JP3736451B2 - アドレス推定システム、ネットワークデバイス、アドレス推定方法およびアドレス推定プログラム - Google Patents

アドレス推定システム、ネットワークデバイス、アドレス推定方法およびアドレス推定プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに関する設定項目を推定するために利用されるアドレス推定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークを構成するネットワークデバイスは、ネットワークに関する初期設定を行った上で使用される。初期設定は、例えば、ゲートウェイデバイス(例えば、ルータ)のIPアドレスを示すデフォルトゲートウェイ、サブネットマスク、ネットワークデバイス自身に割り当てられているIPアドレスなどの設定値を入力することによって行われる。これらの設定値は、通常、利用者がネットワークデバイスの備える操作部(例えば、入力パネルなど)で入力操作を行うことによって入力されていた。しかし、このような入力操作においては、デフォルトゲートウェイ、サブネットマスク、IPアドレスなど多くの設定値を入力しなければならず、操作が面倒で操作の負担が重いという問題があった。
【0003】
この問題を解決するために特開2000−194513号公報には、ネットワークに関する初期設定を行う際に、ネットワーク上を流れるパケットから推測した値を所定の入力欄にあらかじめ入力された状態としておき、設定値として利用するかどうかを利用者に決定させることのできるネットワークデバイスが記載されている。
【0004】
このネットワークデバイスは、ネットワーク上の通信データを取得することによって、複数のIPアドレスを獲得して、IPアドレスの各バイトそれぞれの値として最も多く使用されている値であって、かつ、所定のしきい値以上の割合で使用されている値を、ネットワークアドレスの各バイトそれぞれの値としていくといった方法によって、ネットワークアドレスの値を推定する。ネットワーク内を流れる通信データのうち、同一ネットワーク内のネットワークデバイス間で送受信される通信データにおけるIPアドレスは、いずれの通信データであってもネットワークアドレスに対応するビットは同じ値である。また、ホストアドレスは、ネットワークデバイス毎に異なるため、同一のホストアドレスが使用されている割合は全通信データに対して所定のしきい値以上となることは少ない。このようなことから、上述の方法によって自身の属するネットワークにおけるネットワークアドレスを推定することができた。また、ネットワークアドレスがわかれば、ホストアドレスに対応するビット以外のビットを「1」とすることによってサブネットマスクを推定することもできた。
【0005】
このようなネットワークデバイスによれば、多くの設定値を入力する必要がなくなり、利用者に対する操作の負担を軽減することができた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このネットワークデバイスでは、第1の問題として、ゲートウェイデバイスのIPアドレスを推定することができないという問題があった。また、第2の問題として、次のような理由から設定項目となる値を正確に推定できない恐れがあった。
【0007】
例えば、図9に示したように、それぞれ複数のネットワークデバイス(以降、単にデバイスとする)からなるネットワークNa、Nbが、ルータAおよびルータBを介して接続されている場合を例示する。この構成において、ネットワークNa内のデバイスa1から、ネットワークNb内のデバイスb1に向かってパケット(ネットワーク上を流れるひとかたまりの通信データ)を送信する場合、デバイスa1から送信されたパケットは、ルータAおよびルータBを経由してデバイスb1に到着することになる。このとき、ルータBからデバイスb1に送信されるパケットの送信元IPアドレスはデバイスa1のIPアドレスである。このIPアドレスは、ネットワークNaにおけるIPアドレスであるため、このIPアドレスのネットワークアドレスは、ネットワークNbのネットワークアドレスとは異なっている。ここで、ネットワークNbのデバイスb2が、ネットワークNb内を流れるパケットを監視している場合、ネットワークNb内のデバイスbn同士で送受信されるパケットの数よりも、ネットワークNaから送信されてきたパケットの数の方が多いと、デバイスb2は、ネットワークNbのネットワークアドレスとして、ネットワークNaのネットワークアドレスを推定してしまう恐れがある。これは、ネットワークNb内を流れるパケットの多くが、ネットワークNaのネットワークアドレスを持つパケットとなっているからである。
【0008】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、第1に、ネットワーク内を流れるパケットからゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスを推定することができ、第2に、ネットワークに関する設定項目となる値を従来よりも正確に推定することができるアドレス推定システム、ネットワークデバイス、アドレス推定方法およびアドレス推定プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記第1の問題を解決するため請求項1に記載のアドレス推定システムは、それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定システムであって、前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信先を示す送信先MACアドレスと、当該パケットの送信先を示す送信先IPアドレスとを対にして抽出する抽出手段と、MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手段と、前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手段とを備えていることを特徴とする。
【0010】
このアドレス推定システムにおけるゲートウェイデバイスとは、ネットワーク間でパケットを中継するためのネットワークデバイスであって、例えば、ルータなどのネットワークデバイスである。また、抽出手段は、ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報のうち送信先MACアドレスおよび送信先IPアドレスを抽出する手段である。
【0011】
また、アドレス導出手段は、MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すことができれば、その具体的な構成は特に限定されない。例えば、ネットワークを構成するネットワークデバイスの中に、RARP(Reverse Address Resolution Protocol)サーバーとして機能するネットワークデバイスが存在している場合、RARPを利用して、MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すといった構成を採用することができる。また、IPアドレスを導き出す別の構成としては、MACアドレスと、このMACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスとを対応づけたデータテーブルを用意して、このデータテーブルに基づいてMACアドレスからIPアドレスを導き出すといった構成を採用することもできる。
【0012】
また、ゲートウェイアドレス推定手段は、抽出手段を介して抽出したMACアドレスについて、アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、この導き出されたIPアドレスをゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定する手段である。
【0013】
このアドレス推定システムにおけるゲートウェイアドレス推定手段は、まず、抽出手段を介して抽出した複数の送信先MACアドレスのうち、対になっている送信先IPアドレスが複数種類存在する送信先MACアドレスについて、アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出す。ここで、対になっている送信先IPアドレスが複数種類存在する送信先MACアドレスとは、抽出手段により抽出された複数の送信先MACアドレスのうち、同一の送信先MACアドレスに対応する送信先IPアドレスの種類が複数存在する送信先MACアドレスのことである。そして、導き出されたIPアドレスをゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定する。
【0014】
通常、同一ネットワーク内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットの送信先MACアドレスおよび送信先IPアドレスは、両方とも送信先のネットワークデバイスのアドレスである。そのため、同一ネットワーク内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットは、送信先MACアドレスおよび送信先IPアドレスの対が常に同じ組み合わせとなる。一方、ゲートウェイデバイス経由で他のネットワークに向けて送信されるパケットについては、送信先IPアドレスは送信先のネットワークデバイスのIPアドレスである。しかし、送信先MACアドレスは、パケットをまずゲートウェイデバイスに送信しなければならないことから、ゲートウェイデバイスのMACアドレスになっている。このように、他のネットワークに向けて送信されるパケットは、送信先IPアドレスとは無関係にゲートウェイデバイスのMACアドレスが送信先MACアドレスとなる。そのため、ゲートウェイデバイス経由で他のネットワークに向けて送信されるパケットは、送信先MACアドレスおよび送信先IPアドレスの対が常に同じ組合せとはならない。このことから、同一の送信先MACアドレスに対応する送信先IPアドレスの種類が複数存在する送信先MACアドレスは、ゲートウェイデバイスのMACアドレスと推定することができる。よって、こうして推定されたMACアドレスについて、アドレス導出手段を介して導き出されるIPアドレスは、ゲートウェイデバイスのIPアドレスであると推定できる。
【0015】
このように構成されたアドレス推定システムによれば、ネットワーク内を流れるパケットから、ゲートウェイデバイスのIPアドレスを推定することができる。
【0016】
このアドレス推定システムにおけるサブネットマスク算出手段が、サブネットマスクを算出する構成については、特に限定されないが、例えば、請求項2に記載のアドレス推定システムのように、前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスにおける最上位バイトの値に基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手段を備えているとよい。
【0017】
