JP3719460B2 - エンジンの自動停止始動装置及び方法 - Google Patents

エンジンの自動停止始動装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、交差点等でエンジンを自動的に停止し、さらに、自動的に始動することにより、燃料を節約し、排気ガスを低減するエンジンの自動停止始動装置及び方法に関し、特に、自動変速機を備えた車両に用いられるエンジンの自動停止始動装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
市街走行時に、交差点等で車両が停止した場合、所定の停止条件下でエンジンを停止させ、その後、所定の始動条件下でエンジンを始動させることにより、燃料を節約し、排気ガスを低減させる自動停止始動装置が知られている。この種の装置の従来技術として、例えば、特開昭60−125738に開示されたものがある。
【0003】
特開昭60−125738に開示された技術では、いわゆるクリープ現象による車両の動き出しをなくすために、エンジンの停止時には自動変速機に高速ギヤを選択させ、エンジン始動後の時間をタイマで計測し、エンジン始動後一定時間が経過したら、自動変速機を低速ギヤに切り換えて発進を可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
エンジン停止中はエンジンの回転により油圧を発生する自動変速機のオイルポンプも停止し、自動変速機の作動油圧が低下する。従って、変速ギヤを切り換えるためのクラッチもその係合状態が解かれてしまう。
【0005】
アクセルペダルを踏み込むこと等により、エンジンの始動条件が満たされると、エンジンが始動して回転を始め、オイルポンプが発生する作動油圧も上昇する。そして、十分な作動油圧が得られたところで、クラッチが係合する。従って、エンジンの回転数の立ち上がり方により、作動油圧の上昇のしかたが変化し、エンジンの始動からクラッチが係合するまでの時間も変化し、一定ではない。
【0006】
しかし、特開昭60−125738に開示された自動停止装置では、エンジン始動後、タイマが設定時間の経過を測定すると、自動変速機の作動油圧の状態に関わらず、高速ギヤから低速ギヤに切り換えている。
【0007】
このため、この自動停止始動装置では、タイマの設定時間が短いと、クラッチ係合時に、既に低速ギヤが選択されている場合がある。この場合、エンジンの出力トルクが増幅されて急激にタイヤに伝わり、滑らかに発進できないと共に運転者等が不快感を感じる虞がある。
また、タイマの設定時間が長すぎると、クラッチ係合後も長時間高速ギヤが選択され、トルクが不足し、車速が上がらないため、運転者はアクセル開度をさらに大きくしようとし、燃費が悪化したり、運転者が不快に感じる可能性がある。
【0008】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、エンジンの自動停止始動装置を備えた車両のスムーズな発進を可能とすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項のエンジンの自動停止始動装置は、エンジンが停止したとき、変速機を所定の変速段に切り換え、エンジン始動後、車速が所定値を超えたときに、低速側の変速段に切り換える変速機制御手段を備える。エンジン始動直後は、オイルポンプによる作動油圧が低いため、クラッチは係合しておらず、車両はほぼ停止状態である。一方、ある程度の車速が得られている状態では、十分な作動油圧が得られており、クラッチは係合済みである。従って、車速を測定することによりクラッチの係合のタイミングを判別し、クラッチの係合を判別した後、変速機を低速側の変速段に切り替えることができる。
【0012】
この構成によって、エンジンの始動後、高速側の変速段(所定の変速段)が選択された状態で、クラッチが係合するので、エンジンの出力トルクが変速機で増幅されて急激にタイヤに伝わる現象を抑制でき、発進が滑らかであると共に運転者等に不快感を与えない。しかも、車速が所定値に達した後、低速側の変速段を選択するので、適切な推進トルクを得て、発進のもたつきを防止できる。
【0013】
請求項のエンジンの自動停止始動装置は、エンジンが停止したとき、変速機を所定の変速段に切り換え、エンジン始動後、エンジンの回転数の低下が基準値を超えたときに、変速機を低速側の変速段に切り換える変速機制御手段を備える。
【0014】
