JP3709476B2 - 掘削工具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーシングパイプ先端にリングビットが取り付けられるとともに、このケーシングパイプ内に挿入されたインナーロッドの先端にはインナービットが取り付けられた、いわゆる二重管式ビットの掘削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の掘削工具としては、例えば実公平7−43264号公報に、ケーシングパイプ先端にリングビットを回転自在に取り付けるとともに、インナーロッドの先端にはインナービットを取り付け、これらリングビットとインナーロッドとの間に、ケーシングパイプの軸線方向に摺動可能とされてインナーロッドの回転をリングビットに伝動させる連係部を設けたものが提案されている。ここで、この公報に記載の掘削工具における上記連係部では、リングビットの内壁に係止ピンを固着してインナービット外周に形成された外周溝と係合させており、このインナービットを介してインナーロッドとリングビットとを軸線回りに一体回転させるとともに、該軸線方向にはインナーロッドおよびインナービットがケーシングパイプおよびリングビットに対して相対的に進退可能とされている。
【0003】
しかして、このような掘削工具では、上記インナービットにインナーロッドから軸線回りの回転力と軸線方向先端側への打撃力とを与える一方、リングビットにはケーシングパイプから打撃力のみを与えるとともにインナービットの回転に伴う回転力を与え、これらインナービットとリングビットの回転打撃力により地盤を掘削するとともに、こうして掘削された削孔にケーシングパイプを建て込んでゆく。また、掘削終了後には、インナーロッドを軸線方向後端側に後退させることにより、インナービットの外周溝から係止ピンが外れて、リングビットおよびケーシングパイプを削孔内に残したままインナービットごとインナーロッドを引き抜くことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような掘削工具では、掘削の途中でジャミングなどのトラブルが発生した場合、インナービットごとインナーロッドを一旦後退させてかかるトラブルを解消した後、再びこれらインナーロッドおよびインナービットを前進させて掘削を続行することがある。ところが、この後退の際にインナービットの外周溝からリングビットの係止ピンが外れてしまうと、次に再びインナービットを前進させて掘削を続行しようとしたときに、この外周溝に係止ピンが確実に嵌合するようにインナービットの回転位置を合わせた上で前進させることは困難であり、インナーロッドおよびインナービットを前進させた際に、インナービットの先端がリングビットの係止ピンの後端に当たってしまう場合がある。
【0005】
しかるに、上記従来の掘削工具では、リングビットは、ケーシングパイプの先端に回転自在に取り付けられているだけであって、軸線方向先端側に向けてケーシングパイプに係合するように取り付けられてはおらず、従ってこのようにインナービットがその先端をリングビット内周の係止ピン後端に当接させた状態でインナーロッドごと前進させられると、インナービットに押し出されるようにしてリングビットがケーシングパイプ先端から外れてしまい、その後の掘削の続行が不可能となってしまうおそれがある。その一方で、このような問題を解消するために、リングビットをケーシングパイプの先端に回転自在かつ軸線方向先端側に係止された状態で取付可能とした掘削工具も考えられてはいるが、そのような掘削工具でも、構造が複雑となったり、リングビットのケーシングパイプ先端への取付作業が煩雑となったりするといった新たな問題が生じるおそれがあった。
【0006】