このアドレス推定システムにおけるサブネットマスク算出手段は、ゲートウェイデバイスのIPアドレスにおける最上位バイトの値に基づいて、サブネットマスクを算出する手段である。IPアドレスは、複数のクラスに分類されており、各クラス毎に使用可能な数値範囲と、各クラスにおけるサブネットマスクとが決められている。例えば、クラスAは、最上位バイトの数値範囲(10進数)が「1」から「127」、サブネットマスクが「255.0.0.0」と決められている。また、クラスBは、最上位バイトの数値範囲(10進数):が「128」から「191」、サブネットマスクが「255.255.0.0」と決められている。さらに、クラスCは、最上位バイトの数値範囲(10進数)が「192」から「223」、サブネットマスクが「255.255.255.0」と決められている。
【0018】
このことから、サブネットマスク算出手段は、上述のような各クラス毎に決められた使用可能な数値範囲およびサブネットマスクに基づいて、サブネットマスクを算出する。例えば、IPアドレスの最上位バイトが、「1」から「127」までの間の値であれば、サブネットマスクを「255.0.0.0」とする。また、最上位バイトが、「128」から「191」までの間の値であれば、サブネットマスクを「255.255.0.0」とする。また、最上位バイトが、「192」から「223」までの間の値であれば、サブネットマスクを「255.255.0.0」とする。
【0019】
このように構成されたアドレス推定システムによれば、サブネットマスク算出手段によって、ゲートウェイデバイスのIPアドレスからサブネットマスクを算出することができる。
【0020】
また、上記第2の問題を解決するため請求項3に記載のアドレス推定システムは、前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手段を備えていることを特徴とする。
【0021】
このアドレス推定システムにおけるサブネットマスク算出手段は、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスと、ゲートウェイアドレス推定手段により推定されたゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいてサブネットマスクを算出する手段である。ここで、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスとは、抽出手段により抽出された複数のMACアドレスのうち、同一のMACアドレスに対応するIPアドレスの種類が1種類のみとなっているMACアドレスのことである。このようなMACアドレスは、抽出手段により複数のMACアドレスが抽出されたにも拘わらず、対応するIPアドレスが1種類のみのMACアドレスである。これは、MACアドレスおよびIPアドレスの対が常に同じ組み合わせとなるパケットから抽出されたMACアドレス、つまり、同一ネットワーク内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットから抽出されたMACアドレスであることを示している。
【0022】
また、上記第1,第2の問題を解決するため請求項4に記載のアドレス推定システムは、それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定システムであって、前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信元を示す送信元MACアドレスと、当該パケットの送信元を示す送信元IPアドレスとを対にして抽出する抽出手段と、MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手段と、前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手段と、前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手段と、を備えていることを特徴とする。
【0023】
このアドレス推定システムにおけるゲートウェイデバイスとは、請求項1におけるゲートウェイデバイスと同様のネットワークデバイスである。また、抽出手段は、ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報のうち送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスを抽出する手段である。
【0024】
また、アドレス導出手段は、請求項1におけるアドレス導出手段と同様に、MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出す手段である。また、ゲートウェイアドレス推定手段は、請求項1におけるゲートウェイアドレス推定手段と同様に、ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスを推定する手段である。
【0025】
このアドレス推定システムにおけるゲートウェイアドレス推定手段は、まず、抽出手段を介して抽出した複数の送信元MACアドレスのうち、対になっている送信元IPアドレスが複数種類存在する送信元MACアドレスについて、アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出す。ここで、対になっている送信元IPアドレスが複数種類存在する送信元MACアドレスとは、抽出手段により抽出された複数の送信元MACアドレスのうち、同一の送信元MACアドレスに対応する送信元IPアドレスの種類が複数存在する送信元MACアドレスのことである。そして、導き出されたIPアドレスをゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定する。
【0026】
通常、同一ネットワーク内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットの送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスは、両方とも送信元のネットワークデバイスのアドレスである。そのため、同一ネットワーク内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットは、送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスの対が常に同じ組み合わせとなる。一方、ゲートウェイデバイス経由で他のネットワークから送信されてくるパケットについては、送信元IPアドレスは送信元のネットワークデバイスのIPアドレスである。しかし、送信元MACアドレスは、パケットがゲートウェイデバイスを通過する際、送信元のネットワークデバイスのMACアドレスからゲートウェイデバイスのMACアドレスに変換される。このように、他のネットワークから送信されてくるパケットは、送信元IPアドレスとは無関係にゲートウェイデバイスのMACアドレスが送信元MACアドレスになる。そのため、ゲートウェイデバイス経由で他のネットワークから送信されてくるパケットは、送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスの対が常に同じ組合せにはならない。このことから、同一の送信元MACアドレスに対応する送信元IPアドレスの種類が複数存在する送信元MACアドレスは、ゲートウェイデバイスのMACアドレスと推定することができる。よって、こうして推定されたMACアドレスについて、アドレス導出手段を介して導き出されるIPアドレスは、ゲートウェイデバイスのIPアドレスであると推定できる。
【0027】
また、このアドレス推定システムにおけるサブネットマスク算出手段は、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスと、ゲートウェイアドレス推定手段により推定されたゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいてサブネットマスクを算出する手段である。ここで、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスとは、抽出手段により抽出された複数のMACアドレスのうち、同一のMACアドレスに対応するIPアドレスの種類が1種類のみとなっているMACアドレスのことである。このようなMACアドレスは、抽出手段により複数のMACアドレスが抽出されたにも拘わらず、対応するIPアドレスが1種類のみのMACアドレスである。これは、MACアドレスおよびIPアドレスの対が常に同じ組み合わせとなるパケットから抽出されたMACアドレス、つまり、同一ネットワーク内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットから抽出されたMACアドレスであることを示している。
【0028】
このように構成されたアドレス推定システムによれば、ネットワーク内を流れるパケットから、ゲートウェイデバイスのIPアドレスを推定することができる。
【0029】
なお、上述したアドレス推定システムにおいては、アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出す対象として、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスを利用するように構成されている。しかし、このアドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出す対象としては、対になっているIPアドレスが最も多いMACアドレスを利用するように構成してもよい。ここで、対になっているIPアドレスが最も多いMACアドレスとは、抽出手段により抽出された複数のMACアドレスのうち、同一のMACアドレスに対応するIPアドレスの種類が最も多いMACアドレスのことである。
【0030】
また、上述した請求項3,請求項4に記載のアドレス推定システムにおいて、サブネットマスク算出手段がサブネットマスクを算出する構成については、特に限定されないが、例えば、請求項5に記載のアドレス推定システムのように、前記サブネットマスク算出手段は、IPアドレスと同じビット数で全てのビットが初期値として1になっている値Aと、前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスBと、前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを1以上特定し、該特定したMACアドレスと対になっている1以上のIPアドレスCnとを利用して、前記IPアドレスBと前記IPアドレスCnとの排他的論理和演算を行って値Dを算出する第1手順と、該第1手順で算出された前記値Dの否定演算を行って値Eを算出する第2手順と、該第2手順で算出された前記値Eと前記値Aとの論理積演算を行って値Fを算出する第3手順と、該第3手順で算出された前記値Fを新たに前記値Aとする第4手順と、前記第1手順から第4手順を前記1以上のIPアドレスCnの数に基づいて処理させる第5手順とを実行して、最終的に前記第4手順において前記値Aとされた値をサブネットマスクとするように構成すればよい。
【0031】
このアドレス推定システムでは、サブネットマスク算出手段によって、次のような手順でサブネットマスクが算出される。なお、以降に示すIPアドレスCnの添え字は、複数あるIPアドレスの通し番号を示すものである。また、各値(DからF)の添え字については、第1から第4手順までの手順が何回目に実行された際に算出された値であるかを示すものである。なお、初期値として全てのビットが「1」となっている値Aは、値A0とする。
【0032】
