JP3714523B2 - 電流検出回路及びこれを備えたモータ制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、直流電源にスイッチング手段を介して負荷を接続し、この負荷の周期的に通電方向が切換わる交流の電流を電流検出素子としてのシャント抵抗により検出し、このシャント抵抗の両端間の電流検出の出力信号を演算増幅器により増幅して種々の制御対象の制御等に利用する電流検出回路及びこれを備えたモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、永久磁石型の3相直流ブラシレスモータを用いた自動車用パワーステアリング装置には、モータを流れる電流を検出し、異常に大きな値の電流が流れることのないように電流制限すべく制御することが行われている。このように、モータの電流を検出する電流検出回路を備えた自動車用パワーステアリング装置のモータ制御回路は、従来、例えば図2に示すように構成されている。
【0003】
即ち、図2に示すように、ロータリエンコーダ等から成り舵角を検出する検出器1がステアリング(図示せず)に設けられ、この検出器1の出力信号がマイクロコンピュータから成る制御部2に入力されると、制御部2により検出器1の出力信号に基づいてステアリングの操作速度が検出され、その速度の高、低に応じて制御部2によりステアリングの操作トルクのアシスト量が決定され、制御部2から出力される制御信号により、駆動部としての3相ブリッジインバータ3を構成する複数のスイッチング素子がスイッチングされ、直流電源4から永久磁石型の3相直流ブラシレスモータMの各巻線への通電路が複数のスイッチング素子により開閉制御されてモータMが駆動され、必要なアシストトルクが発生される。
【0004】
この3相ブリッジインバータ3は、一般に図3に示すように構成され、電界効果トランジスタ等から成る2個のスイッチング素子S1、S2の直列回路により第1のアームA1が形成され、これと同様に2個のスイッチング素子S3、S4の直列回路により第2のアームA2、2個のスイッチング素子S5、S6の直列回路により第3のアームA3がそれぞれ形成され、各スイッチング素子S1〜S6にはフライホイールダイオードD1〜D6がそれぞれ逆極性に接続されている。
【0005】
そして、インバータ3の各アームA1〜A3それぞれにおける両スイッチング素子の接続点P1、P2、P3に、モータMの固定子の星形結線された3相巻線M1、M2、M3が接続され、インバータ3の接続点P1、P2、P3の上側にある上側スイッチング素子群HTの各スイッチング素子S1、S3、S5の一端が直流電源4の正端子に接続され、インバータ3の接続点P1、P2、P3の下側にある下側スイッチング素子群LTの各スイッチング素子S2、S4、S6の他端が直流電源4の負端子に接続されている。
【0006】
このような構成において、図4に示すように、制御部2からの120゜ずつ位相のずれた制御信号により、上側スイッチング素子群HTの各スイッチング素子S1、S3、S5が120゜ずつずれてオンし、これと同様に制御部2からの120゜ずつ位相のずれた制御信号により、下側スイッチング素子群LTの各スイッチング素子S2、S4、S6が120゜ずつずれてオンする。
【0007】
このとき、制御部2では、上側スイッチング素子群HTの各スイッチング素子S1、S3、S5のうちオンしているスイッチング素子のアームとは異なるアームの下側スイッチング素子群LTのスイッチング素子がオンするように制御信号を出力し、かつオンすべき上側スイッチング素子群HTのスイッチング素子と下側スイッチング素子群LTのスイッチング素子との組み合わせを、ホール素子から成る回転検出器(図示せず)により検出されるモータMの回転子の位置に関連して切り換えるようになっている。こうして、各巻線M1〜M3への電流の通流方向が切換えられ、固定子の磁極が一方向に回転して回転子の回転力が得られる。
【0008】
また、図2に示すように、インバータ3の各スイッチング素子S1〜S6に過電流が流れることを防止して保護するために、各スイッチング素子S1〜S6及びモータMに流れる電流を検出する電流検出回路6、及びこの電流検出回路6による検出電流値を予め定められた遮断電流値以下に制限するために電流制限部7が設けられている。
