JP3737566B2 - 光デバイス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光デバイスに係り、特には、光サーキュレータ及び磁気光学スイッチを構成する光デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光通信に対する期待が高まるにつれ、光通信を実現するために高性能で安価、かつ小型の光デバイスに対するニーズが高まっている。
【0003】
図11は、従来の光サーキュレータあるいは磁気光学スイッチを示す図である。
光サーキュレータやこれと類似の構成を有する磁気光学スイッチは、45度ファラデー回転子の非相反性や磁化の反転を利用したもので、基本的には、図11(a)の構成を取る。
【0004】
すなわち、図11(a)においては、光を出力したり入力したりするためのファイバ1006−1〜1006−4、光をコリメートあるいは集光するレンズ1005−1〜1005−4、光を偏光状態によって分岐/合波するプリズム1001、1004、及びプリズム1001と1004との間に設けられた1/2波長板1002及び45度ファラデー回転子1003からなる。
【0005】
プリズム1001、1004は入射光を2つの直交偏光成分に分解し、それぞれを平行な光路にして出力するもので、偏光分離の手段としては多層の干渉膜が一般的である。2つのプリズム1001、1004を対向させ、間に偏光面を相反的に45度回転するための1/2波長板1002と45度ファラデー回転子1003を挿入する。光が図11(a)中ファイバ1006−1から右へ進む時にはプリズム1001で分岐された各偏光成分の両者の偏光面回転角は、1/2波長板1002と45度ファラデー回転子1003とで互いに同一方向にそれぞれ45度ずつ回転されるため45度+45度で90度となり、逆に右から左へ進むときには、45度ファラデー回転子1003と1/2波長板1002とで互いに逆方向にそれぞれ45度ずつ回転されるため45度−45度で0度となる。従って、ファイバ1006ー1からの光はファイバ1006−4へ進み、ファイバ1006−4からの光はファイバ1006−2へ進む。また、ファイバ1006−2からの光はファイバ1006−3へ進み、ファイバ1006−3からの光はファイバ1006−1へ進む。このように、光サーキュレータの機能が実現できる。
【0006】
一方、45度ファラデー回転子の磁場を電磁石で印加し、その磁化を反転すれば、ファラデー回転角が反転するので、ファイバ1006−4からファイバ1006−2へ進んでいた光がファイバ1006−4からファイバ1006ー1へ進むようになり、磁気光学スイッチの機能となる。
【0007】
しかし、この構成では、45度ファラデー回転子の偏光楕円化やプリズムの偏光分離不完全などにより、クロストークが生じるという問題があった。通常、クロストークの量は約−25〜−30dBである。
【0008】
これを改善するために、図11(b)のサーキュレータが提案された。
図11(b)の構成においては、光を入出力するファイバ1010−1〜1010−4が設けられ、それぞれレンズ1011−1〜1011−4で光をコリメートあるいは集光する。レンズ1011−1〜1011−4に面して複屈折結晶1013、1014が設けられる。更に、複屈折結晶1012が複屈折結晶1013と1014との間に設けられ、複屈折結晶1012と1013との間、及び複屈折結晶1012と1014との間には各光路にそれぞれ設けられた1/2波長板1016−1〜1016−4及び45度ファラデー回転子1015−1、1015−2が挿入されている。
【0009】
図11(b)の場合は、光が複屈折結晶1013で偏光分離され、次に偏光面が直交する2偏光がそれぞれ別の1/2波長板1016−1、1016ー2で偏光回転し、同一偏光となる。45度ファラデー回転子1015−1によって偏光面が回転された後、光線の位置が複屈折結晶1012によって特定の方向へ移動させられ、2偏光がそれぞれ別の1/2波長板1016−3、1016−4で偏光回転して直交偏光となってから、複屈折結晶1014で偏光合成して出力する。逆方向の光は、中央の複屈折結晶1012での偏光方向が90度異なるので、順方向の光路から分離して異なる出力光線となる。この構成では非相反部が2組あるので、1つの非相反部でのクロストークが100分の1であるとすると、2組の非相反部を通過することによるクロストークは10000分の1になるというように、クロストークは大幅に低減できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したように、図11(a)の構成では、45度ファラデー回転子の偏光楕円化やプリズムの偏光分離不完全などにより、クロストークが生じるという問題があった。通常、クロストークの量は約−25〜−30dBである。しかしながら、このクロストークの量は実用上の許容範囲より大きく、更に、クロストークを少なくする必要がある。
【0011】
また、図11(b)の構成においては、クロストークの問題は改善されるものの、部品点数が多く、大型化してしまうと共に、光デバイス自体も高価なものになってしまう。
【0012】
従って、本発明の課題は、光ファイバに接続するための光サーキュレータまたは磁気光学スイッチで、部品点数が少なく、構成が単純で、コストが低く、大きさが小さく、クロストークが小さい構成の光デバイスを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の光デバイスは、入射光を偏光面が直交する第1及び第2の直線偏光に分解してそれぞれを互いに平行な第1の光路と第2の光路とに出力する第1の偏光プリズムと、第1の偏光プリズムの後段に設けられた第1の45度ファラデー回転子と、第1の45度ファラデー回転子の後段に設けられ、第1の直線偏光と第2の直線偏光に対して第1の偏向角を与えると共に、第1の直線偏光に直交する直線偏光と第2の直線偏光に直交する直線偏光に対して第1の偏向角とは異なる第2の偏向角を与える、少なくとも1つの複屈折楔板からなる偏向手段と、偏向手段の後段に設けられた第2の45度ファラデー回転子と、第2の45度ファラデー回転子の後段に設けられ、第1及び第2の光路中の、偏向手段により第1の偏向角を与えられた光を互いに合波して出力する第2の偏光プリズムと、を備える。