まず、第1手順として、IPアドレスBとIPアドレスCnとの排他的論理和演算を行うことによって、両者を構成する各ビットのうち、値が一致しないビットが「1」となった値Dが算出される(Dn=(B)xor(Cn))。次に、第2手順として、第1手順で算出された値Dnの否定演算を行うことによって、IPアドレスBおよびIPアドレスCnを構成する各ビットのうち、値が一致するビットが「1」となった値Eが算出される(En=not(Dn))。
【0033】
IPアドレスCnは、同一のMACアドレスに対応するIPアドレスが1種類のみのMACアドレスに対応するIPアドレスである。このようなIPアドレスは、同一ネットワーク内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットから抽出されたものである。一方、IPアドレスBは、ゲートウェイデバイスのIPアドレスである。これらのことから、IPアドレスCnおよびIPアドレスBは、それぞれ同一ネットワーク内で使用されているIPアドレスということになる。そのため、IPアドレスBとIPアドレスCnとを構成する各ビットのうち、少なくともネットワークアドレスに対応するビットについては、同じ値になっているはずである。そのため、第2手順により算出された値Enは、IPアドレスBおよびIPアドレスCnの少なくともネットワークアドレスに対応するビットが「1」となっている値ということになる。しかし、この段階では、ホストアドレスに対応する各ビットのうち値が一致してしまっているビットが存在している可能性がある。そのため、以降の手順によって、ホストアドレスに対応する各ビットを「0」としていくことになる。
【0034】
次に、第3手順として、第2手順で算出された値Enと値An-1との論理積演算を行うことによって、値Enおよび値An-1をそれぞれ構成するビットのうち、両者共に「1」となっているビットが「1」となった値Fnが算出される(Fn=(En)and(An-1))。
【0035】
次に、第4手順として、第3手順で算出された値Fnを新たに値Anとする(A1←Fn)。こうして値Anにセットされる値は、サブネットマスクの候補となる値である。そして、第5手順として、第1手順から第4手順をIPアドレスCnの数に基づいて処理させて、最終的に第4手順において値Anとされた値をサブネットマスクとする。この第5手順では、第1手順から第4手順までの手順がIPアドレスC1から順番にIPアドレスCnまで繰り返されることになる。
【0036】
IPアドレスC1からIPアドレスCnは、ネットワークアドレスは同じであるが、ホストアドレスがそれぞれ異なっている。そのため、この第5手順において、第1手順から第4手順までの手順がIPアドレスC1から順番にIPアドレスCnまで繰り返すことによって、最終的には、ホストアドレスに対応するビットが「0」となった値Anが算出される。この値Anには、ネットワークアドレスに対応するビットのみが「1」となったものであり、サブネットマスクがセットされていることになる。
【0037】
このように構成されたアドレス推定システムによれば、サブネットマスク算出手段によって、同一ネットワーク内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットから抽出されたIPアドレスCnを利用してサブネットマスクを算出することができる。よって、同一ネットワーク内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットより、他のネットワークに向けて送信される、または、他のネットワークから送信されてくるパケットの数が多くても、ネットワークに関する設定項目であるサブネットマスクを従来よりも正確に推定することができる。
【0038】
また、請求項6に記載のアドレス推定システムは、前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスと、前記サブネットマスク算出手段により算出された前記サブネットマスクとに基づいて、ネットワークアドレスを算出するネットワークアドレス算出手段とを備えていることを特徴とする。
【0039】
このアドレス推定システムにおけるネットワークアドレス算出手段は、ゲートウェイデバイスのIPアドレスと、サブネットマスクとの論理積演算を行うことによってネットワークアドレスを算出する手段である。このように構成されたアドレス推定システムによれば、ゲートウェイデバイスのIPアドレスと、サブネットマスクとに基づいて、ネットワークアドレスを算出することができる。
【0040】
また、請求項7に記載のアドレス推定システムは、MACアドレスに対応付けて1以上のIPアドレスが登録されるアドレスリストを、異なるMACアドレス毎に作成する手段であり、前記抽出手段を介して対にして抽出されたMACアドレスおよびIPアドレスが過去に抽出されていない対である場合に、該MACアドレスに対応するアドレスリストに当該対になっているIPアドレスを登録するアドレスリスト作成手段を更に備え、前記ゲートウェイアドレス推定手段は、前記アドレスリスト作成手段により作成された前記アドレスリストに基づいて、対になっているIPアドレスが複数種類登録されているMACアドレスを決定し、該決定したMACアドレスについて、前記アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定することを特徴とする。
【0041】
このアドレス推定システムにおけるアドレスリストは、MACアドレスに対して1種類以上のIPアドレスを対応づけた状態で登録するリストである。また、アドレスリスト作成手段は、抽出手段を介して抽出されたMACアドレスおよびIPアドレスの対が過去に抽出されていない対である場合に、抽出されたMACアドレスに対応するアドレスリストに、抽出されたIPアドレスを登録する手段である。
【0042】
このアドレス推定システムにおいて、ゲートウェイアドレス推定手段は、まず、アドレスリスト作成手段により作成されたアドレスリストに基づいて、対になっているIPアドレスが複数種類登録されているMACアドレスを決定する。ここで、対になっているIPアドレスが複数種類登録されているMACアドレスとは、複数のアドレスリストのうち登録されているIPアドレスの種類が複数存在するアドレスリストに対応するMACアドレスのことである。そして、こうして決定されたMACアドレスについて、アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、導き出されたIPアドレスを、ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定する。
【0043】
このように構成されたアドレス推定システムによれば、抽出手段を介して抽出されたMACアドレスおよびIPアドレスの対が過去に抽出されていない対である場合に、抽出されたMACアドレスに対応するアドレスリストに、抽出されたIPアドレスが登録される。そのため、各アドレスリストに登録されたIPアドレスの種類に基づいて、対になっているIPアドレスが複数種類登録されているMACアドレスを、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスとして決定することができる。
【0044】
なお、この請求項7に記載のアドレス推定システムにおいては、アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出す対象として、対になっているIPアドレスが複数種類登録されているMACアドレスを利用するように構成されている。しかし、アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出す対象として、対になっているIPアドレスが最も多く登録されているMACアドレスを利用するように構成してもよい。ここで、対になっているIPアドレスが最も多く登録されているMACアドレスとは、複数のアドレスリストのうち登録されているIPアドレスの種類が最も多いアドレスリストに対応するMACアドレスのことである。
【0045】
また、請求項8に記載のネットワークデバイスは、それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、該ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信先を示す送信先MACアドレスと、当該パケットの送信先を示す送信先IPアドレスとを対にして抽出する抽出手段と、MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手段と、前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手段と、を備えている。
【0046】
また、請求項9に記載のネットワークデバイスは、それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、該ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信元を示す送信元MACアドレスと、当該パケットの送信元を示す送信元IPアドレスとを対にして抽出する抽出手段と、MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手段と、前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手段と、前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手段と、を備えている。
【0047】
また、請求項10に記載のアドレス推定方法は、それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定方法であって、前記複数のネットワークデバイスのうち、いずれかのネットワークデバイスが、前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信先を示す送信先MACアドレスと、当該パケットの送信先を示す送信先IPアドレスとを対にして抽出して、該抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定することを特徴とする。
【0048】
このような方法によって、ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスを推定するネットワークデバイスは、上述した請求項1に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0049】
また、前記推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスにおける最上位バイトの値に基づいて、サブネットマスクを算出してもよい。このような方法によって、ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスを推定するネットワークデバイスは、上述した請求項2に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0050】
また、前記抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出してもよい。
【0051】
このような方法によって、ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスを推定するネットワークデバイスは、上述した請求項3に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0052】
また、請求項11に記載のアドレス推定方法は、それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定方法であって、前記複数のネットワークデバイスのうち、いずれかのネットワークデバイスが、前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信元を示す送信元MACアドレスと、当該パケットの送信元を示す送信元IPアドレスとを対にして抽出して、該抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定して、前記抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出することを特徴とする。
【0053】
このような方法によって、ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスを推定するネットワークデバイスは、上述した請求項4に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0054】
また、上述した各アドレス推定方法において、IPアドレスと同じビット数で全てのビットが初期値として1になっている値Aと、前記推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスBと、前記抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを1以上特定し、該特定したMACアドレスと対になっている1以上のIPアドレスCnとを利用して、前記IPアドレスBと前記IPアドレスCnとの排他的論理和演算を行って値Dを算出する第1手順と、該第1手順で算出された前記値Dの否定演算を行って値Eを算出する第2手順と、該第2手順で算出された前記値Eと前記値Aとの論理積演算を行って値Fを算出する第3手順と、該第3手順で算出された前記値Fを新たに前記値Aとする第4手順と、前記第1手順から第4手順を前記1以上のIPアドレスCnの数に基づいて処理させる第5手順とを実行して、最終的に前記第4手順において前記値Aとされた値をサブネットマスクとしてもよい。
【0055】
このような方法によって、ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスを推定するネットワークデバイスは、上述した請求項5に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0056】
また、前記推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスと、前記算出された前記サブネットマスクとに基づいて、ネットワークアドレスを算出してもよい。このような方法によって、ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスを推定するネットワークデバイスは、上述した請求項6に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0057】
また、前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットのMACアドレスと、当該パケットの送信元IPアドレスとを対にして抽出し、該抽出されたMACアドレスおよびIPアドレスが過去に抽出されていない対である場合に、当該抽出されたMACアドレスに対応するアドレスリストに、当該抽出されたIPアドレスを登録していき、前記アドレスリストに基づいて、対になっているIPアドレスが複数種類登録されているMACアドレスを決定し、該決定したMACアドレスのIPアドレスを導き出し、該導き出したIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定してもよい。
【0058】
このような方法によって、ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスを推定するネットワークデバイスは、上述した請求項7に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0059】
また、請求項12に記載のアドレス推定プログラムは、それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定プログラムであって、前記複数のネットワークデバイスのうち、いずれかのネットワークデバイスに、前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信先を示す送信先MACアドレスと、当該パケットの送信先を示す送信先IPアドレスとを対にして抽出する前記抽出手順と、MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手順と、前記抽出手順において抽出された複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手順においてIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手順とを実行させるためのプログラムである。
【0060】
このようなプログラムによって制御されるネットワークデバイスは、上述した請求項1に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0061】
また、前記ゲートウェイアドレス推定手順において推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスにおける最上位バイトの値に基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手順を実行させるためのプログラムとしてもよい。
【0062】
このようなプログラムによって制御されるネットワークデバイスは、上述した請求項2に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0063】
また、前記抽出手順において抽出された複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記ゲートウェイアドレス推定手順において推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手順を実行させるためのプログラムとしてもよい。
【0064】
このようなプログラムによって制御されるネットワークデバイスは、上述した請求項3に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0065】
また、請求項13に記載のアドレス推定プログラムは、それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定プログラムであって、前記複数のネットワークデバイスのうち、いずれかのネットワークデバイスに、前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信元を示す送信元MACアドレスと、当該パケットの送信元を示す送信元IPアドレスとを対にして抽出する前記抽出手順と、MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手順と、前記抽出手順において抽出された複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手順においてIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手順と、前記抽出手順において抽出された複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手順と、を実行させるためのプログラムである。
【0066】
このようなプログラムによって制御されるネットワークデバイスは、上述した請求項4に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0067】
また、前記サブネットマスク算出手順として、IPアドレスと同じビット数で全てのビットが初期値として1になっている値Aと、前記ゲートウェイアドレス推定手順において推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスBと、前記抽出手順において抽出された複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを1以上特定し、該特定したMACアドレスと対になっている1以上のIPアドレスCnとを利用して、前記IPアドレスBと前記IPアドレスCnとの排他的論理和演算を行って値Dを算出する第1手順と、該第1手順で算出された前記値Dの否定演算を行って値Eを算出する第2手順と、該第2手順で算出された前記値Eと前記値Aとの論理積演算を行って値Fを算出する第3手順と、該第3手順で算出された前記値Fを新たに前記値Aとする第4手順と、前記第1手順から第4手順を前記1以上のIPアドレスCnの数に基づいて処理させる第5手順とを実行させて、最終的に前記第4手順において前記値Aとされた値がサブネットマスクとなるプログラムとしてもよい。
【0068】
このようなプログラムによって制御されるネットワークデバイスは、上述した請求項5に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0069】
また、前記ゲートウェイアドレス推定手順において推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスと、前記サブネットマスク算出手順において算出された前記サブネットマスクとに基づいて、ネットワークアドレスを算出するネットワークアドレス算出手順を実行させるためのプログラムとしてもよい。
【0070】
このようなプログラムによって制御されるネットワークデバイスは、上述した請求項6に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0071】
また、MACアドレスに対応付けて1以上のIPアドレスが登録されるアドレスリストを、異なるMACアドレス毎に作成する手順であり、前記抽出手順において対にして抽出されたMACアドレスおよびIPアドレスが過去に抽出されていない対である場合に、該MACアドレスに対応するアドレスリストに当該対になっているIPアドレスを登録するアドレスリスト作成手順を実行させるためのアドレス推定プログラムであって、前記ゲートウェイアドレス推定手順によって、前記アドレスリスト作成手順において作成された前記アドレスリストに基づいて、対になっているIPアドレスが複数種類登録されているMACアドレスを決定し、該決定されたMACアドレスについて、前記アドレス導出手順においてIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するプログラムとしてもよい。
【0072】
