JP3716251B2 - 携帯端末および携帯端末の操作方法 - Google Patents

携帯端末および携帯端末の操作方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムに関し、特に一体型携帯電話ならびに折りたたみ型携帯電話において、操作上必要な情報を表示する表示部の裏面に0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタン、および発信、切断ボタン等携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンボタン等通話中に操作することを要する機能ボタンを有する携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯電話は、受話者から受信した音声信号を出力するスピーカ部と、送話者の音声を受信するマイク部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタン等携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部とが同一面内に取り付けられており、操作上必要な情報を表示する表示部の裏面において、通話中にリアケースの背面から突出する背面キーにより音声品質調整機能を調整可能を設けたり、通話中に例えば通話内容を残したいと欲した場合には、背面キーを指で操作する。これにより、ダイアフラムスイッチがオンして録音機構を働かすことができるものがある。
【0003】
しかし、通話中のように携帯電話機本体を耳に押し当ている状態では、携帯電話機本体の背面側を見ることができなく、背面側に設けた機能ボタンの数が少ない場合は押し間違いは少ないが、背面側に設けた機能ボタンの数が多い場合は、多くの機能ボタンを操作するとき、どの機能ボタンがどこにあるのか判別がかない状態で、多くの機能ボタンを操作することが困難であった。
【0004】
従来技術として、特開2000−32099号公報がある(特許文献1参照。)。
【0005】
これは、移動体端末装置に関し、特に、装置の小型化に好適な移動体端末装置に関する。
【0006】
小型化を図るとともに、操作性を向上する携帯電話機の提供で、本体背面部にタッチパネルを有し、携帯電話機本体を背面から支える指で前記タッチパネルから情報入力を行う構成とされる。
【0007】
表示部が設けられる本体主面と反対側の面にも操作部を備え、背面側からも情報の設定入力を可能としたことを特徴とする移動体端末装置。
【0008】
本体の背面部にタッチパネルを備え、前記タッチパネルは、前記本体を利用者が手で保持した状態で、前記本体を保持する手の指で操作可能とされる、ことを特徴とする移動体端末装置。
【0009】
折り畳み型の移動体端末装置において、本体の背面部に設けられた副表示部と同じ位置にタッチパネルを備え、前記タッチパネルは、前記本体を利用者が手で保持した状態で、前記本体を保持する手の指で操作可能とされる、ことを特徴とする移動体端末装置。
【0010】
表示部及び操作部が設けられる本体主面と反対側の面に、タッチパネルを備え、前記タッチパネルから情報入力を可能としたことを特徴とする携帯電話機。
【0011】
折り畳み型の携帯電話機において、表示部及び操作部が設けられる面と反対側の面に、タッチパネルを備え、前記タッチパネルから情報入力を可能としたことを特徴とする携帯電話機。
【0012】
表示部及び操作部を備えた面が対向して折り畳まれる、折り畳み型の携帯電話機において、前記表示部又は操作部を備えた面と反対側の背面に設けられた副表示部上に重ねてタッチパネルを備え、前記タッチパネルから情報入力を可能としたことを特徴とする携帯電話機。
【0013】
前記タッチパネルの出力信号を所定の間隔で監視し、前記タッチパネルにおける押下点の移動状態、及び、押下の仕方を判断し、情報の設定入力を行なう手段を備えたことを特徴とする携帯電話機。
【0014】
近時、移動体端末の普及は目覚しく、これに伴い、PHS端末、携帯電話機等の端末には多くの機能が実装されている。これらの機能の設定・選択操作は例えば表示部でのメニュー選択等、装置本体に設けられたスイッチ又はキーボード入力により行われる。一方で、小型、軽量化を図るために、機能操作を設定入力するスイッチ及びキーボード等操作部に割り当てられる面積は縮小化されている。
【0015】
しかしながら、操作部の面積を縮減した場合、キーボード操作等を指で誤りなく効率的に行なうことは困難となる。
【0016】
すなわち携帯電話機の省スペースを図った上で、なおかつ効率的な入力方法が求められている。
【0017】
また、経年変化や故障を回避するために、機械的な機構をによらない実現方法が望まれる。
【0018】
したがって、上記技術的課題の認識に基づき創案されたものであって、その目的は、小型化を図るとともに、操作性を向上する、携帯電話機を提供することにある。
【0019】
前記目的を達成するこの携帯電話機は、
表示部が設けられる本体主面と反対側の面にも操作部を備え、背面側からも情報の設定入力を可能としたことを特徴とする移動体端末装置。
【0020】
本体の背面部にタッチパネルを備え、前記タッチパネルは、前記本体を利用者が手で保持した状態で、前記本体を保持する手の指で操作可能とされる、ことを特徴とする移動体端末装置。
【0021】
折り畳み型の移動体端末装置において、本体の背面部に設けられた副表示部と同じ位置にタッチパネルを備え、前記タッチパネルは、前記本体を利用者が手で保持した状態で、前記本体を保持する手の指で操作可能とされる、ことを特徴とする移動体端末装置。
【0022】
表示部及び操作部が設けられる本体主面と反対側の面に、タッチパネルを備え、前記タッチパネルから情報入力を可能としたことを特徴とする携帯電話機。
【0023】
折り畳み型の携帯電話機において、表示部及び操作部が設けられる面と反対側の面に、タッチパネルを備え、前記タッチパネルから情報入力を可能としたことを特徴とする携帯電話機。
【0024】
表示部及び操作部を備えた面が対向して折り畳まれる、折り畳み型の携帯電話機において、前記表示部又は操作部を備えた面と反対側の背面に設けられた副表示部上に重ねてタッチパネルを備え、前記タッチパネルから情報入力を可能としたことを特徴とする携帯電話機。
【0025】
前記タッチパネルの出力信号を所定の間隔で監視し、前記タッチパネルにおける押下点の移動状態、及び、押下の仕方を判断し、情報の設定入力を行なう手段を備えたことを特徴とする携帯電話機。
【0026】
実施の形態について説明する。こ係る移動体端末装置は、その好ましい実施の形態において、本体の背面部に情報入力手段としてタッチパネルを備え、タッチパネルは本体を利用者が手で保持した状態で、本体を保持する側の利用者の手の指で操作可能とされる。
【0027】
その好ましい実施の形態において、折り畳み型の移動体携帯端末装置において、本体の背面部に設けられた副表示部と同じ位置にタッチパネルを備え、このタッチパネルは本体を利用者が手で保持した状態で前記本体を保持する側の利用者の手の指で操作可能とされる。
【0028】
この携帯電話機は、表示部や、主操作部が設けられている面(主面)と反対側の面(背面)に、タッチパネルが配設されている。
【0029】
携帯電話機を手に持った場合に、タッチパネルを例えば人差し指でタッチして操作することが可能である。
【0030】
ここで用いられるタッチパネルについて簡単に説明しておく。タッチパネルは、物理的な圧力に反応して、圧力が印可された部分の抵抗値が変化するデバイスであり各種種類があるが、指で押すことで、検出が可能な、抵抗膜方式のタッチパネルを用いている。タッチパネル部品として、例えば特開平9−115385号公報等の記載が参照される。
【0031】
この抵抗膜方式のタッチパネルは、抵抗膜の導通位置を外圧により抵抗分割された結果得られる電圧値により座標検出するものである。すなわち、タッチパネルの両端に電圧をかけ、指やペンでタッチパネル上の任意の位置を押した場合に、押した位置によりそれぞれ別の電圧値が得られる為、観測により得られた電圧値から押された位置を特定していく。
【0032】
位置特定作業を時間連続的に行うことで、例えば、タッチパネル上を撫でる場合、撫でる方向と区間をベクトル量として演算検出する。このタッチパネル上で得られるベクトル量と、その時に表示部に表示されている画面情報とを相関させることで、ユーザーが意図する情報選択を認識する。
【0033】
タッチパネルと接続し位置検出をするための回路としては、2チャンネルのA/Dコンバータ付き小規模CPUが一般に用いられている。タッチパネルを有した装置内に別目的のCPUが搭載されている場合、タッチパネルの情報処理機能を兼用することもできるが、以下では、専用のタッチパネル入力プロセッサがタッチパネルからの入力処理を行うものとして説明する。
【0034】
なお、部品としてのタッチパネル入力プロセッサは、携帯情報端末や銀行のキャッシュディスペンサで表示画面上に指を置いて画面を選択したり、ノート型コンピューターのマウスとして利用されるなど各種のニーズが存在する為、汎用化して市販のICとして手に入りやすい。例えば、タッチパネル用位置検出デバイスとしてグンゼ社の「コントローラAHL−301A」の製品カタログ等が参照される。
【0035】
折り畳み型の携帯電話機を適用した一実施例では、タッチパネルが主表示部の裏側に配置される点では、一体型の携帯電話の構成と同じであるが、タッチパネルが、小型のLCD(液晶ディスプレイ)で構成される副表示部の上に貼り付けられる点で構成が異なる。また、タッチパネルは透明な素材で構成される。
【0036】
この副表示部は、補助表示デバイスであり、折り畳み型の携帯電話機に設けられる。すなわち折り畳み型の携帯電話機は、折り畳んだ場合に主表示部や主操作部を保護することが出来るという利点を有しているが、携帯電話機の動作状態が折り畳み部を開かなければ確認出来ない。
【0037】
このため、電源のオン・オフ状態、電池残量、通信が出来る電波状態か(受信電界強度)等の情報を、折り畳み部を閉じた状態でも、確認が可能であることが望まれる。主表示部は折り畳まれた状態で隠れてしまうため折り畳んだ状態でこれらの情報を確認することは出来ない。
【0038】
そこで、副表示部を本体背面部に設置し、これらの情報を表示している。そして、省スペース、小型化を図るため副表示部上に透明タイプのタッチパネルを重ねて配置している。
【0039】
タッチパネル、タッチパネル入力プロセッサ、副表示部、CPU、主表示部、主操作部を備える。
【0040】
タッチパネルに入力された信号は、タッチパネル入力プロセッサに入り1次処理される。タッチパネルからタッチパネル入力プロセッサに入力される信号はアナログ電圧値で、現在タッチパネル上のどの点が押されているかを示している。
【0041】
このアナログ電圧をタッチパネル入力プロセッサは、内蔵のA/Dコンバータで定期的に読みとり座標値として取り込む。不安定データの排除やチャタリング処理を行った上で、CPUに座標と状態を知らせる。
【0042】
CPUは、主表示部に表示を行い、利用者に選択情報を与えながら主操作部とタッチパネル入力プロセッサから得られる利用者の操作指示から情報の選択を行う。
【0043】
表示画面において、機能選択は、画面表示で3段に分けて表示されている、「時計」、「表示」、「音」の3つの要素から、「音」の機能を選び出し、「音」の機能の一要素である「キー確認音」をON状態に設定している。
【0044】
CPUはまず、主表示部に、表示を行う。この表示には3つの機能が表示されており、現在の設定を示す黒丸が3つの機能の一つ一つである「表示」の横に表示されている。
【0045】
次にCPUの処理をフローにより説明する。
【0046】
ここでCPUは検出動作を開始する(ステップ51)。
【0047】
CPUは検出動作開始後、まずインターバルタイマ処理を行う(ステップ52)。この処理は、タッチパネルの検出に時間間隔を持たせるものである。常時タッチパネルの検出処理を行うことはCPUに負担を及ぼすことから、例えば200msec(ミリ秒)程度の時間間隔を設ければ十分である。
【0048】
次にCPUは、座標入力・前回データの比較処理を行なう(ステップ53)。前回、タッチパネル入力プロセッサから得られた座標情報(この処理フローの繰り返しループにおける前回のループで得られた座標情報)と、今回得られた座標情報との間で差分を取り、タッチパネル上に置かれた指が前回と今回のサンプリング間隔の間に、どの方向にどれだけ移動したかを算出する。
【0049】
次にCPUは、ステップ得られた情報を基に、利用者が意図する操作の判断にかかる。
【0050】
まずタッチパネル上での位置移動が発生した否かを確認する(ステップ54)。タッチパネルに指が触れられていない場合も含め、位置移動が無ければ(ステップ54のNo分岐)、ステップ52の処理に分岐する。
【0051】
位置移動が存在すれば(ステップ54のYes分岐)、ステップ55において、上移動であるか判定し、上移動でなかれば、ステップ16において下移動であるかを判断する。
【0052】
そして、前回のみならず、それ以前のループの結果を含め、タッチパネル上での指移動が上向きであり、かつ、一定量以上の位置移動が得られれば、上移動動作が行われたものと判断し、ステップ60において上移動処理を実行する。
【0053】
またタッチパネル上での指移動が下向きであり、かつ、一定量以上の位置移動が得られれば、下移動動作が行われたものと判断し、ステップ59の下移動処理を実行する。
【0054】
ステップ60における上移動処理と、ステップ59における下移動処理は、具体的には、CPUで実行される制御ソフトウェア内の状態遷移と、表示部における表示の変更を意味する。
【0055】
ここで、下移動を検出した例として、黒丸が「表示」から「音」の位置に移動しており、下方向にタッチパネル上で移動情報を与え、これにより、利用者は、その操作によって、表示部上で黒丸を下げることが出来たという一種の達成感を与え(移動操作完了を利用者が確認できる)、表示上のフィードバックを与えている。
【0056】
ステップ60における上移動処理や、ステップ59における下移動処理を終えた後、再度、ステップ52の処理に戻り、タッチパネル入力の検出からの処理(ループ)を繰り返す。
【0057】
次にステップ57のダブルクリック処理について説明する。ダブルクリックとは、一定のタイムインターバルを経てタッチパネル上の同一点が押される動作を意味する。
【0058】
タッチパネルからの情報が得られるまでは、ステップ55の上移動とステップ56の下移動の判定までの処理と同じである。ステップ57では、かなり前のループまで遡り、タッチパネル上において、ある一定枠内で規定のタイムインターバルで指が置かれたことを検出する。例えば200〜600msecの間同じ範囲が押され、さらに200〜600msec間に入力が無く、さらに200〜600msecの間同じ範囲が押されたらダブルクリックと検出するという具合である。
【0059】
CPUはダブルクリックが検出されたらステップ58のダブルクリック処理を行う。
【0060】
上記した処理を、検出動作が想定される機能選択が終了するまで連続する。
【0061】
なお、上記実施例では、タッチパネルからの入力処理を制御するために専用のタッチパネル入力プロセッサを用いているが、携帯電話機が通常備えている、電源電圧検出のためのA/Dコンバータや、受信電界の電界レベル検出のためのA/Dコンバータを時間的に切り替えて、タッチパネルからの入力処理をA/D変換してもよい。
【0062】
また、上記実施例では、処理フローとして示した、情報の選択方法として、上移動や下移動方式を選択しているが、タッチパネル入力プロセッサのソフトウェア処理を変更することで、左右方向や、時計回りや逆時計回り方向の回転移動を検出して、選択するようにしてもよい。
【0063】
また、情報の確定方法として、ダブルクリック方式を選択しているが、タッチパネル入力プロセッサのソフトウェア処理を変更することで、上移動や下移動の入力後に一定時間入力が無かった場合に確定処理とする、横方向の移動を検出して確定処理する、もしくは確定処理を主操作部で入力する、等の構成としてもよいことは勿論である。
【0064】
また、抵抗膜方式のタッチパネルをアナログ入力方式としたが、タッチパネルを五番目状に分割したデジタル入力方式のタッチパネルで構成してもよい。この場合、タッチパネルからのインターフェースの本数は五番目状に分割したマトリックスの数、さらに必要であるが、検出回路に、A/Dコンバータは不要とされ、通常のポート入力によるデジタル論理検出を用いることができる。
【0065】
効果として、以上説明したように、下記記載の効果を奏する。
【0066】
第1の効果は、本体背面に操作部を備えたことにより、片手に持った状態で人差し指で簡単に選択を行うことが出来、操作性を向上するということである。すなわち、左右どちらの手で持っても人差し指で触れることが出来ることから、利き手を意識せず操作することが出来る。
【0067】
第2の効果は、デバイスが薄型の形状をしているため、実装設計上も他のデバイスとの位置的干渉を容易に回避でき、装置の小型化に貢献する、ということである。
【0068】
第3の効果は、機構部品が無いことから、耐久寿命が低い機械式スイッチと比較すると、より低い故障率、長寿命化、安定性を達成することが出来る、ということである。
【0069】
また、従来技術として、特開2000−201207号公報がある(特許文献2参照。)。
【0070】
これは、移動体通信端末装置に係り、より詳しくは、ケースの背面に配置される背面キーを備えたPHS電話機あるいは携帯電話機などの移動体通信端末装置に関する。
【0071】
ケース本体に耳を当てたまま通話中に音声品質調整を正確に、かつ容易に行うことができる操作性の良い移動体通信端末装置を提供する。
【0072】
機器の外装を形成したフロントケースを設け、このフロントケースと嵌合して機器の外装を形成するとともに背面に開口する開口部を形成したリアケースを設け、このフロントケースとリアケースとの内部に収納されてLCD、スピーカ、マイクなどの電子部品と電気的に接続または実装した回路基板を設け、このリアケースの開口部から突出するとともにケース内部の回路基板まで延在するように形成された背面キーを備え、機器の通話中にリアケースの背面から突出する背面キーにより音声品質調整機能を操作可能に設ける。
【0073】
近年、PHS(パーソナルハンディフォーンシステム)電話機、携帯電話機などの移動体通信端末装置には、種々の機能が付加されて多機能化されている一方、使用者が所定の機能を容易に且つ確実に操作して実行できるように様々な操作キーを配置して操作性を向上している。
【0074】
携帯電話機に種々の操作キーを配置した従来の移動体通信端末装置は、使用者が所定の機能を容易に且つ確実に実行できるように、ケースの操作面(前面)に種々の操作キーを配置している。この操作キーには、例えば、付加される機能に応じて所定の機能を割り当てて追加する追加キー、頻繁に使用する操作キーを目立つように大きく形成した拡大キー、及び一つの操作キーで複数の機能を実行できる多方向キーなどの様々な操作キーがある。この操作キーは、通常、使用者が容易に操作できるようにケースの操作面(前面)に配置されている。
【0075】
一方、このように操作面(前面)に種々の操作キーを配置した移動体通信端末装置とは別に、ケース本体の背面に操作キーを配置した従来の移動体通信端末装置がある。このような、従来技術としては、例えば、実開平4−96160号公報、実開平4−103054号公報、特開平7−111674号公報などに開示されている。
【0076】
この背面に操作キーを配置した従来の移動体通信端末装置は、例えば、コードレス電話機の子機において操作面を下部にして充電装置に設置した場合に背面に操作キーを設けているため、この背面に配置した操作キーにより所定の機能を操作することが可能になる。
【0077】
従来、このようにケース本体の背面に配置した背面キーには、例えば、通話の開始及び終了(オンフック及びオフフック)、通話音声の録音及び再生などの機能を割り当てて操作性を向上していた。
【0078】
ところで、このような移動体通信端末装置には、通話中に音声を調整(例えば、音量、エコーの調整)する操作キーを配置している。従来、このような音声品質調整用の操作キーとしては、前述した追加キー、拡大キー、及び多方向キーなどの操作キーを使用していた。
【0079】
しかしながら、このような音声品質調整用の操作キーでは、ケースの操作面(前面)側に配置されているため、例えば、通話中に通話音量の調整が必要になった場合、音量調整キーが使用者の顔側を向いているため、耳に当てたままでは音量調整キーを操作して調整することが困難であった。
【0080】
従って、通常は、一旦ケース本体を耳から離して胸元まで移動して使用者側に操作面を向けて音量調整キーを操作した後、再度、ケース本体を耳に当てる動作を行っていた。しかるに、上述した方法では、ケース本体が一旦耳から離れ、その間、相手側の話を聞き漏らしてしまうため、非常に不便であり、せっかく設けた音量調整キーも使われることが少なかった。また、ケース本体を耳に当てた状態で音量調整する場合、正確に希望の操作キーを押すことができず、他の操作キーを押して誤動作させてしまうという不具合があった。
【0081】
このような不具合を解決するため、音量調整キーをケース本体の側面に配置して操作性を向上させた従来の移動体通信端末装置がある。このように音量調整キーをケース本体の側面に配置した従来の移動体通信端末装置によると、通話中においてケース本体を耳から離す必要がないため、操作性がより向上する。
【0082】
しかし、このような音量調整キーをケース本体の側面に配置した従来の移動体通信端末装置では、音量調整キーを配置するケース内の設置スペースが狭いため、音量調整キーの大きさが小さくなってしまう。これにより音量調整キーは、使用者がケース本体を耳に当てたままでキー操作するには慣れが必要であり、容易に操作することは困難であった。
【0083】
このように、従来の移動体通信端末装置では、に示した追加キー、拡大キー、多方向キーなどの操作キーをケース本体の操作面に配置した場合、この操作キーを通話中に操作するためには一度ケース本体を使用者の耳から離して操作するため、通話の途中で耳からケース本体を離す動作、及び操作キーを探す動作などに時間がかかり操作性が悪くなるという不具合があった。
【0084】
また、使用者がケース本体を耳に当てた通話中の状態で操作すると、目的とは違う他の操作キーを押して誤動作させてしまうという不具合があった。また、追加キー、拡大キー、多方向キーなどの操作キーを複数配置すると、操作面に配置スペースが必要となり小型化、軽量化の妨げになるという不具合があった。
【0085】
また、従来の移動体通信端末装置では、ケース本体の側面に音量調整キーを配置した場合、ケース本体の側面に配置する配置スペースが狭いために音量調整キーの大きさが小さくなってしまう。
【0086】
これにより音量調整キーは、使用者がケース本体の操作面側を耳に当ててキー操作するためには慣れが必要があり、容易に操作することは困難であるという不具合があった。
【0087】
さらに、従来の移動体通信端末装置では、ケース本体の背面に配置した背面キーがあるが、この背面キーは通話の開始または終了、通話音声の録音または再生などの機能を実行するためのものであり、通話中の音声品質調整用に使用するものではなかった。
【0088】
このような課題を解決し、ケース本体に耳を当てたまま通話中に音声品質調整を正確に、かつ容易に行うことができる操作性の良い移動体通信端末装置を提供することを目的とする。
【0089】
上述の課題を解決するために、機器の外装を形成して背面に操作キー用の開口部を有したケースを設け、このケース内の回路基板に一端が配置されて他端が開口部に延在して突出する背面キーを備え、この背面キーにより機器の通話中に音声品質調整機能を操作可能に設ける。
【0090】
ここで、音声品質調整機能は、通話中に音量またはエコーキャンセラのいずれか一方または両方を調整することが好ましい。また、背面キーは、ケースの全長をtとしたとき、ケースの把持部の上部に位置する2t/4〜3t/4の範囲内に設けることが好ましい。
【0091】
また、背面キーは、シリコンゴムなどの軟質材からなりケースの内部で回路基板に形成された回路パターンを短絡する接点スイッチ、或いは、回路基板に設けた回路パターンを金属板バネにより短絡する板バネ接点スイッチのいずれかであることが好ましい。
【0092】
また、回路パターンは、複数の部品を実装したプリント基板、またはプリント基板に電気的に接続したフレキシブル基板のいずれかに形成することが好ましい。
【0093】
次に、移動体通信端末装置の実施の形態を詳細に説明する。携帯電話機に採用した移動体通信端末装置の第1の実施の形態は、携帯電話機の外装を形成するフロントケース及びリアケースを備え、このフロントケースの操作面(前面)に表示面を露出させて配置するLCDと、このLCDの下部に配置する操作キーと、この操作キーの下部に配置するマイクと、LCDの上部に配置するスピーカと、LCD、スピーカ、マイクを電気的に接続または実装した回路基板と、LCDを実装した回路基板の裏面に配置されて一端がリアケースに設けた開口部に突出する背面キーと、回路基板に電気的に接続されてフロントケースとリアケースとの一端から内部に伸縮可能に収納されるアンテナとを備えている。
【0094】
ここで、LCDは、フロントケースの操作面に所定の大きさの開口部を設けて表示内容を確認できるように露出させている。また、操作キーは、LCDと同様に、フロントケースの操作面に複数の開口部を設け、操作面に突出させて操作できるように配置されている。
【0095】
また、マイクは、集音穴をフロントケースの操作面に形成し、外部から発せられる音声を集音できるように配置されている。また、スピーカは、マイクと同様に放音穴をフロントケースの操作面に形成し、フロントケースの外側に音声が放音されるように設けられている。
【0096】
また、回路基板には、所定の回路パターンを形成し、回路構成を備えている。アンテナが接続される送受信回路部は、携帯電話機における送受信処理を、マイクロコンピュータを内蔵したCPUにより制御することで実行する回路である。
【0097】
すなわち、送受信回路部は、音声メッセージや文字メッセージまたは制御信号等を高周波により変調してアンテナより送出したり、アンテナより受信した音声メッセージや文字メッセージまたは制御信号等を復調してCPUに出力する。
【0098】
CPUは、ROMに記憶されたプログラムに従って、操作キーおよび送受信回路部からの制御信号により動作し、送受信回路部、LCDドライバおよび音声処理部を制御する。
【0099】
また、CPUは、RAMに接続され、ROMに記憶されたプログラムを実行するときにRAMをワークエリアとして使用する。
【0100】
LCDドライバは、CPUの制御に従ってLCDを駆動して表示を行う。すなわち、LCDドライバは、CPUからの制御信号に対応する文字パターン(英数字も含む)やアイコン(図形)パターンをフォントROMから読み出し、LCDに表示する。
【0101】
音声処理部は、スピーカおよびマイクに接続され、CPUから入力した音声信号を増幅してスピーカで出力したり、マイクで入力した音声信号を増幅してCPUに出力する処理を実行している。
【0102】
背面キーは、音声処理部に接続され、この音声処理部を制御して、通話中の音声品質を調整するものである。ここで、背面キーは、リアケース内の背面側に設けられ、且つ、リアケースの背面に開口部を2箇所設けて背面前方に突出させて操作できるように配置している。
【0103】
この際、背面キーは、リアケース背面の全長をtとして、t/2の位置から上端側に位置するt/4の範囲内、即ち、リアケースの下部から3t/4の位置近傍に配置することが好ましい。これは、リアケースの下部からt/2の位置までを使用者が把持し、指を伸ばした位置が、ほぼt/4の範囲内に位置するためである。従って、背面キー12は、好ましくは、リアケースの背面の全長をtとしたとき、2t/4(t/2)〜3t/4の範囲内に設けることが望ましい。
【0104】
また、背面キーは、シリコンゴムなどの軟質材からなり、リアケースの背面に突出する操作部と、この操作部から下部に傾斜して延在するスカート部とを各々2箇所一対に突出させて形成している。
【0105】
この背面キーは、スカート部の内部が空洞になっており、この空洞内の上端部には導電部材を装着している。この導電部材は、導電材からなり内部に電気が流れるように形成されている。
【0106】
また、このように形成された背面キーは、回路基板の上面に載置して使用される。ここで、回路基板の表面には、背面キーを載置した際に導電部材と近接するように接点パターンを形成している。
【0107】
この接点パターンは、回路基板の表面にお互いに対向するように配列させた一対の第1パターン及び第2パターンを形成している。また、回路基板は、第1パターンから第2パターンに電流が流れることにより携帯電話機の所定の機能を実行できるように形成されている。
【0108】
このように形成された第1の実施の形態による動作を詳細に説明する。使用者は、移動体通信端末装置を使用する場合、まず、リアケースの下部位置を把持して耳にスピーカ部を当てて通話を開始する。この際、背面キーには、例えば、音量またはエコーキャンセラなどの音声品質調整機能を割り当てている。これにより、使用者は、通話中でもリアケースの背面に設けた背面キーにより、音量またはエコーキャンセラなどの音声品質を調整することが可能になる。
【0109】
ここで、使用者が背面キーに指を伸ばして押し圧を加えると、スカート部が変形して導電部材が降下する。これにより、導電部材は、回路基板の第1パターンと第2パターンとに各々当接する。そして、回路基板では、導電部材が降下して第1パターンと第2パターンとに各々当接することで、短絡して第1パターンから導電部材を介して第2パターンに電流が流れ、移動体通信端末装置の所定の音声品質調整機能が実行される。また、背面キーに加えられた押し圧を解除すると、スカート部の復元力により元の状態に戻る。
【0110】
このように形成された第1の実施の形態によると、ケースの背面に音声品質を調整する背面キーを設けているため、通話中でも容易に使用者が片手で音量またはエコーキャンセラなどの音声品質調整を実行することが可能になる。
【0111】
また、背面キーは、特別な部品を使用することなく通常のに使われている操作キーを使用できるため、改造に必要なコストを低減することができる。
【0112】
次に、移動体通信端末装置の第2の実施の形態を詳細に説明する。これは携帯電話機に採用した移動体通信端末装置の第2の実施の形態である。ここで、第2の実施の形態では、回路基板からフレキシブル基板によりシールドの上面に接点部を設けたものであり、回路構成は第1の実施の形態と同様である。
【0113】
携帯電話機に採用した移動体通信端末装置の第2の実施の形態は、LCD及びスピーカ、マイクなどの電子部品を電気的に接続または実装した回路基板を設け、この回路基板に高周波回路部を密閉するシールドを設けている。また、回路基板には、コネクタを設け、このコネクタに接続されてシールドの上部に延在するフレキシブル基板を接続している。
【0114】
このフレキシブル基板には、所定の機能を実行するための接点スイッチとして板バネ接点部を設けてある。尚、この板バネ接点部については、通常用いられているキーパターン構造(ゴム接点スイッチ構造)であってもよいし、ダイヤグラム構造(板バネ接点スイッチ構造)をとってもよいことは言うまでもない。
【0115】
また、このような回路基板は、第1の実施の形態と同様に、フロントケース及びリアケースの内部に収納される。また、リアケースには、第1の実施の形態と異なり、背面に2箇所対向するように開口した開口部が形成されている。この開口部は、背面キーと同様に、リアケースの背面の全長をtとしたとき、2t/4(t/2)〜3t/4の範囲内に配置されるように設けることが望ましい。また、開口部には、リアケースの内部から突出するように背面キーが装着されている。
【0116】
ここで、背面キーは、支点部を中心として両側に所定の角度で傾斜して延在するように形成し、この延在する両側に各々突出する凸部を形成している。また、背面キーの凸部は、フレキシブル基板に設けた板バネ接点部に近接するように配置されている。従って、背面キーは、フレキシブル基板の上面で支点部を中心として傾き、板バネ接点部に凸部が押し圧を加えるように形成されている。
【0117】
また、板バネ接点部は、フレキシブル基板の表面に形成されており、このフレキシブル基板の表面に円形状に形成された第2パターンと、この第2パターンを囲むように円環状に形成された第1パターンと、この第1パターンに電気的に接続されて弾性を備える略半球状に形成した板バネとにより形成されている。
【0118】
そして、フレキシブル基板は、第1パターンから第2パターンに電流が流れることにより携帯電話機の所定の機能を実行できるように形成されている。従って、板バネ接点部は、凸部を降下させて押し圧を加えることにより、板バネが変形して第2パターンに当接する。
【0119】
これにより、フレキシブル基板は、第1パターンから板バネを介して第2パターンに電流が流れて携帯電話機の所定の機能を実行するように設けてある。
【0120】
このように形成された第2の実施の形態による動作を詳細に説明する。まず、使用者は、第1の実施の形態と同様に、リアケースの下部位置を把持して耳にズピーカ部を当てて通話を開始する。この際、背面キーには、例えば、音量またはエコーキャンセラなどの音声品質調整機能を割り当てている。これにより、使用者は、通話中でもリアケースの背面に設けた背面キーにより、音量またはエコーキャンセラなどの音声品質を調整することが可能になる。
【0121】
ここで、背面キーは、押し圧を加えることにより、支点部を中心として傾き、凸部が降下して板バネ接点部に押し圧を加える。この際、板バネ接点部は、凸部の降下動作により、板バネが変形して第2パターンに当接する。このように、凸部が降下して板バネを第2パターンに当接させると、第1パターンから板バネを介して第2パターンに電流が流れて携帯電話機の所定の機能が実行される。
【0122】
そして、押し圧を解除すると背面キーは、板バネの弾性力により押し上げれて元の状態に戻る。
【0123】
このように形成された第2の実施の形態によると、回路基板の背面にシールドを設けていてもフレキシブル基板により背面キーを配置できるため、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、板バネ接点部を設けているため、一定の操作荷重により操作可能になり、第1の実施の形態に比べて操作感を向上することができる。
【0124】
次に、移動体通信端末装置の第3の実施の形態を詳細に説明する。ここで、第3の実施の形態は、第1の実施の形態で回路基板に形成した第1及び第2パターンを板バネ接点部にしたものであり、回路構成は第1の実施の形態と同様である。従って、重複する回路構成の説明は省略する。
【0125】
携帯電話機に採用した移動体通信端末装置の第3の実施の形態は、第1の実施の形態と同様に、LCD及びスピーカ、マイクなどの電子部品を電気的に接続または実装した回路基板を設け、この回路基板をフロントケース及びリアケースの内部に収納している。また、リアケースには、第1の実施の形態とは異なり、背面キーを90°回転させて全長tの方向に延在するように2箇所開口した開口部が形成されている。この開口部は、背面キーのように、リアケースの背面の全長をtとしたとき、2t/4(t/2)〜3t/4の範囲内に位置するように設けることが望ましい。また、開口部には、リアケースの内部から突出するように背面キーが装着されている。
【0126】
背面キーは、第1の実施の形態と同様に、シリコンゴムなどの軟質材からなり、リアケースの開口部を介して突出する操作部と、この操作部から下部に傾斜して延在するスカート部とを備え、この操作部とスカート部とを各々2箇所一対に突出させて一体に形成している。
【0127】
また、背面キーは、第1の実施の形態とは異なり、スカート部内側の空洞内に突出する凸部を一体に形成している。そして、この凸部の下端には、回路基板に設けた板バネ接点部が配置されている。
【0128】
ここで、板バネ接点部は、第1の実施の形態の板バネ接点部と同様のものであり、重複する説明は省略する。
【0129】
このように形成された第3の実施の形態による動作を詳細に説明する。まず、使用者は、第1の実施の形態と同様に、リアケースの下部位置を把持して耳にズピーカ部を当てて通話を開始する。この際、背面キーには、例えば、音量またはエコーキャンセラなどの音声品質調整機能を割り当てている。これにより、使用者は、通話中でもリアケースの背面に設けた背面キーにより、音量またはエコーキャンセラなどの音声品質を調整することが可能になる。
【0130】
ここで、背面キーは、押し圧を加えることにより、スカート部が変形して凸部が降下する。これにより凸部は、第2の実施の形態と同様に、板バネ接点部に押し圧を加えて板バネを変形させて第2パターンに当接させる。これにより、回路基板では、第1パターンから板バネを介して第2パターンに電流が流れて携帯電話機の所定の機能が実行される。
【0131】
そして、押し圧を解除すると背面キーは、板バネの弾性力及びスカート部の復元力により押し上げれて元の状態に戻る。
【0132】
このように形成された第3の実施の形態によると、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができるとともに、板バネの弾性力及びスカート部の復元力により、第2の実施の形態に比べて、より効果的な操作感を得ることが可能になる。
【0133】
以上、移動体通信端末装置の実施の形態を詳細に説明したが、前述の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、携帯電話機に採用した移動体通信端末装置の実施の形態を説明したが、これに限定されるものではなく、PHS電話機、トランシーバなどの移動体通信端末にも採用することが可能である。
【0134】
効果として、このようにこの移動体通信端末装置によれば、機器本体を把持する背面において指が当たる所定の位置(2t/4〜3t/4)に背面キーを配置しているため、操作に慣れる必要がなく簡単に取り扱うことができ、電話中でも耳から携帯電話機を離さずにキー操作ができる操作性の良い操作キーを得ることができる。
【0135】
また、機器本体の背面には、アンテナまたはバッテリー蓋などの突起以外は配置されておらず、操作キーを操作面または側面に配置するのに比べて大きな操作キーを配置できるため、目的とは違う他の操作キーを押して誤動作させてしまうことを防止できる。
【0136】
また、従来技術として、特開2000−236378号公報がある(特許文献3参照。)。
【0137】
これは、携帯電話装置に関し、特に受話器の裏側のケース面に携帯電話の機能に関係する操作を通話中に行なえる背面キーを設けるよう構成したものである。
【0138】
受話器の裏側のケース面に携帯電話の機能に関係する操作を通話中に行なえる背面キーを設けて通話中に操作することができるようにした携帯電話装置を提供する。
【0139】
上ケースと下ケースとより形成された筺体内には、ホイップアンテナ、内蔵アンテナ、音声を出力する受話器、文字や記号等を表示する表示部、通話中に操作される背面キー、ダイアフラムスイッチを備える可撓性基板、本体プリント基板、受信回路部や無線回路部をシールドするシールドケースなどが収容されている。そして、通話中に例えば通話内容を残したいと欲した場合には、背面キーを指で操作する。これにより、ダイアフラムスイッチがオンして録音機構を働かすことができる。
【0140】
[請求項1] 受話器の裏側のケース面に携帯電話の機能に関係する操作を通話中に行なえる背面キーを設けたことを特徴とする携帯電話装置。
【0141】
[請求項2] 前記背面キーは、通話中に操作されて通話内容の録音を開始するもの、或いは録音された通話内容の再生を開始するものであることを特徴とする請求項1記載の携帯電話装置。
【0142】
[請求項3] 前記背面キーは、シールドケースの背面に設けられたダイアフラムと当接するようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯電話装置。
【0143】
[請求項4] 前記ダイアフラムと接触してスイッチを構成するダイアフラムスイッチを備える可撓性基板を前記シールドケースに装着したことを特徴とする請求項3記載の携帯電話装置。
【0144】
従来、例えば特開平3−42997号公報に記載されるコードレス電話装置においては、遠隔制御用の操作部をハンドセットの電話操作部とは異なる位置に設けて、他の電子機器を遠隔制御するものが開示されている。
【0145】
このコードレス電話装置においては、ハンドセットの電話操作部以外に、これと機能的に異なる遠隔制御用操作部を同一筺体内に装備したものであり、これにより遠隔制御のための専用のコントローラを設けないようにしたものである。
【0146】
また、従来、例えば特開平5−236075号公報に記載される電話装置においては、受話器の中の、手で握り操作し易い箇所(具体的には受話器の横部分)に設けられたメモ用スイッチを使用して、通話中のメモとして記録しておきたいと思う部分を記録するものが開示されている。
【0147】
上記従来の通話内容のメモが可能なハンドセット電話機の回路構成を示す。メモスイッチは、受話器の中の、手で握り操作し易い箇所(具体的には受話器の横部分)に設置され、通話中のメモとして記録しておきたいと思う部分を記録するために操作され、音声記録部に記録する。
【0148】
また、再生スイッチは、記録した内容を再生して受話器から聞くために設置されている。また、必要により、再生された音声を音声文字変換回路で文字に変換し、その変換された文字を表示部に表示するものである。
【0149】
ところで最近の携帯電話機は小型化、軽量化しており、上記コードレス電話装置では実現できた、電話装置とは無関係な遠隔制御操作部を設けようとしても、筺体内に収容するスペース的余裕はなく、携帯電話機のスペースファクタを考慮してどのようにして電話装置に関連する機能を追加するかがおおきな課題であった。
【0150】
また、携帯電話機は小型化、軽量化しているので、操作は指であてがう程度であり、上記ハンドセット電話機のように、手で握り操作し易い箇所(具体的には受話器の横部分)に、メモ用スイッチと再生用スイッチの2つのスイッチを設けるにもスペース的余裕がないという課題があった。
【0151】
そこで、受話器の裏側のケース面に携帯電話の機能に関係する操作を通話中に行なえる背面キーを設けて通話中に操作することができるようにした携帯電話装置を提供することを目的とする。
【0152】
上記目的を達成するために、この第1の携帯電話装置は、受話器の裏側のケース面に携帯電話の機能に関係する操作を通話中に行なえる背面キーを設けたことを特徴とするものである。
【0153】
従って、この第1の携帯電話装置によれば、携帯電話の機能に関係する操作を通話中に行なうことができる。
【0154】
また、第2の携帯電話装置は、第1の携帯電話装置において、前記背面キーは、通話中に操作されて通話内容の録音を開始するもの、或いは録音された通話内容の再生を開始するものであることを特徴とする。
【0155】
従って、この第2の携帯電話装置によれば、通話中に操作して通話内容の録音を開始する、或いは録音された通話内容の再生を開始することができる。
【0156】
また、第3の携帯電話装置は、第1の携帯電話装置において、前記背面キーは、シールドケースの背面に設けられたダイアフラムと当接するようにしたことを特徴とする。
【0157】
従って、この第3の携帯電話装置によれば、ダイアフラムと当接することにより背面キーの脱落を防止することができる。
【0158】
また、第4の携帯電話装置は、第3の携帯電話装置において、前記ダイアフラムと接触してスイッチを構成するダイアフラムスイッチを備える可撓性基板を前記シールドケースに装着したことを特徴とする。
【0159】
従って、この第4の携帯電話装置によれば、シールドケースにダイアフラムスイッチを備える可撓性基板を装着することができる。
【0160】
この第1の携帯電話装置は、受話器の裏側のケース面に携帯電話の機能に関係する操作を通話中に行なえる背面キーを設けたことを特徴とする携帯電話装置としたものであり、携帯電話の機能に関係する操作を通話中に行なうことができるという作用を有する。
【0161】
また、この第2の携帯電話装置は、前記背面キーは、通話中に操作されて通話内容の録音を開始するもの、或いは録音された通話内容の再生を開始するものであることを特徴とする第1の携帯電話装置としたものであり、通話中に操作して通話内容の録音を開始する、或いは録音された通話内容の再生を開始することができるという作用を有する。
【0162】
また、この第3の携帯電話装置は、前記背面キーは、シールドケースの背面に設けられたダイアフラムと当接するようにしたことを特徴とする第1の携帯電話装置としたものであり、ダイアフラムと当接することにより背面キーの脱落を防止することができるという作用を有する。
【0163】
また、この第4の携帯電話装置は、前記ダイアフラムと接触してスイッチを構成するダイアフラムスイッチを備える可撓性基板を前記シールドケースに装着したことを特徴とする第3の携帯電話装置としたものであり、シールドケースにダイアフラムスイッチを備える可撓性基板を装着することができるという作用を有する。
【0164】
以下、実施の形態について、説明する。上ケースと下ケースとより形成された筺体内には、ホイップアンテナ、内蔵アンテナ、音声を出力する受話器、文字や記号等を表示する表示部、通話中に操作される背面キー、ダイアフラムスイッチを備える可撓性基板、プリント基板、受信回路部や無線回路部をシールドするシールドケースなどが収容されている。
【0165】
上ケースには、受話器(レシーバ)より発生した音声を筺体外に導く音孔が設けられ、また、表示部に透明窓が設けられ、使用者によって表示部に表示される文字、記号等が認識、判読されるようになっている。
【0166】
プリント基板の裏面には電圧で発振周波数を制御する発振器(VCO)や複数の抵抗、コンデンサなどが実装され、ローノイズアンプやファーストミキサなどから受信回路部が形成され、また、周波数を安定制御する温度補償型水晶発振器(TCXO)や複数の抵抗、コンデンサなどが表面実装されて無線回路部が形成されている。これら受信回路部や無線回路部は外部からの電磁波の侵入を防止する樹脂製のシールドケースが装着されて覆われている。
【0167】
シールドケースはアクリロニトリル・ブタジエン・スチレンなどの樹脂材料で形成され、表面には無電解銅めっきが施されることにより電磁波の通過を阻止され、さらにその表面には無電解ニッケルめっきが施されて無電解銅めっきの防錆処理がなされている。
【0168】
また、シールドケースの内側で背面キーの反対側には、プリント基板と当接するリブが立設しており、背面キーを指で押してもシールドケースが変形するのを防止する。
【0169】
次に背面キーおよびダイアフラムの構成について説明する。背面キーを操作する前では、背面キーはダイアフラムと当接しており、ダイアフラムから押圧力を受けて下ケースと背面キーは密着している。また、ダイアフラムを支える可撓性基板には第1の信号パターンと、第2の信号パターンが設けられている。
【0170】
これに対して、操作後においては、ダイアフラムは背面キーにより押圧されて中央部が撓み、その中央部が第2の信号パターンと接触するようになり、スイッチ動作が行なわれる。
【0171】
第第1の信号パターンはドーナッツ型のパターンを有し、第2の信号パターンはその中央にスルーホールを備える円形のパターンを有している。
【0172】
可撓性基板は、下から順に、カバーフィルム、第2の信号パターンとスルーホールで結ばれる銅パターン、ベースフィルム、第1の信号パターンを形成する銅パターン、さらにダイアフラムを円形に取り囲む絶縁体(例えばポリイミド)からなるカバーフィルムから構成されている。
【0173】
なお、ダイアフラム側と反対方向の可撓性基板の端部において、コネクタに接続される導電性パターンがカバーフィルムに設けられており、これによりプリント基板と電気的な接続がなされるようになっている。
【0174】
次に背面キーおよびダイアフラムの動作について説明する。背面キーが押されるものとすると、ダイアフラム中央部が弾性変形する。第1と第2の信号パターンがダイアフラム(金属)を介して短絡される。これにより、スイッチがオンの状態となる。
【0175】
スイッチをオフすれば、ダイアフラムの弾性力により元の状態に復帰し、すなわち、背面キー操作待ちの状態となる。
【0176】
上記のように構成された携帯電話装置の使用例において、使用者は携帯電話装置を従前の例に倣って使用するものの、通話中に例えば通話内容を残したいと欲した場合には、背面キーを指で操作する。これにより、ダイアフラムスイッチがオンして録音機構を働かすことができる。
【0177】
この場合において、上記したように携帯電話機の筺体内にはメカニカルな録音機構を設置するスペース的な余裕がないことから、電子的な録音機構、例えばICメモリを使用する等の方法により通話内容を録音するようにする。
【0178】
このように、背面キーを受話器とは反対面に設けてあり、さらに受信専用の内蔵アンテナと重畳させず、プリント基板の裏面に形成された無線部を覆うシールドケースの上にダイアフラムスイッチを設け、筺体の外側よりこのダイアフラムスイッチを操作できるようにしているものである。
【0179】
このダイアフラムスイッチは背面キーを操作することにより受話器側に向かって可動するものであり、電話機に対しては受話器が使用する人の耳に対して押し付けられる方向に力が作用するようになっている。従って、会話中に受話器が耳から外れて聞き取れなくなるといった事態の回避が図られるようになっている。
【0180】
また、同じく受話器の背面には本体に電源を供給する電池部が設けられ、この裏面には機器を操作するキーが無いため、使用中に誤って操作されないようになっているため、一般にこの電池部が握られる。そして、前述の機能を操作しようとした場合は人指し指を伸ばし、背面キー7を操作できるようになっている。
【0181】
また、前述したように内蔵アンテナと重畳しないようになっているため、背面キーを操作しても操作する指が内蔵アンテナを覆うことがないがないので、受信感度を劣化させることはない。
【0182】
すなわち、内蔵アンテナを指で覆うと、人体は接地されているので、グランドで覆うことになるため、受信感度の劣化を招いてしまうので、そのような事態が起こらないようにしてある。
【0183】
また、背面キーだけで、すなわち、同一のキーで会話の録音を開始する機能と、録音された会話の再生を開始する機能とを有し、音声録音部に会話が録音されていれば、背面キーを押すことにより録音された会話内容が再生され、音声録音部に会話が録音されいなければ、背面キーを押すことにより会話が録音されるようになっている。
【0184】
効果として、上記の説明から明らかなようにこの携帯電話装置は、受話器の裏側のケース面に携帯電話の機能に関係する操作を通話中に行なえる背面キーを設けたものであり、携帯電話の機能に関係する操作を通話中に行なうことができるという効果を有する。
【0185】
また、この携帯電話装置は、前記携帯電話装置において、前記背面キーは、通話中に操作されて通話内容の録音を開始するもの、或いは録音された通話内容の再生を開始するものであり、通話中に操作して通話内容の録音を開始する、或いは録音された通話内容の再生を開始することができるという効果を有する。
【0186】
また、この携帯電話装置は、前記携帯電話装置において、前記背面キーは、シールドケースの背面に設けられたダイアフラムと当接するようにしたものであり、ダイアフラムと当接することにより背面キーの脱落を防止することができるという効果を有する。
【0187】
また、この携帯電話装置は、前記携帯電話装置において、前記ダイアフラムと接触してスイッチを構成するダイヤフラムスイッチを備える可撓性基板を前記シールドケースに装着したものであり、シールドケースにダイアフラムスイッチを備える可撓性基板を装着することができるという効果を有する。
【0188】
また、この種の機器は電磁シールドを必要とする回路部が設けられるが、この実施の形態のように回路部を覆うシールドケースの上に操作を行なうキーやスイッチを設けたので、実装面積を少なくすることなく、また、装置を大型にせずに通話中に操作可能な機能を有するキー、スイッチを設けることができるという効果を有する。
【0189】
また、従来技術として、特開2000−349897号公報がある(特許文献4参照。)。
【0190】
これは、イヤーホーン形無線電話機システムに係り、より詳細には、電話機の本体と送受話器及び自動ダイアリング装置が各々分離されて、本体にはダイアリングのためのキーパットを構成し、送受話器はマイクとアンテナ及びスピーカーを持つイヤーホーン形態から構成し、自動ダイアリング装置にはダイアリングのためのキーパットを構成することにより、携帯が容易であり、使用者が一層自由に動作しながらも通話が可能にしたイヤーホーン形無線電話機システムに関するものである。
【0191】
また、本発明は送受話器から延長されてマイクを支持する延長捧内にアンテナと音声信号を誘導する音声誘導管を内装して音声信号の受信及び誘導の効率を向上させたイヤーホーン形無線電話機システムに関するものである。
【0192】
使用者の活動領域を制限せず、通話中にも他の作業を便利に実行でき、使用者が本体と離隔されている場合にもダイアリングが容易であり、音声信号の伝達効率を向上させるとともに、同一の長さに対して送受信率が高い音声信号が得られるイヤーホーン形無線電話機システムを提供する。
【0193】
電話機の本体と送受話器及び自動ダイアリング装置が各々分離されて、本体にはダイアリングのためのキーパットを構成し、送受話器はマイクとアンテナ及びスピーカーを持つイヤーホーン形態から構成し、自動ダイアリング装置にはダイアリングのためのキーパットを構成して、送受話器から延長されてマイクを支持する延長捧内にアンテナと音声信号を誘導する音声誘導管を内装する。
【0194】
従来の技術として、電話機は遠距離にいる使用者間の意思伝達のための代表的な手段である。最近、使用者の便宜性を追求するため電話は有線方式から無線方式に発展して、無線方式を利用した一般電話機と携帯用電話機が広く普及されている実情である。
【0195】
従来の無線電話機は、送受話器を片手で支持したまま通話しなければならないため家庭又は事務室で業務を実行する中で電話通話をする時には行動の制約を受ける。特に、走行中である車輌内で運転者が通話する場合、走行中である車輌を停車してから通話する必要があり、運転者が運転しながら通話する場合は安全性に問題があった。さらに、ヨーロッパの特定国では走行中である車輌内で運転者が携帯電話を使用することを法律的に制限している実情である。
【0196】
このような不便さを解消するため従来には無線ハンドフリー(hand free)電話機が提示された。無線ハンドフリー電話機を車輌に装着する場合、電話機に有線で接続されるマイク及びスピーカーを車輌内部の所定の位置に設置して、使用者が電話機の通話ボタンを押すと相手方と通話できるように構成される。
【0197】
一方、携帯用無線ハンドフリー電話機は使用者が電話機を腰ベルトに装着して有線イヤーホーンを電話機に接続して使用することにより通話内容の保安を維持した。
【0198】
しかし、従来の車輌用無線ハンドフリー電話機は使用者の通話内容が外部に露出されているため保安上問題点があった。
【0199】
また、携帯用無線ハンドフリー電話機は使用者が電話機を常に携帯しなければならない不便さがあった。
【0200】
また、従来の車輌用及び携帯用無線ハンドフリー電話機はイヤーホーンあるいはマイク及びスピーカーが電話機に有線で接続されるため使用者の活動領域が制限される。特に、通話中に他の業務を実行する場合、電話機から導出された有線により業務に妨害を受けた。
【0201】
したがって、このような問題点に着眼して案出されたもので、第1目的は、マイクとスピーカー及びアンテナを一体化して送受話器をイヤーホーン形態で構成し、送受話器と電話機本体を無線で分離して、電話機本体にはダイアリングのためのキーパットを設置することにより、使用者の活動領域を制限せず、使用が便利なイヤーホーン形無線電話機システムを提供することにある。
【0202】
第2目的は、別の自動ダイアリング装置を通してダイアリングを可能にすることにより、使用者が本体と離隔されている場合にもダイアリングが容易に実行できるイヤーホーン形無線電話機システムを提供することにある。
【0203】
また、第3目的は、音声信号が入力される延長捧の内部に音声誘導管を内装して、外部の雑音に強力に対応することによって、音声信号の伝達効率を向上させるとともに、同一の長さに対して送受信率が高い音声信号が得られるアンテナの構造を持つ送受話器を含むイヤーホーン形無線電話機システムを提供することにある。
【0204】
前記の目的を達成するため、局線に接続された本体と、前記本体と無線通信が可能に構成された送受話器とを含むイヤーホーン形無線電話機システムにおいて、前記送受話器は通話情報を前記本体と送受信する送受信用アンテナと、前記送受話器用アンテナを通して伝送された音声信号の中で受信しようとする受信音声信号の帯域だけをフィルタリングする受信周波数帯域フィルタと、前記受信周波数帯域フィルタによりフィルタリングされた所定周波数帯域の前記受信音声信号を使用者が認識できる所定の大きさで増幅する受信増幅器と、前記受信増幅器で増幅された前記受信音声信号を使用者が識別できる音声に変換するスピーカーと、使用者により発声された音声を電気的な送信音声信号に変換するマイクと、前記マイクを通して入力された前記送信音声信号を所定の大きさで増幅する送信増幅器と、前記送信増幅器で増幅された前記送信音声信号を前記受信周波数帯域フィルタのフィルタリング帯域と異なる帯域に変換すると同時に、スプリアスを防止するアンテナ整合フィルタと、前記送信音声信号と前記受信音声信号の干渉を防止する干渉防止フィルタと、使用者により操作可能な通話スイッチと、前記通話スイッチのスイッチング状態によってフック−オン信号を発生するフック−オン信号発生部と、前記通話スイッチのスイッチング状態によって前記フック−オン信号発生部と前記各構成部に選択的に駆動電源を供給するバッテリーとを含み、前記本体は多数個の数字ボタンと通話に関連された機能キーが配列されたキーパットと、通話情報を前記送受話器と送受信する本体用アンテナと、前記フック−オン信号の供給状態が遮断されることによってフック−オフ状態を判断して初期化されて、前記キーパットから入力された情報を分析して処理して、電源接続端子を通して供給された駆動電源が前記本体内の各構成部に供給されることを制御すると同時に、前記本体内の各構成部が電話機能を実行するように制御する制御部と、前記局線とのインピーダンスを整合させて電話使用を可能にする局線整合部と、前記局線整合部により受信された音声信号を増幅して増幅された前記音声信号を前記本体用アンテナを通して前記送受話器に伝送して、前記送受話器から受信された前記送信音声信号を増幅した後、前記局線整合部に出力する通話回路部と、前記キーパットから提供されるキー入力信号をDTMF信号に変調してダイアリングする第1DTMF信号発生部とを含む。
【0205】
また、前記送受話器を通して電話番号をダイアリングする自動ダイアリング装置をさらに含み、前記自動ダイアリング装置は、多数個の数字ボタンと少なくともダイアリングボタン及びメモリボタンが配列された第2キーパットと、少なくとも一つ以上の電話番号情報が貯蔵されて使用者が入力した前記電話番号情報を一時貯蔵するメモリと、前記第2キーパットの入力状態によって前記メモリに貯蔵された電話番号情報を検出する中央処理装置と、前記中央処理装置から検出された前記電話番号情報に対応するDTMF信号を発生する第2DTMF信号発生部と、前記第2DTMF信号発生部から発生した前記DTMF信号を音声で出力するスピーカーとを含む。
【0206】
前記中央処理装置は、前記自動ダイアリング装置内の前記ダイアリングボタンが入力されることによって前記メモリに一時貯蔵された前記電話番号情報を検出して、前記自動ダイアリング装置内の前記メモリボタンと前記数字ボタンが順次的に入力されることによって入力された前記数字ボタンに一対一に対応して前記メモリに貯蔵された前記電話番号情報を検出する。
【0207】
ここで、イヤーホーン形無線電話機システムは、本体の所定の位置に形成されて、送受話器と本体が結合されることによって電源接続端子から供給される駆動電源を送受話器に伝達する第1バッテリー充電端子と、第1バッテリー充電端子に対向する地点に形成され、本体と送受話器が結合されることによって第1バッテリー充電端子から伝達された駆動電源をバッテリーに供給してバッテリーを充電させる第2バッテリー充電端子とをさらに含む。
【0208】
また、本体は、本体の動作状態を表示するための少なくとも一つ以上の発光素子から構成された表示部をさらに含み、表示部は少なくとも通話機能とダイアリング機能及び充電機能を表示する発光素子を含む。
【0209】
他の特徴によると、局線に接続されて通話回路が内装された本体と、前記本体と無線通信が可能に構成されてマイクとスピーカー及びバッテリーが内装された送受話器とを含むイヤーホーン形無線電話機システムにおいて、前記送受話器は、前記スピーカーが内装されるように基本フレームの背面から突出形成されたスピーカー収納部と、前記バッテリーが内装されるように前記基本フレームの正面から突出形成されたバッテリー収納部と、前記送受話器を使用者の耳に着用した時に前記送受話器をかけて支持するように前記基本フレームから延長突出された支持部と、前記送受話器を使用者の耳に着用した時に使用者の口が位置した方向に延長された延長捧と、前記延長捧の終端に設置されたマイクと、前記バッテリー収納部に隣接した位置に使用者が操作可能に設置された通話スイッチとを含み、前記本体は、前記送受話器が収納されるように前記本体の平面の所定の位置に前記送受話器の形状に対応するように加工された収納溝が形成されて、0〜9の数字ボタンと*ボタンと#ボタン及び通話に関連された各種機能ボタンが配列されたキーパットと、前記本体の側面の所定の位置に前記送受話器と無線で通信が可能に設置された本体用アンテナと、局線に接続される局線接続端子と、前記本体に駆動電源を供給する電源接続端子とを含む。
【0210】
前記送受話器を通して電話番号をダイアリングする自動ダイアリング装置をさらに含み、前記自動ダイアリング装置は、少なくとも0〜9の数字ボタンと*ボタンと#ボタンとダイアリングボタン及びメモリボタンが配列された第2キーパットと、前記キーパットの入力状態に対応して所定の発信音を出力するスピーカーとを含む。
【0211】
前記送受話器が前記本体に収納された時、前記バッテリーを充電させるための前記駆動電源を前記本体から供給を受けるように前記スピーカー収納部から隣接した位置に形成された第3バッテリー充電端子と、前記送受話器が前記本体に収納された時、前記第3バッテリー充電端子に対応する前記本体の所定の位置に形成されて前記駆動電源を前記第3バッテリー充電端子に提供する第4バッテリー充電端子とをさらに含む。
【0212】
前記本体は、前記本体の動作状態を表示するための少なくとも一つ以上の発光素子から構成された表示部をさらに含み、前記表示部は、少なくとも通話機能とダイアリング機能及び充電機能を表示する発光素子を含む。
【0213】
ここで、延長捧は、マイクと基本フレーム内の通話回路を電気的に連結するマイク線と、送受話器と本体が相互無線通信が可能に電話情報を送受信するアンテナとを含む。
【0214】
また、延長捧は、その終端に設置されて使用者が発声した音声を集める集音部と、集音部で集音された音声を送受話器内のマイクに伝達する音声誘導管と、本体と音声信号が送受信できるように送受話器内の受信周波数帯域フィルタに接続されて、音声誘導管の外部に配置されたアンテナと、集音部と音声誘導管及びアンテナを被覆して外部の衝撃から集音部と音声誘導管及びアンテナを保護する緩衝保護管とを含む。
【0215】
また、音声誘導管は、アンテナとの干渉を防止するようにその材質を不導体として、好ましくは、その材質はPVCである。
【0216】
また、音声誘導管は、音声の誘導効率を向上させるようにその内面と外面の中で少なくとも一つ以上の面に所定の金属で鍍金加工されて、好ましくは、所定金属は金又は銀の中でいずれかの一つである。
【0217】
好ましくは、アンテナはコイル形態からなって、音声誘導管が外周面に沿って螺旋形態で多数回捲線される。
【0218】
また、本体は、送受話器が本体の収納溝に収納された時に送受話器が離脱することを防止するように収納溝の所定の位置に付着された固定部材をさらに含み、この時、固定部材は、送受話器の第3バッテリー充電端子から隣接された位置に設置された金属部材と、金属部材に対向する位置に付着された磁石とを含む。
【0219】
効果として、以上のように本発明によると、音声誘導管を通して使用者の音声をマイクまで誘導することにより外部の雑音に強力に対応して音声信号の伝達効率が向上されて、コイル形状のアンテナが音声誘導管の外部に多数回捲線された形態になっているため同一な長さに対する音声信号の高い送受信率が得られる。
【0220】
また、携帯用自動ダイアリング装置を使用してダイアリングできるため、使用者が本体から離隔されている場合にも容易にダイアリングできることにより使用者の行動領域が制限されず、通話中にも他の作業を便利に実行できる。
【0221】
また、イヤーホーン形無線電話機システムを車輌に適用した場合、使用者の通話内容が外部に露出されないため保安上の利点があり、送受話器と受話器及び通話ボタンがイヤーホーン形態の送受話器に一体形で構成されているため構成が簡単で携帯が便利である。
【0222】
また、従来技術として、特開2001−119467号公報がある(特許文献5参照。)。
【0223】
これは、ワンタッチダイヤル機能を有する携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)端末などの携帯電話装置に関するものである。
【0224】
予め登録した少数の相手先の中から所望の相手先に対して、簡単な操作で確実に発信操作ができるようにした携帯電話装置を提供する。
【0225】
スライドカバーには裏面に磁石が設けられており、スライドカバーの外表面に、通話開始キー、通話終了キー、が左右に1個づつ、その下の列にワンタツチダイヤルキーが3つ並べて配置してあり、その下には留守番電話セットキーが配置してある。
【0226】
これらスライドカバーの外表面に設けられたキーはスライドカバーを閉じた状態、すなわちリードスイツチの上に磁石が重なりリードスイッチがオンになって、電気的にもカバーが閉じた状態で、カバーの外表面から直下の本体筐体の上のテンキーボタン等を押圧することにより、それぞれ通話開始、通話終了、ワンタツチダイヤル、あるいは留守番電話セットの動作指示を制御部に伝えるようにしている。
【0227】
従来の携帯電話機やPHS端末などの携帯電話装置では、予め内蔵している記憶装置の電子電話帳に相手先電話番号を登録しておいて、所望の相手先の電話番号をスクロールキーで検索して発呼するようにしていた。
【0228】
最近、携帯電話機やPHS端末などの携帯電話装置が広範囲の需要者層に普及してきているが、小学校低学年の児童についても保護者との緊急連絡あるいは防犯のために、児童と保護者間、児童と学校間、あるいは児童と祖父母等の近在の親戚間など少数の特定の相手先との連絡が携帯電話装置で簡単にできると便利である。また高齢者にとっても同様に、少数の特定の相手先との連絡が携帯電話装置で簡単にできると便利である。
【0229】
これは、予め登録した少数の相手先の中から所望の相手先に対して、簡単な操作で確実に発信操作ができるようにした携帯電話装置を提供することを目的とする。
【0230】
第1の携帯電話装置は、二以上のワンタッチダイヤルキーのいずれか一つのワンタッチダイヤルキーを一定時間以上押し続けることによって、押されたワンタッチダイヤルキーについて予め登録されている電話番号の相手先に発呼するようにしたものである。この構成により、予め登録してある相手先に簡単な操作で発呼することができる。
また、第2の携帯電話装置は、ワンタッチダイヤルキーを筐体に対して開閉可能なカバーの外表面に設け、前記カバーが閉じているときに前記ワンタッチダイヤルキーを操作することにより、予め登録している電話番号の相手先に発呼するようにしたものである。この構成により、カバーを閉じた状態でワンタッチダイヤルキーにより発呼することができる。
【0231】
また、第3の携帯電話装置は、開閉可能なスライドカバーを有する筐体と、送話手段と、受話手段と、無線通信手段と、キー入力手段と、制御手段と、記憶手段と、カバー開閉状態検出手段とを具備し、前記開閉可能なカバーを閉じたとき又は開いたときに動作させる1以上の動作を前記記憶手段に登録しておき、開いていた前記カバーが閉じたこと又は閉じていた前記カバーが開いたことを前記カバー開閉状態検出手段が検出したときに、前記記憶手段に登録した動作を行なうようにしたものである。この構成により開閉可能なカバーを閉じたとき又は開いたときに予め記憶手段に登録した動作をさせることができる。
【0232】
また、第4の携帯電話装置は、スライドカバーが閉じていた状態から開いた状態に変わったときに、着信して鳴動している着信音の音量を小さくする動作を行なうようにしたものである。この構成により、カバーを開くことで着信音の音量を小さくすることができる。
【0233】
また、第5の携帯電話装置は、スライドカバーが閉じていた状態から開いた状態に変わったときに、表示手段を照明するようにしたとしたものである。この構成により、カバーを開くことで表示手段を照明するができる。
【0234】
また、第6の携帯電話装置は、通話中にスライドカバーが開いていた状態から閉じた状態に変わったことを前記カバー開閉状態検出手段が検出したときに終話動作をするように前記制御手段で制御するようにしたものである。この構成により、カバーを閉じることで終話動作をすることができる。
【0235】
また、第7の携帯電話装置は、カバー開閉状態検出手段をリードスイツチと磁石の組み合わせとし、カバーが閉じたときに前記磁石が前記リードスイッチに近接して前記リードスイッチがオン又はオフに切り替るように構成したものである。この構成により、開いていたカバーが閉じた動き又は閉じていたカバーが開いた動きを検出することができる。
【0236】
効果として、以上のように本発明の請求項1に記載の発明第7の携帯電話装置は、ワンタッチダイヤルキーを一定時間以上押し続けることによって、予め登録した電話番号の相手先に発呼するようにしたものであり、予め準備しておいた相手先に簡単な操作で発呼することができるという効果がある。
【0237】
また、第2の携帯電話装置は、ワンタッチダイヤルキーを開閉可能なカバーの外表面に設け、カバーが閉じているときにワンタッチダイヤルキーを操作するようにしたものであり、カバーを閉じたままワンタッチダイヤルキーによる発呼ができるという効果がある。
【0238】
また、第3の携帯電話装置は、開いていたカバーが閉じた動き又は閉じていた前記カバーが開いた動きを検出して、予め登録した動作を行なうようにしたものであり、カバーを開くだけで、あるいは閉じるだけで所望の動作をさせることができるという効果がある。
【0239】
また、第4の携帯電話装置は、スライドカバーが閉じていた状態から開いた状態に変わった動きを検出して、鳴動している着信音の音量を小さくするようにしたものであり、カバーを開くことで周囲の人々に耳障りな着信音の音量を素早く小さくできるという効果がある。
【0240】
また、第5の携帯電話装置は、スライドカバーが閉じていた状態から開いた状態に変わった動きを検出して、表示手段を照明するようにしたものである。そのため、カバーを開くことで表示手段を照明するができる効果がある。
【0241】
また、第6の携帯電話装置は、通話中にスライドカバーが開いていた状態から閉じた状態に変わった動きを検出して終話動作をするようにしたものであり、カバーを閉じることで終話動作をすることができる。
【0242】
また、第7の携帯電話装置は、カバー開閉状態検出手段をリードスイツチと磁石の組み合わせとし、カバーが閉じたときに前記磁石が前記リードスイッチに近接して前記リードスイッチがオンするように構成したもので、開いていたカバーが閉じた動き又は閉じていたカバーが開いた動きを検出することができるという効果がある。
【0243】
また、従来技術として、特開2002−171340号公報がある(特許文献5参照。)。
【0244】
これは、ケーシングの前面に送話部及び受話部を配備すると共に情報表示装置の表示面を配備した携帯電話機に関するものである。
【0245】
周囲の状況に応じて、バックライト及びキー照明装置を適切なタイミングで自動的に点灯及び消灯させることが出来る携帯電話機を提供する。
【0246】
係る携帯電話機においては、ケーシングの前面に、受話部、送話部、ディスプレイの表示面、キー入力装置の操作面、及び第1光センサ3が配備される一方、ケーシングの背面に、第2光センサが配備されている。
【0247】
該携帯電話機は、バックライト、キー照明装置及び制御回路を内蔵しており、制御回路は、第1光センサ3及び第2光センサの出力値に基づいて、バックライト及びキー照明装置の点灯/消灯を制御すると共に、ディスプレイの表示動作のオン/オフを制御する。
【0248】
従来の携帯電話機は、前面ケースと背面ケースを組み合わせてなる扁平なケーシングを具え、該ケーシングの頭部にアンテナが突設されている。前面ケースの表面には、複数の操作キーからなるキー入力装置及びディスプレイが配備されると共に、該表面の上端部及び下端部には夫々、スピーカを内蔵した受話部及びマイクロホンを内蔵した送話部が設けられている。
【0249】
又、前面ケースの表面には、受話部の近傍位置に光センサが設けられており、該光センサによって、装置本体の前面側の周辺の明るさが検出される。該光センサは、周囲の光が入射している状態ではオンとなり、周囲の光が入射していない状態ではオフとなる。上記携帯電話機は、ディスプレイの表示面を照明するためのバックライト(図示省略)を内蔵しており、該バックライトは、前記光センサがオンであるときに消灯される一方、前記光センサがオフであるときに点灯される。従って、周囲が明るい状態では、光センサに周囲の光が入射して光センサがオンとなり、バックライトが消灯される。これに対し、周囲が暗い状態では、光センサには周囲の光が殆ど入射せず、光センサがオフとなってバックライトが点灯される。
【0250】
しかしながら、従来の携帯電話機においては、装置本体の前面側の周辺の明るさを検出する光センサのみの出力信号に基づいて、バックライトの点灯及び消灯が制御されるため、周囲の状況に応じて、バックライトを適切なタイミングで点灯及び消灯させることが出来ない問題があった。
【0251】
例えば、周囲が暗い状態であっても、何らかの光源の光が装置本体の前面に向けて局所的に照射されている場合、例えば、光源の光がユーザの背面からユーザに向けて局所的に照射されている場合は、光源の光が光センサに入射して光センサがオンとなり、バックライトが消灯されるが、この様に周囲が暗く、光がユーザの背面からユーザに向けて局所的に照射されている状況は、ユーザが何らかの動作を行なう上で危険である。
【0252】
又、周囲が明るい状態であっても通話中においては、周囲の光はユーザの耳により遮蔽されて光センサに入射せず、光センサがオフとなってバックライトが点灯されるが、かかる場合、周囲は明るく、然もユーザが通話中にディスプレイの表示を見ることはないため、ディスプレイの表示面を照明する必要がない。この様に、ディスプレイの表示面を照明する必要がないにも拘わらず、バックライトが点灯されており、無駄な電力が消費されている。
【0253】
そこでこの目的は、周囲の状況に応じて、照明装置を適切なタイミングで動的に点灯及び消灯させることが出来る携帯電話機を提供することである。
【0254】
係る携帯電話機においては、ケーシングの前面に送話部及び受話部が配備されると共に、情報表示装置の表示面が配備されており、該携帯電話機は、情報表示装置の表示面を照明するための照明装置と、装置本体の前面側の周辺の明るさを検出することが可能な位置に配備された第1光検出手段と、装置本体の背面側の周辺の明るさを検出することが可能な位置に配備された第2光検出手段と、前記第1光検出手段及び第2光検出手段の出力信号に基づいて、照明装置の点灯及び消灯を制御する照明制御手段とを具えている。
【0255】
係る携帯電話機においては、例えば、周囲が暗い状態で何らかの光源の光が装置本体の前面に向けて局所的に照射されている場合、例えば、周囲が暗い状態で、光源の光がユーザの背面からユーザに向けて局所的に照射されている場合、第1光検出手段には光源の光の大部分が入射するのに対し、第2光検出手段には光源の光は殆ど入射しない。従って、第1光検出手段に入射する光の量は第2光検出手段に入射する光の量に比べて多く、第1光検出手段によって検出される明るさは、第2光検出手段によって検出される明るさに比べて高い。
【0256】
又、周囲が明るい状態で通話が行なわれている場合は、周囲の光は、第2光検出手段には入射するのに対し、第1光検出手段には、ユーザの耳により遮蔽されて入射しない。従って、第1光検出手段に入射する光の量は、第2光検出手段に比べて少なく、第1光検出手段によって検出される明るさは、第2検出手段によって検出される明るさに比べて低い。
【0257】
そこで、第1光検出手段によって検出された明るさと、第2光検出手段によって検出された明るさとに基づいて、照明装置の点灯及び消灯が制御される。この様にして、装置本体の前面側の周辺の明るさのみならず、装置本体の背面側の周辺の明るさにも基づいて、照明装置の点灯及び消灯が制御されるので、照明装置は、周囲の状況に応じて、適切なタイミングで点灯及び消灯されることになる。
【0258】
具体的には、前記照明制御手段は、第1光検出手段によって検出された明るさが第2光検出手段によって検出された明るさよりも高い場合に、照明装置を点灯させる。
【0259】
上述の如く周囲が暗い状態で何らかの光源の光が装置本体の前面に向けて局所的に照射されている場合においては、第1光検出手段によって検出される明るさは、第2光検出手段によって検出される明るさに比べて高い。
【0260】
そこで、第1光検出手段によって検出された明るさが第2光検出手段によって検出された明るさよりも高い場合に、照明装置を点灯する。この結果、装置本体の周辺が若干、明るくなり、上述の如く、周囲が暗く、光がユーザの背面からユーザに向けて局所的に照射されている状況でユーザが何らかの動作を行なう上での危険性が緩和される。
【0261】
又、具体的には、通話中に、第1光検出手段によって検出された明るさが第2光検出手段によって検出された明るさよりも低い場合に、照明装置を消灯させる。
【0262】
上述の如く周囲が明るい状態で通話が行なわれている場合は、第1光検出手段によって検出される明るさは、第2光検出手段によって検出される明るさに比べて低い。上記場合、周囲は明るく、然もユーザが通話中に情報表示装置の表示を見ることはないため、情報表示装置の表示面を照明する必要はない。
【0263】
そこで、通話中において、第1光検出手段によって検出された明るさが第2光検出手段によって検出された明るさよりも低い場合に、照明装置を消灯する。この様に、情報表示装置の表示面を照明する必要のない場合には照明装置を消灯することによって、無駄な電力の消費を抑制し、電力の有効利用を図ることが出来る。
【0264】
更に具体的には、前記第1光検出手段及び第2光検出手段の出力信号に基づいて、情報表示装置の表示動作のオン/オフを制御する表示制御手段を具えている。
【0265】
上述の如く、周囲が明るい状態で通話が行なわれている場合、周囲は明るく、然もユーザが通話中に情報表示装置の表示を見ることはないため、情報表示装置に情報を表示することは無駄である。
【0266】
ここで、第1光検出手段によって検出される明るさは、第2光検出手段によって検出される明るさに比べて低い。そこで、第1光検出手段によって検出される明るさと第2光検出手段によって検出される明るさとに基づいて、情報表示装置の表示動作のオン/オフが制御される。
【0267】
更に又、具体的には、前記表示制御手段は、通話中に、第1光検出手段によって検出された明るさが第2光検出手段によって検出された明るさよりも低い場合に、情報表示装置の表示動作をオフとする。
【0268】
上述の如く周囲が明るい状態で通話が行なわれている場合は、第1光検出手段によって検出される明るさは、第2光検出手段によって検出される明るさに比べて低い。これに対し、周囲が暗い状態で通話が行なわれている場合、及び周囲が暗い状態で通話が行なわれていない場合の何れの場合においても、第1光検出手段によって検出される明るさと第2光検出手段によって検出される明るさとは同程度である。
【0269】
従って、仮に第1光検出手段によって検出される明るさと第2光検出手段によって検出される明るさとが同程度である場合にも情報表示装置の表示動作をオフとする構成を採用した場合、通話が行なわれていない場合においても、情報表示装置に情報が表示されない事態が起こることになる。
【0270】
そこで、第1光検出手段によって検出される明るさが第2光検出手段によって検出される明るさに比べて低い場合に限って、情報表示装置の表示動作をオフとする。上述の如く、情報表示装置に情報を表示することが無駄な場合に情報表示装置の表示動作をオフとすることによって、無駄な電力の消費を抑制し、電力の有効利用を図ることが出来る。
【0271】
効果として、係る携帯電話機によれば、周囲の状況に応じて、照明装置を適切なタイミングで自動的に点灯及び消灯させることが出来る。
【0272】
また、従来技術として、特開2002−176478号公報がある(特許文献7参照。)。
【0273】
これは、情報量の多いデータを表示可能な携帯電話機に関する。
【0274】
携帯電話機と表示装置とをカバンの中に入れて持ち運ぶと、携帯電話機と表示装置とを触れ合って傷つくことがあった。
【0275】
外部からのデータを受信して、このデータを無線で伝送するレシーバーユニットと、レシーバーユニットから無線で伝送されたデータを入力して、このデータを表示させる表示ユニットと、レシーバーユニットと表示ユニットとの少なくとも一方に設けられ、レシーバーユニットと表示ユニットとを重ね合わせて固定する固定手段とを備えることを特徴とする。
【0276】
従来の携帯電話機は、電話機本体のディスプレイサイズが小さいため、画像データやEメールデータなどの情報量の多いデータをこのディスプレイに表示させることは困難であった。このため、情報量の多いデータについては、外付けの表示装置をケーブルで接続し、この表示装置に表示させていた。なお、他の従来技術には、特開平10−224440号公報や特開平6−37847号公報に記載されたものなどがある。
【0277】
しかしながら、従来の携帯電話機は、外出の際にケーブルを別途持ち運ぶ必要があったため、荷物になり問題であった。また、携帯電話機と表示装置とをカバンの中に入れて持ち運ぶと、携帯電話機と表示装置とが擦れ合い傷つくことがあり問題であった。
【0278】
このような問題を解決し、携帯性に優れた携帯電話機を提供することを目的とする。
【0279】
この携帯電話機は、外部からのデータを受信して、このデータを無線で伝送するレシーバーユニットと、レシーバーユニットから無線で伝送されたデータを入力して、このデータを表示させる表示ユニットと、レシーバーユニットと表示ユニットとの少なくとも一方に設けられ、レシーバーユニットと表示ユニットとを重ね合わせて固定する固定手段とを備えることを特徴とする。
【0280】
また、固定手段は、磁力によってレシーバーユニットと表示ユニットとを固定することが好ましい。
【0281】
さらに、レシーバーユニットと表示ユニットとの少なくとも一方は、レシーバーユニットと表示ユニットとを離隔させて引き離す押出し片を備えることが好ましい。
【0282】
また、レシーバーユニットと表示ユニットとの一方は、断面U字形状の端部を備えることが好ましい。
【0283】
さらに、レシーバーユニットと表示ユニットとの他方は、端部を収容する断面U字形状の溝部を備えることが好ましい。
【0284】
また、レシーバーユニットと表示ユニットとの他方は、端部を係止させる壁部を備えることが好ましい。
【0285】
さらに、断面U字形状の端部側の磁力は、この端部に対向する他端の磁力に比べて強いことが好ましい。
【0286】
また、固定手段は、レシーバーユニットと表示ユニットとを固定させるラッチを備えることが好ましい。
【0287】
さらに、固定手段は、レシーバーユニットと表示ユニットとを固定させる弾性を有する押し込み部材を備えることが好ましい。
【0288】
また、固定手段は、レシーバーユニットと表示ユニットとを相互にスライドさせて固定するガイド部を備えることが好ましい。
【0289】
さらに、レシーバーユニットと表示ユニットとの少なくとも一方は、これらを引き離す際に指を掛ける指掛け部を備えることが好ましい。
【0290】
また、表示ユニットは、正面のほぼ全面に表示領域を有することが好ましい。
【0291】
さらに、表示ユニットは、正面に配置された第1のカメラと、背面に配置された第2のカメラとを備えることが好ましい。
【0292】
また、表示ユニットは、第1のカメラと第2のカメラとの少なくとも一方で撮影された画像データを分析して、この画像データの最も明るい端部を上端と判定する上下方向判定部を備え、この上下方向判定部で判定した結果に基づいて、上下を合わせてデータを表示させることが好ましい。
【0293】
さらに、表示ユニットは、上下方向を検出する上下方向検出センサを備え、この上下方向検出センサで検出された結果に基づいて、上下を合わせてデータを表示させることが好ましい。
【0294】
また、表示ユニットは、第1のカメラで撮影された画像データを分析して、この画像データよりレシーバーユニットと表示ユニットとの重ね合わせを判定する重ね合わせ判定部を備え、この重ね合わせ判定部の判定結果に基づいて表示を切断することが好ましい。
【0295】
さらに、レシーバーユニットと表示ユニットとの少なくとも一方は、これらが重ね合わされたことを検出する重ね合わせ検出センサを備え、表示ユニットは、重ね合わせ検出センサの検出結果に基づいて表示を切断することが好ましい。
【0296】
また、表示ユニットは、データを記憶する記憶部を備え、レシーバーユニットから伝送されたデータと記憶部に記憶されたデータとを選択して表示させることが好ましい。
【0297】
さらに、記憶部には地図データが記憶され、レシーバーユニットの操作によって、所望の地図データを表示ユニットに表示させると共に、レシーバーユニットと通話中の他の携帯電話機にも同一の地図データを表示させることが好ましい。
【0298】
この携帯電話機は、外部からのデータを受信して、このデータを無線で伝送するレシーバーユニットと、レシーバーユニットから無線で伝送されたデータを入力して、このデータを表示させる表示ユニットと、レシーバーユニットに突出して設けられ、表示ユニットに挿入固定される固定片とを備えることを特徴とする。
【0299】
また、レシーバーユニットに設けられ、固定片の基端を軸止するヒンジ部を更に備えることが好ましい。
【0300】
さらに、表示ユニットの着脱を検出する着脱検出手段と、着脱検出手段の検出信号を入力し、この検出信号に基づいてレシーバーユニットと表示ユニットとの少なくとも一方の動作を制御する制御手段とを更に備えることが好ましい。
【0301】
また、固定片に設けられ、通話先からの音声を出力するスピーカを更に備え、制御手段は、表示ユニットが固定片に離脱されている場合にスピーカから出力される音声のレベルよりも、表示ユニットが固定片に装着されている場合にスピーカから出力される音声のレベルの方が大きくなるように音声レベルを切り替えることが好ましい。
【0302】
さらに、固定片に設けられ、通話先からの音声を出力する第1のスピーカと、表示ユニットに設けられ、通話先からの音声を出力する第2のスピーカとを更に備え、制御手段は、表示ユニットが固定片に離脱されている場合、第1のスピーカのみから音声を出力させ、表示ユニットが固定片に装着されている場合、第2のスピーカのみから音声を出力させることが好ましい。
【0303】
また、レシーバーユニットと表示ユニットとの少なくとも一方に設けられた防犯ブザーを更に備え、制御手段は、表示ユニットが固定片から離脱された場合に、防犯ブザーを鳴らすことが好ましい。
【0304】
効果として、係る携帯電話機は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。即ち、レシーバーユニットと表示ユニットとは、固定手段で一体化することができるので、これらのユニットをカバンに入れて持ち歩いても、レシーバーユニットと表示ユニットとが擦れ合って傷が付くことはない。また、レシーバーユニットと表示ユニットとは、無線によってデータの伝送を行うので、レシーバーユニットと表示ユニットとを接続するためのケーブルが不要となり、使い勝手および移動時の携帯性が向上する。
【0305】
【特許文献1】
特開2000−32099号公報(請求項1〜請求項7,および段落[0014]〜[0053])
【特許文献2】
特開2000−201207号公報(段落[0003]〜[0037])
【特許文献3】
特開2000−236378号公報(段落[0001]〜[0045])
【特許文献4】
特開2000−349897号公報(段落[0001]〜[0027]、および[0069]〜[0071])
【特許文献5】
特開2001−119467号公報(段落[0001]〜[0011],および[0033]〜[0039])
【特許文献6】
特開2002−171340号公報(段落[0001]〜[0015])
【特許文献7】
特開2002−176478号公報(段落[0001]〜[0029],および[0090])
【0306】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の携帯電話は、
第1の問題点は、通話中に、通話姿勢を保持しながら携帯電話機本体の背面側に配置している多くの機能ボタンを操作することが困難であった。
【0307】
その理由は、通話中には、携帯電話機本体の背面側を見ることができなく、どの機能ボタンがどこにあるのか判別がつかないからである。
【0308】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の携帯端末は、受信した音声信号を出力するスピーカー部と、送話者の音声を受信するマイク部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部から構成され各部が同一面内に設置されている一体型の携帯端末において、前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンと、確認ボタンとを設け、前記携帯端末の制御ユニットは、前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態とし、このミュート状態において押下された前記ボタン群に対応する音声を前記確認ボタンの操作に応答して前記スピーカー部から発声するように制御する制御ユニットであることを特徴とする。
【0309】
本発明の第2の携帯端末は、受信した音声信号を出力するスピーカー部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部とからなる第1筐体と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部と、送話者の音声を受信するマイク部からなる第2筐体で構成され、第1筐体と、第2筐体とが折りたたみ可能なヒンジで連結し、第1筐体と第2筐体の各部が相接するように折りたたまれる折りたたみ型の携帯端末において、前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンと、確認ボタンとを設け、前記携帯端末の制御ユニットは、前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態とし、このミュート状態において押下された前記ボタン群に対応する音声を前記確認ボタンの操作に応答して前記スピーカー部から発声するように制御する制御ユニットであることを特徴とする。
【0310】
更に、上記第1又は2の携帯端末において、前記制御ユニットは、更に前記ミュート状態において再度前記ミュートボタンが操作されると前記ミュート状態を解除し、ミュート状態中に押下された前記ボタン群に対応する信号を通信回線に送信するよう制御するようにしてもよい。
【0311】
本発明の第3の携帯端末は、受信した音声信号を出力するスピーカー部と、送話者の音声を受信するマイク部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部から構成され各部が同一面内に設置されている一体型の携帯端末において、前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンとを設け、前記携帯端末の制御ユニットは、前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態とし、このミュート状態において半押しされた前記ボタン群に対応する振動を発生するように制御する制御ユニットであることを特徴とする。
【0312】
本発明の第4の携帯端末は、受信した音声信号を出力するスピーカー部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部とからなる第1筐体と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部と、送話者の音声を受信するマイク部からなる第2筐体で構成され、第1筐体と、第2筐体とが折りたたみ可能なヒンジで連結し、第1筐体と第2筐体の各部が相接するように折りたたまれる折りたたみ型の携帯端末において、前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンとを設け、前記携帯端末の制御ユニットは、前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態とし、このミュート状態において半押しされた前記ボタン群に対応する振動を発生するように制御する制御ユニットであることを特徴とする。
【0313】
更に、上記第3又は4の携帯端末において、前記制御ユニットは、更に前記ミュート状態において再度前記ミュートボタンが操作されると前記ミュート状態を解除し、ミュート状態中に全押しされた前記ボタン群に対応する信号を通信回線に送信するよう制御するようにしてもよい。
【0314】
本発明の第1の携帯端末の操作方法は、受信した音声信号を出力するスピーカー部と、送話者の音声を受信するマイク部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部から構成され各部が同一面内に設置されている一体型の携帯端末において、前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンと、確認ボタンとが更に備えられ、前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態に制御する第1の手順と、このミュート状態において押下された前記ボタン群に対応する音声を前記確認ボタンの操作に応答して前記スピーカー部から発声するように制御する第2の手順と、を含むことを特徴とする。
【0315】
本発明の第2の携帯端末の操作方法は、受信した音声信号を出力するスピーカー部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部とからなる第1筐体と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部と、送話者の音声を受信するマイク部からなる第2筐体で構成され、第1筐体と、第2筐体とが折りたたみ可能なヒンジで連結し、第1筐体と第2筐体の各部が相接するように折りたたまれる折りたたみ型の携帯端末において、前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンと、確認ボタンとが更に備えられ、前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態に制御する第1の手順と、このミュート状態において押下された前記ボタン群に対応する音声を前記確認ボタンの操作に応答して前記スピーカー部から発声するように制御する第2の手順と、を含むことを特徴とする。
【0316】
更に、上記第1又は2の携帯端末の操作方法において、更に、前記ミュート状態において再度前記ミュートボタンが操作されると前記ミュート状態を解除し、ミュート状態中に押下された前記ボタン群に対応する信号を通信回線に送信するよう制御する第3の手順を含むようにしてもよい。
【0317】
本発明の第3の携帯端末の操作方法は、受信した音声信号を出力するスピーカー部と、送話者の音声を受信するマイク部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部から構成され各部が同一面内に設置されている一体型の携帯端末において、前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンとが更に備えられ、前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態に制御する第1の手順と、このミュート状態において半押しされた前記ボタン群に対応する振動を発生するように制御する第2の手順と、を含むことを特徴とする。
【0318】
本発明の第4の携帯端末の操作方法は、受信した音声信号を出力するスピーカー部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部とからなる第1筐体と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部と、送話者の音声を受信するマイク部からなる第2筐体で構成され、第1筐体と、第2筐体とが折りたたみ可能なヒンジで連結し、第1筐体と第2筐体の各部が相接するように折りたたまれる折りたたみ型の携帯端末において、前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンとが更に備えられ、前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態に制御する第1の手順と、このミュート状態において半押しされた前記ボタン群に対応する振動を発生するように制御する第2の手順と、を含むことを特徴とする。
【0319】
更に、上記第3又は4の携帯端末の操作方法において、更に、前記ミュート状態において再度前記ミュートボタンが操作されると前記ミュート状態を解除し、ミュート状態中に全押しされた前記ボタン群に対応する信号を通信回線に送信するよう制御する第3の手順を含むようにしてもよい。
