JP3730564B2 - 電子機器 - Google Patents
電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3730564B2 JP3730564B2 JP2001342931A JP2001342931A JP3730564B2 JP 3730564 B2 JP3730564 B2 JP 3730564B2 JP 2001342931 A JP2001342931 A JP 2001342931A JP 2001342931 A JP2001342931 A JP 2001342931A JP 3730564 B2 JP3730564 B2 JP 3730564B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- operation panel
- electronic device
- display unit
- elastic deformation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
- G11B33/12—Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules
- G11B33/125—Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules the apparatus comprising a plurality of recording/reproducing devices, e.g. modular arrangements, arrays of disc drives
- G11B33/127—Mounting arrangements of constructional parts onto a chassis
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B31/00—Arrangements for the associated working of recording or reproducing apparatus with related apparatus
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
- G11B33/10—Indicating arrangements; Warning arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体としての自動車などに装着される、表示部や各種操作ボタン等を有する操作パネルを備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)には、電子機器としてのカーステレオが取り付けられる。カーステレオは、前記インパネに取り付けられる機器本体と液晶ディスプレイ等の表示部や各種操作ボタンを有する操作パネルとを備えている。
【0003】
機器本体は、CDプレーヤ、MD(Mini disc)プレーヤやナビゲーション装置を構成するCD−ROMプレーヤなどを内蔵している。操作パネルは、液晶ディスプレイなどに前記ナビゲーション装置における地図情報や、CDプレーヤ及びMDプレーヤの再生状況を示す情報などを表示する。また、操作パネルは、前記ナビゲーション装置、CDプレーヤ、MDプレーヤの各種機能の動作指令を行う際に操作されるタッチスイッチや押圧ボタンが設けられている。
【0004】
前述したカーステレオは、インパネに装着する際にかかる設置スペースを抑制するために、機器本体の使用者に相対する面(以下前面と称する)に前記CD、MD、CD−ROMを機器本体内に出し入れ自在とする挿入口を設けている。さらに、カーステレオは、前記前面を覆う位置と前記前面の少なくとも一部を開放する位置とに亘って、操作パネルをスライド移動可能としている。そのため、操作パネルは機器本体に対し、その一部に極僅かな隙間を設けて取り付けられている。
【0005】
前述したカーステレオは、操作パネルを機器本体の前面の少なくとも一部を開放する位置に位置させて、CD、MD、CD−ROMなどを機器本体内に出し入れする。CD、MD、CD−ROMなどを機器本体内に挿入した後、操作パネルを前面を覆う位置に移動させて、タッチスイッチや各種の押圧ボタンを操作して、CDプレーヤ、MDプレーヤ、CD−ROMプレーヤなどを駆動させる。これらプレーヤの再生状況を示す情報を液晶ディスプレイなどに表示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のカーステレオは、操作パネルが前述した前面を覆う位置とその前面の少なくとも一部を開放する位置とに亘ってスライド移動可能となっている。また、自動車の走行中などに発生する振動の影響を受けて操作パネルが振動して異音を生じさせないために、クッションなどの弾性変形自在な弾性体が機器本体の前面に取り付けられ、そして、操作パネルが前面を覆う位置に位置すると弾性体が操作パネルの裏面に押圧されて圧縮されるとともに、その圧縮された弾性体の反発力により操作パネルを使用者に向けて(前面が位置する方向と逆の方向)付勢している。