このようなプログラムによって制御されるネットワークデバイスは、上述した請求項7に記載のアドレス推定システムの一部を構成することができる。そのため、同アドレス推定システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0073】
なお、上述した請求項12および請求項13に記載したアドレス推定プログラムは、例えば、CD−ROMなどの記憶媒体、インターネットなどの通信回線を介して利用者に提供されるものである。
【0074】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について例を挙げて説明する。
[第1実施形態]
[全体構成]
ネットワークプリンタ(以降、単にプリンタとする)1は、図1に示すように、ルータ20、RARP(Reverse Address Resolution Protocol)サーバーとして機能するコン
ピュータシステム(以降、単にRARPサーバーとする)30、および、複数のパーソナルコンピュータ40などのネットワークデバイスと共にネットワークN1を構成するネットワークデバイスである。また、このネットワークN1は、ルータ20を介してネットワークN2に接続されている。
【0075】
このプリンタ1は、制御装置11、記憶装置12、通信装置13、表示装置14、入力パネル15などを備えている。また、プリンタ1には、RARPを利用して、MACアドレスからこのMACアドレスを持つネットワークデバイスに割り当てられているIPアドレスを特定可能なアプリケーションソフトが組み込まれている。このアプリケーションソフトの機能によって、プリンタ1が、MACアドレスを含むデータであるRARPリクエストをRARPサーバー30に送信すると、RARPリクエストを受信したRARPサーバー30が、RARPリクエストに含まれるMACアドレスに基づいて、このMACアドレスを持つネットワークデバイスのIPアドレスを特定し、特定したIPアドレスを含むデータであるRARPレスポンスをプリンタ1に返信する。こうして、プリンタ1は、MACアドレスからこのMACアドレスを持つネットワークデバイスに割り当てられているIPアドレスを特定することができる。なお、このようにRARPを利用して、MACアドレスを持つネットワークデバイスに割り当てられているIPアドレスを特定するプリンタ10は、本発明におけるアドレス導出手段として機能するものである。
【0076】
なお、このプリンタ1は、本発明におけるアドレス推定システムを有するネットワークデバイスである。[制御装置11によるネットワーク設定処理]まず、プリンタ1の備える制御装置11が実行するネットワーク設定処理を図2に基づいて説明する。このネットワーク設定処理は、入力パネル15によってネットワーク設定処理を開始するための操作が実行された後に開始される。
【0077】
まず、制御装置11は、パケット収集開始処理を行う(s11)。この処理においては、プリンタ1が、プリンタ1宛(ブロードキャストおよびマルチキャストを含む)のパケットのみを受信する通常状態から、プリンタ1宛を含む全てのパケットを受信するパケット収集状態となる。
【0078】
次に、制御装置11は、タイマーをスタートさせる(s12)。次に、制御装置11は、タイマーがあらかじめ設定された時間(本実施形態においては、30sec)に到達したかどうかをチェックする(s13)。このs13の処理において、タイマーが設定された時間に到達していない場合(s13:NO)、制御装置11は、パケットを受信するまで待機して(s14:NO)、パケットを受信したら(s14:YES)、アドレスリスト作成処理を行う(s15)。この処理は、MACアドレスに対して1種類以上のIPアドレスが登録されるアドレスリストを、s14の処理で受信したパケットの送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスに基づいて作成する処理である。この処理では、まず、s14の処理で受信したパケットの送信元MACアドレスに対応するアドレスリストが存在しなければ、対応するアドレスリストが作成される。そして、パケットの送信元MACアドレスに対応するアドレスリストに、このパケットの送信元IPアドレスが登録される(図5参照)。なお、詳細な処理手順については、後述の[制御装置11のアドレスリスト作成処理]において説明する。
【0079】
次に、制御装置11は、s15の処理で作成されたアドレスリストのうち、2種類以上のIPアドレスが登録されているアドレスリストが存在しているかどうかをチェックする(s16)。このs16の処理で、2種類以上のIPアドレスが登録されているアドレスリストが存在していれば(s16:YES)、制御装置11は、2種類以上のIPアドレスが登録されているアドレスリストに対応するMACアドレスから、このMACアドレスを持つネットワークデバイスに割り当てられているIPアドレスを特定する(s17)。
【0080】
通常、ネットワークN1内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットの送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスは、両方とも送信元のネットワークデバイスのアドレスである。そのため、ネットワークN1内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットは、送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスの対が常に同じ組み合わせとなる。一方、ルータ20経由で他のネットワークN2から送信されてくるパケットについては、送信元IPアドレスは送信元のネットワークデバイスのIPアドレスである。しかし、送信元MACアドレスはパケットがルータ20を通過する際、送信元のネットワークデバイスのMACアドレスからルータ20のMACアドレスに変換される。このように、他のネットワークN2から送信されてくるパケットは、送信元IPアドレスとは無関係にルータ20のMACアドレスが送信元MACアドレスになる。そのため、ルータ20経由で他のネットワークN2から送信されてくるパケットは、送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスの対が常に同じ組合せにはならない。このことから、2種類以上のIPアドレスが登録されているアドレスリストに対応する送信元MACアドレスは、ルータ20のMACアドレスと推定することができる。そのため、この処理において、2種類以上のIPアドレスが登録されているアドレスリストに対応するMACアドレスから特定されるIPアドレスは、ルータ20のIPアドレスであると推定できる。
次に、制御装置11は、s17の処理で特定されたIPアドレスを、ルータ20に割り当てられたIPアドレスとして変数ca_gwにセットする(s18)。この変数ca_gwは、IPアドレスと同じビット数で構成される変数である。次に、制御装置11は、s15の処理で作成されたアドレスリストのうち、1種類だけIPアドレスが登録されているアドレスリストの数が所定の数(本実施形態においては、3つ)以上存在しているかどうかをチェックする(s19)。ここで、1種類だけIPアドレスが登録されているアドレスリストは、本アドレスリスト作成処理が繰り返されることによって複数のアドレスリストが作成されたにも拘わらず、登録されているIPアドレスが1種類のみのアドレスリストである。これは、アドレスリストに対応するMACアドレスおよび登録されているIPアドレスの対が常に同じ組合せとなるパケット、つまり、ネットワークN1内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットに基づいて作成されたアドレスリストであることを示している。
このs19の処理で、1種類だけIPアドレスが登録されているアドレスリストの数が所定の数以上存在している場合(s19:YES)、制御装置11は、サブネットマスク算出処理を行う(s20)。この処理は、IPアドレスが1種類だけ登録されているアドレスリストに登録されているIPアドレスと、ルータ20のIPアドレスがセットされた変数ca_gwとに基づいてサブネットマスクを算出し、算出されたサブネットマスクを変数ca_smにセットする処理である。この変数ca_smは、IPアドレスと同じビット数で構成される変数である。なお、詳細な処理手順については、後述の[制御装置11のサブネットマスク算出処理]において説明する。
次に、制御装置11は、ネットワークアドレスを算出し、変数ca_ipにセットする(s21)。この処理においては、ルータ20に割り当てられたIPアドレスがセットされた変数ca_gwと、サブネットマスクがセットされた変数ca_smとが、論理積演算されることによってネットワークアドレスが算出され、算出されたネットワークアドレスが変数ca_ipにセットされる(ca_ip←(ca_gw)and(ca_sm))。この変数ca_ipは、IPアドレスと同じビット数で構成される変数である。
【0081】
こうして、s21の処理を行った後、s19の処理で1種類だけIPアドレスが登録されているアドレスリストの数が所定の数より少ない場合(s19:NO)、または、s16の処理で2種類以上のIPアドレスが登録されているアドレスリストが存在していない場合(s16:NO)、s13の処理に戻る。
【0082】
この後、s13の処理からs21の処理までの処理が繰り返し行われた後、s13の処理で、タイマーが設定された時間に到達した場合(s13:YES)、制御装置11は、パケット収集終了処理を行う(s22)。この処理においては、プリンタ1がパケット収集状態から通常状態となる。
次に、制御装置11は、表示装置14に、設定画面を表示する(s23)。この処理においては、図3に示すように、プリンタ1に割り当てられたIPアドレス(IP Address)、サブネットマスク(Subnet mask)およびルータ20のIPアドレスであるデフォルトゲートウェイ(Default Gateway)を設定するための入力欄(図3におけるA1からA3)、各入力欄に入力された値をプリンタ1のネットワークに関する設定項目として決定するための設定ボタンB1、および、本ネットワーク設定処理を終了するための終了ボタンB2などを有する設定画面が表示される。この設定画面の有する入力欄のうち、「IP Address」の入力欄A1には変数ca_ipを構成する各ビットを8ビット毎に10進数表示した値、「Subnet mask」の入力欄A2には変数ca_smを構成する各ビットを8ビット毎に10進数表示した値、また、「Default Gateway」の入力欄A3には変数ca_gwを構成する各ビットを8ビット毎に10進数表示した値が、あらかじめ入力された状態となっている。この設定画面が表示装置14に表示された後、利用者は、入力パネル15を操作することによって、各入力欄に入力されている値を変更するための操作、設定ボタンB1を選択する操作、および、終了ボタンB2を選択する操作を実行することができる。なお、これらの入力欄のうち、「IP Address」の入力欄A1に入力されている値は、ネットワークアドレスであるため、利用者は、ホストアドレスに相当する値のみを入力し直すことになる。
【0083】
次に、制御装置11は、入力パネル15が操作されるまで待機する(s24:NO)。この処理において制御装置11は、設定ボタンB1を選択する操作、および、終了ボタンB2を選択する操作が実行されるまで待機する。このs24の処理で入力パネル15が操作された際(s24:YES)、この操作が設定ボタンB1を選択する操作である場合(s25:YES)、設定画面の有する各入力欄に入力された値をプリンタ1のネットワークに関する設定項目として決定する(s26)。
