JP3731224B2 - 研削砥石成形装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、研削砥石を成形する装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明は、研削砥石を成形する装置及び方法に関するものであるが、ここでは、研削砥石の代表的なものとして、メタルボンド砥石を例として説明する。
図27は従来のメタルボンド砥石成形装置を示す概略構成図である。
図27において、6はメタルボンド砥石、38はメタルボンド砥石6を取付ける回転軸、10はメタルポンド砥石6を回転させる回転手段、11は回転手段10の回転数を制御する回転数制御手段46はメタルボンド砥石6を成形するための総形電極、47は総形電極46に固定されたシャンク、48はシャンク47をはめ込み、総形電極46を固定する電極固定手段、49は電極固定手段をメタルポンド砥石6に向かって駆動する駆動手段、16は駆動手段を制御し、総形電極46とメタルポンド砥石6の相対移動させる数値制御手段、8は総形電極46とメタルポンド砥石6の間隙にパルス状の電圧を印加する加工電源、9は放電エネルギーを制御するエネルギー制御手段、50は総形電極46とメタルポンド砥石6の電圧を検出する電圧検出手段、51は電圧検出手段50で検出された電圧に応じてギャップを調整するギャップ調整手段、52は総形電極46とメタルポンド砥石6を入れ、加工液を溜める加工槽である。
【0003】
図28は従来の総形電極46とメタルボンド砥石6の間隙に放電を生じさせ、メタルボンド砥石6を成形することを示す断面図で、黒い点状のものは放電加工で発生した加工屑であるスラッジ、ハッチング部は精度不良箇所である。
【0004】
次にその動作について説明する。
メタルポンド砥石6は回転軸38に取付けられ、回転手段10により回転軸38が回転し、回転軸38に取付けられたメタルボンド砥石6が回転する。回転方向は一定、回転数は回転数制御手段11により制御される。
総形電極46はシャンク46に固定され、そのシャンク46を電極固定手段48にはめるようにして取付ける。総形電極46は数値制御手段16により制御された駆動手段49がメタルボンド砥石6の方向に駆動される。
【0005】
加工槽52に加工液を充満させ、総形電極46とメタルボンド砥石6を加工液に漬けて、加工電源8から総形電極46とメタルボンド砥石6にパルス状の電圧を印加しながら、総形電極46をメタルボンド砥石6に数値制御手段16により制御された駆動手段49を用いて接近させることにより、放電を生じさせて成形する。加工電源8の各スイッチはエネルギー制御手段9により制御され、目的に応じた放電エネルギーを設定する。総形電極46とメタルボンド砥石6の間隙での放電状態は電圧検出手段50によって検出され、ギャップ制御手段51によって総形電極46とメタルボンド砥石6のギャップを一定にするよう、数値制御手段16を制御し、安定した放電状態を保つ。
【0006】
従来技術による放電での成形は総形電極46の形状をメタルボンド砥石6に転写する方法であるため、総形電極46の精度が即ちメタルボンド砥石6の精度であり、異なるメタルボンド砥石6を成形するには異なる総形電極46が必要である。また同じ形状の成形を繰り返すとしても、総形電極46は消耗するため、ある回数成形した後、新しい総形電極46は必要となる。さらに図28に示すように、総形電極46の底の部分は放電加工屑であるスラッジが溜まりやすく、二次放電による精度不良が発生しやすい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の放電加工によるメタルボンド砥石成形装置では総形電極46の形状をメタルボンド砥石6に転写するようにした装置であるため、総形電極46の精度が即ちメタルボンド砥石6の精度であり、総形電極46の底の部分は放電加工屑であるスラッジが溜まりやすく、二次放電による精度不良が発生しやすい。また異なるメタルボンド砥石6を成形するには異なる総形電極46が必要であり、同じ形状の成形を繰り返すとしても、総形電極46は消耗するため、ある回数成形した後、新しい総形電極46が必要となる。
【0008】
そこで、本発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、研削砥石の成形精度と効率を向上する成形装置及び方法の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る研削砥石成形方法は、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させるとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記ワイヤ電極の径に応じて前記研削砥石の回転数を制御する。
【0010】
また、一次加工として、前記研削砥石に直角あるいは平行に成形し、高次加工として、斜め部分あるいは円弧部分の成形をするとき、前記ワイヤ電極の径を前記加工段階に応じて変更する。
【0011】
本発明に係る研削砥石成形装置は、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させるとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記研削砥石を成形する研削砥石成形装置において、線径の異なるワイヤ電極を有する複数のワイヤ供給ボビンと、前記複数のワイヤ供給ボビンから前記研削砥石上に走行させるワイヤ電極を選択するワイヤ電極交換手段と、前記選択されたワイヤ電極の径に応じて前記研削砥石の回転数を演算制御する回転数制御手段とを具備したものである。
【0012】
