JP3706301B2 - 小型モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用空調装置など自動車用電装機器,CD(コンパクト・ディスク)プレーヤーなど音響・映像機器,複写機などOA(オフィス・オートメーション)機器,小型カメラなど光学精密機器,家庭用電気機器および玩具などに使用される小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
小型モータは、前記各種機器のほかあらゆる分野で広く使用されており、モータの騒音を低減させて静粛化することが求められている。
図5は従来の小型モータの断面図である。図5に示す小型モータ1は、ハウジング2と蓋板3とを有するケーシング4の内周面に固定子5を取付けている。そして、ケーシング4の内部に回転子6を配設し、ケーシング4に設けられた軸受部7,8により、回転子6の回転軸9を回転自在に支持している。回転子6の整流子10にはブラシ11が摺動係合している。ブラシ11は、蓋板3に取付けられたブラシホルダ12により保持されている。
前記構成のモータ1を、たとえば自動車用空調装置のダンパの駆動用に使用する場合がある。すると、モータ1の回転時にブラシ11と整流子10が摺接することにより、ブラシ11が振動してモータ1が騒音(機械ノイズ)を発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このモータ騒音の周波数が可聴範囲外のものであれば、人間の耳に聞こえないので問題はない。ところが、モータ騒音が、可聴範囲内の周波数の音で、特に高周波音(たとえば、10kHz前後の周波数の音)の場合には「キーン」という耳障りな音になる。
近年の自動車では、その快適性の追求のために、車内の静粛化はますます高度なものが要求されている。これにともなって、自動車用電装機器に使用される小型モータから発生する上述の高周波音などの低減(理想的には、除去)が要求されている。
そこで、モータ騒音を低減するための種々の技術が提案されている。その一つの対策として、小型モータの内部に防振用のゴムなど弾性体を設けて、振動を低減することによりモータ騒音の低減を行う場合がある。
たとえば、図5に示すモータ1では、弾性体(図示せず)を、ブラシ11自体にまたはブラシホルダ12とハウジング2との間に配設する場合がある。このようにすれば、弾性体がモータ1の振動を吸収するので、モータ騒音はある程度低減する。
しかしながら、モータ騒音を十分に低減するのは困難であった。また、モータを組み立てる際に、弾性体を取付ける作業が煩雑で手間がかかり、モータの部品点数も増えてしまう。そのため、モータの製造工程が複雑化する。また、弾性体を所定の位置に精度よく取付けないと、モータ騒音の低減の程度にばらつきが生じる場合がある。
【0004】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、騒音のうち特に耳障りな高周波音を低減することができる静粛な小型モータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
後述する実験で使用した小型モータを例にとると、この小型モータでは、10kHz前後の周波数の高周波音が発生していることが、騒音の測定結果から分かっている。
そこで、本発明者は、モータを構成している部品のうち、前記高周波音の周波数と相関関係のある振動数で振動している部品が、前記高周波音の発生源になっているのではないかと推測した。
そして、図5に示すモータ1の部品のうち蓋板3について、その振動の状態をモータ1の外側から測定した。実験では、蓋板3の外面全体にマトリックス状に多数(たとえば、数百または数千)のポイントを設定し、各ポイント毎の振動を測定した。この各ポイントの測定データに基づいて、コンピュータグラフィックスで蓋板3が振動する状況を3次元で表現した。
すると、蓋板3の中央部13が、矢印Eに示すように、モータ1の中心軸線CL2の方向に、最大の振幅で振動していることが分かった。これは、太鼓を打つと、その革が振動して音が発生するのと同じような現象である。
しかも、蓋板3の振動の振動数は10kHz前後であり、この振動数は、モータ1から発生している高周波音の周波数とほぼ一致している。これは、蓋板3の振動の振動数と騒音の周波数との間に相関関係があり、蓋板3が振動すると、この振動の振動数とほぼ同じ周波数の高周波音が蓋板3から発生していることを意味している。
