JP3703203B2 - 無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば周波数ホッピング方式を用いた無線通信システムおよび無線通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の無線通信システムにおいては、システム内に収容される端末同士の通信を管理、制御する集中制御局と、複数の端末局とから構成され、後述する無線通信システムの無線フレームを用いて、集中制御局から指定された制御データを元に端末局同士で無線通信を行うようになっていた。
【0003】
図11、図12は、従来の無線通信システムで用いるフレーム内部のチャネル構成例を示す説明図である。
【0004】
図11において、CNTはシステム制御チャネルを示し、LCCHは論理制御チャネルを示し、2つある音声チャネルを用いて双方向で音声データをやり取りし、ENDは次のフレームで周波数ホッピングするために周波数を変更するためのガード時間を示す。
【0005】
図12に示すように、従来のシステムで用いるフレームでは、フレーム内部が、CNT、LCCH、2つの音声チャネル、データチャネル、ENDの6つのチャネルから構成されている。
【0006】
そして、従来の無線通信システムでは、このようなフレームを用いて無線端末間で通信を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例で示す無線通信システムにおいては、無線フレームにそれぞれ独立した音声チャネル、データチャネルの領域を有し、音声もしくはデータのみの通信を行う場合には、不要となるデータチャネルもしくは音声チャネルに疑似データを格納したフレームを通信していたため、無駄な通信を行ってしまうという欠点があった。
【0008】
本発明は、音声またはデータのいずれかを通信する場合の無駄をなくすことができるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、送信する無線フレームにおいて音声とデータを格納する領域を1つの音声/データ領域とし、音声またはデータのみを通信する場合には、上記領域に、音声またはデータのみを格納し、音声およびデータを通信する場合には、上記領域に、音声およびデータを格納し、さらに、上記無線フレームに音声の有無を示す情報およびデータの有無を示す情報を付与し、この無線フレームを送信するようにする。
【0010】
【発明の実施の形態および実施例】
以下、本実施例においては、周波数ホッピング方式によるデジタル無線通信ステムについて詳細に説明する。
(システム構成)
図1は、本実施例の無線通信システムの構成を示す説明図である。
【0011】
本無線通信システムは、システム内に収容される端末同士の通信を管理、制御する集中制御局と、複数の端末局とから構成され、後述する無線フレームを用いて集中制御局から指定された制御データをもとに、通信を行う端末局同士が無線通信を行う。
【0012】
なお、集中制御局には、システム内の端末局の中から任意の1台(または2台以上)がなることができる。
【0013】
この無線通信システムは、公衆回線102を収容し、システム内の端末局に公衆網通信サービスを提供する網制御装置101と、この集中制御局または他の端末局との間で制御データまたは音声データを交換し、公衆回線102を介した音声通話を行うとともに、複数の端末局間でいわゆる内線間通話を行う無線電話機103と、集中制御局または他の端末局との間での制御データの通信およびデータ通信を行う無線データ端末104〜109とを有して構成される。
【0014】
なお、以下の説明において、無線電話機、無線データ端末等の端末局を総称して無線端末110(104〜109の総称番号)というものとする。
【0015】
また、本実施例において、無線データ端末104とは、データをバースト的に送信する機能を有する端末機器(データ端末)もしくはデータ入出力機器と、無線通信を司る無線アダプタを接続したもの、または、それらを一体化した端末機器を指しており、例えば図中に示すコンピュータ104、マルチメディア端末105、プリンタ106、ファクシミリ107、複写機108、LANゲートウエイ109の他に、電子カメラ、ビデオカメラ、スキャナ等の機器が該当する。
【0016】
これらの無線電話機103や無線データ端末104は、それぞれの端末間で自由に通信を行うことができると同時に、公衆網102にもアクセス可能である点が本システムの大きな特徴である。
【0017】
以下、その詳細構成と動作を説明する。
(1)無線電話機
図2は、無線電話機103の構成を示すブロック図である。
【0018】
主制御部201は、無線電話機103全体の制御を司るものであり、メモリ202は、主制御部201の制御プログラムが格納されたROM、本無線通信システムの呼出符号(システムID)、無線電話機のサブIDを記憶するEEPROM、および、主制御部201の制御のためのワークエリアを提供するRAM等から構成されるものである。
【0019】
通話路部203は、送受話器208、マイク209、スピーカ210の入出力ブロックとADPCMコーデック204のインタフェースを行うものである。
【0020】
ADPCMコーデック204は、通話路部203からのアナログ音声信号をADPCM符号に変換するとともに、ADPCM符号化された情報をアナログ音声信号に変換するものである。
【0021】
フレーム処理部205は、ADPCM符号化された情報にスクランブル等の処理を行うとともに、所定のフレームに時分割多重化するものである。このフレーム処理部205で後述する無線フレームに組み立てられたデータが無線部を介して主装置や目的とする端末局に伝送されることになる。
【0022】
無線制御部206は、無線部207の送受信および周波数切り換え、キャリア検出、レベル検知、ビット同期を行う機能を有する。
【0023】
無線部207は、フレーム処理部205からのデジタル情報を変調して無線送信可能な形式に変換してアンテナに送るとともに、アンテナより無線受信した情報を復調してデジタル情報に変換するものである。
【0024】
送受話器208は、通話するために音声信号を入出力するものであり、マイク209は、音声信号を集音入力するものである。スピーカ210は、音声信号を拡声出力するものであり、表示部211は、キーマトリクス212より入力したダイヤル番号や公衆回線の使用状況等を表示する。キーマトリクス212は、ダイヤル番号等を入力するダイヤルキーや、外線キー、保留キー、スピーカキー等の機能キーからなる。
【0025】
なお、無線電話機103の無線制御部206とフレーム処理部205は、後述するチャネルコーデックボードから構成することができる。
(2)無線アダプタ
図3は、無線データ端末機器104〜109に接続または内蔵される無線アダプタの内部構成を示すブロック図である。
【0026】
同図において、301は、無線アダプタ302と通信ケーブルもしくは内部バスを介して接続される、例えばコンピュータに代表されるデータ端末や、プリンタ、ファクシミリに代表される周辺機器である。
【0027】
無線アダプタ302の無線部303は、他の無線アダプタの無線部等と無線信号のやり取りを行うものであり、詳細は後述する。
【0028】
主制御部304は、制御の中枢となるCPU、割り込み制御およびDMA制御等を行う周辺デバイス、システムクロック用の発振器等から構成され、無線アダプタ内の各ブロックの制御を行う。
【0029】
メモリ305は、主制御部304が使用するプログラムを格納するためのROMや、各種処理用のバッファ領域として使用するRAM等から構成される。
【0030】
通信i/f部306は、上述のデータ端末または周辺機器301が標準装備する通信i/f、例えば、RS232C、セントロニクス、LAN等の通信i/fや、パーソナルコンピュータ、ワークステーションの内部バス、例えば、ISAバス、PCMCIAi/f等を使用して無線アダプタ302が通信を行うための制御を司るものである。
【0031】
タイマ部307は、無線アダプタ内部の各ブロックが使用するタイミング情報を提供する。チャネルコーデック部308は、図11に示すような無線フレームの組み立て、分解を行うだけでなく、CRCに代表される簡易的な誤り検出処理、スクランブル処理、無線部303の制御等を行う。
【0032】
無線制御部309は、無線部303の送受信の切り換え、周波数切り換え等を制御し、また、キャリア検出、レベル検出、ビット同期を行う機能を有する。
【0033】
誤り訂正処理部310は、様々な無線環境により通信データ中に発生するビットまたはバイト誤りを検出もしくは訂正するものであり、送信時には、通信データ中に誤り訂正符号を挿入してデータに冗長性をもたせるとともに、受信時には、演算処理により誤り位置並びに誤りパターンを算出することで、受信データ中に発生したビット誤りを訂正する。
【0034】
なお、このような無線アダプタ302において、通信i/f部306は、後述するPCボードから構成することができ、チャネルコーデック部308および無線制御部309は、後述するチャネルコーデックボードから構成することができる。
(3)網制御装置
図4は、網制御装置101の内部構成を示すブロック図である。
【0035】
主制御部401は、網制御装置101の全体制御を司るものであり、メモリ402は、プログラムや本無線通信システムの呼出符号(システムID)等を格納するROM、主制御部401の制御のための各種データを記憶するとともに各種演算用にワークエリアを提供するRAM等から構成されるメモリである。
【0036】
回線i/f部403は、公衆網回線102を収容するための給電、選択コマンド送信、直流ループ閉結、PCM変換等の公衆網回線制御、選択コマンド受信、呼出コマンド送出を行うインタフェース部である。
【0037】
ADPCMコーデック部404は、公衆網102を介して回線i/f部403が受信したアナログ音声信号をADPCM符号に変換し、チャネルコーデック部405に転送するとともに、チャネルコーデック部405からのADPCM符号化された音声信号をアナログ音声信号に変換するものである。
【0038】
