JP3742702B2 - 能動振動抑制装置 - Google Patents

能動振動抑制装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3742702B2
JP3742702B2 JP01704497A JP1704497A JP3742702B2 JP 3742702 B2 JP3742702 B2 JP 3742702B2 JP 01704497 A JP01704497 A JP 01704497A JP 1704497 A JP1704497 A JP 1704497A JP 3742702 B2 JP3742702 B2 JP 3742702B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vehicle
signal
determined
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01704497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10214119A (ja
Inventor
久 佐野
潤 田中
中村  聡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP01704497A priority Critical patent/JP3742702B2/ja
Publication of JPH10214119A publication Critical patent/JPH10214119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3742702B2 publication Critical patent/JP3742702B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の車室内騒音を抑制する能動振動抑制装置に関し、さらに詳細には車両におけるロードノイズ、こもり音、アイドル騒音等の複数事象による振動を抑制する能動振動抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本明細書における「振動」の語は「騒音」も含めた意味で使用する。
【0003】
車室内振動対策の1つとして、車室内の振動と逆位相の振動を発生させて車室内の振動を抑制する能動振動抑制装置(ANCとも記す)が知られている。
【0004】
従来の能動振動抑制装置では、車両のタイヤからの振動、所謂ロードノイズに基づく車室内の振動抑制、車両駆動系の振動、所謂こもり音に基づく車室内の振動抑制、アイドル時に生ずる車室内の振動抑制のために、それぞれ独立したフィードフォワード制御系を構成し、フィードフォワード制御系からの出力により駆動される車室内に設置された2次音源装置を駆動して、振動抑制を行っている。
【0005】
この例は図6に示す従来の能動振動抑制装置を設置した車両の模式図および図7に示すブロック線図のごとくである。図7は図6に示した能動振動抑制装置に対応するブロック線図である。
【0006】
図6および図7に示す従来の能動振動抑制装置は、サスペンションの振動を振動検出器1によって検出し、振動検出器1からの出力をロードノイズ参照信号としてロードノイズに基づく振動抑制のためのフィードフォワード制御回路27に供給し、フィードフォワード制御回路27の出力に基づいて車室内に設けたスピーカ3を駆動してロードノイズに基づく車室内の振動を抑制し、エンジンの振動を振動検出器7によって検出し、車両走行中における振動検出器7からの出力をこもり音参照信号としてこもり音に基づく振動抑制のためのフィードフォワード制御回路28に供給し、フィードフォワード制御回路28の出力に基づいて車室内に設けたスピーカ6を駆動してこもり音に基づく車室内の振動を抑制し、アイドル運転中における振動検出器7からの出力をアイドル騒音参照信号としてアイドル騒音に基づく振動抑制のためのフィードフォワード制御回路29に供給し、フィードフォワード制御回路29の出力に基づいて車室内に設けたスピーカ9を駆動してアイドル騒音に基づく車室内の振動を抑制している。
【0007】
ここで、振動検出器1および7は出力信号をシリアルデジタル信号として送出し、各スピーカ3、6、9は供給されたシリアルデジタル信号をアナログ信号に変換し変換アナログ信号によって駆動される。
【0008】
図6において2次音源としての各スピーカ3、6、9からの発生音の伝達経路の一部を実線の矢印によって模式的に示し、騒音源からの伝達音の伝達経路の一部を破線の矢印によって模式的に示している。
【0009】
図7において、符号11はロードノイズに基づく振動(1次音)発生位置から車室内における振動抑制目標位置、例えば乗員の頭部位置までの伝達系の伝達要素を、符号14はこもり音に基づく振動(1次音)発生位置から車室内における振動抑制目標位置、までの伝達系の伝達要素を、符号17はアイドル騒音に基づく振動(1次音)発生位置から車室内における振動抑制目標位置までの伝達系の伝達要素をそれぞれ模式的に示している。
【0010】
