JP3704844B2 - 自動車用乗員保護装置の配設構造 - Google Patents

自動車用乗員保護装置の配設構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用乗員保護装置の配設構造、詳しくはフロントピラーとルーフサイドレールとに跨がって折り畳み状態で格納されたエアバッグ袋体を、高荷重が作用する側突時にインフレータから噴出されたガスによって車室内におけるルーフサイドレール下方にカーテン状に膨張させ乗員頭部を保護する自動車用乗員保護装置の配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車においては側突時における乗員頭部の保護性能を向上させるべく、フロントピラー内に配設されたインフレータを作動させて、フロントピラー及びルーフサイドレールに跨がって内装材とボデーインナパネルとの間に格納されたカーテン状のエアバッグ袋体を膨張させる乗員保護装置が既に提案されている。以下、この種の自動車用乗員保護装置を開示した特開平6−227340号公報に示される構成について説明する。
【0003】
図10に示される如く、乗員保護装置400は、側突状態を検出するセンサ402と、このセンサ402が側突状態を検出することにより作動してガスを噴出するインフレータ404と、フロントピラー406の上端部からルーフサイドレール408に沿って配置されかつ折り畳み状態でトリム410内に格納された細長いエアバッグ袋体412と、を主要構成要素として構成されている。なお、エアバッグ袋体412の前端部はインフレータ404の上端部に接続されており、またエアバッグ袋体412の後端部はセンタピラー414の前方部位に位置されている。
【0004】
上記構成によれば、センサ402によって側面衝突されたことが検出されると、インフレータ404が作動してガスを噴出する。このため、噴出ガスがエアバッグ袋体412内に供給され、エアバッグ袋体412の膨張圧でトリム410が展開される。その結果、カーテン状に膨張したエアバッグ袋体412が乗員頭部と車室側面との間に介在される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成による場合、フロントピラー406とトリム410との間という狭いスペースにエアバッグ袋体412を格納させるため、エアバッグ袋体412を固く折り畳む必要がある。このため、低荷重側突時(即ち、乗員保護装置400が作動しない程度の側突荷重が作用した時)における乗員頭部の二次衝突荷重のエネルギー吸収量が、上記の如く固く折り畳まれたエアバッグ袋体412により不足することも考えられる。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、ボデーインナパネルと内装材との間にエアバッグ袋体が折り畳み状態で格納される構成を採っても、低荷重側突時における乗員頭部の二次衝突荷重を確実に吸収することができる自動車用乗員保護装置の配設構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、車体の所定部位に配置され、高荷重が作用する側突時にガスを噴出するインフレータと、
フロントピラーとルーフサイドレールとに跨がって折り畳み状態で格納され、インフレータから供給されたガスによって車室内におけるルーフサイドレール下方にカーテン状に膨張されるエアバッグ袋体と、
を含んで構成される自動車用乗員保護装置の配設構造であって、
ボデーインナパネルとその車室内側に所定の間隔をあけて配置された内装材との間の空間部に設けたエネルギー吸収部材と、
エアバッグ袋体展開時に展開する前記フロントピラーから前記ルーフサイドレールにわたる前記内装材の展開部の裏面に設けられたエネルギー吸収部と、
前記エネルギー吸収部材と前記エネルギー吸収部と別部材で形成されており、前記エネルギー吸収部材と前記エネルギー吸収部との間に配設されエアバッグ袋体を収納した長尺状のエアバッグ袋体ケースと、
を有することを特徴としている。
【0008】
従って、高荷重側突時にあっては、インフレータからガスが噴出される。このため、フロントピラーとルーフサイドレールとに跨がって折り畳み状態で格納されたエアバッグ袋体が膨張し、エネルギー吸収部材とエネルギー吸収部と別部材で形成されたエアバッグ袋体ケースが車室内側へ開くことで、内装材の展開部とともに内装材の展開部の裏面に設けられたエネルギー吸収部も車室内側へ開く。このため、エアバッグ袋体が、エネルギー吸収部の隙間からエネルギー吸収部に妨げられることなく車室内におけるルーフサイドレール下方にカーテン状に膨張展開される。これにより、車体側部と乗員頭部との間にエアバッグ袋体が介在され、当該乗員頭部が保護される。