【0009】
この電流検出回路6は、図2に示すように、電流検出素子としてのシャント抵抗61とシャント抵抗61の両端電圧を増幅する演算増幅器62とにより構成され、電流制限部7は、比較器71と、正電源(図示せず)とアースとの間に直列に設けられた2個の分圧抵抗72、73と、ゲート等から成る遮断部74により構成され、このような電流検出回路6の出力である演算増幅器62の出力信号が、比較器71に入力され、比較器71の出力信号が遮断部74に入力されるようになっている。
【0010】
図2に示すように、シャント抵抗61は、直流電源4からインバータ3へのマイナス側の通電路に設けられ、このシャント抵抗61によりインバータ3の各スイッチング素子S1〜S6及びモータMの各巻線M1〜M3を流れる電流(以下、これをモータ電流と称する)が検出され、シャント抵抗61の両端電圧が演算増幅器62により増幅され、演算増幅器62の出力が比較器71の非反転入力端子に入力され、両分圧抵抗72、73の接続点の電位が参照値として比較器71の反転入力端子に入力され、比較器71により両入力端子の電位が比較される。
【0011】
そして、図2に示すように、制御部2とインバータ3との間に設けられて各スイッチング素子S1〜S6への制御信号を通流、遮断する遮断部74には、比較器71の出力信号が入力され、シャント抵抗61を流れる電流が所定の遮断電流値を超え、比較器71の非反転入力端子側の演算増幅器62の出力電位が反転入力端子側の参照値を上回れば、比較器71の出力がローレベル(以下、Lという)からハイレベル(以下、Hという)に反転し、これにより遮断部74のゲートの閉条件が成立して、例えばインバータ3の下側スイッチング素子群LTの各スイッチング素子S2、S4、S6への制御信号が遮断されるようになっている。
【0012】
このように、下側スイッチング素子群LTの各スイッチング素子S2、S4、S6への制御信号が遮断されることにより、電流検出回路6により検出されるモータ電流が所定の遮断電流値以下に制限されて、各スイッチング素子S1〜S6が過電流による損傷から保護されているのである。
【0013】
ところが、上記したような構成のモータ制御回路では、インバータ3の各スイッチング素子S1〜S6がすべてオフする等、これらスイッチング素子S1〜S6のオン、オフのタイミングにより電流検出回路6のシャント抵抗61にスパイク状電圧が発生し、演算増幅器62の反転、非反転入力端子側に、図5(a)、(b)にそれぞれに示すような波形のスパイク状の電圧が入力される。
【0014】
これは、例えばスイッチング素子S1〜S6がオンしたときにこれらを流れる逆回復電流や、スイッチング素子S1〜S6がオフしたときに直流電源4に回生される電流により、いわゆるリンギングによる電流によって正負の過大なスパイク状電圧が発生するのである。このスパイク状電圧が発生すると、演算増幅器62に絶対最大定格電圧以上の電圧が入力されることになり、演算増幅器62の故障や誤動作を招くおそれがある。
【0015】
そして、従来は図6(a)に示すように、シャント抵抗61と演算増幅器62の反転、非反転入力端子それぞれとの間に入力抵抗62a、62bを設け、これら入力抵抗62a、62bの後段であって、反転、非反転入力端子間に過電圧保護素子としての2個のダイオード62c、62dを逆並列に接続して設けることや、同図(b)に示すように、一方の入力抵抗62aの後段であって、正電源とアースとの間に2個のダイオード62e、62fを直列に接続してその両ダイオード62e、62fの接続点を演算増幅器61の反転入力端子に接続すると共に、他方の入力抵抗62bの後段であって、正電源とアースとの間に2個のダイオード62g、62hを直列に接続してその両ダイオード62g、62hの接続点を演算増幅器62の非反転入力端子に接続することが考えられている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6(b)に示す構成の場合、通常はシャント抵抗61の両端間の電源電圧程度は演算増幅器62の両入力端子間に印加し、それより+0.3V程度高い過電圧を防止して演算増幅器62を保護するものであり、図6(a)に示す構成の場合、演算増幅器62の応答性を確保するために、演算増幅器62の両入力端子の入力電位差が一定量広がって飽和することがないようにするものであり、いずれも、シャント抵抗61の両端間の本来の検出電圧が演算増幅器62の入力端子間に適当な大きさで印加されるように入力抵抗62a、62bを設定して上記したようなスパイク状電圧から演算増幅器62を十分に保護することは不可能であり、また、入力抵抗62a、62bの設定によっては過電圧保護素子であるダイオード62c〜62hが定格電流以上の電流の通電によって破損するおそれもある。