また、12はスピーカ3(2次音源)の位置から車室内における振動抑制目標位置までの伝達系の伝達要素を、15はスピーカ6(2次音源)の位置から車室内における振動抑制目標位置までの伝達系の伝達要素を、18はスピーカ9(2次音源)の位置から車室内における振動抑制目標位置までの伝達系の伝達要素をそれぞれ模式的に示している。
【0011】
さらにまた、13は振動抑制目標位置におけるロードノイズに基づく振動音とスピーカ3からの振動音との差である残留音検出部を、16は振動抑制目標位置におけるこもり音とスピーカ6からの振動音との差である残留音検出部を、19は振動抑制目標位置におけるアイドル騒音とスピーカ9からの振動音との差である残留音検出部を模式的に示し、20は振動抑制目標位置における残留音検出部を模式的に示している。なお、符号26は車両を示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の能動振動抑制装置では、車室内の振動抑制のために独立した複数の制御系が必要となって、これらを1つの車両に搭載すると制御系設置のために必要とする空間が増大するほか、能動振動抑制装置の設置のために重量が増加し、高価なものになるという問題点が生ずる。
【0013】
また、これらの問題点を解消するために、ロードノイズ、こもり音、アイドル騒音に基づく車室内の振動を1つの制御系のみで抑制しようとすると、制御系における演算量が膨大になり、制御サンプリング周波数の低下および制御精度の低下、さらにはフィードフォワード型の騒音抑制装置の因果律を満たすことができなくなるという問題点も生ずる。
【0014】
本発明は、ロードノイズ、こもり音、アイドル騒音等の複数事象に基づく車室内の振動を1つの制御系で抑制することができる能動振動抑制装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる請求項1記載の能動振動抑制装置は、車室天井に設けられ車両の加速度と共に車室天井の共振を検出する加速度検出器と、車両駆動系の振動を検出する駆動系振動検出器とを含み、車両の各振動源からの振動をそれぞれ各別に検出する振動検出手段と、
前記各振動検出手段からの出力信号が参照信号として入力されて、各振動源から車室内までのそれぞれの振動伝達特性に対して逆位相の振動伝達特性を有する相殺信号を入力参照信号に対応して生成させるために、各参照信号に対応させた係数が乗算係数として設定された係数乗算器を有する振動抑制信号発生手段と、
車両の走行状態を判別して、判別された走行状態に基づいて選択した振動検出手段からの出力信号を振動抑制信号発生手段へ参照信号として送出すると共に、係数乗算器を前記判別された走行状態に基づく乗算係数の係数乗算器に切り換える走行状態判別手段と、
車室内に設けられて振動抑制信号発生手段から出力される相殺信号によって駆動される相殺振動発生器と
を備え
走行状態判別手段は、前記加速度検出器の出力信号から車室天井が共振する予め定められた範囲の加速度であると判別すると、前記加速度検出器からの出力信号を参照信号として選択するとともに、車両の駆動方式の切り換えに基づいて四輪駆動に切り換えられていると判別すると、前記駆動系振動検出器からの出力信号を加えて新たな参照信号とすること、
を特徴とする。
また、本発明にかかる請求項2記載の能動振動抑制装置は、車両の各振動源からの振動をそれぞれ各別に検出する振動検出手段と、
前記各振動検出手段からの出力信号が参照信号として入力されて、各振動源から車室内までのそれぞれの振動伝達特性に対して逆位相の振動伝達特性を有する相殺信号を入力参照信号に対応して生成させるために、各参照信号に対応させた係数が乗算係数として設定された係数乗算器を有する振動抑制信号発生手段と、
車両の走行状態を判別して、判別された走行状態に基づいて選択した振動検出手段からの出力信号を振動抑制信号発生手段へ参照信号として送出すると共に、係数乗算器を前記判別された走行状態に基づく乗算係数の係数乗算器に切り換える走行状態判別手段と、
車室内に設けられて振動抑制信号発生手段から出力される相殺信号によって駆動される相殺振動発生器と、
を備え、
走行状態判別手段によって判別された走行状態に基づいて走行状態が変わったと判別されたときは、変わったと判別された新たな走行状態に応じて予め定められている初期値を用いて係数乗算器の係数更新演算を行うこと、
を特徴とする。
【0016】
本発明にかかる請求項1記載の能動振動抑制装置によれば、車両の走行状態が走行状態判別手段によって判別され、判別された走行状態に基づいて振動検出手段からの出力信号が選択され、選択された振動検出手段からの出力信号が振動抑制信号発生手段に参照信号として送出されると共に、係数乗算器の乗算係数が前記判別された走行状態に基づく乗算係数の係数乗算器に切り換えられる。また、加速度検出器の出力信号から車室天井が共振する予め定められた範囲の加速度であると判別されると、前記加速度検出器からの出力信号が参照信号として選択されるとともに、車両の駆動方式の切り換えに基づいて四輪駆動に切り換えられていると判別されると、駆動系振動検出器からの出力信号が加えられて新たな参照信号とされて、車室内の振動が抑制される。
また、本発明にかかる請求項2記載の能動振動抑制装置によれば、走行状態判別手段によって判別された走行状態に基づいて走行状態が変わったと判別されたときは、変わったと判別された新たな走行状態に応じて予め定められている初期値が用いられて係数乗算器の係数更新演算が行われる。