また、研削砥石の方向にほぼV型に開いた溝を有し、ワイヤ電極を案内するワイヤガイ ドを具備したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1にかかる研削砥石成形装置を示す概略構成図である。図1において、1は電極としてのワイヤ線であるワイヤ電極、2はワイヤ電極1を案内する一方の上部ワイヤガイド、3はワイヤ電極1を案内するもう一方のワイヤガイド、4はワイヤ電極1に張力をかける張力印加手段、5はワイヤ電極1にかける張力を制御する張力制御手段、6は研削砥石たるメタルボンド砥石、7はワイヤ電極1とメタルボンド砥石6との間隙に加工液を供給する加工液供給ノズル、8はワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙にパルス状の電圧を印加する加工電源、9は加工電源の電圧、パルス幅、休止時間を切り換え、エネルギーを制御するエネルギー制御手段、10はメタルボンド砥石6を回転させる回転手段、11は回転手段10の回転数を制御する回転数制御手段、12はメタルボンド砥石6の回転方向を切換える回転方向変換手段、13は回転手段10を固定するテーブル定盤、14はテーブル定盤13をX軸方向に移動させるX軸モータ、15はテーブル定盤13をY軸方向に移動させるY軸モータ、16はX軸モータ14、Y軸モータ15を数値制御し、自在にテーブル定盤13を移動させる数値制御手段、17はテーブル定盤13の移動速度を制御する速度制御手段、18は一方のワイヤガイド2をU方向に移動させ、ワイヤ電極1を傾けるU軸モータ、19は一方のワイヤガイド2をV方向に移動させ、ワイヤ電極1を傾けるV軸モータ、20はU軸モータ18、V軸モータ19を制御するUV軸制御手段、21はワイヤ電極1とメタルボンド砥石6を自在に相対移動させるためのプログラムを入力するプログラム入力手段、22はプログラム入力手段21より入力されたプログラムを記憶するプログラム記憶手段、23はエネルギー制御手段9、張力制御手段5、回転数制御手段11、速度制御手段17を制御し、高次加工を行う高次加工制御手段でる。
【0014】
図2は本発明の実施の形態1にかかる加工例の断面図であり、矢印が一次加工、高次加工それぞれの移動軌跡で、ハッチング部分が高次加工で除去する箇所である。
【0015】
一次加工として回転しているメタルボンド砥石6とワイヤ電極1をメタルボンド砥石6に平行、直角に相対移動させ荒成形し、その後高次加工として斜め部分および円弧部分を仕上成形することを示す断面図で、ハッチング部は高次加工で成形した箇所を示す。矢印はそれぞれの成形での移動方向である。
【0016】
図3は高次加工で放電エネルギーを段階的に弱くするとともに、ワイヤ電極1とメタルボンド砥石6を相対的に自在な軌跡で移動させる速度を段階的に変更させながら、3段階の高次加工により、所望の形状に成形すること示す断面図で、矢印はそれぞれの成形での移動方向である。図4はそれぞれの段階での放電エネルギーと移動速度を示す表で、電圧、ピーク電流、オンタイム、休止はそれぞれ放電エネルギーを制御するスイッチである。
【0017】
図5は高次加工での仕上成形箇所を一箇所ごとに分割し、高次加工することにより所望の形状に成形することを示す断面図で、矢印はそれぞれの成形での移動方向で、破線の形状はその軌跡を示す。
【0018】
図6は高次加工での比較的鋭角な先端を成形する場合のワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の相対的な移動軌跡を示す断面図で、図6(ア)が両側とも底側から先端に向けて移動した例で、図6(イ)が先端から底側に向けて移動した例である。矢印はそれぞれの成形での移動方向で、破線の形状はその軌跡を示す。
【0019】
図7は成形の開始点と終了点のワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の相対的な移動軌跡を示す断面図で、図7(ア)は開始点と終了点で円弧の軌跡を設けた例で、図7(イ)は開始点と終了点で直線の軌跡を設けた例である。矢印はそれぞれの成形での移動方向で、破線の形状はその軌跡を示す。
【0020】
図8は回転しているメタルボンド砥石6とワイヤ電極1を相対移動させながら、 メタルボンド砥石6とワイヤ電極1の間隙に放電を生じさせ成形したときの、回転方向ごとの砥石回転数と加工速度比の関係を示し、実線はワイヤ電極1の走行方向と同一方向に砥石を回転させたグラフで、破線はワイヤ電極1の走行方向と逆方向に砥石を回転させたグラフである。成形状態を示す図の斜線部分はすでに成形を完了した箇所で、矢印の方向に相対移動させながら成形する。加工速度比とは最大速度を1.0としたときの、各パラメータでの速度の比率である。
【0021】
図9はワイヤ電極1を傾けながら、メタルボンド砥石6を成形することを示す図で、ハッチング部分が放電している部分である。
【0022】
次にその動作について説明する。
電極としてのワイヤ線であるワイヤ電極1は一方の上部ワイヤガイド2、もう一方の下部ワイヤガイドによって案内され、張力制御手段5により制御された張力印加手段4により張力を印加されながら、常に一定の速度で走行している。
メタルボンド砥石6の回転は回転手段10により回転し、回転数は回転数制御手段11により制御され、回転方向は回転方向変換手段12により変更される。
メタルボンド砥石6のワイヤ電極1に対する相対移動はテーブル定盤13に固定された回転手段10をX軸モータ14、Y軸モータ15により駆動することにより行われる。相対移動する軌跡はプログラム入力手段21から入力され、プログラム記憶手段22に記憶されたプログラムテータに基づき、数値制御手段16が演算し、X軸モータ14、Y軸モータ15を制御する。また相対移動の速度は速度制御手段17からの出力により、数値制御手段16が制御し、ワイヤ電極1はUV軸制御手段20がU軸モータ18、V軸モータ19を駆動して傾く。
ワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙での放電は加工電源8からワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙にパルス状の電圧を印加し、加工液供給ノズル7から供給された加工液を介して生じさせ、加工電源8の各スイッチはエネルギー制御手段9により制御される。
