JP3738241B2

JP3738241B2 - Fitting

Info

Publication number: JP3738241B2
Application number: JP2002229186A
Authority: JP
Inventors: 剛一中村
Original assignee: ONDA MFG.CO.,LTD.
Current assignee: ONDA MFG.CO.,LTD.
Priority date: 2002-08-06
Filing date: 2002-08-06
Publication date: 2006-01-25
Anticipated expiration: 2022-08-06
Also published as: JP2004068923A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道配管、温水配管、床暖房、ロードヒーティング等に使用される透明又は半透明をなす樹脂パイプ用の継手に関するものである。さらに詳しくは、施工後の検査において、樹脂パイプの継手への内挿を容易かつ確実に外方から視認することができる継手に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の継手は筒状をなし、内部に樹脂パイプが挿入可能な継手本体と、該継手本体の先端部に螺合される筒状の押し輪と、該押し輪によって継手内に保持され、挿入された樹脂パイプを抜け止めする保持手段とを備えている。加えて、この継手は樹脂パイプの端部に内挿され、継手内に樹脂パイプが挿入されたときには、樹脂パイプの内側への変形を防止するためのインコアを備えている。また、樹脂パイプは、架橋ポリエチレンやポリブテン等の合成樹脂材料により、透明又は半透明に形成されている。
【０００３】
インコアは、円筒状をなす筒部と、筒部の一端側に突出形成される円環状の鍔部とから構成され、その長さは樹脂パイプの継手内への挿入深さと略同一に設定されている。
【０００４】
継手に樹脂パイプを挿着するときには、樹脂パイプの端部にインコアを内挿した後、インコアが内挿された側の樹脂パイプの端部を継手内に挿入する。そして、作業者が樹脂パイプとともにインコア全体が継手内に挿入されるのを外方から樹脂パイプを通して該インコアの内端部を視認することにより、継手内への樹脂パイプの挿入深さが不十分となるのを防止することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の継手においては、インコアの長さは樹脂パイプの継手内への挿入深さと略同じ長さに設定されているため、継手に樹脂パイプを挿着した後には、インコアの内端部が押し輪の樹脂パイプ挿入孔側端面を通る面上に位置している。このとき、押し輪の樹脂パイプ挿入孔側端面は押し輪の軸線と略直交し、その内端縁は直角に形成されている。従って、施工後の検査において、インコアが内挿された樹脂パイプが完全に継手内に挿入されているか否かを外方から樹脂パイプを通して視認するのは困難であった。特に、樹脂パイプとして透明度の低いポリブテンを用いた場合には、インコア内端部の視認はさらに困難であった。
【０００６】
加えて、インコアの長さが樹脂パイプの継手内への挿入深さよりも若干短く設定されている場合には、該インコアの内端部が押し輪の樹脂パイプ挿入孔側端縁よりも継手本体の軸線方向内方へ入り込んでいるため、より一層視認し難いものであった。そして、インコアが内挿された樹脂パイプが完全に継手内に挿入されていない継手を使用したときには、水漏れが発生するおそれがあった。
【０００７】
本発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、施工後の検査において、継手内への樹脂パイプの挿入を外方から容易かつ確実に視認することができる継手を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項１に記載の発明の継手は、筒状をなし、内部に設けられた当接面まで透明又は半透明の樹脂パイプが挿入可能な継手本体と、該継手本体の樹脂パイプ挿入端部に取付けられ、樹脂パイプが挿入される挿入孔を有する押し輪と、継手本体と押し輪との間に設けられ、樹脂パイプを抜け止め保持するための保持手段と、筒部及びその一端側に設けられる鍔部より構成されて、樹脂パイプの内側への変形を防止するために樹脂パイプの端部に内挿されるインコアとを備え、該インコアは樹脂パイプの挿入深さと略同じか又は若干短く設定されている継手であって、前記押し輪の樹脂パイプ挿入側内周面には、樹脂パイプ挿入の有無を目視によって又は外部より光を当てることによって視認するための面取り部が設けられ、前記樹脂パイプの先端部が前記当接面まで達している場合には、前記インコアの内端部が前記押し輪の挿入孔側端縁と前記面取り部の内端縁との間に位置しているものである。
【０００９】
請求項２に記載の発明の継手は、請求項１に記載の発明において、前記面取り部の挿入孔側端縁から継手本体の軸線方向内方への深さは２〜６ｍｍに設定されているものである。
【００１０】
請求項３に記載の発明の継手は、請求項１又は請求項２に記載の発明において、前記面取り部の継手本体の軸線方向に対する傾斜角度は１０〜４５°に設定されているものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１及び図３に示すように、略円筒状をなす継手本体１１の基端部外周面には第１雄ねじ部１２が螺刻され、図示しない水道配管等の管体に螺合可能になっている。継手本体１１内の先端部内周面には第１雌ねじ部１３が螺刻され、略円筒状をなす押し輪１４の先端部外周面に螺刻された第２雄ねじ部１５が螺合されることにより、継手本体１１の樹脂パイプ挿入端部に押し輪１４が取付けられている。
【００１２】
図１及び図２に示すように、押し輪１４の外周面は、先端部の外径が樹脂パイプ挿入端部の外径よりも小さい段差状に形成されている。その段差部分には第１収容溝１６が凹設され、第１収容溝１６に嵌着されたゴム材料製のＯリング１７によって、継手本体１１の内周面と押し輪１４の段差部分との間がシールされている。押し輪１４の中心には、樹脂パイプ２１の外径と略同一の内径を有する挿入孔１８が貫通形成されている。
【００１３】