【0014】
また、本発明の光デバイスの他の構成によれば、光を反射するための反射面と、入射光を偏光面が直交する第1及び第2の直線偏光に分解して、そのそれぞれを、反射面で折り返される互いに平行な第1の光路と第2の光路とに出力し、また、反射面で反射されて第1及び第2の光路を戻ってきた直線偏光を互いに合波して出力光として出力する偏光プリズムと、偏光プリズムと反射面との間に設けられた45度ファラデー回転子と、45度ファラデー回転子と反射面との間に設けられ、第1の直線偏光と第2の直線偏光に対して第1の偏向角を与えると共に、第1の直線偏光に直交する直線偏光と第2の直線偏光に直交する直線偏光に対して第1の偏向角とは異なる第2の偏向角を与える、少なくとも1つの複屈折楔板からなる偏向手段と、を備える。
【0015】
このような構成によれば、光サーキュレータや磁気光学スイッチを形成する際に、部品点数が少なくて済むので、全体の大きさも小さくすることが出来る。また、1つの偏光プリズムと、1つの45度ファラデー回転子と、偏向手段とからなる非相反部が2つ直列に配列された構成となっているので、クロストークを小さくすることができる。
【0016】
また、反射面を用いることにより、2つ用いられていた偏光プリズムと45度ファラデー回転子を1つにすることが出来るので、更に、部品点数を少なく、製造コストも下げることが出来る。しかも、偏光プリズム、45度ファラデー回転子、複屈折楔板からなる非相反部を光が2回通ることになるので、クロストークも低く抑えることが出来る。
【0017】
また、偏向手段が第1の直線偏光と第2の直線偏光に対して第1の偏向角を与えると共に、第1の直線偏光に直交する直線偏光と第2の直線偏光に直交する直線偏光に対して第1の偏向角とは異なる第2の偏向角を与えるように構成されているため、例えば、右から光が入射する場合に第1の偏向角を与えられ、左から光が入射する場合には第2の偏向角を与えられるように45度ファラデー回転子を使って制御すると、右から来た光が受光される位置と左から来た光が受光される位置が異なるようになり、光サーキュレータを形成することができるようになる。
【0018】
また45度ファラデー回転子のファラデー回転角の回転方向を45度ファラデー回転子の磁気光学結晶に印加される磁場の向きを反転させることにより、例えば、光デバイスの右から入射した光が第2の偏向角を与えられ、左から入射した光が第1の偏向角を与えられるようにすることが出来る。これにより、入射した光が受光される位置を切り換えることが出来るので、磁気光学スイッチとしての機能を達成することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の光デバイスの第1の実施例を示す図である。
図1においては、光を入出力するファイバ101〜104、ファイバ101〜104から入出力される光をコリメートあるいは集光するレンズ105−1、105−2、直交する偏光を分離/合波する偏光プリズム106−1、106−2、光の偏光方向を45度回転する45度ファラデー回転子107−1、107−2、通過する光の偏光状態によって、光の偏向方向を変化させる複屈折楔板108−1、108−2とからなっている。図1に示されているように、この構成においては、非相反部が2つ直列に接続されているので、1つの非相反部のクロストークの2乗が全体のクロストークとなる。従って、図1の1つの非相反部のクロストークが100分の1である場合には、全体のクロストークは10000分の1とすることができ、クロストークの少ない構成とすることが出来る。
【0020】
ファイバ101から入射した光はレンズ105−1で平行光線となり、偏光プリズム106−1に入射して直交する2つの直線偏光に分解される。分かれたそれぞれの光線は、偏光面の直交性を保ったまま偏光プリズム106−1から平行な2光路に沿って出力される。それらの光線は45度ファラデー回転子107−1を通過することにより、それぞれ偏光面が45度回転し、それぞれが別の複屈折楔板108−1、108−2に入射する。これらの複屈折楔板108−1、108−2は楔角度は同一であるが、その光学軸の方位はそれぞれの通過直線偏光の偏光面と平行であるので、結果的に2つの複屈折楔板108−1、108−2の光学軸方位は光の進行方向の回りに相互に90度回転した関係になっている。どちらの偏光光線も複屈折楔板108−1,108−2を異常光として通過するので、どちらも異常光としての屈折を受け、複屈折楔板108−1、108−2通過後も2光線は平行である。さらに45度ファラデー回転子107−2を通過した後もそれらは偏光面が直交しているので、偏光プリズム106−2で1本の光線となり、両偏光成分ともレンズ105−2でファイバ104へ結合する。この時、2つの45度ファラデー回転子107−1、107−2の偏光面回転角が同じ方向であれば、全体として偏光面は90度回転する。なお、偏光プリズム106−1、106−2と同一の機能は複屈折平板でも得られる。
【0021】
一方、ファイバ104から入射した光はレンズ105−2で平行光線となり、偏光プリズム106−2で直交する2つの直線偏光に分解される。分かれたそれぞれの光線は、偏光面の直交性を保ったままプリズムから平行な2光路に沿って出力される。それらの光線は45度ファラデー回転子107−2を通過して、それぞれ偏光面が45度回転し、複屈折楔板108−1、108−2に入射する。この場合、どちらの偏光光線もファイバ101からファイバ104へ光が進行する場合に比較して偏光面が90度回転しているため、複屈折楔板108−1、108−2の中では常光となり、常光としての屈折を受ける。さらに45度ファラデー回転子107−1を通過した後、偏光プリズム106−1で1本の光線となる。この時、光は複屈折楔板108−1、108−2を常光として屈折したため、ファイバ101から出た光とは進行方向が異なる。従って、ファイバ102へ結合する。同様に、ファイバ102から入射した光は、ファイバ101から出力される光とはやや異なる方向から偏光プリズム106−1へ入射するので、偏光プリズム106−2から出射される場合もファイバ101から来た光とは異なる角度で出射され、ファイバ103へ結合し、光サーキュレータの機能が得られる。
