JP3744675B2 - 締結具 - Google Patents

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JP3744675B2
JP3744675B2 JP06747698A JP6747698A JP3744675B2 JP 3744675 B2 JP3744675 B2 JP 3744675B2 JP 06747698 A JP06747698 A JP 06747698A JP 6747698 A JP6747698 A JP 6747698A JP 3744675 B2 JP3744675 B2 JP 3744675B2
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暢崇 田村
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株式会社アイ.エヌ.ジー
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば角型鋼管柱と鉄骨製の梁との接合に用いられる締結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平7−331745号公報
【0006】
この発明の目的は、ボルト本体とナットとの相対回転により、接合される部材の端面との間で、ボルト本体の外周に先端側から最初に設けられた第1の筒状スリーブが折曲変形して裏側ナットを形成する締結具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、以下の(1)〜(5)の構成を具備してなることを特徴とする締結具にかかるものである。
(1)ボルト本体と、このボルト本体の外周に先端側から順に設けられた第1の筒状スリーブ、第2の筒状スリーブ、ワッシャおよびナットとを備える。第1の筒状スリーブ、第2の筒状スリーブ、ワッシャおよびナットは、隣合うもの同士が端面で突き合わされている。
(2)前記ボルト本体の先端と前記第1の筒状スリーブの先端とがねじ結合される。
(3)前記ナットは前記ボルト本体の後端側にねじ結合される。
(4)前記ボルト本体の両端部に形成されたねじは相互に逆ねじとなっている。(5)前記ボルト本体と前記ナットとの相対回転により、前記接合される部材の端面との間で前記第1の筒状スリーブが折曲変形して裏側ナットを形成する。
【0008】
この発明にかかる締結具は、接合される複数の部材に形成された穴に先端側から挿通し、ピンテール部を工具により固定してナットを締め付けることにより、ボルト本体とナットとを相対回転させると、ボルト本体に対してワッシャ、第2の筒状スリーブ、第1の筒状スリーブが先端に向けて相対移動するが、第1の筒状スリーブの先端はボルト本体の先端とねじ結合されているので、第1の筒状スリーブの後端側が折曲変形して裏側ナットが形成される。この状態でさらにナットを締め付けると、ボルト本体に所定の張力が導入され(ピンテールが脱落したときにナット(ワッシャ)と裏側ナットとの間で両部材が接合される)、接合される複数の部材が摩擦接合される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
図1(a)〜(d),図2(a)〜(c)は、本発明の好適な実施例を示している。
【0014】
各図に示されるように、締結具1は、ボルト本体2と、ボルト本体2の外周に先端側から順に設けられた筒状スリーブ3(第1の筒状スリーブ3A,第2の筒状スリーブ3B)、ワッシャ5およびナット4とを備える。第1の筒状スリーブ3A、第2の筒状スリーブ3B、ワッシャ5およびナット4は、隣合うもの同士がそれぞれ端面で突き合わされている。
【0015】
ボルト本体2の左側端部(挿入方向先端)と右側端部(挿入方向後端)側には、それぞれの外周にねじ部2a,2bが形成され、ねじ部2a,2bは相互に逆ねじとなっている(ねじ部2aが左ねじ、ねじ部2bが右ねじ)。
【0016】
第1の筒状スリーブ3Aの左側端部(挿入方向先端)には内周にねじ部3bが形成され、このねじ部3bとボルト本体2の先端に形成されたねじ部2aとがねじ結合されている。これにより、第1の筒状スリーブ3Aの先端はボルト本体2の先端に拘束されて相対移動が不能となっているのに対し、第1の筒状スリーブ3Aのねじ部3bが形成されていない部分および第2の筒状スリーブ3Bはボルト本体2と拘束されておらず相対移動可能となっている。
【0017】
また、第1の筒状スリーブ3Aの内周には、ねじ部3bより後方に後述する折曲変形を誘発するための溝3cが形成されている。
【0018】
一方、ボルト本体2の後端側に形成されたねじ部2bにはワッシャ5を介してナット4がねじ結合されている。ボルト本体2の後端にはピンテール2cが形成され、ピンテール2cには軸方向と平行なねじ山が形成されている。
【0019】
図3は、この発明の締結具を用いて二つの部材を接合する際の状態を示した断面図であって、上図が締付け前の状態を示し、下図が締付け後の状態を示している。
【0020】
まず、上図に示されるように、締結具1は、接合される二つの部材6,7に形成された穴6a,7aに挿通される。そして、下図に示されるように、ピンテール2cを工具により把持してボルト本体2を回転不能とした後、ナット4を締め付けてボルト本体2とナット4とを相対回転させると、ボルト本体2に後方(図中で右方向)へ相対移動する力が生じる。このとき、ナット4の先方(図中で左方向:矢印図示)への押圧力はワッシャ5,第2の筒状スリーブ3B、第1の筒状スリーブ3Aにそれぞれ伝達され、溝3cにより折曲変形が誘発されて当該溝3c部分が拡開するように第1の筒状スリーブ3Aが折曲変形して裏側ナットが形成される。
【0021】
さらにナット4を締め付けると、部材6の裏側端面に突き当たった裏側ナットと表側のナット4(ワッシャ5)との間で部材6,7が所要のボルト張力をもって摩擦接合される。なお、所要の接合強度が得られたときに、ピンテールが脱落するようにすれば、接合管理が容易になる。
【0023】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明にかかる締結具は、ボルト本体とナットとの相対回転により、接合される部材の端面との間で第1の筒状スリーブが折曲変形して裏側ナットを形成する
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の好適な実施例を示す締結具の平面図である。
(b)は同上締結具の正面図である。
(c)は同上締結具の左側面図である。
(d)は同上締結具の右側面図である。
【図2】(a)は同上締結具の底面図である。
(b)は同上締結具の背面図である。
(c)は図1(a)のA−A線断面図である。
【図3】ナット締付け前後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 締結具
2 ボルト本体
3 筒状スリーブ
3A 第1の筒状スリーブ
3B 第2の筒状スリーブ
4 ナット
5 ワッシャ
6 部材(挿通穴6a)
7 部材(挿通穴7a)

Claims (1)

  1. 以下の(1)〜(5)の構成を具備してなることを特徴とする締結具。
    (1)ボルト本体と、このボルト本体の外周に先端側から順に設けられた第1の筒状スリーブ、第2の筒状スリーブ、ワッシャおよびナットとを備える。第1の筒状スリーブ、第2の筒状スリーブ、ワッシャおよびナットは、隣合うもの同士が端面で突き合わされている。
    (2)前記ボルト本体の先端と前記第1の筒状スリーブの先端とがねじ結合される。
    (3)前記ナットは前記ボルト本体の後端側にねじ結合される。
    (4)前記ボルト本体の両端部に形成されたねじは相互に逆ねじとなっている。
    (5)前記ボルト本体と前記ナットとの相対回転により、前記接合される部材の端面との間で前記第1の筒状スリーブが折曲変形して裏側ナットを形成する。
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