【0017】
そして、上記した演算増幅器62はカスタムICにより構成され、いわゆる単電源の形態が採られることが多いため、とくに、マイナスの過大なスパイク状電圧が発生した場合に、これを確実に低減してやらなければ演算増幅器62の誤動作を防止することはできないが、上記した図6(a)、(b)の構成では、このようなマイナスのスパイク状電圧を低減して演算増幅器62の誤動作を防止することはできなかった。
【0018】
そこで、本発明は、いわゆるリンギング等による正負の過大なスパイク状電圧を、過電圧保護素子に過大な電流が流れないようにして十分に低減し、演算増幅器の誤動作を防止できるようにすることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明にかかる電流検出回路は、電流検出素子としてのシャント抵抗の両端と演算増幅器の両入力端子との間それぞれに設けられた2個の入力抵抗の直列接続回路と、前記両直列接続回路に設けられ、それぞれ正電源の端子とアースとの間に逆方向にバイアスされるように直列接続された2個のダイオードからなる過電圧保護素子とを備え、前記両直列接続回路それぞれの前記シャント抵抗に近い一方の入力抵抗を他方の前記入力抵抗より小抵抗値に形成し、前記両直列接続回路それぞれの前記両ダイオードの接続点を、前記両直列接続回路それぞれの前記両入力抵抗の接続点に接続したことを特徴としている。
【0020】
このような構成によれば、電流検出素子としてのシャント抵抗の両端と演算増幅器の両入力端子との間それぞれに2個の入力抵抗を直列接続し、両入力抵抗の接続点に過電圧保護素子を接続し、しかも、両入力抵抗のシャント抵抗に近い一方の入力抵抗を他方の前記入力抵抗より小抵抗値することで、リンギング等によりシャント抵抗の両端間に正負の過大なスパイク状電圧が発生しても、前記の一方の入力抵抗により過電圧保護素子に定格電流以上の電流が過電圧保護素子に流れないようにしつつ、前記の正負の過大なスパイク状電圧による両過電圧保護素子のダイオード通電と、前記の他方の入力抵抗、演算増幅器の内部インピーダンスの関係とにより、演算増幅器の入力端子間のスパイク状電圧を、確実かつ十分に低減することができる。
【0021】
そのため、演算増幅器に絶対最大定格以上の電圧が入力されることはなく、演算増幅器が故障や誤動作することはなく、電流検出回路の後段において、この演算増幅器の出力に基づいて何らかの制御を行う場合であっても、信頼性の高い制御動作を確保することが可能になる。
【0023】
そして、本発明にかかる電流検出回路は、両直列接続回路それぞれの前記一方の入力抵抗が、前記過電圧保護素子にその定格電流以上の電流が流れない程度の抵抗値に設定されていることが好ましい。このような構成によれば、正負の過大なスパイク状電圧によって過電圧保護素子が損傷することを確実かつ未然に防止できる。
【0024】
また、本発明にかかる電流検出回路を備えたモータ制御装置は、前記負荷がモータから成り、複数のスイッチング素子から成り、前記スイッチング手段を形成する駆動部と、前記各スイッチング素子にスイッチング制御信号を出力し、該各スイッチング制御信号により前記各スイッチング素子をオン、オフして前記モータを駆動する制御部と、前記演算増幅器の出力信号に基く前記電流検出回路の検出電流値が所定の遮断電流値以下に制限するように、前記制御部から前記各スイッチング素子への前記各スイッチング制御信号を遮断する電流制限部とを備えたことを特徴としている。
【0025】