しかも、蓋板3の中央部13が振動すると、回転子6が中心軸線CL2方向に振動するので、モータ1に悪影響を与える恐れがある。
【0006】
こうして、モータ1から発生する高周波音の発生原因が、蓋板3の振動によるものであることが明らかになったので、次には、蓋板3の振動を低減するための対策について検討した。
蓋板3の中央部13が大きな振幅で振動するので、この中央部13をモータ1の外部から押さえ付けて、蓋板3が振動しないようにすると、高周波音は発生しなくなった。しかし、これではモータ自体での騒音対策とはならない。
一方、蓋板3の中央部13の裏側をモータの内部から押せば効果的であるが、この中央部13の内部側には回転軸9や軸受部8が配置されているので、モータ内部から中央部13を押し付けることはできない。
そこで、本発明者は、蓋板に固定されているブラシホルダに着目し、このブラシホルダで蓋板の中央部の近傍を強制的に強く押し付けるようにした。こうすることにより、蓋板の振動が低減し、その結果、モータの騒音を低減させることができた。
【0007】
上述の目的を達成するため、本発明にかかる小型モータは、有底中空筒状に形成されたハウジングと、このハウジングの開口部に嵌合した蓋板と、前記ハウジングの内周面に固着された固定子と、前記ハウジングと前記蓋板にそれぞれ取付けられた一方と他方の軸受部により回転軸が回転自在に支持され、前記ハウジングの内部に配設された回転子と、この回転子の整流子に摺動係合するブラシを保持し、前記蓋板に嵌合されたブラシホルダとを備えた小型モータであって、前記蓋板は金属材料により一体的に形成されるとともに前記ブラシホルダは合成樹脂により一体的に形成され、前記ブラシホルダの中心の近傍には第1の凸状部を形成し、この第1の凸状部により前記蓋板の中央部近傍を所定の押圧力で強制的に常時押し付けて前記蓋板の振動の振幅を全体的に小さくしている。
前記ブラシホルダは、その外周縁の近傍で前記蓋板に固定され、前記ブラシホルダの前記中心には、前記回転子を配設するための開口部を貫通形成し、この開口部の内周縁に沿って前記ブラシホルダの外面に前記第1の凸状部を一体的に形成し、前記内周縁から放射状に複数のスリット部を形成するのが好ましい。
また、前記ブラシホルダの外面とは反対側の端面に第2の凸状部を一体的に形成し、この第2の凸状部を前記固定子に強制的に押し当てるようにするのが好ましい。
さらに、前記ブラシホルダの外周面に第3の凸状部を一体的に形成し、この第3の凸状部を前記ハウジングの前記内周面に強制的に押し当てるようにするのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態の一例を、図1ないし図10を参照して説明する。
図1ないし図4は本発明の一実施形態を示す図で、図1は小型モータの断面図、図2は図1に示すモータの斜視図である。
まず最初に、本発明にかかる小型モータの全体の構成を説明する。図1および図2に示すように、小型モータ(小型直流モータ)20は、内周面21に一対の固定子22が取付けられたケーシング23と、ケーシング23の内部に配設された回転子24とを備えている。回転子24の回転軸25は、ケーシング23に設けられた一方の軸受部26と他方の軸受部27により、回転自在に支持されている。
ケーシング23は、有底中空筒状に形成され内部に回転子24が配設されたハウジング28と、ハウジング28の開口部29に嵌合した蓋板30とを備えている。
ハウジング28は、金属製の板材によって一体的に形成されている。蓋板30は、ハウジング28と同じ金属材料または樹脂材料などにより一体的に形成されている。
【0009】
軸受部26,27は、ケーシング23の両端部にそれぞれ設けられている。一方の軸受部26はハウジング28に、他方の軸受部27は蓋板30に、それぞれ取付けられている。一対の固定子22は、ハウジング28の内周面21に固着されて対向配置されている。
回転子24は、ハウジング28の内部に配設されている。回転子24は、回転軸25,電機子31および整流子32を備えている。回転軸25は、回転中心となる中心軸線CLの方向に延びている。
電機子31において、回転軸25に取付けられた鉄心33に巻線(電機子巻線)34がコイル状に巻回されている。整流子32は、回転軸25に取付けられ、巻線34に電気的に接続されている。整流子32は、巻線34を接続するための複数(たとえば、3個)の端子35を有している。整流子32には、複数組(たとえば、二組)のブラシ36が摺動係合している。