【0009】
一方、低荷重側突時にあっては、インフレータは作動しない。従って、エアバッグ袋体が膨張されて車体側部と乗員頭部との間に介在されることはない。しかし、この場合においても、側突した際の慣性力によって乗員頭部がボデーインナパネルの車室内側に所定の間隔をあけて配置された内装材に二次衝突することがある。この場合、本発明では、内装材における展開部の裏面に設けられたエネルギー吸収部と、ボデーインナパネルと内装材との間の空間部に設けたエネルギー吸収部材によって乗員頭部の二次衝突荷重が吸収される。更に、エネルギー吸収部が、フロントピラーからルーフサイドレールにわたる内装材の展開部の裏面に設けられているため、リヤ席に着座している乗員の低荷重衝突時の2次衝突荷重も確実に吸収することができる。
【0010】
また、内装材における展開部の裏面にエネルギー吸収部を設けたので、このエネルギー吸収部により内装材の形状保持性を向上させることもできる。
【0011】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の自動車用乗員保護装置の配設構造において、前記エアバッグ袋体ケースの長手方向と直交する方向の断面形状が略平行四辺形であることを特徴としている。
【0012】
従って、内装材とボデーインナパネルとの隙間に対してエアバッグ袋体ケースの厚さを薄くできるため、内装材とボデーインナパネルとの隙間を小さくすることもでき、その分車室内スペースを広く取れる。
【0016】
請求項3記載の本発明は、請求項1記載の自動車用乗員保護装置の配設構造において、前記エネルギー吸収部は前記内装材と別体であることを特徴としている。
【0017】
従って、エネルギー吸収部の材質を内装材と異なる材質に設定することもできるし、エネルギー吸収部とエネルギー吸収部材の各材料を任意に選定することもできる。
【0018】
請求項4記載の本発明は、請求項1記載の自動車用乗員保護装置の配設構造において、前記エネルギー吸収部は前記内装材と一体であることを特徴としている。
【0019】
従って、内装材とエネルギー吸収部を一度に製造が可能であり、製造が容易で且つ、コストダウンを図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
本発明の自動車用乗員保護装置の配設構造の第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。
【0021】
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
【0022】
図2及び図3に示される如く、自動車用乗員保護装置としてのエアバッグ装置10は、所定値以上の高荷重による側突状態を検出するためのセンサ12と、作動することによりガスを噴出する円柱状のインフレータ14と、所定の折り畳み方で折り畳まれたエアバッグ袋体16と、を主要構成要素として構成されている。
【0023】
センサ12は、センタピラー(Bピラー)18の下端部付近に配設されており、所定値以上の側突荷重が車体側部に作用した場合に側突状態を検出するようになっている。
【0024】
インフレータ14はフロントピラー(Aピラー)20とインストルメントパネル22との接続部付近に配設されており、前述したセンサ12と接続されている。従って、センサ12が側突状態を検出すると、インフレータ14が作動するようになっている。なお、インフレータ14を前記接続部付近に配設すると、後述する如くインフレータ14にエアバッグ袋体16の前端部16Aを直結させることができるというメリットがあるが、車体の他の部位に配設してチューブ等でエアバッグ袋体16の前端部16Aと連結する構成を採ってもよい。また、インフレータ14としては、内部に封入されたガス発生剤が燃焼することによりガスを発生するガス発生剤封入タイプや、内部に設けられた隔壁を破断させることにより高圧ガスを噴出する高圧ガス封入タイプ等が適用可能である。
【0025】
