JP3737679B2 - インターネット電話、インターネットfax、インターネットtv電話の通信網の制御装置及び制御方法 - Google Patents

インターネット電話、インターネットfax、インターネットtv電話の通信網の制御装置及び制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末と公衆回線網との間に設けられたアダプタ等の接続認証手段により特に長距離通話部分をインターネットに置き換えて通信を行うインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置及び制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、特に、海外への国際電話等の長距離電話又は長距離FAX通信における通信料金の低減を目的として、インターネット技術のめざましい進展を背景に、これらの長距離通信の部分をネットワークの1つであるインターネットに置き換えて通信を行うインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話(以下、必要に応じて、適宜「インターネット電話等」と略称する。)が普及し始めている。
【0003】
このインターネット電話等の通信網は、通信元の通信端末からPSTNやISDN等の公衆回線網を通じてゲートウェイを備えた中継基地に電話をかけ、この中継基地のゲートウェイにより通信をインターネットに接続して、通信先の通信端末が属する公衆回線網を管轄する中継基地までをインターネットで接続し、この通信先の通信端末を管轄する中継基地から通信先の通信端末までの間を再び公衆回線網を通じて接続することにより通話その他の通信を可能とするものであり、専ら市内通話回線の使用料相当の低料金で、特に遠距離通話を可能とするものである。
【0004】
このインターネット電話等においては、通信元の通信端末において、中継基地及びインターネットに接続するためのアダプタその他の接続認証手段が必要となり、この接続認証手段は、通信端末と公衆回線網との間に配置されるという特徴がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、インターネット電話等にあっては、通常の市内通話、市外通話等の公衆回線網と異なり、このように電話機等の通信端末と通信網との間にアダプタ等の接続認証手段が介在する結果、通信網の管理において、幾つかの問題点が生じていた。
【0006】
例えば、第1に、料金管理における問題がある。具体的には、インターネット電話等の利用者において、必要な通信料の未払い等が生じている場合であっても、インターネット電話等による通信を制限するためには、利用者の手元にあるアダプタ等の接続認証手段を電話機等の通信端末から取り外す必要があった。しかし、このように、アダプタ等の接続認証手段を取り外すと、これらが電話機等の通信端末と公衆回線網との間に介在していた結果、インターネット電話等による通信のみならず、同時に、PSTN、ISDN等による公衆回線網を利用した通常の市内通話及び市外通話も通信ができなくなる問題があった。
【0007】
この場合、公衆回線網による通話を可能とするためには、利用者において、電話機等の通信端末と公衆回線網とを直接接続し直す作業をすることにより対応することも可能であるが、これでは、利用者に必要以上の作業負担を強いることになる問題が生じる。のみならず、料金の未払い状況が解消された場合に、再びインターネット電話等による通信を再開する場合には、利用者において、再度、アダプタ等の接続認証手段を接続し直さなければならず、非常に煩雑となる。
【0008】
加えて、そもそも、このような通信料金の未払いに対する対応にあっては、利用者の協力を得難い場合が多いため、通信網の管理者の側から見れば、このような利用者側の作業によってではなく、通信網の管理者の側においてインターネット電話等による通信を制限できるようにすることが望ましい。この場合、技術的には、単に、インターネット電話等の通信網の管理者の側においてホストセンター等における制御によって接続を制限することは可能であるが、通常の公衆回線網等と異なり、インターネット電話等においてはアダプタ等の接続認証手段という特別な機器が介在しているため、このアダプタの機能停止によって同時に公衆回線網の使用も不可能となっては利用者の不利益が非常に大きくなる。従って、インターネット電話等の通信網の制御においては、公衆回線網の利用機能を維持することに配慮しつつ、インターネット電話等による通信のみを制限する必要がある。
【0009】
なお、このほか料金の未払いに対する対応としては、プリペイドカード等によるいわゆるリアルタイム式の課金体系とすることも考えられるが、今後、益々インターネット電話等による通信が普及し、一般家庭等においても公衆回線網に使用される通常の電話機と同様に設置され、通常の公衆回線網と同様に特に利用者が意識することなくインターネット電話等を利用するようになった場合には、やはり、通信時間等を管理者の側において積算して課金するログ式の課金体系が望ましく、この場合には、やはり、上記のように料金の未払いに対する通信網の管理者側の対応を強化することが必要となる。
【0010】
また、第2に、通信網の安全面における問題、即ち、認証情報の盗用に対する適切な対応が困難である問題が生じていた。具体的には、一般に、インターネット電話等においては、アダプタ等の接続認証手段には、利用者(アダプタ等)毎にインターネット電話等の通信網に接続するために必要な、例えば、数字やアルファベット、記号等から成る認証情報が記憶されており、この認証情報に基づき利用者を認識して通信を行うが、何らかの原因で、この認証情報が盗用された場合、盗用者が自らの接続認証手段に、他人の認証情報を記憶させて他人の名義においてインターネット電話等を無断でその他人の料金にただ乗りする形で使用するという問題が生ずるおそれがあった。
【0011】
この場合、単に、管理者側でその認証番号による接続を制限することは可能であるが、これでは、同時に正規の利用者のインターネット電話等による通信も制限されてしまう問題がある。従って、正規の利用者の通信を確保しつつ盗用に対する対応策を可能とする必要がある。
【0012】
その方法として、認証情報の変更をすることが考えられるが、インターネット電話等の通信網においては、上記の通り、アダプタ等の接続認証手段にも認証情報が記憶され、また、通信の際に、このアダプタ等の接続認証手段から認証情報が送信されるため、通信網の管理者の側のみにおいて中央管理サーバにおいて管理する認証情報等を変更するだけでは、正規の利用者の通信を確保しつつ認証情報の盗用者からの通信を制限することができない。また、このように管理者の側においてのみ認証情報を変更して、認証情報が盗用されたアダプタ等の接続認証手段を利用を不能とした結果、このアダプタ等の接続認証手段が電話機等の通信端末と公衆回線網との間に介在しているため、公衆回線網の使用もできなくなるおそれが生ずる問題がある。
【0013】
この点については、正規の利用者に新しい認証情報を付与、通知して、利用者の側における作業により新しい認証情報をアダプタ等の接続認証手段に記憶させて対応することが考えられるが、これでは正規の利用者に必要以上の負担をかける問題が生ずる。
【0014】
更に、第3に、中継基地(アクセスポイント)の電話番号の変更手続に関する問題があった。具体的には、電話機等の通信端末の引っ越し等による移設や中継基地の増設や変更、廃止に対する適切な対応が困難である問題である。即ち、インターネット電話等においては、通信元(発呼者)の電話機等の通信端末と中継基地との間は公衆回線網を介して接続されるが、この場合、通信コストを低減するため、通常は、例えば、同じ市外局番を有する中継基地等、その通信元の利用者(電話機等の通信端末)が加入する公衆回線網の市外局番に料金的に最も近い中継基地を選択して、当該中継基地の電話番号情報がアダプタ等の接続認証機器に記憶されている。そして、インターネット電話等による通信の際には、このアダプタ等の接続認証手段が、この最寄りの中継基地に市内通話回線等の公衆回線網を介して通信接続を開始する。
【0015】
しかし、例えば、引っ越し等により電話機等の通信端末を設置する場所の市外局番が変更になったり、また、移設はしなくても中継基地の増設や変更、廃止等に伴い、料金的により近い中継基地に変更することが望ましい場合が生ずることがある。この場合、従来は、利用者の側において、自ら料金的に最寄りの中継基地を検索、選択し、そして、アダプタ等の接続認証手段に記憶された中継基地の電話番号情報を変更する作業をする必要があったため、利用者に多大な負担を強いる問題があった。また、利用者に作業を行わせないまでも、管理者の側において通信端末の設置場所に赴いて、この電話番号情報の変更作業を行う場合であっても、同様に手間が掛かる問題があった。
【0016】
この場合、この手間を回避するためには、中継基地の電話番号情報を変更することなく、従前の中継基地によるインターネット電話等の通信を行うことも可能ではあるが、これでは、利用者に過大なる金銭的負担を強いることになり、低料金で遠距離通話を実現するというインターネット電話本来の目的が毀損される問題が生ずる。
【0017】
なお、上記の問題とは別に、現状のインターネット電話等の通信においては、電話機やパーソナルコンピュータ等の通信端末とは別に、アダプタ等の接続認証手段を用意し、これを通信端末に接続、あるいは組み込んで設定することが必要であるが、その結果、利用者に余計な作業や意識をさせる問題が生じており、また、管理者自らがその接続、設定作業を代行するにしても、やはり、そのための時間と労力、費用が必要になる問題もあった。
【0018】
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、利用者及び通信網の管理者に多大な作業を強いることなくインターネット電話等による通信のみを簡易に制御することができるインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置及び制御方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、インターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信端末と公衆回線網との間に配置されてこの通信端末を公衆回線網に接続すると共に通信に必要な認証情報及び中継基地の電話番号情報を記憶し通信端末を公衆回線網を介して記憶された電話番号情報に該当する中継基地に接続すると共に認証情報及び通信先の電話番号又はFAX番号を公衆回線網を介して中継基地に送信する接続認証手段と、この接続認証手段により公衆回線網を介して通信端末に接続される複数の箇所に設置された各中継基地から成り通信元の通信端末に接続された中継基地と通信先の通信端末が属する公衆回線網を管轄する中継基地との間をインターネットを介して接続し通信先の通信端末を管轄する中継基地が通信先の通信端末に公衆回線網を介して通信を接続して通信元の通信端末と通信先の通信端末とを通信可能に接続する中継基地郡と、この各中継基地に接続され接続認証手段毎に付与された認証情報を管理する認証情報管理手段を有する中央情報管理サーバとを備えたインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置であって、この中央情報管理サーバは、各中継基地を介さずに接続認証手段に通信回線を介して直接接続されて接続認証手段に記憶された認証情報を遠隔操作により変更する認証情報変更手段を更に有し、この認証情報変更手段は、通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつ接続認証手段に記憶された認証情報を変更することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置を提供するものである。
【0020】
このように、接続認証手段により、中央情報管理サーバを、例えば、公衆回線網等を通じてアダプタ等の接続認証手段に直接接続して、通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網へ接続機能を維持しつつこの接続認証手段に記憶された認証情報を変更すると、認証情報の盗用があった場合でも、正規の利用者に接続認証手段の取り外しや設定変更等の作業による過大な負担を掛けることなく認証情報の盗用者のインターネット電話等による通信を制限することができると同時に、正規の利用者によるインターネット電話等による通信や公衆回線網を通じた通信を確保しつつ、盗用者による通信のみを制限して、適切に対応することができる。
【0021】
本発明は上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、中央情報管理サーバは、認証情報管理手段により管理された認証情報毎に通信端末の利用者の通信料金支払いの有無に関する料金情報を管理し未払い情報を検知した場合に該当する認証情報を記憶した接続認証手段からの接続を制限する料金情報管理手段を更に有し、この料金情報管理手段は、各中継基地から送信された認証情報に該当する利用者について未払い情報を検知している時は通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信を制限することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置を提供するものである。
【0022】
このように、インターネット電話等の通信料金の未払いが生じても、通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつインターネット電話等の通信のみを制御すると、アダプタ等の接続認証手段を取り外すことなく通信網の管理者の側において料金の支払いに対応した制御、管理をしつつ、通常の電話としての機能は維持することができるため、通信網の管理者及び利用者に過大な手間や負担を掛けることがない。また、アダプタ等の接続認証手段を取り外す必要がないと同時に接続認証手段や認証情報管理手段に記憶、登録されている認証情報自体は変更する必要がないので、料金の未払い状況が解消された場合にも、再び直ちに簡易にインターネット電話等による通信を再開させることができる。即ち、この第2の解決手段は、上記の第1の解決手段による料金情報管理手段と、料金情報管理手段とを併せ備えた制御装置であって、従って、料金の未払いと認証情報の盗用に対して利用者及び通信網の管理者に過大な負担を掛けることなく適切に対応することができるものである。
【0023】
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、インターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信端末と公衆回線網との間に配置されてこの通信端末を公衆回線網に接続すると共に中継基地の電話番号情報を記憶し通信端末を公衆回線網を介して記憶された電話番号情報に該当する中継基地に接続すると共に通信先の電話番号又はFAX番号を公衆回線網を介して中継基地に送信する接続認証手段と、この接続認証手段により公衆回線網を介して通信端末に接続される複数の箇所に設置された各中継基地から成り通信元の通信端末に接続された中継基地と通信先の通信端末が属する公衆回線網を管轄する中継基地との間をインターネットを介して接続し通信先の通信端末を管轄する中継基地が通信先の通信端末に公衆回線網を介して通信を接続して通信元の通信端末と通信先の通信端末とを通信可能に接続する中継基地郡と、この各中継基地に接続される中央情報管理サーバとを備えたインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置であって、この中央情報管理サーバは、各中継基地を介さずに接続認証手段に通信回線を介して直接接続されて通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつこの接続認証手段に記憶された電話番号情報を遠隔操作により変更する接続番号変更手段とを備えていることを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置を提供するものである。
【0024】
このように、接続番号変更手段により、中央情報管理サーバを、例えば、公衆回線網等を通じてアダプタ等の接続認証手段に直接接続して、この接続認証手段に記憶された中継基地の電話番号情報を変更すると、引っ越しによる移設や中継基地の増設、変更、廃止等により接続すべき中継基地を変更する必要が生じた場合であっても、利用者に、料金的に最寄りの中継基地を検索したり、接続認証手段の設定を変更する等の作業を強いることがなく、過大な負担を掛けることなく中継基地の電話番号を適切に変更することができ、金銭的にも利用者に過大な負担を掛けることがない。また、このように、通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつ接続認証手段に記憶された電話番号情報を変更すると、より一層、利用者の負担を軽減させることができる。