【0356】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0357】
図1は本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一体型の携帯電話の一実施の形態を示す構成図である。
【0358】
図2は本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの折りたたみ型の携帯電話の一実施の形態を示す構成図である。
【0359】
図1のような受話者から受信した音声信号を出力するスピーカー部20と、送話者の音声を受信するマイク部50と、携帯電話10の操作上必要な情報を表示する表示部30と、0〜9のテンキーボタン、*、#、および発信、切断ボタン等携帯電話10の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部40から構成され各部が同一面内に設置されている一体型の携帯電話10と、図2のような受話者から受信した音声信号を出力するスピーカー部21と、携帯電話11の操作上必要な情報を表示する表示部31とからなる第1筐体と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタン等携帯電話11の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部41と、送話者の音声を受信するマイク部51からなる第2筐体で構成され、第1筐体と、第2筐体とが折りたたみ可能なヒンジで連結し、第1筐体と第2筐体が相接するように折りたたまれる折りたたみ型の携帯電話11において、一体型の携帯電話10は、携帯電話10の操作上必要な情報を表示する表示部30の裏面(背面)に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、音声録音機能(録音)ボタンと、留守番電話再生(留守番)ボタン等通話中に操作することを要する機能ボタンを有する裏面操作部60を取り付けた構成をしている。
【0360】
また、折りたたみ型の携帯電話11は、携帯電話11の操作上必要な情報を表示する表示部31の裏面(背面)に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、音声録音機能(録音)ボタンと、留守番電話再生(留守番)ボタン等通話中に操作することを要する機能ボタンを有する裏面操作部61を取り付けた構成をしている。
【0361】
通話時は、スピーカー部20,21を耳元へ、マイク部50、51を口元へ近づけた姿勢で通話している。通話中において通話姿勢を保持しながら、携帯電話10,11の操作上必要な情報を表示する表示部30,31の裏面の0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、音声録音機(録音)能ボタンと、留守番電話再生(留守番)ボタン等通話中に操作することを要する機能ボタンを有する裏面操作部60,61によりキー入力する。
【0362】
しかし、通話中のように携帯電話10,11本体を耳に押し当ている状態では、携帯電話10,11本体の背面側を見ることができなく、背面側に設けた機能ボタンの数が少ない場合は押し間違いは少ないが、背面側に設けた、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、音声録音機(録音)能ボタンと、留守番電話再生(留守番)ボタン等通話中に操作することを要する機能ボタンを有する裏面操作部60,61のように、機能ボタンの数が多い場合は、多くの機能ボタンを操作するとき、どの機能ボタンがどこにあるのか判別がかない状態で、多くの機能ボタンを操作することが困難である。
【0363】
そこで、本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの携帯電話は、背面側に設けた、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、音声録音機(録音)能ボタンと、留守番電話再生(留守番)ボタン等の通話中に操作することを要する機能ボタンを有する裏面操作部60,61のように、機能ボタンの数が多い場合でも、多くの機能ボタンを操作するとき、どの機能ボタンがどこにあるのか判別できるようにし、押し間違いは少ない操作するようにすることにある。
【0364】
本発明の第1の実施の形態は、音声ガイダンスにより機能ボタンがどこにあるのか判別できるようにし、押し間違いの少ない機能ボタンの操作をするようにすることにある。
【0365】
次に、本発明の第1の実施の形態について、図3および図4を参照して詳細に説明する。
【0366】
図3は本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態の音声ガイダンスによる携帯電話の機能ボタン判別の動作を示す流れ図である。
【0367】
図4は本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態の音声ガイダンスサービス利用時の携帯電話の構成を示すブロック図である。
【0368】
本発明の第1の実施の形態は、音声ガイダンスによる番号入力指示要求が与えられた場合、まず裏面操作部60,61のミュート/送信ボタン81,91をクリックし、ミュート信号をCPU100,101に送る(201)。
【0369】
これによりキーボタンの入力信号が送信部300,301から送信されない(ミュート)ようにする(ステップS1)。この送信部300,301とはキーボタンの入力信号を電話通信回線に送信する機能を構成する部分である。
【0370】
次に裏面操作部60,61のテンキーボタン80,90により番号入力し(ステップS2)、番号情報をCPU100,101に送る(202)。CPU100,101に送られた入力番号情報はメモリ400,401に書き込まれる(203)。その際、テンキーボタン80,90に対応した音声情報が利用者にスピーカー部20,21より出力されるようにCPU100,101からスピーカー部20,21に割り込み指示が出される(204)。
【0371】
例えば、テンキーボタン80,90の1のキーボタンを押すと利用者にスピーカー部20,21から「いち」という音声情報が出力される。
【0372】
ここで、裏面操作部60,61の確認/修正ボタン82,92をクリックし(ステップS3)、確認信号をCPU100,101に送出すると(205)、CPU100,101はメモリ400,401より入力した番号情報をメモリ400,401より読み出し(206)、メモリ400,401より読み出した番号情報に対応する音声情報の出力割り込み指示をスピーカー部20,21に送出する(207)。
【0373】
また、入力番号を誤って入力し、修正する場合は、裏面操作部60,61の確認/修正ボタン82,92をダブルクリックすることで(ステップS4)、CPU100,101に修正信号を送出し(208)、CPU100,101からメモリ400,401に書きこまれていた入力情報の消去指示が送られる(209)。
【0374】
このとき同時にCPU100,101より修正信号に対応した修正音声情報の出力割り込み指示がスピーカー部20,21に送られる(210)。再び同様にテンキーボタン80,90により番号入力することによりCPU100,101に番号信号を送り(211)、CPU100,101からメモリ400,401に入力番号情報を書きこみ指示が与えられる(212)。
【0375】
同時にテンキーボタン80,90に対応した音声情報が利用者にスピーカー部20,21より出力されるようにCPU100,101からスピーカー部20,21に割り込み指示される(213)。
【0376】
番号入力が終了したら、裏面操作部60,61のミュート/送信ボタン81,91をダブルクリックし送信信号をCPU100,101に送出する(214)。送信信号を受けたCPU100,101は入力された番号情報をメモリ400,401から読み出し(215)、送信信号に対応した送信音声情報の出力割り込み指示をスピーカー部20,21に送り(216)、送信部300,301へ入力番号信号を送信するように指示を送出する(217)。それと同時にミュートを解除する(ステップS5)。この一連の動作により通話姿勢を保持した状態でキー操作が可能となる。
【0377】
以上のように本発明の第1の実施の形態では機能ボタンの数が多く、多くの機能ボタンを操作するとき、押下された機能ボタンの名前を発声することにより目的とする機能ボタンがどこにあるのか、音声ガイダンスにより知らせることにより、押そうとしているボタンが判別でき、間違いなく多くの機能ボタンを操作することができるようになる。
【0378】
以上の本発明の第1の実施の形態では機能ボタンがどこにあるのか、音声ガイダンスにより知らせることにより、押そうとしているボタンが判別できるようにしたが、音声の代りに、メロデーとかリズムとかの音により、対応する機能ボタン毎に相違した音を発生させボタンを判別し、間違いなく多くの機能ボタンを操作するようにしてもよい。
【0379】
つぎに、機能ボタンの押し間違いをなくす本発明の第2の実施の形態につき説明する。
【0380】
この本発明の第2の実施の形態は、通話姿勢を保持した状態において通話者が裏面操作部60,61を操作する際に裏面の操作ボタンを認識できるようにボタンに認識形状を設けることにある。
【0381】
次に、本発明の第2の実施の形態について、図5および図6を参照して詳細に説明する。
【0382】
図5は本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態のボタンに認識形状を設けた携帯電話の裏面操作部の構成を示す構成図である。
【0383】
図6は本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態のボタンに認識形状を設けた携帯電話の機能ボタン判別の動作を示す流れ図である。
【0384】
通話時において、通話者が裏面操作部60,61を操作する際に裏面に配置されたテンキーボタン80,90を含む機能ボタンを認識できるように、図5の機能ボタン毎に機能ボタンの表面の押下面に黒点で示すように、例えば、各機能ボタン毎に、浮き彫り形状とした突起形状の形状認識を設け、各機能ボタンを形状により差別化し、操作ボタンを認識できるようにする。
【0385】
次に、本発明の第2の実施の形態の動作について、図6を参照して詳細に説明する。
【0386】
まず、機能ボタンの内テンキーボタン80,90を押す前に、テンキーボタン80,90に対応したトーン信号が電話の通信回線に送出されるのを防止するために、ミュート/送信ボタン81,91により、通常の番号発信をする場合は押さなく、機能ボタンとしてテンキーボタン80,90を使用する場合は、ミュート/送信ボタン81,91を押下し(ステップS1)、あるテンキーボタン80,90に押下状態とならないようにそっと指先で触れ(ステップS2)、触れたテンキーボタン80,90の表面の突起の状態を指先の感触により認識し(ステップS3)、そのテンキーボタン80,90が対応する機能ボタンであれば(ステップS4)、その認識したテンキーボタン80,90を押し(ステップS5)、機能ボタンとして携帯電話に送信し通知するとともにミュートを解除する(ステップS6)。
【0387】
ステップS4で、テンキーボタン80,90が対応する機能ボタンでない場合は、ステップS2に戻り目的とするテンキーボタン80,90に対応する機能ボタンを捜すステップを繰り返す。
【0388】
また、ステップS1で、テンキーボタン80,90により通常の電話通信のためのトーン信号を通信回線に送出する場合は、ミュート/送信ボタン81,91を押下することなく、ステップS2からステップS6を実行することなく、機能ボタン識別動作は行わなく処理を終了する。
【0389】
以上の本発明の第2の実施の形態では、全の裏面操作部60,61のボタンに形状認識のための突起を設けた実施の形態で説明したが、キーボタンの真中の5のキーボタンに突起をつける等のある特定の場所のボタンの形状に特徴をつけることにより、裏面操作部60,61のボタン配置から特定の場所のボタンの周辺の他のボタンを推察でき、通話姿勢を保持した状態で通話者は裏面操作部の場所を認識することともできる。
【0390】
以上のように機能ボタンの数が多く、多くの機能ボタンを操作するとき、どの機能ボタンがどこにあるのか、ボタンに認識形状を設けることにより、ボタンの形状から押そうとしているボタンが判別でき、間違いなく多くの機能ボタンを操作することができるようになる。
【0391】
つぎに、機能ボタンの押し間違いをなくす本発明の第3の実施の形態につき説明する。
【0392】
この本発明の第3の実施の形態は、通話姿勢を保持した状態において通話者が裏面操作部60,61を操作する際に裏面の操作ボタンを認識できるようにボタンの周囲の裏面操作部60,61に認識形状を設けることにある。
【0393】
次に、本発明の第3の実施の形態について、図7および図8を参照して詳細に説明する。
【0394】
図7は本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態の裏面操作部に認識形状を設けた携帯電話の裏面操作部の構成を示す構成図である。
【0395】
図8は、本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態の裏面操作部に認識形状を設けた携帯電話の機能ボタン判別の動作を示す流れ図である。
【0396】
通話時において、通話者が裏面操作部60,61を操作する際に裏面に配置されたテンキーボタン80,90を含む機能ボタンを認識できるように、図7の裏面操作部60,61に配置されたボタンの行と列対応に黒点で示すように、認識形状を設けることにより、ボタンの行と列を形状認識し対応する操作ボタンを認識できるようにする。
【0397】
ここでも黒点に示す形状認識としては、例えば、浮き彫り形状とした突起形状の形状認識を設け、ボタンの行と列を形状認識することで、予め裏面操作部60,61に配置されたボタン配列から操作ボタンを認識できるようにする。
【0398】
次に、本発明の第3の実施の形態の動作について、図8を参照して詳細に説明する。
【0399】
まず、機能ボタンの内テンキーボタン80,90を押す前に、テンキーボタン80,90に対応したトーン信号が電話の通信回線に送出されるのを防止するために、ミュート/送信ボタン81,91により、通常の番号発信をする場合は押さなく、機能ボタンとしてテンキーボタン80,90を使用する場合は、ミュート/送信ボタン81,91を押下し(ステップS1)、裏面操作部60,61のボタン配置の行および列対応に設けた形状認識の突起を指先で触り行または列を認識し(ステップS2)、行であれば、左から何番目のボタンを押す(ステップS3)ことにより目的とする機能ボタンの指示ができ、または、列であれば、上から何番目のボタンを押す(ステップS4)ことにより目的とする機能ボタンの指示ができ、機能ボタンとして携帯電話に送信し通知するとともにミュートを解除する(ステップS5)。
【0400】
また、ステップS1で、テンキーボタン80,90により通常の電話通信のためのトーン信号を通信回線に送出する場合は、ミュート/送信ボタン81,91を押下することなく、ステップS2からステップS5を実行することなく、機能ボタン識別動作は行わなく処理を終了する。
【0401】
以上の本発明の第3の実施の形態では、裏面操作部60,61の全の行および列に対応して形状認識のための突起を設けた実施の形態で説明したが、行または列のどちらにだけに突起をつける等の形状に特徴をつけることにより、裏面操作部60,61のボタン配置から特定の場所のボタンの行または列の中の他のボタンを推察でき、通話姿勢を保持した状態で通話者は裏面操作部の場所を認識することともできる。
【0402】
以上のように機能ボタンの数が多く、多くの機能ボタンを操作するとき、どの機能ボタンがどこにあるのか、裏面操作部60,61の行および列に対応して形状認識のための突起を設けることにより、裏面操作部60,61の行または列の形状から指先の位置の裏面操作部60,61の行または列の位置が確認でき押そうとしているボタンが推察でき、間違いなく多くの機能ボタンを操作することができるようになる。
【0403】
つぎに、機能ボタンの押し間違いをなくす本発明の第4の実施の形態につき説明する。
【0404】
この本発明の第4の実施の形態は、通話姿勢を保持した状態において通話者が裏面操作部60,61を操作する際に裏面の操作ボタンを認識できるようにボタンに振動を発生させボタンを見分けることにある。