高次加工制御手段23は成形する所望の形状、その加工での除去量、面精度などに応じて、エネルギー制御手段9、張力制御手段5、回転数制御手段11、速度制御手段17を制御し、最適な高次加工を行う。
【0023】
つまり、メタルボンド砥石6の成形は微小な径のワイヤ電極1を一定張力で走行させ、メタルボンド砥石6とワイヤ電極1の間隙に加工電源8から電圧を印加し、加工液を介して放電を生じさせながら、回転手段10が数値制御手段16により制御され、固定しているテーブル定盤13がワイヤ電極1に対して相対移動することにより行われるため、相対移動の軌跡はプログラムを作成することにより自在な形状を成形することができるとともに、そのプログラムを記憶させて再実行させることで何度でも同じ形状を成形することができる。また相対移動の軌跡は数値制御手段16が演算し、X軸モータ14、Y軸モータ15を制御するため正確であり、電極が微小な径のワイヤ電極1であるため放電ギャップが狭く、均一であるため成形精度が向上する。
【0024】
ワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙に放電を生じさせ、成形するときの工程は大きく分けて、2つの工程に分かれる。1つはメタルボンド砥石6に対して平行、直角にワイヤ電極1を移動させて成形する一次加工で、もう1つは斜め部分や円弧部分を成形する高次加工である。
一次加工は荒加工と言われる工程でできるだけ短時間で多量の成形を行わなければならず、放電エネルギー、砥石回転数、ワイヤ張力などを最も加工速度の速い条件に設定して成形する。しかし一次加工では精度と速度は相反するとともに、加工量が多いため精度を改善するには速度を大幅に落とす必要があり、例えば誤差を30%精度を改善するには、60%速度を落とさなけれればならないというようにである。そのため一次加工では速度だけを重視した成形とした方が効率的であり、斜め部分や円弧部分は図2のハッチング部分に示すような後工程での成形代を残し、平行、直角にワイヤ電極1を移動させて成形するだけで十分である。 高次加工は仕上加工と言われる工程でできるだけ精度の高い成形を行わなければならず、放電エネルギー、砥石回転数、ワイヤ張力などを最も精度の高い条件に設定して成形する。このような高次加工では加工量が少ないため、速い速度で成形しても精度が悪くなることがなく、複数回の高次加工を行うことにより、さらに精度を向上することができる。またメタルボンド砥石6で精度が必要な箇所は全体のうちの一部であることが多く、精度が必要な箇所だけ高次加工することにより、成形時間を短縮することができるとともに、一次加工を他の成形方法で実施し、高次加工だけ本発明で実施し、効率化を計ることもできる。
【0025】
複数回の高次加工は放電エネルギーを段階的に弱くするとともに、相対移動の速度を段階的に変更させながら成形する。電極が微小な径のワイヤ電極1であるため放電ギャップが比較的狭く、均一であるため成形精度が向上するが、さらに精度を向上させるには放電ギャップが狭くする必要がある。しかし放電ギャップを狭くするには放電エネルギーを小さくしなければならず、高次加工の初めの段階では効率的ではない。例えば3段階での高次加工では、図4に示すように、第一段階で比較的大きな放電エネルギーで成形代除去し、第二段階で中程度の放電エネルギーで所望形状に仕上げ、第三段階で放電ギャップの狭い、小さな放電エネルギーで斜め部の角度、小さな円弧など微細仕上を行う。また相対移動の速度を放電エネルギーの大きさに応じて最適化することにより、さらに高精度の成形を行える。
【0026】
高次加工箇所を一箇所ごとに分割し、所望の形状に成形する。メタルボンド砥石6で精度が必要な箇所は全体のうちの一部であることが多く、精度が必要な箇所だけ高次加工することにより、成形時間を短縮することができる。一箇所ごとに独立した相対移動軌跡にし、図5に示す例では(ア)から(オ)の順で高次加工を行い、高次加工箇所間の移動は高速に移動する。また成形代、必要な精度に応じて高次加工の回数も変更することができ、図5に示す例では(ア)、(イ)、(ウ)は2回、(エ)、(オ)は3回というようにである。
【0027】
先端の鋭角な成形形状の場合、鋭角な先端の両側とも底側から先端に向かう移動軌跡で成形する。逆に先端から成形が始まる移動軌跡では、放電が始まる先端でワイヤ電極1に振幅の大きな振動がおこりやすく、鋭角な先端では形状が丸くなりやすい。しかし先端側に抜けるような移動軌跡では集中放電、ワイヤ電極の振動とも少なく、鋭角な先端を成形することができる。(図6)
【0028】
成形の開始点と終了点で円弧の軌跡を設ける。図7の(イ)のように開始点と終了点で直線の軌跡を設けた場合、開始点と終了点で放電の集中やワイヤ電極1に振幅の大きな振動がおこりやすく食い込みが生じる。しかし(ア)のように、開始点と終了点で円弧の軌跡を設け放電状態の変化を滑らかにすれば、放電の集中やワイヤ電極の振動を防止でき、食い込みのない形状に成形することができる。
【0029】
ワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙に放電を生じさせ、成形するときの加工速度はメタルボンド砥石6の回転数の影響があり、回転数が多いほど加工速度が速い。図8に示すように、ワイヤ電極1の径が0.2mmで、メタルボンド砥石6の回転方向とワイヤ電極1の走行方向が同一の場合、メタルボンド砥石6の回転数が約100rpmになるまで加工速度が速くなってゆくが、メタルボンド砥石6の回転方向とワイヤ電極1の走行方向が逆の場合、回転数が約70rpmで最高になり、それ以上の回転速度ではワイヤ電極1が断線する。
つまりメタルボンド砥石6の回転方向とワイヤ電極1の走行方向を同一にすることにより、加工速度が速く、ワイヤ電極1の断線しない安定した成形を行える。
【0030】
また、図9に示すように、ワイヤ電極1を傾けながら、メタルボンド砥石6を成形する。すなわち、ワイヤ電極1を傾けることで、広い幅で放電を生じるため、砥石の中心方向に移動するだけで、メタルボンド砥石6に幅の広い溝を成形することができる。またワイヤ電極1の傾く角度に応じて、所望の幅の溝を成形できる。
【0031】
実施の形態2.
