JP3714406B2 - W−cdma方式を用いた送信電力制御回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、W−CDMA方式の通信システムで用いられる最適の送信電力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、図面を参照して従来のW−CDMAにおける受信信号SIR(希望信号対ノイズ信号レベル比:Signal-Interference Power Ratio)を用いた送信電力制御回路について説明する。
【0003】
従来、送信電力制御(以下、これをTPC:Transmit Power Controlと称す)は、2局間において、一方の局で受信信号SIRを測定し、これを予め定められたSIR値と比較する。もし予め定められたSIR値より小さければもう一方の局にパワーを上げることを要求し、予め定められたSIR値より大きければパワーを下げることを要求するのが通例である。
【0004】
ここで、図9は従来の受信信号SIRを用いた送信電力制御回路を示す図である。図9に示す従来技術は、以下に述べる本発明の実施の形態(図1に示される送信電力制御回路)と比較すると、図9において、パス選別回路3が入っていない点と、SIR加算回路12でSIR推定回路6から入力されたSIR(x)を全て加算しているという点である。したがって、ここではその相違点を中心として従来技術について述べる。その他は以下の発明の実施の形態を参照されたい。
ここで、SIR加算回路12では、各パス毎の逆拡散後のSIR(x)を全て加算してしまうため、例えばPath(1)とPath(2)が実際には一つのPathで、SIR(x)が、例えばSIR(1)=0.5、SIR(2)=0.3、SIR(3)=0.1、SIR(4)=0.1である場合、SIRの合計はSIR=1.0となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一つのPathのSIRが2回加算されていることになり、本来のSIRはSIR=0.8にならなければならない。
【0006】
ここで、例えば目標とするSIRが0.9の場合、本来は受信SIRが目標値より低いので、相手局に対してパワーを上げることを要求しなければならないのが、ここではSIR=1.0で、受信SIRが目標値より高くなっている為、逆にパワーを下げることを要求してしまう。その結果、信号品質がますます劣化してしまうという問題点があった。
【0007】
本発明の目的は、1つのパスを複数のパスとして誤検出してしまった場合に受信信号のSIRが高くなってしまい、それが目標値より大きくなってしまうと、実際には回線品質は良くなっていないのに相手局にパワーを下げることを要求してしまい、その結果回線品質が更に悪くなってしまうという問題を解決することができる送信電力制御回路を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、各パスの間隔を計算し、間隔がある一定値以下のパス(以降これを近接パスと称す)が存在する場合はそれらのパスのSIRを比較し、その比較結果に基づいてSIRに重み付けをし、その後に加算することを特徴としている。
例えば、2つの近接パスPathA,BのSIRをSIR_A,SIR_Bとし、SIR_AがSIR_Bより大きい場合、これらのSIRはX*(SIR_A)とY*(SIR_B)を加算して得られる。もしX=1,Y=0の場合、SIR_Bは無視されることになる。
【0009】
したがって、実際には一つのパスのところを、誤って複数のパスとして検出された場合、SIRの合計が本来の合計より大きくなっても、相手局に対して信号品質が改善していないとして送信パワーを下げることを要求することはない。
【0010】
具体的な構成については、本発明によるW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路は、複数のアンテナと、前記複数のアンテナから受信したN(Nは1以上の整数)個のパスの信号対ノイズ比(SIR値)を推定するSIR推定回路と、該SIR推定回路から出力されたN個のSIR値を加算するSIR加算手段を有し、前記SIR加算手段は、フレームタイミングを示すFR信号に基づき、入力されたN個のパスのうち同一アンテナから受信した複数のパスであって、遅延間隔があらかじめ定められた所定値以下の場合に、同一パスとみなして、これに対応する重み付け係数を前記N個のSIR値に掛けてから加算することを特徴とする。
【0011】
前記SIR加算手段は、SIR推定回路の出力側に接続され、前記SIR推定回路から出力されたN個のSIR値を加算するたSIR加算回路と、入力されたN個のパス情報から、同一アンテナから受信したパスであって、前記FR信号に対して所定の遅延間隔がずれている近接パスがあるか否かをチェックし、前記近接パスが少なくとも2以上存在した場合、近接情報を示す制御信号を前記SIR加算回路に送出するパス選別回路を有する。
【0012】
さらに、前記SIR加算回路は、SIR推定回路からの全てのSIR値を加算するのではなく、前記近接情報に基いて、近接パスが存在するのであれば、更に近接パスのSIR値を比較し、その結果に対応した重み付け係数をSIR値に掛けてから加算することを特徴とする。
【0013】
さらに、前記SIR加算回路は、重み付けの結果、近接パスの内、SIR値が小さい方のパスのSIR値は無視して加算することを特徴とする。
【0014】
さらに、重み付け加算されたSIR値とあらかじめ定められた目標SIR値とを比較し、前記重み付け加算されたSIR値が前記目標SIR値より大きいか否かの結果を示すTPCビットを送出するSIR判定回路と、前記TPCビットを予め定められた場所に書き込み、相手局に送信する送信部を有することを特徴とする。
【0015】
さらに、前記TPCビットは、前記重み付け加算されたSIR値が前記目標SIR値より大きければ、相手局に対して送信パワーを下げることを要求し、小さければ相手局に対して送信パワーを上げることを要求することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るW−CDMAにおける受信信号SIRを用いた送信電力制御回路の一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明に係るW−CDMAにおける受信信号SIRを用いた送信電力制御回路の一実施の形態を示すブロック図である。以下の説明で、*印は乗算を意味する。
【0017】
アップレート回路1には無線信号がディジタル信号に変換されたM本のアンテナからの信号R1(M,t)が入力される。R1(M,t)はt時点におけるアンテナMからの信号を意味し、入力信号のレートはa*Fc(Fc:チップレート)である。本回路ではこの信号のレートを更にb倍に上げ、レートa*b*Fcの信号R2(M,t)をパスサーチ回路2及びセレクタ回路4へ出力する。
【0018】
パスサーチ回路2は、入力されたM本の信号R2(M,t)に対して、フレームタイミングを示すFR信号を基準にした予め定められたCODEで相関値検出を行い、相関値が高い方からN1本を選択する。
【0019】
選択結果は図2に示すN1個のパス情報Path(N1)としてパラレルもしくはシリアルで出力される。SOURCE部はどのアンテナから入力されたかを示し、DELAY部はFR信号に対してどれくらいずれていたかを示す。各アンテナにはマルチパスフェージングがかかった信号が入力されている為、同一SOURCEから複数のパスが選択されることもある。
【0020】
図3にパスサーチ結果の一例を示す。ここでは、アンテナ数は2本(M=2)、パスサーチ数は10本(N1=10)としている。図3では、選択された有効パスは4本で(SOURCEが0の場合は無効)、第1及び第2のアンテナからそれぞれ2本づつ選択されたことを示し、第1のアンテナからの信号はFRタイミングから“2”,“4”遅れていることを示し、第2のアンテナからの信号は“5”,“9”遅れていることを示している。DELAY部の単位は1/(n1*n2*Fc)である。
【0021】
セレクタ回路4は図4に示す様にN1個のM:1のセレクタから構成され、このセレクタには上述のアップレート回路1からのM本の信号が入力される。各セレクタは上記パス情報のSOURCE部で指定された信号を選択し、後段の逆拡散回路5に出力する。
【0022】
パス情報が図3の場合、図4中のセレクタ41,42はアンテナ1からの信号R2(1,t)を選択し、セレクタ43,44はアンテナ2からの信号R2(2,t)を選択する。他の(N1−4)個のセレクタ出力は“0”になる。
【0023】
逆拡散回路5は図5に示すようにN1個の乗算器、1個のCODE発生器、及びN1個のDELAY回路から構成される。CODE発生器では予め定められた符号長LのCODEをFRタイミング信号に同期して生成し、DELAY回路は入力されたCODEを、前述のパス情報のDELAY部の値だけ遅延させる。
【0024】
例えば、R3(1,t)を逆拡散するCODEは、この信号に対するDELAY値が“2”であるので、図6の様にDELAY回路において“2”だけ遅延させたものとなる。乗算器では前述のCODEによりレートが(a*b*Fc)だった信号の逆拡散を行い、信号レートがFsであるR4(N1,t)を出力する。Fsはシンボルレートである。
【0025】
SIR推定回路6は受信されたN1本の信号の信号対ノイズ比を個別に推定し、推定結果SIR(x)を後段のSIR加算回路7に出力する。尚、x=1〜N1である。パス選別回路3は入力されたパス情報から同一アンテナで、かつDelay値がある一定値以上接近しているものがあるか否かを検出する。