チャネルコーデック部405は、ADPCM符号化された情報について、スクランブル等の処理を行うとともに、所定のフレームに時分割多重化するものであり、このチャネルコーデック部405で、後述する無線フレームに組み立てられたデータが無線部を介して制御局や目的とする無線端末110へ伝送されることになる。
【0039】
無線制御部406は、無線部407の送受信の切り替え、周波数切り替え等を制御し、また、キャリア検出、レベル検知、ビット同期を行う機能も有する。
【0040】
無線部407は、チャネルコーデック部405からのフレーム化された情報を変調して無線送信可能な形式に変換してアンテナに送るとともに、アンテナより無線受信した情報を復調してデジタル情報に処理するものである。検出部408は、着信検出、ループ検出、PB信号、発信音、着信音等の各種トーンを検出するものである。
【0041】
なお、このような網制御装置101において、回線i/f部403とADPCMコーデック部404は、後述するPSTNボードから構成することができ、チャネルコーデック部405と無線制御部406は、チャネルコーデックボードから構成することができる。
(4)無線部
図5は、本システムの無線端末110で共通の構成を有する無線部を示すブロック図である。
【0042】
送受信用アンテナ501a、501bは、無線信号を効率よく送受信するためのものであり、切り換えスイッチ502は、アンテナ501a、501bを切り換えるものである。バンド・パス・フィルタ(以下、BPFという)503は、不要な帯域の信号を除去するためのものであり、切り換えスイッチ504は、送受信を切り換えるものである。
【0043】
アンプ505は、受信系のアンプであり、アンプ506は、送信系のパワーコントロール付アンプである。コンバータ507は、1st.IF用のダウンコンバータであり、コンバータ508は、アップコンバータである。
【0044】
切り換えスイッチ509は、送受信を切り換えるものであり、BPF510は、ダウンコンバータ507によりコンバートされた信号から不要な帯域の信号を除去するためのものである。コンバータ511は、2nd.IF用のダウンコンバータであり、2つのダウンコンバータ507、511により、ダブルコンヴァージョン方式の受信形態を構成する。
【0045】
BPF512は、2nd.IF用であり、90度移相器513は、BPF512の出力位相を90度移相するものである。クオドラチャ検波器514は、BPF512、90度移相器513により受信した信号の検波、復調を行うものである。さらに、コンパレータ515は、クオドラチャ検波器514の出力を波形整形するためのものである。
【0046】
また、電圧制御型発振器(以下、VCOという)516と、ロー・パス・フィルタ(以下、LPFという)517と、プログラマブルカウンタ、プリスケーラ、および位相比較器等から構成されるPLL518とによって、受信系の周波数シンセサイザが構成される。
【0047】
また、キャリア信号生成用のVCO519と、LPF520と、プログラマブルカウンタ、プリスケーラ、および位相比較器等から構成されるPLL521とによって、ホッピング用の周波数シンセサイザが構成される。
【0048】
また、変調機能を有する送信系のVCO522と、LPF523と、プログラマブルカウンタ、プリスケーラ、および位相比較器等から構成されるPLL524とによって、周波数変調の機能を有する送信系の周波数シンセサイザが構成される。
【0049】
基準クロック発振器525は、各種PLL518、521、524用の基準クロックを供給するものであり、ベースバンドフィルタ526は、送信データ(ベースバンド信号)の帯域制限用フィルタである。
【0050】
(PSTNボードの構成と動作説明)
PSTNボードは、CHCボードとともに網制御装置101を構成するボードであり、PSTN回線1回線分のインタフェースを有し、PSTN回線への発着信制御を行う。
【0051】
図6は、PSTNボード1101の構成を示すブロック図である。
【0052】
同図において、PSTN回線1102は、L1、L2からなる1回線であり、制御部1103は、PSTN回線制御を含め、このPSTNボード1101および網制御装置101全体の制御を司るものである。ROM1104には、制御部1103の制御プログラムが格納され、RAM1105には、制御部1103の制御のための各種データを記憶するとともに、各種演算用にワークエリアを提供するものである。また、制御部1103には、リセット回路1106が接続されている。
【0053】
制御入出力回路1107は、各部の制御信号を入出力するものであり、呼出信号検出回路1108は、PSTN回線1102に直結され、呼出信号(16Hz/75V)を検出する(i.e.着信を検出する)ものである。直流ループ形成/DP送出回路1109は、PSTN回線1102の直流ループを閉結し、また、DP発信のためにダイヤルパルス(DP)送出を行うものである。
【0054】
損失挿入回路1110は、PSTN回線の線路抵抗を保証するものであり、2線/4線変換回路1111は、送受信統合されたPSTN回線の2線i/fを送受信が分離した4線i/fに変換するものである。
【0055】
送信回路1112は、PSTN回線へ出力する信号源を選択するとともに送信信号を増幅するものである。受信回路1113は、PSTN回線の通信相手となる無線端末110へ出力する信号源を選択するとともに受信信号を増幅するものである。
【0056】
保留音作成回路1114は、PSTN回線へ保留音を送出するための回路であり、DTMF作成回路1115は、PB発信のためにDTMF(PB)信号を作成するための回路である。
【0057】
ADPCMコーデック1116は、受信アナログ信号をADPCM信号にA/D変換するとともに、受信ADPCM信号をD/A変換するものである。400Hz検出回路1117は、発信音および話中音検出のための回路であり、ボード間i/f回路1118は、チャネルコーデックボードとのi/fを行う回路である。
【0058】
以下、PSTNボード1101の基本的なPSTN回線発着信動作について説明する。
【0059】
1.発信時
無線端末110からのPSTN回線への発信要求に基づき、ボード間i/f回路1118を介してチャネルコーデックボードからのPSTN回線発信要求を受けると、PSTNボードの制御部1103は、直流ループ形成/DP送出回路1109を制御して、PSTN回線1102に対して直流ループを形成して発信要求動作を行い、当該直流ループ形成に対してPSTN回線から送出される発信音(400Hz)を、直流ループ形成/DP送出回路1109、損失挿入回路1110、2線/4線変換回路1111、受信回路1113を介して400Hz検出回路1117において受信し、当該400Hz検出回路1117からの400Hz検出通知を確認した後、制御部1103はボード間i/f回路を介してチャネルコーデックボードから送信されたダイヤル番号に基づいてダイヤル信号を送出する。
【0060】
PSTN回線の回線種別がDP回線の場合は、直流ループ形成/DP送出回路1109を制御して、ダイヤル番号をPSTN回線の直流ループをON/OFFすることにより、DP(ダイヤルパルス)として送出する。PSTN回線種別がPB回線の場合は、DTMF作成回路1115を制御して送信回路1112、2線/4線変換回路1111、挿入損失回路1110、直流ループ形成/DP送出回路1109を介してダイヤル番号をDTMF(PB)信号として送出する。ダイヤル信号送出後、制御部1103は、直流ループ形成/DP送出回路1109、損失挿入回路1110、2線/4線変換回路1111、受信回路1113、ADPCMコーデック1116、ボード間i/f回路1118、および、ボード間i/f回路1118、ADPCMコーデック1116、送信回路1112、2線/4線変換回路1111、挿入損失回路1110、直流ループ形成/DP送出回路1109の通話路を形成することにより、チャネルコーデックボードを介して無線接続された通信相手の無線端末110とPSTN回線1102の間で音声信号を送受信可能にする。
【0061】
2.着信時
PSTN回線1102から着信があった場合、すなわち、着信を示す呼出信号を呼出信号検出回路1108が検出し、制御部1103に通知すると、制御部1103はボード間i/f回路1118を介してチャネルコーデックボードを制御して、無線端末110に対してPSTN回線からの着信通知を示す制御コマンドを送信する。これに対して、チャネルコーデックボードが無線端末110からの着信応答をボード間i/f回路1118を介して制御部1103に通知すると、1.発信時と同様な通話路を形成することにより、PSTN回線と無線端末110との間で音声信号を送受信可能にする。
【0062】
上記制御動作において、より詳細に説明すると、制御部1103は直接あるいは制御入出力回路1107を介して各部を制御する。
【0063】
以上のようにして、PSTN回線の発着信制御を行うものである。
【0064】
(PCボードの構成と動作説明)
図7は、PCボード1601の構成を示すブロック図である。
【0065】
PCボード1601は、PCボード、CHCボード等の制御を司るCPU1602と、CPU1602の制御プログラムが格納されたROM1603と、各種処理用のバッファ領域等として使用するRAM1604と、データ端末およびCHCボード等と制御データや送受信データのやりとりを行う通信インタフェース部1605とを有する。
【0066】
以下、PCボードの動作説明について説明する。
【0067】
PCボード1601の通信インタフェース部1605が制御データを受信し、その制御データの内容をCPU1602が認識すると、CPU1602は、その制御データに従い動作する。
【0068】
また、PCボード1601の通信インタフェース部1605が送受信データを受信すると、そのデータをRAM1604に転送し、また、そのRAM1604に格納したデータを通信インタフェース部1605を介してCHCボード、データ端末等に送信する。
【0069】
図8は、通信インタフェース部の構成を示すブロック図である。以下、本図に基づいて、その詳細について説明する。
【0070】
通信インタフェース部1701は、アドレスデコード部1702と、カード属性情報部1703と、カードコンフィギュレーションレジスタ部1704と、カードインタフェースレジスタ部1705より構成されている。
【0071】