クラッチの係合時は負荷の増加により、エンジンの回転数が一時的に低下する。従って、エンジンの回転数の減少が基準を超えた(例えば、ピークより一定値以上低下した)か否かを判別することにより、クラッチの係合のタイミングを判別することができる。そして、この判別までは高速側の変速段を選択し、判別後、低速側の変速段を選択することができる。
【0015】
この構成によっても、エンジンの始動後、高速側の変速段(所定の変速段)が選択された状態で、クラッチが係合するので、エンジンの出力トルクが変速機で増幅されて急激にタイヤに伝わる現象を抑制でき、発進が滑らかであると共に運転者等に不快感を与えない。しかも、エンジン回転数の減少を検出した後、低速側の変速段を選択するので、適切な推進トルクを得て、発進のもたつきを防止できる。
【0016】
請求項のエンジンの自動停止始動装置は、エンジンが停止したとき、変速機を所定の変速段に切り換え、エンジン始動後、前記加速度の増加(例えば、前回の加速度の検出値と今回の検出値の差)が所定値を超えた時に、低速側の変速段に切り換える変速機制御手段を備える。
【0017】
クラッチが係合すると、エンジンの動力が変速機に伝達され、車両に加速度が生じる。従って、所定の加速度を判別することにより、クラッチの係合のタイミングを直接的に判別することができる。
この構成によっても、エンジンの始動後、高速側の変速段(所定の変速段)が選択された状態で、クラッチが係合するので、エンジンの出力トルクが変速機で増幅されて急激にタイヤに伝わる現象を抑制でき、発進が滑らかであると共に運転者等に不快感を与えない。しかも、所定の加速度を検出した後、低速側の変速段を選択するので、適切な推進トルクを得て、発進のもたつきを防止できる。
【0019】
請求項のエンジンの自動停止始動装置は、請求項1〜の構成に加えて、クラッチを駆動する油圧回路と、エンジンにより駆動され、油圧回路の油圧を発生するオイルポンプと、を備える。クラッチを油圧回路で駆動する場合、油圧回路自体は形成されていても、エンジンの回転数が上昇し、オイルポンプが動作するまでは、クラッチは係合しない。従って、請求項1〜の構成の装置は、特に、請求項の構成を有する装置に好適である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態にかかるエンジン自動停止始動装置を図面を参照して説明する。
図1は、この実施の形態のエンジンの自動停止始動装置の構成を示す。
図示するように、エンジン1には、シリンダ内に燃料を噴射するフューエルインジェクタ7、エンジンを始動するスタータ2、燃料に点火するイグナイタ15等が設置されている。
また、エンジン1の出力軸(回転軸)には、自動変速機3が接続されている。
【0025】
自動変速機3は、ソレノイドバルブ10a,10bを備える。ソレノイドバルブ10a,10bがオン/オフされることにより、各変速ギヤに応じた油圧回路が形成され、後述するクラッチ、ブレーキ等が駆動され、所定の変速ギヤが選択される。油圧回路の油圧は、エンジン1により駆動されるオイルポンプにより生成される。なお、自動変速機3の構成については後述する。
【0026】
自動変速機3には、さらに、シフトレバー8が、各レンジ(パーキング、リバース、ニュートラル、ドライブ等)に選択された時に、選択されたレンジを示す選択信号を出力するシフトレンジスイッチ群9、車速を検出する車速センサ11が設けられている。
この実施の形態では、自動変速機3は、ギヤ位置を1段から4段までの4段階に切り換えできるものとし、ソレノイドバルブ10a,10bのオン/オフとギヤ位置との関係を図4(B)に示す。
【0027】
エンジン1のインテークマニホールド部には、アクセルペダル23と連動して動作するスロットルバルブ5と、スロットルバルブ5の開度を検出するスロットル位置センサ5aと、スロットルバルブ5が全閉状態にあることを検出するアイドルスイッチ6とが配置されている。
【0028】
エンジン1を含む車両全体の動作、特に、この実施の形態に特有なエンジン自動停止始動制御は制御ECU(電子制御装置)4により実行される。即ち、制御ECU4は、車両内に配置された各種センサからの検出信号に基づいて、スロットルバルブ5、フューエルインジェクタ7、ソレノイドバルブ10a,10b等、及び、車両が停止していることを報知するエンジン停止モニタ19を制御する。また、スタータリレー12を介してスタータ2の駆動・停止を制御する。各種センサとしては、前述のスロットル位置センサ5a,アイドルスイッチ6、シフトレンジスイッチ群9、車速センサ11等に加えて、ブレーキ13の状態を検出するブレーキスイッチ14、サイドブレーキ17の状態を検出するサイドブレーキスイッチ18、ドライバにより操作され、エンジン1の自動停止及び始動(再始動)を行うか否かを指示するアイドルストップ許可スイッチ20、エンジン冷却水の温度を測定する温度センサ21、エンジン1の回転数を検出する回転数センサ22等を含む。
【0029】
制御ECU4は、図2に示すように、MPU(マイクロプロセッサユニット)41と、メモリ42と、入出力インタフェース43等を備える。MPU41は、入出力インタフェース43を介して前述の各種センサを含むセンサ群44から各種検出信号を入力して、メモリ42に格納し、格納した検出信号をメモリ42に記憶されたプログラムに従って処理し、入出力インタフェース43を介して各種制御信号を出力する。
【0030】
次に、自動変速機3の構成の一例を説明する。
図3は自動変速機3の主要部の構成を示す。図示するように、この自動変速機3は、流体継手(以下、トルクコンバータ)30と、補助変速機31、オイルポンプ32から構成される。
【0031】
トルクコンバータ30は、エンジン1の出力トルクを変換すると共に補助変速機31に伝達する。
補助変速機31は、フロントプラネタリーギヤ34、リヤプラネタリーギヤ35、カウンタードライブギヤ36、U/Dプラネタリーギヤ37、デファレンシャルドライブピニオン38等の複数のギヤ、インプットシャフト39、フォワードクラッチC1、ダイレクトクラッチC2、U/DクラッチC3、1ウエイクラッチF1〜F3、ブレーキB1〜B4を備える。補助変速機31は、クラッチ及びブレーキのによりギヤを組み合わせて、変速段を切り換える。
【0032】
フォワードクラッチC1は、インプットシャフト39とフロントプラネタリーギヤ34のリングギヤを接続し、トルクコンバータ30を介してエンジン1からインプットシャフト39に伝達された駆動力をフロントプラネタリーギヤ34のリングギヤに伝達する。ダイレクトクラッチC2は、インプットシャフト39とフロント及びリヤプラネタリーギヤ34、35のサンギヤを接続する。
クラッチC1及び/又はクラッチC2の係合により、エンジン1からトルクコンバータ30を介してインプットシャフト39に伝達された駆動力が補助変速機31内に伝達される。
【0033】
U/DクラッチC3は、U/Dプラネタリーギヤ37のサンギヤとキャリヤを接続する。ブレーキB1は、フロント及びリヤプラネタリーギヤ34、35のサンギヤをロックする。ブレーキB2は、フロント及びリヤプラネタリーギヤ34、35のサンギヤの左回転をロックする。ブレーキB3は、リヤプラネタリーギヤ35のキャリアの回転をロックする。ブレーキB4は、U/Dプラネタリーギヤ37のサンギヤの回転をロックする。1ウエイクラッチF1は、ブレーキB2の作用時、フロント及びリヤプラネタリーギヤ34、35のサンギヤの左回転をロックする。1ウエイクラッチF2は、リヤプラネタリーギヤ35のキャリアの左回転をロックする。1ウエイクラッチF3は、U/Dプレネタリーギヤ37のサンギヤの右回転をロックする。
【0034】
クラッチC1〜C3とF1〜F3、及び、ブレーキB1〜B4の駆動力は、ソレノイド10a,10bを切り換えて油圧回路を切り換えることにより得られる。この油圧回路の油圧はエンジン1により駆動されるオイルポンプ32により得られる。
【0035】
補助変速機31のシフト位置と各クラッチの係合(○)及び非係合(無記号)、ブレーキの作動(○)及び非作動(無記号)の関係及びこれらの関係を得るためのソレノイド10a,10bのオン・オフの条件の主要部分を図4(A)と(B)に示す。
【0036】
次に、制御ECU4が実行する制御動作を図5、図6のフローチャートを参照して説明する。
図5は、制御ECU4が実行する制御処理のメインルーチンを示している。このメインルーチンは、イグニッションキーのオンにより開始され、ステップS1のエンジン制御・変速制御動作と、ステップS2のエンジン自動停止始動制御を繰り返して行う。
【0037】
ステップS1のエンジン制御・変速制御動作では、エンジン1の制御及び自動変速機3の制御を行う。即ち、センサ群44から入力される検出信号が示すエンジンの各状態からフューエルインジェクタ7に燃料噴射信号を供給し、イグナイタ15に点火信号を供給して、エンジン1の回転を制御する。また、車速センサ11から供給される車速情報やスロットル位置センサ5a,アイドルスイッチ6から供給されるスロットル開度情報等に基づいて、自動変速機3のソレノイドバルブ10a,10bに駆動信号(オン/オフ制御信号)を供給し、通常走行時の変速制御を実施する。