【0017】
このように本発明にかかる請求項1記載の能動振動抑制装置によれば、車両の走行モードが判別されて、判別された走行モードに基づいて騒音抑制制御を行う事象が切り換えられて、走行モードに対応した事象に基づく車室内騒音の抑制制御が行われるために、制御系を1つにまとめることができて、コスト、重量、必要空間の削減ができることになる。
さらに、本発明にかかる請求項2記載の能動振動抑制装置によれば、判別された走行状態に基づいて係数乗算器の係数変更が行われる際に、判別された走行状態が変わったと判別されたときは、変わったと判別された新たな走行状態に応じて予め定められている初期値を用いて係数乗算器の係数更新演算が行われるために、制御量の削減と制御の高速化が達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる能動振動抑制装置を実施の形態によって説明する。
【0019】
図1は本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置を設置した車両の模式図であり、二輪駆動の場合を示している。図2は図1に示した本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置のブロック線図である。
【0020】
本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置は、サスペンションの振動を振動検出器1によって検出し、振動検出器1からの出力をロードノイズ参照信号としてコントローラ2に供給し、エンジンの振動を振動検出器7によって検出し、車両走行中における振動検出器7からの出力をこもり音参照信号としてコントローラ2に供給し、アイドル運転中における振動検出器7からの出力をアイドル騒音参照信号としてコントローラ2に供給し、コントローラ2からの出力に基づいて車室内に設けた2次音源としてのスピーカ3、6および9を駆動して、ロードノイズに基づく車室内の振動を抑制し、こもり音に基づく車室内の振動を抑制し、アイドル騒音に基づく車室内の振動を抑制する。
【0021】
一方、車両26の速度を検出する速度検出器31からの出力および車両26の加速度を検出する加速度検出器32からの出力はコントローラ2に供給して車両26の速度および加速度に基づいて走行モードを判別する。ここで加速度検出器32は車室天井に設けて、加速度を検出すると共に車室天井板の共振を検出する。ある車速、あるエンジン回転数のときに天井板の共振に基づく振動を検出することができるためである。
【0022】
ここで、振動検出器1および7は出力信号をシリアルデジタル信号として送出し、各スピーカ3、6、9は供給されたシリアルデジタル信号をアナログ信号に変換し変換アナログ信号によって駆動されることは従来の場合と同様である。
【0023】
図1において2次音源としての各スピーカ3、6、9からの発生音の伝達経路の一部を実線の矢印によって模式的に示し、騒音源からの伝達音の伝達経路の一部を破線の矢印によって模式的に示している。
【0024】
コントローラ2は図2に示すように、参照信号を受けて出力によってスピーカ3、6および9を駆動するFIR形のデジタルフィルタ34と、速度検出器31の出力および加速度検出器32の出力を受けて走行モードを判別し判別した走行モードに基づいて参照信号およびデジタルフィルタ34の係数を切り換えるための切り換え信号を発生する走行モード切り換えコントローラ35とを備えている。
【0025】
デジタルフィルタ34は、走行モード切り換えコントローラ35から出力される切り換え信号に基づいてロードノイズ参照信号、こもり音参照信号、アイドル騒音参照信号の中の1つの参照信号を取り出して実質的にデジタルフィルタ34の入力とする切り換え手段36と、切り換え手段36を介した入力信号が供給される直列に接続された単位遅延素子39a、…、39nと、切り換え手段36を介して入力された入力信号、単位遅延素子39a、…、39nからの出力信号が各別に供給されてロードノイズに基づく車室内の振動抑制のために予め設定された利得で入力信号を増幅する増幅器38a0 、…、38an と、同様に切り換え手段36を介して入力された入力信号、単位遅延素子39a、…、39nからの出力信号が各別に供給されてこもり音に基づく車室内の振動抑制のために予め設定された利得で入力信号を増幅する増幅器38bO 、…、38bn と、同様に切り換え手段36を介して入力された入力信号、単位遅延素子39a、…、39nからの出力信号が各別に供給されてアイドル騒音に基づく車室内の振動抑制のために予め設定された利得で入力信号を増幅する増幅器38c0 、…、38cn とを備えている。
【0026】
ここで増幅器38a0 、…、38an 、38bO 、…、38bn 、38c0 、…、38cn は係数乗算器であり、その利得は係数乗算器の乗算係数に対応している。
【0027】