本発明は、このような背景の下になされたもので、上述のような二重管式ビットの掘削工具において、リングビットをケーシングパイプの先端に回転自在かつ軸線方向先端側に係止して取り付けるに際して、構造の複雑化を招くことなく、しかもきわめて容易に取付可能な掘削工具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、円筒状のケーシングパイプの先端にリングビットが該ケーシングパイプの軸線回りに回転自在に取り付けられるとともに、上記ケーシングパイプ内に挿入されて上記軸線回りに回転されるインナーロッドの先端には、インナービットが上記リングビットの内周に挿入されて該リングビットと上記軸線回りに係合可能に取り付けられてなる掘削工具において、上記インナービットは、先端から後端に向けて拡径した外形多段円柱状をなしており、1段目から2段目の間の段差部と、2段目から3段目の部分の段差部とは、上記リングビットおよびケーシングパイプに当接可能とされ、上記ケーシングパイプとリングビットとは、互いの内外周面を対向させて嵌挿されるとともに、これら互いに対向するケーシングパイプとリングビットの内外周面には、いずれか一方には上記軸線回りに延びる幅広で溝深さの浅い環状溝が、他方には上記軸線回りに延びる幅狭で溝深さの深い環状溝が形成され、それぞれの環状溝は該軸線を含む断面が「コ」字状をなし、これらの環状溝が合致することによって画成される環状孔に、上記軸線に対する径方向に弾性変形可能な断面方形状に形成された係止部材が負荷がかからない自然状態で介装され、上記リングビットがケーシングパイプに対し先端側に向けては係止部材が幅広で溝深さの浅い環状溝の端縁に当接したところで拘束されて上記軸線方向に係止されるとともに、上記リングビットは軸線方向後退端に向けては、前記インナービットに当接したところでその移動量が拘束されることを特徴とする。
【0008】
従って、このような構成の掘削工具では、上記環状孔に介装された係止部材によってリングビットがケーシングパイプ先端に回転自在とされたまま軸線方向先端側に係止された状態で取り付けられる。そして、この係止部材は、上記軸線に対する径方向に弾性変形可能とされているので、これらケーシングパイプとリングビットとを嵌挿して取り付けるに際しては、該ケーシングパイプとリングビットの一方の外周面に形成された環状溝に係止部材を装着して縮径した状態に弾性変形させつつ他方の内周に嵌挿したり、あるいは逆に他方の内周面に形成された環状溝に係止部材を装着して拡径した状態に弾性変形させつつ他方を嵌挿したりすることにより、環状溝同士が合致して環状孔が画成されたところで、係止部材がその弾性によって元の状態に復帰してこの環状孔に介装される。このため、上記構成の掘削工具によれば、比較的簡単な構造で、しかもきわめて容易にリングビットをケーシングパイプ先端に取り付けることが可能となる。
【0009】
ここで、このリングビットのケーシングパイプ先端への取付を一層容易とするには、互いに対向する上記ケーシングパイプとリングビットの内外周面のうち、一方の周面の上記環状溝に上記係止部材を装着した場合に、他方の周面には、これらケーシングパイプとリングビットとが嵌挿される方向側の端部に、面取り状の傾斜面を形成するのが望ましく、これにより、これらリングビットとケーシングパイプとを嵌挿するだけで、一方の周面の環状溝に装着された上記係止部材を他方の周面に形成された傾斜面によって案内するように弾性的に拡縮径させることができる。また、上記インナービットを上記軸線方向先端側に向けてリングビットに当接可能とした場合には、掘削時に上記インナーロッドに与えられる軸線方向先端側への打撃力をインナービットからリングビットに伝えることができ、より効率的な掘削を促すことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1ないし図3は、本発明の一実施形態を示すものである。本実施形態において、ケーシングパイプ1は、必要に応じて順次継ぎ足される円管状のパイプ本体2…の先端に円筒状のケーシングトップ3が溶接により同軸に取り付けられて構成されるとともに、このケーシングパイプ1の内周には、中継ぎロッド4の先端にスタビライザー5が取り付けられたインナーロッド6が上記ケーシングパイプ1の中心軸線Oと同軸に挿入されていて、このインナーロッド6も必要に応じて上記中継ぎロッド4の後端にスリーブ7…を介して順次中継ぎロッド4…が継ぎ足されて構成され、その最後端には、掘削時に該インナーロッド6に軸線O回りの回転力と軸線O方向先端側に向けての打撃力を与えるドリフターのシャンクロッド8が連結される。そして、ケーシングパイプ1先端のケーシングトップ3のさらに先端にはリングビット9が取り付けられるとともに、インナーロッド6先端のスタビライザー5のさらに先端にはインナービット10が取り付けられて上記リングビット9の内周に挿入されている。