【0010】
ブラシ36は、蓋板30に取付けられたブラシホルダ37により保持されている。ブラシホルダ37は、たとえば、絶縁性の合成樹脂またはガラス繊維入り合成樹脂などの絶縁材料により一体的に形成されている。
ブラシホルダ37には、複数(たとえば、一対)の接続端子38が取付けられている。ブラシ36は、接続端子38に電気的に接続されている。接続端子38の端部39は、蓋板30の表面40から外方に出て、配線(図示せず)などに接続される。
ハウジング28の平坦部41の中央部には、円筒状の軸受支持部42が一体形成されている。軸受支持部42の内周面には、一方の軸受部26を構成し、摺動面を有する一方の滑り軸受43が圧入固定されている。滑り軸受43は、回転軸25の出力側を回転自在に軸支している。
他方の軸受部27は、回転軸25の反出力側を回転自在に軸支している。軸受部27は、回転軸25の端部44をスラスト方向に関して支持するスラスト受け部材45と、回転軸端部44を回転自在に軸支する他方の滑り軸受46とを備えている。滑り軸受46は、蓋板30に形成された突出部47の内周面48に圧入固定されている。
モータ20において、接続端子38から、ブラシ36および整流子32を介して電機子31の巻線34に電流を流せば、一対の固定子22によって形成されている磁界中に存在する回転子24に回転力が付与されて、回転子24は回転運動をする。これにより、モータ20は、回転する回転軸25の出力部を介して自動車用空調装置(図示せず)などを駆動する。
【0011】
次に、ブラシホルダ37と蓋板30の構成について説明する。
図3(A)は蓋板30の斜視図、図3(B),(C)はブラシホルダ37の斜視図である。図4(A)はブラシホルダ37の正面図、図4(B)は図4(A)のB−B線による片側断面図、図4(C)は裏面図である。
本発明の小型モータでは、ブラシホルダおよび蓋板の少なくとも一方に第1の凸状部を中心の近傍に形成し、第1の凸状部をブラシホルダおよび蓋板の他方に所定の押圧力Pで強制的に押し当てるようにしている。
なお、第1の凸状部を、ブラシホルダに形成した場合を示しているが、蓋板に形成してもよく、またはブラシホルダと蓋板の両方に形成してもよい。
【0012】
図1ないし図4に示すように、蓋板30には複数(たとえば、四つ)の貫通孔57が穿設されている。四つの貫通孔57は、外周縁部58の近傍に配置されている。蓋板30の中央部には、突出部47が一体的に突出形成されている。
他方の軸受部27を収納するための有底凹部が、突出部47によりモータ内部側に形成されている。外周縁部58の近傍には、複数(たとえば、一対)の長円状の長孔59が貫通形成されている。
ブラシホルダ37は、その外周縁66の近傍に配置された複数(ここでは、4個)の係止部材56を有している。ブラシホルダ37は、係止部材56を塑性変形させることにより、外周縁66の近傍で蓋板30に固定されている。ブラシホルダ37は若干の弾性を有しており、その弾性力により所定の大きな押圧力Pを発揮可能になっている。
【0013】
ブラシホルダ37の中心O1には、回転子24を配設するための開口部60が貫通形成されている。開口部60は円形であるが、三角形,四角形,六角形など多角形またはその他の形状であってもよい。
第1の凸状部55が、開口部60の内周縁61に沿って一体的に形成されている。第1の凸状部55は、ブラシホルダ37の外面(蓋板30側の面)62に形成されている。第1の凸状部55は、ブラシホルダ37の中心O1の近傍に形成されている。そして、第1の凸状部55は、蓋板30の裏面63に所定の押圧力Pで強制的に押し当てられる。
ブラシホルダ37には、開口部60の内周縁61から放射状に複数(たとえば、八つ)のスリット部64が形成されている。八つのスリット部64は、U字形に形成され、内周縁61の全周に均等に配置されている。八つのスリット部64が形成されているので、第1の凸状部55は8箇所に分割されており、各第1の凸状部55は、個別にスプリング効果を発揮することができる。
【0014】
ブラシホルダ37の外面62には、複数(たとえば、合計4個)の係止部材56と、複数(たとえば、一対)の接続端子支持部65が、ブラシホルダ37の外周縁66の近傍に一体的に形成されている。係止部材56と接続端子支持部65は、外面62から外方に突出している。