押し輪１４の樹脂パイプ挿入端部外周面には、一対の係止部１９がフライス加工により１８０度対向位置に切り欠き形成されている。そして、押し輪１４を継手本体１１に取付けるとき及び継手本体１１から取外すときには、前記係止部１９にスパナ等を係合することにより、押し輪１４を容易に回動させることができるようになっている。
【００１４】
図１に示すように、継手本体１１の樹脂パイプ挿入端内周部において、第１雌ねじ部１３よりも基端側には、内周全体にわたって係止段部２０が形成されている。この係止段部２０と押し輪１４の先端面との間には、樹脂パイプ２１の保持手段としての一対のロックリング２２が、その間に円環状のスペーサ２３を介装した状態で挟着されている。
【００１５】
図３に示すように、これらロックリング２２は、ステンレス鋼等の金属材料製の円環状をなすベースリング２２ａと、ベースリング２２ａから内方へ同一長さで一定の角度をもって突出する複数の規制片２２ｂとからそれぞれ構成されている。これら規制片２２ｂの先端は、一対のロックリング２２が継手内に挟着されたときには、継手本体１１の内周面よりも径方向内側へそれぞれ突出している。
【００１６】
そして、継手内に挿着された樹脂パイプ２１に引き抜き力が作用したときには、両ロックリング２２の各規制片２２ｂの先端が樹脂パイプ２１の外周面にそれぞれ食い込むことにより、樹脂パイプ２１は継手内に抜け止め保持されるようになっている。このため、継手は、継手本体１１内に樹脂パイプ２１を挿入する作業のみで樹脂パイプ２１を挿着することができるワンタッチ継手として構成されている。
【００１７】
図１に示すように、継手本体１１の内周部において、長手方向の略中央部には、継手本体１１の軸線に直交する平面上に円環状の当接面２４が形成されており、樹脂パイプ２１挿着の際にはその先端部が当接面２４に当接される。ゆえに、継手本体１１内には、この当接面２４を境界として、当接面２４よりも継手本体１１の軸線方向外方に樹脂パイプ挿入空間２５が形成されている。さらに、継手本体１１の当接面２４と押し輪１４の挿入孔側端縁２６との距離が、樹脂パイプ２１の継手内への挿入深さになっている。
【００１８】
継手本体１１の内周面において、係止段部２０と当接面２４との間には一対の第２収容溝２７が周方向に沿って凹設され、各第２収容溝２７にはゴム材料製の断面楕円形状をなすシールリング２８がそれぞれ嵌着されている。そして、継手内に樹脂パイプ２１が挿入されたときには、樹脂パイプ２１の外周面に各シールリング２８の内周面がそれぞれ密接されることにより、樹脂パイプ２１の外周面と継手本体１１の内周面との間がシールされるようになっている。また、継手本体１１内には第２収容溝２７から前記係止段部２０に向かうに従い拡径するテーパ部２９が形成されている。
【００１９】
図３に示すように、樹脂パイプ２１は円筒状に形成され、水道の配管、ロードヒーティング等に使用される。この樹脂パイプ２１は、架橋ポリエチレンやポリブテン等の合成樹脂材料により、透明又は半透明に形成されている。樹脂パイプ２１の端面は、樹脂パイプ２１の軸線と略直交するように切断されている。
【００２０】
また、インコア３０は略円筒状に形成され、樹脂パイプ２１の端部に内挿される筒部３０ａと、筒部３０ａの基端部に突出形成され、筒部３０ａに対して直交するように外方へ延びる円環状の鍔部３０ｂとから構成されている。このインコア３０の長さは、樹脂パイプ２１の継手内への挿入深さより若干短く設定されている。
【００２１】
鍔部３０ｂの外周面は、基端部に向かうに従い縮径する第１テーパ面３１となっているため、これが挿入案内の役割をなし、継手内に樹脂パイプ２１が容易に挿入されるようになっている。また、筒部３０ａの先端部外周面は、先端部に向かうに従い縮径する第２テーパ面３２となり、筒部３０ａが樹脂パイプ２１の端部に容易に内挿されるようになっている。なお、継手本体１１、押し輪１４及びインコア３０は、青銅によりそれぞれ形成されている。
【００２２】
図４（ａ）、（ｂ）に示すように、使用前の継手においては、インコア３０は筒部３０ａを奥側にし、鍔部３０ｂを手前側にして挿入孔１８内に収容され、鍔部３０ｂの基端部が挿入孔側端縁２６よりもわずかに継手本体１１の軸線方向内方側に位置した状態で収容されている。そして、インコア３０が継手内から抜け出すのを防止するためにシール部材３３を押し輪１４の樹脂パイプ挿入端面に貼着することにより、継手内にインコア３０が保持されている。
【００２３】
図２に示すように、押し輪１４の樹脂パイプ挿入側内周面には、施工後に樹脂パイプ２１に内挿されたインコア３０の内端部を視認するための手段として、挿入孔側端縁２６から継手本体１１の軸線方向内方に向かうに従い縮径する面取り部３４が設けられている。この面取り部３４を設けることにより、面取り部３４と樹脂パイプ２１との間にインコア３０の内端部を視認する視認用空間３７が形成される。ここで、面取り部３４の挿入孔側端縁２６から継手本体１１の軸線方向内方への深さ３８は、好ましくは２〜６ｍｍ、さらに好ましくは３〜４ｍｍに設定されている。
【００２４】
この深さ３８が２ｍｍ未満では、施工後に樹脂パイプ２１に内挿されたインコア３０の内端部を確認し難くなるため、樹脂パイプ２１が完全に継手内に挿入されていない継手を使用してしまう可能性がある。一方、６ｍｍを越えると、前記面取り部３４と樹脂パイプ２１の外周面との間に大きな空間が生じ、施工後に樹脂パイプ２１が固定されずにがたつきが生じたり、押し輪１４の強度が低下したりするおそれがある。
【００２５】
また、同様に前記面取り部３４の継手本体１１の軸線方向に対する傾斜角度θは、好ましくは１０〜４５°、さらに好ましくは１５〜３０°に設定されている。
【００２６】
この傾斜角度θが１０°未満では、施工後に樹脂パイプ２１に内挿されたインコア３０の内端部を確認し難くなるため、樹脂パイプ２１が完全に継手内に挿入されていない継手を使用してしまう可能性がある。一方、４５°を越えると、面取り部３４と樹脂パイプ２１の外周面との間に比較的大きな空間が生じ、施工後に樹脂パイプ２１が固定されずにがたつきが生じたり、押し輪１４の強度が低下したりするおそれがある。
【００２７】
さらに、前記面取り部３４の挿入孔側端縁２６における継手本体１１の軸線に直交する開口高さ３９は、前記視認用空間３７を介してインコア３０の内端部を容易かつ確実に視認するために０．４〜６ｍｍに設定されている。