【0026】
例えばこの近接範囲のスレッショルド(しきい値)を“3”とした場合、図3の場合、第2のアンテナからの信号のDelay値は“5”と“9”である為、接近していないと判断されるが、アンテナ1からの信号は“2”と“4”である為、接近していると判定される。その場合、検出信号S2は、Info(1;11000・・・0),Info(2;11000・・・0),Info(3;00000・・・0),Info(4;00000・・・0),・・・・・・・,Info(N1;00000・・・)のように表現される。
【0027】
Info(1;1100000・・・0)は、Path1に対して近接パスが存在するか否かを示し、この場合はPath1とPath2が近接していることを示す。
【0028】
SIR加算回路7では前述のSIR推定回路6から入力されたN1個のSIR値SIR(x)を加算する。但し、全てのSIR(x)を加算するのではなく、前述の近接情報Infoに従い、もし近接パスが存在するのであれば、更に近接パスのSIRを比較し、その結果に対応した重み付け係数をSIR(x)に掛けてから加算する。
【0029】
前述の例の場合、Path1とPath2が近接している為、ここではSIR(1)とSIR(2)が比較される。SIR(1)の方がSIR(2)より大きい場合、重み付け係数を1と0にすると、加算されるSIRは以下に示す数式(1)のようになる。
【0030】
つまり、この重み付けの場合は近接パスのSIRが小さい方のパスのSIRは無視されることになる。加算されたSIRはSIR判定回路8に与えられる。SIR判定回路8では与えられたSIRと外部より与えられた目標SIR値を比較し、TPCビットを送信部のMUX回路9へ出力する。TPCビットは、SIRが目標SIRより大きければ“0”を、小さければ“1”となる。ここで“1”は相手局に対して送信パワーを上げることを要求し、“0”は下げることを要求する。
【0031】
送信部11におけるMUX回路9は前述のTPCビットを図7のように予め定められた場所に書き込み、相手局に通知する。
【0032】
次に、上記した実施の形態の動作について説明する。図8は本発明の前提となる2局間のブロック図であり、図7はこれらの局間でやりとりされるデータフォーマットを示す。図7中のDATA1,DATA2はそれぞれユーザーデータを示し、TPC部は相手局からの送信パワー制御要求を示す。本発明では図8のような2局間でそれぞれ受信信号のSIRを測定し、それが目標値に対して高いか低いかをTPC部で通知し、高い場合は下げることを、低い場合は上げることを要求する。
【0033】
図1に示すアップレート回路1,パスサーチ回路2の動作は前述した通りなのでここでは省略する。セレクタ回路4ではPATH(X)のSOURCE部に従ってR2(y,t)の中から必要な信号を選択し(y=1,2,・・・,M)、R3(x,t) を出力する(x=1,2,・・・,N1)。⇒xはパスサーチ数(N1)である。
【0034】
図3の場合、R2(1,t)を2本と、R2(2,t)を2本出力し、残りの(N2−4)本はゼロである。つまりR2(y,t)とR3(x,t)の関係は、R3(1,t)=R2(1,t)、R3(2,t)=R2(1,t)、R3(3,t)=R2(2,t)、R3(4,t)=R2(2,t)、R3(x)=0となる。尚、x=5,6,・・・,N1である。
【0035】
逆拡散回路5ではR3(x,t)を予め定められたCODEで各Path独立に逆拡散し、シンボルレート(Fs)の信号R4(x,t)を出力する。上記説明したように生成されたCODEはパス情報PATH(x)のDELAY値によってタイミングを調整して逆拡散符号として使用される。ここで、符号長LのCODEをC(k)とし、DELAY値に基づいた各Path毎のタイミング関数をt(x)とすると、以下に示す数式(2)のように表せられる。尚、tはtシンボルを示す。
【0036】
R4(x,t)=Σ{R3(x,k)*C(k-t(x))}…………(2)
例えばPATH(1)の場合、すなわちx=1の場合、DELAY値が“2”であるので、t(1)=2となり、R4(1,t)は以下に示す数式(3)のようになる。
【0037】
R4(1,t)=Σ{R3(1,k)*C(k-2)}…………(3)
SIR推定回路6では、入力されたR4(x,t)の信号対ノイズレベル比を個別に計算し、SIR値SIR(x)を出力する。
【0038】
パス選別回路3では入力されたN個のパス情報PATH(x)から同一アンテナであって、タイミングがある一定値以上近接しているパス(DELAY値の値が近いパス)が無いかをチェックする。このとき、近接するパスが存在した場合、それを示す制御信号Info(x:z1,z2,…,zN1)を後段のSIR加算回路7に通知する。
【0039】
例えば、Path(1)とPath(2)が近接している場合はInfo(1:,,),Info(2:,,)のz1,z2が、Info(1:1,1,0,0,…,0)、Info(2:1,1,0,0,…,0)のように1になる。
【0040】
SIR加算回路7では入力されたSIR(x)を上記Info信号に基づいてzxが1であるPathのSIR比較を行い、かつ、重み付けそ、その後加算する。例えば、ここで重み付け係数をα(x)とすると、パス選別回路3でPATH(1)とPATH(2)が近接していると判定された場合、SIR加算回路7はSIR(1)とSIR(2)の大きさを比較する。そして、もしSIR(1)がSIR(2)よりも大きいのであれば、α(1)=1,α(2)=0とし、これが逆であればα(1)=0,α(2)=1とする。近接するパスが存在しないPATHに対応するSIRの重み付け係数は“1”にする。そして、N個のα(x)*SIR(x)は、以下の数式(4)に示すように加算され、SIR判定回路8へ出力される。
【0041】
SIR=Σα(x)*SIR(x) …………(4)
この加算されたSIRはSIR判定回路8において予め定められた目標値と比較されその結果を示すTPCビットが出力される。TPCビットの極性は、もし加算したSIRが目標値を下回れば相手局に送信パワーを上げさせる為に“1”に、上回れば逆に“0”になる。
【0042】
送信部11内のMUX回路9ではこのTPCビットを送信データに書き込み相手局へ送る。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、パスサーチにおいて実際には一つのパスなのに誤って複数のパスとして検出された場合でも、SIRの大きさにより重み付け、場合によっては最もSIRが大きいパスのSIRのみ加算する為、SIRが誤って大きくなることはない。
【0044】
従来では、実際には一つのパスのところを、誤って複数のパスとして検出された場合、SIRの合計が本来の合計より大きくなってしまい、相手局に対して信号品質が改善していないのに送信パワーを下げることを要求してしまうため、逆に信号品質が劣化してしまうが、本発明ではこの問題を解決している。
【0045】
パスサーチ時にも同様に近接パスの保護をかけ、同一パスを複数のパスとして検出しないようにすることもできるが、この時の近接パスの範囲はW−CDMAで通常使われているRAKE受信後のデータ品質が最適になるように、傾向としてはパスが多めに補足できるような方向で決められる(近接パスが含まれる確率が高くなる)ため、それが必ずしも今回の様なSIR推定にとって最適とは限らない。しかし、本発明では、SIR加算前に別のパラメータによってパスの選択を行うため、SIR推定にとって最適なパラメータを決定できる。
【0046】
更に、通常パスサーチはある一定時間の平均値を使って行われるため、そこで得られたパス情報は厳密にはSIR推定で使うデータと同時間のものではないが、本発明ではこの様なこの時間中にパスの状況が変わってもある程度正しくパスを選別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るW−CDMAにおける受信信号のSIRを用いた送信電力制御回路の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】N1個のパス情報Path(N1)を示した図である。
【図3】パスサーチ結果の一例を示した図である。
【図4】セレクタ回路の構成を示した図である。
【図5】逆拡散回路の構成を示した図である。
【図6】R3(N1,t)を逆拡散してR4(N1,t)を出力する際、CODE発生器出力とDELAY回路出力のデータ構造を示した図である。
【図7】2局間でやりとりされるデータフォーマットを示す図である。
【図8】2局間でそれぞれ受信信号のSIRを測定し、それが目標値に対して高いか低いかをTPC部で通知して、送信電力の制御を行っている様子を示した2局間のブロック図である。
【図9】従来のW−CDMAにおける受信信号SIRを用いた送信電力制御回路の一実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 アップレート回路
2 パスサーチ回路
3 パス選別回路
4 セレクタ回路
5 逆拡散回路
6 SIR推定回路
7 SIR加算回路
8 SIR判定回路
9 MUX回路
Claims (10)
- 複数のアンテナと、前記複数のアンテナから受信したN(Nは1以上の整数)個のパスの信号対ノイズ比(SIR値)を推定するSIR推定回路と、該SIR推定回路から出力されたN個のSIR値を加算するSIR加算手段を有するW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路において、
前記SIR加算手段は、フレームタイミングを示すFR信号に基づき、入力されたN個のパスのうち同一アンテナから受信した複数のパスであって、遅延間隔があらかじめ定められた所定値以下の場合に、同一パスとみなして、これに対応する重み付け係数を前記N個のSIR値に掛けてから加算することを特徴とするW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路。 - 前記SIR加算手段は、
SIR推定回路の出力側に接続され、前記SIR推定回路から出力されたN個のSIR値を加算するSIR加算回路と、
入力されたN個のパス情報から、同一アンテナから受信したパスであって、前記FR信号に対して所定の遅延間隔がずれている近接パスがあるか否かをチェックし、前記近接パスが少なくとも2以上存在した場合、近接情報を示す制御信号を前記SIR加算回路に送出するパス選別回路を有することを特徴とする請求項1記載のW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路。 - 前記SIR加算回路は、SIR推定回路からの全てのSIR値を加算するのではなく、前記近接情報に基づいて、近接パスが存在するのであれば、更に近接パスのSIR値を比較し、その結果に対応した重み付け係数をSIR値に掛けてから加算することを特徴とする請求項2記載のW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路。
- 前記SIR加算回路は、重み付けの結果、近接パスの内、SIR値が小さい方のパスのSIR値は無視して加算することを特徴とする請求項3記載のW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路。
- 重み付け加算されたSIR値とあらかじめ定められた目標SIR値とを比較し、前記重み付け加算されたSIR値が前記目標SIR値より大きいか否かの結果を示すTPCビットを送出するSIR判定回路と、前記TPCビットを予め定められた場所に書き込み、相手局に送信する送信部をさらに有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路。
- 前記TPCビットは、前記重み付け加算されたSIR値が前記目標SIR値より大きければ、相手局に対して送信パワーを下げることを要求し、小さければ相手局に対して送信パワーを上げることを要求することを特徴とする請求項5記載のW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路。
- 複数のアンテナと、前記複数のアンテナから受信したN(Nは1以上の整数)個のパスの信号対ノイズ比(SIR値)を推定するSIR推定回路と、該SIR推定回路から出力されたN個のSIR値を加算するSIR加算手段を有するW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路において、
前記SIR加算手段は、同一アンテナから受信した複数パスのうち、遅延間隔があらかじめ定められた所定値以下のパスに基づく2以上のSIR値を重複して加算しないことを特徴とするW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路。 - 前記SIR加算手段は、
SIR推定回路の出力側に接続され、前記SIR推定回路から出力されたSIR値を加算するSIR加算回路と、
入力されたN個のパス情報から、同一アンテナから受信したパスであって、所定の遅延間隔がずれている近接パスがあるか否かをチェックし、前記近接パスが少なくとも2以上存在した場合、近接情報を示す制御信号を前記SIR加算回路に送出するパス選別回路
を有することを特徴とする請求項7記載のW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路。 - 前記SIR加算回路は、近接パスの内、SIR値が高い1のパスを選び他のSIR値を無視して加算することを特徴とする請求項8記載のW−CDMA方式を用いた送信電力制御回路。
- 複数のアンテナと、前記複数のアンテナから受信したN(Nは1以上の整数)個の信号の信号対ノイズ比(SIR値)を推定するSIR推定回路と、該SIR推定回路から出力されたN個のSIR値を加算するSIR加算手段を用いたW−CDMA方式の送信電力制御方法であって、
前記SIR加算手段に、同一アンテナから受信した複数パスのうち、遅延間隔があらかじめ定められた所定値以下のパスに基づく2以上のSIR値を重複して加算させないことを特徴とするW−CDMA方式を用いた送信電力制御方法。
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