図10は本発明の実施の形態2にかかる研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
なお、図1と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付して示す。
図10において、24は成形中のワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙の電圧を検出する電圧検出手段、25は成形中のワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙の電流を検出する電流検出手段、26は電圧検出手段24と電流検出手段25で検出された電圧、電流からテーブル定盤13の移動速度を演算する速度演算手段、27は成形中のワイヤ電極1のたわみを検出するたわみ量検出手段、28はたわみ量検出手段27で検出されたたわみ量から相対移動の補正軌跡を演算する補正軌跡演算手段である。
【0032】
図11は回転しているメタルボンド砥石6とワイヤ電極1を一定速度で相対移動させながら、成形したときの成形状態を示す図であり、斜線部分は成形中の箇所で、矢印の方向に相対移動させながら成形する。図12は、図11のように成形したとき、砥石外側の端面からの距離と成形中の平均加工電圧と平均加工電流のグラフを示す。
図13は速度演算の動作を示すフローチャートである。
【0033】
図14は回転しているメタルボンド砥石6とワイヤ電極1を一定速度で相対移動させながら、成形したときの成形状態を示す図であり、斜線部分は成形中の箇所で、矢印の方向に相対移動させながら成形する。図15は、図14のように成形したとき、砥石外周面からの中心方向への切込み量と成形中のワイヤ電極1のたわみ量のグラフを示す。
図16はワイヤのたわみ量を補正しながら、ワイヤ電極1とメタルボンド砥石6を相対移動させ、所望の形状に成形することを示す断面図で、(ア)は直線の成形でたわみの補正をしないの場合でたわみ量が外周ほど減り、外周に対して斜めになる。(イ)は直線の成形で補正量hだけ補正した場合で、斜線部が補正され外周に対して直角になる。(ウ)は円弧の成形の補正なしの場合でたわみ量が外周ほど減り、ワイヤ電極1に対して離れるように円弧がずれる。(エ)は補正量hだけ補正した場合で、斜線部が補正され、ずれのない円弧になる。図中の破線は移動軌跡で矢印の方向に成形する。
【0034】
次に動作について説明する。
図10において、電圧検出手段24により成形中のワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙の電圧を、電流検出手段25により成形中のワイヤ電極1とメタルボンド砥石6間の電流を検出し、検出された電圧、電流から速度演算手段25により移動速度を演算しながら、速度制御手段17、数値制御手段16により、移動速度、移動軌跡を制御する。
【0035】
メタルボンド砥石6を外側から中心に向かって一定移動速度で成形したとき、図11、図12に示すように、中心に向かうほど加工量が増えるため、ワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙の電圧は減少してゆき、電流は増加してゆく。つまり一定移動速度で成形したとき、外側の入り口では電圧が高く、電流が少ないため、放電エネルギーに対する加工量が少なく非効率的で、奥に入って電圧が低くなり過ぎると放電エネルギーより加工量が多くなるため、短絡状態となり成形が進まない。そのためワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙の電圧、電流が一定になるよう、外側の入り口で移動速度を速くし、奥に入るほど速度を落とすように成形することで、安定した効率の高い成形が可能になるとともに、放電ギャップの変化も少なくなるので、成形精度も向上する。
【0036】
検出された電圧、電流から速度演算手段26により移動速度を演算する動作は図13に示すフローチャートの通りで、速度演算手段26に基準電圧と基準速度を入力する。電圧検出手段24により検出された電圧はまず基準電圧と比較され、基準電圧より10V以上低い場合、電流検出手段25により電流を検出し、移動速度を抑制する。基準電圧−10V以上の電圧の場合は基準電圧と検出された電圧の差に基づき速度を演算し、その速度が基準速度の2倍以下のとき、その演算された速度で成形する。もしその速度が基準速度の2倍以上の場合、電流を検出し、その電流に応じて速度を速くする。速度演算手段25によってこのように演算された速度は速度制御手段17に出力される。
【0037】
たわみ量検出手段27は成形中のワイヤ電極1のたわみ量を検出し、補正軌跡演算手段28はたわみ量検出手段27で検出されたたわみ量から相対移動のための補正軌跡を演算しながら、数値制御手段16により移動軌跡を制御し、メタルボンド砥石を成形する。
【0038】
メタルボンド砥石6を外側から中心に向かって成形したとき、中心に向かうほど加工量が増えるため、ワイヤ電極1にかかる放電反発力は大きくなり、図14に示すように、ワイヤ電極1は放電が生じている側の逆方向にたわむ量は増加する。そのため、奥に成形が進むほど、移動軌跡に対して放電の生じている逆側に成形形状が傾く。このような傾きや円弧での終点のずれを補正は移動軌跡に対して放電の生じている側にたわみ量検出手段27で検出されたたわみ量に応じて補正される。(図16)
【0039】
実施の形態3.