【0038】
図6は、エンジン自動停止始動制御S2の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS21で、ドライバがアイドリング時のエンジン停止を許可しているか否かを、アイドルストップ許可スイッチ20のスイッチ状態から判別する。アイドルストップ許可スイッチ20がオフの場合、即ち、ドライバがアイドリング時のエンジン停止を許可していない場合は、このルーチンから抜けてメインルーチンにリターンし、エンジン1の自動停止始動操作を行わない。
【0039】
アイドルストップ許可スイッチ20がオンの場合、即ち、ドライバがアイドル時のエンジン停止を許可している場合は、ステップS22に進み、アイドルスイッチ6によりスロットルバルブ5が全閉か否かを判別する。アイドルスイッチ6がオン、即ち、スロットルバルブ5が全閉であると判断された場合には、ステップS23に進む。
【0040】
ステップS23では、スタータ2をオフし、ステップS24に進む。ステップS24では、ブレーキスイッチ14から供給されるブレーキ信号がオンか否か、温度センサ21から供給されるエンジン冷却水の温度が所定温度以上あるか否か、ターンシグナルの使用状況等の他のエンジン停止条件を判別し、さらに、全てのエンジン停止条件がある一定時間(例えば2秒)継続したか否かを、ソフトウエアタイマ等を用いて判別する。
【0041】
全てのエンジン停止条件が一定時間継続したと判別された場合、ステップS25に進み、エンジン1を停止する。即ち、ステップS25では、燃料カット信号をフューエルインジェクタ7に供給して燃料の供給を停止し、イグナイタ15に点火カット信号を供給してイグナイタ15の点火を停止し、アイドル回転数を調整するアイドルスピードコントロールバルブ(ISCV)を全閉にする信号等を送り、エンジン1を停止する。さらに、ドライバにエンジン1が停止したことを通知するため、エンジン停止モニタ19を点灯する。
【0042】
エンジン1を停止した後、ステップS26で、ソレノイドバルブ10a,10bをオフに設定する。ソレノイドバルブ10a,10bのオン/オフとギヤ位置は図4(B)に示す関係にあり、最高速ギヤの4速が選択され、図4(A)に示すように、クラッチC1〜C3、B2、F1がオン(クラッチの場合「係合」、ブレーキの場合「作動」を意味する)する油圧回路が形成される。ただし、エンジン1が停止中であるため、ソレノイドバルブ10a,10bが切り換えられて、油圧回路自体は形成されていても、オイルポンプ32による油圧が発生しておらず、クラッチ等は実際には係合していない。
エンジン1の停止中に、ソレノイドバルブ10a,10bを共にオフすることにより、停止中のソレノイドで消費する電力も節約できる。
【0043】
一方、ステップS24で、少なくとも一部のエンジン停止条件が一定時間継続していないと判別された場合、そのままリターンする。
【0044】
次に、アクセル23が踏み込まれて、アイドルスイッチ6がオフされた場合(ステップS22)、フローは、ステップS27に進む。なお、誤動作防止のため、スロットルバルブ5がある開度以上になったことを追加条件としてもよい。ステップS27では、回転数センサ22の出力から、エンジン回転数がある回転数(例えば、400rpm)以下であるか否か、サイドブレーキスイッチ18の出力等からサイドブレーキは解除されているか否か等のエンジンの始動条件を判別する。
【0045】
フローがステップS27に進む場合、即ち、アイドルスイッチ6がオンの場合は、エンジン1が停止している場合と、高速で回転している場合の2つの状態がある。
エンジンが停止しており且つ始動条件が満たされている場合は、そのままエンジン1を再始動すればよい。そこで、フローはステップS28に進み、スタータリレー12を介してスタータ2を駆動し、フューエルインジェクタ7に燃料噴射信号、イグナイタ15に点火信号、スロットルバルブ5にISCV信号を図5のステップS1のエンジン制御と同様に供給し、エンジン1を始動する。また、エンジン停止モニタ19の表示を消す。
【0046】
エンジンが停止しており且つ始動条件が満たされていない場合、又は、エンジン1が高速で回転している場合は、ステップS27でNOと判別され、フローはステップS29に進む。
【0047】
エンジン1が完爆すると、エンジン1の回転数がある回転数以上になり、ステップS27で、エンジン始動条件が満足されていないと判別され、フローはステップS29に進む。
【0048】