【0011】
ここで、上記ケーシングトップ3は、その後端部が、先端部に対して内外径とも一段縮径するように形成されるとともに、その後端縁には後端側に向けて漸次拡径するテーパ部3Aが形成されており、この後端部を最先端のパイプ本体2の内周に嵌挿した上で、上記先端部の後端をパイプ本体2先端に突き合わせて溶接されることにより取り付けられている。また、このケーシングトップ3の先端部は、その内外径がパイプ本体2の内外径と略等しくされ、この先端部の内周面の先端側の端部には、先端側に向けて漸次拡径するテーパ面状に面取りされた傾斜面3Bが形成されている。そして、さらにこのケーシングトップ3の先端部の内周面には、上記傾斜面3Bよりも後端側の該先端部における軸線O方向略中央に、この内周面を該軸線O回りに周回するように環状溝11が形成されている。この環状溝11は、その溝底の位置が軸線Oに対する径方向において上記傾斜面3Bの先端側の最も拡径した位置と略等しくされるとともに、その軸線O方向の幅は溝深さよりも十分大きくされ、軸線Oを含む断面おいて図2に示すように上記径方向に偏平した内周側に開口する「コ」字状をなしている。
【0012】
また、このケーシングトップ3の先端側に取り付けられる上記リングビット9は、その後端部の外周面が上記ケーシングトップ3の先端部の内周に嵌挿可能な外径とされるとともに、先端部は外周側に盛り上がってその外径がケーシングトップ3やパイプ本体2の外径よりも大きくされ、このリングビット9の先端面には超硬合金等の硬質材料よりなるチップ12が多数植設されている。なお、本実施形態では、このリングビット9の先端面は軸線Oに直交する平坦な円環状面とこの円環状面の内外周に連なって内外周側に向かうに従い後端側に傾斜する2つのテーパ面とから構成されており、外周側のテーパ面には6つのチップ12…が先端側に向かうに従い外周側に傾斜するように植設されるとともに、上記円環状面には半数の3つのチップ12が軸線Oに平行に、また内周側のテーパ面にはやはり3つのチップ12…が先端側に向かうに従い内周側に傾斜するように植設されており、これらのチップ12…は、各面ごとに周方向に等間隔に配置されるとともに、全チップ12同士の間でも周方向に等間隔に位置するように配設されている。
【0013】
一方、リングビット9の内周面は、略全長に亙って上記ケーシングトップ3の後端部よりも一段小さな内径に形成されており、その後端縁には後端側に向かうに従い漸次拡径するテーパ部9Aが形成されている。また、このリングビット9の内周面には、軸線Oに平行に延びる6条の凹溝9B…が、周方向に等間隔に、かつリングビット9先端の内周側の上記テーパ面に植設されたチップ12…と干渉しないように、リングビット9先端のこのテーパ面から後端の上記テーパ部9Aに亙って形成されている。この凹溝9Bは、図3に示すように掘削時の上記シャンクロッド8によるインナービット10の回転方向Tの後方側(図3における時計回り方向側)の溝壁面9aが軸線Oに直交する断面において略1/4円弧をなす凹曲面状に形成されるとともに、回転方向T側の溝壁面9bはその断面が上記溝壁面9aよりも曲率半径の大きな円弧をなすやはり凹曲面状とされ、さらにこれらの壁面9a,9b間に位置して内周側を向く溝底面9cは、その断面が該壁面9a,9bに滑らかに連なって軸線Oを中心とした円の接線方向に延びる平面状に形成されている。
【0014】
そして、このリングビット9の上記後端部の外周面には、該後端部の軸線O方向中央よりも僅かに後端側に、該軸線Oを中心としてこの外周面を軸線O回りに周回するように延びる環状溝13が形成されており、このリングビット9の後端部をケーシングトップ3の先端部内周に嵌挿することによってこの環状溝13とケーシングトップ3の内周面の上記環状溝11とが合致して画成される環状孔14には、軸線Oに対する径方向に弾性変形可能な係止部材15が介装される。ここで、上記環状溝13は、軸線Oを含む断面おいて外周側に開口する「コ」字状をなし、その溝深さは上記環状溝11よりも深くされるとともに軸線O方向の溝幅は環状溝11よりも小さくされており、これにより、これら環状溝11,13によって画成される上記環状孔14は、環状溝13が環状溝11の軸線O方向略中央部に位置した状態において、該軸線Oを含む断面が上記径方向に偏平したT字状をなすように形成される。