【0022】
ここで、ファイバ103から出た光はファイバ101、102のいずれにも結合せず、ファイバ101、102のある場所とは異なる方向に出力されるため、完全なサーキュレータではないが、実用上、上記した機能を有していればサーキュレータとして使用可能である。
【0023】
なお、偏光プリズム106−1、106−2は、2つのプリズム状ガラスの間に偏光分離膜(多層の干渉膜)を挟むようにして接着することによって形成が可能である。また、複屈折楔板108−1、108−2の材質としては、二酸化チタンの単結晶や方解石を用いることが可能である。
【0024】
また、図1の構成では、ファイバ101と102に共通にレンズ105−1が設けられ、ファイバ103と104に共通にレンズ105−2が設けられているが、それぞれのファイバに1つずつのレンズを設けても良い。更に、ファイバ101〜104にはフェルールを取り付けて、構成することも可能である。
【0025】
上記説明では、2つの45度ファラデー回転子のファラデー回転角が等しい方向に回転するものとして説明したが45度ファラデー回転子107−1と107−2のファラデー回転角が互いに反対向きの回転とすることも可能である。この場合には、偏光プリズム106−1から出力される紙面に垂直に偏光した光は、偏光プリズム106−2に入射するときも紙面に垂直に偏光した光として入射し、偏光プリズム106−1から出力される紙面に平行に偏光した光は、偏光プリズム106−2に入射するときも紙面に平行に偏光した光として入射する。
【0026】
従って、光の出力方向は図1の(1)で示される方向になり、この位置にレンズとファイバを設けて、光を受光するようにすればよい。
図2は、図1の丸で囲まれた各番号で示した部分の光路の断面を示し、同時に、光の偏光方向を示す図である。光の偏光方向は光の進行方向から見た様子を示している。すなわち、光が右方向へ進む場合には矢印A(図1)方向から見た様子を示し、左方向へ進む場合には矢印B(図1)方向から見た様子を示している。なお、図2における複屈折楔板の配置は図2(c)に示されるように、楔の先端部分が上向きになるように配置した構成とした。また、以下に説明するのは、実線の矢印で示されているものであり、点線の矢印で示されている場合は後に説明する。
【0027】
図2(a)の▲1▼は、ファイバ101から入射された光がレンズ105−1で平行光線にされた後の光の進行方向と偏光状態を示している。▲1▼に示されるように、ファイバ101から出力される光は互いに直交する偏光状態を含んでいる。
【0028】
次に、▲1▼で示される光が偏光プリズム106−1を通過すると、互いに直交している偏光成分の内、片方(p偏光)は直進し、他方(s偏光)は反射され、光路をかえられる。図2(a)の場合には、横方向の偏光が偏光プリズム106−1を直進して通過している。従って、▲2▼に示されるように、垂直方向に偏光した偏光成分と水平に偏光した偏光成分とは異なる光路を進むようになる。
【0029】
偏光プリズム106−1によって分離されたそれぞれの偏光は45度ファラデー回転子107−1を通過することによって、図2(a)の▲3▼に示されるように時計回りに45度偏光面が回転され、それぞれ複屈折楔板108−1、108−2を通過する。図2(a)の▲3▼に示される偏光は、それぞれの複屈折楔板108−1、108−2の内部では異常光として通過するので、複屈折楔板108−1、108−2を出てきたときには、▲4▼で示されるように、進行方向が常光の場合に比べて大きく偏向されて出てくる。
【0030】
複屈折楔板108−1、108−2を通過した光は45度ファラデー回転子107ー2を通過するので、偏光面が時計回りに45度回転され、▲5▼に示すように垂直に偏光した光と水平に偏光した光となって出力される。これらの光は偏光プリズム106−2で合波され、偏光プリズム106−2から出力される場合には、図2(a)の▲6▼に示されるように、▲1▼で入射された角度とは異なる角度で出力され、例えば、ファイバ104によって受光される。
【0031】
逆に、ファイバ104から出力される光は、図2(b)の▲6▼に示されるように、垂直偏光と水平偏光とを含んだ光として入力される。次に、偏光プリズム106−2によって、偏光分離され図2(b)の▲5▼に示すようになり、45度ファラデー回転子107−2を通過することによって、図2(b)の▲4▼に示すように偏光面が反時計回りに回転される。
【0032】
45度ファラデー回転子107−2を通過した光は、次に、複屈折楔板108−1、108−2に入力される。今度の場合は、複屈折楔板108−1、108−2に入力される光は、図2(b)の▲4▼に示されるように、複屈折楔板108−1、108−2内部で常光として透過するので図2(a)で説明した場合と異なった角度で出力される。従って、図2(a)の▲3▼から▲4▼で示したような角度の変化が、図2(b)の▲4▼から▲3▼では、全くないように示されている。これは、実際には、角度の変化があるが、異常光と常光との屈折のされかたの違いを明確に示すために、あたかも全く角度の変化がないように示したものである。
【0033】
複屈折楔板108−1、108−2から出力された光は45度ファラデー回転子107−1に入力され、偏光面が反時計回りに45度回転されて、図2(b)の▲2▼で示されるようになる。そして、偏光プリズム106−1で2つの互いに直交する光が合波され、レンズ105−1に出力される。図2(a)の▲1▼と、図2(b)の▲1▼とを比較すると明らかなように、レンズ105−1から出力される光はファイバ101から入力される光(図2(a)の▲1▼)とは、異なる角度で出力される。従って、図2(b)の▲1▼の光はファイバ101とは異なるファイバ102によって受光される。
