
なお、上記各実施例においては、ガスバーナ10a、10bに供給する燃料としてMガスを使用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の燃料ガスや重油等の液体燃料を適用することができるものである。
また、上記各実施例においては、ガスバーナ10a、10bの燃焼切換制御をDDC32で行うようにした場合について説明したが、これに限らず他のプログラマブルコントローラやシーケンス制御回路等によってシーケンス制御するようにしてもよい。
【0038】
さらに、上記各実施例においては、ガスバーナ10a、10bに対する燃焼空気の供給及び廃ガスの排出を個別の空気遮断弁24a、24b及び廃ガス遮断弁27a、27bで行う場合について説明したが、これに限らずエアシリンダ等によって流路を切り換える方向切換弁や、特開平1−219411号公報に開示されているように流体力学的にコアンダ効果を利用して切換機構を構成するようにしてもよい。
【0039】
さらにまた、上記各実施例においては、温度検出手段としてPR熱電温度計を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の熱電温度計を適用することができる。
また、上記各実施例においては、本発明を連続式加熱炉に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の加熱炉や熱処理炉等にも適用し得るものである。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る蓄熱式バーナ装置における燃焼制御装置によれば、燃焼側のバーナに供給する燃焼空気の温度を燃焼空気温度検出手段で蓄熱体の出側で検出し、この検出温度が加熱室温度を低下させる要因となる第1の設定値以下となったとき切換制御手段で燃焼バーナの切換えを行うようにしたので、燃焼空気温度の低下によって加熱室温度の低下を確実に防止することができると共に、蓄熱体の過放熱を抑制して、非燃焼側に切換えたときの廃ガス温度の低下を抑制して、廃ガス温度が酸露点以下に低下して、硫黄成分による硫酸の生成を確実に阻止することができるという効果が得られる。
【0041】
また、請求項2に係る蓄熱式バーナ装置における燃焼制御装置によれば、上記構成に加えて非燃焼側バーナの蓄熱体から排出される廃ガスの温度を検出する廃ガス温度検出手段を設け、切換制御手段で燃焼空気温度が加熱室温度を低下させる要因となる第1の設定値以下となるとき及び廃ガス温度が第2の設定値以上となるときの何れかの条件を満たすときに燃焼バーナの切換えを行うようにしたので、上記請求項1の効果に加えて非燃焼側バーナの蓄熱体の熱許容量を越える熱回収を抑制して、熱回収効率を向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を連続式加熱炉に適用した場合の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】蓄熱式バーナ装置の一例を示す概略構成図である。
【図3】ガスバーナの一例を示す断面図である。
【図4】ダイレクトディジタルコントローラでの定常切換処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】燃焼バーナの切換えによる蓄熱体の前後の温度変化及び廃ガス温度変化を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の動作の説明に供する各弁の切換タイミングを示すタイムチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例における蓄熱式バーナ装置を示す概略構成図である。
【図8】第2実施例における定常切換処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 連続式加熱炉
2 予熱帯
3 第1加熱帯
4 第2加熱帯
5 均熱帯
6A〜6D、7A〜7D 蓄熱バーナ装置
8 廃ガス吸引ファン
10a、10b ガスバーナ
18a、18b 燃料遮断弁
23a、23b 蓄熱体
24a、24b 空気遮断弁
27a、27b 廃ガス遮断弁

Claims (2)

  1. 加熱室内に配設した少なくとも一対のバーナと、各バーナに接続された燃料供給管及び空気供給兼廃ガス排出管と、前記空気供給兼廃ガス排出管の途上に介装された蓄熱体とを備え、各バーナを交互に切換燃焼させると共に、非燃焼側バーナから前記加熱室内の廃ガスを前記蓄熱体に導入して熱交換を行うようにした蓄熱式バーナ装置において、前記燃焼側のバーナに供給する燃焼空気の温度を蓄熱体の出側で検出する燃焼空気温度検出手段と、該燃焼空気温度検出手段の検出温度が前記加熱室温度を低下させる要因となる第1の設定値以下となったとき燃焼バーナの切換えを行う切換制御手段とを備えていることを特徴とする蓄熱式バーナ装置における燃焼制御装置。
  2. 加熱室内に配設した少なくとも一対のバーナと、各バーナに接続された燃料供給管及び空気供給兼廃ガス排出管と、前記空気供給兼廃ガス排出管の途上に介装された蓄熱体とを備え、各バーナを交互に切換燃焼させると共に、非燃焼側バーナから前記加熱室内の廃ガスを前記蓄熱体に導入して熱交換を行うようにした蓄熱式バーナ装置において、前記燃焼側のバーナに供給する燃焼空気の温度を蓄熱体の出側で検出する燃焼空気温度検出手段と、非燃焼側バーナの蓄熱体から排出される廃ガスの温度を検出する廃ガス温度検出手段と、前記燃焼空気温度検出手段の空気温度が前記加熱室温度を低下させる要因となる第1の設定値以下となったとき及び前記廃ガス温度検出手段の廃ガス温度が第2の設定値以上となったときの何れか一方の条件を満たすときに燃焼バーナの切換えを行う切換制御手段とを備えていることを特徴とする蓄熱式バーナ装置における燃焼制御装置。
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