【００２８】
さて、継手に樹脂パイプ２１を挿着するときには、図４（ａ）、（ｂ）に示す継手において、まず押し輪１４の端面からシール部材３３を剥離した後、継手内からインコア３０を取出す。次いで、図５に示すように、インコア３０を樹脂パイプ２１の端部に内挿する。即ち、鍔部３０ｂの先端部が樹脂パイプ２１の端面に完全に当接するまでインコア３０の筒部３０ａを樹脂パイプ２１の端部に内挿する。
【００２９】
次いで、図６に示すように、インコア３０が内挿された状態の樹脂パイプ２１の端部を押し輪１４の挿入孔１８に挿入し、図７の状態を経て図１に示すように、インコア３０の基端部が継手本体１１内の当接面２４に当接するまで樹脂パイプ２１を樹脂パイプ挿入空間２５に挿入する。このとき、両ロックリング２２の各規制片２２ｂの先端は外方へ押圧されながら樹脂パイプ２１にそれぞれ摺接され、樹脂パイプ２１は各規制片２２ｂの元に戻ろうとする力に基づく内方への付勢力に抗して樹脂パイプ挿入空間２５に挿入される。
【００３０】
そして、インコア３０の基端部が当接面２４に当接したときには、一対のシールリング２８によって樹脂パイプ２１の外周面と継手本体１１の内周面との間がシールされるとともに、Ｏリング１７によって継手本体１１の内周面と押し輪１４の段差部分との間がシールされる。
【００３１】
続いて、施工後に継手内への樹脂パイプ２１の挿着状態を検査するときには、透明性の高い架橋ポリエチレン製のパイプを用いた場合には、自然光の下で視認用空間３７を介してインコア３０の内端部を視認することができる。一方、透明性の低いポリブテン製のパイプを用いた場合には自然光のみでは樹脂パイプ２１を通してインコア３０の内端部を視認することができないため、ペンライトの光を樹脂パイプ挿入端部に向かって照射しながら樹脂パイプ挿入端部を覗く。このとき、図１に示すように、樹脂パイプ２１の先端部が継手本体１１内における当接面２４まで達している場合には、インコア３０の内端部が挿入孔側端縁２６と面取り部３４の内端縁３５の間に位置している。従って、押し輪１４の面取り部３４と樹脂パイプ２１の外周面とで構成された視認用空間３７を介して目視により又はペンライト等の光により、樹脂パイプ２１に挿着されているインコア３０の内端部の位置を視認することができる。
【００３２】
図７に示すように、樹脂パイプ２１を挿着する際、樹脂パイプ２１の継手内への挿入深さが不十分な継手、つまり樹脂パイプ２１の先端部が継手本体１１内における当接面２４まで達していない継手においては、インコア３０の内端部は、挿入孔側端縁２６よりも継手本体１１の軸線方向外方に位置している。よって、施工後の検査において、樹脂パイプ２１の継手内への挿入不足の継手を容易に発見することができる。
【００３３】
また、施工後の継手において、継手内に挿入された樹脂パイプ２１に引き抜き力が作用したときには、両ロックリング２２の各規制片２２ｂの先端が樹脂パイプ２１の外周面に食い込むことにより、樹脂パイプ２１は継手内に抜け止め保持される。
【００３４】
以上詳述した本実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
・本実施形態の継手においては、インコア３０の長さは、樹脂パイプ２１の継手内への挿入深さより若干短く設定されている。一方、押し輪１４の樹脂パイプ挿入端部内周面には挿入孔側端縁２６から継手本体１１の軸線方向内方に向かうに従い縮径する面取り部３４が設けられている。そして、施工後に継手を検査するときには、透明性の高い架橋ポリエチレン製のパイプを用いた場合には自然光により、透明性の低いポリブテン製のパイプを用いた場合にはペンライトによる光により、視認用空間３７を介してインコア３０の内端部を視認する。これにより、継手への樹脂パイプ２１の挿入状態を外方から容易かつ確実に確認することができる。
【００３５】
・また、前記面取り部３４の挿入孔側端縁２６から継手本体１１の軸線方向内方への深さ３８は、好ましくは２〜６ｍｍ、さらに好ましくは３〜４ｍｍに設定されている。このため、視認用空間３７を介して、施工後に継手本体１１への樹脂パイプ２１の挿入状態を外方からより容易に確認することができ、樹脂パイプ２１が完全に継手内に挿入されていない継手の使用を未然に防止することができる。一方、挿入孔１８内周面と樹脂パイプ外周面の接触面積を確保することができ、樹脂パイプ２１が強固に固定され、がたつき及び押し輪１４の強度の低下を防止することができる。
【００３６】
・さらに、前記面取り部３４の継手本体１１の軸線方向に対する傾斜角度θは１０〜４５°に設定されている。このため、視認用空間３７が確保され、かつ面取り部３４が樹脂パイプ２１の挿入案内の役割を成し、容易に継手内に挿入することができる。
【００３７】
・加えて、インコア３０は樹脂パイプ２１の挿入深さよりも若干短く設定されているため、使用前のインコア３０は、図４（ａ）に示すように、鍔部３０ｂの基端部が挿入孔側端縁２６よりも継手本体１１の軸線方向内方に位置した状態で継手内に収容されている。このため、押し輪１４の樹脂パイプ挿入端面に貼着されたシール部材３３が剥がれるのを抑制することができる。
【００３８】
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・本実施形態の継手において、樹脂パイプ挿入端部内周面に設けられた前記面取り部３４の表面を緩やかに膨らんだ曲面に加工した形状等に変更してもよい。
【００３９】
・本実施形態の継手の保持手段を次のように構成してもよい。
即ち、継手本体１１の樹脂パイプ挿入端部の内周面には、樹脂パイプ挿入端部に向かうに従い拡径するテーパ面が形成される。継手本体１１と押し輪１４との間には保持手段としての軸線方向に延びる切り割りが形成され、その外周面に継手本体１１のテーパ面に対応するテーパ面を有する押圧リングが介装されるとともに、押圧リングと押し輪１４との間には座金が介装される。
【００４０】
継手に樹脂パイプ２１を挿着するときには、端部にインコア３０が内挿された樹脂パイプ２１を継手内に挿入した後、スパナ等を用いて押し輪１４を継手本体１１に締付ける。このとき、押圧リングは、継手本体１１のテーパ面によってガイドされることにより縮径しながら継手本体１１内に押し込まれ、押圧リングの内周面が樹脂パイプ２１の外周面に圧接することにより、樹脂パイプ２１は継手内に抜け止め保持される。