【0015】
また、上記係止部材15は、本実施形態ではバネ鋼等の適当な弾性と十分な強度とを備えた材質によって形成された円環を周方向に一部切り欠いた形状の、いわゆるC型止め輪であって、その断面は、上記環状溝13に嵌合可能な軸線O方向の幅と環状溝13の溝深さに等しい上記径方向の厚さとを有する方形状に形成されており、さらに該係止部材15に負荷がかかっていない自然状態において、該係止部材15の外径は、リングビット9の後端部の外径やケーシングトップ3の先端部の内径よりも大きく、軸線Oを中心とした環状溝11の溝底面の内径と略等しくなるように設定されるとともに、またこの自然状態における係止部材15の内径は、軸線Oを中心とした環状溝13の溝底面の外径よりも大きく、かつリングビット9の後端部の外径より小さくなるように設定されている。従って、環状孔14に介装された係止部材15は略上述の自然状態とされ、全周的に、その内周部が軸線O方向に環状溝13に嵌合するとともに、外周部は環状溝11内に突出してその溝底面に摺接した状態とされる。
【0016】
さらにまた、上記インナービット10は、先端から後端に向けて2段に拡径した後に1段縮径する外形多段円柱状をなしており、最先端の1段目の部分の外径はリングビット9の内周部に、また2段目の部分の外径はケーシングトップ3後端部の内周部に、さらに3段目の最も大きな部分の外径はパイプ本体2の内周部に、それぞれ緩挿可能な大きさとされている。また、このインナービット10の上記1段目の部分の先端面の外周縁部、すなわち当該インナービット10の先端面の外周縁部と、1段目から2段目の間の段差部と、2段目から3段目の部分の段差部とは、それぞれ外周側に向かうに従い後端側に向けて円錐状に広がるテーパ部とされており、このうち1段目から2段目のテーパ部10Aおよび2段目から3段目のテーパ部10Bは、そのテーパ角が上記リングビット9のテーパ部9Aおよびケーシングトップ3のテーパ部3Aと等しくされていて、図2に示すようにこれらのテーパ部10A,10Bがテーパ部9A,3Aに当接した状態で、ケーシングトップ3とリングビット9との環状溝11,13が合致して上記断面T字状の環状孔14が画成されるとともに、インナービット10の先端がリングビット9の先端よりも突出するように設定されている。
【0017】
さらに、このインナービット10の内部には、その後端から上記軸線Oに沿って先端側に向け、上記スタビライザー5先端の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が内周に形成された取付孔16が穿設されるとともに、当該インナービット10最後段の縮径した部分の後端側には、上記取付孔16にねじ込まれた上記スタビライザー5の先端部を抜け止めするピン17が挿入されるピン孔18,18が、軸線Oに直交する平面上を、該平面による断面においてこの取付孔16がなす円の接線方向に互いに平行に延びて該取付孔16に開口するように形成されている。さらにまた、この取付孔16の孔底からは、インナーロッド6の上記中継ぎロッド4…やスタビライザー5を通して送られた圧縮空気等を供給するための供給孔19が、やはり軸線Oに沿って先端側に向け、かつ取付孔16よりも一段縮径するように形成されており、この供給孔19の途中からは、外周側に向かうに従い先端側に延びる3つの噴出孔19A…と、これよりも先端側から外周側に向かうに従い後端側に延びる3つの噴出孔19B…とが、周方向に交互かつ等間隔に分岐させられるとともに、該供給孔16の最先端からは、先端側に向かうに従い外周側に向かう噴出孔19Cが、インナービット10先端面の軸線Oから僅かに偏心した位置に開口するように形成されている。
【0018】