エアバッグ袋体16は、側面視で略平行四辺形状に形成されている。このエアバッグ袋体16の上下方向中間部には縫合等によって構成され、かつ後述するエアバッグ袋体16の前端固定点と後端固定点とを結ぶテンションラインを横切りエアバッグ袋体上下方向を長手方向とする複数の非膨張部24が所定の間隔で形成されている。また、エアバッグ袋体16は、所定の折り畳み方で折り畳まれて長尺状にされた上で樹脂製のエアバッグ袋体ケース26(図1参照、以下ケースと称す)内に収容されている。さらに、上述したエアバッグ袋体16は、フロントピラー20とルーフサイドレール28とに跨がって配設されている。より具体的には、エアバッグ袋体16の前端部16Aはインフレータ14から噴出されたガスが流入されるようにインフレータ配設位置に配置され、中間部16Bはフロントピラー20及びルーフサイドレール28に沿って配置され、後端部16Cはクォータピラー(Cピラー)30付近に配置されている。従って、本実施形態では、従来技術で用いられたものよりも、車両前後方向に長いエアバッグ袋体16が用いられている
次に、フロントピラー20側でのボデー及び内装材の構造について説明する。図1に示される如く、フロントピラー20は、車室外側に配置された断面ハット状のピラーアウタパネル32と、車室内側に配置されたボデーインナパネルとしての略平板状のピラーインナパネル34と、ピラーアウタパネル32とピラーインナパネル34との間に挟持状態で配置された断面略ハット状のピラーリインフォース36と、によって閉断面構造に構成されている。なお、フロントピラー20の後端フランジ部には、オープニングウエザストリップ38が弾性的に嵌着されている。
【0026】
上述したフロントピラー20におけるピラーインナパネル34の車室内側には、内装材としてに樹脂製のピラーガーニッシュ40が配設されている。ピラーガーニッシュ40は、ピラーインナパネル34に対向して配置される基材42と、この基材42の表面(車室内側の面)を覆う表皮44と、によって構成されている。さらに、基材42は、軟質樹脂材によって構成されかつ凸湾曲形状に形成された軟質基材46と、硬質樹脂材によって構成された硬質基材48と、によって構成されている。軟質基材46における前部側は厚肉化されており(以下、この部分を「ベース部46A」と称す)、又軟質基材46における後部側は薄肉化されている(以下、この部分を「エアバッグ袋体収納部46B」と称す)。従って、エアバッグ袋体収納部46Bは、ベース部46Aとの接続部位となるヒンジ部50を中心として弾性変形し易く構成されている。なお、エアバッグ袋体収納部46B側の端末部は、前述したオープニングウエザストリップ38に弾性的に係止されている。
【0027】
また、前述した硬質基材48は、軟質基材46のベース部46A側に帯状のストラップ52を間に介して接着剤54によって固着されている。なお、ダブルインジェクション成形によって、硬質基材48と軟質基材46と一体に成形することも可能である。また、ストラップ52の上下端部は、エアバッグ袋体膨張時におけるピラーガーニッシュ40の飛散防止用としてピラーインナパネル34にボルト締めされている。さらに、硬質基材48には、適宜間隔で断面台形状の取付座56が一体に形成されている。取付座56は樹脂製のクリップ58でピラーインナパネル34に形成された凸部60の取付孔(図示省略)に弾性的に係止されており、これによりピラーガーニッシュ40の一般部が固定されている。
【0028】
次に、ルーフサイドレール28側でのボデー及び内装材の構造について説明する。図6に示される如く、ルーフパネル62の車両幅方向の外端部には、ルーフレール部64が配設されている。ルーフレール部64は、車室外側へ比較的大きく突出された断面略ハット形状のレールアウタパネル66と、このレールアウタパネル66の内方へ向けて若干突出されたボデーインナパネルとしてのレールインナパネル68と、レールアウタパネル66に沿った断面略ハット形状に形成されレールアウタパネル66とレールインナパネル68との間に挟持されたレールリインフォース70と、によって閉断面構造に構成されている。前記三者によって構成されるルーフレール部64の上端部はルーフパネル62の車両幅方向の外端部に溶接により接合されており、又ルーフレール部64の下端部にはオープニングウエザストリップ72が嵌着されている。
【0029】
上述したルーフパネル62及びルーフレール部64の室内側には、内装材としての樹脂製のルーフヘッドライニング(成形天井)74が配設されている。ルーフヘッドライニング74は、ルーフパネル62及びレールインナパネル68に対向して配置される基材76と、この基材76の表面(車室内側の面)を覆う表皮78と、によって構成されている。なお、ルーフヘッドライニング74の外端部74Aは、前述したオープニングウエザストリップ72に弾性的に係止されている。
【0030】
次に、本実施形態の要部について説明する。
図1に示される如く、ピラーガーニッシュ40は略平板状のピラーインナパネル34に対して所定の間隔をあけて略平行に配設されており、これによりピラーガーニッシュ40の基材42とピラーインナパネル34との間には所定の空間部80が形成されている。同様に、図6に示される如く、ルーフヘッドライニング74の外端部74A側はレールインナパネル68に対して所定の間隔をあけて配設されており、これによりルーフヘッドライニング74の外端部74A側とレールインナパネル68との間には所定の空間部82が形成されている。なお、フロントピラー20側の空間部80とルーフサイドレール28側の空間部82とは相互に連通されている。そして、これらの空間部80、82に、樹脂材によって構成された長尺状のエネルギー吸収部材84並びにエアバッグ袋体16を収納した長尺状のケース26が近接された状態で並設されている。
【0031】
具体的には、フロントピラー20側にあっては、空間部80の前部側にエネルギー吸収部材84が配設され、空間部80の後部側にエアバッグ袋体16を収納したケース26が配設されている。一方、ルーフサイドレール28側にあっては、空間部82の車室上側にエネルギー吸収部材84が配設され、空間部82の車室下側にエアバッグ袋体16を収納したケース26が配設されている。以下、フロントピラー20側での構造を中心に説明する。
【0032】
図4に示される如く、エネルギー吸収部材84は、空間部80(図1参照)の長手方向と直交する方向(横切る方向)を面方向とし、且つガーニッシュ長手方向に沿って所定の等間隔で配置された複数のリブ86(横リブともいう)を備えている。これらのリブ86がエネルギー吸収部材84の中核となる部分である。また、複数のリブ86は、リブ86の面直角方向を面方向としかつ前後に略対向して配置された一対の連結板88、90(縦リブともいう)によって相互に連結されている。さらに、上述したリブ86の上端部(組付状態では室外側となる端部)には、ピラーインナパネル34に沿って空間部80の後部側へ延出される狭幅の延出部86Aが一体に形成されている。これにより、リブ86の後端縁と延出部86Aとエアバッグ袋体収納部46Bによって空間部80の後部側が空間部80の前部側と隔成され、この隔成されたスペースにエアバッグ袋体16を折り畳み状態で収納する形状保持用のケース26が近接した状態で配設されている。なお、ケース26の長手方向と直交する方向(長手直角方向)の断面形状は略平行四辺形となっている。ピラーインナパネル34に取り付けた状態において、ケース26の前側壁部26Aが、リブ86の後端縁に近接する位置に配設されており、ケース26の室外側壁部26Bが延出部86Aに近接する位置に配設されている。従って、ケース26が配置された状態では、前述したリブ86の延出部86Aは、ケース26の室外側壁部26Bとピラーインナパネル34との間にケース長手直角方向を面方向として配置されている。
【0033】
図5に示される如く、エアバッグ袋体16の前端固定部位に隣り合って配置されるリブ86間には、前述した連結板90から延出された取付部90Aが一体に形成されている。この取付部90Aは、ピラーガーニッシュ40の組付状態ではピラーインナパネル34の凸部60に対して平行に配置されるようになっている。さらに、取付部90Aの上面には、エアバッグ袋体16に設けられたヒレ状のエアバッグ袋体固定部16D及び当該エアバッグ袋体固定部16Dの表裏面を覆う如く延出されたケース固定部26Cが取付部90Aの裏面側から装入された固定ボルト96と、ピラーインナパネル34の凸部60の裏面側に配置されたナット98によってピラーインナパネル34に共締めされている。
【0034】
また、図1に示される如く、ケース26とエアバッグ袋体収納部46Bとの間の空間には、軟質基材46の裏面側に、エネルギー吸収部110が形成されている。
【0035】
図4に示される如く、エネルギー吸収部110は、空間部の長手方向と直交する方向(横切る方向)を面方向とし、且つガーニッシュ長手方向に沿って所定の等間隔で配置された複数のリブ112(横リブともいう)を備えている。これらのリブ112がエネルギー吸収部110の中核となる部分である。また、複数のリブ112は、リブ112の面直角方向を面方向としかつ前後に略対向して配置された一対の連結板114、116(縦リブともいう)によって相互に連結されている。さらに、上述したリブ112の下端部(組付状態では室内側となる端部)には、エアバッグ袋体収納部46Bに沿って空間の前部側へ延出される狭幅の延出部112Aが一体に形成されている。これにより、ピラーインナパネル34に取り付けた状態において、ケース26の後側壁部26Dが、リブ112の前端縁に近接する位置に配設されており、ケース26の室内側壁部26Eが延出部112Aに近接する位置に配設されている。従って、リブ112の延出部112Aはケース26の室内側壁部26Eとエアバッグ袋体収納部46Bとの間にケース長手直角方向を面方向として配置されている。
【0036】
リブ112の延出部112A間には、取付部118が一体に形成されている箇所がある。この取付部118は、延出部112Aのエアバッグ袋体収納部46B側端に形成されており、この取付部118において、エネルギー吸収部110は、エアバッグ袋体収納部46Bの裏面に、熱溶着等によって固定されている。
【0037】
ケース26の室外側壁部26Bと後側壁部26Dとの間の角部には、ケース内側からノッチ120が形成されており、エアバッグ袋体16の膨張圧によって、容易に破断するようになっている。従って、エアバッグ袋体展開時には、図7に示される如く、このノッチ120を起点にしてケース26が破断し、ケース26の後側壁部26D及び室内側壁部26Eと共に、エネルギー吸収部110とエアバッグ袋体収納部46Bが車室内側方向(図7の矢印A方向)へ開き、形成された隙間を通ってエアバッグ袋体16が車室内に展開するようになっている。
【0038】
図6に示される如く、ルーフサイドレール28では、前述したリブ86の代わりにリブ86よりも長手方向寸法が長い矩形平板状のリブ94が配置されており、このリブ94にもリブ86(図1参照)と同様にケース26とレールインナパネル68との間に延出された延出部94Aが一体成形されている。また、ルーフサイドレール28では、前述したエネルギー吸収部110の代わりにエネルギー吸収部122がケース26とルーフヘッドライニング74の外端部74Aとの間に配設されている。エネルギー吸収部122には、空間部の長手方向と直交する方向(横切る方向)を面方向とし、且つガーニッシュ長手方向に沿って所定の等間隔で配置された複数のリブ124(横リブともいう)を備えている。これらのリブ124がエネルギー吸収部122の中核となる部分である。また、複数のリブ124の前側端部には、取付部126が一体に形成されており、この取付部126において、エネルギー吸収部122は、ルーフヘッドライニング74の外端部74Aの裏面に、熱溶着等によって固定されている。
【0039】
また、エネルギー吸収部材84の車室外側の端縁には取付部100が一体に形成されており、この取付部100とレールインナパネル68との間にヒレ状のエアバッグ袋体固定部16D及び当該エアバッグ袋体固定部16Dの表裏面を覆う如く延出されたケース固定部26Cが取付部100の裏面側から固定ボルト102が挿入されてレールインナパネル68の裏面側に配置されたナット104と螺合されることにより、エネルギー吸収部材84及びケース26がレールインナパネル68に共締めされている。
【0040】
なお、上述した固着手段としては、リベット締結、ネジ止め、クリップ止め等も利用可能である。また、リブ86、94の配設個数、間隔、外形寸法、厚さ、材質等を適宜選択することにより、エネルギー吸収部材84のエネルギー吸収特性が適切な特性となるように調整されている。
【0041】
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
車体側部に所定値以上の高荷重が作用すると、高荷重側面衝突されたことがセンサ12によって検出される。このため、インフレータ14が作動して、所定量のガスが噴出される。これにより、エアバッグ袋体16が膨張し始め、その際の膨張圧でケース26を室外側壁部26Bと後側壁部26Dの角部にて破断させて展開させる。膨張したエアバッグ袋体16は、フロントピラー20のピラーガーニッシュ40及びルーフサイドレール28に位置するルーフヘッドライニング74の外端部74Aを押し開きながら、フロントピラー20及びルーフサイドレール28の下方にカーテン状に膨出され、車体側部と乗員頭部との間に介在して、乗員頭部を保護する。特に、図7に示される如く、フロントピラー20においては、エアバッグ袋体16の膨張圧によって、ケース26の後側壁部26D及び室内側壁部26Eと共に、エネルギー吸収部110とエアバッグ袋体収納部46Bが車室内側方向(図7の矢印A方向)へ開き、形成された隙間を通ってエアバッグ袋体16が車室内に展開する。このため、エネルギー吸収部110はエアバッグ袋体16の展開の妨げにならない。
【0042】
なお、エアバッグ袋体16の膨張過程について補足すると、本実施形態では前述した如くエアバッグ袋体16の上下方向中間部に複数の非膨張部24が形成されているため、インフレータ14から噴出されたガスはエアバッグ袋体16の前端部16Aから流入した後、最前端に位置された非膨張部24によって上下に分流される。このため、エアバッグ袋体16は、その外周部が枠状のフレームを形成するが如く膨張し、続いて非膨張部24間にガスが流入し当該部位をエアバッグ袋体厚さ方向に膨張させる。これにより、非膨張部24間に所定のテンションが作用し、最終的にはエアバッグ袋体16は前端固定点と後端固定点とを結ぶテンションラインTに沿って大きな張力が作用した略平行四辺形状に膨張する(図3参照)。