【0007】
このため、使用者が前述したタッチスイッチや押圧ボタンを弾性体の付勢力に抗して、その付勢力より強い力を掛けて押すと、操作パネルが機器本体に向って極僅かだが前述した隙間分動いてしまうことになる。つまり、操作パネルがその押圧方向と同方向に動いてしまうことにより、良好なクリック感が得られず、使用者に対して違和感を与えてしまっていた。
【0008】
上記した問題点を鑑みてなされた本発明の目的は、そのような操作時における違和感を与えることのない操作パネルを備えた電子機器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電子機器は、機器本体の一つの面に対しスライド移動自在に取り付けられ、該一つの面を覆う位置と該一つの面の少なくとも一部を開放する位置とに亘って移動自在な操作パネルを備えた電子機器において、前記機器本体には前記操作パネルを付勢する付勢手段が取り付けられ、前記付勢手段は、前記操作パネルが前記一つの面を覆う位置に位置したとき、前記操作パネルを前記機器本体の一つの面に向けて付勢することを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の電子機器は、請求項1記載の電子機器において、前記操作パネルには、前記機器本体の一つの面に向けて押圧される押しボタンが設けられ、前記付勢手段は、前記押しボタンが押圧される方向と同方向に前記操作パネルを付勢することを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載の本発明の電子機器は、請求項1又は請求項2記載の電子機器において、前記操作パネルには回転自在となるローラが取り付けられ、前記機器本体には前記ローラが摺動可能に係合される摺動溝が形成され、前記ローラが前記摺動溝に沿って摺動することにより前記操作パネルが前記一つの面に対しスライド移動するとともに、前記操作パネルが前記一つの面を覆う位置に位置したとき前記ローラが前記付勢手段により付勢されることを特徴としている。
【0011】
請求項4に記載の本発明の電子機器は、請求項3記載の電子機器において、前記付勢手段は、前記機器本体に取り付けられる取付部と、前記摺動溝内に位置するとともに前記ローラと接触して弾性変形する弾性変形部と、を一体に備えたばね片であることを特徴としている。
【0012】
請求項5に記載の本発明の電子機器は、請求項4記載の電子機器において、前記弾性変形部は、前記摺動溝内において、前記操作パネルが前記一つの面を覆う位置に位置したときに前記ローラを介して前記一つの面と反対側となる位置に位置付けられていることを特徴としている。
【0013】
請求項1に記載した本発明の電子機器によれば、付勢手段が機器本体の一つの面を覆う位置にある操作パネルを機器本体の一つの面に向けて付勢している。即ち、操作パネルに設けられた操作ボタン等の操作方向とほぼ同方向に付勢しているため、操作パネルが移動されることがない。よって、良好なクリック感が得られ、利便性が向上する。
【0014】
請求項3に記載した本発明の電子機器によれば、操作パネルをスライド移動可能とするローラの摺動経路に付勢手段を設けたため、操作パネルが機器本体の一つの面を覆う位置に位置するだけで付勢される。従って、付勢手段が操作パネルを付勢するための特別な構成を設けることなく、簡易な構成によって操作パネルを付勢させることができる。
【0015】
請求項4に記載した本発明の電子機器によれば、付勢手段であるばね片の取付部が機器本体に固着され、それと一体となる弾性変形部をローラの摺動経路に位置付けている。従って、操作パネルのローラが弾性変形部に接触してそれを押圧し弾性変形させたとしても、そのローラによる押圧力に抗した復元力を確実にローラに与えることができるため、操作パネルを確実に付勢させることができる。
【0016】
請求項5に記載した本発明の電子機器によれば、付勢手段であるばね片の弾性変形部は、ローラの摺動経路内において、操作パネルが機器本体の一つの面を覆う位置に位置したときにそのローラを介して機器本体の一つの面と反対側の位置に位置付けられる。よって、操作パネルが機器本体の一つの面を覆う位置に位置しローラが弾性変形部に接触して押圧したときに、その弾性変形部による復元力を機器本体の一つの面に向けて与えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態にかかる電子機器としての多機能電子機器1を図1乃至図8を参照して説明する。図1などに示す多機能電子機器1は、移動体としての自動車のインストルメントパネルに装着される。多機能電子機器1は、図1及び図2に示すように、機器本体2と、操作パネルとしての操作表示ユニット3とを備えている。操作表示ユニット3は、その両側面上方にローラ14(図2などに示す)を有し、機器本体2には、ローラ14を付勢する付勢手段としてのばね片20が固着されている。