【0034】
このように、ファイバ101から入った光はファイバ104へ、ファイバ104から入った光はファイバ102へというようになり、図1の構成で、光サーキュレータを形成することが可能である。
【0035】
図3は、図1の光デバイスから異なる角度で出力される光をそれぞれ受光するファイバ103、104の配置関係を示す図である。
図1の光デバイスにおいては、ファイバ101から入力された光とファイバ102から入力された光とが偏光プリズム106−2から出力される場合、異なる角度で出力される。例えば、複屈折楔板を図2(c)のように配置する場合には、ファイバ103、104は図3の紙面に垂直方向に配列されるようになる。
【0036】
図3において、図1の光デバイス301は図1で、偏光プリズム106−1、106−2、45度ファラデー回転子107−1、107−2、及び複屈折楔板108−1、108−2からなる部分を示している。
【0037】
ここで、光デバイス301から出力される、2つの異なる進行方向を有する光のなす角度をθとし、レンズ105−2の焦点距離をfとすると、異なる進行方向を有する光をそれぞれ受光するために設けるファイバ103、104の間隔dは、d=f×θで表される。ここで、θの角度の単位はラジアンとし、1よりもずっと小さいとする。
【0038】
従って、上記式で表されるdの間隔だけファイバ103と104を離して設ければ、図1の光デバイス301から出力される、進行方向が互いにθラジアンだけ異なる方向に出力される光を1個のレンズ105−2で集光して、それぞれファイバ103と104で別々に受光が可能である。
【0039】
このように、本発明においては、図11(b)で示した従来の光デバイスのように光デバイス301の中を通る光の光路を空間的に異なる位置になるようにするのではなく、複屈折楔板108−1、108−2によって、偏光状態の異なる光の進行方向を異なる角度に偏向するようにしている。
【0040】
図4は、図1の光デバイスに使用する45度ファラデー回転子の構成を示した図である。
例えば、45度ファラデー回転子は図4(a)に示すような永久磁石402で磁気光学結晶401を磁化して用いる構成が考えられ、この場合ファラデー回転角は固定している。図4(a)の構成においては、2つの永久磁石402のN極はそれぞれ上方を、S極はそれぞれ下方を向いて設けられており、入射光404の進行方向と平行な磁場を磁気光学結晶401に印加しており、45度のファラデー回転角が得られるように構成している。このような45度ファラデー回転子を用いる場合には、ファラデー回転角が固定されるので、光サーキュレータの機能も固定的なものとなる。
【0041】
一方、図1の構成において、2つのファラデー回転子107−1、107−2を図4(b)のような電磁石403で磁化する構成とすることも可能である。この場合には、電磁石403に流れる電流の向きを反転することによって、磁気光学結晶401に印加される磁場の向きを反転することが出来るので、ファラデー回転角を反転させることができる。ファラデー回転角を反転すると、複屈折楔板の中の偏光が常光と異常光の間で入れ代わるので、光を受光する結合ファイバが切り替わり、磁気光学スイッチとなる。
【0042】
すなわち、ファイバ104から入力された光は図2(b)の▲4▼において、それぞれの偏光が図示されているものとは垂直の偏光状態となるので、図2(b)の▲4▼から▲3▼に至る間に、複屈折楔板108−1、108−2を通過するが、異常光として通過するので、図2(b)の▲3▼の実線の矢印で示される角度とは異なる角度、すなわち、図2(b)の▲3▼のうち、点線の矢印で示される状態となる。従って、図2(b)の▲1▼の点線の矢印で示されるような角度で光が出力されるので、図1のファイバ102に光が出力されるのではなく、ファイバ101に光が出力されるようになる。
【0043】
このように、45度ファラデー回転子107−1、107−2のファラデー回転角を反転させることによって、1つのファイバから入射された光を異なるファイバに出力することができるので、磁気光学スイッチとして使用が可能になるというものである。
【0044】
図4(b)の電磁石403は、コイルと軟質磁性体を使っても良いが、コイルと半硬質磁性体を使って自己保持のできるスイッチとしてもよい。また、図1の構成では、光サーキュレータも磁気光学スイッチも、非相反部を2段使っているので、クロストークを低減できる。
【0045】
図5は、光サーキュレータ及びこれを用いた磁気光学スイッチの概念を説明する図である。
図5(a)に示されているように、▲1▼から入射した光は▲2▼へ出力され、▲2▼から入射した光は▲3▼へ、▲3▼からは▲4▼へ、というように、光の入出力関係が▲1▼から回転するように切り換えられている。ここで、▲1▼が図1のファイバ101に対応するとすると、▲2▼はファイバ104に、▲3▼はファイバ102に、▲4▼はファイバ103に対応する。
【0046】
これに対し、前述したように45度ファラデー回転子のファラデー回転角を反転させると、同じ入射口から入射した光が異なる出力口に出力されるようになる。
【0047】
すなわち、図5(b)に示されているように、▲1▼から入射された光は▲4▼から出射されるようになる。同様に、▲4▼からは▲3▼へ、▲3▼からは▲2▼へ、というように、図5(a)とは逆回りに、光路の変更が行われるようになる。従って、例えば、▲1▼から光を入射していた場合、45度ファラデー回転子のファラデー回転角を反転させることにより、▲2▼に出力されていた光を▲4▼に切り換えることができる。このように、光サーキュレータと同じ構成で、45度ファラデー回転子がファラデー回転角を反転できるようにするだけで、磁気光学スイッチを構成することができる。
【0048】
図6は、複屈折楔板の変形例を示す図(その1)である。
複屈折楔板については、その作用による偏向方向が平行2光線を含む面に平行でも垂直でもそれ以外でも良いが、平行な場合の例を図6(a)と図6(c)に、垂直な場合の例を図6(b)と図6(d)に示す。図6において、矢印は複屈折楔板の光学軸の方向を示す。