【００４１】
・継手本体１１の外周面に表示溝３６をその最深部３６ａと挿入孔側端縁２６との距離が樹脂パイプ２１の継手内への挿入深さと同一となるように、切削により刻設してもよい。そして、樹脂パイプ２１の端部を予めこの表示溝３６に合せ、挿入孔側端縁２６の位置で樹脂パイプ２１に目印を付し、樹脂パイプ２１を継手内に挿入後に目印を外部から視認する。このように構成した場合、樹脂パイプ２１の先端部の位置をさらに容易に確認することができる。
【００４２】
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
・前記面取り部は、押し輪の樹脂パイプ挿入側内周面の全周にわたって設けられている請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の継手。この構成によれば、施工後の検査において、継手内への樹脂パイプの挿入を継手の全周いずれの位置からも容易に視認することができる。
【００４３】
・前記面取り部は、樹脂パイプ挿入孔側端縁から継手本体の軸線方向内方に向かうに従い縮径するようにテーパ面で構成されている請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の継手。この構成によれば、面取り部の加工を容易に行うことができる。
【００４４】
・前記面取り部の樹脂パイプ挿入孔側端縁における継手本体の軸線に直交する開口高さは０．４〜６ｍｍに設定されている請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の継手。この構成によれば、施工後の検査において、継手内への樹脂パイプの挿入を外方からより容易かつより確実に視認することができる。
【００４５】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項１に記載の発明の継手によれば、施工後の検査において、継手内への樹脂パイプの挿入を外方から容易かつ確実に視認することができる。
【００４６】
請求項２に記載の発明の継手によれば、請求項１に記載の発明の効果に加え、施工後の樹脂パイプのがたつき及び押し輪の強度の低下を防止することができる。
【００４７】
請求項３に記載の発明の継手によれば、請求項１又は請求項２に記載の発明の効果に加え、視認用空間を十分に確保できるとともに、樹脂パイプを継手内に容易に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施形態の継手に樹脂パイプを挿着した状態を示す部分破断側面図。
【図２】押し輪を示す部分破断側面図。
【図３】継手を示す分解斜視図。
【図４】（ａ）は使用前の状態の継手を示す部分破断側面図、（ｂ）は（ａ）の状態の継手を示す正面図。
【図５】継手内に樹脂パイプを挿入する前の状態の部分破断側面図。
【図６】継手内に樹脂パイプを挿入し始めた状態の部分破断側面図。
【図７】インコアの基端部が当接面の近傍に位置する継手を示す部分破断側面図。
【符号の説明】
１１…継手本体、１４…押し輪、１８…挿入孔、２１…樹脂パイプ、２２…保持手段としてのロックリング、２４…当接面、２６…挿入孔側端縁、３０…インコア、３０ａ…筒部、３０ｂ…鍔部、３４…面取り部、３８…面取り部の深さ、θ…傾斜角度。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a joint for transparent or translucent resin pipes used for water pipes, hot water pipes, floor heating, road heating and the like. More specifically, the present invention relates to a joint capable of easily and reliably visually confirming insertion of a resin pipe into a joint in an inspection after construction.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of joint has a cylindrical shape, a joint body into which a resin pipe can be inserted, a cylindrical push ring that is screwed into the tip of the joint body, and the push ring that is held in the joint. And holding means for preventing the inserted resin pipe from coming off. In addition, the joint is provided with an in-core that is inserted into an end portion of the resin pipe, and prevents the resin pipe from being deformed inward when the resin pipe is inserted into the joint. In addition, the resin pipe is formed transparent or translucent from a synthetic resin material such as cross-linked polyethylene or polybutene.
[0003]
The in-core is composed of a cylindrical tube portion and an annular flange portion protruding from one end of the tube portion, and its length is set to be substantially the same as the insertion depth of the resin pipe into the joint. ing.