【0018】
機器本体2は、箱状に形成されたシャーシ10と、図2中手前に位置するシャーシ10の前方に設けられた一つの面としての前面10aと、このシャーシ10内に収容される図示しないCDプレーヤ6等の再生装置と、操作表示ユニット3を前面10aに対しスライド移動させる駆動機構4(図2にその一部を示す)とを備えている。前面10aにはその全ての辺に立設するように一体成形された複数の立設壁10cを備え、操作表示ユニット3は、複数の立設壁10cによって形成された空間領域に回動自在に収容される。
【0019】
また、その収容された操作表示ユニット3の両側に位置する立設壁10cの内面には鉛直方向に延在する摺動溝としてのガイド溝16が形成されている。ガイド溝16は、立設壁10cの内面から凹に形成されている。このガイド溝16には、後述する操作表示ユニット3の両側面上方に突設したローラ14が摺動可能に係合される。また、立設壁10cにおけるガイド溝16の上端部の一部を含むその付近には、図3乃至図8に示すように、貫通孔17が形成されている。この貫通孔17は、複数の立設壁10cにより形成された空間領域からシャーシ10の外側に亘って貫通されている。
【0020】
図示例では、再生装置としてCDプレーヤ6、MDプレーヤ7、ナビゲーション装置を構成するCD−ROMプレーヤ8とがシャーシ10内に収容されている。なお、図示してないが、ラジオ放送を受信するAM/FMチューナ等やテレビ放送波を受信するテレビチューナ等を収容させても良い。これらの再生装置や受信装置は、例えば、操作表示ユニット3に設けられた後述する押しボタン18等を使用者が押圧することによって動作する。
【0021】
前面10aには、図2に示すように、前記MDプレーヤ7にMDを挿入するためのスリット12と、CDプレーヤ6及びCD−ROMプレーヤ8にCD及びCD―ROMを挿入する挿入口13a及び挿入口13bとが設けられている。
【0022】
駆動機構4は、図2に示すアーム19と、図示しないモータなどを備えている。アーム19は、一方向に沿って延びた帯状に形成されている。アーム19は、その長手方向に沿ってスライド自在に、シャーシ10に支持されている。アーム19は、シャーシ10の両側壁内面に沿って2つ設けられている。また、各アーム19の一端部には、孔19a(図4などに示す)が形成され、その孔19aには、操作表示ユニット3の両側面下方付近に設けられたピン3b(図4などに示す)が回転自在に嵌合されている。前記モータは、各アーム19をシャーシ10に対しスライド移動させる。つまり、モータの駆動力によって、各アーム19は前面10aの下方に形成された図示せぬ貫通孔を通してシャーシ10の内外方向に移動される。
【0023】
前述した構成の駆動機構4は、モータからの駆動力を受けて、各アーム19がシャーシ10の内外方向に移動する。また、各アーム19がシャーシ10の内外方向に移動することで、操作表示ユニット3の両側面上方に設けられたローラ14がガイド溝16に沿って摺動する。すなわち、モータからの駆動力を受けて各アーム19がシャーシ10の外方向に移動することにより操作表示ユニット3は、その表面が上方に向くようにして倒され、シャーシ10の前面10aの少なくとも一部を開放する位置(図2に示す)に移動される。また、アーム19がシャーシ10の内方向に移動することにより、倒された状態にある操作表示ユニット3は前面10aを覆う位置(図1に示す)に移動され、ローラ14はガイド溝16の上端部に位置付けられる。
【0024】
操作表示ユニット3は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などからなる画像情報等を表示する表示パネル5を備えている。操作表示ユニット3は、表示パネル5に、CD−ROMプレーヤ8によって再生された地図情報や、テレビチューナが受信したテレビ放送波の映像等を表示する。
【0025】
また、操作表示ユニット3は、その表面に押しボタン18を複数設けている。押しボタン18は、使用者により図1中矢印Xで示す方向に押圧されることにより操作される。これらの押しボタン18が操作されることにより、シャーシ10の内部に収容された各種再生装置等が動作するとともに、操作表示ユニット3が前述したようにスライド移動される。例えば、押しボタン18のうちの選択ボタン(例えば、CD、MD等を選択するためのボタン)やOPENボタンが押圧操作されると、操作表示ユニット3が駆動機構4によりスライド移動される。すなわち、選択ボタンによりMDが選択されると、駆動機構によって操作表示ユニット3がシャーシ10の前面10aに形成されたスリット12のみを開放する位置までスライド移動される。また、OPENボタンが押圧操作されることにより、シャーシ10の前面10aに形成されたすべての挿入口(スリット12、挿入口13a及び挿入口13b)が開放される位置までスライド移動される。