一方、このインナービット10の上記1段目の部分の外周には、軸線O方向においてインナービット10の先端面からやや後退した位置から上記テーパ部10Aの手前部分にかけて、軸線Oに直交する断面が上記回転方向T側に斜辺を有する台形状をなす3条の突条20…が周方向に等間隔に形成されており、上記供給孔19から先端側に傾斜して延びる上記噴射孔19A…は、それぞれこの突条20…の先端側の上記1段目部分の外周面に開口させられている。しかして、これらの突条20…は、インナービット10の1段目の部分をリングビット9の内周に挿入したときに、図3に示すようにこのリングビット9内周に形成された上記凹溝9B…のうち周方向に一つおきに位置する3条の凹溝9B…に軸線O方向に沿ってそれぞれ緩挿可能な大きさとされており、こうして突条20…が凹溝9Bに緩挿されることにより、インナービット10とリングビット9とは軸線O回りに係合させられて一体回転可能とされる。
【0019】
また、このインナービット10の外周には、該インナービット10の先端から後端に亙って軸線Oに平行に延びる3条の掘削屑の排出溝21…が、周方向に上記突条20…と交互かつ等間隔に位置するように形成されており、この排出溝21は、上記1段目の部分においては、その軸線Oに直交する断面が略1/4円弧状をなす凹曲面状の溝壁面21a,21bと、これらの溝壁面21a,21bに滑らかに連なって軸線Oを中心とした円の接線方向に延びる平面状の溝底面21cとから画成されるとともに、2、3段目の部分では上記溝壁面21a,21bが溝底面21cに垂直に外周側に延びるように形成され、上記供給孔19から後端側に傾斜して延びる上記噴出孔19B…はそれぞれこの排出溝21…の溝底面21cに開口させられている。さらに、この排出溝21の周方向の幅はリングビット9内周の上記凹溝9Bの幅と略等しくされており、上述のように周方向に一つおきに位置する3条の凹溝9B…に突条20…を緩挿してリングビット9内周にインナービット10を挿入したときに、残りの3条の凹溝9B…とこれらの排出溝21…とが周方向に合致することにより、当該掘削工具の先端に開口してケーシングパイプ1内のインナーロッド6との間の空間に連通する排出孔が画成される。
【0020】
そして、さらにこのインナービット10の先端面にも、上記排出溝21…の開口部や上記噴出孔19Cを避けるようにして、超硬合金等の硬質材料よりなるチップ22が多数植設されている。なお、ここで本実施形態では、インナービット10先端面の外周縁部の上記テーパ部に6つのチップ22…が植設されるとともに、このテーパ部よりも内周側の軸線Oを中心とした円形平面部には3つのチップ22…が植設されており、この円形平面部の3つのチップ22…は、それぞれ軸線Oに平行に植設されるとともに、周方向には上記排出溝21…の位置に合わせて等間隔に、また径方向には2つのチップ22,22が該円形平面部の外周側に位置するとともに残りの1つが内周側に位置するように配置され、上記噴出孔19Cはこの内周側のチップ22と軸線Oについて略対称な位置に開口させられている。一方、先端面外周縁部の上記テーパ部のチップ22…は、先端側に向かうに従い外周側に向かうように傾斜して植設されており、周方向においては、上記排出溝21を間にして対称に配置される一対のチップ22,22が3対配置された構成とされている。なお、これらインナービット10先端の外周側に傾斜させられたチップ22…と、リングビット9先端の内周側に傾斜したチップ12…とは、リングビット9内周へのインナービット10の挿脱に干渉しないようにされている。
【0021】
このような掘削工具においては、ケーシングパイプ1のパイプ本体2先端に溶接されたケーシングトップ3に、上述のように環状溝13に係止部材15が装着されたリングビット9の後端部を先端側から嵌挿することにより、この係止部材15がケーシングトップ3の内周先端側の傾斜面3Bに乗り上げて案内されるように弾性的に縮径し、さらにそのままリングビット9を後端側に挿入することによって上記環状溝13がケーシングトップ3内周の環状溝11と合致したところで、係止部材15がその弾性によって拡径して元の自然状態に復帰することにより、その外周部が環状溝11側に嵌まり込み、これら環状溝11,13によって画成された環状孔14に係止部材15が介装された状態となる。従って、この状態でリングビット9はケーシングパイプ1に対し、軸線O回りには回転自在とされるとともに、軸線O方向先端側に向けては係止部材15が環状溝11の先端縁に当接したところでその移動が拘束されて係止される。
【0022】