ステップS29では、スタータ2をオフし、ステップS30に進む。
ステップS30では、自動変速機3のクラッチ群C1〜C3、F1〜F4(より正確には、選択されたシフト位置に対応して、図4(A)に示すように、インプットシャフト39から伝達される駆動力を、タイヤに伝達するために必要とされるクラッチ)の係合状態を判別するため、車速センサ11の出力から車速を検出する。車速がある速度以下(基準値SPD以下)、即ち、停止に近い状態が継続している場合は、オイルポンプ32の動作が不十分であり、十分な作動油圧が得られず、クラッチ群C1〜C3、F1〜F4は係合が解かれた状態である。従って、ステップS26でソレノイド10a,10bが共にオフに設定され、4速が選択されているが、実質的にはニュートラル状態である。
【0049】
エンジン1の回転数の上昇と共に車速と作動油圧が上昇し、クラッチ群C1〜C3、F1〜F4のうち、オンに設定されているもの(C1〜C3、F1)が駆動されて係合する。従って、車速がある速度以上(基準値SPD以上)になった場合は、クラッチが係合している。そこで、ステップS30で、車速が基準値SPD以上になったと判別された場合には、ステップS31でソレノイドバルブ10aをオン、10bをオフして、油圧回路を切り換え、クラッチC1、ブレーキB4、1ウエイクラッチF2、F3をオンさせ、自動変速機3を最低速ギヤ1速に切り換え、十分な駆動力を確保する。
【0050】
ステップS30でさらに高い車速が検出された場合(SPD1以上)、通常と同様な変速パターンでの走行を可能にするため、ソレノイドバルブ10a、10bの設定は行わず、図5のステップS1の変速制御に従ったギヤ位置で走行する。
【0051】
通常の走行状態では、フローは、ステップS1→S21→S22→S27→S29→S30→リターン、というルーチンを繰り返す。
【0052】
上述の制御ECU4の制御によれば、エンジン1の始動後、エンジン1の回転数が上昇し、作動油圧が確保されて、自動変速機3のクラッチ(全てのクラッチの意味ではなく、変速段に応じてエンジン1の駆動出力をタイヤに伝えるために必要なクラッチの意味である)が係合した時点では、自動変速機3は高速ギヤを選択している。従って、エンジン1の出力トルクが増幅されて急激にタイヤに伝わる現象を抑制でき、発進が滑らかであると共に運転者に不快感を与えない。しかも、車両の速度が一定値を超えて、自動変速機3のクラッチが係合すると、低速側にギヤを切り換えるので、適切な推進トルクを得て、発進のもたつきを防止できる。
【0053】
なお、図6のステップS31では、自動変速機3のクラッチの係合後、自動変速機3のギヤ位置を4速から1速に切り換えているが、1速ではなく2速にシフトダウンしたり、一度3速や2速にシフトダウンしてから1速に切り換えたりすれば、さらにシフトダウン時のショックの低減も可能になる。また、ステップS26で自動変速機3のギヤ位置を3速等に設定し、ステップS31で、3速から1速に切り換えたりしてもよい。
【0054】
上記実施の形態では、自動変速機3のクラッチの係合状態を車速に基づいて判別しているが、係合状態の判別は任意の手法を採用することができる。
例えば、クラッチの係合時には、一時的にエンジン1の回転数が落ち込む(例えば、後述する図8の破線で示すエンジンの回転数の変化に現れている)。従って、自動変速機3のクラッチの係合状態をエンジン1の回転数に基づいて判別することも可能である。
【0055】
例えば、図6のステップS30において、エンジン1の回転数Neを回転数センサ22の出力信号により、一定時間ΔT毎に取り込み、前回取り込んだ回転数Ne(i-1)と今回取り込んだ回転数Ne(i)の差がある基準値x以上であるか否かを判別し、差が基準値x以上の場合、即ち、数式1が成立する場合に、ステップS31を実行するようにしてもよい。
【0056】
【数1】
Ne(i−1)−Ne(i)>x rpm
【0057】
このような構成とすることにより、下り坂等で、始動直後のニュートラル状態で車速が上昇した場合でも、ほぼ正確にクラッチ係合のタイミングを判別し、変速段を切り換えることができる。
【0058】
また、自動変速機3のクラッチが係合した時には、車両にエンジン1の駆動力が伝わるため、車両の加速度が急激に上昇する。そこで、車両に、加速度Gを検出する加速度センサを配置し、図6のステップS30において、加速度センサの出力信号を、一定時間ΔT毎に取り込み、今回取り込んだ加速度G(i)と前回取り込んだ加速度G(i-1)の差がある基準値y以上であるか否かを判別し、差が基準値y以上の場合、即ち、数式2が成立する場合に、ステップS31を実行するようにしてもよい。
【0059】
【数2】
G(i)−G(i−1)>y m/s2
【0060】
この構成によれば、自動変速機3のクラッチの係合による加速度の変化を直接且つ一早く判別し、発進してから早期に低速ギヤに切り換えることができる。このため、高速ギヤ選択時の発進のもたつきが短時間で済む。
【0061】
なお、自動変速機3のクラッチの係合状態を判別する場合に、ノイズ等を影響を低減するため、例えば、各センサの出力を積分して積分後の信号を判別に使用したり、ステップS30で複数回「車速が基準値SPDを超えている」と判別された後でのみ、ステップS31を実行する等してもよい。
【0062】
自動変速機3のクラッチが係合すると、エンジン1から供給される動力が自動変速機3を介してタイヤに伝達され、車両に加速度が加わる。この加速度の変化を緩和するために、クラッチの係合判別時、即ち、ステップS31で、変速段のシフトダウンにあわせ、エンジン1の出力トルクを一時的に抑制してもよい。このような構成とすることにより、車両を発進から通常運行までスムーズに駆動することができる。
【0063】
エンジン1の出力トルクを低減するためには、例えば、イグナイタ15を制御することにより、エンジン1の点火遅角を調整すること或いは点火をカットすること、フューエルインジェクタ7を制御することにより、燃料を減量或いはカットすること等を一定時間実行すればよい。
【0064】
また、自動変速機3のギヤ位置の調整とエンジン1の出力トルクの調整を共に行うのではなく、エンジン1の出力トルクの調整のみを行うようにしてもよい。例えば、ステップS26とステップS31の変速制御を削除し、ステップS31でエンジンの点火遅角、点火カット、燃料減量又は燃料カットを一定時間実行することで、作動油圧が上昇してクラッチが係合した時に、自動変速機3で増幅されてタイヤに伝達される駆動力を低減し、滑らかな発進を可能としてもよい。この場合、ステップS26で1速を設定してもよい。
【0065】
この発明の効果を確認するため、従来のエンジンの自動停止始動装置による発進時の特性と上記実施の形態の自動停止始動装置による発進時の特性を測定及び比較した。
図7は、従来のエンジンの自動停止始動装置による発進時の特性を、図8は、上記実施の形態の自動停止始動装置による発進時の特性を示す。
【0066】
図7に示す従来例では、タイマの設定時間(エンジン始動からクラッチの切り換え間での時間T)が短いため、クラッチが係合する前(即ち、エンジン回転数の一時的な落ち込みが発生する前、車速が一定値に達する前)に、ギヤが4速から1速に切り替わっている。このため、クラッチの係合時(即ち、エンジン回転数の一時的な落ち込みが発生した時、車速が上昇を始めた時)に、エンジンの駆動力が増幅されてタイヤに伝わるので、加速度の大きな上昇及びその後の低下が発生している(二点鎖線の丸で囲まれた部分)。このため、運転者に不快感を与える虞がある。
【0067】
これに対し、図8に示す実施の形態では、クラッチが係合した後(即ち、エンジン回転数の一時的な落ち込みが発生した後、車速が一定値SPDに達した後)に、ギヤが4速から1速に切り替わっている。このため、クラッチ係合時の加速度の上昇及びその後の低下はわずかである(二点鎖線の丸で囲まれた部分)。また、その後、ギヤが1速に切り替わるため、スムーズで安定した加速が可能になっている。
【0068】
この実験からも、この発明のエンジンの自動停止始動装置及び方法が従来技術に対し有効であることが確認できる。
【0069】
なお、この発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
例えば、図3に示した自動変速機3の構成は一例にすぎず任意の構成を使用可能である。また、クラッチの係合を判別する手法は上述の例に限定されない。例えば、作動油圧が一定値に達した時点をクラッチの係合時と判断してもよい。また、センサを用いて、主要クラッチの係合状態を直接判別しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかるエンジンの自動停止始動装置の構成例を示す図である。
【図2】図1に示す制御ECUの構成を示すブロック図である。
【図3】自動変速機の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】(A)は、自動変速機のギヤ位置とクラッチ及びブレーキの関係を示す図である。