そして、CDやMD等の所望のディスクが挿入口12,13a,13bから挿入又は排出されると、操作表示ユニット3は、駆動機構4により自動的にシャーシ10の前面10aを覆う位置(すべての挿入口12,13a,13bを覆い隠す位置)まで移動される。なお、シャーシ10の前面10aを開放した状態で所望のディスクが挿入されると、操作表示ユニット3は自動的にその前面10aを覆う位置に移動され、例えば、使用者が押しボタン18のうち再生(プレイ)ボタンやサーチボタン等を操作することによりそのディスクの再生や、サーチ動作等が行われる。なお、これらのスライド移動は、図示せぬマイコン等が駆動機構4のモータの回転方向や回転数を制御することにより行われる。つまり、マイコンが使用者による押しボタン18の操作や、ディスクが挿入されたことを認識して、その操作等に応じたスライド位置となるようにモータの回転方向やその回転数を制御してスライド移動させる。
【0026】
ローラ14は、円盤状に形成されかつ操作表示ユニット3の両側面上方に軸芯周りに回転自在に設けられている。ローラ14は、前述したガイド溝16に係合して、軸芯周りに回転することでガイド溝16に沿って移動自在に設けられている。なお、ローラ14は、ガイド溝16に沿って滑らかに摺動すべく該ガイド溝に対して極僅かな隙間をもって係合されている。また、ローラ14は、操作表示ユニット3の側面から突出している。
【0027】
ばね片20は、板金からなり、図7及び図8に示すように、取付部21と、弾性変形部22とを一体に備えている。取付部21は、立設壁10cの外面に沿った平板状に形成されており、図6に示すように、立設壁10cの外面に重ねられてビス等により機器本体2に取り付けられる。
【0028】
弾性変形部22は、帯状に形成されている。また、取付部21が立設壁10cの外面に取り付けられたとき、その一端部から複数の立設壁10cによって形成された空間領域に向って屈折した屈折部21aから前面10aに向って若干斜め上方に延在している。取付部21が立設壁10cの外面に取り付けられると、図4に示すように、屈折部21aと弾性変形部22は貫通孔17を通して立設壁10cの内側に侵入し、さらに、弾性変形部22がガイド溝16内に位置付けられる。この弾性変形部22は、操作表示ユニット3が前面10aを覆う位置に移動されると、ローラ14に押圧されて図3や図5で示す状態に弾性変形される。なお、この弾性変形部22は、図8中の実線で示すローラ14が押圧されていない状態からローラ14に押圧されることにより同図中の二点鎖線で示す状態に弾性変形される。
【0029】
また、この弾性変形部22は、取付部21が立設壁10cの外面に取り付けられると、ガイド溝16の上端部に位置付けられる。つまり、操作表示ユニット3が前面10aを覆う位置に移動されると、ローラ14がガイド溝16の上端部に位置付けられるため、この上端部に弾性変形部22を位置付けることで、その弾性変形部22はローラ14の移動に伴ってそのローラ14に押圧されて図3や図5に示す状態に弾性変形される。また、弾性変形部22は、操作表示ユニット3が前面10aを覆う位置に位置したとき、すなわち、ローラ14が弾性変形部22に接触したときに弾性変形部22がそのローラ14を介して前面10aと反対側となるようにガイド溝16内に位置付けられている。
【0030】
このようにすることで、操作表示ユニット3が前面10aを覆う位置に位置すると、ローラ14が弾性変形部22を押圧して弾性変形させ、弾性変形部22はその復元力により操作表示ユニット3を図5の矢印Yで示す方向に付勢する。つまり、この弾性変形部22の付勢力によりローラ14がガイド溝16の前面10a寄りの側壁に押しつけられ、操作表示ユニット3自体が機器本体2に固定された状態となる。なお、この弾性変形部22による付勢方向は、前述した操作表示ユニット3の表面に設けられた押しボタン18が操作される際に加えられる押圧方向(図1及び図5中に矢印Xで示す方向)とほぼ同方向になるため、使用者がその押しボタン18を押圧操作しても、操作表示ユニット3が移動されることなく良好なクリック感が得られる。
【0031】
ローラ14と弾性変形部22との接触状態が解除される(操作表示ユニット3が前面10aの少なくとも一部を開放する位置に移動される)と、弾性変形部22は元の位置に戻り、ローラ14が接触していない間は常にその状態に保持されている。なお、本実施形態においては、操作表示ユニット3の一方側面に突設されたローラ14を付勢することについて説明したが、他方側面に突設されたローラ14も同様にして付勢される。
【0032】
前述した構成の多機能電子機器1は、MD、CDやCD−ROMなどを機器本体2内に挿入する際には、操作表示ユニット3を図2及び図4に示す位置に位置させる。このとき、ばね片20の弾性変形部22は、ローラ14と接触せずに弾性変形していない状態を保っている。
【0033】
そして、MD、CDやCD−ROMなどの再生を行う場合や、表示パネル5で地図情報やテレビ放送波の映像を表示する際には、操作表示ユニット3を図1及び図3に示す位置に移動させる。操作表示ユニット3が前面10aを覆う位置では、ばね片20の弾性変形部22は、ローラ14と接触して弾性変形するとともに、該ローラ14を矢印Yに沿って前面10aに向けて付勢する。即ち、弾性変形部22は、ローラ14を操作表示ユニット3の表示パネル5の裏側に位置する背面3c(図4、図6ないし図8に示す)が機器本体2の奥側に向かう方向に付勢する。
【0034】
本実施形態によれば、操作表示ユニット3が前面10aを覆うと、ばね片20の弾性変形部22がローラ14を介して前面10aと反対側に位置付けられている。即ち、ばね片20の弾性変形部22がローラ14の機器本体2から離れた側に位置している。このため、弾性変形部22がローラ14の使用者寄りに位置する。
【0035】
また、弾性変形部22は、前面10aを覆った操作表示ユニット3の両側面上方(上端部)に回転自在に設けられたローラ14と接触して、弾性変形する。このため、ばね片20の弾性変形部22は、ローラ14即ち操作表示ユニット3を矢印Yに沿って前面10aに向けて付勢する。即ち、ばね片20の弾性変形部22は、ローラ14即ち操作表示ユニット3を操作表示ユニット3の背面3cが機器本体2の奥側に向かう方向に確実に付勢できる。
【0036】
このため、矢印Xで示す押しボタン18の操作方向と同方向に、弾性変形部22が操作表示ユニット3を付勢する。このため、押しボタン18を機器本体2の奥側に向かって押しても、操作表示ユニット3が移動されることがない。したがって、操作を良好に行えるとともに、操作時の違和感を抑制でき、良好なクリック感が得られ利便性が向上する。
【0037】
ばね片20の取付部21が機器本体2に固着され、弾性変形部22をローラ14の摺動経路となるガイド溝16内に位置付けている。このため、操作表示ユニット3が前面10aを覆う位置に位置するだけで、弾性変形部22がローラ14即ち操作表示ユニット3を付勢できる。従って、ばね片20が操作表示ユニット3を付勢するための特別な構成を設けることなく、簡易な構成によって操作表示ユニット3を付勢できる。また、ローラ14が弾性変形部22に接触してそれを押圧し弾性変形させたとしても、そのローラ14による押圧力に抗した復元力を確実にローラ14に与えることができるため、操作表示ユニット3を確実に付勢できる。
【0038】
前述した実施形態では、操作表示ユニット3の表示パネル5に押しボタン18を複数設けている。しかしながら、本発明では、表示パネル5に所謂タッチスイッチ(タッチパネルとも呼ぶ)を設けても良いことは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明によれば、付勢手段が機器本体の一つの面を覆う操作パネルを機器本体の一つの面に向けて付勢している。即ち、操作パネルに設けられた操作ボタン等の操作方向とほぼ同方向に付勢している。このため、操作ボタンを押しても操作パネルが移動されることがない。したがって、操作を良好に行えるとともに、操作時の違和感を抑制できる。
【0040】
請求項3に記載の本発明によれば、操作パネルをスライド移動可能とするローラの摺動経路に付勢手段を設けている。操作パネルが機器本体の一つの面を覆う位置に位置するだけで付勢される。従って、簡易な構成によって操作パネルを付勢できる。
【0041】
また、操作パネルを機器本体の一つの面を覆う位置に位置させるだけで確実に付勢できる。このため、操作パネルの操作ボタンを押しても、操作パネルが確実に移動しない。したがって、操作をより良好に行えるとともに、操作時の違和感をより確実に抑制できる。
【0042】
請求項4に記載の本発明によれば、ばね片の取付部が機器本体に固着されて弾性変形部をローラの摺動経路に位置付けている。このため、操作パネルのローラが弾性変形部に接触してそれを押圧し弾性変形させたとしても、そのローラによる押圧力に抗した復元力を確実にローラに与えることができるため、操作パネルを確実に付勢させることができる。したがって、操作をより一層良好に行えるとともに、操作時の違和感をより一層確実に抑制できる。
【0043】
請求項5に記載の本発明によれば、付勢手段であるばね片の弾性変形部は、ローラの摺動経路内において、操作パネルが機器本体の一つの面を覆う位置に位置したときにそのローラを介して機器本体の一つの面と反対側の位置に位置付けられる。このため、操作パネルが機器本体の一つの面を覆う位置に位置すると、弾性変形部はローラ即ち操作パネルを機器本体の一つの面に向けて確実に付勢できる。したがって、操作をより一層良好に行えるとともに、操作時の違和感をより一層確実に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる多機能電子機器の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示された多機能電子機器の操作表示ユニットが前面の一部を開放した状態を示す斜視図である。
【図3】図1中のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】図2中のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】図3中のV部を拡大して示す断面図である。
【図6】図3中のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】図6に示された多機能電子機器の要部を分解して示す断面図である。
【図8】図1に示された多機能電子機器の要部を分解して示す側断面図である。
【符号の説明】
1 多機能電子機器(電子機器)
2 機器本体
3 操作表示ユニット(操作パネル)
10a 前面(一つの面)
14 ローラ
16 ガイド溝(摺動溝)
20 ばね片(付勢手段)
21 取付部
22 弾性変形部
Claims (5)
- 機器本体の一つの面に対しスライド移動自在に取り付けられ、該一つの面を覆う位置と該一つの面の少なくとも一部を開放する位置とに亘って移動自在な操作パネルを備えた電子機器において、
前記機器本体には前記操作パネルを付勢する付勢手段が取り付けられ、
前記付勢手段は、前記操作パネルが前記一つの面を覆う位置に位置したとき、前記操作パネルを前記機器本体の一つの面に向けて付勢することを特徴とする電子機器。 - 前記操作パネルには、前記機器本体の一つの面に向けて押圧される押しボタンが設けられ、
前記付勢手段は、前記押しボタンが押圧される方向と同方向に前記操作パネルを付勢することを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記操作パネルには回転自在となるローラが取り付けられ、
前記機器本体には前記ローラが摺動可能に係合される摺動溝が形成され、
前記ローラが前記摺動溝に沿って摺動することにより前記操作パネルが前記一つの面に対しスライド移動するとともに、前記操作パネルが前記一つの面を覆う位置に位置したとき前記ローラが前記付勢手段により付勢されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子機器。 - 前記付勢手段は、前記機器本体に取り付けられる取付部と、
前記摺動溝内に位置するとともに前記ローラと接触して弾性変形する弾性変形部と、を一体に備えたばね片であることを特徴とする請求項3記載の電子機器。 - 前記弾性変形部は、前記摺動溝内において、前記操作パネルが前記一つの面を覆う位置に位置したときに前記ローラを介して前記一つの面と反対側となる位置に位置付けられていることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001342931A JP3730564B2 (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 電子機器 |
US10/272,006 US7137676B2 (en) | 2001-11-08 | 2002-10-17 | Electronic appliance |
EP02024952A EP1310958A3 (en) | 2001-11-08 | 2002-11-06 | Electronic appliance |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001342931A JP3730564B2 (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003151253A JP2003151253A (ja) | 2003-05-23 |
JP3730564B2 true JP3730564B2 (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=19156706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001342931A Expired - Fee Related JP3730564B2 (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 電子機器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7137676B2 (ja) |
EP (1) | EP1310958A3 (ja) |
JP (1) | JP3730564B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4251765B2 (ja) * | 2000-10-03 | 2009-04-08 | アルパイン株式会社 | 車載用電子機器 |
KR100503309B1 (ko) * | 2003-06-16 | 2005-07-25 | 현대모비스 주식회사 | 모니터 틸팅 장치를 갖는 오디오/비디오 시스템의 모니터유동방지 장치 |
KR100520991B1 (ko) * | 2003-09-15 | 2005-10-11 | 현대모비스 주식회사 | 오디오/비디오 시스템의 구동부 어셈블리 |
US7356954B2 (en) * | 2003-12-01 | 2008-04-15 | Fujitsu Ten Limited | In-vehicle display apparatus |
JP2006012262A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Alpine Electronics Inc | 電子機器及びその媒体排出方法 |
US20070063826A1 (en) * | 2005-09-16 | 2007-03-22 | Kwang Baig | In-vehicle multifunctional information device |
JP4984468B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2012-07-25 | ブラザー工業株式会社 | 電子機器 |
JP2007265461A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Denso Corp | 車載装置 |
KR100911085B1 (ko) * | 2007-06-26 | 2009-08-06 | 현대자동차주식회사 | 차량용 접이식 모니터 |
JP4683062B2 (ja) * | 2008-03-25 | 2011-05-11 | 株式会社デンソー | 車載装置 |
JP2010083464A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-15 | Fujitsu Ten Ltd | 車載装置及び保持部材 |
CN104604071B (zh) * | 2012-06-06 | 2018-05-01 | 施耐德电气It公司 | 具有可调节的接口的不间断电源 |
JP6794210B2 (ja) * | 2016-10-11 | 2020-12-02 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP7221081B2 (ja) * | 2019-02-28 | 2023-02-13 | 株式会社Jvcケンウッド | 検出装置、カム機構、及び封止体開栓方法 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3544054A1 (de) * | 1985-12-13 | 1987-06-19 | Idn Invention Dev Novelties | Aufbewahrungsbehaelter fuer aufzeichnungstraeger |
US4718740A (en) * | 1986-10-28 | 1988-01-12 | Allied Corporation | Housing and stowage mechanism for terminal keyboard and display panel |
US5276589A (en) * | 1992-11-09 | 1994-01-04 | Ncr Corporation | Notebook computer having flip screen which pivots and slides within a frame |
WO1994023476A1 (en) * | 1993-03-26 | 1994-10-13 | Zaidan Khalil S | Hinge assembly for electronic devices |
KR100261754B1 (ko) * | 1996-04-03 | 2000-07-15 | 윤종용 | 주변장치의 보호수단을 갖는 컴퓨터 |
US5941615A (en) * | 1996-10-23 | 1999-08-24 | Harness System Technologies Research, Ltd. | Movable structure for a display |
JP3100344B2 (ja) | 1996-10-23 | 2000-10-16 | 株式会社ハーネス総合技術研究所 | ディスプレーの開閉構造 |
JP3850529B2 (ja) | 1997-10-01 | 2006-11-29 | 小島プレス工業株式会社 | ポップアップディスプレイ |
JPH11227538A (ja) | 1998-02-19 | 1999-08-24 | Clarion Co Ltd | パネル開閉装置付電子機器 |
JP3561425B2 (ja) | 1998-10-09 | 2004-09-02 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 表示装置開閉機構 |
JP2000194448A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-14 | Nec Corp | 電子ロック付きファイルベイカバ―を有する電子計算機及びその制御方法 |
US6633347B2 (en) * | 2001-01-02 | 2003-10-14 | Alpine Electronics, Inc. | Display assembly having display supported on casing to be controllable in attitude |
US6603655B2 (en) * | 2001-08-03 | 2003-08-05 | Dell Products L.P. | Rotating and translating four bar media door for a computer chassis |
US6557385B1 (en) * | 2001-12-14 | 2003-05-06 | Shoei-Yuan Shih | Safety and anti-theft door guard for a server |
US6578935B1 (en) * | 2002-03-22 | 2003-06-17 | Scosche Industries, Inc. | Slider tray storage apparatus |
-
2001
- 2001-11-08 JP JP2001342931A patent/JP3730564B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-10-17 US US10/272,006 patent/US7137676B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-11-06 EP EP02024952A patent/EP1310958A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1310958A3 (en) | 2004-07-07 |
JP2003151253A (ja) | 2003-05-23 |
EP1310958A2 (en) | 2003-05-14 |
US7137676B2 (en) | 2006-11-21 |
US20030085325A1 (en) | 2003-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3730564B2 (ja) | 電子機器 | |
JPH0312053A (ja) | 記録媒体演奏装置 | |
JP4139709B2 (ja) | 電子機器 | |
JP3787891B2 (ja) | 車載用音響映像装置 | |
JP3262660B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2003306083A (ja) | 電子機器 | |
JP2937058B2 (ja) | 自動車用映像音響再生装置 | |
JP3507226B2 (ja) | 操作装置 | |
JP2008226350A (ja) | 電子機器 | |
JP3186966B2 (ja) | 車載用音響映像装置 | |
JP4641436B2 (ja) | 電子機器 | |
JP3299874B2 (ja) | 車載用電子機器 | |
JP3936590B2 (ja) | 電子機器 | |
KR100595536B1 (ko) | 차량용 에이브이 시스템 | |
JP4598056B2 (ja) | 電子機器 | |
WO2011101971A1 (ja) | 電子機器 | |
JP2513200Y2 (ja) | 記録媒体演奏装置 | |
JP3946417B2 (ja) | 車載用電子機器 | |
JP2002087174A (ja) | 車載用電子機器 | |
JP2921070B2 (ja) | 音響再生装置 | |
JP3235300B2 (ja) | 電子機器 | |
JPH1051154A (ja) | 押しボタン機構及びロック解除押しボタン機構 | |
JP2007302229A (ja) | 電子機器 | |
JP2009120075A (ja) | スロープ機構およびこのスロープ機構を備えた車載用音響機器 | |
WO2010087006A1 (ja) | 電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050628 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050927 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051006 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |