JP3712692B2 - 加入者情報蓄積サービスシステムおよびサービス制御装置 - Google Patents

加入者情報蓄積サービスシステムおよびサービス制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加入者毎に情報を蓄積するサービスを提供する加入者情報蓄積サービスシステムおよびサービス制御装置に係り、詳しくは、加入者の収容替えを円滑に行うことのできる加入者情報蓄積サービスシステムおよびサービス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話等の移動端末のユーザ(=加入者)が電波の届かない所(圏外)にいるときや電源を切っている場合などに、留守番電話サービスセンターが代わりに伝言メッセージを預かるサービス、いわゆる留守番電話サービスが移動通信サービスの1つとして提供されている。
【0003】
図5は、この留守番電話サービスを提供するシステムの構成例を示したもので、同システムは、加入者宛の情報(=メッセージ)を蓄積する情報蓄積装置C50、D60と、全契約者のサービス契約情報を管理するサービス制御装置20と、サービスの登録要求(以下、サービスオーダという)を上記サービス制御装置20に対して行うサービスオーダ装置10とにより構成(点線枠内)されている。また、同システムは、交換機等で構成されるコアネットワーク200と接続され、該コアネットワーク200は、携帯電話等の移動端末110と基地局120等で構成される無線アクセスネットワーク100と接続される。
【0004】
図5において、ある加入者(送信元)の移動端末110からある加入者の移動端末(図示省略)宛(送信先)にあるメッセージが送信されると、情報蓄積装置C50(例)は、コアネットワーク200、サービス制御装置20を介して送られてきた蓄積用のメッセージを一時的に蓄積する。その後、その蓄積された情報を検知した送信先の移動端末の加入者から、蓄積された自分宛のメッセージの参照要求がサービス制御装置20に送出されると、サービス制御装置20は情報蓄積装置C50に接続する制御を行って、該加入者宛に蓄積されているメッセージを情報蓄積装置C50から出力させる。このような情報蓄積装置C50、D60は、サービス制御装置20からの指示に基づいて、該当加入者宛のメッセージ有無を確認すると共に、自装置内に加入者固有の蓄積ボックス(情報蓄積するメモリ等)を設けており、蓄積される情報を加入者毎に管理している。
【0005】
上記のような留守番電話サービスのシステムにおいては、例えば、新サービス(画像による留守番サービス等)を提供する場合、新サービスを実現するためのファイルをリリースし、各情報蓄積装置内の該当ファイルを更新することで新サービスの提供が可能になる。図6は、このファイル更新の概念を示した図である。
同図において、情報蓄積装置C50〜70Eには、サービスA、Bの提供を可能にするアプリケーションファイル(APLファイル)が存在しており、新たに、新サービス(=サービスC)を可能にする新APLファイルが作成されると、その新APLファイルが各情報蓄積装置C50〜70Eに転送され既存のAPLファイルが更新されるようになっている。これにより、情報蓄積装置C50〜70E内のAPLファイルは全て新APLファイルに更新され、新サービスの提供が可能な情報蓄積装置へとグレードアップすることになる。なお、このファイル更新処理は、同時期に全ファイルに対して実行される。
【0006】
ところで、上記のような情報蓄積装置C50〜70Eにおいて加入者の収容替えが必要となるケースは、
A.システムに異常が発生し、サービスを提供できなくなった場合
B.情報蓄積装置が加入者を収容しきれなくなった場合
である。このような状況においては、保守者の判断に基づき、収容されている加入者を他の正常の情報蓄積装置へと収容替えする。この収容替えの実施形態は、収容替えの際におけるメッセージ転送の有無と、サービスの中断の有無によって異なるが、加入者の蓄積情報を転送させる、あるいはサービスを中断させずに加入者の蓄積情報を転送させることは、その間のメッセージ再生・録音要求があった場合に蓄積情報の不一致等の恐れがあり、サービスに影響を及ぼす危険があるため、一旦サービスを中断させてメッセージの転送を行うことが一般的である。図7は、このような従来の加入者収容替えを説明するための概略図である。同図は、情報蓄積装置C50に収容されている加入者aの蓄積情報1を、情報蓄積装置D60に収容替えするときの処理手順の一例を示しており、転送すべき加入者の情報が保守者により指定(▲1▼)されると、サービス制御装置20は、その指定に係る要求に基づいてサービスを中断させる。加入者aの収容元となる情報蓄積装置C50は、上記要求に基づいて、収容先となる情報蓄積装置D60に加入者aの蓄積情報1を収容させるためのボックスを新たに作成(▲2▼)させる。情報蓄積装置C50は、収容先の情報蓄積装置D60に加入者a用のボックスが作成されたことを認識すると、上記情報蓄積装置D60に対して、加入者情報(ここでは、加入者aの蓄積情報1)の転送(▲3▼)を開始する。そして、転送が終了した時点で、その旨を示す「蓄積情報転送終了通知」をサービス制御装置20に送出する。サービス制御装置20は、収容元情報蓄積装置C50からの「蓄積情報転送終了通知」を受信した後、加入者情報管理テーブル(例)で管理されるサービスの提供先を情報蓄積装置D60に切り替えるためのテーブルの書換えを行い(▲4▼)、サービス中断を解除すると共に、上記「蓄積情報転送終了通知」受信に対する応答を情報蓄積装置C50に返す。情報蓄積装置C50は、サービス制御装置20からの上記応答を受信した後、加入者aの蓄積情報ボックスを削除(▲5▼)する。
【0007】
このようにして加入者aに対する収容替えの一連の処理が完了となる。なお、本例では、情報蓄積装置D60に収容替えされた加入者aの蓄積情報1を蓄積情報2として表している。
【0008】
また、上記A、Bのケースの他に、加入者が新サービスの提供を受けるケース(ケースC)においても情報蓄積装置における加入者の収容替えが必要となる。ここで、ハードウェア上の制限から、ある新サービス(=サービスC)の提供が可能な情報蓄積装置群Y(情報蓄積装置F300〜H500)と、サービスCを提供することができない情報蓄積装置群X(情報蓄積装置C50〜E70)があった場合を考えると、情報蓄積装置群Xにある情報蓄積装置C50〜E70に収容されている加入者がサービスCの提供を受けるためには、当該加入者を情報蓄積装置群Yの情報蓄積装置F300〜H500に収容替えを行う必要がある(図8参照)。このような状況においては、新サービスのサービスオーダ発生ごとに保守者が該当加入者の収容替えを実行する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、上記ケースCにおいては、新サービスのサービスオーダ発生ごとに保守者が該当加入者の収容替え(メッセージ転送を含む)を実行しなければならない。ところが、サービスオーダの発生予測は困難であるため、保守者が新サービスのサービスオーダ発生ごとにメッセージの転送を行うといった方法は現実的には不可能である。よってこのようなケースでは、サービス提供のばらつきが生じるのを防ぐため、全国一斉に新サービスを提供している情報蓄積装置への収容替えを行う(例:情報蓄積装置X→Yへ一斉に移行させる)方法がとられるが、その場合、収容替え対象となる加入者も膨大な数になり、大規模な工事が必要といった問題があった。
【0010】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、新サービスの導入に際し、大規模な工事を行うことなく、かつサービス提供にばらつきを生じさせずに加入者の収容替えを実現する加入者情報蓄積サービスシステムおよびサービス制御装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、加入者の情報を加入者固有の情報蓄積ボックスに蓄積する複数の情報蓄積装置と、加入者のサービス契約に係る情報を管理するサービス制御装置と、サービスの登録要求をサービスオーダとして該サービス制御装置に行うサービスオーダ装置とを備えた加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、前記サービス制御装置は、前記サービスオーダ装置からのサービスオーダ受信後、前記複数の情報蓄積装置のうち、該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置と、該当加入者の情報の収容先となる情報蓄積装置とを識別して振分ける接続先振分け制御手段と、前記収容元の情報蓄積装置に蓄積されている該当加入者宛の蓄積情報が、全て削除されたことを認識した後、認識後に生起した前記該当加入者に関連する呼の受付制御の処理を、前記収容先として識別された情報蓄積装置に移行させる接続先移行制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の本発明は、前記加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、前記接続先振分け制御手段は、前記サービスオーダで指示されるサービスの提供が可能な情報蓄積装置を、前記該当加入者の情報の収容先情報蓄積装置とすることを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の本発明は、前記加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、前記接続先振分け制御手段は、前記サービスオーダの受信を契機に、前記該当加入者の情報の収容先情報蓄積装置に、該当加入者のための蓄積情報を保存させる情報蓄積ボックスを作成させるボックス作成通知手段を備えたことを特徴としている。
【0014】
請求項4記載の本発明は、前記加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、前記接続先振分け制御手段は、前記サービスオーダ受信以後の該当加入者の蓄積情報については、前記該当加入者の情報の収容先情報蓄積装置内に作成された該当加入者用の情報蓄積ボックスに蓄積させ、該当加入者の蓄積情報の再生を行う場合には、前記該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置に蓄積されている前記該当加入者宛の蓄積情報を出力させるサービス継続手段を備えたことを特徴としている。
【0015】
請求項5記載の本発明は、前記加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、前記該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置は、該当加入者からの蓄積情報の再生要求に関する呼が生起する度に該当加入者宛の蓄積情報の有無を判定する蓄積情報有無判定手段と、前記蓄積情報有無判定手段にて前記該当加入者宛の蓄積情報が無いと判定された場合に、前記該当加入者用の情報蓄積ボックスを削除して所定の宛先に通知するボックス削除通知手段を備えたことを特徴としている。
【0016】
請求項6記載の本発明は、前記加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、前記接続先移行制御手段は、前記該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置から出力される該当加入者用の情報蓄積ボックスの削除通知により、該当加入者宛の蓄積情報が全て削除されたことを認識し、その認識後に生起した前記該当加入者に関連する呼の受付制御の処理を、前記収容先として識別された情報蓄積装置に移行させることを特徴としている。
【0017】
請求項7記載の本発明は、前記加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、前記サービス制御装置からのサービスオーダが、新サービスを登録するサービスオーダとなることを特徴としている。
【0018】
また、請求項8記載の本発明は、外部装置からサービスを登録するサービスオーダを受け取り所望の通信サービスを実行するサービス制御装置において、
前記サービスオーダ装置からのサービスオーダ受信後、前記複数の情報蓄積装置のうち、該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置と、該当加入者の情報の収容先となる情報蓄積装置とを識別して振分ける接続先振分け制御手段と、前記収容元の情報蓄積装置に蓄積されている該当加入者宛の蓄積情報が、全て削除されたことを認識した後、新たに生起した前記該当加入者に関連する呼の受付制御の処理を、前記収容先として識別された情報蓄積装置に移行させる接続先移行制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0019】
本発明によれば、サービスの登録要求であるサービスオーダを契機に、メッセージの収容元と収容先の情報蓄積装置が振分けられ、収容元の情報蓄積装置における蓄積情報が全て削除された後に収容先の情報蓄積装置にてメッセージの蓄積および再生をさせる制御が行われる。このため、サービスを一斉に中断させるような大規模な工事を行わなくても、サービスを継続させながら(サービスの中断なく)、所望の情報蓄積装置へ加入者の収容替えを加入者ごとに自動的に行うことができるので、より円滑な加入者の収容替えを実現することが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は、本発明が適用される加入者情報蓄積サービスシステムの構成を示す図である。図1において、この加入者情報蓄積サービスシステムの構成は、図5で示した点線枠内の構成と同一で、加入者宛の情報を蓄積する情報蓄積装置(ここでは、情報蓄積装置A30、B40)と、全契約者のサービス契約情報を管理するサービス制御装置20と、サービスオーダを上記サービス制御装置20に対して行うサービスオーダ装置10とにより構成される。本例では、情報蓄積装置A30は、新サービスを提供しない情報蓄積装置、情報蓄積装置B40は、新サービスを提供する情報蓄積装置と定義し、それぞれの装置に識別用のID(下記参照)が付与されているものと仮定し、以下説明を進める。
【0022】
●情報蓄積装置A30 ID:X0011
●情報蓄積装置B40 ID:Y0011
上記のように構成された加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、図2のシーケンスを参照しながら動作を説明する。図2は、本発明に係る加入者収容替えの処理手順を示すシーケンスである。
【0023】
(動作の説明)
まず、該当する新サービスのサービスオーダがサービスオーダ装置10より発生(A)すると、サービス制御装置20は、そのサービスオーダで指示される該当加入者用のメッセージ蓄積用ボックスを作成させる指示信号を、新サービスを提供する情報蓄積装置B40に対して送出(B)する。情報蓄積装置B40は、上記指示信号に基づいて該当加入者のためのメッセージ蓄積用ボックスを作成した後、ボックス作成完了通知をサービス制御装置20に送出(C)する。サービス制御装置20は、情報蓄積装置B40からのボックス作成完了通知(C)により、該当加入者のためのメッセージ蓄積用ボックスが作成されたことを検出すると、メッセージの再生先と録音先の情報蓄積装置を該当加入者からの呼の要求(再生呼、録音呼)に応じて切替えるための接続先管理テーブルを生成(図3参照)する(D)。サービス制御装置20は、上記接続先管理テーブル生成後、メッセージの再生要求である「再生呼」をコアネットワーク側の交換機を介して受信(E)すると、図3に示す接続先管理テーブルを参照し、該当加入者に対して再生先となる情報蓄積装置を判断し、それを接続先とする。ここでは、同図より、該当加入者(電話番号:090XXXXYYYY)に対して接続すべき情報蓄積装置は、現在該当加入者を収容している情報蓄積装置A30(ID:X0011)が選択され接続(F)される。
【0024】
一方、メッセージの録音要求である「録音呼」を、サービス制御装置20が、コアネットワーク側の交換機を介して受信(G)した場合、上記同様図3の接続先管理テーブルが参照され、新サービスの提供が可能な情報蓄積装置B40(ID:Y0011)が新たなメッセージの録音先情報蓄積装置として選択されて接続(H)される。すなわち、サービスオーダ発生以後に発生したメッセージの録音要求に対する蓄積用メッセージは、収容元の情報蓄積装置(=情報蓄積装置A30)に蓄積されるのでなく、収容先の情報蓄積装置(=情報蓄積装置B40)に移行して蓄積されるようになる。なお、加入者のID(電話番号等の情報)は、呼制御用のシグナリングに含まれ、交換機を介して得られるようになっている。
【0025】
このようにサービス制御装置20は、上記サービスオーダ発生以後に発生した該当加入者からの要求が、メッセージの録音要求であれば新サービスを提供する情報記憶装置2(収容先)に録音させ、メッセージの再生要求であれば現在該当加入者を収容している情報蓄積装置1(収容元)にてサービスを継続させるようメッセージの再生先と蓄積先の情報蓄積装置を切替える制御を呼の生起ごとに行う。
【0026】
情報蓄積装置A30は、上述した再生呼の接続信号をサービス制御装置20から受信するごとに、現在収容している該当加入者宛のメッセージ蓄積用ボックスに蓄積されているメッセージの有無を判定(I)し、メッセージが蓄積されている間(IでYES)は、蓄積されたメッセージを該当加入者の移動端末に向けて出力し、メッセージの蓄積が無くなった(IでNO)時点で、該当加入者のメッセージ蓄積用ボックスを削除(J)して、結果をサービス制御装置20に通知(K)する。
【0027】
サービス制御装置20は、収容元の情報蓄積装置A30にて、該当加入者のメッセージ蓄積用ボックスが削除されたことを認識すると、それ以後に発生する再生呼、録音呼ともに新サービスを提供する情報蓄積装置B30に接続するよう接続先管理テーブルを更新(図4参照)する(L)。これにより、上記メッセージ蓄積用ボックス削除後に生起した録音呼および再生呼の処理の受付が新サービスを提供する情報蓄積装置B40に全て移行(M〜P)することとなり、新サービスを提供する情報蓄積装置B40への該当加入者の収容替えが完了となる。
【0028】
以上説明したように、本実施形態によれば、新サービスを登録するサービスオーダを契機に、新サービスを提供していない情報蓄積装置A30から新サービスを提供している情報蓄積装置B40へ加入者毎の収容替えが自動的に実行されていくので、サービスを中断させることなく、ほぼリアルタイムでの加入者収容替えが実現される。従って、前述したケースCの場合(新サービスを提供することが可能な情報蓄積装置B40と、提供することができない情報蓄積装置A30があった場合)においても、大規模な工事を行うことなく、かつサービス提供にばらつきを生じさせずに新サービスを導入することが可能になる。
【0029】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、これに限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。上記実施形態では、新サービスを提供する情報蓄積装置への加入者の収容替えは、情報蓄積装置A30において、該当加入者のメッセージが全て削除されたことを契機としていたが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。
例えば、情報蓄積装置A30において、該当加入者のメッセージが蓄積されているとの判定が下された場合(図2の(I)でYes)、蓄積メッセージを、新サービスを提供する情報蓄積装置B40に直接転送するような能動的な形態であってもよい。この場合、メッセージ転送後に、上記メッセージ蓄積用ボックス削除され、以後は上述した実施形態での処理と同じ処理が行われる。
【0030】
上記例において、サービス制御装置20の接続先情報蓄積装置振分け機能が接続先振分け制御手段に、接続先情報蓄積装置移行制御機能が接続先移行制御手段に、該当加入者の蓄積情報を保存させる保存機能がボックス作成通知手段に、加入者収容替え前のサービス維持機能がサービス継続手段に対応する。また、情報蓄積装置A30の蓄積情報の有無判定機能が蓄積情報有無判定手段に、加入者用情報蓄積ボックス削除通知機能がボックス削除通知手段に対応する。
【0031】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、サービスの登録要求であるサービスオーダを契機に、メッセージの収容元と収容先の情報蓄積装置が振分けられ、収容元の情報蓄積装置における蓄積情報が全て削除された後に収容先の情報蓄積装置にてメッセージの蓄積および再生をさせる制御が行われる。このため、サービスを一斉に中断させるような大規模な工事を行わなくても、サービスを継続させながら(サービスの中断なく)、所望の情報蓄積装置へ加入者の収容替えを加入者ごとに自動的に行うことができるので、より円滑な加入者の収容替えを実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される加入者情報蓄積サービスシステムの構成を示す図である。
【図2】本発明に係る加入者収容替えの処理手順を示すシーケンスである。
【図3】サービス制御装置で生成された接続先管理テーブルの一例を示す図である。
【図4】サービス制御装置で更新された接続先管理テーブルの一例を示す図である。
【図5】留守番電話サービスを提供するシステムの構成例を示す図である。
【図6】新サービスを提供する際に実行されるファイル更新の概念を示す図である。
【図7】従来の加入者収容替えを説明するための概略図である。
【図8】情報蓄積装置群XからYに加入者の収容替えを行う際の概略図である。
【符号の説明】
10 サービスオーダ装置
20 サービス制御装置
30 情報蓄積装置A(新サービスなし)
40 情報蓄積装置B(新サービスあり)
50 情報蓄積装置C
60 情報蓄積装置D
70 情報蓄積装置E
100 無線アクセスネットワーク
110 移動端末
120 基地局
200 コアネットワーク
300 情報蓄積装置F
400 情報蓄積装置G
500 情報蓄積装置H

Claims (13)

  1. 加入者の情報を加入者固有の情報蓄積ボックスに蓄積する複数の情報蓄積装置と、加入者のサービス契約に係る情報を管理するサービス制御装置と、サービスの登録要求をサービスオーダとして該サービス制御装置に行うサービスオーダ装置とを備えた加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、
    前記サービス制御装置は、前記サービスオーダ装置からのサービスオーダ受信後、前記複数の情報蓄積装置のうち、該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置と、該当加入者の情報の収容先となる情報蓄積装置とを識別して振分ける接続先振分け制御手段と、
    前記収容元の情報蓄積装置に蓄積されている該当加入者宛の蓄積情報が、全て削除されたことを認識した後、認識後に生起した前記該当加入者に関連する呼の受付制御の処理を、前記収容先として識別された情報蓄積装置に移行させる接続先移行制御手段とを備えたことを特徴とする加入者情報蓄積サービスシステム。
  2. 請求項1記載の加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、
    前記接続先振分け制御手段は、前記サービスオーダで指示されるサービスの提供が可能な情報蓄積装置を、前記該当加入者の情報の収容先情報蓄積装置とすることを特徴とする加入者情報蓄積サービスシステム。
  3. 請求項1又は2記載の加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、
    前記接続先振分け制御手段は、前記サービスオーダの受信を契機に、前記該当加入者の情報の収容先情報蓄積装置に、該当加入者のための蓄積情報を保存させる情報蓄積ボックスを作成させるボックス作成通知手段を備えたことを特徴とする加入者情報蓄積サービスシステム。
  4. 請求項1又は3記載の加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、