係止部材56は、蓋板30の貫通孔57に嵌合可能なように円柱状に形成されている。接続端子支持部65は、蓋板30の長孔59に嵌合可能なように長円状に形成されている。接続端子支持部65は、ブラシホルダ37の内面67側にも突出して一体的に形成されている。接続端子38は、接続端子支持部65に形成された保持用孔68に圧入されて保持される。
【0015】
ブラシホルダ37は、第1の凸状部55が形成された外面62とは反対側に、端面69を有している。端面69は、外周面70の端縁から連続し、中心軸線CL1に直交する面である。端面69は、一対の固定子22の一方の端面72にそれぞれ対向するように配置されている。
端面69には、複数(たとえば、合計6個)の第2の凸状部71が一体的に突出形成されている。一方の端面69と他方の端面69には、それぞれ3個の第2の凸状部71が形成されている。第2の凸状部71は、端面69から部分球面状に突出しており、固定子22に強制的に押し当てられるようになっている。
ブラシホルダ37の外周面70には、複数(たとえば、12個)の第3の凸状部73が一体的に形成されている。第3の凸状部73は、外周面70の全周に形成され、外面が部分円筒状をなして外周面70から突出している。第3の凸状部73は、中心軸線CL1と平行に延びた細長い形状を有し、ハウジング28の内周面21に強制的に押し当てられるようになっている。
なお、第2,第3の凸状部71,73の一方または両方を省略した場合であってもよい。
【0016】
次に、モータ20を組み立てる手順について説明する。
ブラシホルダ37を蓋板30に固定する場合には、ブラシ36と接続端子38をブラシホルダ37に取付けておく。ブラシ36と接続端子38は、電気的に接続されている。スラスト受け部材45と滑り軸受46を、蓋板30の突出部47の内側に取付けておく。
そして、各係止部材56を各貫通孔57にそれぞれ挿入し、各接続端子支持部65を各長孔59にそれぞれ挿入する。ブラシホルダ37を蓋板30の裏面63に接触させると、各係止部材56の頭部56aが、蓋板30の表面40から外方に突出した状態になる。
この状態で、治具等で蓋板30をブラシホルダ37に強い力で押し付けながら、これと同時に、別の治具等で係止部材56に圧力P1を加えて、その頭部56aを押し潰す。
すると、頭部56aは塑性変形して横に広がるので、ブラシホルダ37の外周縁近傍は蓋板30に密着して固定される。こうして、4個の係止部材56により、蓋板30とブラシホルダ37とを外周縁近傍で強固に固定することができる。これは、蓋板30の振動を低減させるために必要な一つの必須条件である。その結果、蓋板30の中央部の近傍は、ブラシホルダ37の第1の凸状部55により、押圧力Pで常時押し付けられた状態になる。
より詳しく述べると、ブラシホルダ37の第1の凸状部55は、ブラシホルダ37の弾性力により、蓋板30の裏面63の中心O1の近傍を、所定の押圧力Pで強制的に押し付けている。そして、ブラシホルダ37は弾性変形して、第1の凸状部55がモータ内部側に若干移動したようになっている。この状態では、第1の凸状部55は、蓋板30に主として線接触している。
【0017】
一方、ハウジング28については、滑り軸受43を軸受支持部42の内部に取付け、一対の固定子22を内周面21の所定位置に固着しておく。次いで、回転子24をハウジング28の内部に組み込む。このときは、回転軸25を一方の滑り軸受43に挿入して、電機子31をハウジング28の内部に収納する。
次に、互いに固定されたブラシホルダ37と蓋板30を、ハウジング28に取付ける。この場合、ブラシ36を整流子32に係合させるとともに、回転軸25の端部44を他方の滑り軸受46に挿入する。これと同時に、ハウジング28の開口部29に蓋板30を嵌合させる。
蓋板30を開口部29に嵌合させると、ブラシホルダ37の外周面70がハウジング28の内周面21に係合する。すると、外周面70に形成された第3の凸状部73が、ハウジング28の内周面21に強制的に押し付けられる。この状態では、第3の凸状部73は、ハウジング28に主として線接触している。
一方、ブラシホルダ37の端面69に形成された第2の凸状部71が、固定子22の一方の端面72に強制的に押し付けられる。固定子22が、たとえばプラスチックマグネットまたはラバーマグネットのような比較的柔らかい磁性材料によって形成されている場合がある。このような場合には、第2の凸状部71は、固定子22を若干変形させて固定子22内に僅かにめり込む。この状態では、第2の凸状部71は、固定子22に主として面接触している。なお、固定子22が硬い材料で形成されている場合には、第2の凸状部71は、固定子22に主として点接触することになる。