【0084】
そして、s26の処理を行った後、または、s24の処理で行われた操作が終了ボタンB2を選択する操作である場合(s25:NO)、本ネットワーク設定処理を終了する。ここで、終了ボタンB2を選択する操作が実行された場合には、ネットワークに関する設定項目を変更することなく本ネットワーク設定処理が終了されることになる。
なお、本ネットワーク設定処理におけるs13からs18の処理において、s17の処理で特定されたIPアドレスをルータ20に割り当てられたIPアドレスとして変数ca_gwにセットする制御装置11は、本発明におけるゲートウェイアドレス推定手段として機能するものである。
また、s20及びs21の処理で、ネットワークアドレスを算出し、変数ca_ipにセットする制御装置11は、本発明におけるネットワークアドレス算出手段として機能するものである。また、s23の処理で、設定画面が表示される表示装置14は、本発明における表示手段として機能するものである。
【0085】
また、本ネットワーク設定処理では、s17の処理において、2種類以上のIPアドレスが登録されているアドレスリストに対応するMACアドレスから、このMACアドレスを持つネットワークデバイスに割り当てられているIPアドレスを特定するように構成されている。しかし、このs17の処理において、登録されているIPアドレスの種類が最も多いアドレスリストに対応するMACアドレスから、IPアドレスを特定するように構成してもよい。
【0086】
[制御装置11のアドレスリスト作成処理]
次に、プリンタ1の備える制御装置11が実行するアドレスリスト作成処理を図4に基づいて説明する。このアドレスリスト作成処理は、図2におけるs15の処理の詳細な処理手順である。
【0087】
まず、制御装置11は、図2におけるs14の処理で受信されたパケットから、このパケットの送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスを抽出する(s31)。
次に、制御装置11は、図2におけるs14の処理で受信されたパケットの送信先MACアドレス(あるいは、送信先IPアドレス)が、ブロードキャストアドレスまたはマルチキャストアドレスであるかどうかをチェックする(s32)。
【0088】
このs32の処理において、送信先MACアドレス(あるいは、送信先IPアドレス)がブロードキャストアドレスまたはマルチキャストアドレスでない場合(s32:NO)、制御装置11は、s31の処理で抽出された送信元MACアドレスに対応するアドレスリストが存在するかどうかをチェックする(s33)。
【0089】
このs33の処理において、送信元MACアドレスに対応するアドレスリストが存在しない場合(s33:NO)、制御装置11は、s31の処理で抽出された送信元MACアドレスに対応するアドレスリストを作成する(s34)。この処理においては、例えば、図5に示したように、作成済のアドレスリストの最後尾に、送信元MACアドレスに対応するアドレスリストLnが作成される。
【0090】
次に、制御装置11は、s34の処理で作成されたアドレスリストに、s31の処理で抽出された送信元IPアドレスを登録する(s35)。この処理においては、s34の処理で作成されたアドレスリストLnに、送信元IPアドレスn1が登録される。
【0091】
一方、s33の処理において、送信元MACアドレスに対応するアドレスリストが存在する場合(s33:YES)、制御装置11は、送信元MACアドレスに対応するアドレスリストに、s31の処理で抽出された送信元IPアドレスが登録されているかどうかをチェックする(s36)。
【0092】
このs36の処理において、送信元IPアドレスが登録されていない場合(s36:NO)、制御装置11は、送信元MACアドレスに対応するアドレスリストに、s31の処理で抽出された送信元IPアドレスを登録する(s37)。この処理においては、例えば、送信元MACアドレスに対応するアドレスリストL3の最後尾に、s31の処理で抽出された送信元IPアドレス33が登録される。
【0093】
こうして、s37の処理を行った後、s36の処理で送信元IPアドレスが登録されている場合(s36:YES)、s35の処理を行った後、または、s32の処理で送信先MACアドレス(あるいは、送信先IPアドレス)がブロードキャストアドレスまたはマルチキャストアドレスである場合(s32:YES)、本アドレスリスト作成処理を終了する。
【0094】
なお、本アドレスリスト作成処理におけるs31の処理で、パケットの送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスを抽出する制御装置11は、本発明における抽出手段として機能するものである。また、s33の処理からs37の処理で、送信元MACアドレスに対応するアドレスリストに送信元IPアドレスを登録する制御装置11は、本発明におけるアドレスリスト作成手段として機能するものである。
【0095】
[制御装置11のサブネットマスク算出処理]
次に、プリンタ1の備える制御装置11が実行するサブネットマスク算出処理を図6に基づいて説明する。このサブネットマスク算出処理は、図2におけるs20の処理の詳細な処理手順である。
【0096】
まず、制御装置11は、変数tempを初期化する(s41)。この処理においては、変数tempの全てのビットに1がセットされる(16進数で「FF FF FF FF」)。なお、変数tempは、IPアドレスと同じビット数の変数である。次に、制御装置11は、図4におけるアドレスリスト作成処理で作成された複数のアドレスリストのうち、登録されているIPアドレスが1種類だけとなっている全てのアドレスリストから、登録されているIPアドレスを抽出する(s42)。
次に、制御装置11は、s42の処理で抽出されたIPアドレスを変数IPn(IP1からIPn)にセットする(s43)。この変数IPnは、IPアドレスと同じビット数で構成される変数である。次に、制御装置11は、変数temp、変数IPnおよび変数ca_gwに基づく論理演算( temp ← (temp)and(not( (ca_gw)xor(IPn) )) )を変数IP1から順番に変数IPnまで繰り返し行う(s44)。
この処理においては、まず、第1手順として、変数ca_gwと変数IPnとの排他的論理和演算を行うことによって((ca_gw)xor(IPn))、両者を構成する各ビットのうち、値が一致しないビットのみが「1」となった値が算出される。続いて、第2手順として、第1手順で算出された値の否定演算を行うことによって(not( (ca_gw)xor(IPn) ))、変数ca_gwおよび変数IPnを構成する各ビットのうち、値が一致するビットのみが「1」となった値が算出される。
変数IPnは、1種類だけIPアドレスが登録されているアドレスリストに登録されているIPアドレスがセットされた変数である。このようなIPアドレスは、登録されているアドレスリストに対応するMACアドレスとの対が常に同じ組合せとなるパケット、つまり、ネットワークN1内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットから抽出されたものである。一方、変数ca_gwは、ルータ20のIPアドレスである。これらのことから、変数ca_gwおよび変数IPnには、それぞれネットワークN1内で使用されているIPアドレスがセットされていることになる。そのため、変数ca_gwと変数IPnとを構成する各ビットのうち、少なくともネットワークアドレスに対応するビットについては、同じ値がセットされているはずである。そのため、第2手順により算出された値(not( (ca_gw)xor(IPn) ))は、変数ca_gwおよび変数IPnの少なくともネットワークアドレスに対応するビットが「1」となっている値ということになる。しかし、この段階では、ホストアドレスに対応するビットのうち値が一致してしまっているビットが存在している可能性がある。そのため、以降の手順によって、ホストアドレスに対応するビットを「0」としていくことになる。
続いて、第3手順として、変数tempと第2手順で算出された値との論理積演算を行うことによって((temp)and(not( (ca_gw)xor(IPn) )))、両者をそれぞれ構成するビットのうち、両者共に「1」となっているビットが「1」となった値が算出される。
続いて、第4手順として、第3手順で算出された値を新たに変数tempとする(temp ← (temp)and(not( (ca_gw)xor(IPn) )) )。こうして変数tempにセットされる値は、サブネットマスクの候補となる値ということになる。そして、第5手順として、第1手順から第4手順を変数IPnの数に基づいて処理させて、最終的に第4手順において変数tempにセットされた値をサブネットマスクとする。この第5手順では、第1手順から第4手順までの手順が変数IP1から順番に変数IPnまで繰り返されることになる。
【0097】
変数IP1から変数IPnは、ネットワークアドレスは同じであるが、ホストアドレスがそれぞれ異なっている。そのため、この第5手順において、第1手順から第4手順までの手順を変数Ip1から順番に変数IPnまで繰り返すことによって、最終的には、ホストアドレスに対応するビットが「0」となった変数tempが算出される。こうして、変数tempには、ネットワークアドレスに対応するビットのみが「1」となった値、つまり、サブネットマスクがセットされていることになる。
次に、制御装置11は、変数tempにセットされている値をチェックする(s45)。このs45の処理で変数tempにセットされている値が、「FF FF FF 00(16進数)」以上の値であれば(s46:YES)、変数ca_smに「FF FF FF 00(16進数)」をセットする(s47)。
また、s45の処理で変数tempにセットされている値が、「FF FF 00 00(16進数)」以上の値であれば(s46:NO、s48:YES)、変数ca_smに「FF FF 00 00(16進数)」をセットする(s49)。また、s45の処理で変数tempにセットされている値が、「FF FF 00 00(16進数)」より小さい値であれば(s46:NO、s48:NO)、変数ca_smに「FF 00 00 00(16進数)」をセットする(s50)。
【0098】
なお、本サブネットマスク算出処理におけるs41の処理からs50の処理を行う制御装置11は、本発明におけるサブネットマスク算出手段として機能するものである。
【0099】
[第1実施形態の効果]
このように構成されたネットワークプリンタ1によれば、ネットワーク内を流れるパケットから、ルータ20のIPアドレスを推定することができる。
また、図2におけるs21の処理で、ルータ20に割り当てられたIPアドレスがセットされた変数ca_gwと、サブネットマスクがセットされた変数ca_smとからネットワークアドレスを算出することができる。また、s23の処理で、推定されたルータ20のIPアドレス、サブネットマスクおよびネットワークアドレスを表示装置14に表示することができる。特に、本プリンタ1においては、ネットワークに関する設定を行う際に、各入力欄(図3におけるA1からA3)に、推定されたルータ20のIPアドレス、サブネットマスクおよびネットワークアドレスがあらかじめ入力された状態となっている。そのため、利用者は、入力欄の「IP Address」に入力されている値のうち、ホストアドレスに相当する値のみを入力し直せばよいため、利用者への操作の負担を軽減することができる。