このような構成によれば、駆動部の各スイッチング素子のオン、オフのタイミングにより、電流検出素子に前記のスパイク状の電圧が発生しても、前記の電流検出回路の演算増幅器の入力端子間に絶対最大定格以上の過大な電圧が入力されることを確実に防止することができ、演算増幅器の故障や誤動作を防止することができるため、電流制限部により、電流検出回路の検出電流値が所定の遮断電流値以下に制限されるように、確実に電流制限を行うことができ、過電流による駆動部の各スイッチング素子の損傷を確実に未然に防止してモータを駆動することが可能になる。
【0026】
また、本発明にかかる電流検出回路を備えたモータ制御装置は、前記モータが複数の前記巻線を有し、前記駆動部が、前記スイッチング素子の2個ずつを直列接続して成るアームを、前記巻線の数と同数備えたブリッジインバータを有し、前記各アームにおける前記両スイッチング素子の接続点に前記各巻線それぞれの端部を接続し、前記制御部が、前記各アームにおける前記両スイッチング素子の一方が形成する一方側スイッチング素子群の各スイッチング素子と、前記各アームにおける前記両スイッチング素子の他方が形成する他方側スイッチング素子群の各スイッチング素子とを、前記モータの回転子の検出位置に関連して前記両スイッチング素子群の異なるアームのスイッチング素子がオンするように制御し、前記モータの回転子の検出位置に関連して前記各巻線への電流の通流方向を切換え、かつ、前記電流制限部が、前記両スイッチング素子群の前記各スイッチング素子への前記スイッチング制御信号を遮断することを特徴としている。
【0027】
このような構成によれば、駆動部のブリッジインバータのスイッチングによってモータを駆動する際に、駆動部の各スイッチング素子に流れる電流を所定の遮断電流値以下に確実に抑えることができ、実用的な構成で各スイッチング素子を保護できると同時に、モータの制御動作の信頼性を向上することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
この発明における電流検出回路を備えたモータ制御装置を、車両用パワーステアリングに適用した場合の一実施形態について図1を参照して説明する。但し、図1はこの発明の一実施形態におけるモータ制御装置の結線図である。尚、以下の説明では、上記した図3及び図4も参照する。
【0029】
自動車等の車両用パワーステアリングに適用されるモータの駆動装置は、例えば図1に示すように構成されている。ロータリエンコーダ等から成る検出器SDがステアリング(図示せず)に設けられ、この検出器SDから、90゜位相のずれた2相パルス信号が検出信号として後段の信号変換部WSに出力され、信号変換部WSにより検出信号が波形整形される。
【0030】
そして、波形整形された検出信号がマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンという)から成る制御部COに入力されると、制御部COにより検出信号に基づいて舵角速度、つまりステアリングを操作する速度が検出され、制御部COによりその舵角速度の高、低に応じてステアリングの操作トルクのアシスト量が決定される。
【0031】
更に、決定されたアシストトルクを発生すべく、制御部COから出力される制御信号により、駆動部としての3相ブリッジインバータIVを構成する複数のスイッチング素子がスイッチングされ、直流電源Eから永久磁石型の3相直流ブラシレスモータMの各巻線への通電路が複数のスイッチング素子により開閉制御されてモータMが駆動され、必要なアシストトルクが発生されるのである。
【0032】
ところで、この永久磁石型の3相直流ブラシレスモータMを駆動する3相ブリッジインバータIVは、例えば図3に示すインバータ3と同様の構成を有し、制御部COからの120゜ずつ位相のずれた制御信号により、上側スイッチング素子群HTの各スイッチング素子S1、S3、S5(図3参照)が120゜ずつずれてオンし(図4参照)、これと同様に制御部COからの120゜ずつ位相のずれた制御信号により、下側スイッチング素子群LTの各スイッチング素子S2、S4、S6(図3参照)が120゜ずつずれてオンする(図4参照)。
【0033】
