JP3727406B2 - 関数変換演算器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)や高速アダマール変換(FHT:Fast Hadmard Transform)等といった関数変換演算処理を行う関数変換演算器に関し、特に、入力されたアナログ信号系列を離散的な並列信号に変換してバタフライ演算により関数演算処理を並列処理する関数変換演算器に関する。
【0002】
【従来の技術】
離散数値の信号系列を関数変換する信号処理の一例として、式1に示すN点の離散フーリエ変換(DFT:Disdrete Fourier Transform)が知られている。このN点DFT(長さNの信号列のDFT)の数値計算にはN2回の乗算が必要であるが、その内の同じ演算をまとめ込んで演算回数を大幅に減らし、DFTを効率的に計算するアルゴリズムとして高速フーリエ変換(FFT)が知られている。
以下、N=23(=8)点のDFTを例にとってFFTによる計算処理を説明する。
【0003】
【数1】
ここに、n=0,〜N−1,
WN k=exp{−2πjk/N}
【0004】
N=8とした式1において、xnの偶数番目の項だけをとったN/2個の系列のDFTをB0、B1、B2、B3とし、奇数番目の項だけをとったN/2個の系列のDFTをC0、C1、C2、C3とすると、下記の式2がつくられる。
なお、回転因子WN knは図12に示すように角度2π/Nに対して求められる複素数であり、式3に示す性質を有している。式2における下4行(X4〜X7)は、この回転因子の性質を用いてW8 4〜W8 7をそれぞれ−W8 0〜−W8 3に置き換えて示してある。
【0005】
【数2】
X0=B0+C0W8 0
X1=B1+C1W8 1
X2=B2+C2W8 2
X3=B3+C3W8 3 ・・・・・(式2)
X4=B4+C4W8 4=B0−C0W8 0
X5=B5+C5W8 5=B1−C1W8 1
X6=B6+C6W8 6=B2−C2W8 2
X7=B7+C7W8 7=B3−C3W8 3
【0006】
【数3】
WN k=−WN (k・N/2) ・・・・・(式3)
【0007】
上記の式2はxnの8点DFTを偶数項x0、x2、x4、x6と奇数項x1、x3、x5、x7とのそれぞれの4点DFTに時間領域分割した結果であり、信号の流れ図として示すと図13のように表される。
更に、B0、B1、B2、B3は、x0、x2、x4、x6の偶数番目の項(x0、x4)のDFTであるD0、D1に、奇数番目の項(x2、x6)のDFTであるE0、E1にW8 0、W8 2、W8 4(=−W8 0)、W8 6(=−W8 2)を乗じたものとの和であるので、式4によって求められる。
そして、図13に示したN/2点DFT(4点DFT)の部分を式4の演算過程の信号の流れ図に置き換えると、図14に示すようになる。
【0008】
【数4】
B0=D0+E0W8 0
B1=D1+E1W8 2
B2=D0+E2W8 4=D0−E0W8 0
B3=D1+E3W8 6=D1−E1W8 2 ・・・・・(式4)
C0=F0+G0W8 0
C1=F1+G1W8 2
C2=F0+G2W8 4=F0−G0W8 0
C3=F1+G3W8 6=F1−G1W8 2
【0009】
更に、式4のD0、D1、E0、E1、F0、F1、G0、G1は、それぞれN/4DFT(2点DFT)であるので、W8 0=1及びW8 4=−1に注目して式5のように表される。
【0010】
【数5】
D0=x0+x4W8 0=x0+x4
D1=x0+x4W8 4=x0−x4
E0=x2+x6W8 0=x2+x6
E1=x2+x6W8 4=x2−x6 ・・・・・(式5)
F0=x1+x5W8 0=x1+x5
F1=x1+x5W8 4=x1−x5
G0=x3+x7W8 0=x3+x7
G1=x3+x7W8 4=x3−x7
【0011】
これら式2〜式5の演算過程をまとめて信号の流れ図として表すと、図15に示すようにバタフライ演算で構成される演算過程となり、連続時間信号系列(アナログ信号系列)を時間領域分割してサンプリングした8個の離散信号系列x0〜x7を、8個の周波数信号系列X0〜X7に変換することとなる。
なお、図15中の信号線の交差点では加算演算がなされ、この交差点の内の”−1”を付記した点では負の加算演算(減算)がなされ、WN kを付記した点では当該係数WN kの乗算がなされ、図中に付記したD0、D1、E0、E1、F0、F1、G0、G1、B0、B1、B2、B3、C0、C1、C2、C3は信号x0〜x7をこれら演算した途中の結果を示している。例えば、信号x0とx4の加算によってD0が得られるとともに、信号x0とx4の減算によってD1が得られて式5に示した関係が実現され、更に、E0にW8 0を乗じたものとD0との加算によってB0が得られるとともに、E1にW8 2を乗じたものとD1との加算によってB1が得られて式4に示した関係が実現され、更に、C0にW8 0を乗じたものとB0との加算によってX0が得られるとともに、C1にW8 1を乗じたものとB1との加算によってX1が得られて式2に示した関係が実現されている。
【0012】
ここで、図15に示すように、出力される信号系列をX0〜X7の順に整列させるためには、入力される信号系列x0〜x7の並び順序をバタフライ演算(図中に示す、たすき掛けの信号の流れ図に従った演算)を行う前に所定の順序に入れ換える必要がある。このような入力信号系列x0〜x7の並びを入れ換えない場合には、図16に示すような信号の流れ図となり、出力信号系列の並び順序が整列されていないものとなる。これら図15の信号流れ図と図16の信号流れ図とは入力信号系列又は出力信号系列の並び順序が異なるだけで、等価な関数変換演算を行うものとして知られている。
また、以上においてはFFTを例にとって説明したが、式6に示すような関数sgn(x)で上記の重み付け係数(回転因子WN k)を±1の2値に整形すれば、高速アダマール(FHT)を構成ができることは広く知られている。
【0013】
【数6】
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来においては、上記のようなFFTやFHT等といった関数変換演算を行う場合、デジタル方式の関数変換演算器を用いている。
しかしながら、上記のような並列的な計算処理をデジタル方式の関数変換演算器で行う場合には、乗算器の個数が多くなって演算器の回路規模が大きなものとなってしまうという問題があった。また、DSP(Digital Signal Processor)等を用いたアセンブラ記述により、逐次計算でFFT演算やFHT演算を行う演算器をソフトウエア的に構成した場合には、多数のバタフライ演算を並列的ではなく直列的に順次行わなければならず、入力された信号系列の数が大きなときには膨大な演算処理を行わなければならないという問題があった。
【0015】
本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、関数変換演算器をアナログ回路を用いて構成するとともに入力信号系列或いは出力信号系列の並びの順序を所定の順序に入れ換えることにより、同時並行的な並列処理によって迅速なるバタフライ演算を支障なく実現することを目的とする。
また、本発明は、アナログ回路を構成するインピーダンス素子にはコンデンサを用いることにより、消費電力が低減された関数変換演算器を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る関数変換演算器では、関数変換演算回路部にFFTやFHT等といった所定の関数変換を行うバタフライ演算回路を加算器、減算器及び乗算器を用いて構成する。そして、入力されたアナログ信号系列をアナログ直並列変換回路部で並列な離散信号系列に変換して、バタフライ演算回路の各入力端子に供給し、バタフライ演算されて当該バタフライ演算回路の各出力端子から得られる信号系列をスイッチ回路部でスイッチング処理して直列な信号系列に変換する。ここで、スイッチ回路部のスイッチング動作は制御部により予め設定された手順に基づいて制御され、前記出力端子から得られる各信号系列は所定の順序で整列された直列信号系列に変換される。すなわち、8点FFTとして図16に示した例では、入力された信号系列の並びがx0〜x7の順序である場合には、バタフライ演算回路から出力される信号系列の並びはX0、X4、X2、X6、X1、X5、X3、X7となってしまうが、この出力信号系列の並びをスイッチング処理してX0〜X7の順序で整列された直列信号とする。
【0017】
上記のアナログ直並列変換回路部として、好ましくは、並列変換される離散信号数と同数のサンプルホールド回路を有したアナログシフトレジスタを用い、各サンプルホールド回路は、直列接続されて互いにクロックに対して相反して開閉動作する一対のスイッチと、各スイッチの出力信号を保持するコンデンサと、コンデンサが保持した信号を出力するバッファとを有した構成として、直列接続されたスイッチに入力されたアナログ信号系列をクロックに同期して並列な離散信号系列に変換する。
【0018】
また、本発明に係る関数変換演算器では、関数変換演算回路部にFFTやFHT等といった所定の関数変換を行うバタフライ演算回路を加算器、減算器及び乗算器を用いて構成する。そして、入力されたアナログ信号系列をアナログ直並列変換回路部で並列な離散信号系列に変換するとともに所定の順序に並べ換えて、バタフライ演算回路の各入力端子に供給し、バタフライ演算されて当該バタフライ演算回路の各出力端子から得られる信号系列をスイッチ回路部で順次スイッチング処理して直列な信号系列に変換する。ここで、アナログ直並列変換回路部での並べ換え処理は予め設定された手順に基づいて制御され、前記出力端子から得られる各信号系列は単純なスイッチング処理によって所定の順序で整列された直列信号系列に変換される。すなわち、8点FFTとして図15に示した例では、入力された信号系列の並びがx0〜x7の順序のままでは出力される信号系列の並びをX0〜X7の整列したのもとすることができないが、入力された信号系列の並びをx0、x4、x2、x6、x1、x5、x3、x7の順に並べ換えることによって、出力信号系列を単純に順次スイッチングするだけでX0〜X7の順序で整列された直列信号とする。
【0019】
上記のアナログ直並列変換回路部として、好ましくは、アナログデマルチプレクサを用い、アナログデマルチプレクサは、入力されたアナログ信号系列を並列変換される離散信号数で所定の順序に切り換え出力するスイッチと、スイッチから出力された信号をそれぞれ保持する複数のコンデンサと、各コンデンサが保持した信号を互いに同期して出力する複数のバッファとを有した構成として、入力されたアナログ信号系列を所定の順序で並列変換して関数変換演算回路部のそれそれの入力端子に供給する。
【0020】
また、本発明に係る関数変換演算器では、関数変換演算回路部に備えられた加算器を、オペアンプと、当該オペアンプに対する複数の入力インピーダンス素子と、当該オペアンプに対する帰還インピーダンス素子とを有し、入力インピーダンス素子及び帰還インピーダンス素子は互いにインピーダンス値が等しいコンデンサにより構成する。また、本発明に係る関数変換演算器では、関数変換演算回路部に備えられた減算器を、オペアンプと、当該オペアンプに対する複数の入力インピーダンス素子と、当該オペアンプに対する帰還インピーダンス素子とを有した差動増幅器によって構成され、入力インピーダンス素子及び帰還インピーダンス素子は互いにインピーダンス値が等しいコンデンサにより構成する。また、本発明に係る関数変換演算器では、関数変換演算回路部に備えられた乗算器を、オペアンプと、当該オペアンプに対する入力インピーダンス素子と、当該オペアンプに対する帰還インピーダンス素子とを有し、入力インピーダンス素子と帰還インピーダンス素子は乗算値を決定するインピーダンス値のコンデンサにより構成する。
このように、アナログ直並列変換回路部、加算器、減算器、乗算器等といった関数変換演算器の要素回路を、インピーダンス素子等としてコンデンサを用いたアナログ回路で構成し、消費電力の低減を実現している。
【0021】
【発明の実施の形態】
8点FFT演算に適用した本発明の一実施例に係る関数変換演算器を、図1〜図8を参照して説明する。なお、本実施例は前述した図16の信号流れ図を具現化したものであり、図16も適宜参照して説明する。
図1に示すように、本実施例の関数変換演算器は、入力されたアナログ信号系列aを並列な離散信号系列x0、x1、x2、x3、x4、x5、x6、x7に変換するアナログ直並列変換回路部1と、複数の加算器2、減算器3及び乗算器4−0、4−1、4−2、4−3からバタフライ演算回路が構成された関数変換演算回路部5と、関数変換演算回路部5から出力される離散信号系列X0、X4、X2、X6、X1、X5、X3、X7をスイッチング処理によって直列な信号系列fに変換するスイッチ回路部6と、スイッチ回路部6を制御して各信号系列X0、X4、X2、X6、X1、X5、X3、X7を元の順序通りに整列された直列信号系列X0、X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7に変換させる制御部7とを備え、図16に示した信号の流れを具現化した構成となっている。
【0022】
アナログ直並列変換回路部1は図2に示すアナログシフトレジスタによって構成されている。このアナログシフトレジスタは、並列に変換される離散信号x0〜x7の数と同数の8段のサンプルホールド回路10と、直列接続されたサンプルホールド回路10の入出力部にそれぞれ接続されたバッファ11とを備えており、各サンプルホールド回路10はクロックCKに基づく制御によって入力されたアナログ信号系列Vin(図1ではa)をサンプリングした並列離散信号x0、x1、x2、x3、x4、x5、x6、x7に変換して信号TP1、TP2、・・・TP8として出力する。すなわち、1段目のサンプルホールド回路10は入力部のバッファ11を介して入力された信号VinをクロックCKの立ち上がりに同期してサンプリングして信号TP1を出力し、2段目のサンプルホールド回路10は1段目のサンプルホールド回路10の出力TP1をクロックCKの立ち上がりに同期してサンプリングして信号TP2を出力するといったように、各段について1クロックずつ信号をシフトさせて出力する。
【0023】
また、このアナログシフトレジスタには、クロックCKの立ち上がりをカウントしてスイッチ制御信号を出力するスイッチ制御回路8と、このスイッチ制御信号によって一斉にオン・オフ制御される8つのスイッチ9とが備えられており、各スイッチ9に入力される各サンプルホールド回路10からの出力TP1〜TP8をスイッチ9をオンさせることによって一斉にバタフライ演算回路へ出力する。すなわち、スイッチ制御回路8はクロックCKの立ち上がりに同期して内部カウンタに1を加算し、この加算結果と2N−1(2Nは出力TPの数であり、本実施例では8)とを比較し、比較結果が同一の時にはスイッチ9をオンさせる制御信号を出力し、比較結果が異なる時にはスイッチ9をオフさせる制御信号を出力する。したがって、クロックCKの立ち上がり回数が2N回(すなわち、本実施例では8回)毎に全てのスイッチ9がONされて各サンプルホールド回路10からの出力TP1〜TP8がバタフライ演算回路へ一斉に入力される。
なお、スイッチ制御回路8の内部カウンタは加算結果が2N(すなわち、本実施例では8)となる毎に”0”にリセットされ、次回の信号処理も上記と同様にして行う。
【0024】
各サンプルホールド回路10は、図3に示すように、直列接続されて互いにクロックCKに対して相反して開閉動作する一対のスイッチ12、13と、各スイッチ12、13の出力信号を保持するコンデンサ14、15と、コンデンサ14、15が保持した信号を出力するバッファ16、17と、入力部に接続されたバッファ18とを有し、直列接続されたスイッチ12、13に入力バッファ18を介して入力された信号系列をクロックCKに同期して並列な離散信号系列x0〜x7に変換する。
【0025】
すなわち、入力バッファ18を介して入力された信号Sin(上記したVin或いは前段からのTPn)を、クロックCKがローでスイッチ12がオンのときにコンデンサ14に伝達し、クロックCKがハイとなってスイッチ12がオフとなったときの信号レベルをコンデンサ14に保持させる。また、このスイッチ動作と同時に、クロックCKがハイでスイッチ13がオンのときにコンデンサ14からバッファ16を介して出力された信号(図中のA点)をコンデンサ15に伝達し、クロックCKがローとなってスイッチ13がオフとなったときの信号レベルをコンデンサ15に保持させる。なお、コンデンサ15に保持された信号はバッファ17を介して後段のサンプルホールド回路10へ信号Sout(図2ではTPn)として出力される。
上記のようなサンプルホールド回路10の動作により、図5に示すように、入力信号Sinを各段について1クロックCKずつシフトさせてサンプリングし、離散的な出力信号Soutに変換している。
【0026】
また、上記したバッファ11、16、17、18は例えば図4の(a)や(b)に示すような公知の構成であり、(a)に示すバッファはオペアンプ19を用いたボルテージホロワ回路で構成され、(b)に示すバッファはオペアンプ20と入力インピーダンス素子21及び帰還インピーダンス素子22とで構成されている。
【0027】
バタフライ演算回路を構成する加算器2は、図6に示すように、正入力端子を接地させたオペアンプ25と、オペアンプ25の負入力端子に並列接続された1対のインピーダンス素子26、27と、オペアンプ25の出力端子と負入力端子との間に介装された帰還インピーダンス素子28とにより構成されており、公知のようにインピーダンス素子26及び27のインピーダンス値Z1と帰還インピーダンス素子28のインピーダンス値Z2とを等価にして、1対の入力信号s1、s2(すなわち、バタフライ演算過程の1対の信号)がそれぞれインピーダンス素子26、27を介してオペアンプ25に入力されると、これら信号s1、s2の和が信号s3として出力される。
【0028】
また、減算器3は図7に示すように差動増幅器によって構成されており、オペアンプ31と、オペアンプ31の負入力端子に接続されたインピーダンス素子32と、オペアンプ31の正入力端子に接続されたインピーダンス素子33と、オペアンプ31の正入力端子を接地させるインピーダンス素子34と、オペアンプ31の出力端子と負入力端子との間に介装された帰還インピーダンス素子35とにより構成されている。この減算器3では、公知のようにインピーダンス素子32及び33のインピーダンス値Z3と帰還インピーダンス素子35のインピーダンス値Z4とを等価にして、1対の入力信号s4、s5(すなわち、バタフライ演算過程の1対の信号)がそれぞれインピーダンス素子32、33を介してオペアンプ31に入力されると、これら信号s4、s5の差が信号s6として出力される。
【0029】
また、乗算器4−0、4−1、4−2、4−3はそれぞれ図8に示すような非反転増幅器によって構成されており、オペアンプ41と、オペアンプ41の負入力端子を接地させるインピーダンス素子42と、オペアンプ31の出力端子と負入力端子との間に介装された帰還インピーダンス素子43とにより構成されている。この乗算器では、V1を入力信号s7(バタフライ演算過程の信号)の電圧、V0を出力信号s8(バタフライ演算過程の信号)の電圧、Z5をインピーダンス素子42のインピーダンス値、Z6をインピーダンス素子43のインピーダンス値とすると、入力信号s7と出力信号s8との関係は式7に示す通りとなる。
【0030】
【数7】
V0={1+(Z6/Z5)}V1 ・・・・・(式7)
【0031】
本実施例では式7に示す括弧内の値を所定の回転因子W8 kの値に設定しており、乗算器からの出力信号s8は入力信号s7に回転因子W8 kの値を乗じた値となる。すなわち、回転因子の値を、乗算器4−0についてはW8 0、乗算器4−1についてはW8 1、乗算器4−2についてはW8 2、乗算器4−3についてはW8 3に設定しており、図1に示すバタフライ演算回路の構成が図16に示した信号流れ図と等価となるようにしている。
なお、上記の回転因子の値はインピーダンス値の比(Z6/Z5)によって決定されるため、各インピーダンス素子42、43の相対的な精度が高ければ個々の絶対的な精度がそれほど高くなくともよく、乗算器は比較的安価なインピーダンス素子によって容易に構成することができる。
【0032】
スイッチ回路部6は、制御信号に基づいて複数の端子との接続状態を切り換えるトランジスタ回路等によって構成されており、本実施例においては、スイッチ回路部6は8つの並列な信号系列X0、X4、X2、X6、X1、X5、X3、X7を制御信号に基づく所定の順序でスイッチング処理して直列信号系列fに変換する。
制御部7は、上記のスイッチング処理に係る手順が予めプログラミングされており、この手順に従ってスイッチ回路部6へ制御信号を出力することにより、スイッチ回路部6に並列信号系列を所定の順序で並べ換えて直列信号系列に変換させる。すなわち、スイッチ回路部6に所定の順序でスイッチング処理させることにより、関数変換演算回路部5からX0、X4、X2、X6、X1、X5、X3、X7の並びで出力される並列信号をX0、X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7の並びの整列された直列信号fに変換する。
【0033】
上記のように本実施例の関数変換演算器は、アナログ回路を用いて構成されており、また、上記したアナログ直並列変換器1、加算器2、減算器3、乗算器4−0、4−1、4−2、4−3、バッファ11、16、17、18等を構成するインピーダンス素子はコンデンサ(キャパシタンス)によって構成されて、熱消費を抑えて消費電力の低減化が図られている。なお、これらインピーダンス素子は他の公知の種々な形式で構成することも可能である。
【0034】
上記構成の関数変換演算器によると、アナログ信号系列aが入力されると、このアナログ信号系列aをアナログ直並列変換回路部1が並列な離散信号系列x0〜x7に変換し、これら並列信号列を関数変換演算回路部5でバタフライ演算によりFFTの計算を並列処理し、図16に示した信号流れに従った関数変換演算を行う。そして、制御部7による制御の下にスイッチ回路部6がスイッチング処理を行って、関数変換演算回路部5の出力端子からX0、X4、X2、X6、X1、X5、X3、X7の並びで出力される並列な信号系列をX0、X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7の並びの整列された直列信号fに変換して出力する。
すなわち、この関数変換演算器では、アナログ回路から構成されるバタフライ演算により、入力された時間系列信号が周波数系列信号に変換して出力される。
【0035】
次に、8点FFT演算に適用した本発明の他の一実施例に係る関数変換演算器を、図9〜図11を参照して説明する。なお、本実施例は前述した図15の信号流れ図を具現化したものであり、図15も適宜参照して説明する。また、上記した実施例と同一部分については同一符号を付して重複する説明は省略する。
図9に示すように、本実施例の関数変換演算器は、上記した実施例のアナログ直並列変換回路部1をアナログデマルチプレクサから成るアナログ直並列変換回路部50に変更し、また、関数変換演算回路部5のバタフライ演算回路を図15に示したバタフライ演算過程を具現化する構成とし、また、上記した実施例のスイッチ回路部6を端子との接続関係を順次切り換える単純なスイッチ回路部60に変更したものであり、図15に示した信号の流れを具現化した構成となっている。
【0036】
アナログデマルチプレクサ50は、図10に示すように、接地されたコンデンサ51と、コンデンサ51が保持した信号を出力するバッファ52とから成るサンプルホールド部を並列変換される離散信号x0〜x7の数と同数備えており、更に、各サンプルホールド部に入力信号Vinを所定のタイミングで切り換え供給するスイッチ53を備えている。
【0037】
このスイッチ53は、図11に示すように1/N分周器(本実施例では1/8分周器)54を介してクロックCKが供給されるデコーダ55により制御され、スイッチング動作によって、入力されたアナログ信号系列Vin(図9ではa)を各サンプルホールド部に供給するとともに信号系列の並べ換えを行い、x0、x4、x2、x6、x1、x5、x3、x7の並びの並列な離散信号に変換して信号TP1、TP2、・・・TP8として出力する。また、各サンプルホールド部にはスイッチングに応じて信号TP1、TP2、・・・TP8が順次保持されるが、各サンプルホールド部のバッファ52からの出力をオン・オフするスイッチ49がスイッチ制御回路48によって一斉にオン・オフ制御されており、最終段のサンプルホールド部に信号TP8が保持された後に、全ての信号TP1、TP2、・・・TP8を一斉に関数変換演算回路部5へ出力する。
【0038】
すなわち、このスイッチ制御回路48によるスイッチ49の制御は図2に示したスイッチ制御回路8によるスイッチ9の制御と同様であり、スイッチ制御回路48はクロックCKの立ち上がり回数が2N−1(2Nは出力TPの数であり、本実施例では8)となった時にスイッチ49をオンさせる制御信号を出力し、クロックCKの立ち上がり回数が2N回(すなわち、本実施例では8回)毎に全てのスイッチ49がONされて各サンプルホールド部からの出力TP1〜TP8をバタフライ演算回路へ一斉に入力させる。
【0039】
また、関数変換演算回路部5の出力部に設けられたスイッチ回路部60は、クロックに基づいた所定のタイミングで順次スイッチ切り換え動作し、X0、X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7の整列された並びで出力される並列信号系列を直列信号fに変換して出力する。
したがって、本実施例の関数変換演算器によると、アナログ信号系列aが入力されると、このアナログ信号系列aをアナログ直並列変換回路部50が信号の並びがx0、x4、x2、x6、x1、x5、x3、x7の並列な離散信号系列に変換し、これら並列信号列を関数変換演算回路部5でバタフライ演算によりFFTの計算を並列処理し、図15に示した信号流れに従った関数変換演算を行う。そして、関数変換演算回路部5の出力端子からアナログ信号aに対応してX0、X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7の並びで出力される並列信号系列を、スイッチ回路部60が順次スイッチング処理を行って直列信号fに変換して出力する。
【0040】
なお、上記した各実施例では8点FFTを例にとって説明したが、入力信号系列が2n(nは1以上の整数)の場合にも、上記と同様にして2nFFT演算器を構成することができる。
また、本発明はFHT等の他の関数変換演算器にも適用することができ、FFTに適用した場合と同様な作用効果を得ることができる。
また、本発明の関数変換演算器は1チップ素子として構成するのが好ましく、画像処理や通信信号処理等に広く利用することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の関数変換演算器によれば、アナログ回路を用いて構成し、関数変換演算回路部に入力する信号の並びを変更し、或いは、関数変換演算回路部から出力される信号の並びを変更するようにしたため、入力された信号系列の数が大きな場合にあっても、バタフライ演算を並列処理によって迅速に実現することができる。
また、本発明の関数変換演算器によれば、アナログ回路を構成するインピーダンス素子にはコンデンサを用いたため、熱消費される電力を抑えて消費電力を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る関数変換演算器を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係るアナログシフトレジスタを示す構成図である。
【図3】本発明の一実施例に係るサンプルホールド回路を示す構成図である。
【図4】バッファの例を示す構成図である。
【図5】アナログ直並列変換の動作を説明するタイムチャートである。
【図6】加算器の一例を示す構成図である。
【図7】減算器の一例を示す構成図である。
【図8】乗算器の一例を示す構成図である。
【図9】本発明の他の一実施例に係る関数変換演算器を示す構成図である。
【図10】本発明の他の一実施例に係るアナログデマルチプレクサを示す構成図である。
【図11】本発明の他の一実施例に係るスイッチ制御部を示す構成図である。
【図12】回転因子の性質を示す概念図である。
【図13】4点DFTによる信号に流れを示す概念図である。
【図14】2点DFTによる信号に流れを示す概念図である。
【図15】8点FFTによる信号の流れを示す概念図である。
【図16】8点FFTによる信号の流れを示す概念図である。
【符号の説明】
1・・・アナログ直並列変換回路部(アナログシフトレジスタ)、
2・・・加算器、 3・・・減算器、
4−0,4−1,4−2,4−3・・・乗算器、
5・・・関数変換演算回路部、 6,60・・・スイッチ回路部、
7・・・制御部、
50・・・アナログ直並列変換回路部(アナログデマルチプレクサ)、
a・・・アナログ信号系列、 f・・・出力される直列信号系列、
x0〜x7・・・入力される並列信号系列、
X0〜X7・・・出力される並列信号系列、
Claims (7)
- 離散信号系列を関数変換処理する関数変換演算器において、
複数の入力端子と当該入力端子と同数の出力端子とを有するとともに、複数の加算器、減算器及び乗算器を有して所定の関数変換を行うバタフライ演算回路が当該入力端子から当該出力端子へ至る経路に構成された関数変換演算回路部と、
入力されたアナログ信号系列を並列な離散信号系列に変換して前記入力端子に供給するアナログ直並列変換回路部と、
バタフライ演算されて前記出力端子から得られる信号系列をスイッチング処理によって直列な信号系列に変換するスイッチ回路部と、
予め設定された手順に基づき前記スイッチ回路部を制御して前記出力端子から得られる各信号系列を所定の順序で直列信号系列に変換させる制御部と、
を備えたことを特徴とする関数変換演算器。 - 請求項1に記載の関数変換演算器において、
アナログ直並列変換回路部は、並列変換される離散信号数と同数のサンプルホールド回路を有したアナログシフトレジスタを備え、
各サンプルホールド回路は、直列接続されて互いにクロックに対して相反して開閉動作する一対のスイッチと、各スイッチの出力信号を保持するコンデンサと、コンデンサが保持した信号を出力するバッファとを有し、直列接続されたスイッチに入力されたアナログ信号系列をクロックに同期して並列な離散信号系列に変換することを特徴とする関数変換演算器。 - 離散信号系列を関数変換処理する関数変換演算器において、
複数の入力端子と当該入力端子と同数の出力端子とを有するとともに、複数の加算器、減算器及び乗算器を有して所定の関数変換を行うバタフライ演算回路が当該入力端子から当該出力端子へ至る経路に構成された関数変換演算回路部と、
入力されたアナログ信号系列を並列な離散信号系列に変換するとともに所定の順序に並べ換えて前記入力端子に供給するアナログ直並列変換回路部と、
バタフライ演算されて前記出力端子から得られる信号系列を順次スイッチング処理によって直列な信号系列に変換するスイッチ回路部と、
を備えたことを特徴とする関数変換演算器。 - 請求項3に記載の関数変換演算器において、
アナログ直並列変換回路部はアナログデマルチプレクサを有し、
アナログデマルチプレクサは、入力されたアナログ信号系列を並列変換される離散信号数で所定の順序に切り換え出力するスイッチと、スイッチから出力された信号をそれぞれ保持する複数のコンデンサと、各コンデンサが保持した信号を互いに同期して出力する複数のバッファとを有し、入力されたアナログ信号系列を所定の順序で並列変換して前記関数変換演算回路部のそれそれの入力端子に供給することを特徴とする関数変換演算器。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の関数変換演算器において、
関数変換演算回路部に備えられた加算器は、オペアンプと、当該オペアンプに対する複数の入力インピーダンス素子と、当該オペアンプに対する帰還インピーダンス素子とを有し、入力インピーダンス素子及び帰還インピーダンス素子は互いにインピーダンス値が等しいコンデンサにより構成されていることを特徴とする関数変換演算器。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の関数変換演算器において、
関数変換演算回路部に備えられた減算器は、オペアンプと、当該オペアンプに対する複数の入力インピーダンス素子と、当該オペアンプに対する帰還インピーダンス素子とを有した差動増幅器によって構成され、入力インピーダンス素子及び帰還インピーダンス素子は互いにインピーダンス値が等しいコンデンサにより構成されていることを特徴とする関数変換演算器。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の関数変換演算器において、
関数変換演算回路部に備えられた乗算器は、オペアンプと、当該オペアンプに対する入力インピーダンス素子と、当該オペアンプに対する帰還インピーダンス素子とを有し、入力インピーダンス素子と帰還インピーダンス素子は乗算値を決定するインピーダンス値のコンデンサにより構成されていることを特徴とする関数変換演算器。
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