【0049】
図6(a)と図6(b)では、複屈折楔板の楔角度は同一だが、光学軸が45度と−45度になっている。一方、図6(c)と図6(d)では、図6(a)や図6(b)に加えて、楔角度が符号が反対で光学軸が直交する複屈折楔板がそれぞれの光路に入っており、最初の複屈折楔板による屈折が平均的には次の複屈折楔板による屈折で打ち消され、2枚の複屈折楔板を通過した後の偏光の異なる2本の光線の方向の平均は複屈折楔板入射前と同じであり、偏向による分離角度のみが加算されて残る。ここで、2本の光線の方向の平均とは、2本の光線のなす角度の2等分線の方向のことを述べており、この2等分線の方向が光が複屈折楔板に入射する前と同じとなる。すなわち、図1の偏光プリズム106−2から出てくる光の進行方向が図1の点線の矢印で示される方向に対し、両側に同じ角度で広がることを示している。
【0050】
図6(e)は、複屈折楔板の更なる変形例であり、特に、この例では1/2波長板を使用している。図6(e)に示されている構成によれば、複屈折楔板は縦方向に光学軸を有する1つの楔板からなっている。この場合、光学軸の向きは縦方向でも横方向でもよく、また、図6(e)に1つの楔板として描かれている複屈折楔板は同じ光学軸の方向を有する2つの複屈折楔板で構成しても良い。
【0051】
この構成においては、所望の機能を得るために複屈折楔板の他に偏光プリズムで分岐されたそれぞれの光の通り道に主軸が22.5度、垂直から傾いた1/2波長板を設ける。1/2波長板では直交する2つの主軸の内の一方が光学軸となる。例えば、1/2波長板601と602はその主軸が互いに反対方向に垂直から22.5度傾いた構成となっている。また、1/2波長板603は601と、604は602とそれぞれ同じ方向に主軸が22.5度傾いており、1/2波長板601と602によって回転された偏光面を元に戻す役割をする。この様な構成は構成要素数が多くなるが、図6(a)や図6(b)の複屈折楔板と同じ機能を果たすことが出来る。
【0052】
図7は、複屈折楔板の変形例を示す図(その2)である。
図7(a)は、複屈折楔板の更なる変形例であり、楔の方向が互いに反対向きになっている構成を示す。楔の方向が互いに反対向きであるとは図7(a)に示されるように、楔のとがった部分同士を向かい合わせている状態、あるいは、楔の底の部分を互いに向かい合わせている状態を示している。このような状態を楔角度が互いに反対符号であるという。
【0053】
このような構成によっても、常光と異常光との屈折角の平均を光が当該複屈折楔板に入射した方向と一致させることが出来る。この場合、第1の複屈折楔板と第2の複屈折楔板の楔角度は符号が反対で、大きさが同じとする。また、2つの第1の複屈折楔板の光学軸は同じ方向とし、2つの第2の複屈折楔板の光学軸は第1の複屈折楔板の光学軸に直交した方向で、それぞれは同じ方向とする。
【0054】
図7(b)は図7(a)の第1の複屈折楔板と第2の複屈折楔板の位置を入れ替えた構成を示している。このような構成においても、第1の複屈折楔板で屈折された光の進行方向を第2の複屈折楔板で補正してやり、常光と異常光の屈折角の平均が光の入射方向と同一になるようにすることができる。
【0055】
また、図7(c)に示されているように、図6や図7(a)、(b)において2枚目の複屈折楔板をガラスなどの等方的な材料でできた楔で置き換えても、楔板を通過した後の光線方向の平均を楔板入射前と同じにすることは出来る。ガラスの楔板を使用する場合には、結晶の光学軸の方位という問題がないので、2つの光路それぞれに別個に楔を設ける必要はなく、図7(c)に示されるように、1つのガラスの楔を用いればよい。但し、それぞれの光路に対し、別々にガラスの楔を設けても良い。また、この場合、ガラスの楔の楔角度は複屈折楔板の平均屈折率とガラスの楔の屈折率の比の値だけ大きくするようにし、楔の方向も図7(c)に示されるように、反対を向くように構成する。このように、複屈折楔板の楔の向きとガラスの楔板の楔の向きとが反対を向いている場合に、複屈折楔板の楔角度とガラスの楔板の楔角度は互いに符号が反対という。
【0056】
図7(d)はガラスの楔の楔角度と複屈折楔板の楔角度との関係を示す図である。
常光と異常光とでは複屈折楔板によって屈折される角度が異なる。従って、複屈折楔板の屈折率は常光と異常光とで異なる。ここで、ある光が複屈折楔板の常光の屈折率と異常光の屈折率との平均の屈折率で偏向を受けたとすると、この光(1)は、図7(d)に示されるように、異常光が進む光路と常光が進む光路との中間の光路を進む。
【0057】
これに対し、ガラスの楔の屈折率が上記平均の屈折率と同じであった場合には、ガラスの楔の楔角度の大きさは複屈折結晶のものと同じでよいが、ガラスの楔の屈折率が上記平均の屈折率よりも小さい場合には、ガラスの楔の楔角度の大きさを大きくしなくては、光(1)の光路は複屈折楔板に入射した光の進行方向と平行にならない。逆に、平行にするためには、ガラスの楔の楔角度の大きさを大きくすればよい。このガラスの楔の楔角度の増加分は、上記したように、複屈折楔板の常光と異常光に対する屈折率の平均とガラスの屈折率の比によって与えられる。これにより、異常光と常光の角度分離は複屈折楔板への光の入射方向を中心として対称にすることが出来る。
【0058】
このようにして、楔板によって光路が角度分離するので、それぞれを別のファイバで受けることが出来る。特に、進行方向が微妙に異なる平行光線は、同一のレンズで集光すると集光位置が異なるので、それぞれの集光点にファイバを配置することによって個別に受けることが可能となる。
【0059】
図7(e)は複屈折楔板の更に別の配置を示す図である。
図7(e)においては、複屈折楔板701、702自身が水平から45度傾斜して設けられており、図7(e)に矢印で示される光学軸は複屈折楔板701の場合は、楔の底の部分に平行に設定され、複屈折楔板702の場合には、くさびの底の部分に垂直に設定されている。
【0060】