ここで、制御部COは、上側スイッチング素子群HTの各アームA1〜A3のスイッチング素子S1、S3、S5のうちオンしているスイッチング素子のアームとは異なるアームの下側スイッチング素子群LTのスイッチング素子がオンするように制御信号を出力し、かつオンすべき上側スイッチング素子群HTのスイッチング素子と下側スイッチング素子群LTのスイッチング素子との組み合わせを、ホール素子から成る回転検出器(図示せず)により検出されるモータMの回転子の位置に関連して切り換える。尚、制御部COからインバータIVの下側スイッチング素子群LTへはPWM制御信号が出力され、このPWMにおけるデューティサイクルが制御されてモータMの回転数制御が行われる。
【0034】
また、図1に示すように、インバータIVの各スイッチング素子S1〜S6に過電流が流れることを防止して保護するために、各スイッチング素子S1〜S6及びモータMを流れるモータ電流を検出する電流検出回路CD、及びこの電流検出回路CDによる検出電流値を予め定められた遮断電流値以下に制限する電流制限部CRが設けられている。
【0035】
電流検出回路CDは、図1に示すように、電流検出素子であるシャント抵抗SHと、このシャント抵抗SHの両端電圧を増幅する演算増幅器Aとにより構成され、電流制限部CRは、比較器CPと、D−フリップフロップDFと、3個のANDゲートAG1〜AG3とにより構成されている。
【0036】
図1に示すように、シャント抵抗SHは、直流電源EからインバータIVへのマイナス側の通電路に設けられ、このシャント抵抗SHによりインバータIVの各スイッチングS1〜S6及びモータMの各巻線M1〜M3を流れるモータ電流が検出され、シャント抵抗SHの両端電圧が演算増幅器Aにより増幅される。
【0037】
ところで、直流電源Eの負端子に接続されたシャント抵抗SHの一端と、演算増幅器Aの反転入力端子との間には、2個の入力抵抗である第1、第2抵抗R1、R2が直列に接続され、シャント抵抗SHの他端と、演算増幅器Aの非反転入力端子との間には、2個の入力抵抗である第3、第4抵抗R3、R4が直列に接続され、それぞれ2個の入力抵抗R1とR2、R3とR4の直列接続回路を形成すると共に、正電源(図示せず)の端子とアースとの間に過電圧保護素子を形成する第1、第2ダイオードD1、D2が、逆方向にバイアスされるように、第1ダイオードD1のカソードを正電源の端子に接続し、第2ダイオードD2のアノードをアースして直列に接続され、両ダイオードD1、D2の接続点が第1、第2抵抗R1、R2の接続点に接続され、これと同様に正電源とアースとの間に過電圧保護素子を形成する第3、第4ダイオードD3、D4が逆方向にバイアスされるように直列に接続され、両ダイオードD3、D4の接続点が第3、第4抵抗R3、R4の接続点に接続されている。
【0038】
このとき、第1抵抗R1の抵抗値は、スパイク状電圧が発生しても、第1、第2ダイオードD1、D2にその定格電流以上の電流が流れることのない程度の値に設定され、かつ第1抵抗R1の抵抗値は第2抵抗R2よりも小さく設定され、第1、第2抵抗R1、R2の抵抗値の比は、ほぼ2:8に設定されている。このように、第2抵抗R2の抵抗値を大きくすることで、演算増幅器Aの内部インピーダンスとの関係において、第1抵抗R1では吸収しきれなかったスパイク状電圧を確実に吸収して演算増幅器Aに絶対最大定格以上の電圧が入力されないようにしている。
【0039】
一方、第3抵抗R3及び第4抵抗R4についても、上記した第1、第2抵抗R1、R2の抵抗値の関係と同様に設定され、第3抵抗R3の抵抗値は、スパイク状電圧が発生しても、第3、第4ダイオードD3、D4にその定格電流以上の電流が流れることのない程度の値に設定され、かつ第3抵抗R3の抵抗値は第4抵抗R4よりも小さく設定され、第3、第4抵抗R3、R4の抵抗値の比は、ほぼ2:8に設定されている。
【0040】
尚、図1において、R5は演算増幅器Aの反転入力端子と出力端子間に設けられたゲイン設定用の第5抵抗、Bは単電源における演算増幅器Aの飽和を抑制するために設けられた+1V程度のバイアス電源、R6はバイアス電源Bの正端子と演算増幅器Aの非反転入力端子との間に設けられたバイアス用の第6抵抗である。
【0041】
更に、演算増幅器Aの出力が比較器CPの非反転入力端子に入力され、正電源(図示せず)とアースとの間に直列に設けられた第7、第8抵抗R7、R8の接続点の電位が参照値として比較器CPの反転入力端子に入力され、比較器CPにより両入力端子の電位が比較される。
【0042】
また、図1に示すように、D−フリップフロップDFの入力端子Dは正電源(図示せず)に接続され、クロック端子CKには制御部COからの例えば16kHzのクロックパルスが入力され、プルアップ用第9抵抗R9を介して正電源(図示せず)に接続されたリセット端子Rには比較器CPの出力信号が入力される。
【0043】
更に、各ANDゲートAG1〜AG3の一方の入力端子は、制御部COから下側スイッチング素子群LTの各スイッチング素子S2、S4、S6への制御信号の出力端子に接続され、他方の入力端子はD−フリップフロップDFのQ出力端子に接続され、各ANDゲートAG1〜AG3それぞれの両入力のAND条件が成立したときにだけ、各ANDゲートAG1〜AG3から下側スイッチング素子群LTの各スイッチング素子S2、S4、S6に制御信号が出力され、AND条件が成立しないときには、制御部COから各スイッチング素子S2、S4、S6への制御信号が遮断される。
【0044】
従って、シャント抵抗SHを流れる電流が所定の遮断電流値を超え、非反転入力端子側の演算増幅器Aの出力電位が反転入力端子側の参照値を上回れば、比較器CPの出力がローレベル(以下、Lという)からハイレベル(以下、Hという)に反転し、上記したように各ANDゲートAG1〜AG3それぞれの両入力のAND条件が成立しなくなり、各ANDゲートAG1〜AG3を介した下側スイッチング素子群LTの各スイッチング素子S2、S4、S6への制御信号が遮断され、シャント抵抗SHを流れる電流が遮断される。
【0045】
このとき、インバータIVでは、上側スイッチング素子群LTのオン状態のスイッチング素子及びフライホイールダイオードを介してモータMの巻線に循環電流が流れ、この循環電流がなくなるまでに、D−フリップフロップDFのクロック端子CKへの制御部COからのクロックパルスの出力タイミングで各ANDゲートAG1〜AG3それぞれの両入力のAND条件が成立し、各ANDゲートAG1〜AG3を介した下側スイッチング素子群LTの各スイッチング素子S2、S4、S6に制御信号が出力されて再びシャント抵抗SHに電流が流れ始め、モータMの各巻線M1〜M3に流れる電流が回復する。
【0046】
このように、下側スイッチング素子群LTの各スイッチング素子S2、S4、S6への制御信号の供給と遮断の繰り返しにより、インバータIVに流れる電流が断続されて所定の遮断電流値以下に制限され、各スイッチング素子S1〜S6の過電流による損傷から保護されている。
【0047】
尚、D−フリップフロップDFのクロック端子CKへの制御部COからのクロックパルスは、上記したように16kHzに限るものではなく、循環電流がなくなるまでにモータMの各巻線M1〜M3に流れる電流を回復できるような周波数であればよい。
【0048】
ところで、インバータIVの各スイッチング素子S1〜S6がオンしたときにこれらを流れる逆回復電流や、各スイッチング素子S1〜S6がオフしたときに直流電源Eに回生される電流等のいわゆるリンギングによる電流によって正負のスパイク状電圧が発生した場合に、第1抵抗R1及び第3抵抗R3の抵抗値が、ダイオードD1〜D4にその定格電流以上の電流が流れない程度に設定されているため、電流検出素子であるシャント抵抗SHの両端間の正負の過大なスパイク状電圧によってダイオードD1〜D4が破損することが防止される。
【0049】
また、第1及び第3抵抗R1、R3の抵抗値が、それぞれ第2、第4抵抗R2、R4よりも小さい抵抗値に設定され、ダイオードD1〜D4の通電により、シャント抵抗SHの両端間に発生する正負の過大なスパイク状電圧が確実に吸収され、しかも、単電源の演算増幅器Aに対して従来では不可能であったマイナス側のスパイク状電圧も吸収されるため、前記の過大なスパイク状電圧による両過電圧保護素子のダイオード通電と、第2、第4抵抗R2、R4、演算増幅器の内部インピーダンスの関係とにより、演算増幅器Aに絶対最大定格以上の電圧が入力されることを確実に防止して、演算増幅器Aの故障や誤動作が防止される。
【0050】
従って、上記した実施形態によれば、ダイオードD1〜D4の過電圧保護素子を設け、シャント抵抗SHに近い第1、第3抵抗R1、R3の抵抗値を、第2、第4抵抗R2、R4よりもそれぞれ小さい抵抗値に設定しているため、リンギングによりシャント抵抗SHの両端間に正負の過大なスパイク状電圧が発生しても、演算増幅器Aに絶対最大定格以上の電圧が入力されることを確実に防止できる。
【0051】
また、第1、第3抵抗R1、R3の抵抗値を第1〜第4ダイオードD1〜D4にその定格電流以上の電流が流れない程度に設定しているため、スパイク状電圧によるこれら各ダイオードD1〜D4の損傷を確実かつ未然に防止できる。
【0053】
更に、上記した実施形態では、演算増幅器Aの非反転入力端子にバイアス電源Bを設けているが、演算増幅器Aの飽和が生じなければ、このバイアス電源Bは必ずしも設ける必要はない。
【0054】
また、上記した実施形態では、電流制限部CRにより下側スイッチング素子群LTのスイッチング素子S2、S4、S6への制御信号を断続するようにした場合について説明したが、上側スイッチング素子群HTスイッチング素子S1、S3、S5への制御信号を断続しても構わない。
【0055】
更に、上記した実施形態において、制御部CO、比較器CP、D−フリップフロップDF及びANDゲートAG1〜AG3をマイコン化しても構わない。
【0056】
また、上記した実施形態では、本発明における電流検出回路CDを、自動車等の車両用パワーステアリングにおけるモータ制御装置に適用した場合について説明しているが、本発明の適用範囲はこのようなパワーステアリング用のモータ制御装置に限られるものではなく、これ以外にも、モータ等の負荷を駆動しかつその負荷電流を検出して後段回路において何らかの制御を行うものであれば、本発明を適用することが可能であり、その場合の制御は上記したような電流の制限制御を始め、検出電流値の電流制御であっても構わない。
【0057】
更に、本発明を適用可能なモータは、直流電源により駆動されるモータであればよく、上記した3相ブラシレスモータに限定されるものでないのはいうまでもない。
【0058】
また、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、リンギング等により電流検出素子であるシャント抵抗の両端間に正負の過大なスパイク状電圧が発生した場合に、シャント抵抗の両端と演算増幅器の両入力端子との間それぞれの2個の入力抵抗の直列接続回路のシャント抵抗に近く、他方の入力抵抗より小抵抗値の一方の入力抵抗により、正電源の端子とアースとの間に逆方向にバイアスされるように直列接続された2個のダイオードが形成するそれぞれの過電圧保護素子に定格電流以上の電流が流れないようにしつつ、両過電圧保護素子のダイオード通電と、前記両直列接続回路の他方の入力抵抗、演算増幅器の内部インピーダンスの関係とにより、前記演算増幅器の前記のスパイク状電圧を確実かつ十分に低減することができ、演算増幅器に絶対最大定格以上の電圧が入力されることを防止し、演算増幅器の故障や誤動作を確実に防止することができ、電流検出回路の後段において、この演算増幅器の出力に基づいて何らかの制御を行うような場合においても、誤動作のない制御動作を実現することが可能になり、信頼性の高い電流検出回路を提供することができる。
【0061】
また、請求項2に記載の発明によれば、前記両直列接続回路それぞれの一方の入力抵抗の抵抗値を過電圧保護素子に定格電流以上の電流が流れない程度に設定することで、前記のスパイク状電圧が発生しても、過電圧保護素子の破損を確実にかつ未然に防止することが可能になる。
【0062】
また、請求項3に記載の発明によれば、駆動部の各スイッチング素子のオン、オフのタイミングにより、電流検出素子に前記のスパイク状の電圧が発生しても、前記の電流検出回路の演算増幅器の入力端子間に絶対最大定格以上の過大な電圧が入力されることを確実に防止することができ、演算増幅器の故障や誤動作を防止することができるため、電流制限部により、電流検出回路の検出電流値が所定の遮断電流値以下に制限されるように、確実に電流制限を行うことができ、過電流による駆動部の各スイッチング素子の損傷を確実に未然に防止してモータを駆動することが可能になり、信頼性の優れたモータ制御装置を実現することができる。
【0063】