    前記接続先振分け制御手段は、前記サービスオーダ受信以後の該当加入者の蓄積情報については、前記該当加入者の情報の収容先情報蓄積装置内に作成された該当加入者用の情報蓄積ボックスに蓄積させ、該当加入者の蓄積情報の再生を行う場合には、前記該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置に蓄積されている前記該当加入者宛の蓄積情報を出力させるサービス継続手段を備えたことを特徴とする加入者情報蓄積サービスシステム。
  5. 請求項4記載の加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、
    前記該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置は、該当加入者からの蓄積情報の再生要求に関する呼が生起する度に該当加入者宛の蓄積情報の有無を判定する蓄積情報有無判定手段と、
    前記蓄積情報有無判定手段にて前記該当加入者宛の蓄積情報が無いと判定された場合に、前記該当加入者用の情報蓄積ボックスを削除して所定の宛先に通知するボックス削除通知手段を備えたことを特徴とする加入者情報蓄積サービスシステム。
  6. 請求項1記載の加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、
    前記接続先移行制御手段は、前記該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置から出力される該当加入者用の情報蓄積ボックスの削除通知により、該当加入者宛の蓄積情報が全て削除されたことを認識し、その認識後に生起した前記該当加入者に関連する呼の受付制御の処理を、前記収容先として識別された情報蓄積装置に移行させることを特徴とする加入者情報蓄積サービスシステム。
  7. 請求項1乃至3いずれか1項記載の加入者情報蓄積サービスシステムにおいて、
    前記サービス制御装置からのサービスオーダが、新サービスを登録するサービスオーダとなることを特徴とする加入者情報蓄積サービスシステム。
  8. 外部装置からサービスを登録するサービスオーダを受け取り所望の通信サービスを実行するサービス制御装置において、
    前記サービスオーダ装置からのサービスオーダ受信後、前記複数の情報蓄積装置のうち、該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置と、該当加入者の情報の収容先となる情報蓄積装置とを識別して振分ける接続先振分け制御手段と、
    前記収容元の情報蓄積装置に蓄積されている該当加入者宛の蓄積情報が、全て削除されたことを認識した後、認識後に生起した前記該当加入者に関連する呼の受付制御の処理を、前記収容先として識別された情報蓄積装置に移行させる接続先移行制御手段とを備えたことを特徴とするサービス制御装置。
  9. 請求項8記載のサービス制御装置において、
    前記接続先振分け制御手段は、前記サービスオーダで指示されるサービスの提供が可能な情報蓄積装置を、前記該当加入者の情報の収容先情報蓄積装置とすることを特徴とするサービス制御装置。
  10. 請求項8又は9記載のサービス制御装置において、
    前記接続先振分け制御手段は、前記サービスオーダの受信を契機に、前記該当加入者の情報の収容先情報蓄積装置に、該当加入者のための蓄積情報を保存させる情報蓄積ボックスを作成させるボックス作成通知手段を備えたことを特徴とするサービス制御装置。
  11. 請求項8又は10記載のサービス制御装置において、
    前記接続先振分け制御手段は、前記サービスオーダ受信以後の該当加入者の蓄積情報については、前記該当加入者の情報の収容先情報蓄積装置内に作成された該当加入者用の情報蓄積ボックスに蓄積させ、該当加入者の蓄積情報の再生を行う場合には、前記該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置に蓄積されている前記該当加入者宛の蓄積情報を出力させるサービス継続手段を備えたことを特徴とするサービス制御装置。
  12. 請求項8記載のサービス制御装置において、
    前記接続先移行制御手段は、前記該当加入者の情報を収容している収容元の情報蓄積装置から出力される該当加入者用の情報蓄積ボックスの削除通知により、該当加入者宛の蓄積情報が全て削除されたことを認識し、その認識後に生起した前記該当加入者に関連する呼の受付制御の処理を、前記収容先として識別された情報蓄積装置に移行させることを特徴とするサービス制御装置。
  13. 請求項8乃至10いずれか1項記載のサービス制御装置において、
    前記サービス制御装置からのサービスオーダが、新サービスを登録するサービスオーダとなることを特徴とするサービス制御装置。
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