【0100】
また、図4におけるs31の処理で抽出された送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスの対が過去に抽出されていない対である場合に、抽出された送信元MACアドレスに対応するアドレスリストに、抽出された送信元IPアドレスが登録される。そのため、図2におけるs17の処理で、複数のIPアドレスが登録されているアドレスリストに対応するMACアドレスを、ルータ20のMACアドレスとして特定することができる。また、図6におけるs42の処理で、登録されているIPアドレスが1種類だけのアドレスリストに登録されているIPアドレスを、ネットワークN1内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットのIPアドレスとして抽出することができる。
【0101】
また、図6におけるs41の処理からs50の処理で、ネットワークN1内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットから抽出されたIPアドレスのセットされた変数IPnを利用してサブネットマスクを算出することができる。よって、ネットワークN1内のネットワークデバイス間で送受信されるパケットより、他のネットワークN2から送信されてくるパケットの数が多くても、ネットワークに関する設定項目であるサブネットマスクを従来よりも正確に推定することができる。
【0102】
[第2実施形態]
ネットワークプリンタ(以降、単にプリンタとする)2は、第1実施形態におけるネットワークプリンタ1と同様の構成であって、制御装置11が実行する処理手順が一部異なっているため、この相違点についてのみ詳述することとする。
【0103】
[制御装置11によるネットワーク設定処理]
まず、プリンタ1の備える制御装置11が実行するネットワーク設定処理を図7に基づいて説明する。このネットワーク設定処理は、第1実施形態における図2のネットワーク設定処理と処理手順が一部異なっているだけであるため、この相違点についてのみ詳述する。
【0104】
まず、制御装置11は、パケット収集開始処理を行う(s11)。次に、制御装置11は、タイマーをスタートさせる(s12)。次に、制御装置11は、タイマーがあらかじめ設定された時間に到達したかどうかをチェックする(s13)。
【0105】
このs13の処理において、タイマーが設定された時間に到達していない場合(s13:NO)、制御装置11は、パケットを受信するまで待機して(s14:NO)、パケットを受信したら(s14:YES)、アドレスリスト作成処理を行う(s15)。
【0106】
次に、制御装置11は、s15の処理で作成されたアドレスリストのうち、2種類以上のIPアドレスが登録されているアドレスリストが存在しているかどうかをチェックする(s16)。このs16の処理で、2種類以上のIPアドレスが登録されているアドレスリストが存在していれば(s16:YES)、制御装置11は、2種類以上のIPアドレスが登録されているアドレスリストに対応するMACアドレスから、このMACアドレスを持つネットワークデバイスに割り当てられているIPアドレスを特定する(s17)。
次に、制御装置11は、s17の処理で特定されたIPアドレスを、ルータ20に割り当てられたIPアドレスとして変数ca_gwにセットする(s18)。次に、制御装置11は、s15の処理で作成されたアドレスリストのうち、1種類だけIPアドレスが登録されているアドレスリストの数が所定の数以上存在しているかどうかをチェックする(s19)。
【0107】
このs19の処理で、1種類だけIPアドレスが登録されているアドレスリストの数が所定の数以上存在している場合(s19:YES)、制御装置11は、第1サブネットマスク算出処理を行う(s20)。この処理は、第1実施形態の図2におけるs20の処理(サブネットマスク算出処理)と同様の処理である。
一方、s19の処理で、1種類だけIPアドレスが登録されているアドレスリストの数が所定の数以上存在していない場合(s19:NO)、制御装置11は、第2サブネットマスク算出処理を行う(s27)。この処理は、ルータ20のIPアドレスがセットされた変数ca_gwに基づいてサブネットマスクを算出し、算出されたサブネットマスクを変数ca_smにセットする処理である。なお、詳細な処理手順については、後述の[制御装置11の第2サブネットマスク算出処理]において説明する。
次に、制御装置11は、ネットワークアドレスを算出し、変数ca_ipにセット(ca_ip ← (ca_gw)and(ca_sm))する(s21)。こうして、s21の処理を行った後、または、s16の処理で2種類以上のIPアドレスが登録されているアドレスリストが存在していない場合(s16:NO)、s13の処理に戻る。
【0108】
その後、s13の処理からs21の処理が繰り返し行われた後、s13の処理で、タイマーが設定された時間に到達した場合(s13:YES)、制御装置11は、パケット収集終了処理を行う(s22)。次に、制御装置11は、表示装置14に、設定画面を表示する(s23)。
【0109】
次に、制御装置11は、入力パネル15が操作されるまで待機する(s24:NO)。このs24の処理で入力パネル15が操作された際(s24:YES)、この操作が設定ボタンB1を選択する操作である場合(s25:YES)、設定画面の有する各入力欄に入力された値をプリンタ1のネットワークに関する設定項目として決定する(s26)。
【0110】
そして、s26の処理を行った後、または、s24の処理で行われた操作が終了ボタンB2を選択する操作である場合(s25:NO)、本ネットワーク設定処理を終了する。
【0111】
[制御装置11の第2サブネットマスク算出処理]
次に、プリンタ1の備える制御装置11が実行するs27に関するサブネットマスク算出処理を図8に基づいて説明する。
まず、制御装置11は、変数ca_gwの最上位バイトの値をチェックする(s61)。このs61の処理で変数ca_gwの上位8ビットの値が、「192(10進数)」以上の値であれば(s62:YES)、変数ca_smに「FF FF FF 00(16進数)」をセットする(s63)。
また、s61の処理で変数ca_gwの上位8ビットの値が、「128(10進数)」以上「191(10進数)」以下の値であれば(s62:NO、s64:YES)、変数ca_smに「FF FF 00 00(16進数)」をセットする(s65)。また、s61の処理で変数ca_gwの上位8ビットの値が、「128(10進数)」より小さい値である場合(s62:NO、s64:NO)、変数ca_smに「FF 00 00 00(16進数)」をセットする(s65)。
なお、本サブネットマスク算出処理におけるs61の処理からs66の処理で、変数ca_smに所定の値をセットする制御装置11は、本発明におけるサブネットマスク算出手段として機能するものである。[第2実施形態の効果]このように構成されたネットワークプリンタ2によれば、第1実施形態におけるネットワークプリンタ1と同様の効果を得ることができ、さらに、図8のs61の処理からs66の処理において、ルータ20のIPアドレスからサブネットマスクを算出することができる。
【0112】
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、このほかにも様々な形態で実施することができる。例えば、本実施形態においては、本発明をプリンタ1、2に適用した構成を例示したが、プリンタ1、2以外のネットワークデバイスに適用してもよい。
また、本実施形態においては、図2におけるs23の処理で、設定画面の有する入力欄である「IP Address」に、変数ca_ipを構成する各ビットを8ビット毎に10進数表示し
た値があらかじめ入力されるように構成されている。このとき、あらかじめ入力された値のうち、ホストアドレスに相当する部分を他の部分とは異なる色で表示することによって、ホストアドレスに相当する値の入力を利用者に促すように構成してもよい。また、このs24の処理において、変数ca_ipを構成する各ビットのうち、ネットワークアドレスに
対応するビットのみを8ビット毎に10進数表示した値が「IP Address」にあらかじめ入力された状態とし、ホストアドレスに対応する入力箇所には、例えば、「*」などの記号を入力した状態としておくことによって、ホストアドレスに相当する値の入力を利用者に促すように構成してもよい。
【0113】
また、上記実施形態においては、図2におけるs23の処理で、設定画面の有する各入力欄に、推定されたルータ20のIPアドレス、サブネットマスクおよびネットワークアドレスなどのパラメータが、入力されるように構成されている。しかし、これらのパラメータが、入力欄以外の領域に表示されるように構成してもよい。
【0114】
また、上記実施形態においては、図2におけるs23の処理で、設定画面の有する入力欄A3に、推定されたネットワークアドレスが表示されるように構成されているが、それに加えて更に、図6におけるs42の処理で、登録されているIPアドレスが1種類だけとなっている全てのアドレスリストから抽出されたIPアドレスを、ネットワークN1内で使用されているIPアドレスとして入力欄以外の領域に表示するように構成してもよい。この場合、利用者が、入力欄の「IP Address」にIPアドレスを入力する操作を実行する際、表示されたIPアドレス以外のIPアドレスをプリンタ1のIPアドレスとして設定すれば、ネットワークN1内で既に使用されているIPアドレスを間違って設定してしまうといったことが起こらない。
【0115】
また、本実施形態においては、図4におけるs31の処理で、パケットの送信元MACアドレスおよび送信元IPアドレスを抽出するように構成されたものを例示したが、このs31の処理で、パケットの送信先MACアドレスおよび送信先IPアドレスを抽出するように構成してもよい。このように構成しても、本実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。
【0116】
また、図6におけるs42の処理で、登録されているIPアドレスが1種類だけとなっている全てのアドレスリストから抽出されたIPアドレスを、ネットワークN1内で使用されているIPアドレスとし、このようなIPアドレスを除くネットワークN1内で使用可能なIPアドレスを、入力欄以外の領域に表示するように構成してもよい。この場合、利用者が、入力欄の「IP Address」にIPアドレスを入力する際、表示されたIPアドレスをプリンタ1のIPアドレスとして設定すれば、ネットワークN1内で既に使用されているIPアドレスを間違って設定してしまうといったことが起こらない。
【0117】
また、本実施形態においては、図2及び図7におけるs13の処理によって、パケットの収集処理を行う期間をタイマーにて管理するように構成したものを例示したが、当該ネットワーク設定処理を行うために必要となるパケットを収集した時点で当該処理を終了する構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークプリンタにより構成されるネットワークを示す図
【図2】第1実施形態におけるネットワーク設定処理の処理手順を示すフローチャート
【図3】表示装置に表示された設定画面を示す図
【図4】第1実施形態におけるアドレスリスト作成処理の処理手順を示すフローチャート