一般に、複屈折楔板に光が入射する場合、楔の傾斜部分の表面に対し、光の入射が垂直からずれるが、光学軸が楔の傾斜部分の表面の法線と光入射方向を含む面に垂直または平行であれば、垂直入射でなくても、完全に偏光分離が出来る。図7(e)の複屈折楔板の配置においては、複屈折楔板701の場合は、光学軸が楔の傾斜部分の表面の法線と光入射方向を含む面に垂直に、複屈折楔板702の場合は、平行になっている。従って、複屈折楔板701、702の楔の傾斜部分の表面において、異常光あるいは常光として通過する光の偏光方向が互いに垂直となる。よって、複屈折楔板を光が通過した場合にもクロストークを低減することが出来、理想的にはクロストークをなくすことが出来る。
【0061】
以上の構成は、2つのファラデー回転子を使っているが、途中で折り返す構成として1つのファラデー回転子で2回分を共用することができる。
図8は、本発明の光デバイスの第2の実施例を示す図である。
【0062】
図8の構成においては、反射面706、複屈折楔板705、45度ファラデー回転子704、偏光プリズム703、レンズ702−1、702−2、ファイバ701−1〜701−4からなっている。
【0063】
ファイバ701−1から入力された光はレンズ702−1によって、コリメートされ、偏光プリズム703に入力される。偏光プリズム703では、互いに直交する偏光が分離され、図面の紙面に平行な偏光方向を持つ光は光路1へ、紙面に垂直な偏光方向を持つ光は光路2へと導かれる。次に、それぞれの光は45度ファラデー回転子704によって、図8の下方に記載されているように、偏光面を反時計回りに45度回転させられる。これにより、光路1及び2の光の偏光面は、同じく図8の下方に記載されている複屈折楔板705の光学軸と平行となり、異常光として屈折をうける。複屈折楔板705から出力された光は反射面706によって反射され、再び複屈折楔板705によって、異常光としての屈折を受ける。そして、45度ファラデー回転子によって偏光面が45度回転されて、光路1の光は紙面に垂直な偏光方向を持ち、光路2の光は紙面に平行な偏光方向を持って、偏光プリズム703に入力される。これにより、光路1と2を通ってきた光は合波され、レンズ702−2の方向に出力される。そして、ファイバ701ー4によって受光される。
【0064】
一方、ファイバ701−4から出力された光は、同様に、レンズ702−2によって、コリメートされ、偏光プリズム703によって分岐される。今度の場合は、光路1には紙面に垂直な方向に偏光した光が現れ、光路2には紙面に平行な方向に偏光した光が現れる。これらが45度ファラデー回転子によって回転された後には、複屈折楔板705の光軸と垂直となり、常光としての屈折を受ける。反射面706によって、反射された後に更に複屈折楔板705によって屈折を受け、45度ファラデー回転子704によって偏光面を回転される。これにより、光路1には紙面に平行に偏光した光が現れ、光路2には紙面に垂直に偏光した光が現れる。したがって、これらの光は、レンズ702−1の方向に出力され、ファイバ701−2に入力される。
【0065】
ファイバ701−2から出力された光はファイバ701−1から出力された光と同様の作用を受けるが、ファイバ701−1とファイバ701−2の位置が異なっているために、レンズ702−2から出力される場合にも、ファイバ701−1から出力された光とは異なる角度で出力され、ファイバ701−3に結合される。
【0066】
このように、図8の構成においても図1の光デバイスと同様の作用を得ることが出来、光サーキュレータあるいは磁気光学スイッチとしての機能を達成することが出来る。
【0067】
なお、同図の構成においては、反射面706が別途設けられる構成を説明したが、複屈折楔板705と一体成形する構成としても良い。すなわち、複屈折楔板705の一つの面に反射膜を形成するなどが可能である。
【0068】
図9は、本発明の光デバイスの第3の実施例を示す図である。
図9において、図1と同じ参照番号が付されている構成要素は、図1と同じ構成要素を示す。図9においては、図1の偏光プリズムの代わりに複屈折結晶801及び802が設けられている。図9に点線で示されているように、ファイバ101あるいは102から出力された光は複屈折結晶801によって、互いに直交する偏光を持つ異常光と常光に分岐される。複屈折結晶801を通過すると、直交する偏光面を持つ2つの光線は平行になり、45度ファラデー回転子107−1によって偏光面を45度回転させられ、複屈折楔板108−1、108−2に異常光として入射する。複屈折楔板108−1、108−2では、異常光として屈折され、45度ファラデー回転子107−2で更に偏光面が回転され、図9の紙面に垂直な偏光方向の光と紙面に平行な偏光方向の光とに変換される。そして、複屈折結晶802に入力されて、直交した偏光が互いに合波されて、レンズ105−2に出力される。
【0069】
出力された光がファイバ103とファイバ104のいずれに入るかはファイバ101から出た光か、ファイバ102から出た光かによって異なり、例えば、ファイバ101から出力された光はファイバ104へ入力され、ファイバ102から出力された光はファイバ103へ入力される。このように、ファイバ101とファイバ102との配置がずれているため、複屈折楔板108−1で屈折されて光が出力される方向がずれることになる。
【0070】
図10は、本発明の光サーキュレータとしての光デバイスの応用例を示した図である。
光サーキュレータ901の用途は、図10(a)に示したように、光源902から伝送路903へ光を送り、同一の伝送路903からの光を受光器904で受ける構成が考えられる。このような構成によれば、光源902から信号として送られてきた光を伝送路903に伝送することが出来ると共に、同じ伝送路903を送信されてきた光信号を受光器904で受光することが可能となる。従って、図10(a)に示されている構成を光通信の端局に設けることによって、送受信機能を有する光送受信機を構成することが出来る。
【0071】