【0043】
一方、低荷重側突時(即ち、エアバッグ装置10が作動しない程度の側突荷重が作用した時)にあっては、インフレータ14は作動しない。従って、エアバッグ袋体16が膨張されて車体側部と乗員頭部との間に介在されることはない。しかし、この場合においても、側突した際の慣性力によって乗員頭部が車室外側へ慣性移動する。従って、例えば、運転席側に着座している乗員にあっては、当該乗員の頭部が図1の矢A方向へ移動してピラーガーニッシュ40に二次衝突することがある。この場合、本実施形態では、ケース26とエアバッグ袋体収納部46Bとの間に複数のリブ112を備えた樹脂製のエネルギー吸収部110を配設したため、エネルギー吸収部材84とともに当該複数のリブ112が塑性変形(座屈)することにより、乗員頭部が二次衝突した際の二次衝突荷重が吸収される。
【0044】
同様に、リヤ席に着座している乗員にあっては、当該乗員の頭部が図6の矢B方向へ移動してルーフヘッドライニング74に二次衝突することがある。この場合においても、本実施形態では、ケース26とルーフヘッドライニング74の外端部74Aとの間に複数のリブ124を備えた樹脂製のエネルギー吸収部122が配設したので、エネルギー吸収部材84とともに当該複数のリブ124が塑性変形(座屈)することにより、乗員頭部が二次衝突した際の二次衝突荷重が吸収される。
【0045】
従って、本実施形態によれば、ピラーインナパネル34とピラーガーニッシュ40との間、レールインナパネル68とルーフヘッドライニング74との間にエアバッグ袋体16を収納したケース26を配置する構成を採っても、低荷重側突時における乗員頭部の二次衝突荷重を確実に吸収することができる。
【0046】
さらに、本実施形態によれば、ケース26の長手方向と直交する方向(長手直角方向)の断面形状が略平行四辺形となっているため、ケース26の向きを調整することで、ケースが矩形の場合に比べて、ピラーインナパネル34とピラーガーニッシュ40との間、レールインナパネル68とルーフヘッドライニング74との間の各隙間に対してのケース26の厚さを薄くできる。この結果、ピラーインナパネル34とピラーガーニッシュ40との間、レールインナパネル68とルーフヘッドライニング74との間の各隙間を小さくすることもでき、その分車室内スペースを広く取れる。特に、フロントピラー20の場合には、フロントピラー20が薄くなることによって視認性が向上する。
【0047】
また、ケース26の長手方向と直交する方向の断面形状が略平行四辺形となっているため、ケース26自体の剛性も低く抑えることができ、低荷重側突時にケース26をエネルギー吸収部材として作用させることもできる。
【0048】
加えて、樹脂製のエネルギー吸収部110、122に複数のリブ112、124を設け、これらのリブ112、124を塑性変形させることによってエネルギー吸収させる構成としたので、リブ112、124の樹脂の材質、硬度、厚さ、配設個数等を調整することにより狙い通りのエネルギー吸収効果を得ることができる。これにより、低荷重側突時における乗員頭部の保護性能をより一層向上させることができる。
【0049】
また、本実施形態によれば、エアバッグ袋体収納部46Bの裏面及びルーフヘッドライニング74の外端部74Aの裏面にエネルギー吸収部110、122を設けたので、これらのエネルギー吸収部110、122によりエアバッグ袋体収納部46B及びルーフヘッドライニング74の外端部74Aの形状保持性も向上する。
【0050】
また、本実施形態によれば、エネルギー吸収部110、122が、エアバッグ袋体収納部46B及びルーフヘッドライニング74の外端部74Aと別体であるため、エネルギー吸収部110、122の材質をエアバッグ袋体収納部46B及びルーフヘッドライニング74の外端部74Aと異なる材質に設定することもできると共に、エネルギー吸収部110、122とエネルギー吸収部材84の各材料を任意に選定できる。
【0051】
また、本実施形態によれば、エネルギー吸収部110、122とエアバッグ袋体収納部46B及びルーフヘッドライニング74の外端部74Aとを予め一体化し(サブアッセンブリ化し)たので、組付作業工数の削減並びに組付作業時間の短縮を図ることができる。これにより、大幅なコストダウンを図ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の自動車用乗員保護装置の配設構造の第2実施形態を図8に従って説明する。
【0052】
なお、第1実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
【0053】
図8に示される如く、この実施形態では、フロントピラー20において、エネルギー吸収部110がエアバッグ袋体収納部46Bの裏面に一体成形されている点に特徴がある。なお、図示を省略したが、ルーフサイドレール28においても、エネルギー吸収部がルーフヘッドライニングの裏面に一体成形されている。従って、本実施形態では、第1実施形態と同様にピラーインナパネル34とピラーガーニッシュ110との間にエアバッグ袋体16を配置する構成を採っても、低荷重側突時における乗員頭部の二次衝突荷重を確実に吸収することができると共に、エネルギー吸収部を内装材に一体成形することにより、組付作業工数の削減並びに組付作業時間の短縮を図ることができる。これにより、大幅なコストダウンを図ることもできる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の自動車用乗員保護装置の配設構造の第3実施形態を図9に従って説明する。
【0054】
なお、第1実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
【0055】
図9に示される如く、この実施形態では、フロントピラー20において、エネルギー吸収部110(図1参照)を配設しておらず、ケース26の長手方向と直交する方向(長手直角方向)の断面形状が略平行四辺形となっている点に特徴がある。なお、図示を省略したが、ルーフサイドレール28においても、エネルギー吸収部を配設しておらず、ケース26の長手方向と直交する方向(長手直角方向)の断面形状が略平行四辺形となっている。従って、本実施形態では、ケース26の長手直角方向の断面形状が略平行四辺形であるため、その分、エネルギー吸収部材84のリブ86の延出部86Aの高さ寸法Hを大きく設定でき、エネルギー吸収部材84において、より大きなエネルギー吸収量を得ることがきる。この結果、ピラーインナパネル34とピラーガーニッシュ110との間にエアバッグ袋体16を配置する構成を採っても、低荷重側突時における乗員頭部の二次衝突荷重を確実に吸収することができる。
【0056】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、エネルギー吸収部110、122はかかる実施形態の構成に限定されず、低荷重側突時における乗員頭部の二次衝突荷重により塑性変形可能はハニカム構造体等の他の塑性変形可能部材でも良く。また、スポンジ、ゴム等の弾性部材でも良い。
【0057】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、車体の所定部位に配置され、高荷重が作用する側突時にガスを噴出するインフレータと、フロントピラーとルーフサイドレールとに跨がって折り畳み状態で格納され、インフレータから供給されたガスによって車室内におけるルーフサイドレール下方にカーテン状に膨張されるエアバッグ袋体と、を含んで構成される自動車用乗員保護装置の配設構造であって、ボデーインナパネルとその車室内側に所定の間隔をあけて配置された内装材との間の空間部に設けたエネルギー吸収部材と、エアバッグ袋体展開時に展開するフロントピラーからルーフサイドレールにわたる内装材の展開部の裏面に設けられたエネルギー吸収部と、エネルギー吸収部材とエネルギー吸収部と別部材で形成されており、エネルギー吸収部材とエネルギー吸収部との間に配設されエアバッグ袋体を収納した長尺状のエアバッグ袋体ケースと、を有するため、ボデーインナパネルと内装材との間にエアバッグ袋体が折り畳み状態で格納される構成を採っても、低荷重側突時における乗員頭部の二次衝突荷重を確実に吸収することができるという優れた効果を有する。また、エネルギー吸収部により内装材の形状保持性も向上するという優れた効果を有する。
【0058】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の自動車用乗員保護装置の配設構造において、エアバッグ袋体ケースの長手方向と直交する方向の断面形状が略平行四辺形であるため、請求項1記載の効果に加えて、内装材とボデーインナパネルとの隙間を小さくでき、その分車室内スペースを広く取れるという優れた効果を有する。また、視認性も向上するという優れた効果を有する。
【0060】
請求項3記載の本発明は、請求項1記載の自動車用乗員保護装置の配設構造において、エネルギー吸収部は内装材と別体であるため、請求項1記載の効果に加えて、エネルギー吸収部の材質を内装材と異なる材質に設定することもでき、エネルギー吸収部とエネルギー吸収部材の各材料を任意に選定することもできるという優れた効果を有する。
【0061】
請求項4記載の本発明は、請求項1記載の自動車用乗員保護装置の配設構造において、エネルギー吸収部は内装材と一体であるため、請求項1記載の効果に加えて、製造が容易で、且つコストダウンを図ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線に沿った拡大断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る自動車用乗員保護装置の配設構造におけるエアバッグ袋体の格納状態を示す概略側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る自動車用乗員保護装置の配設構造におけるエアバッグ袋体の展開状態を示す概略側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る自動車用乗員保護装置の配設構造におけるエアバッグ袋体ケース、エネルギー吸収部材及びエネルギー吸収部を示す車両後方外側から見た分解斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る自動車用乗員保護装置の配設構造におけるエアバッグ袋体ケース及びエネルギー吸収部材を示す車両前方内側から見た分解斜視図である。
【図6】図2の6−6線に沿った拡大断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る自動車用乗員保護装置の配設構造における作用説明図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る自動車用乗員保護装置の配設構造における図1に対応する断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る自動車用乗員保護装置の配設構造における図1に対応する断面図である。
【図10】従来の実施形態に係る自動車用乗員保護装置の配設構造におけるエアバッグ袋体の格納状態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
10 エアバッグ装置(自動車用乗員保護装置)
12 センサ
14 インフレータ
16 エアバッグ袋体
20 フロントピラー
26 エアバッグ袋体ケース
28 ルーフサイドレール
34 ピラーインナパネル(ボデーインナパネル)
40 ピラーガーニッシュ(内装材)
46B ピラーガーニッシュのバッグ収納部
68 レールインナパネル(ボデーインナパネル)
74 ルーフヘッドライニング(内装材)
74A ルーフヘッドライニングの外端部
84 エネルギー吸収部材
110 エネルギー吸収部
122 エネルギー吸収部

Claims (4)

  1. 車体の所定部位に配置され、高荷重が作用する側突時にガスを噴出するインフレータと、
    フロントピラーとルーフサイドレールとに跨がって折り畳み状態で格納され、インフレータから供給されたガスによって車室内におけるルーフサイドレール下方にカーテン状に膨張されるエアバッグ袋体と、
    を含んで構成される自動車用乗員保護装置の配設構造であって、
    ボデーインナパネルとその車室内側に所定の間隔をあけて配置された内装材との間の空間部に設けたエネルギー吸収部材と、
    エアバッグ袋体展開時に展開する前記フロントピラーから前記ルーフサイドレールにわたる前記内装材の展開部の裏面に設けられたエネルギー吸収部と、
    前記エネルギー吸収部材と前記エネルギー吸収部と別部材で形成されており、前記エネルギー吸収部材と前記エネルギー吸収部との間に配設されエアバッグ袋体を収納した長尺状のエアバッグ袋体ケースと、
    を有することを特徴とする自動車用乗員保護装置の配設構造。
  2. 前記エアバッグ袋体ケースの長手方向と直交する方向の断面形状が略平行四辺形であることを特徴とする請求項1記載の自動車用乗員保護装置の配設構造。
  3. 前記エネルギー吸収部は前記内装材と別体であることを特徴とする請求項1記載の自動車用乗員保護装置の配設構造。
  4. 前記エネルギー吸収部は前記内装材と一体であることを特徴とする請求項1記載の自動車用乗員保護装置の配設構造。
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