アドレスデコード部1702は、コンピュータのCPUからのアドレスのデコードやPCボード内のCPUのアドレスデコードを行う。そのアドレスの内容により選択信号をカード属性情報部1703、カードコンフィギュレーションレジスタ部1704、カードインタフェースレジスタ部1705に出力する。
【0072】
次に、カード属性情報部1703は、PCカードの初期設定のための情報を格納しておく部分であり、PCカードの初期設定の際にコンピュータにより読み出され、コンピュータ内部のPCMCIAコントローラの設定やカードコンフィギュレーションレジスタ部1704の設定を行う。カードコンフィギュレーションレジスタ部1704は、カードのコンフィギュレーションやリセット、カード状態に関する情報を格納しておくためのレジスタであり、PCボード、コンピュータは、このレジスタを読み出すことによりカードの状態を知ることができる。
【0073】
カードインタフェースレジスタ部1705は、コンピュータ、PCボード間でのコマンド、データの送受信の際のインタフェースとなる部分である。
【0074】
(無線フレームの動作)
図9は、本実施例で用いるフレーム内部のチャネル構成を示す説明図であり、図10は、各チャネルの内部構成例を示す説明図である。
【0075】
まず、図9において、CNTはシステム制御チャネルを示し、LCCHは論理制御チャネルを示し、音声/データチャネルは音声またはデータまたは音声およびデータを格納するチャネルである。また、図10に示すように、本実施例で用いるフレームは、フレーム内部をCNT、LCCH、音声/データチャネル、ENDの4つのチャネルから構成されている。
【0076】
図10において、CSは12.8usec分のキャリアセンス時間、PRはビット同期捕捉のための56ビットのプリアンブル、SYNは1ダミービット+RCRで規定する31ビットフレーム同期信号、IDはRCRで規定する63ビットの呼び出し信号+1ダミービット、UWは24ビットのユニークワード(バイト同期の捕捉用)、BFは8ビットの基本フレーム番号情報(1〜20をサイクル)、WAはスリープモードの端末のうち、起動させる端末局のシステムアドレスを記入するフィールド、NFは次のフレームで使用する周波数情報、Revは隣接セルとの区別のためにエリア番号、GTはガードタイム、CS0、CS1、CS2はキャリアセンス時間、DAはシステムアドレスを記入するフィールド、回線制御チャネルのDataは制御コマンド情報、データチャネルのDataはデータ転送を行うデータ情報、システム制御チャネルのCRCはBF〜Revに対するCRC情報、回線制御チャネルのCRCはCS0〜Dataに対するCRC情報、音声チャネルのCRCはT/Rに対するCRC情報、CFは周波数切り替え用のガードタイム、T/Rは32kbpsのBチャネル情報を示す。
【0077】
VTは、音声/データチャネル内に音声が格納されているかを示す情報を格納する。この格納される値が1111であれば、音声/データチャネルに音声が含まれ、0000であれば音声/データチャネルに音声が含まれない。DTは音声/データチャネル内に、データが含まれるか示す情報を格納する。この格納される値が1111であれば音声/データチャネルにデータが含まれ、0000であれば音声/データチャネルにデータが含まれない。つまり、VT=1111、DT=0000の場合、音声/データチャネルは、音声チャネルのみで構成され、VT=0000、DT=1111の場合、音声/データチャネルは、データチャネルのみで構成され、VT=1111、DT=1111の場合、音声/データチャネルは音声チャネルとデータチャネルで構成される。
【0078】
本実施例では、図11に示す従来のフレームフォーマットのように、音声チャネルとデータチャネルをチャネルとして決定せず、その音声チャネル、データチャネルを1つのチャネル(図10の音声/データチャネル)とし、また、上述したDT、VTにより、音声/データチャネルに格納する音声、データを使い分け、音声もしくはデータのみの通信を行う場合には、音声通信の場合は音声/データチャネルを音声チャネル用に使用し、データ通信の場合には音声/データチャネルをデータチャネル用に使用することにより、無駄な通信を行わないようにし、無線通信システムの通信効率を向上させ、1回の音声、データのみの通信において、無線端末の消費電力を減らすものである。なお、同図中の数字は、ビット数を表し、各部の長さの一例を示している。
【0079】
CNTチャネルは集中制御局が毎フレームの開始時に送信し、集中制御局以外の局はビット同期とフレーム同期を確立するために必ずCNTチャネルを受信する。LCCHチャネルは回線接続や回線切断、回線接続に先だって集中制御局とホッピングパターンの割り当て要求をやり取りしたり、回線切断時に集中制御局とホッピングパターンの割り当て解除をやり取りするとき等に使用する。回線の接続や切断は、LCCHチャネル内に設けたDAフィールドに通信を希望する相手のシステムアドレスを記入し、直接相手とやり取りする。
【0080】
音声チャネルは、2つある内の一方を送信で使用し、もう一方を受信とすることで音声通話を実現する。2つあるうちのどちらを送信で使用するかは回線接続時にやり取りするLCCHチャネルで相手と打ち合わせを行うことで決定する。データチャネルは回線接続時にやり取りするLCCHチャネルで相手と打ち合わせを行うことで、どのようにデータ伝送を行うかを決定する。
【0081】
(周波数ホッピング)
図14は、周波数ホッピングの一例を示す説明図である。この図では、ベースフレーム(以下、BFという)を8フレーム有し、周波数をF1からF8までの8つを使用するシステムを例にしている。各ベースフレームで、第1のHP、第2のHP、第3のHPがどの周波数を使用するかを示している。図14に示すように、各々のホッピングパターン(以下、HPという)は同一のベースフレームでは同じ周波数を使用せず、必ず異なる周波数を使用する。また、1ベースフレーム中には図9で示したフレームが1つ存在し、フレーム毎、すなわちベースフレームが終了する毎に各HPは決められた順番で周波数を変更する。
【0082】
システムでどのように周波数ホッピングを行うかを図を用いて説明する。
【0083】
集中制御局がシステム制御チャネルを送信するホッピングパターンを図14の第1のHPとする。すなわち、BF1のときF1、BF2のときF2、BF3のときF3・・・という具合に周波数を各々のBFで変更する。
【0084】
図14で周波数ホッピングについて説明したが、以下に本実施例のフレームにおける周波数ホッピングについて説明する。
【0085】
まず、最初に音声/データ通信におけるホッピングパターンについて図15を用い説明する。つまり、音声/データチャネルに音声とデータが格納されている場合について説明する。
【0086】
集中制御局以外の全無線端末110は、図15に示すように、BF1では、まず集中制御局が送信しているシステム制御チャネルを受信するために、無線部にセットする周波数を第1のHPがBF1で使用する周波数F1にセットする。集中制御局以外の全無線端末110は、ここで受信したシステム制御チャネルでフレーム同期を取る。
【0087】
通信の接続要求や切断要求をやり取りする論理制御チャネルは、システム制御チャネルと同じ周波数でやり取りされる。論理制御チャネルで送信すべき通信回線接続や通信回線切断といった制御データを有する端末は、論理制御チャネルのときに、直接相手に論理制御チャネルで制御データを送信する。
【0088】
音声およびデータを送信する送信無線端末の論理制御チャネルのDAには、宛先無線端末のアドレスが格納され、VTとDTには1111の4ビットが格納される。この論理制御チャネルのDAと同じアドレスの無線端末は、この論理制御チャネルを受信し、そのVT、DTがVT=1111、DT=1111と認識した場合には、送信無線端末から音声とデータが送信されてくることを認識し、音声/データチャネルにおいて、音声およびデータ用に予め集中制御局から割り当てを受けたHPに対応する周波数に変える。
【0089】
もちろん、音声およびデータを送信する送信無線端末は、論理制御チャネルを受信した無線端末と同様に周波数ホッピングを行う。このとき、集中制御局からの割り当て状況によっては、システム制御チャネルと論理制御チャネルと同じHPが割り当てされることもある。図15に示す例は、システム制御チャネル論理制御チャネルの第1のHPに対して、端末AB間の音声通信に第2のHPが割り当てられ、端末AB間のデータ通信に第3のHPが割り当てられた例を示す。この例の場合、したがって、1フレーム中に3回周波数を変更することになる。
【0090】
次に、図15で説明した端末AB間の音声通信の詳細の一例を図13に示す。図14に示す第1のHPで端末Aと端末Bが通信を行っている様子を示す。論理制御チャネルが終了すると、音声通信中の端末は、システム制御チャネルから割り当てられた周波数ホッピングパターンにしたがって、現在のベースフレーム番号から変更すべき周波数を無線部にセットする。また、予め通信相手との間で、どちらが第1の音声チャネルで送信するかといった通信制御情報をやり取りしておき、その通信制御情報に基づいて無線部の送受信を制御する。
【0091】
BF1の時を説明する。論理制御チャネルが終了すると、端末Aは音声通信に割り当てられた周波数ホッピングパターンにしたがって周波数を変更する。周波数を変更した結果、端末Aと端末Bは第1のHPが割り当てられているため、周波数は変化しなかった。端末Aは無線部を送信にセットし、端末Bは無線部を受信にセットし、最初の音声チャネルで音声データをやり取りする。音声チャネル終了時に端末Aは無線部を受信にセットし、端末Bは無線部を送信にセットし、2つ目の音声チャネルで音声データをやり取りする。2つ目の音声チャネル終了時に、次のデータ通信に備えて、各端末は無線部にデータ通信に割り当てられた周波数ホッピングパターンと現在のベースフレームを番号からもとまる周波数を無線部にセットする。
【0092】
データチャネル終了後、ENDの間に、次のBF2でシステム制御チャネルを受信するため、周波数を第1のHPでBF2で使用する周波数であるF2を無線部にセットする。ベースフレームがBF2になってからの周波数ホッピングの手順は、上記手順を繰り返す。
【0093】