【図5】アドレスリストのデータ構造を示す図
【図6】第1実施形態におけるサブネットマスク算出処理の処理手順を示すフローチャート
【図7】第2実施形態におけるネットワーク設定処理の処理手順を示すフローチャート
【図8】第2実施形態における第2サブネットマスク算出処理の処理手順を示すフローチャート
【図9】従来技術におけるネットワークの構成を示す図
【符号の説明】
1、2・・・ネットワークプリンタ、11・・・制御装置、12・・・記憶装置、13・・・通信装置、14・・・表示装置、15・・・入力パネル。

Claims (13)

  1. それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定システムであって、
    前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信先を示す送信先MACアドレスと、当該パケットの送信先を示す送信先IPアドレスとを対にして抽出する抽出手段と、
    MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手段と、
    前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手段とを備えている
    ことを特徴とするアドレス推定システム。
  2. 前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスにおける最上位バイトの値に基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載のアドレス推定システム。
  3. 前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載のアドレス推定システム。
  4. それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定システムであって、
    前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信元を示す送信元MACアドレスと、当該パケットの送信元を示す送信元IPアドレスとを対にして抽出する抽出手段と、
    MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手段と、
    前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手段と、
    前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手段と、を備えている
    ことを特徴とするアドレス推定システム。
  5. 前記サブネットマスク算出手段は、
    IPアドレスと同じビット数で全てのビットが初期値として1になっている値Aと、
    前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスBと、
    前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを1以上特定し、該特定したMACアドレスと対になっている1以上のIPアドレスCnとを利用して、前記IPアドレスBと前記IPアドレスCnとの排他的論理和演算を行って値Dを算出する第1手順と、
    該第1手順で算出された前記値Dの否定演算を行って値Eを算出する第2手順と、
    該第2手順で算出された前記値Eと前記値Aとの論理積演算を行って値Fを算出する第3手順と、
    該第3手順で算出された前記値Fを新たに前記値Aとする第4手順と、
    前記第1手順から第4手順を前記1以上のIPアドレスCnの数に基づいて処理させる第5手順とを実行して、最終的に前記第4手順において前記値Aとされた値をサブネットマスクとする
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のアドレス推定システム。
  6. 前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスと、前記サブネットマスク算出手段により算出された前記サブネットマスクとに基づいて、ネットワークアドレスを算出するネットワークアドレス算出手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のアドレス推定システム。
  7. MACアドレスに対応付けて1以上のIPアドレスが登録されるアドレスリストを、異なるMACアドレス毎に作成する手段であり、前記抽出手段を介して対にして抽出されたMACアドレスおよびIPアドレスが過去に抽出されていない対である場合に、該MACアドレスに対応するアドレスリストに当該対になっているIPアドレスを登録するアドレスリスト作成手段を更に備え、
    前記ゲートウェイアドレス推定手段は、前記アドレスリスト作成手段により作成された前記アドレスリストに基づいて、対になっているIPアドレスが複数種類登録されているMACアドレスを決定し、該決定したMACアドレスについて、前記アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のアドレス推定システム。
  8. それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、該ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信先を示す送信先MACアドレスと、当該パケットの送信先を示す送信先IPアドレスとを対にして抽出する抽出手段と、
    MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手段と、
    前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手段と、を備えている
    ことを特徴とするネットワークデバイス。
  9. それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、該ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信元を示す送信元MACアドレスと、当該パケットの送信元を示す送信元IPアドレスとを対にして抽出する抽出手段と、
    MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手段と、
    前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手段を介してIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手段と、
    前記抽出手段を介して抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手段と、を備えている
    ことを特徴とするネットワークデバイス。
  10. それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定方法であって、
    前記複数のネットワークデバイスのうち、いずれかのネットワークデバイスが、前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信先を示す送信先MACアドレスと、当該パケットの送信先を示す送信先IPアドレスとを対にして抽出して、該抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定する
    ことを特徴とするアドレス推定方法。
  11. それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定方法であって、
    前記複数のネットワークデバイスのうち、いずれかのネットワークデバイスが、前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信元を示す送信元MACアドレスと、当該パケットの送信元を示す送信元IPアドレスとを対にして抽出して、
    該抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定して、
    前記抽出した複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出する
    ことを特徴とするアドレス推定方法。
  12. それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定プログラムであって、
    前記複数のネットワークデバイスのうち、いずれかのネットワークデバイスに、前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信先を示す送信先MACアドレスと、当該パケットの送信先を示す送信先IPアドレスとを対にして抽出する前記抽出手順と、
    MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手順と、
    前記抽出手順において抽出された複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手順においてIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手順と
    を実行させるためのアドレス推定プログラム。
  13. それぞれが固有のMACアドレスを持っている複数のネットワークデバイスに対して互いに異なるIPアドレスを割り当て、前記ネットワークデバイス間でインターネットプロトコルを利用した通信を行うネットワークにおいて、前記複数のネットワークデバイスの中に含まれているゲートウェイデバイスに割り当てられたIPアドレスを推定するアドレス推定プログラムであって、
    前記複数のネットワークデバイスのうち、いずれかのネットワークデバイスに、前記ネットワーク内を流れるパケットに含まれる情報の内、当該パケットの送信元を示す送信元MACアドレスと、当該パケットの送信元を示す送信元IPアドレスとを対にして抽出する前記抽出手順と、
    MACアドレスから、該MACアドレスによって特定されるネットワークデバイスに割り当てられたIPアドレスを導き出すアドレス導出手順と、
    前記抽出手順において抽出された複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが複数種類存在するMACアドレスについて、前記アドレス導出手順においてIPアドレスを導き出し、該導き出されたIPアドレスを、前記ゲートウェイデバイスに割り当てられているIPアドレスであると推定するゲートウェイアドレス推定手順と、
    前記抽出手順において抽出された複数のMACアドレスの内、対になっているIPアドレスが単一であるMACアドレスを特定し、該特定したMACアドレスと対になっているIPアドレスと、前記ゲートウェイアドレス推定手段により推定された前記ゲートウェイデバイスのIPアドレスとに基づいて、サブネットマスクを算出するサブネットマスク算出手順と、
    を実行させるためのアドレス推定プログラム。
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