図17は本発明の実施の形態3にかかる研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
なお、図1と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付して示す。29は第一のワイヤ供給ボビン、30は第二のワイヤ供給ボビン、31は第一のワイヤ供給ボビン29、第二のワイヤ供給ボビン30を取り付ける手段、32は第一のワイヤ供給ボビン29と第二のワイヤ供給ボビン30との間でワイヤ電極1を交換するワイヤ電極交換手段、33は砥石の中心方向に開いたV溝でワイヤ電極を案内するV溝ワイヤガイド、34はワイヤ電極1にかかる張力に応じて回転手段10の回転数を自動設定する回転数演算手段である。
【0040】
図18は回転しているメタルボンド砥石6とワイヤ電極1を相対移動させながら、メタルボンド砥石6とワイヤ電極1の間隙に放電を生じさせ成形したときの、ワイヤ電極1の径ごとの砥石回転数と加工速度比の関係を示し、実線はワイヤ電極1の径が0.2mmのグラフで、点線はワイヤ電極1の径が0.15mmのグラフで、破線はワイヤ電極1の径が0.1mmのグラフである。成形状態を示す図の斜線部分はすでに成形を完了した箇所で、矢印の方向に相対移動させながら成形する。加工速度比とは最大速度を1.0とした各パラメータでの速度の比率で、ワイヤ電極1の径が0.2mmの示したものである。
【0041】
図19は回転しているメタルボンド砥石6とワイヤ電極1を相対移動させながら、メタルボンド砥石6とワイヤ電極1の間隙に放電を生じさせ成形したときの、ワイヤ電極1の径ごとの砥石回転数と加工精度比の関係を示し、実線はワイヤ電極1の径が0.2mmのグラフで、点線はワイヤ電極1の径が0.15mmのグラフで、破線はワイヤ電極1の径が0.1mmのグラフである。成形状態を示す図の形状を成形した場合で、矢印の方向に相対移動させながら成形する。加工精度比とは最良の精度を1.0として各パラメータでの精度の比率で、ワイヤ電極1の径が0.2mmの示したものである。
図20は一次加工と高次加工としてワイヤ電極1の径を変更し、成形することを示す断面図で、(ア)は一次加工、(イ)は高次加工である。斜線部はそれぞれ成形した箇所で、矢印はそれぞれの成形での移動方向である。
【0042】
次に動作について説明する。
図17において、第一のワイヤ電極の経路について、ワイヤ電極1は第1のワイヤ供給ボビン29より供給され、ワイヤ張力印加手段4により張力を印加され、メタルボンド砥石6の前後に配置した砥石の中心方向に開いたV溝ワイヤガイド33によって案内されている。第二のワイヤ電極への交換について、ワイヤ電極交換手段32が第二のワイヤ電極供給ボビン30よりワイヤ電極1を引き出し、先にのべた第一のワイヤ電極の経路と同じ経路にワイヤ電極を張架する。砥石の中心方向に開いたV溝ワイヤガイド33はワイヤ電極1を交換して径が変わっても、同一のものでよく、メタルボンド砥石6の成形ではワイヤ電極1への放電反発力は、ワイヤ電極1をガイドに押しつけるように作用してもメタルボンド砥石6の中心方向には作用しないため、砥石の中心方向に開いたものでワイヤ電極を十分にガイドできる。ワイヤ電極1の径が変わると、ワイヤ電極1に印加される張力も変更され、張力制御手段5からの出力に応じて、メタルボンド砥石6の回転数を回転数演算手段34で演算し、回転数制御手段11で変更する。
【0043】
ワイヤ電極径ごとのメタルボンド砥石6の回転数と加工速度の関係について、図18に示すように、φ0.2のワイヤ電極1で120rpmの回転数まで速度は速くなりそれ以上では一定になり、φ0.15のワイヤ電極1で100rpm、φ0.1のワイヤ電極1で65rpmの回転数まで速度は速くなりそれ以上では一定になる。またワイヤ電極径ごとのメタルボンド砥石6の回転数と加工精度の関係について、図19に示すように、φ0.2のワイヤ電極1で80rpmから450rpmの間で精度がよく、φ0.15のワイヤ電極1で80rpmから200rpmの間で精度がよく、φ0.1のワイヤ電極1で70rpmから100rpmの間で精度がよい。このように使用するワイヤ電極1の径によってメタルボンド砥石6の適性回転数は異なり、ワイヤ電極1の径を変更したとき、メタルボンド砥石6の回転数は変更することにより、より速度の速い、精度のよい成形を行える。
【0044】
一次加工で径の太いワイヤ電極1を使用し、微細な形状を成形する高次加工で細い径のワイヤ電極1を使用する。これにより例えばφ0.1のワイヤ電極1を使用する必要のある微細な形状の成形時間も、一次加工をφ0.2のワイヤ電極1で成形し、時間を短縮することができ、また高次加工でも必要な箇所だけφ0.1のワイヤ電極1を使用することもで、さらに時間短縮を行える。(図20)
【0045】
実施の形態4.