【0405】
次に、本発明の第4の実施の形態について、図9を参照して詳細に説明する。
【0406】
図9は本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態のボタンの振動認識による携帯電話の機能ボタン判別の動作を示す流れ図である。
【0407】
この本発明の第4の実施の形態は、通話時において、通話者が裏面操作部60,61を操作する際に裏面に配置されたテンキーボタン80,90を含む機能ボタンを認識できるように、例えば、各機能ボタン毎に、機能ボタンが半タッチ(全押下状態でなく半分の押下ストローク状態)された場合、固有の振動を発生させ、各機能ボタンを振動により差別化し、機能ボタンを見分けることにある。
【0408】
次に、本発明の第4の実施の形態の動作について、図9を参照して詳細に説明する。
【0409】
まず、機能ボタンの内テンキーボタン80,90を押す前に、テンキーボタン80,90に対応したトーン信号が電話の通信回線に送出されるのを防止するために、ミュート/送信ボタン81,91により、通常の番号発信をする場合は押さなく、機能ボタンとしてテンキーボタン80,90を使用する場合は、ミュート/送信ボタン81,91を押下し(ステップS1)ミュート状態とし、あるテンキーボタン80,90に押下状態とならないようにそっと指先で触れ、半タッチ状態でボタンを押し(ステップS2)、触れたテンキーボタン80,90の振動を指先の感触により認識し(ステップS3)、そのテンキーボタン80,90が対応する機能ボタンであれば(ステップS4)、その認識したテンキーボタン80,90を全押し機能ボタンとして携帯電話に送信し通知するとともにミュートを解除する(ステップS5)。
【0410】
ステップS4で、テンキーボタン80,90が対応する機能ボタンでない場合は、ステップS2に戻り目的とするテンキーボタン80,90に対応する機能ボタンを捜すステップを繰り返す。
【0411】
また、ステップS1で、テンキーボタン80,90により通常の電話通信のためのトーン信号を通信回線に送出する場合は、ミュート/送信ボタン81,91を押下することなく、ステップS2からステップS5を実行することなく、機能ボタン識別動作は行わなく処理を終了する。
【0412】
以上の本発明の第4の実施の形態では、裏面操作部60,61の全のボタンに固有の振動を発生させる実施の形態で説明したが、キーボタンの真中の5のキーボタンに振動を発生させる等のある特定の場所のボタンの振動に特徴をつけることにより、裏面操作部60,61のボタン配置から特定の場所のボタンの周辺の他のボタンを推察でき、通話姿勢を保持した状態で通話者は裏面操作部の場所を認識することともできる。
【0413】
以上のように機能ボタンの数が多く、多くの機能ボタンを操作するとき、どの機能ボタンがどこにあるのか、ボタン対応に固有の振動を発生させることにより、ボタンの振動から押そうとしているボタンが判別でき、間違いなく多くの機能ボタンを操作することができるようになる。
【0414】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムは、
第1の効果は、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部の裏面に、通話中に操作することを要する多数の機能ボタンを設けた裏面操作部を設け、通話中に通話姿勢を保持した状態でキー操作を可能とする効果がある。
【0415】
その理由は、押下された機能ボタンの名前を発声することにより目的とする機能ボタンがどこにあるのか、音声ガイダンスにより知らせることにより、押そうとしているボタンが判別できからである。
【0416】
第2の効果は、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部の裏面に、通話中に操作することを要する多数の機能ボタンを設けた裏面操作部を設け、通話中に通話姿勢を保持した状態でキー操作を可能とする効果がある。
【0417】
その理由は、ボタンに形状認識を設けることにより、ボタンの形状から押そうとしているボタンが判別できるからである。
【0418】
第3の効果は、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部の裏面に、通話中に操作することを要する多数の機能ボタンを設けた裏面操作部を設け、通話中に通話姿勢を保持した状態でキー操作を可能とする効果がある。
【0419】
その理由は、裏面操作部の行または列に対応して形状認識を設けることにより、裏面操作部の行または列の形状から指先の位置の裏面操作部の行または列の位置が確認でき押そうとしているボタンが推察できるからである。
【0420】
第4の効果は、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部の裏面に、通話中に操作することを要する多数の機能ボタンを設けた裏面操作部を設け、通話中に通話姿勢を保持した状態でキー操作を可能とする効果がある。
【0421】
その理由は、ボタン対応に固有の振動を発生させることにより、ボタンの振動から押そうとしているボタンが判別できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一体型の携帯電話の一実施の形態を示す構成図である。
【図2】本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの折りたたみ型の携帯電話の一実施の形態を示す構成図である。
【図3】本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態の音声ガイダンスによる携帯電話の機能ボタン判別の動作を示す流れ図である。
【図4】本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態の音声ガイダンスサービス利用時の携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態のボタンに認識形状を設けた携帯電話の裏面操作部の構成を示す構成図である。
【図6】本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態のボタンに認識形状を設けた携帯電話の機能ボタン判別の動作を示す流れ図である。
【図7】本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態の裏面操作部に認識形状を設けた携帯電話の裏面操作部の構成を示す構成図である。
【図8】本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態の裏面操作部に認識形状を設けた携帯電話の機能ボタン判別の動作を示す流れ図である。
【図9】本発明の携帯端末と携帯端末の操作方法およびプログラムの一実施の形態のボタンの振動認識による携帯電話の機能ボタン判別の動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
10、11 携帯電話
20、21 スピーカー部
30、31 表示部
40、41 操作部
50、51 マイク部
60、61 裏面操作部
80、90 テンキーボタン
81,91 ミュート/送信ボタン
82,92 確認/修正ボタン
100、101 CPU
300、301 送信部
400、401 メモリ

Claims (12)

  1. 受信した音声信号を出力するスピーカー部と、送話者の音声を受信するマイク部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部から構成され各部が同一面内に設置されている一体型の携帯端末において、
    前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンと、確認ボタンとを設け、
    前記携帯端末の制御ユニットは、
    前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態とし、
    このミュート状態において押下された前記ボタン群に対応する音声を前記確認ボタンの操作に応答して前記スピーカー部から発声するように制御する、
    制御ユニットであることを特徴とする携帯端末。
  2. 受信した音声信号を出力するスピーカー部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部とからなる第1筐体と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部と、送話者の音声を受信するマイク部からなる第2筐体で構成され、第1筐体と、第2筐体とが折りたたみ可能なヒンジで連結し、第1筐体と第2筐体の各部が相接するように折りたたまれる折りたたみ型の携帯端末において、
    前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンと、確認ボタンとを設け、
    前記携帯端末の制御ユニットは、
    前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態とし、
    このミュート状態において押下された前記ボタン群に対応する音声を前記確認ボタンの操作に応答して前記スピーカー部から発声するように制御する、
    制御ユニットであることを特徴とする携帯端末。
  3. 請求項1又は2記載の携帯端末において、前記制御ユニットは、更に前記ミュート状態において再度前記ミュートボタンが操作されると前記ミュート状態を解除し、ミュート状態中に押下された前記ボタン群に対応する信号を通信回線に送信するよう制御することを特徴とする携帯端末。
  4. 受信した音声信号を出力するスピーカー部と、送話者の音声を受信するマイク部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部から構成され各部が同一面内に設置されている一体型の携帯端末において、
    前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンとを設け、
    前記携帯端末の制御ユニットは、
    前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態とし、
    このミュート状態において半押しされた前記ボタン群に対応する振動を発生するように制御する、
    制御ユニットであることを特徴とする携帯端末。
  5. 受信した音声信号を出力するスピーカー部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部とからなる第1筐体と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部と、送話者の音声を受信するマイク部からなる第2筐体で構成され、第1筐体と、第2筐体とが折りたたみ可能なヒンジで連結し、第1筐体と第2筐体の各部が相接するように折りたたまれる折りたたみ型の携帯端末において、
    前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンとを設け、
    前記携帯端末の制御ユニットは、
    前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態とし、
    このミュート状態において半押しされた前記ボタン群に対応する振動を発生するように制御する、
    制御ユニットであることを特徴とする携帯端末。
  6. 請求項4又は5記載の携帯端末において、前記制御ユニットは、更に前記ミュート状態において再度前記ミュートボタンが操作されると前記ミュート状態を解除し、ミュート状態中に全押しされた前記ボタン群に対応する信号を通信回線に送信するよう制御することを特徴とする携帯端末。
  7. 受信した音声信号を出力するスピーカー部と、送話者の音声を受信するマイク部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部から構成され各部が同一面内に設置されている一体型の携帯端末において、
    前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンと、確認ボタンとが更に備えられ、
    前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態に制御する第1の手順と、
    このミュート状態において押下された前記ボタン群に対応する音声を前記確認ボタンの操作に応答して前記スピーカー部から発声するように制御する第2の手順と、
    を含むことを特徴とする携帯端末の操作方法。
  8. 受信した音声信号を出力するスピーカー部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部とからなる第1筐体と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部と、送話者の音声を受信するマイク部からなる第2筐体で構成され、第1筐体と、第2筐体とが折りたたみ可能なヒンジで連結し、第1筐体と第2筐体の各部が相接するように折りたたまれる折りたたみ型の携帯端末において、
    前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンと、確認ボタンとが更に備えられ、
    前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態に制御する第1の手順と、
    このミュート状態において押下された前記ボタン群に対応する音声を前記確認ボタンの操作に応答して前記スピーカー部から発声するように制御する第2の手順と、
    を含むことを特徴とする携帯端末の操作方法。
  9. 請求項7又は8記載の携帯端末の操作方法において、前記ミュート状態において再度前記ミュートボタンが操作されると前記ミュート状態を解除し、ミュート状態中に押下された前記ボタン群に対応する信号を通信回線に送信するよう制御する第3の手順を含むことを特徴とする携帯端末の操作方法。
  10. 受信した音声信号を出力するスピーカー部と、送話者の音声を受信するマイク部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部から構成され各部が同一面内に設置されている一体型の携帯端末において、
    前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンとが更に備えられ、
    前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態に制御する第1の手順と、
    このミュート状態において半押しされた前記ボタン群に対応する振動を発生するように制御する第2の手順と、
    を含むことを特徴とする携帯端末の操作方法。
  11. 受信した音声信号を出力するスピーカー部と、携帯電話の操作上必要な情報を表示する表示部とからなる第1筐体と、0〜9のテンキーボタン、*、#および発信、切断ボタンの携帯電話の操作をするために必要な機能ボタンを有する操作部と、送話者の音声を受信するマイク部からなる第2筐体で構成され、第1筐体と、第2筐体とが折りたたみ可能なヒンジで連結し、第1筐体と第2筐体の各部が相接するように折りたたまれる折りたたみ型の携帯端末において、
    前記操作部とは別に前記表示部の裏面に、0〜9のテンキーボタンと、*、#ボタンと、幾つかの機能ボタンとからなる通話中に操作することを要するボタン群を有する裏面操作部と、ミュートボタンとが更に備えられ、
    前記ミュートボタンが操作されると、前記裏面操作部で前記ボタン群が押下されても通信回線に信号を送信しないミュート状態に制御する第1の手順と、
    このミュート状態において半押しされた前記ボタン群に対応する振動を発生するように制御する第2の手順と、
    を含むことを特徴とする携帯端末の操作方法。
  12. 請求項10又は11記載の携帯端末の操作方法において、前記ミュート状態において再度前記ミュートボタンが操作されると前記ミュート状態を解除し、ミュート状態中に全押しされた前記ボタン群に対応する信号を通信回線に送信するよう制御する第3の手順を含むことを特徴とする携帯端末の操作方法。
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