次に、音声通信におけるホッピングパターンについて図17を用いて説明する。つまり、音声/データチャネルに音声のみが格納されている場合について説明する。
【0094】
集中制御局以外の全無線端末110は、図17に示すように、BF1では、まず集中制御局が送信しているシステム制御チャネルを受信するために、無線部にセットする周波数を第1のHPがBF1で使用する周波数F1にセットする。集中制御局以外の全無線端末110は、ここで受信したシステム制御チャネルでフレーム同期を取る。
【0095】
通信の接続要求や切断要求をやり取りする論理制御チャネルは、システム制御チャネルと同じ周波数でやり取りされる。論理制御チャネルで送信すべき通信回線接続や通信回線切断といった制御データを有する端末は、論理制御チャネルのときに、直接相手に論理制御チャネルで制御データを送信する。音声を送信する送信無線端末の論理制御チャネルのDAには、宛先無線端末のアドレスが格納され、VTには1111、DTには0000の4ビットが格納される。
【0096】
この論理制御チャネルのDAと同じアドレスの無線端末は、この論理制御チャネルを受信し、そのVT、DTがVT=1111、DT=0000と認識した場合には、送信無線端末から音声が送信されてくることを認識し、音声/データチャネルにおいて、音声用に予め集中制御局から割り当てを受けたHPに対応する周波数に変える。
【0097】
もちろん、音声を送信する送信無線端末は、論理制御チャネルを受信した無線端末と同様に周波数ホッピングを行う。このとき、集中制御局からの割り当て状況によっては、システム制御チャネルと論理制御チャネルと同じHPが割り当てられることもある。図17に示す例は、システム制御チャネルと論理制御チャネルの第1のHPに対して、端末AB間の音声通信に第2のHPが割り当てられた例を示す。この例の場合、したがって、1フレーム中に2回周波数を変更することになる。
【0098】
なお、音声通信の詳細は、上述した内容と同様である。
【0099】
次に、データ通信におけるホッピングパターンについて、図18を用い説明する。つまり、音声/データチャネルにデータのみが格納されている場合について説明する。
【0100】
集中制御局以外の前無線端末110は、図18に示すように、BF1では、まず集中制御局が送信しているシステム制御チャネルを受信するために、無線部にセットする周波数を第1のHPがBF1で使用する周波数F1にセットする。集中制御局以外の前無線端末110は、ここで受信したシステム制御チャネルでフレーム同期を取る。
【0101】
通信の接続要求や切断要求をやり取りする論理制御チャネルは、システム制御チャネルと同じ周波数でやり取りされる。論理制御チャネルで送信すべき通信回線接続や通信回線切断といった制御データを有する端末は、論理制御チャネルの時に、直接相手に論理制御チャネルで制御データを送信する。音声を送信する送信無線端末の論理制御チャネルのDAには、宛先無線端末のアドレスが格納され、VTには0000、DTには1111の4ビットが格納される。この論理制御チャネルのDAと同じアドレスの無線端末は、この論理制御チャネルを受信し、そのVT、DTが、VT=0000、DT=1111と認識した場合には、送信無線端末からデータが送信されてくることを認識し、音声/データチャネルにおいて、データ用に予め集中制御局から割り当てを受けたHPに対応する周波数に変える。
【0102】
もちろん、データを送信する送信無線端末は、論理制御チャネルを受信した無線端末と同様に周波数ホッピングを行う。このとき、集中制御局からの割り当て状況によっては、システム制御チャネルと論理制御チャネルと同じHPが割り当てられることもある。図18に示す例は、システム制御チャネルと論理制御チャネルの第1のHPに対して、端末AB間のデータ通信に第2のHPが割り当てられた例を示す。この例の場合、したがって、1フレーム中に2回周波数を変更することになる。
【0103】
(CHCボードの構成と動作説明)
チャネルコーデックボードは大きく分けて、所定のフレームフォーマットにデータを組み立てたり、フレームを分解するチャネルコーデック、変調/復調を行う無線部、音声のデジタル符号化/復号化を行うADPCMコーデックから構成される。
【0104】
図16は、チャネルコーデックボードの内部構成を示すブロック図である。同図において、チャネルコーデック3101は、音声入出力部(ヘッドセット)3102を接続したADPCMコーデック3103と、無線部3129との間に設けられている。
【0105】
そして、チャネルコーデック3101は、CPUバス3104が接続されるCPUバスインターフェイス3105と、ADPCMコーデック3103に接続されるADPCMインターフェイス3106と、動作モードを設定するモードレジスタ3107と、ホッピングパターンレジスタ3108と、フレーム番号/次周波数番号(BF/NF)レジスタ3109と、システムIDレジスタ3110と、間欠起動端末アドレスレジスタ3111と、LCCHレジスタ3112と、FIFOバッファ3113とを有する。
【0106】
また、タイミング生成部3114と、CNTチャネル組立/分解部3115と、LCCH(論理制御チャネル)組立/分解部3116と、データ組立/分解部3117と、音声組立/分解部3118と、フレーム同期部3119と、ユニークワード検出部3120と、CRC符号化/復号化部3121と、ビット同期部3122と、無線制御部3123と、間欠受信制御部3124と、スクランブル/デスクランブル3125と、無線部3129からのアナログ受信信号をデジタル信号に変換するADコンバータ3126と、ADコンバータ3126からの入力に基づいて受信レベルを検出し、割り込み信号3128を出力する受信レベル検出部3127とを有する。
【0107】
以下、同図に従ってチャネルコーデックボードの動作の説明を行う。
【0108】
チャネルコーデックボードの動作タイミングの基準は、集中制御局側チャネルコーデック3101のタイミング生成部3114で生成される。集中制御局側では、このタイミングに従ってフレームの送信を行い、フレームを受信した端末局では、フレーム同期ワードに従ってフレーム同期を保持する。
【0109】
集中制御局側からCNTチャネルで送られるデータは、チャネルコーデック3101内部のレジスタに格納されている。チャネルコーデック3101内部にはHP(ホッピングパターン)レジスタ3108、IDレジスタ3110、WA(起動端末アドレス)レジスタ3111があり、集中制御局ではCPUがこれらのレジスタに必要な値を書き込む。また、動作タイミングに同期して、フレーム番号/次フレーム周波数番号(BF/NF)レジスタ3109内部の値は更新される。NFレジスタに書き込まれる周波数番号は、CNTチャネルのホッピングパターン(第一のホッピングパターン)となっている。チャネルコーデック3101は、CNTチャネルのデータを送信するタイミングでこれらのレジスタ内のデータを読み出し、CNT組み立て部3114でデータの組み立てを行って無線部3129にデータを送る。
【0110】
一方、端末局においては、無線部3129からCNTチャネルでデータを受信すると、CNT分解部3114で分解を行い、受信した各部の値を使って処理を行う。受信したシステムIDが自局のIDレジスタ3108に書き込まれた値と一致した場合のみ、それ以降のデータを受信するように制御する。受信したWAが間欠受信中に自局のWAレジスタ3109の値と一致した場合には、起動要求割り込みを発生する。さらに、受信したBF、NF情報データを利用してホッピングパターンレジスタ3110のテーブルを書き換える。
【0111】
なお、NFフィールドにかかれる周波数番号は、CNTチャネルのホッピングパターンのものであるので、音声チャネル、データチャネルで使用するホッピングパターンは、NFフィールドにかかれた周波数番号に基づいて作成されるホッピングパターンレジスタを時間シフトすることによって生成する構成となっている。
【0112】
LCCHチャネルでは、送信機側端末110のCPUがチャネルコーデック3101内部のLCCHレジスタ3116に格納したデータがLCCH組立/分解部3116で組み立てられ、所定のタイミングで無線部に送出される。受信したLCCHデータは、LCCH組立/分解部3116で分解し、チャネルコーデック内部のLCCHレジスタ3116に一旦格納された後、CPUに対して割り込みを発生し、CPUが読み取る。
【0113】
音声チャネルでは、音声入出力部3102から入力された音声がADPCMコーデック3103でデジタル符号化された後、ADPCMインターフェイス3116を介してチャネルコーデック3101に取り込まれる。チャネルコーデック3101においては、音声組立/分解部3118において入力されたデータを組み立て、所定のタイミングで無線部3129に送出する。
【0114】
逆に、無線部から受信した音声データは、音声組立/分解部3118において分解され、ADPCMインターフェイス3116を介してADPCMコーデック3103のタイミングで出力され、音声入出力部3102に出力される。
【0115】
データチャネルでは、CPUがデータ送信要求を行った場合のみデータが送信される。データ送信要求が行われている場合、チャネルコーデックのCPUバスインタフェース3105は1バイトごとのタイミングでDMAリクエストを出力する。DMAリクエストにDMAコントローラが応じてデータが書き込まれると、データ組立/分解部3117においてデータをシリアルに変換して所定のタイミングで無線部に送出する。
【0116】
逆に、データを受信した場合には、データ組立/分解部3117においてデータをパラレルに変換して1バイトごとにDMAリクエストを出力し、DMAコントローラは受信データをメモリに転送する。1フレーム分のデータの転送を終了すると、CPUに対して割り込みを発生する。
【0117】
データ送信時には、必要に応じてCRC符号生成部3120でCRC符号を生成し、CRCフィールドに格納して送信する。受信側では、CRCのチェックを行い、誤りの発生を検出することができる。また、フレーム同期ワード、ユニークワード以外の全ての送信データにはスクランブラ3124においてスクランブルがかけられる。これは無線部に送られるデータの不平衡性を下げるとともに、同期クロック抽出を容易にするためである。
【0118】
逆にデータ受信時には、ユニークワードを検出すると、そのタイミングでデスクランブラ3124においてデスクランブルを行い、CRCチェックを行うと同時に、各フィールドの分解部にデータを入力する。
【0119】
以上のようにして、所定のフレームに従った音声、データの無線伝送を行うものである。
【0120】
(集中制御局の動作)
本無線通信システムが動作するためには、集中制御局がシステム内のホッピング周波数を管理し、端末局はホッピングパタン(HP:Hopping Pattern)とタイムスロットで決められる通信チャネルを集中制御局から割り当てられることを前提としている。
【0121】
集中制御局は、各通信チャネルの管理の他に、システムのHPの変更や端末局の間欠受信状態管理、端末局のシステム登録等の機能を有するが、ここでは端末局間の通信を行うための基本である通信チャネルの管理とHP変更の必要が生じた際の集中制御局の動作に関して述べる。集中制御局での通信チャネルの管理は、端末局から要求される通信のデータ種別(音声もしくはデータ)に対して未使用のHPを割り当て、解放を行うことである。
【0122】
まず始めに、通信チャネルの管理に関して述べる。
【0123】
図19は、HP割り当てシーケンスを示す説明図である。この図は、端末局が特定の通信相手局と通信を行うために集中制御局にHPを要求するところから、通信が終了し、HPを解放するまでのシーケンスを示している。
【0124】
端末局は、特定の通信相手局と通信を開始するためにHP割り当て要求4101を集中制御局に送る。HP割り当て要求4101には、通信相手局のIDやデータ種別等のパラメータが含まれる。集中制御局では、要求されたデータ種別で未使用のHPが存在すれば、HP割り当て4102を端末局に送る。
【0125】
端末局は、割り当てられたHPを通信相手局に送り接続要求を行う。そして、通信相手局から接続許可が得られれば、端末局は接続完了通知4103を集中制御局に送る。
【0126】
集中制御局は、端末局の接続完了通知4103のパラメータにより割り当てたHPの使用状況を確認して管理し、接続完了確認4104を端末局に送る。接続完了確認4104を受けた端末局は、以降、通信相手局と割り当てられたHPで通信を行なう。
【0127】
通信が終了すると、端末局は、通信相手局との接続を切断した後、HP解放要求4105を集中制御局に送る。集中制御局は、割り当てたHPの使用状況を変更し、HP解放確認4106を端末局に送る。端末局は、HP解放確認4106を受けて通信の終了とする。
【0128】
図20は、集中制御局におけるHP割り当てを示すフローチャートである。この図は、端末局がHPを要求してから通信が始まるまでに、集中制御局側で行なわれる処理に関して記述している。
【0129】
集中制御局は、端末局からHP割り当て要求を受けると(S4201)、要求されたデータ種類の未使用HPが存在するか否か(S4202)をHPテーブルで確認する。そして、未使用HPが存在しなければ、端末局に対して未使用HP無しの通知(S4204)を行なう。未使用HPが存在すれば、HPテーブルに仮登録(S4203)を行ない、端末局にHP仮割り当て(S4205)を行なう。
【0130】
集中制御局は、端末局からの接続完了通知(S4206)により仮割り当てを行なったHPで、端末局が通信相手局と接続に成功したか否か(S4207)を確認し、接続が成功していなければ、仮割り当てのHPをHPテーブルに未使用登録し(S4209)、接続が成功していれば、仮割り当てのHPをHPテーブルに使用登録する(S4208)。集中制御局は、HPテーブルに使用状況を登録終了後、端末局に対して接続完了確認を送り(S4210)、要求のあったHP割り当てを終了する。
【0131】
図21は、集中制御局におけるHP解放を示すフローチャートである。この図は、端末局で通信が終了した後、割り当てられたHPを解放する手順で、集中制御局側で行なわれる処理に関して記述している。
【0132】
集中制御局は端末局からHP解放要求を受け取ると(S4301)、そのパラメータに含まれる端末IDや解放要求のHPを確認する(S4302)。そして、解放要求のHPが正常に割り当てられたHPでなければ、エラー通知(S4304)により端末局に通知し、HPの解放を行わない。また、解放要求のHPが正常に確認できれば、HPテーブルに未使用登録(S4303)を行い端末局に対してHP解放確認(S4305)を送る。
【0133】
このようにして、本システムでは集中制御局がシステムに固有のHPテーブルを有し、各端末局間で行われる通信の通信チャネルの割り当ては集中制御局がHPを割り当てることにより実現し、集中制御局がシステム内の全通信の管理を行っている。
【0134】
次に、HP変更を行なう際の集中制御局の動作に関して説明を行なう。
【0135】
これは、HP通のある周波数が狭帯域の妨害等の障害により使用不能となった場合に、使用不能の周波数を未使用の周波数と交換し、HPを変更して障害を回避する機能である。HPの変更は、端末局から変更要求が来る場合と集中制御局が直接行なう場合の2通りがある。これらの要求に対し、集中制御局は、ホッピング周波数のテーブルを変更し、1フレーム毎に送出するシステム制御チャネル中のNF(Next Frequency)を用いて各端末局に対してシステムのHP変更通知を行なう。
【0136】
図22は、集中制御局におけるHP変更を示すフローチャートである。
【0137】
集中制御局は、端末局からHP変更要求を受けると、HP変更の必要性を確認する(S4401)。そして、必要性が認められない場合には、HPの変更を行なわない。また、必要性が認められる場合には、代替HPの有無を確認する(S4402)。そして、代替HPが存在しない場合は、HPの変更を行なわない。
また、代替HPが存在すれば、ホッピング周波数のテーブルを変更し、システム制御チャネル中のNFを変更して各端末局に通知する。
【0138】
集中制御局で直接HP変更を行なう場合は、代替HPの有無を確認する(S4402)。代替HPが存在しない場合には、HPの変更を行なわない。代替HPが存在すれば、ホッピング周波数のテーブルを変更し、システム制御チャネル中のNFを変更して各端末局に通知する。
【0139】
このようにして、本システムでは、集中制御局が端末局からの要求もしくは集中制御局自身の要求により、HPの変更を管理して行なう。
【0140】
以下、本システムの具体的動作を幾つかの場合に分けて動作説明する。
【0141】
1.電源立ち上げ時の処理
(1)電源立ち上げ時の制御局および端末局のシーケンス
図23は、本システムにおける電源投入時の制御局および端末局の動作を示すシーケンスである。
【0142】
S5101で電源立ち上げが行なわれ、端末の初期化が行われると、端末は自機が集中制御局であるか端末局であるかを判断し、集中制御局であることを認識すると、ホッピングパターンを決定し、同期信号、ホッピングパターン情報、自分のエリア番号等をフレームに組み立て、所定のタイミング毎にCNTフレームとして出力を行う。
【0143】
同様に、端末立ち上げ後、自端末が端末局であることを認識すると、自端末のアドレスおよび受信する制御局のエリア番号の記憶を行う。この処理が終了すると、制御局からのCNTフレームを任意の周波数で待つ。集中制御局からのCNTフレームを受信すると、このフレーム中のNFRを基に次の単位時間にホップする周波数を取得する。端末局は、受信した周波数を基に受信周波数を変え、次のCNTフレームを待つ。端末局では、この処理を繰り返し、集中制御局で使用しているホッピングパターンを認識し、これを記憶する。
【0144】
端末局においてホッピングパターンの記憶が終了すると、S5102で端末局よりLCCHフレームを用いて端末局に新たに端末局として加わることを通知する。このときLCCHフレームのDAに全ての端末が受信するグローバルアドレスをいれ、また、データ部には新規の登録を行うことを示すデータをいれて送信する。
【0145】
集中制御局では、LCCHフレームを受信し、その中のDAにグローバルアドレスがあるとデータ部のデータを受信し、端末局のアドレスおよび登録要求信号があった場合は、この情報を基に端末局アドレスを記憶し、新規に登録する。
【0146】
この登録が終了すると、S5103で集中制御局は新規登録した端末局に対して、集中制御局のアドレスをLCCHフレームを用いて通知する。端末局ではLCCHフレームにより制御局のアドレスを受信すると、制御局のアドレスを記憶し、この処理が終了後、S5104で集中制御局に対してLCCHフレームを用いて立ち上げ完了通知を行う。集中制御局で端末局からの立ち上げ完了通知を受信すると、通常の処理へと移行する。
【0147】
端末局では、立ち上げ完了通知を出力後に、S5105において端末局からの発信が可能となる。
【0148】
(2)集中制御局における電源立て上げ時の動作
図24は、集中制御局における電源投入時の動作を示すフローチャートである。
【0149】
S5201で端末の電源がONされると、S5202で端末の初期化が行われ動作状態となる。この処理の結果、S5203で端末が集中制御局であることを認識すると、S5204で自端末のアドレス情報およびエリア情報を記憶するための処理を行う。なお、エリア情報および端末アドレス情報を入力する手段としては立ち上げ時にDIPスイッチ等で設定しておいた値を記憶する場合や、電話機等のダイヤルキーにより入力された値を記憶する場合や、コンピュータ等のキーボードで入力された値をバスを介して受け取り記憶することが考えられる。
【0150】
そして、このアドレス情報を受信すると、S5205で入力された値が有効であるか否を判断し、有効でない場合は、S5204で再度アドレス情報を記憶する処理を行う。
【0151】
また、S5205で記憶されたアドレスが有効であることを確認すると、S5206で使用するホッピングパターンを決定するための処理を行う。このとき集中制御局は、使用可能な周波数全てをキャリアセンスし、その中のもっとも電波状態の良い周波数を所定の数選びホッピングパターンとする。
【0152】
S5207でホッピングパターンを獲得した結果、使用可能な周波数が所定の数以下であった場合は、S5211で所定の時間キャリアセンスを行ったかを検出する。そして、所定の時間行っていない場合は、S5206でホッピングパターンを決定するための処理を続ける。S5211で所定の時間経過したことを検出すると、S5212で集中制御局においてホッピングパターンを決定できなかったことを画面表示や音により通知する。
【0153】
この処理後、S5213で再びホッピングパターンを決定する要求がある場合は、S5206でホッピングパターンを決定するための処理を行う。S5213で再試行の要求がない場合は、S5212でホッピングパターンを決定不可能であることを通知する。
【0154】
S5207で所定のホッピングパターンを獲得できた場合、S5208でCNTフレームを組み立てるための処理を行う。CNTフレームは同期信号ID、エリア番号、周波数情報を含んだフレームである。
【0155】
このCNTフレームの組立が終了すると、S5210で決定したホッピングパターンのうちの1つの周波数を用いてCNTフレームを送信する処理を行い、S5211で決定したHPを基に、周波数を変えながらCNTフレームを送信する通常の処理へと移行する。
【0156】
(2)集中制御局における新規端末登録時の動作
図25は、集中制御局における端末局新規登録時の動作を示すフローチャートである。
【0157】
S5301で通常の処理中に、S5302で集中制御局がLCCHフレームを受信し、DAに自端末または全端末宛のアドレスが入っていた場合、受信したLCCHフレーム中の制御データを取り出し命令を実行する。
【0158】
S5303で受信した制御データが端末局からの登録要求であることを確認すると、S5304で登録要求とともに送信される端末局アドレスの確認処理を行う。端末局アドレス確認の結果、S5305で端末局アドレスが正常であることを検出すると、S5306で集中制御局において端末局アドレスを登録するための処理を行いアドレス情報を記憶する。
【0159】
S5305で端末局アドレスが正常でないことを検出すると、S5310でLCCHフレームで受信した登録要求を廃棄するための処理を行い、再びS5301で通常の処理を行う。
【0160】
S5306で端末局の登録が終了すると、S5307でLCCHフレームを用いて集中制御局のアドレスをDATA部に入れ、また、DAに端末局のアドレスを入れて登録が完了した端末局に送信する。
【0161】
S5307で集中制御局アドレスを送信後、S5308で登録完了した端末局からのLCCHフレームを用いた立ち上げ完了通知信号を確認できない場合は、S5311で所定時間が経過したかを検出する。そして、所定時間経過しない場合は、S5308で端末局からのLCCHフレームを用いての立ち上げ完了通知を待つ。
【0162】
また、S5311で端末局への集中制御局アドレス通知後、所定時間経過した場合は、S5307で端末局に対して再びLCCHフレームを用いた集中制御局アドレスを通知するための処理を行う。S5308で端末局からの立ち上げ完了通知信号を検出した場合は、S5309で端末局の新規登録完了処理を行い通常処理へと移行する。
【0163】
(3)端末局における電源投入時の動作
図26は、端末局における電源投入時の動作を示すフローチャートである。
【0164】
S5401で端末の電源が投入されると、S5402で端末の初期化が行われ動作状態となる。この処理の結果、S5403で端末が端末局であることを認識すると、S5404で自端末のアドレス情報およびエリア情報を記憶するための処理を行う。なお、端末局、集中制御局の判定手段、エリア情報および端末アドレス情報を入力する手段としては、立ち上げ時にDIPスイッチ等で設定しておいた値を記憶する場合や、電話機等のダイヤルキーにより入力された値を記憶する場合や、コンピュータ等のキーボードで入力された値をバスを介して受け取り記憶することが考えられる。
【0165】
そして、アドレス情報を読み取ると、S5405で入力された値が有効であるかを判断し、有効でない場合は、S5404で再度アドレス情報を記憶する処理を行う。
【0166】
また、S5405で記憶されたアドレスが有効であることを確認すると、S5406で使用するホッピングパターンを獲得するための処理を行う。
【0167】
S5406では、集中制御局からのCNTフレームを受信するため、任意の周波数で受信待機状態に移る。その周波数で集中制御局からのCNTフレームを受信できたならば、CNTフレーム中のRev部からエリア番号を認識し、自端末に記憶されているエリア番号と比較を行う。
【0168】
エリア番号が一致していた場合には、CNTフレーム中のNFR部から次の単位時間にホッピングする周波数を取得し、端末局は、受信周波数をその周波数へ移動し、次のCNTフレームを待つ。端末局は、この動作を繰り返し、自分の所属する集中制御局を認識するとともに、周波数のホッピングパターンを認識してこれを記憶する。
【0169】
S5406でのホッピングパターン獲得処理の結果、S5407でホッピングパターンを獲得できなかった場合には、S5413で使用者に対しホッピングパターンが獲得できなかった旨の通知を警告音や画面表示を用いて使用者に行い、S5406でホッピングパターンを獲得するための処理を行う。
【0170】
S5407でホッピングパターンを獲得したことを検出すると、S5408でLCCHフレームを用いて端末局のアドレスを集中制御局に通知するための処理を行う。ここでは、LCCHフレームを用いて、このフレーム中のDAに全端末が受信するグローバルアドレスを書き込み、DATA部には登録要求および自端末アドレスをのせて制御端末に送信する。
【0171】
この信号送信後、端末局はS5409で獲得したホッピングパターンに従い周波数を変化させながらLCCHフレームを受信する。そして、S5410で受信したLCCHフレーム中のDAに自端末と同一のアドレスを確認できない場合には、S5414で自端末アドレス送信後、所定時間が経過したかを監視する。
【0172】
ここで所定時間が経過していない場合は、集中制御局からのLCCHフレームでの集中制御局アドレスを受信するための処理を続ける。また、S5414で所定時間経過したことを検出すると、S5408でLCCHフレームを用いて再び制御端末に対して自端末アドレスを通知するための処理を行う。
【0173】
S5410で集中制御局からのLCCHフレーム中のDAに自端末アドレスを検出するとともに、DATA部に登録を示すデータを確認した場合、S5411で制御端末に対してLCCHフレームのDAに集中制御局のアドレス、DATA部に立ち上げ完了を示す信号をのせて、LCCHフレームを送信する。この信号の出力が終了すると、S5412で間欠受信処理へと移行する。
【0174】
2.無線端末からの外線発信時の処理
図27は、本実施例の外線発信シーケンスを示す説明図である。また、図28は、本実施例における外線発信時の無線端末110の動作を示すフローチャートであり、図29は、本実施例における外線発信時の網制御装置101の動作を示すフローチャートである。
【0175】
無線端末110において、配置された発信キー押下、あるいはオフフック等とダイヤルの組み合わせによる発信操作をすると(S5801のYES)、無線端末110は、無線通信に必要なHP(ホッピングパターン)を取得するため、集中制御局に対してHP取得要求(5601)を送信する(S5802)。このHP取得要求には、無線通信の種別(音声/データ)をパラメータとして付ける。
なお、本動作では、音声をパラメータとするものとする。
【0176】
集中制御局では、HP取得要求を受け取ると、種別により異なるHPを選択し、HP通知(5602)によって無線端末110に通知する。無線端末110では、HP通知を受信すると(S5803)、HPを記憶し、そのHPを使用して網制御装置101に対して接続要求(5603)を送信する(S5804)。
【0177】
網制御装置101では、接続要求を受信すると(S5701のYES)、無線回線の状態を調べ、接続可能状態であれば、接続確認(5604)を送信する(S5702)。接続確認を受信すると(S5805)、無線端末110では、無線回線のリンク確率が許可されたと認識し、音声チャネルに同期を取り、外線発信(5606)を網制御装置101に送信し(S5806)、音声通話路を接続し、通話中となる(S5807)。この外線発信には、相手先のダイヤルがパラメータとして乗せられており、無線端末110と網制御装置101の間の無線リンク上を図11に示す無線フレームのLCCHで送信する。
【0178】
外線発信(5606)を受信した網制御装置101は、外線発信が可能かどうか判断する。公衆網回線が空いており、発信可能であれば、公衆網102を捕捉する(S5704)。そして、捕捉した後、公衆網102からのダイヤルトーン(5607)を検出すると、外線発信で無線端末110から来たダイヤル(5608、5609)を公衆網102に送信し始める(S5705)。
【0179】
そして、全桁を送信し、ダイヤル送信が終了すると(S5706)、公衆網102との通話路を接続し通話中となる(S5708)。公衆網102がダイヤルを受信し、相手を呼び出すと、公衆網102からはリングバックトーン(5610)が送信されて来るので、無線端末110で聴取することができる。相手が応答すると、リングバックトーンが停止し、通話中となる(5611)。
【0180】
通話が終了し、無線端末110で切断操作(例えばオンフック)をすると(S5808)、オンフック(5612)が送出される(S5809)。このオンフックは、網制御装置101で受信され(S5709)、網制御装置101は、公衆網102を切断し(S5711)、切断確認(5613)を無線端末110に送信する(S5711)。
【0181】
切断確認を受信した無線端末110は、通話路を解放し(S5810)、集中制御局に対して無線回線を解放するために、HP解放要求(5614)を送信する(S5811)。集中制御局では、HP解放要求を正常に受信し、HPの解放処理をすると、HP解放(5615)を送信する。無線端末110では、HP解放を受信したら(S5812)処理を終了する。
【0182】
以上が外線発信時の網制御装置101と無線端末110の動作であるが、たとえば、ダイヤルが外線発信で一括して送信されるのではなく、外線発信の後、分割されて網制御装置101に送信されるようにしてもよい。また、無線端末110が、連続して外線発信する場合では、最後のHP解放要求を送信せず、同じHPを連続して使ってもよい。