図21は本発明の実施の形態4にかかる研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
なお、図1と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付して示す。
35は研削加工時間、被加工物材質、研削加工内容など使用条件を入力する使用条件入力手段、36は前記使用条件に応じて再成形加工での追い込み量を演算する追い込み量演算手段、37はプログラム記憶手段22にすでに記憶されている所望の形状を成形するためのプログラムを用い、前記追い込み量演算手段36により演算された追い込み量だけ、再成形する再成形実行手段である。
【0046】
図22はすでに記憶されたプログラムを用い、再成形することを示す断面図で、破線は前記プログラムでの回転しているメタルボンド砥石6とワイヤ電極1を相対移動の軌跡、dは追い込み量、斜線部は追い込み量dだけ追い込んだときの再成形した箇所である。
【0047】
次に動作について説明する。
使用条件入力手段35にメタルボンド砥石6で研削加工した時間、被加工物材質、研削加工内容など使用条件を入力し、追い込み量演算手段36で砥石を再成形するのに必要な追い込み量を演算し、プログラム記憶手段22に記憶された初めの成形のプログラムを使用し、再成形実行手段37により追い込み量だけ補正されたプログラムにより数値制御手段16を制御し、相対移動して再成形する。そのため再成形には新たなプログラムを作成する必要がなく、初めのプログラムを使用して、何度でも成形することができ、追い込み量も自動で求めることができる。例えば図22のような形状では追い込み量dだけ追い込み、初めと同じプログラムで再成形することができる。
【0048】
実施の形態5.
図23は本発明の実施の形態5にかかる研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
なお、図1と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付して示す。
38は回転手段の回転軸、39は回転手段の回転軸38の温度を測定する温度測定手段、40は室温を測定する室温測定手段、41は回転軸38の温度ごとの変位量を記憶する変位量記憶手段、42は回転軸38の温度変化によって生じる変位に対する補正量を演算する軸補正演算手段である。
【0049】
図24は回転軸38の温度変化による位置ずれを示す図で、メタルボンド砥石6が長時間静止した状態での基準からの距離がl、メタルボンド砥石6が回転した状態での基準からの距離がl´、変位量はΔlである。点線は回転後のメタルボンド砥石6の位置である。
【0050】
次に動作について説明する。
回転手段10の回転数を変更すると回転による発熱が異なり、回転軸38の温度は変化する。回転軸38の温度を温度測定手段39によって測定し、室温測定手段40によって室温を測定し、変位量記憶手段41のデータに基づいて、回転軸38の温度と室温の差から、軸補正演算手段42により補正して、数値制御手段16により相対移動を制御する。そのため成形前の砥石を回転させてのならし運転や砥石の回転数の変化も大きな幅で行えるようになった。
【0051】
実施の形態6.
図25は本発明の実施の形態6にかかる研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
なお、図1、図10と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付して示す。
43は放電エネルギー、ワイヤ張力、砥石回転数、基準速度、 基準電圧、補正量など成形パラメータを入力するパラメータ入力手段、44は前記パラメータの組み合わせを成形条件とし、番号を付け記憶する成形条件記憶装置、45は記憶した前記成形条件を設定する成形条件設定手段である。図26はパラメータ入力手段43の画面を示す図で、最も左側の列はススイッチであり、最も上側の行は成形条件の番号、スイッチと番号のマトリクスとなっている数値は各データである。
【0052】
パラメータ入力手段43に、ある番号で放電エネルギー、ワイヤ張力、砥石回転数、基準速度、基準電圧、補正量などを入力し、成形条件記憶手段44に記憶させる。このようにして記憶された成形条件は成形条件設定手段45から直接番号を呼び出してもよいし、プログラムにその番号を例えばE100というようにコードとして組み込み、プログラムにより呼び出してもよい。成形のための条件設定は成形条件番号を設定するだけで済むことになる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させるとともに、研削砥石を回転させながら、ワイヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、研削砥石を成形する研削砥石成形装置において、研削砥石の回転数を制御する回転数制御手段と、ワイヤ電極と研削砥石の間隙に供給される放電エネルギーを制御するエネルギー制御手段と、ワイヤ電極あるいは研削砥石の移動速度を制御する速度制御手段と、回転数制御手段、エネルギー制御手段、及び速度制御手段を制御し、高次加工に対して適した研削砥石の回転数、放電エネルギーを設定するとともに、高次加工に際し高速成形を可能とするワイヤ電極あるいは研削砥石の移動速度の設定を行う高次加工制御手段とを具備したことにより、一次加工と高次加工を分けて成形するため、容易に高速、高精度な成形が行える効果がある。
【0054】
また、ワイヤ電極と研削砥石の相対移動の軌跡を成形開始点の手前でその直前の対象加工表面に接近する移動軌跡からカーブするようにし、成形終了点の直後はその直前の加工移動軌跡からカーブするようにしたため、放電の集中やワイヤ電極の振動を防止でき、食い込みのない形状に成形できる効果がある。
【0055】
また、ワイヤ電極を研削砥石の回転軸方向に傾けながら成形し、研削砥石の中心方向に移動するだけで、広い溝を成形することができるため成形時間を短縮できる効果がある。