そして、さらにこのケーシングパイプ1内に、インナーロッド6の先端に取り付けられたインナービット10を後端側から挿入して、上記テーパ部10Bをケーシングトップ3のテーパ部3Aに当接させるとともに、上記突条20…をリングビット9の凹溝9B…に緩挿させることにより、リングビット9は、軸線O回りにはインナービット10およびインナーロッド6と一体に回転可能とされるとともに、軸線O方向後端側に向けては上記テーパ部9Aがインナービット10のテーパ部10Aに当接したところでその移動が拘束される。従って、この状態からインナーロッド6に軸線O回りの上記回転方向Tへの回転力と軸線O方向先端側に向けての打撃力とを与えることにより、リングビット9とインナービット10とは一体に回転させられつつテーパ部9A,10Aが当接することによって先端側に打撃され、上記チップ12…,22…によって地盤等の掘削が行われる。さらに、上記テーパ部3A,10Bが当接していることにより、ケーシングトップ3には先端側に向けての打撃力のみがインナービット10から伝えられ、これによりケーシングパイプ1は回転することなく、上記リングビット9およびインナービット10によって掘削された削孔に建て込まれてゆく。
【0023】
このように、上記構成の掘削工具では、ケーシングパイプ1先端のケーシングトップ3内周の環状溝11とリングビット9外周の環状溝13とにより画成される環状孔14に上記係止部材15が介装されることにより、このリングビット9をケーシングパイプ1に対して回転自在としつつも、軸線O方向先端側には係止された状態となる。従って、例えば掘削中にジャミング等が生じてインナーロッド6ごとインナービット10を一旦後退させた後、ジャミング等が解消して再びインナーロッド6およびインナービット10を前進させたときに、インナービット10の上記突条20…がリングビット9の凹溝9B…にちょうど緩挿されずに後端側のテーパ部9Aに当接してしまったりした場合でも、係止部材15が環状溝11の先端縁に当接したところでリングビット9の移動が拘束されるため、そのままリングビット9がケーシングパイプ1の先端から抜け外れてしまうようなことがなく、リングビット9の移動が拘束されてインナーロッド6が前進できなくなった時点で、インナービット10を僅かずつ回転することにより突条20…と凹溝9B…とを周方向に一致させた後、再びインナービット10を前進させて突条20…を凹溝9B…に緩挿させ、掘削を続行することが可能となる。
【0024】
そして、上記構成の掘削工具によれば、この係止部材15が上記C型止め輪のように軸線Oに対する径方向に弾性変形可能なものであって、上述のように環状溝13に装着したこの係止部材15を弾性的に縮径させながらリングビット9の後端部をケーシングトップ3の内周に嵌挿するだけで、環状溝13が環状溝11と合致したところで係止部材15が拡径し、リングビット9がケーシングパイプ1に対して回転自在かつ軸線O方向に係止された状態となる。従って、このように係止部材15によってリングビット9を抜け止めしつつも、このリングビット9のケーシングパイプ1への取り付けはきわめて容易に行うことができ、当該掘削工具の組立作業の簡略化を図ることが可能である。また、その一方で上記掘削工具では、これらケーシングパイプ1のケーシングトップ3とリングビット9とに環状溝11,13を形成して係止部材15を装着するだけでよく、部品に施す加工が最小限で済むため経済的であるとともに、構造の複雑化を招くおそれもないという利点も得ることができる。
【0025】
さらに、本実施形態の掘削工具では、リングビット9の環状溝13に係止部材15を装着した上で、このリングビット9をケーシングパイプ1先端にケーシングトップ3内周に嵌挿するに際して、このケーシングトップ3内周の先端側の端部、すなわち該ケーシングトップ3にリングビット9が嵌挿される方向側の端部に、この嵌挿方向側に向かうに従い漸次拡径する面取り状の傾斜面3Bが形成されており、リングビット9をケーシングトップ3内周に嵌挿する際には、この傾斜面3Bによって係止部材15が縮径するように案内させられて弾性変形させられることとなる。このため、本実施形態によれば、この係止部材15を弾性変形させるに際しても、例えばC型止め輪よりなるこの係止部材15をかしめたりして弾性変形させながら、その状態を維持しつつリングビット9をケーシングトップ3内周に嵌挿するような必要もなく、単にリングビット9をケーシングトップ3に押し込んで嵌挿するだけで、係止部材15を弾性変形させて縮径させた後にこの嵌挿によって画成される環状孔14に介装することができ、一層容易にリングビット9をケーシングパイプ1に取り付けることが可能となる。