デジタルフィルタ34は、さらに、増幅器38a0 、38b0 および38c0 の出力信号の1つを切り換え手段36の切り換えに同期して取り出す切り換え手段37aと、増幅器38a1 、38b1 、38c1 の出力信号の1つを切り換え手段36の切り換えに同期して取り出す切り換え手段37bと、増幅器38a2 、38b2 および38c2 の出力信号の1つを切り換え手段36の切り換えに同期して取り出す切り換え手段37cと、…、増幅器38an 、38bn 、38cn の出力信号の1つを切り換え手段36の切り換えに同期して取り出す切り換え手段37nと、切り換え手段37aの出力と切り換え手段37bの出力とを加算する加算器40aと、加算器40aの出力と切り換え手段37cの出力とを加算する加算器40bと、…、前段の加算器の出力と切り換え手段37nの出力とを加算してデジタルフィルタ34の出力信号とする加算器40nとを備えている。
【0028】
図2において、符号23は各振動発生源位置から車室内における振動抑制目標位置までの伝達系の伝達要素を、符号24はスピーカ3、6および9から車室内における振動抑制目標位置までの伝達系の伝達要素を、符号25は振動抑制目標位置における残留音検出部を示している。
【0029】
走行モード切り換えコントローラ35は、例えば図3に示すように、走行モードを判別して、切り換え信号を送出する。
【0030】
すなわち、加速度検出器32によって検出された車両26の加速度aが0であり、かつ速度検出器31によって検出された車両26の速度vが0≦v≦Xiであるときは、走行モード切り換えコントローラ35は、走行モードがモード1すなわち車室内の振動はアイドル騒音による振動であると判別し、切り換え手段36によってアイドル運転中における振動検出器7からの出力信号、すなわちアイドル騒音参照信号を選択させると共に、切り換え手段37a、…、37nによって増幅器38a0 からの出力信号、増幅器38a1 からの出力信号、増幅器38a2 からの出力信号、…、増幅器38an からの出力信号を選択させる。ここで、Xiは予め定めた値であって、アイドル運転であるとみなせる上限の値に予め設定されている。
【0031】
加速度検出器32によって検出された車両26の加速度aがXa≦aであり、かつ速度検出器31によって検出された車両26の速度vがxi<vであるときは、走行モード切り換えコントローラ35は、走行モードがモード2すなわち車室内の振動は主としてこもり音による振動であると判別し、切り換え手段36によって車両走行中における振動検出器7からの出力信号、すなわちこもり音参照信号を選択させ、切り換え手段37a、37b、…、37nによって増幅器38b0 からの出力信号、増幅器38b1 からの出力信号、増幅器38b2 からの出力信号、…、増幅器38bn からの出力信号を選択させる。ここで、Xaは車室内の振動がこもり音であると判別される下限の値に予め設定されている。
【0032】
加速度検出器32によって検出された車両26の加速度aがa≦xaであり、かつ速度検出器31によって検出された車両26の速度vがxi<vであるときは、走行モード切り換えコントローラ35は、走行モードがモード3すなわち車室内の振動は主としてロードノイズによる振動であると判別し、切り換え手段36によって振動検出器1からの出力信号、すなわちロードノイズ参照信号を選択し、切り換え手段37a、37b、…、37nによって増幅器38c0 からの出力信号、増幅器38c1 からの出力信号、増幅器38c2 からの出力信号、…、増幅器38cn からの出力信号を選択させる。
【0033】
上記のように構成した本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置によれば、速度検出器31によって検出された車両の速度および加速度検出器32によって検出された車両の加速度に基づいて、走行モードが走行モード切り換えコントローラ35によって判別され、判別された走行モードにしたがって切り換え手段36および37a、37b、37c、…、37nが連動して切り換えられる。
【0034】
この結果、走行モードがモード1と判別されたときは、アイドル運転中における振動検出器7からの出力信号が選択されてアイドル騒音参照信号としてデジタルフィルタ34に入力され、車室内の振動抑制目標位置におけるアイドル騒音に基づく振動を抑制するための利得に設定された、増幅器38a0 からの出力信号、増幅器38a1 からの出力信号、増幅器38a2 からの出力信号、…、増幅器38an からの出力信号が選択され、加算器40nからの出力に基づいてスピーカ3、6および9が駆動されて、アイドル騒音に基づく車室内の振動抑制目標位置における振動が抑制される。
【0035】
走行モード切り換えコントローラ35によって走行モードがモード2と判別されたときは、車両走行中における振動検出器7からの出力信号が選択されてこもり音参照信号としてデジタルフィルタ34に入力され、車室内の振動抑制目標位置におけるこもり音に基づく振動を抑制するための利得に設定された、増幅器38b0 からの出力信号、増幅器38b1 からの出力信号、増幅器38b2 からの出力信号、…、増幅器38bn からの出力信号が選択され、加算器40nからの出力に基づいてスピーカ3、6および9が駆動されて、こもり音に基づく車室内の振動抑制目標位置における振動が抑制される。
【0036】