【0056】
また、ワイヤ電極と研削砥石の間隙の電圧、電流を検出し、ワイヤ電極と研削砥石の相対移動速度を検出された電圧、電流に応じて制御して所望の加工形状に成形するため、たとえば、外側の入り口で移動速度を速くし、奥に入るほど速度を落とすようにすると、安定した効率の高い成形が可能になるとともに、放電ギャップの変化も少なくなるので、成形精度も向上する効果がある。
【0057】
また、ワイヤ電極の研削砥石上でのたわみ量を検出し、検出されたたわみ量に応じて生じる最終加工形状のずれを補正するためにワイヤ電極と研削砥石の相対移動軌跡を制御して加工するため、成形精度を向上できる効果がある。
【0058】
ワイヤ電極と研削砥石の間隙の電圧を検出する電圧検出手段と、ワイヤ電極と研削砥石の間隙の電流を検出する電流検出手段と、検出された電圧、電流からワイヤ電極と研削砥石の相対移動速度を演算制御する速度制御手段とを具備したことにより、たとえば、外側の入り口で移動速度を速くし、奥に入るほど速度を落とすようにすると、安定した効率の高い成形が可能になるとともに、放電ギャップの変化も少なくなるので、成形精度も向上する効果がある。
【0059】
また、ワイヤ電極の研削砥石上でのたわみ量を検出するたわみ量検出手段と、たわみ量検出手段で検出されたたわみ量に応じて生じる最終加工形状のずれを補正するためにワイヤ電極と研削砥石の相対移動軌跡を演算制御する補正軌跡制御手段とを具備したことにより、ワイヤのたわみを検出しながら移動軌跡を補正するため、容易に成形精度を向上させることができるとともに成形時間も短縮できる効果がある。
【0060】
また、ワイヤ電極の径に応じて研削砥石の回転数を制御することにより、成形精度を向上させることができるとともに成形時間も短縮できる効果がある。
【0061】
また、一次加工として、研削砥石に直角あるいは平行に成形し、高次加工として、斜め部分あるいは円弧部分の成形をするとき、ワイヤ電極の径を加工段階に応じて変更することにより、たとえば、一次加工で径の太いワイヤ電極を使用し、微細な形状を成形する高次加工で細い径のワイヤ電極を使用するようにすると、成形時間を短縮することができ、微細な形状の成形も可能になる効果がある。
【0062】
また、線径の異なるワイヤ電極を有する複数のワイヤ供給ボビンと、複数のワイヤ供給ボビンから研削砥石上に走行させるワイヤ電極を選択するワイヤ電極交換手段と、選択されたワイヤ電極の径に応じて研削砥石の回転数を演算制御する回転数制御手段とを具備したことにより、ワイヤ電極の径が変わると研削砥石の回転数を最適値に変更するため、成形精度を向上し、成形時間を短縮できる効果がある。
【0063】
また、ワイヤ電極交換手段でワイヤ電極を交換し、研削砥石の中心方向に開いたV溝ワイヤガイドで案内するため、径の異なるワイヤ電極の交換作業が自動化できる効果がある。
【0064】
また、ワイヤ電極の張力を制御する張力制御手段を設けたことにより、張力制御手段が出力するワイヤ電極の張力により、ワイヤ電極の径の変更を認識し、研削砥石の回転数を演算制御するようにしたため、成形精度を向上し、成形時間を短縮できる効果がある。
【0065】
また、使用して摩滅した研削砥石の再成形加工でのワイヤ電極と研削砥石の相対移動軌跡を、最初の成形加工での相対移動軌跡に対し所定量研削砥石の中心方向に追い込んで設定し、最初の成形軌跡を利用して再成形するため、容易に再成形できる効果がある。
【0066】
また、使用して摩滅した研削砥石を再成形加工するとき、研削加工時間、研削砥石材質、研削加工内容など使用条件を入力する使用条件入力手段と、使用条件に応じて再成形加工での追い込み量を演算する追い込み量演算手段と、所望の加工形状を成形するためのプログラムを用い、追い込み量演算手段により演算された追い込み量だけ再成形する再成形実行手段を具備したことにより、研削加工での使用条件から追い込み量を演算し、初めの成形で用いたプログラムにより、追い込み量を含めた軌跡を自動演算するため、容易に再成形でき、確実に再成形精度が向上する効果がある。
【0067】
また、回転手段の回転軸の温度を測定する温度測定手段と、室温を測定する室温測定手段と、回転軸の温度ごとの変位量を記憶する変位量記憶手段と、回転軸の温度変化によって生じる変位に応じてワイヤ電極と研削砥石の相対位置を演算補正する軸補正演算手段とを具備したことにより、回転軸の温度と室温の差から、回転軸方向の位置を補正するため、成形前の研削砥石を回転させてのならし運転が不要になり、研削砥石の回転数の変化も大きな幅で行える効果がある。
【0068】
また、放電エネルギー、ワイヤ張力、砥石回転数、基準速度、基準電圧など成形パラメータを入力するパラメータ入力手段と、パラメータの組み合わせを成形条件とし、番号を付け記憶する成形条件記憶手段と、記憶した成形条件を設定する成形条件設定手段とを具備したことにより、成形条件のパラメータを組み合わせで記憶し、番号で成形条件を呼び出すため、容易に成形できるとともに、プログラムにその番号を組み込みことで自動化が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形方法の一次加工と高次加工を示す説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形方法の複数回の高次加工を示す説明図である。
【図4】 図3の高次加工の成形条件を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装置において高次加工箇所を分割する成形方法を示す説明図である。
【図6】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装置において鋭角な先端部の成形方法を示す説明図である。
【図7】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装置において開始点と終了点でカーブする移動軌跡を設けた成形方法の説明図である。