(B)は、油圧回路を切り換えるためのソレノイドバルブと変速ギヤの位置関係を示す図である。
【図5】制御ECUが実行する制御のメインルーチンのフローチャートである。
【図6】図5のメインルーチンにおける自動停止始動制御を示すフローチャートである。
【図7】従来技術による発進時の特性を示す図である。
【図8】この発明の一実施の形態による発進時の特性を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 スタータ
3 自動変速機
4 制御ECU
5 スロットルバルブ
5a スロットル位置センサ
6 アイドルスイッチ
7 フューエルインジェクタ
8 シフトレバー
9 シフトレバスイッチ群
10a,10b ソレノイドバルブ
11 車速センサ
12 スタータリレー
13 ブレーキ
14 ブレーキスイッチ
15 イグナイタ
17 サイドブレーキ
18 サイドブレーキスイッチ
19 エンジン停止モニタ
20 アイドルストップ許可スイッチ
21 温度センサ
22 回転数センサ
23 アクセル
30 トルクコンバータ
31 補助変速機
32 オイルポンプ
33 インタミディエイトシャフト
34 フロントプラネタリーギヤ
35 リヤプラネタリーギヤ
36 カウンタードライブギヤ
37 U/Dプラネタリーギヤ
38 デファレンシャルドライブピニオン
39 インプットシャフト
C1〜C3、F1〜F4 クラッチ
B1〜B4 ブレーキ
41 MPU(マイクロプロセッサユニット)
42 メモリ
43 入出力インタフェース
44 センサ群

Claims (4)

  1. 変速ギヤと、この変速ギヤの結合状態を変化させることにより変速段を切り換えるクラッチとを備える変速機と、
    エンジンが載置された車両の速度を検出する車速検出手段と、
    所定の停止条件に従って前記エンジンを停止させる停止手段と、
    所定の始動条件に従って前記エンジンを始動させる始動手段と、
    前記停止手段が前記エンジンを停止したとき、前記変速機を所定の変速段に切り換え、前記始動手段が前記エンジンを始動した後、前記車速検出手段により検出された車速が所定値を超えたことに応答し、前記変速機を前記所定の変速段より低速側の変速段に切り換える変速機制御手段と、
    を備えることを特徴とするエンジンの自動停止始動装置。
  2. 変速ギヤと、この変速ギヤの結合状態を変化させることにより変速段を切り換えるクラッチとを備える変速機と、
    エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、
    所定の停止条件に従って前記エンジンを停止させる停止手段と、
    所定の始動条件に従って前記エンジンを始動させる始動手段と、
    前記停止手段が前記エンジンを停止したとき、前記変速機を所定の変速段に切り換え、前記始動手段が前記エンジンを始動した後、前記回転数検出手段により検出された前記エンジンの回転数が基準以上低下したことを判別し、この判別に応答して、前記変速機を前記所定の変速段より低速側の変速段に切り換える変速機制御手段と、
    を備える、ことを特徴とするエンジンの自動停止始動装置。
  3. 変速ギヤと、この変速ギヤの結合状態を変化させることにより変速段を切り換えるクラッチとを備える変速機と、
    所定の停止条件に従ってエンジンを停止させる停止手段と、
    所定の始動条件に従って前記エンジンを始動させる始動手段と、
    エンジンが載置された車両の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記停止手段が前記エンジンを停止したとき、前記変速機を所定の変速段に切り換え、前記始動手段が前記エンジンを始動した後、前記加速度検出手段により検出された加速度が基準以上増加したことを判別し、この判別に応答して、前記変速機を前記所定の変速段より低速側の変速段に切り換える変速機制御手段と、
    を備える、ことを特徴とするエンジンの自動停止始動装置。
  4. 前記クラッチを駆動する油圧回路と、前記エンジンにより駆動され、前記油圧回路の油圧を発生するオイルポンプと、を備え、
    前記クラッチは、エンジン始動後、前記油圧が所定値に達した後に実質的に係合する、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のエンジンの自動停止始動装置。
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