【0025】
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第1又は第2のいずれかの課題解決手段において、中央情報管理サーバは、各中継基地を介さずに接続認証手段に通信回線を介して直接接続されて通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつ接続認証手段に記憶された電話番号情報を遠隔操作により変更する接続番号変更手段とを備えていることを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置を提供するものである。
【0026】
この第4の解決手段は、(1)上記第1の解決手段による認証情報変更手段と上記の第3の解決手段による接続番号変更手段、(2)上記第1の解決手段による認証情報変更手段と上記の第2の解決手段による料金情報管理手段と上記の第3の解決手段による接続番号変更手段のうちのいずれかの組合せを有する制御装置であって、従って、必要に応じて、料金の未払いと認証情報の盗用、中継基地の電話番号の変更に対して利用者及び通信網の管理者に過大な負担を掛けることなく適切に対応することができるものである。
【0027】
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手段において、接続認証手段は通信端末に一体的に取り付けられていることを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置を提供するものである。
【0028】
このように接続認証手段が通信端末に一体的に取り付けられていると、利用者が電話機やパーソナルコンピュータ等の通信端末とは別にアダプタ等の接続認証手段を用意し、これを通信端末に接続、あるいは組み込んで設定する作業が不要となり、また、通常の公衆回線網による電話と同様の作業、意識でインターネット電話等による通信を行うことができ、一方、通信網の管理者においても、管理者又は製造者の段階で予めアダプタ等の接続認証手段に必要な情報を設定しておくことができるため、利用者の元に赴く等の時間と労力、費用を省くことができ、利用者にも負担を掛けることがない。これは、特に、本発明においては、上記の通り、公衆回線網の使用機能を維持しつつインターネット電話等の通信網を制御することができることから、達成可能となるものである。
【0029】
また、本発明は、特に上記の解決手段であるインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置を使用して、これらのインターネット電話等の通信網を制御する以下の方法をも提供する。即ち、本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、インターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信端末と公衆回線網との間に配置され通信に必要な認証情報及び中継基地の電話番号情報を記憶した接続認証手段によりこの通信端末を記憶された電話番号情報に該当する中継基地に公衆回線網を介して接続すると共に認証情報及び通信先の電話番号又はFAX番号を公衆回線網を介して中継基地に送信して、この接続認証手段により公衆回線網を介して通信元の通信端末に接続された中継基地と通信先の通信端末が属する公衆回線網を管轄する中継基地との間をインターネットを介して接続し通信先の通信端末を管轄する中継基地から通信先の通信端末に公衆回線網を介して通信を接続して通信元の通信端末と通信先の通信端末とを通信可能に接続すると共に、この各中継基地に接続された中央情報管理サーバが有する認証情報管理手段により接続認証手段毎に付与された認証情報を管理するインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法であって、この中央情報管理サーバが有する認証情報変更手段により各中継基地を介さずに接続認証手段に通信回線を介して直接接続して接続認証手段に記憶された認証情報を遠隔操作により変更し、この認証情報変更手段により通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつこの接続認証手段に記憶された認証情報を変更することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法を提供するものである。
【0030】
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第6の解決手段において、中央情報管理サーバが有する料金情報管理手段により認証情報管理手段により管理された認証情報毎に通信端末の利用者の通信料金支払いの有無に関する料金情報を管理し未払い情報を検知した場合に該当する認証情報を記憶した接続認証手段からの接続を制限し、この料金情報管理手段によりこの各中継基地から送信された認証情報に該当する利用者について未払い情報を検知している時は通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信を制限することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法を提供するものである。
【0031】
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、インターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信端末と公衆回線網との間に配置され中継基地の電話番号情報を記憶した接続認証手段によりこの通信端末を記憶された電話番号情報に該当する中継基地に公衆回線網を介して接続すると共に通信先の電話番号又はFAX番号を公衆回線網を介して中継基地に送信して、この接続認証手段により公衆回線網を介して通信元の通信端末に接続された中継基地と通信先の通信端末が属する公衆回線網を管轄する中継基地との間をインターネットを介して接続し通信先の通信端末を管轄する中継基地から通信先の通信端末に公衆回線網を介して通信を接続して通信元の通信端末と通信先の通信端末とを通信可能に接続するインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法であって、この各中継基地に接続される中央情報管理サーバが有する接続番号変更手段により各中継基地を介さずに接続認証手段に通信回線を介して直接接続して通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつ接続認証手段に記憶された電話番号情報を遠隔操作により変更することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法を提供するものである。
【0032】
本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、上記第6又は第7のいずれかの解決手段において、各中継基地に接続される中央情報管理サーバが有する接続番号変更手段により各中継基地を介さずに接続認証手段に通信回線を介して直接接続して通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつ接続認証手段に記憶された電話番号情報を遠隔操作により変更することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法を提供するものである。
【0033】