また、請求項4に記載の発明によれば、駆動部のブリッジインバータのスイッチングによってモータを駆動する際に、駆動部の各スイッチング素子に流れる電流を所定の遮断電流値以下に確実に抑えることができ、実用的な構成で各スイッチング素子を保護できると同時に、モータの制御動作の信頼性を向上することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の結線図である。
【図2】この発明の背景となるモータ駆動装置の結線図である。
【図3】図2の一部の詳細な結線図である。
【図4】図3の動作説明用のタイミングチャートである。
【図5】図2の構成の装置における動作説明用の波形図である。
【図6】従来例の一部の結線図である。
【符号の説明】
E 直流電源
M 3相直流ブラシレスモータ
M1〜M3 巻線
CO 制御部
IV 3相ブリッジインバータ(駆動部)
CD 電流検出回路
SH シャント抵抗
A 演算増幅器
R1、R2 第1、第2抵抗
D1、D2 第1、第2ダイオード
R3、R4 第3、第4抵抗
D3、D4 第3、第4ダイオード
CR 電流制限部
CP 比較器
DF D−フリップフロップ
AG1〜AG3 ANDゲート
S1〜S6 スイッチング素子
A1〜A3 アーム
Claims (4)
- 直流電源に接続されたスイッチング手段から負荷に流れる、周期的に通電方向が切換わる交流の電流を、電流検出素子としてのシャント抵抗により検出し、該シャント抵抗の両端間の電流検出の出力信号を演算増幅器により増幅して出力する電流検出回路において、
前記シャント抵抗の両端と前記演算増幅器の両入力端子との間それぞれに設けられた2個の入力抵抗の直列接続回路と、
前記両直列接続回路に設けられ、それぞれ正電源の端子とアースとの間に逆方向にバイアスされるように直列接続された2個のダイオードからなる過電圧保護素子とを備え、
前記両直列接続回路それぞれの前記シャント抵抗に近い一方の入力抵抗を他方の前記入力抵抗より小抵抗値に形成し、
前記両直列接続回路それぞれの前記両ダイオードの接続点を、前記両直列接続回路それぞれの前記両入力抵抗の接続点に接続したことを特徴とする電流検出回路。 - 前記両直列接続回路それぞれの前記一方の入力抵抗が、前記過電圧保護素子にその定格電流以上の電流が流れない程度の抵抗値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電流検出回路。
- 請求項1または2に記載の電流検出回路を備えたモータ制御装置であって、
前記負荷がモータから成り、
複数のスイッチング素子から成り、前記スイッチング手段を形成する駆動部と、
前記各スイッチング素子にスイッチング制御信号を出力し、該各スイッチング制御信号により前記各スイッチング素子をオン、オフして前記モータを駆動する制御部と、
前記演算増幅器の出力信号に基く前記電流検出回路の検出電流値が所定の遮断電流値以下に制限するように、前記制御部から前記各スイッチング素子への前記各スイッチング制御信号を遮断する電流制限部とを備えたことを特徴とするモータ制御装置。 - 前記モータが複数の前記巻線を有し、
前記駆動部が、前記各スイッチング素子の2個ずつを直列接続して成るアームを、前記巻線の数と同数備えたブリッジインバータを有し、
前記各アームにおける前記両スイッチング素子の接続点に前記各巻線それぞれの端部を接続し、
前記制御部が、前記各アームにおける前記両スイッチング素子の一方が形成する一方側スイッチング素子群の各スイッチング素子と、前記各アームにおける前記両スイッチング素子の他方が形成する他方側スイッチング素子群の各スイッチング素子とを、前記モータの回転子の検出位置に関連して前記両スイッチング素子群の異なるアームのスイッチング素子がオンするように制御し、前記モータの回転子の検出位置に関連して前記各巻線への電流の通流方向を切換え、
かつ、前記電流制限部が、前記両スイッチング素子群の前記各スイッチング素子への前記スイッチング制御信号を遮断することを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
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