走行モード切り換えコントローラ35によって走行モードがモード3と判別されたときは、振動検出器1からの出力信号が選択されてロードノイズ参照信号としてデジタルフィルタ34に入力され、車室内の振動抑制目標位置におけるロードノイズに基づく振動を抑制するための利得に設定された、増幅器38c0 からの出力信号、増幅器38c1 からの出力信号、増幅器38c2 からの出力信号、…、増幅器38cn からの出力信号が選択され、加算器40nからの出力に基づいてスピーカ3、6および9が駆動されて、ロードノイズに基づく車室内の振動抑制目標位置における振動が抑制される。
【0037】
上記したように、本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置では、アイドル騒音、こもり音、ロードノイズが走行モードにより乗員に対して独立した事象であることに注目し、走行モードに対応する事象に限定した騒音に基づく振動を抑制するようにしたため、コントローラ2の制御量の削減と制御の高速化が達成できるほか、コントローラが小型化できて、必要容積も小さくてすむ。
【0038】
また、上記した本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置において、加速度検出器32からの検出出力が天井板が共振する予め定めたレベル範囲のとき、加速度検出器32からの検出出力を参照信号として切り換え手段36によって選択するようにすることもできる。
【0039】
また、車両の駆動方式が例えば四輪駆動と二輪駆動との切り換えが可能な場合には、図1に示すように、例えばプロペラシャフト部、リアディファレンシャルギヤのマウント部等の車両駆動系10の振動を検出する振動検出器4を設ける。この場合において、図4に示す如く走行モード切り換えコントローラ35は前記した構成に加えて、二輪駆動と四輪駆動との切り換え信号(2WD/4WD切り換え信号)が供給されて四輪駆動に切り換えられているとき、切り換え手段361をオン状態に切り換えるように構成してある。
【0040】
切り換え手段361がオン状態に切り換えられているときは、振動検出器4からの出力信号を車両走行中における振動検出器7からの出力信号であるこもり音参照信号と合成して新たなこもり音参照信号とし、デジタルフィルタ34への入力とする。なお、この場合、車両走行中における振動検出器7からのアナログ出力信号と振動検出器4からのアナログ出力信号との和がシリアルデジタル信号に変換されて、新たなこもり参照信号とされる。
【0041】
ここで、速度検出器31からの出力信号および加速度検出器32からの出力信号に基づく走行モードの判別、参照信号の切り換えは、図3に示す場合と同様である。
【0042】
したがって、二輪駆動の場合は、図2に示した場合と同じ作用をし、四輪駆動に切り換えられているときは、二輪駆動のときにおけるこもり音参照信号に振動検出器4からの出力信号が加えられて、新たなこもり音参照信号とされ、新たなこもり音に基づく車室内の振動抑制目標位置における振動が抑制される。
【0043】
さらに増幅器38b0 、38b1 、…、38bn の増幅度を2段に切り換え可能なものとし、二輪駆動と四輪駆動との切り換えに対応して増幅器38b0 、38b1 、…、38bn の増幅度を切り換えるようにしてもよい。このようにしたときは、振動抑制が四輪駆動/二輪駆動に対応して最適に行われる。
【0044】
次に、本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置の変形例について説明する。
【0045】
本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置の変形例はコントローラ2に代わって適応型のコントローラ2Aを用いた場合の例である。
【0046】
図5は本発明のコントローラ2Aのブロック線図であり、コントローラ2と同一の構成要素には同一の符号を付して示してある。
【0047】
本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置の変形例においては、本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置を適用した車両にさらに加えて、図1に示すように、車室内の振動抑制目標位置近傍にマイクロフォン8が設けてある。マイクロフォン8は出力をシリアルデジタル信号にて送出するように構成してある。
【0048】
コントローラ2Aは適応デジタルフィルタ34Aと走行モード切り換えコントローラ35とから構成してある。
【0049】
適応デジタルフィルタ34Aは、単位遅延素子39a、…、39nと、加算器40a、…、40n、切り換え手段36、37a、…、37nと、デジタルフィルタ34の増幅器38a0 、…、38an 、38b0 、…、38bn 、38c0 、…、38cn に代わって、増幅器38a0 、…、38an 、38b0 、…、38bn 、38c0 、…、38cn のそれぞれに対応し、かつ利得が後記する係数修正アルゴリズムに基づいて制御される増幅器38va0 、…、38van 、38vb0 、…、38vbn 、38vc0 、…、38vcn と、2次音伝達系24の伝達関数にほぼ等しい固定の伝達関数に設定され、切り換え手段36からの出力信号、すなわち参照信号を入力とするデジタルフィルタ41と、デジタルフィルタ41からの出力信号とマイクロフォン8からの出力信号とが入力されてマイクロフォン8からの出力信号の2乗の期待値が最小になるように増幅器38va0 、…、38van 、38vb0 、…、38vbn 、38vc0 、…、38vcn の利得を制御する適応制御プロセッサ42とを備えて、適応デジタルフィルタ34Aを構成している。