本発明は、上記の課題を解決するための第10の手段として、上記第6乃至第9のいずれかの解決手段において、接続認証手段を通信端末に一体的に取り付けることを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法を提供するものである。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明すると、図1は本発明のインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置10の概略を示し、このインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置10は、図1乃至図3に示すように、インターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信端末12と公衆回線網14との間に配置され通信端末12を公衆回線網14に接続する接続認証手段16と、この接続認証手段16により公衆回線網14を介して通信端末12に接続される複数の箇所に設置された各中継基地18から成る中継基地郡20と、この各中継基地18に接続された中央情報管理サーバ22とを備えている。なお、この各中継基地18と中央情報管理サーバ22との接続は、フレームリレーや専用線等、特にその形態は問わない。
【0035】
接続認証手段16は、図示の実施の形態では、図3に特に示すように、アダプタ24であるのが示されており、この接続認証手段16であるアダプタ24は、通信に必要な認証情報及び中継基地18の電話番号情報を記憶している。
【0036】
このアダプタ24は、利用者(通話元)が、通信先の電話番号又はFAX番号をダイヤルしたときに、市内局番に対する通信か市外局番に対する通信かを判断して、例えば、市外局番に対する通信であるときには、まず、記憶した電話番号情報に基づき該当する中継基地18Aに公衆回線網14を介して電話をし、この通信元の通信端末12Aを中継基地18Aに接続する。
【0037】
また、アダプタ24は、中継基地18Aに接続された場合、記憶した認証情報を同様に公衆回線網14を介して中継基地18Aに送信する。このアダプタ24からの認証情報を受信した中継基地18Aは、受信した認証情報を中央情報管理サーバ22に送信し、後述するように、インターネット電話等による通信が許可された場合には、次いで、利用者がダイヤルした通信先の電話番号又はFAX番号を公衆回線網14を介して中継基地18Aに送信する。
【0038】
通信元の通信端末12Aに接続された中継基地18Aは、図1に示すように、通信先の通信端末12Dが属する公衆回線網14を管轄する中継基地18Dを判断し、自ら(中継基地18A)とこの通信先の通信端末12Dが属する公衆回線網14を管轄する中継基地18Dとの間をインターネット26を介して接続する。この通信先の通信端末12Dが属する公衆回線網14を管轄する中継基地18Dは、図1に示すように、インターネット26を介して、通信先の電話番号又はFAX番号を中継基地18Aから受信し、該当する電話番号又はFAX番号に再び公衆回線網14を介して電話を掛け、通信先が発呼に応じることにより、通信元の通信端末12Aと通信先の通信端末12Dとが通信可能に接続される。
【0039】
この場合、アダプタ24は、通常、通信元(利用者)の通信端末12Aが加入する公衆回線網14の市外局番に応じて、その市外局番からの通話料金が最も安価となる中継基地18Aの電話番号が記憶され、この料金的に最寄りの電話番号を有する中継基地18Aに接続するように設定されている。従って、通常は、通信元の通信端末12Aが加入する公衆回線網14と同じ市外局番を有する中継基地18Aが選択されて設定され、市内通話回線を介して中継基地18Aに接続されることになる。もっとも、中継基地郡20の設置が細かく設定されていない場合等は、設置された中継基地郡20の中で、料金的に最も近隣の市外局番を有する中継基地18に設定することもできる。
【0040】
このことは、通信元の通信端末12Aと接続された中継基地18Aが、インターネット26を介して接続すべき他の中継基地18B乃至18Dを判断するに際しても同様の基準として採用することができる。即ち、アダプタ24から送信された通信先の電話番号又はFAX番号の市外局番に応じて、その市外局番に最も料金的に最寄りの中継基地18Dがインターネット26により接続すべき対象と判断される。このことから、本発明において、「通信先の通信端末12が属する公衆回線網を管轄する中継基地」とは、通信先の通信端末12Dが加入する公衆回線網14の市外局番に料金的に最寄りの中継基地18Dを指す。この場合、この通信先の通信端末12D及びこれに接続される中継基地18Dは、海外に設置されているものであってもよい事は勿論である。なお、これらの通信端末12が加入する公衆回線網は、PSTN、ISDN等の形態は特に問わず、例えば、CATVその他の専用線として用いられているものであってもよい。
【0041】
各中継基地18は、上記の機能から解るとおり、一般にアクセスポイントと呼ばれるもので、従って、図1に示すように、少なくとも通信をインターネット26に接続するためのゲートウェイ28を備え、このゲートウェイ28は、受信した音声信号等をインターネット26による通信に適した信号に変換、圧縮等し、これを他の中継基地18にインターネット26を介して転送する。また、この中継基地18は、その他、必要に応じて、図示しない、ゲートウェイコントローラなどを備えることもできる。
【0042】
なお、この場合、各中継基地18のインターネット26への接続も、適切にインターネット26に接続することができれば、例えば、専用線を用いる等、特にその形態を問わず、また、各中継基地18によって接続形態が異なっても良い。なお、図示の実施の形態では、4つの中継基地18A乃至18Dが示されているが、複数の箇所に設置されていれば、もちろん、この4つに限定されるものではなく、それ以上の多数とすることが望ましく、その設置個所は多い程、細かな設定により利用者に有効なサービスを提供することができる。
【0043】
また、通信端末12も、電話、FAX、TV電話専用の電話機、FAX装置等やパーソナルコンピュータ等の情報通信端末等、音声信号や映像信号の送受信をして通話その他の通信を可能とすることができるものであれば、特にその形態を問わない。この場合、本発明においては、接続認証手段16であるアダプタ24は、図3に示すように、この通信端末12に一体的に取り付けられている。
【0044】
具体的には、特に、通信端末12が、電話又はFAX専用機の形態である場合に、アダプタ24をこの電話機等に内蔵するか、又は、一体的に外付けすることにより、通信端末12とアダプタ24とを一体に取り付けることができる。その他、更には、接続認証手段16を、回路的に電話機等の基板に組み込んで、電話機等と一体とすることもできる。この後者の場合の接続認証手段16は、アダプタ24の形態ではなく、その回路のうちの中継基地18に接続する機能を有する部分を指す。
【0045】
このように接続認証手段16が通信端末12に一体的に取り付けられていると、利用者が電話機やパーソナルコンピュータ等の通信端末12とは別にアダプタ24等の接続認証手段を用意し、これを通信端末12に接続、あるいは組み込んで設定する作業が不要となり、また、通常の公衆回線網14による電話と同様の作業、意識でインターネット電話等による通信を行うことができ、一方、通信網の管理者においても、管理者又は製造者の段階で予めアダプタ24等の接続認証手段に必要な情報を設定しておくことができるため、利用者の元に赴く等の時間と労力、費用を省くことができ、利用者にも負担を掛けることがない。
【0046】
なお、この意味で、この接続認証手段16を通信端末12に一体的に取り付ける実施の形態は、通信端末12が、パーソナルコンピュータ等の情報通信の汎用機である場合、即ち、公衆回線網14による通話及びインターネット電話等による通信以外の情報処理機能をも有している場合には、必ずしも、インターネット電話等に用いるか明確ではないため、予め認証情報等を設定することが困難であり、必ずしも適さないが、必要な拡張機器の組み込み等により対応することは可能である。
【0047】
中央情報管理サーバ22は、図示の実施の形態では、特に、図2に示すように、アダプタ24等の接続認証手段16毎に付与された認証情報を管理する認証情報管理手段30と、この認証情報管理手段30により管理された認証情報毎に通信端末12の利用者の通信料金支払いの有無に関する料金情報を管理する料金情報管理手段32と、接続認証手段16に記憶された認証情報を遠隔操作により変更する認証情報変更手段34と、接続認証手段16に記憶された電話番号情報を遠隔操作により変更する接続番号変更手段36とを有する。
【0048】