【0026】
一方、本実施形態では、上記インナービット10に形成されたテーパ部10Aが、リングビット9の後端部に形成されたテーパ部9Aに上記軸線O方向先端側に向けて当接可能とされており、これにより、インナーロッド6からインナービット10に与えられる先端側への打撃力を、これらテーパ部10A,9Aを介してリングビット9に直接的かつ同時に伝えることが可能となるので、これらリングビット9およびインナービット10に伝えられた打撃力によってその先端のチップ12…,22…を確実に地盤等に食いつかせることが可能となり、一層効率的な掘削を促すことが可能となる。しかも、これに加えて本実施形態では、このインナービット10は、上記テーパ部10Aよりも後端側に形成されたテーパ部10Bがケーシングトップ3に形成されたテーパ部3Aに当接することにより、ケーシングパイプ1に対しても先端側に向けて当接可能とされており、このインナービット10に与えられる回転打撃力のうち打撃力だけが伝えられてケーシングパイプ1が削孔内に建て込み可能とされているので、上記公報記載の従来の掘削工具のようにインナーロッドとケーシングパイプとに回転打撃力と打撃力とを別々に与える必要もなく、さらに効率的な掘削を図ることができる。
【0027】
なお、本実施形態では上述のようにケーシングパイプ1先端のケーシングトップ3の内周とリングビット9の後端部の外周とに環状溝11,13を形成し、このうちリングビット9外周に環状溝13に係止部材15を装着して、リングビット9をケーシングトップ3に嵌挿することにより、上記傾斜面3Bによって係止部材15を縮径するように弾性変形しつつ、これらの環状溝11,13を合致させて環状孔14を画成し、この環状孔14に、その弾性力によって拡径して元の状態に復帰した係止部材15を介装するようにしているが、例えば上記環状溝11,13の構成を逆にして、上記リングビット9の外周に軸線O方向に幅広で溝深さの浅い環状溝11を形成するとともにケーシングトップ3の内周には幅狭で溝深さの深い環状溝13を形成し、このケーシングトップ3内周の環状溝13に係止部材15を装着しておいて、リングビット9後端部を嵌挿することにより、この係止部材15を拡径するように弾性変形させつつ、これら環状溝11,13を合致させて環状孔14を画成し、弾性によって縮径して元の状態に復帰した係止部材をこの環状孔14に介装するようにしてもよい。この場合には、リングビット9の後端部外周に、先端側に向けて漸次拡径する面取り状の傾斜面を形成すればよい。
【0028】
また、上記実施形態とは反対に、リングビット9の後端部内周にケーシングパイプ1の先端部を嵌挿可能として、これらリングビット9外周とケーシングパイプ1内周とに、この嵌挿によって互いに合致して環状孔14を画成する環状溝11,13を形成し、このうち環状溝13に装着した係止部材15を弾性的に拡径または縮径させながらケーシングパイプ1とリングビット9とを嵌挿して、上記環状孔14が画成されたところで、この環状孔14に弾性力によって復帰した係止部材15が介装されるようにしてもよい。この場合には、上記傾斜面は、ケーシングパイプ1の先端部外周に後端側に向けて拡径する面取り状に形成したり、リングビット9の後端部内周に先端側に向けて縮径する面取り状に形成したりすればよい。さらにまた、上記実施形態では、環状溝11,13をケーシングトップ3およびリングビット9の内外周を周回するように形成するとともに、係止部材15として上述のように円環を周方向に一部切り欠いたC型止め輪を用いているが、例えばこれら環状溝11または環状溝13、および係止部材15を周方向に複数に分断して設けるようにしたりしてもよい。
【0029】
さらに、上記係止部材15による係止強度を向上させるためには、複数条の環状溝11,13を互いに平行に軸線O方向に並ぶように形成して複数の環状孔14が画成されるようにし、これらの環状孔14にそれぞれ係止部材15が介装されるようにしてもよい。このとき、例えば上記実施形態のようにケーシングパイプ1先端のケーシングトップ3内周にリングビット9を嵌挿して取り付ける場合であって、これらケーシングトップ3内周とリングビット9外周との間に2条の環状孔14,14が軸線O方向に並ぶように画成する場合には、先端側の環状孔14は、上記実施形態と同様にケーシングトップ3内周の幅広浅溝の環状溝11とリングビット9外周の幅狭深溝の環状溝13とにより画成されるようにして、このリングビット9側の環状溝13に係止部材15を装着しておく一方、後端側の環状溝14は、上記環状溝11,13の構成を逆にした場合のようにリングビット9外周に幅広浅溝の環状溝11を形成するとともにケーシングトップ3内周には幅狭深溝の環状溝13を形成して、これらの環状溝11,13によって画成されるようにし、係止部材15をこのケーシングトップ3側の環状溝13に装着しておけばよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ケーシングパイプとリングビットとの内外周に形成された環状溝が合致して画成される環状孔に、径方向に弾性変形可能な係止部材が介装されることにより、構造の複雑化を招くことなく、またケーシングパイプへのリングビットの取り付けをきわめて容易としたまま、このリングビットをケーシングパイプに対して回動自在としつつ軸線方向先端側には確実に係止することができ、ジャミング等のトラブルが生じた際にインナービットおよびインナーロッドを一旦後退させてから再び前進させたりしたときでも、リングビットがケーシングパイプ先端から外れてしまうような事態を防止して、円滑な掘削作業を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す一部破断側面図である。
【図2】 図1に示す実施形態の先端部の拡大側断面図である。
【図3】 図1に示す実施形態を先端側からみた拡大正面図である。
【符号の説明】
1 ケーシングパイプ
3 ケーシングトップ
6 インナーロッド
9 リングビット
9B 凹溝
10 インナービット
11,13 環状溝
12,22 チップ
14 環状孔
15 係止部材
20 突条
21 排出溝
O ケーシングパイプ1の中心軸線
T 掘削時のインナービット10の回転方向

Claims (2)

  1. 円筒状のケーシングパイプの先端にリングビットが該ケーシングパイプの軸線回りに回転自在に取り付けられるとともに、上記ケーシングパイプ内に挿入されて上記軸線回りに回転されるインナーロッドの先端には、インナービットが上記リングビットの内周に挿入されて該リングビットと上記軸線回りに係合可能に取り付けられてなる掘削工具において、
    上記インナービットは、先端から後端に向けて拡径した外形多段円柱状をなしており、1段目から2段目の間の段差部と、2段目から3段目の部分の段差部とは、上記リングビットおよびケーシングパイプに当接可能とされ、
    上記ケーシングパイプとリングビットとは、互いの内外周面を対向させて嵌挿されるとともに、これら互いに対向するケーシングパイプとリングビットの内外周面には、いずれか一方には上記軸線回りに延びる幅広で溝深さの浅い環状溝が、他方には上記軸線回りに延びる幅狭で溝深さの深い環状溝が形成され、それぞれの環状溝は該軸線を含む断面が「コ」字状をなし、これらの環状溝が合致することによって画成される環状孔に、上記軸線に対する径方向に弾性変形可能な断面方形状に形成された係止部材が負荷がかからない自然状態で介装され、上記リングビットがケーシングパイプに対し先端側に向けては係止部材が幅広で溝深さの浅い環状溝の端縁に当接したところで拘束されて上記軸線方向に係止されるとともに、上記リングビットは軸線方向後退端に向けては、前記インナービットに当接したところでその移動量が拘束されることを特徴とする掘削工具。
  2. 互いに対向する上記ケーシングパイプとリングビットの内外周面のうち、一方の周面の上記環状溝には上記係止部材が装着されるとともに、他方の周面には、これらケーシングパイプとリングビットとが嵌挿される方向側の端部に、面取り状の傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の掘削工具。
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