【0183】
3.無線端末への外線着信時の処理
[網制御装置の動作]
図30は、本実施例における外線着信シーケンスを示す説明図であり、図31は、本実施例における外線着信時の網制御装置101の動作を示すフローチャートである。
【0184】
まず、S6201で公衆網102より着信(6101)があると、S6202に進んで、網制御装置101は集中制御局に対して、これから通話に使用するHPの要求(6102)をする。前記HPの要求を受信した集中制御局は、自己の管理するHPテーブルから現在使用されていないHPを選択し、網制御装置101に対してそのHPを通知(6103)し、網制御装置101は、S6203にてHP情報を受信する。
【0185】
次に、S6204に進み、網制御装置101は無線端末110A、Bに6104の外線着信信号を送信する。
【0186】
無線端末110(A)がオフフックし、網制御装置101がS6205でオフフック信号(6105)を受信したら、S6202に進んで、オフフック信号を送信した無線端末110(A)に対して、外線通話用に使用するHP等の情報を載せた接続要求信号6106を送信する。
【0187】
S6207で接続確認信号6107を受信したら、S6208に進み、集中制御局に対しては無線端末110との接続が完了(6108)したことを通知し、また、S6209にて無線端末110(A)に通話中表示信号6109を送信するとともに、S6210に進み、その他の無線端末110(ここでは無線端末110(B))に対して外線着信中止信号6110を発信する。そして、S6211において無線端末110(A)を公衆網102に接続して通話を開始する。
【0188】
さらに、網制御装置101は、S6212で無線110(A)よりオンフック信号6111を受け取るまで公衆網102との接続を続ける。オンフック信号6111を着信したらS6213に進み、回線切断信号6112を送信して公衆網102と無線端末110(A)の接続を中止する。さらに、S6214においては、その他の無線端末110(B)に外線使用中表示中止信号6113を送信する。
【0189】
最後に網制御装置101は、S6215において集中制御局に対して前記通話で使用していたHPを解放を要求する信号(6114)を送信し、集中制御局ではHP管理テーブルを更新してHPの解放されたことを網制御装置101に通知(S6216、6115)する。
【0190】
[無線端末の動作]
図32は、本実施例における外線着信時の無線端末110の動作を示すフローチャートである。
【0191】
まず、S6301で網制御装置101より外線着信信号6104を受け取ると、無線端末110は着信音等を鳴らし、S6302においてオフフックされたかどうかを検知する。ここで、無線端末110(A)においてオフフックされたら、S6303に進んでオフフック信号6105を網制御装置101に送信する。そして、S6304で網制御装置101よりHP等の情報を含む接続要求信号6106を受信できたら、S6305で接続確認信号6107を返信する。
【0192】
S6306で網制御装置101より通話中表示信号6109が来たら、無線端末110(A)は、表示部に通話中表示をし、S6307で通話を開始する。さらに、S6308においてオンフックがされるまで通話を続け、オンフックがされると、S6309に進み、オンフック信号6111を網制御装置101に送信する。そして、S6310において回線切断信号6112が来たら、回線を切断し表示部の通話中表示を消して通話を終了する。
【0193】
また、S6311において、無線端末110がオフフックされないうちに、他の無線端末110(A)が通話を開始したために、無線端末110(B)に対して外線着信中止信号6110が来た場合には、無線端末110(B)はS6312に進み、無線端末110の表示部に外線使用中表示をする。
【0194】
さらに、無線端末110(B)は、S6313において外線使用中表示中止信号6113が来るまで、表示部に外線使用中表示を続け、前記信号が来たら、S6314において外線使用中表示を消す。
【0195】
4.内線間通話の処理
次に、2台の端末局で内線間通話(音声通信)をする場合を想定し、発呼側の無線電話機と着呼側の無線電話機の各々の動作について説明を行う(2台の無線電話機103で内線通話する場合で、発呼側を103−A、着呼側を103−Bとする)。
【0196】
図33は、集中制御局、端末局A(発呼側)、端末局B(着呼側)の制御データのシーケンスを示す説明図であり、図34は、集中制御局の処理の概要を示すフローチャートである。また、図35は、発呼側端末局の処理の概要を示すフローチャートであり、図36は、着呼側端末局の処理の概要を示すフローチャートである。ただし、各図は、主に本発明に関係する処理の部分を示している。
【0197】
無線電話機103−Aにおいて、キーマトリックス211に配置された内線キーを押下すると(S6801)、無線電話機103−Aは、HP取得要求信号(6601)を集中制御局のHPでLCCHを用いて送信する(S6802)。
【0198】
集中制御局は、信号を受信したと判断し(S6701)、その信号がHP取得要求だと判断すると(S6702)、HPのリソースがあるかどうか確認し(S6705)、あれば要求に対してHPを確保し(S6706)、そのHPを通知する(S6707)。
【0199】
無線電話機103−Aは、HP通知(6602)を受信したと判断すると(S6803)、通信できるとし、ダイヤルトーン(DT)を無線電話機自身から使用者に聞かす(S6804)。また、集中制御局がS6705でリソースがないと判断した場合には、集中制御局は、通信不可通知を行い(S6708)、その旨を受けた無線電話機103−Aは、使用者に通信できない旨を音や表示等で知らせる(S6818)。
【0200】
ダイヤルトーンを聞いた無線電話機103−Aの使用者は、発呼先である無線電話機103−Bを表す情報(アドレス)をキーマトリックス211から入力する(ダイヤルトーン停止)。そして、相手が指定されるのを待ち(S6819)、無線電話機103−Aは、集中制御局のHPでLCCHを用いて無線電話機103−Bに接続要求(6603)を送信する(S6805)。その際に、先に集中制御局から受けたHPの情報も通知する。
【0201】
無線電話機103−Bは、集中制御局のHPで受信を待っており、接続要求を受信すると(S6901)、要求信号を送信した相手(発呼側)に対して、接続確認(6604)を集中制御局のHPでLCCHを用いて送信する(S6902)。この後は、無線電話機103−Bは、無線電話機103−Aから通知されたHPを用いて通信するようHPを切り替える。
【0202】
無線電話機103−Aは、接続確認を受信すると(S6806)、集中制御局に接続完了信号(6605)を集中制御局のHPでLCCHを用いて送信し(S6807)、集中制御局は内線間で無線リンクが確立したことを知る。
【0203】
内線間で無線リンクが確立すると、無線電話機103−Aは、HPを集中制御局から通知されたHPに切り替えて、呼設定(6606)信号を無線電話機103−Bに対して送信する。この信号も無線電話機103−Bのアドレスを付けて送信し(S6808)、スピーカ210からリングバックトーン(RBT)を使用者に聞かし、呼出中であることを知らせる(S6820)。
【0204】
着呼側の無線電話番号情報103−Bは、呼設定を受信すると(S6903)、スピーカ210からの音(着信音)や表示部211に着信を知らせる表示を行い(S6910)、無線電話機103−Bの使用者に応答を促す。
【0205】
無線電話機103−Bの使用者がキーマトリックス212で応答操作をすると(S6911)、無線電話機103−Bは、その応答(6607)を無線電話番号情報103−Aのアドレスを付けて送信する(S6904)。この時点で無線電話番号情報103−Bは、通話状態になり(S6905)、着信の通知を止めて、スピーカ210とマイク209をオンし、通話準備をする。なお、ここで表示部211に発呼者の無線電話機103−Aのアドレスを表示してもよい。
【0206】
一方、無線電話機103−Aは、無線電話機103−Bからの応答(6607)を受信すると(S6809)、リングバックトーンを止めて、スピーカ210、マイク209をオンにし、通話中になる(S6810)。
【0207】
無線電話機103−Aは、使用者がオンフック等の通話終了の操作をするか、もしくは、無線電話機103−Bから解放を受信したかを監視し(S6811)、また、無線電話機103−Bも、使用者がオンフック等の通話終了の操作をするか、もしくは、無線電話機103−Aから切断を受信したかを監視する(S6906)。
【0208】
無線電話機103−Aの使用者が通話終了の操作を行うと、無線電話機103−Aは、切断(6608)を送信し(S6812)、マイク209、スピーカ210をオフにする。無線電話機103−Bは切断を受信すると、マイク209をオフにして、スピーカ210は相手からの音声の出力を止め、かわりにビジートーンを出力して相手が通話を切ったことを知らせ(S6912)、使用者に無線電話機103−Bもオフフックすることを促す。無線電話機103−Bの使用者がオフフック操作をするのを待って(S6913)、無線電話機103−Bは解放(6609)を送信し(S6907)、通話を終了する。
【0209】
無線電話機103−Aは、解放を受信すると(S6813)、通話が完全に終了したものとし、次に無線リンクを切るため解放要求(6610)を送信する(S6814)。
【0210】
無線電話機103−Bは、解放要求(6610)を受信すると(S6908)、解放確認(6611)を送信し(S6909)、電波の送信を止め無線リンクを切る。
【0211】
無線電話機103−Aは、解放確認(6611)を受信すると(S6815)、HPを集中制御局のHPに切り替えて、集中制御局に使用していたHPの解放要求(6612)を送信し(S6816)、集中制御局は、解放要求を受信したと判断(S6703)すると、そのHPを解放し、無線電話機103−AにHP解放通知(6613)を送信する(S6704)。無線電話機103−Aは、HP解放通知を受けて(S6817)、無線リンクを切り、電波の送受信を停止して通信を終了する。
【0212】
以上の手順により内線間の直接通話を実現することができる。
【0213】