【0050】
上記のように構成された適応デジタルフィルタ34Aを備えた本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置の変形例において、増幅器38va0 、…、38van 、38vb0 、…、38vbn 、38vc0 、…、38vcn の電源投入などの動作開始時における初期値としての基準利得は、増幅器38a0 、…、38an 、38b0 、…、38bn 、38c0 、…、38cn の利得と同一の利得に設定されており、適応制御プロセッサ42による係数修正アルゴリズムに基づいて初期値としての基準利得から修正制御され、以降、修正制御された直前の利得から、係数修正アルゴリズムに基づいて順次修正制御される。
【0051】
走行モード切り換えコントローラ35によって走行モードがモード1と判別されたときは、アイドル転中における振動検出器7からの出力信号が選択されてアイドル騒音参照信号として適応デジタルフィルタ34Aに入力され、車室内の振動抑制目標位置におけるアイドル騒音に基づく振動を抑制するための初期値としての基準利得に設定された、増幅器38va0 からの出力信号、増幅器38va1 からの出力信号、増幅器38va2 からの出力信号、…、増幅器38van からの出力信号が選択され、加算器40nからの出力に基づいてスピーカ3、6および9が駆動されて、振動検出器7からの出力信号が入力されたデジタルフィルタ41からの出力とマイクロフォン8からの出力との差の2乗が最小になるように増幅器38va0 の利得、増幅器38va1 の利得、増幅器38va2 の利得、…、増幅器38van の利得が制御されて、アイドル騒音に基づく車室内の振動抑制目標位置における振動が抑制される。
【0052】
走行モード切り換えコントローラ35によって走行モードがモード2と判別されたときは、車両走行中における振動検出器7からの出力信号が選択されてこもり参照信号として適応デジタルフィルタ34Aに入力され、車室内の振動抑制目標位置におけるこもり音に基づく振動を抑制するための利得に設定された、増幅器38vb0 からの出力信号、増幅器38vb1 からの出力信号、増幅器38vb2 からの出力信号、…、増幅器38vbn からの出力信号が選択され、加算器40nからの出力に基づいてスピーカ3、6および9が駆動されて、振動検出器4からの出力信号が入力されたデジタルフィルタ41からの出力とマイクロフォン8からの出力との差の2乗が最小になるように増幅器38vb0 の利得、増幅器38vb1 の利得、増幅器38vb2 の利得、…、増幅器38vbn の利得が制御されて、こもり音に基づく車室内の振動抑制目標位置における振動が抑制される抑制される。
【0053】
走行モード切り換えコントローラ35によって走行モードがモード3と判別されたときは、振動検出器1からの出力信号が選択されて、ロードノイズ参照信号として適応デジタルフィルタ34Aに入力され、車室内の振動抑制目標位置におけるロードノイズに基づく振動を抑制するための利得に設定された、増幅器38vc0 からの出力信号、増幅器38vc1 からの出力信号、増幅器38vc2 からの出力信号、…、増幅器38vcn からの出力信号が選択され、加算器40nからの出力に基づいてスピーカ3、6および9が駆動されて、振動検出器1からの出力信号が入力されたデジタルフィルタ41からの出力とマイクロフォン8からの出力との差の2乗が最小になるように増幅器38vc0 の利得、増幅器38vc1 の利得、増幅器38vc2 の利得、…、増幅器38vcn の利得が制御されて、ロードノイズに基づく車室内の振動抑制目標位置における振動が抑制される。
【0054】
上記したように、本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置の変形例においても、アイドル騒音、こもり音、ロードノイズが走行モードにより乗員に対して独立した事象であることに注目し、走行モードに対応する事象に限定した騒音に基づく振動を、適応制御によって抑制するようにし、このときに動作開始時における初期値としての基準利得は走行モードに基づく利得から適応制御が行われるため、コントローラ2Aの制御量の削減と制御の高速化が達成できるほか、コントローラ2Aが小型化できて、必要容積も小さくてすむ。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にかかる能動振動抑制装置によれば、車両の走行モードを判別し、判別した走行モードに基づいて騒音抑制制御を行う事象を切り換えることによって、走行モードに対応した事象に基づく車室内騒音の抑制制御ができて前述した問題が解決でき、かつ制御系を1つにまつめることが可能となるため、コスト、重量、必要空間の削減という効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置を設置した車両の模式図である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置のブロック線図である。