また、図10(b)に示すように、伝送路903からの光をファイバグレーティング905などへ送って、特定の波長の反射光を受光することも可能である。すなわち、光は伝送路903からサーキュレータ901に入力され、ファイバグレーティング905に送られる。そして、特定の波長だけが反射され、受光器904へと送られて、受光される。このように、伝送路903から送られてきた複数の光の内、特定の波長の光を取り出すことが出来るので、波長分割多重通信において、各チャネルの受光器として使用が可能である。
【0072】
更に、本発明の光デバイスを磁気光学スイッチとして使用する場合の用途は、図10(c)に示したように、伝送路▲1▼〜▲2▼の光を必要に応じて光路を切り換え、例えば、▲3▼へ出力されるようにすれば、光信号を送受できる端末906を用意しておくことによって、光信号を送受信することが出来ると共に、伝送されてきた光信号に基づいた処理を行った結果を再び光信号として、伝送路▲4▼から伝送路▲2▼へ送信するなどを行うことができる。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、部品点数が少なく、構成が簡単で、クロストークの少ない光デバイス、特に、光サーキュレータ、あるいは磁気光学スイッチを提供することが出来る。
【0074】
また、部品点数が少ないため、小型化が可能であり、製造コストを少なくすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光デバイスの第1の実施例を示す図である。
【図2】 図1の丸で囲まれた各番号で示した部分の光路の断面を示し、同時に、光の偏光方向を示す図である。
【図3】図1の光デバイスから異なる角度で出力される光をそれぞれ受光するファイバ103、104の配置関係を示す図である。
【図4】図1の光デバイスに使用する45度ファラデー回転子の構成を示した図である。
【図5】光サーキュレータ及びこれを用いた磁気光学スイッチの概念を説明する図である。
【図6】複屈折楔板の変形例を示す図(その1)である。
【図7】複屈折楔板の変形例を示す図(その2)である。
【図8】本発明の光デバイスの第2の実施例を示す図である。
【図9】本発明の光デバイスの第3の実施例を示す図である。
【図10】本発明の光サーキュレータとしての光デバイスの応用例を示した図である。
【図11】従来の光サーキュレータあるいは磁気光学スイッチを示す図である。
【符号の説明】
101〜104、701−1〜701−4、1006−1〜1006−4、1010−1〜1010−4 ファイバ
105−1、105−2、702−1、702−2、1005−1〜1005−4、1011−1〜1011−4 レンズ
106−1、106−2、703、1001、1004 偏光プリズム
107−1、107−2、704、1003、1015−1、1015−245度ファラデー回転子
108−1、108−2、705 複屈折楔板
801、802、1012、1013、1014 複屈折結晶
401 磁気光学結晶
402 永久磁石
403 電磁石
404 入射光
601〜604 1/2波長板
901 サーキュレータ
902 光源
903 伝送路
904 受光器
905 ファイバグレーティング
906 端末
1002、1016−1〜1016−4 1/2波長板

Claims (24)

  1. 入射光を偏光面が直交する第1及び第2の直線偏光に分解してそれぞれを互いに平行な第1の光路と第2の光路とに出力する第1の偏光プリズムと、
    前記第1の偏光プリズムの後段に設けられた第1の45度ファラデー回転子と、
    前記第1の45度ファラデー回転子の後段に設けられ、前記第1の直線偏光と前記第2の直線偏光に対して第1の偏向角を与えると共に、前記第1の直線偏光に直交する直線偏光と前記第2の直線偏光に直交する直線偏光に対して前記第1の偏向角とは異なる第2の偏向角を与える、少なくとも1つの複屈折楔板からなる偏向手段と、
    前記偏向手段の後段に設けられた第2の45度ファラデー回転子と、
    前記第2の45度ファラデー回転子の後段に設けられ、前記第1及び第2の光路中の、前記偏向手段により前記第1の偏向角を与えられた光を互いに合波して出力する第2の偏光プリズムと、
    を備えた光デバイス。
  2. 前記偏向手段の偏向方向が、前記互いに平行な第1の光路及び第2の光路を含む面に対して垂直であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  3. 前記偏向手段の偏向方向が、前記互いに平行な第1の光路及び第2の光路を含む面に対して平行であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  4. 前記偏向手段の偏向方向が、前記互いに平行な第1の光路及び第2の光路を含む面に対して45゜方向であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  5. 前記入射光が平行光線であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  6. ファイバから与えられた前記入射光をレンズで平行光線として前記第1及び第2の偏光プリズムの1つへ入射し、前記第1及び第2の偏光プリズムの他の1つから平行光線として出力された出力光をレンズで集光してファイバに結合することを特徴とする請求項5に記載の光デバイス。
  7. 2つの直交する直線偏光が前記偏向手段で受ける異なる偏向角に対応したそれぞれの光の進行位置に、個別の集光用のレンズおよび入出力用のファイバを配置したことを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  8. 2つの直交する直線偏光が前記偏向手段で受ける異なる偏向角に対応したそれぞれの光のレンズによる集光位置に、個別の入出力用のファイバを配置したことを特徴とする請求項6に記載の光デバイス。
  9. 個別の入出力ファイバを1つのフェルールに取り付け、複数のファイバへの光結合に1つのレンズを使うことを特徴とする請求項8に記載の光デバイス。