認証情報管理手段30は、各利用者の接続認証手段16(アダプタ24)毎に付与される認証情報を予め登録して管理しており、接続されている各中継基地18から、各中継基地18がアダプタ24等の接続認証手段16から受信した当該接続認証手段16が記憶している認証情報の転送を受ける。このようにして、各中継基地18は、アダプタ24等の接続認証手段16から送信された認証情報をこの中央管理サーバ22の認証情報管理手段30に検索しにいく。この結果、該当する認証情報がない場合には、この段階で結果的にインターネット電話等による通信が制限される。なお、この認証情報は、数字、アルファベット、記号等から成る適宜な組み合わせから構成することができる。
【0049】
料金情報管理手段32は、図2に示すように、通信網の管理者による入力又は金融機関システムとの連動等により、必要な通信料金の支払いの有無に関する情報(支払い済み情報及び未払い情報)を認証情報毎に登録して管理している。なお、金融機関システムとの連動により料金情報を管理する場合には、ログ式の課金方法であっても、リアルタイムに料金情報を管理することができる。料金上方管理手段32は、その上で、この未払い情報を検知した場合に該当する認証情報を記憶したアダプタ24等の接続認証手段16からのインターネット電話等による通信を制限する。
【0050】
具体的には、料金情報管理手段32は、図2に示すように、認証情報管理手段30に接続されており、この認証情報管理手段30に登録された認証情報毎に、利用者が適正に通信料金を支払っている場合には、例えば、「0」等の信号による支払い済み信号を、一方、利用者が所定の期日までに又は所定の金額の料金を支払っていない場合には、例えば「1」等の信号による未払い信号を発生する。この場合、未払い信号は接続を制限する信号として設定される。各中継基地18は、中央管理サーバ22の認証情報管理手段30に登録された認証情報を手掛かりに、該当する認証情報についての通信料金の支払いの有無に関し、料金情報管理手段32が支払い済み信号又は未払い信号のいずれを発生しているかを確認し、未払い信号が発生している場合には、該当する認証情報を記憶したアダプタ24等の接続認証手段16を介してのインターネット電話等による通信を制限する。
【0051】
この場合、この料金情報管理手段32は、特に、通信端末12Aの接続認証手段16を介しての公衆回線網14への接続機能を維持しつつインターネット電話等の通信を制限する。具体的には、料金情報管理手段32が発生する未払い信号は、各中継基地18におけるゲートウェイ28のインターネット26への開閉(この場合には、接続の禁止)のみを命令する制御信号として設定されており、従って、各中継基地18は、未払い信号を確認した場合には、該当する認証情報を記憶したアダプタ24等の接続認証手段16からのインターネット電話等による接続要求に対してゲートウェイ28を開けず、インターネット26への接続のみを制限する。
【0052】
従って、引き続きアダプタ24等の接続認証手段16を介して公衆回線網14による通常の市内通話等は確保される。なお、この場合、不可能となるのはインターネット26への接続のみであり、引き続き公衆回線網16を介しての中継基地18Aへの接続は機能的に維持されるため、そのまま利用者が気付かずに接続を維持していると公衆回線網14の利用料金が加算されることから、中継基地18A等において、インターネット電話等による通信ができない旨を音声又は画像により利用者に案内するか、又は、一定時間経過後公衆回線網14による接続も自動的に切断するように設定することが望ましい。
【0053】
一方、アダプタ等の接続認証手段16においては、インターネット電話等による通信のみならず、通常の公衆回線網14による通信も可能なように設定されている。即ち、ハードウェアにおいて、インターネット電話等による通信と公衆回線網による通信をするための回路を分け、いずれの回路を使用するか選択できるように設定するか、又は、回路的には1つではあるが、ソフトウェア処理により、送信すべき情報信号として公衆回線網14用又はインターネット電話等による通信用のいずれかを発生するように設定することもできる。
【0054】
この公衆回線網14による通信かインターネット電話等による通信かを認識するためには、接続認証手段16において、例えば、「#」を押した上で通信先の電話番号等をダイヤル等した場合にはインターネット電話等による通信と認識するように設定することにより対応することができる、従って、利用者において、インターねと電話等による通信が制限されている場合であっても、この操作を行わないことにより、公衆回線網14を通じて通信先と通話等をすることが可能となる。
【0055】
また、別の認識方法として、市内通話をする場合には0から始まる市外局番(国際電話における国別番号を含む)をダイヤル等しないのが通常であるため、接続認証手段16において、通常は、最初に「0」がダイヤル等された場合にはインターネット電話等による通信と認識するように設定しておくと同時に、公衆回線網14による通信とインターネット電話等による通信を利用者が選択することができる図示しない切り替えスイッチ等を設けておき、インターネット電話等による通信が制限されている場合には、この切り替えスイッチの操作により、公衆回線網14を通じての通話を確保することができる。
【0056】
なお、上記の実施の形態では、料金情報管理手段32が未払い信号を発生した場合には、インターネット電話等による通信が不可能である旨を伝達するか、又は、自動的に公衆回線網14による接続を切断するように設定したが、これとは異なり、インターネット電話等の通信が制限された場合には、自動的に公衆回線網14を介しての通信に切り替える図示しない接続変更手段を中継基地18又は接続認証手段に16に設けることにより、通信自体は維持してかけ直す手間を省くことが可能なように設定することもできる。もっとも、この場合、公衆回線網14を利用して遠距離通信を行うと料金的に高額となるため、利用者が意識しない間に高い通信料金が加算されないように、この処理については、予め利用者の承諾を得た上で行うようにするか、又は、その旨を利用者に伝達して利用者が通信を維持して引き続き公衆回線網14による通話等をすることを希望するかを選択することができるようにすることが望ましい。
【0057】
このように、インターネット電話等の通信料金の未払いが生じても、通信端末12の接続認証手段16を介しての公衆回線網14への接続機能を維持しつつインターネット電話等の通信のみを制御すると、アダプタ24等の接続認証手段16を取り外すことなく通信網の管理者の側において料金の支払いに対応した制御、管理をしつつ、通常の電話としての機能は維持することができるため、通信網の管理者及び利用者に過大な手間や負担を掛けることがない。
【0058】
また、この場合、アダプタ24等の接続認証手段16を取り外す必要がないと同時に接続認証手段16や認証情報管理手段30に記憶、登録されている認証情報自体は変更する必要がないので、料金の未払い状況が解消された場合にも、未払い信号の発生を解除するだけで、再び直ちに簡易にインターネット電話等による通信を再開させることができる。
【0059】
なお、上記の実施の形態において、料金情報管理手段32が発生する未払い信号の各中継基地18への伝送形態としては、各中継基地18が、中央情報管理サーバ22の認証情報管理手段30に登録された認証情報を窓口として料金情報管理手段32に接続されて、この料金情報管理手段32が該当する認証情報について未払い信号を発生しているかを料金情報管理手段32に問い合わせに行く形態とすることもできるし、料金情報管理手段32の方から予め認証情報管理手段30に登録された該当する認証情報に未払い信号を付与しておき、各中継基地18は、認証情報管理手段30において該当する認証情報に未払い信号が付与されているかを問い合わせる形態とすることもできる。この場合、各中継基地18からの問い合わせ要求に対する応答として中央情報管理サーバ22から未払い信号を各中継基地18に伝達するか、又は、各中継基地18に応答しない、あるいは、各中継基地18が未払い信号若しくは別の接続制限信号を認識した場合には、通信が制限されるように設定される。その他、各中継基地18は、認証情報管理手段30と料金情報管理手段32のそれぞれに直接接続の確認をしに行く形態とすることもできる。
【0060】
また、料金情報管理手段32が発生する未払い信号は、このように中央情報管理サーバ22において応答、処理される形態ではなく、これを各中継基地18において使用する形態とすることもできる。即ち、中央情報管理サーバ22から各中継基地18に予め未払い信号が発生している認証情報を伝達しておいて、各中継基地18においてそのリストを管理し、該当する認証情報からの接続要求があった場合には、中継基地18の段階で、インターネット電話等による通信を制限する処理を行うこともできる。