[0004]
When the resin pipe is inserted into the joint, the incore is inserted into the end of the resin pipe, and then the end of the resin pipe on the side where the incore is inserted is inserted into the joint. The operator can visually check the inner end of the incore through the resin pipe from the outside so that the entire incore is inserted into the joint together with the resin pipe, so that the insertion depth of the resin pipe into the joint is insufficient. Can be prevented.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this conventional joint, since the length of the in-core is set to be substantially the same as the insertion depth of the resin pipe into the joint, the inner end of the in-core is inserted after the resin pipe is inserted into the joint. The part is located on a surface passing through the end surface of the push ring on the resin pipe insertion hole side. At this time, the resin pipe insertion hole side end surface of the push ring is substantially orthogonal to the axis of the push ring, and the inner end edge thereof is formed at a right angle. Therefore, in the inspection after construction, it is difficult to visually check whether or not the resin pipe having the in-core inserted therein is completely inserted into the joint through the resin pipe. In particular, when polybutene having low transparency was used as the resin pipe, it was more difficult to visually recognize the inner end of the in-core.
[0006]
In addition, when the length of the in-core is set to be slightly shorter than the insertion depth of the resin pipe into the joint, the inner end of the in-core is the joint body than the end of the push ring on the resin pipe insertion hole side. Since it entered inward in the axial direction, it was more difficult to see. When a joint in which the resin pipe with the in-core inserted therein is not completely inserted into the joint is used, there is a possibility that water leakage may occur.
[0007]
The present invention has been made paying attention to the problems existing in the prior art as described above. The purpose is to provide a joint that can easily and reliably visually recognize the insertion of the resin pipe into the joint from the outside in the inspection after the construction.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the joint according to the first aspect of the present invention is a joint body having a tubular shape into which a transparent or translucent resin pipe can be inserted up to a contact surface provided inside, A push ring attached to the resin pipe insertion end of the joint main body and having an insertion hole into which the resin pipe is inserted, and a holding means provided between the joint main body and the push ring to prevent the resin pipe from being detached. An in-core inserted into the end of the resin pipe in order to prevent deformation to the inside of the resin pipe, the in-core being inserted into the resin pipe It is a joint that is set to be substantially the same as or slightly shorter than the depth, so that the resin pipe insertion side inner peripheral surface of the push ring can be visually confirmed by visual observation or by applying light from the outside. The chamfered part of Vignetting, if the leading end portion of the resin pipe has reached the abutment surfaces, between the inner ends of the-core is the inner edge of the chamfer portion and the insertion hole side edge of the press wheel It is what is located.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the depth from the insertion hole side end edge of the chamfered portion to the axially inward direction of the joint main body is set to 2 to 6 mm. Is.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, there is provided the joint according to the first or second aspect, wherein the angle of inclination of the chamfered portion with respect to the axial direction of the joint body is set to 10 to 45 °.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 and 3, a first male screw portion 12 is threaded on the outer peripheral surface of the base end portion of the joint body 11 having a substantially cylindrical shape, and can be screwed into a pipe body such as a water pipe (not shown). ing. A first female threaded portion 13 is threaded on the inner peripheral surface of the distal end portion of the joint body 11, and a second male threaded portion 15 threaded on the outer peripheral surface of the distal end portion of the substantially cylindrical push ring 14 is threadedly engaged. Thus, the push ring 14 is attached to the resin pipe insertion end of the joint body 11.
[0012]
As shown in FIGS. 1 and 2, the outer peripheral surface of the push ring 14 is formed in a stepped shape in which the outer diameter of the tip is smaller than the outer diameter of the resin pipe insertion end. A first receiving groove 16 is recessed in the step portion, and an O-ring 17 made of a rubber material fitted in the first receiving groove 16 forms a gap between the inner peripheral surface of the joint body 11 and the step portion of the push ring 14. The space is sealed. An insertion hole 18 having an inner diameter substantially the same as the outer diameter of the resin pipe 21 is formed through the center of the push wheel 14.
[0013]
A pair of locking portions 19 are cut out at 180 ° facing positions on the outer peripheral surface of the resin pipe insertion end portion of the push ring 14 by milling. When the push ring 14 is attached to or removed from the joint body 11, the push ring 14 can be easily rotated by engaging a spanner or the like with the locking portion 19. ing.
[0014]
As shown in FIG. 1, a locking step portion 20 is formed over the entire inner periphery of the joint body 11 on the inner peripheral portion of the resin pipe insertion end on the proximal end side with respect to the first female screw portion 13. A pair of lock rings 22 as holding means for the resin pipe 21 is sandwiched between the locking step portion 20 and the front end surface of the push ring 14 with an annular spacer 23 interposed therebetween. ing.
[0015]
As shown in FIG. 3, the lock ring 22 includes a base ring 22a formed of a metal material such as stainless steel, and a plurality of restrictions protruding from the base ring 22a inward at the same length and at a constant angle. Each piece is composed of a piece 22b. The tips of the restricting pieces 22b protrude radially inward from the inner peripheral surface of the joint body 11 when the pair of lock rings 22 are sandwiched in the joint.
[0016]
When a pulling force is applied to the resin pipe 21 inserted into the joint, the tips of the restricting pieces 22b of both lock rings 22 bite into the outer peripheral surface of the resin pipe 21, respectively. To be retained. For this reason, the joint is configured as a one-touch joint that allows the resin pipe 21 to be inserted and inserted only by the operation of inserting the resin pipe 21 into the joint body 11.
[0017]
As shown in FIG. 1, an annular contact surface 24 is formed on a plane orthogonal to the axis of the joint body 11 at a substantially central part in the longitudinal direction in the inner peripheral part of the joint body 11. When the pipe 21 is inserted, the tip of the pipe 21 comes into contact with the contact surface 24. Therefore, a resin pipe insertion space 25 is formed in the joint body 11 at the outer side in the axial direction of the joint body 11 with respect to the contact surface 24 with the contact surface 24 as a boundary. Furthermore, the distance between the contact surface 24 of the joint body 11 and the insertion hole side edge 26 of the push ring 14 is the insertion depth of the resin pipe 21 into the joint.