このようにして、モータ20の組立てが完了する。
【0018】
前記構成のモータ20において、回転子24が回転すると、整流子32とブラシ36の摺接によりブラシ36が振動する。すると、ブラシホルダ37が振動し、この振動はブラシホルダ37から蓋板30に伝達する。
ところが、蓋板30の中心の近傍は、ブラシホルダ37の第1の凸状部55により、所定の押圧力Pで強く押し付けられている。したがって、蓋板30はほとんど振動しない。
しかも、第2の凸状部71を固定子22に強制的に押し当てているので、ブラシホルダ37の振動が、質量の大きな固定子22に伝達されて吸収される。さらに、第3の凸状部73をハウジング28の内周面21に強制的に押し当てているので、ブラシホルダ37の振動が、ハウジング28に確実に伝達される。その結果、質量の大きなハウジング28でブラシホルダ37の振動が吸収される。このようにして、ブラシホルダ37の振動が、固定子22とハウジング28に吸収されるので、蓋板30に伝わる振動をさらに低減させることができる。
その結果、防振用の弾性体を使用しなくとも、蓋板30の振動により発生する騒音を低減して、モータ20を静粛にすることができる。
【0019】
第1の凸状部55は、スリット部64により8箇所に分割されている。分割された各第1の凸状部55は、個別に弾性変形しやすいので、各第1の凸状部55がスプリング効果を発揮して個別に蓋板30に圧接する。したがって、ブラシホルダ37の製作寸法に若干の誤差があっても、第1の凸状部55を蓋板30に確実に押し当てることができる。
【0020】
本発明では、従来のような防振用の弾性体を使用していない。したがって、モータ20の部品が増えることがなく、製造工程が簡略化され、モータ20のコストを低減させることができる。また、モータ20を組み立てる際の作業性が良好になる。
また、従来使用していた弾性体は、軟らかいのでこれを高精度に加工するのが困難であり、モータ騒音のばらつきが生じる場合があった。これに対して、本発明では、ブラシホルダ37を精度よく加工することができるので、モータ20の振動を安定的に低減させて、モータ騒音を、ばらつきがないように常に低減させることができる。
本発明のモータ20は、図5に示す従来の小型モータと比較しても分かるように、ブラシホルダ37を上述の構成にする設計変更を行うだけでよい。そして、他の部品としては、従来のモータと同じ部品を使用することができる。
すなわち、ブラシホルダ37の製造工程のみを変更すれば、図5に示す従来のモータを製造するラインをそのまま使用して、本発明のモータ20を製造することができる。したがって、製造ラインを僅かに変更するのみで、本発明のモータ20を容易にかつ低コストで製造することができる。
【0021】
ハウジング28と蓋板30は、同軸度が高精度になるような寸法に形成されている。ところが、ブラシホルダ37の同軸度の精度はこれより比較的低い。したがって、ブラシホルダ37の外周面70とハウジング28の内周面21との間に、隙間が生じる可能性がある。
もし、この隙間があると、ブラシホルダ37の振動がハウジング28に十分に伝達されなくなる。その結果、ブラシホルダ37の振動がハウジング28で十分に吸収されずに蓋板30に伝わると、蓋板30が大きく振動するので、騒音も大きくなってしまう。
これに対して、本発明では、ブラシホルダ37の外周面70に第3の凸状部73を形成したので、第3の凸状部73が、ハウジング28の内周面21に常に押し当てられる。
したがって、ブラシホルダ37の振動が、第3の凸状部73を介してハウジング28に常に十分に伝達され、ハウジング28で吸収される。これにより、蓋板30に伝わる振動を低減することができる。また、ブラシホルダ37の同軸度の精度をそれほど気にしなくてよいので、ブラシホルダ37の製造および蓋板30への取付け作業が簡略化される。
蓋板30が振動すると、蓋板30の中央部で振動の振幅が大きくなる。このような振幅の大きい中央部近傍を、第1の凸状部55により所定の押圧力Pで押し付けている。
したがって、蓋板30の振動の振幅が全体的に小さくなる。これにより、蓋板30の振動により発生する騒音が低減されることになる。これは、太鼓に張られた革の中央部を手で押せば、音が小さくなったり消えたりするのと同じ現象である。
また、蓋板33の中央部の振動を低減できるので、回転子24が中心軸線CL方向に振動するのを防止することができ、モータ20に悪影響を与えることがない。