【図3】本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置における走行モード切り換えコントローラによる走行モード判別の説明図である。
【図4】本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置の変形例のブロック線図であって、四輪駆動/二輪駆動の切り換えがある場合を示している。
【図5】本発明の実施の一形態にかかる能動振動抑制装置の変形例のブロック線図である。
【図6】従来の能動振動抑制装置を設置した車両の模式図である。
【図7】従来の能動振動抑制装置のブロック線図である。
【符号の説明】
1、4、7 ロードノイズ、こもり音およびアイドル騒音の振動検出器
2、2A コントローラ
3、6、9 スピーカ
8 マイクロフォン
10 車両駆動系
26 車両
31 速度検出器
32 加速度検出器
34、41 デジタルフィルタ
34A デジタルフィルタ
35 走行モード切り換えコントローラ
36、37a、…、37n 切り換え手段
38a0 、…、38an 、38b0 、…、38bn 、38c0 、…、38cn 、38va0 、…、38van 、38vb0 、…、38vbn 、38vc0 、…、38vcn 増幅器
39a、…、39n 単位遅延素子
40a、…、40n 加算器

Claims (4)

  1. 車室天井に設けられ車両の加速度と共に車室天井の共振を検出する加速度検出器と、車両駆動系の振動を検出する駆動系振動検出器とを含み、車両の各振動源からの振動をそれぞれ各別に検出する振動検出手段と、
    前記各振動検出手段からの出力信号が参照信号として入力されて、各振動源から車室内までのそれぞれの振動伝達特性に対して逆位相の振動伝達特性を有する相殺信号を入力参照信号に対応して生成させるために、各参照信号に対応させた係数が乗算係数として設定された係数乗算器を有する振動抑制信号発生手段と、
    車両の走行状態を判別して、判別された走行状態に基づいて選択した振動検出手段からの出力信号を振動抑制信号発生手段へ参照信号として送出すると共に、係数乗算器を前記判別された走行状態に基づく乗算係数の係数乗算器に切り換える走行状態判別手段と、
    車室内に設けられて振動抑制信号発生手段から出力される相殺信号によって駆動される相殺振動発生器と
    を備え
    走行状態判別手段は、前記加速度検出器の出力信号から車室天井が共振する予め定められた範囲の加速度であると判別すると、前記加速度検出器からの出力信号を参照信号として選択するとともに、車両の駆動方式の切り換えに基づいて四輪駆動に切り換えられていると判別すると、前記駆動系振動検出器からの出力信号を加えて新たな参照信号とすること、
    を特徴とする能動振動抑制装置。
  2. 車両の各振動源からの振動をそれぞれ各別に検出する振動検出手段と、
    前記各振動検出手段からの出力信号が参照信号として入力されて、各振動源から車室内までのそれぞれの振動伝達特性に対して逆位相の振動伝達特性を有する相殺信号を入力参照信号に対応して生成させるために、各参照信号に対応させた係数が乗算係数として設定された係数乗算器を有する振動抑制信号発生手段と、
    車両の走行状態を判別して、判別された走行状態に基づいて選択した振動検出手段からの出力信号を振動抑制信号発生手段へ参照信号として送出すると共に、係数乗算器を前記判別された走行状態に基づく乗算係数の係数乗算器に切り換える走行状態判別手段と、
    車室内に設けられて振動抑制信号発生手段から出力される相殺信号によって駆動される相殺振動発生器と、
    を備え、
    走行状態判別手段によって判別された走行状態に基づいて走行状態が変わったと判別されたときは、変わったと判別された新たな走行状態に応じて予め定められている初期値を用いて係数乗算器の係数更新演算を行うこと、
    を特徴とする能動振動抑制装置。
  3. 請求項1または2に記載の能動振動抑制装置において、走行状態判別手段は車両の走行速度に基づいて走行状態を判別することを特徴とする能動振動抑制装置。
  4. 請求項1または2に記載の能動振動抑制装置において、走行状態判別手段は車両の走行速度が予め定めた所定値以上で、車両の加速度が予め定めた加速度以下のときにタイヤからの振動に基づく振動を検出する振動検出手段からの出力信号を参照信号とする走行状態であると判別することを特徴とする能動振動抑制装置。
JP01704497A 1997-01-30 1997-01-30 能動振動抑制装置 Expired - Fee Related JP3742702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01704497A JP3742702B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 能動振動抑制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01704497A JP3742702B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 能動振動抑制装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10214119A JPH10214119A (ja) 1998-08-11