【0061】
中央情報管理サーバ22に設けられた認証情報変更手段34は、図2に示すように、接続認証手段16に通信回線38を介して直接接続されて遠隔操作により接続認証手段16に記憶された認証情報を変更する。即ち、認証情報変更手段34は、図2に示すように、中継基地18を介さずに、通信回線38により直接接続認証手段16と通信できる状態に設定されている。この通信回線38としては、接続認証手段16と直接通信できる回線であれば、特にその種類を問わないが、例えば、PSTNやISDNを使用すると、通信網の管理者に届け出されている利用者の電話番号をそのまま利用することができると共に最も簡易であるため、好ましい。
【0062】
この場合、具体的には、接続認証手段16に記憶された認証情報の変更は、例えば、利用者から接続認証手段16に記憶された認証情報が盗用等何らかの原因で他人に知られたおそれがあるとの通知が通信網の管理者にあった場合や、また、インターネット電話等による通信中に同じ認証情報による接続要求等があると判明した場合、更には、このような意図しない場合のみならず利用者の事情により認証情報を変更したい旨の申し出があった場合等に、認証情報変更手段34が通信回線38であるPSTNやISDNを介して利用者の通信端末12Aへ電話を掛けて通話状態とした上で、トーン信号等の適宜な信号を接続認証手段16に送信して、このトーン信号等により接続認証手段16に記憶された認証情報を変更することができる。なお、認証情報の変更は、例えば、10桁の数字等から成る認証情報である場合には、その全てを入れ替えて変更するのではなく、下5桁のみを変更する等の適宜な方法により行うことができる。
【0063】
この場合、認証情報の変更処理を開始する指示は、利用者から電話等により連絡を受けた通信網の管理者において入力操作等をすることにより、そのための処理を開始する指示を認証情報変更手段34に与える形態とすることができるが、利用者が通信端末12A等により、中継基地18を介して又は直接中央情報管理サーバ22に接続して、変更手続の開始を指示する処理を行うことができるように設定することもできる。更には、この両者を併設することもできる。もっとも、利用者側の通信端末12Aの操作により変更手続を開始する場合には、利用者以外の者によって認証情報が変更されないように、変更手続に行うためのID等を入力することを条件とすることが望ましい。
【0064】
また、この場合、接続認証手段16に記憶された認証情報のみならず、中央情報管理サーバ22の認証情報管理手段30に登録された認証情報も、この変更に伴って、通信網の管理者により、又は、利用者が中央管理サーバ22に対して変更手続を要求した場合等にこれに連動して自動的に、変更する。
【0065】
この認証情報変更手段34は、変更処理の際、通信端末12Aの接続認証手段16を介しての公衆回線網14への接続機能を維持しつつ接続認証手段16に記憶された認証情報を変更する。具体的には、認証情報変更手段34は、アダプタ24等の接続認証手段16のうちインターネット電話等による通信に必要な情報のみに変更処理を加えることができるように設定されており、その他の公衆回線網14による通信に必要な設定には変更を加えないようにすることにより対応することができる。また、接続認証手段16においても、この認証情報は、通常の公衆回線網による通信の場合には使用しない情報として設定しておくことにより、より適切に対応することができる。
【0066】
このように、接続認証手段16により、中央情報管理サーバ22を、例えば、公衆回線網等を通じてアダプタ24等の接続認証手段16に直接接続して、通信端末12Aの接続認証手段16を介しての公衆回線網14へ接続機能を維持しつつこの接続認証手段16に記憶された認証情報を変更すると、認証情報の盗用があった場合でも、正規の利用者に接続認証手段16の取り外しや設定変更等の作業による過大な負担を掛けることなく認証情報の盗用者のインターネット電話等による通信を制限することができると同時に、正規の利用者によるインターネット電話等による通信や公衆回線網14を通じた通信を確保しつつ、盗用者による通信のみを制限して、適切に対応することができる。
【0067】
なお、この場合、上記の実施の形態のように、通信回線38としてPSTN等を使用してトーン信号により認証情報を変更する場合には、認証情報変更手段34(中央情報管理サーバ22)と利用者の通信端末12Aとが通話状態となることが前提であるため、利用者が認証情報変更手段32からの呼び出しに応じるという利用者の協力が必要であるが、換言すれば利用者の協力があれば認証情報のの盗用のみならず、通信料金の未払いに対応するために認証情報を変更することもできる。更には、このようなPSTN等を介してのトーン信号による変更ではなく、常時接続されたCATVその他の専用線を用いること等により利用者の協力がなくても通信網の管理者により認証情報を変更するように設定することもできる。この場合には、利用者の料金未払いに対しても適切に対応することができる。
【0068】
中央情報管理サーバ22に設けられた接続番号変更手段36は、図2に示すように、接続認証手段16に通信回線38を介して直接接続されて遠隔操作により接続認証手段16に記憶された電話番号情報(中継基地の電話番号)を変更する。即ち、接続番号変更手段36は、図2に示すように、中継基地18を介さずに、通信回線38により直接接続認証手段16と通信できる状態に設定されている。この通信回線38としても、認証情報変更手段34の場合と同様に、接続認証手段16と直接通信できる回線であれば、特にその種類を問わないが、例えば、PSTNやISDN等を使用すると、通信網の管理者に届け出されている利用者の電話番号をそのまま利用することができると共に最も簡易であるため、好ましい。
【0069】
従って、電話番号情報の変更処理も、認証情報変更手段34と同様に、具体的には、認証情報変更手段34が通信回線38である公衆回線網に介して利用者の通信端末12Aへ電話を掛けて通話状態とした上で、トーン信号等の適宜な信号を接続認証手段16に送信して、このトーン信号等により接続認証手段16に記憶された電話番号情報を変更することができる。
【0070】
なお、この接続認証手段16に記憶された電話番号情報の変更処理を指示する方法は、利用者からの連絡による場合と通信網の管理者の判断による場合がある。即ち、利用者が引っ越しや通信端末12Aの設置場所の変更等をしたことにより、その利用者の通信端末12Aが加入する公衆回線網14の市外局番が変更になった場合には、利用者の発意に基づき、接続認証手段16に記憶された認証情報を変更する。具体的には、市外局番の変更があった旨の連絡を通信網の管理者が受けた場合に管理者による入力操作等によって、又は、利用者が通信端末12A等により中継基地18を介して又は直接中央情報管理サーバ22に接続して、変更手続の開始を指示することによって、変更処理を開始するように設定することもできる。もちろん、この両者の方法を併設することもできる。もっとも、利用者側の通信端末12Aの操作により変更手続を開始する場合には、やはり利用者以外の者によって勝手に電話番号情報が変更されないように、変更手続に行うためのID等を入力することを条件とすることが望ましい。
【0071】
また、これとは異なり、通信網の管理者(中央情報管理サーバ22)側の処理により変更開始を指示する場合もある。具体的には、例えば、中継基地18が増設されて利用者が加入する市外局番から料金的により近い中継基地18へ変更した方が利用者にとって料金的に有利となる場合や、また、中継基地18の電話番号自体が変更になった場合等には、通信網の管理者によるサービスとして電話番号情報の変更を指示する。この場合にも、通信網の管理者の入力操作等により、又は、中継基地18の増設や電話番号の変更に関する情報が、これを管理する中央情報管理サーバ22に登録された場合、それに連動して自動的に、変更処理を開始するように設定することもできる。
【0072】
このように、接続番号変更手段36により、中央情報管理サーバ22を、例えば、公衆回線網等を通じてアダプタ24等の接続認証手段16に直接接続して、この接続認証手段16に記憶された中継基地18の電話番号情報を変更すると、引っ越しによる移設や中継基地の増設、変更、廃止等により接続すべき中継基地18を変更する必要が生じた場合であっても、利用者に、料金的に最寄りの中継基地を検索したり、接続認証手段16の設定を変更する等の作業を強いることがなく、過大な負担を掛けることなく中継基地の電話番号を適切に変更することができ、金銭的にも利用者に過大な負担を掛けることがない。
【0073】
この場合、この接続番号変更手段36も、変更処理の際、通信端末12Aの接続認証手段16を介しての公衆回線網14への接続機能を維持しつつ接続認証手段16に記憶された認証情報を変更するように設定することができる。具体的には、認証情報変更手段34と同様に、アダプタ24等の接続認証手段16のうちインターネット電話等による通信に必要な情報のみに変更処理を加えることができるように設定されており、その他の公衆回線網14による通信に必要な設定には変更を加えないようにすることにより対応することができる。
【0074】
このように、通信端末12の接続認証手段16を介しての公衆回線網14への接続機能を維持しつつ接続認証手段16に記憶された電話番号情報を変更すると、より一層、利用者の負担を軽減させることができる。
【0075】
なお、この接続番号変更手段36においても、通信回線38としてPSTN等を使用してトーン信号により認証情報を変更する場合には、接続番号変更手段36(中央情報管理サーバ22)と利用者の通信端末12Aとが通話状態となることが前提であるため、利用者が接続番号変更手段36からの呼び出しに応じるという利用者の協力が必要であるが、通常は、利用者の利益になる変更処理であるため問題がない。また、更には、このようなPSTN等を介してのトーン信号による変更ではなく、常時接続されたCATVその他の専用線を用いること等により利用者の協力がなくても通信網の管理者により電話番号情報を変更するように設定することもできる。
【0076】
なお、図示の実施の形態では、中央情報管理サーバ22は、料金情報管理手段32、認証情報変更手段34、接続番号変更手段36のいずれをも有していたが、実際の実施に際しては、必要に応じて、これらをそれぞれ単独で使用することも、また、適宜組み合わせて使用することもできる。具体的には、(1)料金情報管理手段32と認証情報変更手段34、(2)料金情報管理手段32と接続番号変更手段36、(3)認証情報変更手段34と接続番号変更手段36の組合せ等が挙げられる。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、上記用に、インターネット電話等の通信料金の未払いが生じても、通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつインターネット電話等の通信のみを制御しているため、アダプタ等の接続認証手段を取り外すことなく通信網の管理者の側において料金の支払いに対応した制御、管理をしつつ、通常の電話としての機能は維持することができるので、通信網の管理者及び利用者に過大な手間や負担を掛けることがない実益がある。
【0078】
また、この場合、本発明によれば、アダプタ等の接続認証手段を取り外す必要がないと同時に接続認証手段や認証情報管理手段に記憶、登録されている認証情報自体は変更する必要がないので、料金の未払い状況が解消された場合にも、再び直ちに簡易にインターネット電話等による通信を再開させることができる実益がある。
【0079】
本発明によれば、上記のように、接続認証手段により、中央情報管理サーバを、例えば、公衆回線網等を通じてアダプタ等の接続認証手段に直接接続して、通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網へ接続機能を維持しつつこの接続認証手段に記憶された認証情報を変更しているため、認証情報の盗用があった場合でも、正規の利用者に接続認証手段の取り外しや設定変更等の作業による過大な負担を掛けることなく認証情報の盗用者のインターネット電話等による通信を制限することができると同時に、正規の利用者によるインターネット電話等による通信や公衆回線網を通じた通信を確保しつつ、盗用者による通信のみを制限して、適切に対応することができる実益がある。
【0080】
本発明によれば、上記のように、接続番号変更手段により、中央情報管理サーバを、例えば、公衆回線網等を通じてアダプタ等の接続認証手段に直接接続して、この接続認証手段に記憶された中継基地の電話番号情報を変更しているため、引っ越しによる移設や中継基地の増設、変更、廃止等により接続すべき中継基地を変更する必要が生じた場合であっても、利用者に、料金的に最寄りの中継基地を検索したり、接続認証手段の設定を変更する等の作業を強いることがなく、過大な負担を掛けることなく中継基地の電話番号を適切に変更することができ、金銭的にも利用者に過大な負担を掛けることがない実益がある。
【0081】
特に、この場合、本発明によれば、上記のように、通信端末の接続認証手段を介しての公衆回線網への接続機能を維持しつつ接続認証手段に記憶された電話番号情報を変更するため、より一層、利用者の負担を軽減させることができる実益がある。
【0082】
本発明によれば、上記のように、接続認証手段が通信端末に一体的に取り付けられているため、利用者が電話機やパーソナルコンピュータ等の通信端末とは別にアダプタ等の接続認証手段を用意し、これを通信端末に接続、あるいは組み込んで設定する作業が不要となり、また、通常の公衆回線網による電話と同様の作業、意識でインターネット電話等による通信を行うことができ、一方、通信網の管理者においても、管理者又は製造者の段階で予めアダプタ等の接続認証手段に必要な情報を設定しておくことができるため、利用者の元に赴く等の時間と労力、費用を省くことができ、利用者にも負担を掛けることがない実益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の制御装置の概略概念図である。
【図2】 本発明に用いられる中央情報管理サーバの概略系統図である。
【図3】 本発明に用いられる接続認証手段と利用者の通信端末との接続状態を示す概略図である。
【符号の説明】
10 制御装置
12 通信端末
12A 利用者(通信元)の通信端末
12D 通信先の通信端末
14 公衆回線網
16 接続認証手段
18 中継基地
20 中継基地郡
22 中央情報管理サーバ
24 アダプタ
26 インターネット
28 ゲートウェイ
30 認証情報管理手段
32 料金情報管理手段
34 認証情報変更手段
36 接続番号変更手段
38 通信回線

Claims (10)

  1. インターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信端末と公衆回線網との間に配置されて前記通信端末を前記公衆回線網に接続すると共に通信に必要な認証情報及び中継基地の電話番号情報を記憶し前記通信端末を前記公衆回線網を介して前記記憶された電話番号情報に該当する前記中継基地に接続すると共に前記認証情報及び通信先の電話番号又はFAX番号を前記公衆回線網を介して前記中継基地に送信する接続認証手段と、前記接続認証手段により前記公衆回線網を介して前記通信端末に接続される複数の箇所に設置された前記各中継基地から成り通信元の前記通信端末に接続された前記中継基地と通信先の前記通信端末が属する前記公衆回線網を管轄する前記中継基地との間をインターネットを介して接続し前記通信先の通信端末を管轄する前記中継基地が前記通信先の通信端末に前記公衆回線網を介して通信を接続して前記通信元の通信端末と前記通信先の通信端末とを通信可能に接続する中継基地郡と、前記各中継基地に接続され前記接続認証手段毎に付与された前記認証情報を管理する認証情報管理手段を有する中央情報管理サーバとを備えたインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置であって、前記中央情報管理サーバは、前記各中継基地を介さずに前記接続認証手段に通信回線を介して直接接続されて前記接続認証手段に記憶された前記認証情報を遠隔操作により変更する認証情報変更手段を更に有し、前記認証情報変更手段は、前記通信端末の前記接続認証手段を介しての前記公衆回線網への接続機能を維持しつつ前記接続認証手段に記憶された前記認証情報を変更することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置。