【0022】
【実施例】
次に、本発明の一実施例を説明する。
この実施例では、従来の小型モータ(弾性体なし)M1と小型モータ(弾性体あり)M2,および本発明の小型モータMについて、実験を行なった。従来のモータM1,M2は、図5に示すモータとほぼ同じ構成を有している。モータM1には防振用の弾性体が使用されていない。モータM2では、ブラシホルダとハウジングとの間に、180度反対方向にそれぞれ空隙部(図示せず)を形成し、この空隙部に防振用の弾性体(図示せず)が挿着されている。
この実験で使用したモータM1,M2,Mのサイズおよび運転条件などは、同一で下記の通りである。
・ケーシング直径:24mm
・ケーシング長さ:31mm
・回転軸直径 : 2mm
・回転速度 :約3,000min−1
・トルク :9.8×10−3N・m(100gf・cm)
・電 圧 :12V
【0023】
図6ないし図10は一実施例を示す図で、図6(A),(B)は、モータM1,M2,Mの振動の測定状態,モータ騒音の測定状態をそれぞれ示す説明図である。
図7は、従来のモータM1の典型的な振動のデータを示すグラフ、図8は、従来のモータM1の振動の他のデータを示すグラフ、図9は、本発明のモータMの振動のデータを示すグラフ、図10は、モータM1,M2,Mの騒音のデータを示すグラフである。
図6(A)に示すように、小型モータの蓋板の中央部にある突出部に加速度ピック80を取付けて、モータM1,M2,Mの振動を測定した。また、図6(B)に示すように、モータのケーシングの側面中央部より上方に10cm離れた位置に騒音計81を配置して、モータM1,M2,Mの騒音を測定した。
【0024】
図7ないし図9に示すグラフにおいて、横軸は振動数、縦軸は加速度を示している。図7に示すように、従来のモータM1は、10kHz近くの振動数の振動が最も大きい。これは、同じタイプの他の小型モータでも実験を行なったが同じような結果が得られたので、典型的な振動であることが分かる。このとき、モータM1からは、耳障りな高周波音が発生していた。
また、同じタイプのモータM1でも、図8に示すように、10kHz近くの振動数の振動が極端に大きくなる場合がある。このような振動が発生すると、高周波音が特に大きくなる。
これに対して、本発明のモータMの場合は、図9に示すように、10kHz近くの振動数の振動が低減されるとともに、振動数の全体の範囲に渡って振動が小さくなっている。
【0025】
図10は、従来のモータM1,M2および本発明のモータMにおける騒音のデータを示すグラフである。横軸は騒音の周波数、縦軸はエネルギレベルを示している。曲線m1,m2,mは、モータM1,M2,Mのそれぞれについて100回ずつ騒音測定し、その測定データの平均値を示している。
図10のグラフは、エネルギレベルで0(ゼロ)以上の範囲F1では、人間の耳に音が聞こえることを意味しており、0以下の範囲F2では、人間の耳に音が聞こえないことを意味している。
従来のモータM1,M2の場合は、曲線(破線)m1,曲線(鎖線)m2にそれぞれ示すように、約10kHzの周波数の高周波音が人間の耳に聞こえている。特に、弾性体のないモータM1では、曲線m1に示すように、耳障りな高周波音が大きかった。
これに対して、本発明のモータMでは、曲線(実線)mに示すように10kHz前後の周波数の高周波音が低減している。この10kHz前後の周波数の音は、本発明では、エネルギレベルが従来より約10ないし20dB(デシベル)低下している。しかも、この高周波音のエネルギレベルが0以下なので、この音は人間の耳には聞こえない。なお、13kHz前後の周波数の高周波音も発生しているが、この音は聴感上聞こえないので無視できる。
モータM1,M2,Mについての音圧レベルの測定結果を下記に示す。
・従来のモータ(弾性体なし)M1:27.2dB
・従来のモータ(弾性体あり)M2:25.2dB
・本発明のモータM :24.3dB
【0026】
図7ないし図10に示す測定データから分かるように、蓋板が大きく振動しているときの振動数が10kHz近くであるのに対して、その時に発生する騒音も約10kHzの周波数の高周波音であり、これが耳障りな音になっている。
このように、蓋板の強い振動の振動数と、発生している高周波音の周波数とがほぼ一致しているので、振動と騒音との間には相関関係があることが分かる。したがって、10kHz近くの振動数の振動を、図9に示すように低減させれば、図10の曲線mで示す本発明のモータMのように、高周波音を低減することができる。このモータMでは、高周波音は人間の耳に聞こえない程度にまで低減されているので、この音が除去されたことと実質的には同じである。