[0018]
On the inner peripheral surface of the joint body 11, a pair of second receiving grooves 27 are provided along the circumferential direction between the locking step portion 20 and the contact surface 24, and each second receiving groove 27 has a rubber. A seal ring 28 made of a material having an elliptical cross section is fitted. When the resin pipe 21 is inserted into the joint, the inner peripheral surface of each seal ring 28 is brought into close contact with the outer peripheral surface of the resin pipe 21, so that the outer peripheral surface of the resin pipe 21 and the inner periphery of the joint main body 11. The space between the surfaces is sealed. Further, a tapered portion 29 is formed in the joint body 11 so as to increase in diameter as it goes from the second accommodation groove 27 toward the locking step portion 20.
[0019]
As shown in FIG. 3, the resin pipe 21 is formed in a cylindrical shape and is used for water supply piping, load heating, and the like. The resin pipe 21 is formed of a synthetic resin material such as crosslinked polyethylene or polybutene so as to be transparent or translucent. The end surface of the resin pipe 21 is cut so as to be substantially orthogonal to the axis of the resin pipe 21.
[0020]
Further, the in-core 30 is formed in a substantially cylindrical shape, and is formed in a cylindrical portion 30a inserted into the end portion of the resin pipe 21 and protruded at a proximal end portion of the cylindrical portion 30a, and is externally disposed so as to be orthogonal to the cylindrical portion 30a. It is comprised from the annular collar part 30b extended toward the direction. The length of the in-core 30 is set slightly shorter than the insertion depth of the resin pipe 21 into the joint.
[0021]
Since the outer peripheral surface of the flange portion 30b is a first tapered surface 31 that is reduced in diameter toward the proximal end portion, this serves as an insertion guide so that the resin pipe 21 can be easily inserted into the joint. It has become. Further, the outer peripheral surface of the distal end portion of the cylindrical portion 30a becomes a second tapered surface 32 that decreases in diameter toward the distal end portion, and the cylindrical portion 30a is easily inserted into the end portion of the resin pipe 21. The joint body 11, the push ring 14, and the in-core 30 are each formed of bronze.
[0022]
As shown in FIGS. 4A and 4B, in the joint before use, the in-core 30 is accommodated in the insertion hole 18 with the cylindrical portion 30a on the back side and the flange portion 30b on the near side, The base end portion of 30b is accommodated in a state of being located slightly inward in the axial direction of the joint body 11 with respect to the insertion hole side end edge 26. In order to prevent the in-core 30 from coming out of the joint, the in-core 30 is held in the joint by sticking the seal member 33 to the resin pipe insertion end surface of the push ring 14.
[0023]
As shown in FIG. 2, on the inner peripheral surface of the push ring 14 on the resin pipe insertion side, as a means for visually recognizing the inner end portion of the in-core 30 inserted into the resin pipe 21 after construction, the insertion hole side end edge A chamfered portion 34 whose diameter decreases from 26 toward the inner side in the axial direction of the joint body 11 is provided. By providing the chamfered portion 34, a visual recognition space 37 for visually recognizing the inner end portion of the in-core 30 is formed between the chamfered portion 34 and the resin pipe 21. Here, the depth 38 from the insertion hole side end edge 26 of the chamfered portion 34 to the inner side in the axial direction of the joint body 11 is preferably set to 2 to 6 mm, more preferably 3 to 4 mm.
[0024]
If the depth 38 is less than 2 mm, it is difficult to confirm the inner end portion of the in-core 30 inserted into the resin pipe 21 after construction. Therefore, a joint in which the resin pipe 21 is not completely inserted into the joint is used. There is a possibility. On the other hand, if it exceeds 6 mm, a large space is created between the chamfered portion 34 and the outer peripheral surface of the resin pipe 21, and the resin pipe 21 is not fixed after construction, and the push ring 14 has a high strength. It may decrease.
[0025]
Similarly, the inclination angle θ of the chamfered portion 34 with respect to the axial direction of the joint body 11 is preferably set to 10 to 45 °, more preferably 15 to 30 °.
[0026]
If the inclination angle θ is less than 10 °, it is difficult to check the inner end portion of the in-core 30 inserted into the resin pipe 21 after construction. Therefore, a joint in which the resin pipe 21 is not completely inserted into the joint is used. There is a possibility that. On the other hand, if it exceeds 45 °, a relatively large space is formed between the chamfered portion 34 and the outer peripheral surface of the resin pipe 21, and the resin pipe 21 is not fixed after construction, and rattling occurs. The strength may decrease.
[0027]
Further, the opening height 39 perpendicular to the axis of the joint body 11 at the insertion hole side edge 26 of the chamfered portion 34 is for easily and reliably visually recognizing the inner end portion of the in-core 30 through the visual recognition space 37. 0.4 to 6 mm.
[0028]
Now, when the resin pipe 21 is inserted into the joint, in the joint shown in FIGS. 4A and 4B, the seal member 33 is first peeled from the end face of the push ring 14, and then the in-core 30 is taken out from the joint. Next, as shown in FIG. 5, the in-core 30 is inserted into the end portion of the resin pipe 21. That is, the cylindrical portion 30 a of the in-core 30 is inserted into the end portion of the resin pipe 21 until the distal end portion of the flange portion 30 b completely contacts the end surface of the resin pipe 21.
[0029]
Next, as shown in FIG. 6, the end portion of the resin pipe 21 in which the incore 30 is inserted is inserted into the insertion hole 18 of the push ring 14, and after passing through the state of FIG. The resin pipe 21 is inserted into the resin pipe insertion space 25 until the proximal end portion of 30 contacts the contact surface 24 in the joint body 11. At this time, the tips of the restricting pieces 22b of the lock rings 22 are respectively slidably contacted with the resin pipes 21 while being pressed outward, and the resin pipes 21 are inward based on the force of returning to the original of the restricting pieces 22b. It is inserted into the resin pipe insertion space 25 against the urging force.
[0030]
When the base end portion of the in-core 30 comes into contact with the contact surface 24, the pair of seal rings 28 seals between the outer peripheral surface of the resin pipe 21 and the inner peripheral surface of the joint body 11, and an O-ring. 17 seals between the inner peripheral surface of the joint body 11 and the stepped portion of the push ring 14.
[0031]
Subsequently, when the insertion state of the resin pipe 21 into the joint is inspected after the construction, in the case where a highly transparent crosslinked polyethylene pipe is used, the in-core 30 is passed through the viewing space 37 under natural light. The inner end of the can be visually recognized. On the other hand, when a pipe made of polybutene having low transparency is used, the inner end of the incore 30 cannot be visually recognized through the resin pipe 21 only with natural light, so that the light of the penlight is directed toward the resin pipe insertion end. Look through the resin pipe insertion end while irradiating. At this time, as shown in FIG. 1, when the tip of the resin pipe 21 reaches the contact surface 24 in the joint body 11, the inner end of the in-core 30 is connected to the insertion hole side edge 26 and the chamfered portion. 34 is located between the inner end edges 35 of 34. Therefore, the in-core 30 inserted into the resin pipe 21 is visually or through light such as penlight through a visual space 37 formed by the chamfered portion 34 of the push wheel 14 and the outer peripheral surface of the resin pipe 21. The position of the inner end can be visually confirmed.
[0032]
As shown in FIG. 7, when the resin pipe 21 is inserted, the joint in which the insertion depth of the resin pipe 21 into the joint is insufficient, that is, the tip of the resin pipe 21 is the contact surface 24 in the joint body 11. In the joint that does not reach the end, the inner end portion of the in-core 30 is located on the outer side in the axial direction of the joint body 11 with respect to the insertion hole side end edge 26. Therefore, a joint insufficiently inserted into the joint of the resin pipe 21 can be easily found in the inspection after the construction.
[0033]
Further, in the joint after construction, when a pulling force is applied to the resin pipe 21 inserted into the joint, the tip of each regulating piece 22b of both lock rings 22 bites into the outer peripheral surface of the resin pipe 21, so that the resin pipe 21 is retained in the joint to prevent it from coming off.
[0034]
According to the embodiment described in detail above, the following effects are exhibited.
-In the joint of this embodiment, the length of the in-core 30 is set slightly shorter than the insertion depth of the resin pipe 21 into the joint. On the other hand, a chamfered portion 34 whose diameter decreases from the insertion hole side end edge 26 inward in the axial direction of the joint body 11 is provided on the inner peripheral surface of the resin pipe insertion end portion of the push ring 14. And when inspecting the joint after construction, when using a highly transparent cross-linked polyethylene pipe, use natural light, and when using a low-transparency polybutene pipe, use light from a penlight. The inner end portion of the in-core 30 is visually recognized through the space 37. Thereby, the insertion state of the resin pipe 21 to the joint can be easily and reliably confirmed from the outside.
[0035]
The depth 38 from the insertion hole side edge 26 of the chamfered portion 34 to the inner side in the axial direction of the joint body 11 is preferably set to 2 to 6 mm, more preferably 3 to 4 mm. For this reason, the insertion state of the resin pipe 21 into the joint body 11 can be more easily confirmed from the outside after the construction through the visual recognition space 37, and the resin pipe 21 is not completely inserted into the joint. Use of the joint can be prevented beforehand. On the other hand, the contact area between the inner peripheral surface of the insertion hole 18 and the outer peripheral surface of the resin pipe can be secured, the resin pipe 21 is firmly fixed, and rattling and the strength reduction of the push ring 14 can be prevented.
[0036]
Furthermore, the inclination angle θ of the chamfered portion 34 with respect to the axial direction of the joint body 11 is set to 10 to 45 °. For this reason, the space 37 for visual recognition is ensured, and the chamfer 34 serves as an insertion guide for the resin pipe 21 and can be easily inserted into the joint.
[0037]
In addition, since the in-core 30 is set to be slightly shorter than the insertion depth of the resin pipe 21, the in-core 30 before use has a base end portion of the flange portion 30b as shown in FIG. The joint body 11 is accommodated in the joint in a state of being located inward in the axial direction of the joint body 11 with respect to the side edge 26. For this reason, it can suppress that the sealing member 33 stuck to the resin pipe insertion end surface of the push ring 14 peels.
[0038]
In addition, the said embodiment can also be changed and comprised as follows.
-In the joint of this embodiment, you may change into the shape etc. which processed the surface of the said chamfering part 34 provided in the resin pipe insertion end part inner peripheral surface into the curved surface which expanded gently.
[0039]
-You may comprise the holding | maintenance means of the coupling of this embodiment as follows.
That is, a taper surface that increases in diameter toward the resin pipe insertion end is formed on the inner peripheral surface of the resin pipe insertion end of the joint body 11. A slit extending in the axial direction as a holding means is formed between the joint body 11 and the push ring 14, and a pressing ring having a tapered surface corresponding to the tapered surface of the joint body 11 is interposed on the outer peripheral surface thereof. A washer is interposed between the pressing ring and the pressing wheel 14.
[0040]
When the resin pipe 21 is inserted into the joint, the resin pipe 21 with the in-core 30 inserted into the end portion is inserted into the joint, and then the push ring 14 is fastened to the joint body 11 using a spanner or the like. At this time, the pressure ring is pushed into the joint body 11 while being reduced in diameter by being guided by the tapered surface of the joint body 11, and the inner circumferential surface of the pressure ring is pressed against the outer circumferential surface of the resin pipe 21. The resin pipe 21 is retained in the joint to prevent it from coming off.
[0041]
-The display groove 36 is cut on the outer peripheral surface of the joint body 11 by cutting so that the distance between the deepest portion 36a and the insertion hole side edge 26 is the same as the insertion depth of the resin pipe 21 into the joint. Also good. Then, the end of the resin pipe 21 is aligned with the display groove 36 in advance, and a mark is attached to the resin pipe 21 at the position of the insertion hole side end edge 26. After the resin pipe 21 is inserted into the joint, the mark is visually recognized from the outside. . When comprised in this way, the position of the front-end | tip part of the resin pipe 21 can be confirmed still more easily.
[0042]
Next, the technical idea that can be grasped from the embodiment will be described below.
The joint according to any one of claims 1 to 3, wherein the chamfered portion is provided over the entire circumference of the inner peripheral surface of the push ring on the resin pipe insertion side. According to this structure, in the inspection after construction, the insertion of the resin pipe into the joint can be easily visually recognized from any position all around the joint.
[0043]
The said chamfered part is comprised by the taper surface so that it may reduce in diameter as it goes to the axial direction inside of a joint main body from the resin pipe insertion hole side edge. Fittings. According to this configuration, the chamfered portion can be easily processed.
[0044]
The joint height according to any one of claims 1 to 3, wherein an opening height perpendicular to the axis of the joint body at the edge of the chamfered portion on the resin pipe insertion hole side is set to 0.4 to 6 mm. . According to this structure, in the inspection after construction, the insertion of the resin pipe into the joint can be easily and reliably visually recognized from the outside.
[0045]
【The invention's effect】
Since this invention is comprised as mentioned above, there exist the following effects.
According to the joint of the first aspect of the present invention, in the inspection after construction, the insertion of the resin pipe into the joint can be easily and reliably visually recognized from the outside.
[0046]
According to the joint of the invention described in claim 2, in addition to the effect of the invention described in claim 1, it is possible to prevent rattling of the resin pipe after construction and a decrease in strength of the push ring.
[0047]
According to the joint of the invention described in claim 3, in addition to the effect of the invention described in claim 1 or 2, it is possible to secure a sufficient space for visual recognition and to easily insert the resin pipe into the joint. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway side view showing a state in which a resin pipe is inserted into a joint according to an embodiment.
FIG. 2 is a partially cutaway side view showing a push ring.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a joint.
4A is a partially cutaway side view showing the joint in a state before use, and FIG. 4B is a front view showing the joint in the state of FIG.
FIG. 5 is a partially broken side view showing a state before a resin pipe is inserted into a joint.
FIG. 6 is a partially cutaway side view showing a state in which a resin pipe has started to be inserted into the joint.
FIG. 7 is a partially broken side view showing the joint in which the proximal end portion of the in-core is located in the vicinity of the contact surface.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Joint main body, 14 ... Push ring, 18 ... Insertion hole, 21 ... Resin pipe, 22 ... Lock ring as holding means, 24 ... Abutting surface, 26 ... Insertion hole side edge, 30 ... Incore, 30a ... Tube Part, 30b ... collar part, 34 ... chamfered part, 38 ... depth of chamfered part, θ ... inclination angle.

Claims

筒状をなし、内部に設けられた当接面まで透明又は半透明の樹脂パイプが挿入可能な継手本体と、該継手本体の樹脂パイプ挿入端部に取付けられ、樹脂パイプが挿入される挿入孔を有する押し輪と、継手本体と押し輪との間に設けられ、樹脂パイプを抜け止め保持するための保持手段と、筒部及びその一端側に設けられる鍔部より構成されて、樹脂パイプの内側への変形を防止するために樹脂パイプの端部に内挿されるインコアとを備え、該インコアは樹脂パイプの挿入深さと略同じか又は若干短く設定されている継手であって、
前記押し輪の樹脂パイプ挿入側内周面には、樹脂パイプ挿入の有無を目視によって又は外部より光を当てることによって視認するための面取り部が設けられ、前記樹脂パイプの先端部が前記当接面まで達している場合には、前記インコアの内端部が前記押し輪の挿入孔側端縁と前記面取り部の内端縁との間に位置していることを特徴とする継手。A joint body that is cylindrical and into which a transparent or translucent resin pipe can be inserted up to the contact surface provided inside, and an insertion hole that is attached to the resin pipe insertion end of the joint body and into which the resin pipe is inserted A retaining ring provided between the joint body and the retaining ring, and holding means for retaining the retaining resin pipe, and a cylindrical portion and a flange portion provided at one end thereof, An in-core inserted into the end of the resin pipe to prevent inward deformation, the in-core is a joint set to be approximately the same or slightly shorter than the insertion depth of the resin pipe,
A chamfered portion is provided on the inner peripheral surface of the push ring on the resin pipe insertion side to visually confirm whether the resin pipe is inserted or not by applying light from the outside, and the tip of the resin pipe is in contact with the abutment. When reaching the surface, the inner end of the in-core is located between the insertion hole side end edge of the push ring and the inner end edge of the chamfered portion .

前記面取り部の挿入孔側端縁から継手本体の軸線方向内方への深さは２〜６ｍｍに設定されている請求項１に記載の継手。The joint according to claim 1, wherein a depth from the insertion hole side end edge of the chamfered portion to an inner side in the axial direction of the joint body is set to 2 to 6 mm.

前記面取り部の継手本体の軸線方向に対する傾斜角度は１０〜４５°に設定されている請求項１又は請求項２に記載の継手。The joint according to claim 1 or 2, wherein an inclination angle of the chamfered portion with respect to the axial direction of the joint body is set to 10 to 45 °.