  2. 請求項1に記載のインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置であって、前記中央情報管理サーバは、前記認証情報管理手段により管理された前記認証情報毎に前記通信端末の利用者の通信料金支払いの有無に関する料金情報を管理し未払い情報を検知した場合に該当する認証情報を記憶した前記接続認証手段からの接続を制限する料金情報管理手段を更に有し、前記料金情報管理手段は、前記各中継基地から送信された前記認証情報に該当する利用者について未払い情報を検知している時は前記通信端末の前記接続認証手段を介しての前記公衆回線網への接続機能を維持しつつ前記インターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信を制限することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置。
  3. インターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信端末と公衆回線網との間に配置されて前記通信端末を前記公衆回線網に接続すると共に中継基地の電話番号情報を記憶し前記通信端末を前記公衆回線網を介して前記記憶された電話番号情報に該当する前記中継基地に接続すると共に通信先の電話番号又はFAX番号を前記公衆回線網を介して前記中継基地に送信する接続認証手段と、前記接続認証手段により前記公衆回線網を介して前記通信端末に接続される複数の箇所に設置された前記各中継基地から成り通信元の前記通信端末に接続された前記中継基地と通信先の前記通信端末が属する前記公衆回線網を管轄する前記中継基地との間をインターネットを介して接続し前記通信先の通信端末を管轄する前記中継基地が前記通信先の通信端末に前記公衆回線網を介して通信を接続して前記通信元の通信端末と前記通信先の通信端末とを通信可能に接続する中継基地郡と、前記各中継基地に接続される中央情報管理サーバとを備えたインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置であって、前記中央情報管理サーバは、前記各中継基地を介さずに前記接続認証手段に通信回線を介して直接接続されて前記通信端末の前記接続認証手段を介しての前記公衆回線網への接続機能を維持しつつ前記接続認証手段に記憶された前記電話番号情報を遠隔操作により変更する接続番号変更手段とを備えていることを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置。
  4. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置であって、前記中央情報管理サーバは、前記各中継基地を介さずに前記接続認証手段に通信回線を介して直接接続されて前記通信端末の前記接続認証手段を介しての前記公衆回線網への接続機能を維持しつつ前記接続認証手段に記憶された前記電話番号情報を遠隔操作により変更する接続番号変更手段とを備えていることを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置であって、前記接続認証手段は前記通信端末に一体的に取り付けられていることを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御装置。
  6. インターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信端末と公衆回線網との間に配置され通信に必要な認証情報及び中継基地の電話番号情報を記憶した接続認証手段により前記通信端末を前記記憶された電話番号情報に該当する前記中継基地に前記公衆回線網を介して接続すると共に前記認証情報及び通信先の電話番号又はFAX番号を前記公衆回線網を介して前記中継基地に送信して、前記接続認証手段により前記公衆回線網を介して通信元の前記通信端末に接続された前記中継基地と通信先の前記通信端末が属する前記公衆回線網を管轄する前記中継基地との間をインターネットを介して接続し前記通信先の通信端末を管轄する前記中継基地から前記通信先の通信端末に前記公衆回線網を介して通信を接続して前記通信元の通信端末と前記通信先の通信端末とを通信可能に接続すると共に、前記各中継基地に接続された中央情報管理サーバが有する認証情報管理手段により前記接続認証手段毎に付与された前記認証情報を管理するインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法であって、前記中央情報管理サーバが有する認証情報変更手段により前記各中継基地を介さずに前記接続認証手段に通信回線を介して直接接続して前記接続認証手段に記憶された前記認証情報を遠隔操作により変更し、前記認証情報変更手段により前記通信端末の前記接続認証手段を介しての前記公衆回線網への接続機能を維持しつつ前記接続認証手段に記憶された前記認証情報を変更することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法。
  7. 請求項6に記載のインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法であって、前記中央情報管理サーバが有する料金情報管理手段により前記認証情報管理手段により管理された前記認証情報毎に前記通信端末の利用者の通信料金支払いの有無に関する料金情報を管理し未払い情報を検知した場合に該当する認証情報を記憶した前記接続認証手段からの接続を制限し、前記料金情報管理手段により前記各中継基地から送信された前記認証情報に該当する利用者について未払い情報を検知している時は前記通信端末の前記接続認証手段を介しての前記公衆回線網への接続機能を維持しつつ前記インターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信を制限することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法。
  8. インターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信端末と公衆回線網との間に配置され中継基地の電話番号情報を記憶した接続認証手段により前記通信端末を前記記憶された電話番号情報に該当する前記中継基地に前記公衆回線網を介して接続すると共に通信先の電話番号又はFAX番号を前記公衆回線網を介して前記中継基地に送信して、前記接続認証手段により前記公衆回線網を介して通信元の前記通信端末に接続された前記中継基地と通信先の前記通信端末が属する前記公衆回線網を管轄する前記中継基地との間をインターネットを介して接続し前記通信先の通信端末を管轄する前記中継基地から前記通信先の通信端末に前記公衆回線網を介して通信を接続して前記通信元の通信端末と前記通信先の通信端末とを通信可能に接続するインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法であって、前記各中継基地に接続される中央情報管理サーバが有する接続番号変更手段により前記各中継基地を介さずに前記接続認証手段に通信回線を介して直接接続して前記通信端末の前記接続認証手段を介しての前記公衆回線網への接続機能を維持しつつ前記接続認証手段に記憶された前記電話番号情報を遠隔操作により変更することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法。
  9. 請求項6又は請求項7のいずれかに記載のインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法であって、前記各中継基地に接続される中央情報管理サーバが有する接続番号変更手段により前記各中継基地を介さずに前記接続認証手段に通信回線を介して直接接続して前記通信端末の前記接続認証手段を介しての前記公衆回線網への接続機能を維持しつつ前記接続認証手段に記憶された前記電話番号情報を遠隔操作により変更することを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法。
  10. 請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法であって、前記接続認証手段を前記通信端末に一体的に取り付けることを特徴とするインターネット電話、インターネットFAX、インターネットTV電話の通信網の制御方法。
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