【0027】
なお、第1ないし第3の凸状部55,71,73は、他の形状に形成されていてもよい。
また、小型モータの所定の部品(ここでは、蓋板)が振動するときの振動数とモータ騒音の周波数との間の相関関係は、同一(ほぼ同一を含む)の場合を示したが、比例,その他の関数であってもよい。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0028】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したので、騒音のうち特に耳障りな高周波音を低減することができる静粛な小型モータにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の一実施形態を示す図で、図1は小型モータの断面図である。
【図2】図1に示すモータの斜視図である。
【図3】図3(A)は前記モータの蓋板の斜視図、図3(B),(C)はブラシホルダの斜視図である。
【図4】図4(A)は前記ブラシホルダの正面図、図4(B)は図4(A)のB−B線による片側断面図、図4(C)は裏面図である。
【図5】従来の小型モータの断面図である。
【図6】図6ないし図10は一実施例を示す図で、図6(A),(B)は、小型モータの振動の測定状態、モータ騒音の測定状態をそれぞれ示す説明図である。
【図7】従来の小型モータの典型的な振動のデータを示すグラフである。
【図8】従来の小型モータの振動の他のデータを示すグラフである。
【図9】本発明の小型モータの振動のデータを示すグラフである。
【図10】従来および本発明の小型モータの騒音のデータを示すグラフである。
【符号の説明】
20 小型モータ
21 内周面
22 固定子
24 回転子
25 回転軸
26 一方の軸受部
27 他方の軸受部
28 ハウジング
29 開口部
30 蓋板
32 整流子
36 ブラシ
37 ブラシホルダ
55 第1の凸状部
60 開口部
61 内周縁
62 ブラシホルダの外面
64 スリット部
66 外周縁
69 端面
70 外周面
71 第2の凸状部
73 第3の凸状部
O1 中心
P 押圧力

Claims (4)

  1. 有底中空筒状に形成されたハウジング(28)と、このハウジングの開口部(29)に嵌合した蓋板(30)と、前記ハウジングの内周面(21)に固着された固定子(22)と、前記ハウジングと前記蓋板にそれぞれ取付けられた一方と他方の軸受部(26,27)により回転軸(25)が回転自在に支持され、前記ハウジングの内部に配設された回転子(24)と、この回転子の整流子(32)に摺動係合するブラシ(36)を保持し、前記蓋板に嵌合されたブラシホルダ(37)とを備えた小型モータ(20)であって、
    前記蓋板は金属材料により一体的に形成されるとともに前記ブラシホルダは合成樹脂により一体的に形成され、
    前記ブラシホルダの中心(O 1) の近傍には第1の凸状部(55)を形成し、この第1の凸状部により前記蓋板の中央部近傍を所定の押圧力(P)で強制的に常時押し付けて前記蓋板の振動の振幅を全体的に小さくしたことを特徴とする小型モータ。
  2. 前記ブラシホルダ(37)は、その外周縁(66)の近傍で前記蓋板に固定され、
    前記ブラシホルダの前記中心(O1)には、前記回転子を配設するための開口部(60)を貫通形成し、この開口部の内周縁(61)に沿って前記ブラシホルダの外面(62)に前記第1の凸状部(55)を一体的に形成し、前記内周縁から放射状に複数のスリット部(64)を形成したことを特徴とする請求項1に記載の小型モータ。
  3. 前記ブラシホルダ(37)の外面(62)とは反対側の端面(69)に第2の凸状部(71)を一体的に形成し、この第2の凸状部を前記固定子(22)に強制的に押し当てるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の小型モータ。
  4. 前記ブラシホルダ(37)の外周面(70)に第3の凸状部(73)を一体的に形成し、この第3の凸状部を前記ハウジングの前記内周面(21)に強制的に押し当てるようにしたことを特徴とする請求項1,2または3に記載の小型モータ。
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