【図8】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装置において回転方向ごとの砥石回転数と加工速度の関係を示した特性図である。
【図9】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装置においてワイヤ電極を傾けながら成形する成形方法の説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
【図11】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形装置における成形状態を示す説明図である。
【図12】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形装置において砥石外側からの奥行きと電圧、電流の関係を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形装置において電圧と電流を検出し、速度を制御する成形方法を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形装置における成形状態の他の例を示す説明図である。
【図15】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形装置において砥石外側からの奥行きとワイヤ電極のたわみとの関係を示す特性図である。
【図16】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形装置においてワイヤ電極のたわみを補正する成形方法を示す説明図である。
【図17】 本発明の実施の形態3による研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
【図18】 本発明の実施の形態3による研削砥石成形装置においてワイヤ電極径ごとの砥石回転数と加工速度比の関係を示した特性図である。
【図19】 本発明の実施の形態3による研削砥石成形装置においてワイヤ電極径ごとの砥石回転数と加工精度比の関係を示した特性図である。
【図20】 本発明の実施の形態3による研削砥石成形装置においてワイヤ電極径を変更する成形方法を示す説明図である。
【図21】 本発明の実施の形態4による研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
【図22】 本発明の実施の形態4による研削砥石成形装置においてその成形方法を示す説明図である。
【図23】 本発明の実施の形態5による研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
【図24】 本発明の実施の形態5による研削砥石成形装置において回転軸の温度変化による位置ずれを示す説明図である。
【図25】 本発明の実施の形態6による研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
【図26】 本発明の実施の形態6による研削砥石成形装置において成形条件を表示する画面を示す図である。
【図27】 従来の研削砥石成形装置を示す概略構成図である。
【図28】 従来技術の研削砥石成形方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ワイヤ電極、2 上部ワイヤガイド、3 下部ワイヤガイド
4 張力印加手段、5 張力手段、6 メタルボンド砥石
7 加工液供給ノズル、8 加工電源、9 エネルギー制御手段
10 回転手段、11 回転数制御手段、12 回転方向変換手段
13 テーブル定盤、14 X軸モータ、15 Y軸モータ
16 数値制御手段、17 速度制御手段、18 U軸モータ
19 V軸モータ、20 UV軸制御手段、21 プログラム入力手段
22 プログラム記憶手段、23 高次加工制御手段、24 電圧検出手段
25 電流検出手段、26 速度演算手段、27 たわみ検出手段
28 補正軌跡演算手段、29 第一のワイヤ供給ボビン
30 第二のワイヤ供給ボビン、31 ワイヤ供給ボビン取り付手段
32 ワイヤ電極交換手段、33 V溝ワイヤガイド
34 回転数演算手段 35 使用条件入力手段
36 追い込み量演算手段、37 再成形実行手段 38 回転軸
39 温度測定手段、40 室温測定手段、41 変位量記憶手段
42 軸補正演算手段、43 パラメータ入力手段
44 成形条件記憶手段、45 成形条件設定手段、46 総形電極
47 シャンク、48 電極固定手段、49 駆動手段
50 電圧検出手段 51 ギャップ調整手段、52 加工槽

Claims (4)

  1. ワイヤ電極を研削砥石上に走行させるとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記ワイヤ電極の径に応じて前記研削砥石の回転数を制御することを特徴とする研削砥石成形方法。
  2. 一次加工として、前記研削砥石に直角あるいは平行に成形し、高次加工として、斜め部分あるいは円弧部分の成形をするとき、前記ワイヤ電極の径を前記加工段階に応じて変更することを特徴とする請求項1記載の研削砥石成形方法。
  3. ワイヤ電極を研削砥石上に走行させるとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記研削砥石を成形する研削砥石成形装置において、線径の異なるワイヤ電極を有する複数のワイヤ供給ボビンと、前記複数のワイヤ供給ボビンから前記研削砥石上に走行させるワイヤ電極を選択するワイヤ電極交換手段と、前記選択されたワイヤ電極の径に応じて前記研削砥石の回転数を演算制御する回転数制御手段とを具備したことを特徴とする研削砥石成形装置。
  4. 研削砥石の方向にほぼV型に開いた溝を有し、ワイヤ電極を案内するワイヤガイドを具備したことを特徴とする請求項4に記載の研削砥石成形装置。
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