  10. 前記偏向手段として、前記互いに平行な第1の光路及び第2の光路のそれぞれに対して方位の異なる光学軸を有する同一楔角度の複屈折楔板1枚ずつを個別に配置し、それぞれの複屈折楔板の光学軸の方位が光の進行方向の回りに互いに90度回転していることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  11. 前記偏向手段として、前記互いに平行な第1の光路及び第2の光路のそれぞれに対して互いに方位の異なる光学軸を有する第1の複屈折楔板及び第2の複屈折楔板を配置し、
    前記第1の光路と前記第2の光路とに設けられる前記第1の複屈折楔板は互いに同一の楔角度を有すると共にその光学軸の方位が光の進行方向の回りに互いに90度回転しており、
    前記第1の光路と前記第2の光路とに設けられる前記第2の複屈折板はそれぞれ同じ光路内の第1の複屈折楔板に比べて大きさが同じで符号が反対の楔角度を有すると共にその光学軸の方位が前記第1の複屈折楔板に対し光の進行方向の回りに90度回転していることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  12. 前記偏向手段として、前記互いに平行な第1の光路及び第2の光路のそれぞれに対して楔角度が互いに反対符号の第1の複屈折楔板と第2の複屈折楔板を配置し、
    前記第1の光路及び前記第2の光路のそれぞれの光路にある第1の複屈折楔板が大きさが同じで符号が反対の楔角度を有すると共にその光学軸方位が同一で、
    前記第1の光路及び前記第2の光路のそれぞれの光路にある第2の複屈折楔板はそれぞれ同じ光路内の第1の複屈折楔板に比べて大きさが同じで符号が反対の楔角度を有すると共にその光学軸の方位が前記第1の複屈折楔板に対し光の進行方向の回りに90度回転していることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  13. 前記偏向手段として、前記互いに平行な第1の光路及び第2の光路のそれぞれに対して複屈折楔板1枚を配置すると共に、等方的材料で出来た楔板1枚を配置し、
    各複屈折楔板は楔角度が同一でその光学軸の方位が光の進行方向の回りに互いに90度回転しており、
    等方的材料の楔板は複屈折楔板に比べて楔角度の大きさが複屈折楔板の平均屈折率と等方的材料の屈折率の比の値だけ大きく、符号が反対であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  14. 前記偏向手段として、前記互いに平行な第1の光路及び第2の光路のそれぞれに対して、互いに光学軸の方向が等しい複屈折楔板を配置し、
    前記互いに平行な第1の光路及び第2の光路のそれぞれに前記複屈折楔板を挟むように、2つずつの1/2波長板を設け、
    前記第1の光路に設けられる第1の1/2波長板の主軸は、前記第2の光路に設けられる第1の1/2波長板の主軸と互いに反対方向に垂直から22.5度傾いており、前記第1の光路及び前記第2の光路のそれぞれに設けられる第2の1/2波長板の主軸は、それぞれの光路に設けられる第1の1/2波長板の主軸とそれぞれ同じ方向を向いていることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  15. 前記互いに光学軸の方向が等しい複屈折楔板は、前記第1と第2の光路にまたがる1つの複屈折楔板で構成されることを特徴とする請求項14に記載の光デバイス。
  16. 複屈折楔板の材料が二酸化チタンの単結晶であることを特徴とする請求項10〜15のいずれか1つに記載の光デバイス。
  17. 複屈折楔板の材料が方解石であることを特徴とする請求項10〜15のいずれか1つに記載の光デバイス。
  18. 前記第1及び第2の45度ファラデー回転子のファラデー回転角が同一の符号であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  19. 前記第1及び第2の45度ファラデー回転子のファラデー回転角が反対の符号であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  20. 前記偏光プリズムがガラスプリズムを貼り合わせたもので、その間隙にある多層の光学干渉膜によって偏光分離をすることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  21. 前記偏光プリズムが複屈折材料でできており、光をその光学軸方位に対して約45度の方向に進行させることにより、常光と異常光の光路を分離することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  22. 光を反射するための反射面と、
    入射光を偏光面が直交する第1及び第2の直線偏光に分解して、そのそれぞれを、前記反射面で折り返される互いに平行な第1の光路と第2の光路とに出力し、また、前記反射面で反射されて前記第1及び第2の光路を戻ってきた直線偏光を互いに合波して出力光として出力する偏光プリズムと、
    前記偏光プリズムと前記反射面との間に設けられた45度ファラデー回転子と、
    前記45度ファラデー回転子と前記反射面との間に設けられ、前記第1の直線偏光と前記第2の直線偏光に対して第1の偏向角を与えると共に、前記第1の直線偏光に直交する直線偏光と前記第2の直線偏光に直交する直線偏光に対して前記第1の偏向角とは異なる第2の偏向角を与える、少なくとも1つの複屈折楔板からなる偏向手段と、
    を備えた光デバイス。
  23. 前記反射面は前記偏向手段に一体成形されていることを特徴とする請求項22に記載の光デバイス。
  24. 2つの45度ファラデー回転子の磁化を同時に反転させる電磁石を配置し、光路の切り替え機能を併せ持つことを特徴とする請求項1〜23のいずれか1つに記載の光デバイス。
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