JP3742702B2 true JP3742702B2 (ja) 2006-02-08

Family

ID=11933004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01704497A Expired - Fee Related JP3742702B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 能動振動抑制装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3742702B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102046426B (zh) * 2008-06-03 2013-03-06 本田技研工业株式会社 有源振动噪音控制装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5070167B2 (ja) 2008-09-18 2012-11-07 本田技研工業株式会社 能動型騒音制御装置
JP5713958B2 (ja) 2012-05-22 2015-05-07 本田技研工業株式会社 能動型騒音制御装置
JP6535765B2 (ja) 2016-02-05 2019-06-26 本田技研工業株式会社 能動型振動騒音制御装置及び能動型振動騒音制御回路
JP6594456B2 (ja) 2016-02-05 2019-10-23 本田技研工業株式会社 能動型振動騒音制御装置及び能動型振動騒音制御回路
KR101911519B1 (ko) * 2016-08-30 2018-10-25 현대자동차주식회사 차량 및 차량의 제조 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102046426B (zh) * 2008-06-03 2013-03-06 本田技研工业株式会社 有源振动噪音控制装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10214119A (ja) 1998-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2921232B2 (ja) 能動型不快波制御装置
US7620188B2 (en) Cylinder responsive vibratory noise control apparatus
US5690321A (en) Vibration damping system for vehicle
JPH03203496A (ja) 能動型騒音制御装置
GB2259831A (en) Noise reduction apparatus
JPH06175735A (ja) 車両の振動低減装置
JP3742702B2 (ja) 能動振動抑制装置
JP3412846B2 (ja) アクチブ雑音消去システム
JP3435729B2 (ja) 車両の能動消音装置
JP3280434B2 (ja) 車両用振動制御装置
JP2751685B2 (ja) 能動型騒音制御装置
JPH03228097A (ja) 振動制御装置
JPH0683369A (ja) 車輌用能動振動騒音制御装置
JPH04342296A (ja) 能動型不快波制御装置
JP3499574B2 (ja) 能動型騒音制御装置
JPH06266371A (ja) 車両のアクティブ騒音制御装置
JPH064144A (ja) 車両のアクティブ振動騒音制御装置
JP3340139B2 (ja) 能動型騒音制御装置
JPH10207470A (ja) 能動型騒音低減装置及び騒音低減方法
JP2004050859A (ja) 車両用騒音制御装置
JP3471369B2 (ja) 能動振動制御装置
JP3612734B2 (ja) 車両騒音低減装置及び制御信号設定方法
JPH07219565A (ja) 能動振動制御装置
JP3278185B2 (ja) 車両用騒音制御装置
JP3503140B2 (ja) 車両用振動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091118

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091118

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101118

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101118

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111118

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees