JP3722778B2 - 内側非常解錠機構付き扉用ロック装置 - Google Patents

内側非常解錠機構付き扉用ロック装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はウォークイン型の大型筐体の扉に使用されるロック装置に関するものであり、更に詳細に述べれば、作業員等が筐体内部に入り込んで電気機器の点検や修理等の作業を行なっているときに、他人が誤って外部から扉を閉鎖して施錠した場合に、閉じ込められた者が内側から自力で解錠して筐体から脱出することができる内側非常解錠機構を備えた扉用ロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このような内側非常解錠機構付き扉用ロック装置には、業務用大型冷蔵庫や冷蔵庫に使用するものとして、実公平2−30588号公報、実公平2−40211号公報あるいは実公平5−27646号公報に開示されたものがあるが、これらの従来の内側非常解錠機構は、ロータの回転に伴なって回転動作して筐体側の第1受部に係脱するロックプレートを使用して、扉を左右一側部の1箇所において筐体に施錠する、1箇所錠止方式の扉用ロック装置を対象としている。
【0003】
本出願人は先に特願2002−49545により戸構造の内部解錠装置を提案しているが、これも1箇所錠止方式のロック装置に使用されるものであり、前記ロックプレートに加えて、ロータの回転に伴なって進退動作し先端部のロックボルトが筐体側の第2受部に係脱する1本または2本の鎖錠ロッドを併用し、扉を上辺部と下辺部の一方または双方においても施錠する、2箇所錠止方式または3箇所錠止方式の扉用ロック装置には適用できないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の内側非常解錠機構の適用範囲の狭さに鑑み、2箇所錠止方式または3箇所錠止方式の扉用ロック装置においても閉じ込められた者が簡単な操作によって迅速に自力で解錠して脱出することができる、内側非常解錠機構を備えた扉用ロック装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、請求項1の内側非常解錠機構付き扉用ロック装置は、ロータ1の回転に伴なって回転動作して筐体2側の第1受部3に係脱するロックプレート4と、ロータ1の回転に伴なって進退動作して、先端部のロックボルト5が筐体2側の第2受部6に係脱する1本または2本の鎖錠ロッド7とを、ロータ1に連動装備した扉用ロック装置8において、
ロータ1の内端部に固着した台座部材9の一方端部に前記ロックプレート4を第1枢軸10によって枢着し、該台座部材9の他方端部に操作レバー11を第2枢軸12によって枢着し、台座部材9に摺動案内させたスライド部材13の一方端部をロックプレート4の基端部4aに突き合わせて、ロックプレート4を第1受部3に係合可能な張り出し位置に固定保持させ、
スライド部材13の他方端部に第1溝孔14と該第1溝孔14を通る作動ピン15によって前記操作レバー11を連結し、台座部材9にカムリンク16を第3枢軸17によって枢着し、該カムリンク16に前記鎖錠ロッド7の基端部を第4枢軸18によって枢着し、第2溝孔19と該第2溝孔19を通る第5枢軸20によってカムリンク16を前記スライド部材13に連結し、スライド部材13がロックプレート4を前記張り出し位置に固定保持する方向に操作レバー11またはスライド部材13を位置保持用バネ部材21によって付勢し、前記操作レバー11を扉22内面に向かって押すことによって、前記スライド部材13をロックプレート4より引き離してロックプレート4を第1枢軸10を中心に回転可能にするとともに、前記カムリンク16を介して前記鎖錠ロッド7をロックボルト5が前記第2受部6から離脱する方向に駆動する。
【0006】
請求項2の発明の扉用ロック装置では、請求項1の発明の前記構成に加えて、前記ロックプレート4と前記台座部材9との間にロックプレート4を前記第1受部3から離脱した退避位置へ回転付勢する姿勢保持用バネ部材23を設ける。
【0007】
請求項3の発明の扉用ロック装置では、請求項1または請求項2の発明の前記構成に加えて、前記スライド部材13の他方端部に立ち上り板部24を設け、該立ち上り板部24に前記第1溝孔14を円弧状に形成し、操作レバー11に作動ピン15を固着する。
【0008】
請求項4の発明の扉用ロック装置では、請求項1ないし請求項3の発明の前記構成に加えて、前記位置保持用バネ部材21をトーションバネによって構成し、該トーションバネのコイル部21aを前記第2枢軸12に嵌め合わせ、トーションバネの一方の直線端部21bを操作レバー11に固定したバネ受けピン25に当接させ、トーションバネの他方の直線端部21cを台座部材9の他方端部の内底面9aに当接させる。
【0009】
請求項5の発明の扉用ロック装置では、請求項1ないし請求項4の発明の前記構成に加えて、前記ロックプレート4が前記退避位置に回転したとき、ロックプレート4の基端部4aが当接する停止突起26を台座部材9に設ける。
【0010】
請求項6の発明の扉用ロック装置では、請求項1ないし請求項5の発明の前記構成に加えて、前記ロックプレート4が前記張り出し位置にあるとき、台座部材9の一方端部の端面9bに当接する規制突起27を前記ロックプレート4の基端部に形成する。
【0011】
請求項7の発明の扉用ロック装置では、請求項1ないし請求項6の発明の前記構成に加えて、前記鎖錠ロッド7が台座部材9の上下に2本装備されており、前記操作レバー11の押し込みによって鎖錠ロッド7,7を台座部材9側に牽引して、前記ロックボルト5,5を前記第2受部6,6から離脱させたとき、2枚の前記カムリンク16,16が側縁面16aにて相当接するようにカムリンク16を形成する。
【0012】
【発明の作用】
筐体2の内部に設置された電気機器等に対して点検修理等の所要の作業を終了した後、本発明の扉用ロック装置によって扉22を筐体2に対して錠止するには、扉22を閉鎖してから、扉22の外側から適当な操作手段によって扉用ロック装置8のロータ1を所定方向に回す。このロータ1の回転によって、ロータ1に固着されている台座部材9が一体に回転するため、台座部材9に装着されているロックプレートが図2、図3及び図4に示したように筐体2側の第1受部3に係合する。また、前記台座部材9の回転によって、鎖錠ロッド7が前進方向に駆動されるため、ロックボルト5が筐体2側の第2受部6に係合する。これによって扉22は2箇所または3箇所において筐体に施錠される。
【0013】
扉22の錠止を解除するには、扉22の外側から前記操作手段を介してロータ1を前記とは逆方向に回す。このロータ1の回転によって、台座部材9が一体に回転するため、図7に示したようにロックプレート4が筐体2側の第1受部3から離脱する。また、前記台座部材9の回転によって、鎖錠ロッド7が後退方向に駆動されるため、ロックボルト5が筐体2側の第2受部6から離脱する。これによって2箇所または3箇所における扉22の錠止が解除され、扉22は開放可能な状態となる。
上記した通常時の施錠操作と解錠操作においては、内側非常解錠機構の操作レバー11が押し込まれないから、スライド部材13は当初位置に保持されている。
【0014】
作業者等が筐体2の内部に残留しているのに気付かずに他者が扉22を閉鎖し、扉22を錠止してしまったときには、閉じ込められた作業者等は位置保持用バネ部材21の付勢に抗して操作レバー11を押し込めばよい。
図2において操作レバー11が第2枢軸12を中心に矢印A方向に押し込み回転させられると、作動ピン15が第1溝孔14内を移動して第1溝孔14の第2枢軸12寄りの内壁面を押すため、スライド部材13が台座部材9とカムリンク16に案内されて図2及び図3において矢印B方向に牽引されて摺動する。
【0015】
このスライド部材13の牽引摺動によってスライド部材13の先端面がロックプレート4の基端部4aから離れるため、ロックプレート4は姿勢保持用バネ部材23の付勢によって図2において矢印C方向に起立回転する。この回転によって、図5に示したようにロックプレート4の先端部分が第1受部3から離脱するため、扉22の側辺部における錠止が解除される。
ロックプレート4はロックプレート4は前記バネ部材23の付勢によって起立した退避位置に保持され、扉22の開放過程において第1受部3や筐体2の開口縁部に当たることがない。
【0016】
また、前記スライド部材13の牽引摺動に伴なって、第5枢軸20が第2溝孔19内を移動して第2溝孔19の操作レバー11寄りの内壁面を押すため、カムリンク16が第3枢軸17を中心として図3において矢印D方向に牽引回転させられる。カムリンク16の牽引回転に伴ない、第4枢軸18によって鎖錠ロッド7が図3において矢印E方向に牽引されるため、鎖錠ロッド7の先端部に枢着された連動ロッド機構の先端に連結されているロックボルト5は、図6に示したように2枚のカムリンク16,16が側縁面にて相当接した最終段階で筐体2側の第2受部6から離脱する。これによって、扉22の上辺部と下辺部の2箇所における錠止も解除される。
【0017】
筐体2に対する合計3箇所での錠止を解除された扉22は、閉じ込められた作業者等が扉内面を前方に向かって押すことによって、即座に開放される。
筐体2から脱出した後、操作レバー11は第2枢軸12を中心に図2の当初位置に戻し回転させられる。この操作レバー11の戻し回転によって、作動ピン15が第1溝孔14内を移動して第1溝孔14の第1枢軸10寄りの内壁面を押すため、スライド部材13は台座部材9とカムリンク16に案内されてロックプレート4側に突き押し摺動させられる。
【0018】
この後、姿勢保持用バネ部材23の付勢に抗してロックプレート4を第1枢軸10を中心に倒し回転させ、台座部材9の側方に張り出した位置まで回転させると、ロックプレート4の基端部4aに押されて一旦スライド部材13が若干操作レバー11側に後退した後、再度前進する。これによってスライド部材13の先端がロックプレート4の基端部4aを突き押すため、ロックプレート4は張り出し位置に固定保持される。
上記とは逆に、先にロックプレート4を張り出し位置に倒伏回転させて置き、その後、操作レバー11によってスライド部材13を前進摺動させることもできる。
【0019】
なお、ロックプレート4と台座部材9の間に姿勢保持用バネ部材23を設けていないときには、操作レバー11でスライド部材13を第2枢軸12側に牽引摺動させただけではロックプレート4は退避位置へと自動的に回転することはない。
前記バネ部材23が装備されていないときには、操作レバー11の押し込みに連続して、閉じ込められた作業者等が扉内面を前方に向かって押したとき、ロックプレート4の先端部分が筐体2側の第1受部3に反作用により押されることによって、ロックプレート4が第1枢軸10を中心に回転しながら、第1受部3の位置を通過することになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図示の実施例では、扉用ロック装置8は、引出し回転操作型ロックハンドル装置によって構成されている。このロックハンドル装置では、ロータ1は縦長の本体ケース8bの軸受筒部8cに前後方向に移動不能に収納されており、ロータ1の前端部に縦長の操作ハンドル8aの基端部が第6枢軸32によって枢着されている。第6枢軸32は扉22の正面と平行に配置されており、第6枢軸32を中心に操作ハンドル8aを本体ケース8bから引出した後、軸受筒部8cを中心に操作ハンドル8aを回すことによって、ロータ1が一体的に回転操作されるようになっている。操作ハンドル8aは必要に応じて組込んであるシリンダー錠やダイヤル符号錠によって、本体ケース8aに対して錠止される。
扉用ロック装置8の形状構造は、図面に示したものに限定されず、公知のものを適宜選択して使用することができる。
【0021】
鎖錠ロッド7とロックボルト5の間には枢軸ピンと連結用ロッドなどからなる公知の連動機構が挿入され、鎖錠ロッド7の上下動(直線的移動だけでなく、回動ないし揺動を伴なう場合もある)に対応して、ロックボルト5が筐体2側の第2受部6に係脱するものである。ロックボルト5はデッドボルト式のものに限定されず、ラッチボルト式のものを使用することもできる。
筐体2側の第1受部3と第2受部6は、筐体の一部として溝孔状あるい折り曲げ片状に形成したり、筐体2とは別部材に製作して筐体2に固着することもできる。筐体2と扉22の間には緩衝または防水・防塵用のパッキング30を装着してある。
【0022】
ロータ1の角棒状の内端部には、断面薄型U字状の台座部材9の主体板部に形成した角孔33が相対回転不能に嵌め合わせられており、適当な座金を介してボルト34によって台座部材9がロータ1に固着されている。断面薄型U字状のスライド部材13の主体板部には、ボルト34を挿入して回すための作業用孔35を形成してある。
扉用ロック装置8のロータ1は扉22の前後方向に直角に配置されており、ロータ1に直交して固着された台座部材9は、扉22の内面と平行に配置されている。第1枢軸10、第2枢軸12、作動ピン15及びバネ受けピン25は、扉22の内面と平行に配置されており、これらの中心軸線は上下方向に延在している。
【0023】
第3枢軸17、第4枢軸18及び第5枢軸20は、扉22の内面と直角に配置されており、これらの中心軸線は前後方向に延在している。操作レバー11の先端部の背面側には、作業者等の手の平が押し当てられる球状の操作パッド28をボルト29によって固着してある。台座部材9の他方端部の主体板部中央には、扉22の内面を傷つけないようにゴムクッション31を装着してある。
ロックプレート4の姿勢保持用バネ部材23は、スライド部材13の位置保持用バネ部材21と同様に、コイル部を有するトーションバネによって構成されている。
【0024】
【発明の効果】
請求項1の発明の扉用ロック装置では、ロータに固着した台座部材の一方端部にロックプレートを枢着し、台座部材の他方端部に操作レバーを枢着し、台座部材に摺動案内させたスライド部材の一方端部をロックプレートの基端部に突き合わせ、スライド部材の他方端部に作動ピンによって操作レバーを連結し、台座部材に枢着したカムリンク板に鎖錠ロッドを枢着し、カムリンクをスライド部材に連結し、ロックプレートを第1受部と係合可能な張り出し位置に固定保持する方向にスライド部材を位置保持用バネ部材によって付勢してあるから、操作レバーを扉内面に向かって押し込むことによって、スライド部材をロックプレートより引き離してロックプレートを第1受部から離脱した待避位置に起立回転させる一方、カムリンク板を介して鎖錠ロッドを牽引し、ロックボルトを第2受部から離脱させることによって、2箇所錠止方式あるいは3箇所錠止方式においても、扉の内側に閉じ込められた非常時に作業者等が簡単な操作によって、迅速に自力で内側から解錠操作して確実に脱出することができる。
【0025】
請求項2の発明の扉用ロック装置では、請求項1の発明の前記効果に加えて、前記ロックプレートと前記台座部材との間に姿勢保持用バネ部材を設けてあるため、操作レバーの押し込み操作によってスライド部材が操作レバー側に牽引されたとき、ロックプレートが自動的に第1受部から離脱して直ちに待避位置に起立回転することになり、作動の鋭敏性に優れている。
【0026】
請求項3の発明の扉用ロック装置では、請求項1または請求項2の発明の前記効果に加えて、前記スライド部材の他方端部に立ち上り板部を設け、該立ち上り板部に前記第1溝孔を円弧状形成し、操作レバーに第1溝孔内を移動する前記作動ピンを固着してあるから、操作レバーの押し込みによるスライド部材の牽引操作と押し戻し操作が円滑かつ軽快になされる。
【0027】
請求項4の発明の扉用ロック装置では、請求項1ないし請求項3の発明の前記効果に加えて、前記位置保持用バネ部材をトーションバネによって構成し、該トーションバネのコイル部を前記第2枢軸に嵌め合わせ、トーションバネの一方の直線端部を操作レバーに固定したバネ受けピンに当接させ、トーションバネの他方の直線端部を台座部材の他方端部に当接させたから、ロックプレートを張り出し位置に固定保持する方向にスライド部材を付勢する手段と、操作レバーを押し込み待機位置に姿勢保持する付勢手段が一個のバネ部材で兼ねることができ、扉用ロック装置の構成が簡略化される。
【0028】
請求項5の発明の扉用ロック装置では、請求項1ないし請求項4の発明の前記効果に加えて、前記ロックプレートが前記退避位置に回転したとき、ロックプレートの基端部が当接する停止突起を台座部材に設けてあるから、ロックプレートは前記姿勢保持用バネ部材の作用と併せて前記退避位置に正確かつ確実に停止保持されることになり、扉の開放時に第1受部や筐体の開口縁部に衝突したりして、ロックプレートや第1受部あるいは筐体の開口縁部が歪曲変形したり、これらの塗装面や鍍金面を損傷することがない。
【0029】
請求項6の発明の扉用ロック装置では、請求項1ないし請求項5の発明の前記効果に加えて、前記ロックプレートが前記張り出し位置にあるとき、台座部材の一方端部の端面に当接する規制突起を前記ロックプレートの基端部に形成してあるため、ロックプレートは張り出し位置に正確かつ確実に固定保持され、前記第1受部との係脱が的確かつスムーズになされる。
【0030】
請求項7の発明の扉用ロック装置では、請求項1ないし請求項6の発明の前記効果に加えて、前記操作レバーの押し込みによって鎖錠ロッドを台座部材側に牽引して、前記ロックボルトを前記第2受部から離脱させたとき、2枚の前記カムリンクが側縁面にて相当接するから、内部に閉じ込められた者が当惑して操作レバーを過大な力で押し込んでも、その応力は最終的には2枚のカムリンクに分散して支承されることになり、扉用ロック装置の構成部品は歪曲変形から防護され、耐用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る内側非常解錠機構の正面図である。
【図2】 図1の内側非常解錠機構を備えた扉用ロック装置の施錠時の底面図である。
【図3】 図1の内側非常解錠機構を備えた扉用ロック装置の施錠時の背面図である。
【図4】 図3のF−F線断面図である。
【図5】 図1の内側非常解錠機構を備えた扉用ロック装置の非常解錠時の底面図である。
【図6】 図1の内側非常解錠機構を備えた扉用ロック装置の非常解錠時の背面図である。
【符号の説明】
1 ロータ
2 筐体
3 第1受部
4 ロックプレート
5 ロックボルト
6 第2受部
7 鎖錠ロッド
8 扉用ロック装置
9 台座部材
10 第1枢軸
11 操作レバー
12 第2枢軸
13 スライド部材
14 第1溝孔
15 作動ピン
16 カムリンク
17 第3枢軸
18 第4枢軸
19 第2溝孔
20 第5枢軸
21 位置保持用バネ部材
22 扉
23 姿勢保持用バネ部材
24 立ち上り板部
25 バネ受けピン
26 停止突起
27 規制突起

Claims (7)

  1. ロータの回転に伴なって回転動作して筐体側の第1受部に係脱するロックプレートと、ロータの回転に伴なって進退動作して、先端部のロックボルトが筐体側の第2受部に係脱する1本または2本の鎖錠ロッドとを、ロータに連動装備した扉用ロック装置において、
    ロータの内端部に固着した台座部材の一方端部に前記ロックプレートを第1枢軸によって枢着し、該台座部材の他方端部に操作レバーを第2枢軸によって枢着し、台座部材に摺動案内させたスライド部材の一方端部をロックプレートの基端部に突き合わせて、ロックプレートを第1受部に係合可能な張り出し位置に固定保持させ、スライド部材の他方端部に第1溝孔と第1溝孔を通る作動ピンによって前記操作レバーを連結し、台座部材にカムリンクを第3枢軸によって枢着し、該カムリンクに前記鎖錠ロッドの基端部を第4枢軸によって枢着し、第2溝孔と第2溝孔を通る第5枢軸によってカムリンクを前記スライド部材に連結し、スライド部材がロックプレートを前記張り出し位置に固定保持する方向に操作レバーまたはスライド部材を位置保持用バネ部材によって付勢し、前記操作レバーを扉内面に向かって押すことによって、前記スライド部材をロックプレートより引き離してロックプレートを第1枢軸を中心に回転可能にするとともに、前記カムリンクを介して前記鎖錠ロッドをロックボルトが前記第2受部から離脱する方向に駆動するようにした内側非常解錠機構付き扉用ロック装置。
  2. 前記ロックプレートと前記台座部材との間にロックプレートを前記第1受部から離脱した退避位置へ回転付勢する姿勢保持用バネ部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の扉用ロック装置。
  3. 前記スライド部材の他方端部に立ち上り板部を設け、該立ち上り板部に前記第1溝孔を円弧状に形成し、操作レバーに作動ピンを固着したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉用ロック装置。
  4. 前記位置保持用バネ部材をトーションバネによって構成し、該トーションバネのコイル部を前記第2枢軸に嵌め合わせ、トーションバネの一方の直線端部を操作レバーに固定したバネ受けピンに当接させ、トーションバネの他方の直線端部を台座部材の他方端部の内底面に当接させたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の扉用ロック装置。
  5. 前記ロックプレートが前記退避位置に回転したとき、ロックプレートの基端部が当接する停止突起を台座部材に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の扉用ロック装置。
  6. 前記ロックプレートが前記張り出し位置にあるとき、台座部材の一方端部の端面に当接する規制突起を前記ロックプレートの基端部に形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の扉用ロック装置。
  7. 前記鎖錠ロッドが台座部材の上下に2本装備されており、前記操作レバーの押し込みによって鎖錠ロッドを台座部材側に牽引して、前記ロックボルトを前記第2受部から離脱させたとき、2枚の前記カムリンクが側縁面にて相当接するようにカムリンクを形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の扉用ロック装置。
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