5.無線端末間のデータ通信処理
図37は、本実施例におけるデータ通信シーケンスを示す説明図である。また、図38は、本実施例におけるデータ通信における接続時の無線端末110の動作を示すフローチャートであり、図39は、本実施例における通信端末のデータ送信の動作を示すフローチャートである。さらに、図40は、本実施例における通信端末のデータ受信の動作を示すフローチャートであり、図41は、本実施例におけるデータ通信における切断時の無線端末110の動作を示すフローチャートである。
【0214】
無線端末110の発信端末局において送信操作が行われると(S7701)、集中制御局にHP取得要求7601を送信する(S7702)。集中制御局からHP通知7602が来たら(S7703)、着信端末局に対して接続要求7603を送信し、通信で使われるHPを通知する(S7704)。
【0215】
着信端末局より接続確認7604が来たら(S7705)、集中制御局に接続完了7605を送信し、呼接続を終了する(S7706)。そして、呼接続が終了するとデータ通信が行われる。本実施例では、発信端末局からのデータ送信について説明する。
【0216】
発信端末局は、通信が開始されると、まず送信カウンタを0リセットする(S7801)。次いで、無線側より再送要求があるかどうかを調べ(S7802)、なかったら、次に端末からデータの送信要求があるかどうかを調べる(S7807)。
【0217】
そして、送信要求があったら、要求されたデータ番号を送信カウンタに入れ(S7808)、送信カウンタにある番号のデータ7606を送信する(S7809)。ここで、もし再送要求7607が来たら、再送されたデータ番号を指定し(S7803)、指定された番号のデータを送信する(S7804)。
【0218】
また、指定されたデータの番号が送信カウンタのデータより小さい場合(S7805)、次の番号のデータを指定し(S7806)、指定されたデータを送信する(S7804)。そして、指定されたデータの番号が送信カウンタの番号と一致したら(S7806)、通常の送信状態に戻る。また、端末より切断要求がきたら(S7810)送信を終了する。
【0219】
着信端末局は、通信が開始されると、まず受信カウンタを0リセットする(S7901)。そして、データが受信されると(S7902)、データが壊れていないかを調べる(S7903)。データが壊れていなかったら、つぎにデータ番号を調べ(S7904)、データ番号が受信カウンタの番号の次の番号であるかを調べる(S7905)。
【0220】
ここで、データが正しく順番に受信されていたら、データを端末に送り(S7907)、受信カウンタにそのデータ番号を入れる(S7908)。また、データが壊れていたり、データの抜けがあり順番通りに受信できなかった場合、再送要求7607を送信する(S7906)。また、無線機側より切断要求が来たら(7909)、受信を終了する。
【0221】
発信端末局は、端末より切断要求が来て切断フェーズに入ると(S8001)、着信端末局に回線切断通知7608を送信し(S8002)、回線切断確認7609が来たら(S8003)、集中制御局に使用していたHPを解放するために、HP解放7610を送信する(S8004)。HP解放確認7611が来たら切断を終了する。
【0222】
以上説明したように、従来の無線フレームの音声チャネルとデータチャネルを併せて音声/データチャネルとし、その無線フレーム中にその音声/データチャネルに格納されている内容を判別するための手段を設けることにより、音声もしくはデータのみの通信を行う場合、音声通信の場合は、その音声/データチャネルを音声チャネルとして使用し、データ通信の場合は音声/データチャネルをデータチャネルとして使用し、無駄な通信を行わないようにし、無線通信システムの通信効率を向上させ、また、無線端末間の1つの無線フレームの通信において無線端末の消費電力を減らすことができる。
【0223】
【発明の効果】
本発明によれば、無線フレームに音声の有無を示す情報およびデータの有無を示す情報を付与して送信するので、音声、データが有ることを通知できるだけでなく、音声、データが無いことも通知することができ、これらの情報を受信した受信側の装置は、音声、データが無線フレームに無いことを示す情報も利用した受信処理を行うことができ、通信効率を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるシステム構成を示す説明図である。
【図2】上記実施例の無線電話機の内部構成を示すブロック図である。
【図3】上記実施例の無線アダプタの内部構成を示すブロック図である。
【図4】上記実施例の網制御装置の内部構成を示すブロック図である。
【図5】上記実施例の無線部の内部構成を示すブロック図である。
【図6】上記実施例のPSTNボードの内部構成を示すブロック図である。
【図7】上記実施例のPCボードの内部構成を示すブロック図である。
【図8】上記実施例の通信インタフェース部の内部構成を示すブロック図である。
【図9】上記実施例のフレーム内部のチャネル構成を示すブロック図である。
【図10】上記実施例の各チャネルの内部構成を示すブロック図である。
【図11】従来のフレーム内部のチャネル構成を示すブロック図である。
【図12】従来の各チャネルの内部構成を示すブロック図である。
【図13】上記実施例の音声チャネルのホッピングと送受信状態の一例を示す説明図である。
【図14】上記実施例の周波数ホッピングの一例を示す説明図である。
【図15】上記実施例の端末間音声/データ通信における各チャネルの周波数の使用状況を示す説明図である。
【図16】上記実施例のチャネルコーデックボードの構成を示すブロック図である。
【図17】上記実施例の端末間音声通信における各チャネルの周波数の使用状況を示す説明図である。
【図18】上記実施例の端末間データ通信における各チャネルの周波数の使用状況を示す説明図である。
【図19】上記実施例のHP割り当てシーケンスを示す説明図である。
【図20】上記実施例のHP割り当て動作を示すフローチャートである。
【図21】上記実施例のHP解放動作を示すフローチャートである。
【図22】上記実施例のHP変更動作を示すフローチャートである。
【図23】上記実施例の集中制御局および端末局間の電源投入シーケンスを示す説明図である。
【図24】上記実施例の集中制御局における電源投入時の動作を示すフローチャートである。
【図25】上記実施例の集中制御局における端末局新規登録時の動作を示すフローチャートである。
【図26】上記実施例の端末局における電源投入時の動作を示すフローチャートである。
【図27】上記実施例の外線発信時におけるシーケンスを示す説明図である。
【図28】上記実施例の外線発信時における網制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図29】上記実施例の外線発信時における無線端末装置の動作を示すフローチャートである。
【図30】上記実施例の外線着信時におけるシーケンスを示す説明図である。
【図31】上記実施例の外線着信時における網制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図32】上記実施例の外線着信時における無線端末装置の動作を示すフローチャートである。
【図33】上記実施例の集中制御局、端末局A(発呼側)、端末局B(着呼側)の制御データのシーケンスを示す説明図である。
【図34】上記実施例の集中制御局の処理の概要を示すフローチャートである。
【図35】上記実施例の発呼側端末局の処理の概要を示すフローチャートである。
【図36】上記実施例の着呼側端末局の処理の概要を示すフローチャートである。
【図37】上記実施例におけるデータ通信シーケンスを示す説明図である。
【図38】上記実施例におけるデータ通信における接続時の無線端末110の動作を示すフローチャートである。
【図39】上記実施例における通信端末のデータ送信時の動作を示すフローチャートである。
【図40】上記実施例における通信端末のデータ受信時の動作を示すフローチャートである。
【図41】上記実施例におけるデータ通信における切断時の無線端末110の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…網制御装置
102…公衆回線、
103…無線電話機、
104…コンピュータ、
105…マルチメディア端末、
106…プリンタ、
107…ファクシミリ、
108…複写機、
109…LANゲートウエイ。

Claims (4)

  1. 無線通信システムにおいて、
    送信する無線フレームにおいて音声とデータを格納する領域を1つの音声/データ領域とし、音声またはデータのみを通信する場合には、上記領域に、音声またはデータのみを格納し、音声およびデータを通信する場合には、上記領域に、音声およびデータを格納し、さらに、上記無線フレームに音声の有無を示す情報およびデータの有無を示す情報を付与する付与手段と;
    上記付与手段によって上記音声の有無を示す情報およびデータの有無を示す情報を付与した無線フレームを送信する送信手段と;
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1において、
    上記無線フレームを受信した無線端末は、上記音声の有無およびデータの有無を示す情報に基づいて、当該無線フレームに格納された情報の種類を認識し、情報の種類が音声のみであると認識した場合には、音声/データ領域に格納されている内容を音声として受信し、情報の種類がデータのみであると認識した場合には、音声/データ領域に格納されている内容をデータとして受信し、情報の種類が音声およびデータであると認識した場合には、音声/データ領域に格納されている内容を音声およびデータとして受信する手段を有することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1または2において、
    上記無線通信システムは、周波数ホッピング方式を用いて通信を行うシステムであって、
    上記領域に格納される情報の種別に応じたホッピングパターンにより通信することを特徴とする無線通信システム。
  4. 無線通信方法において、
    送信する無線フレームにおいて音声とデータを格納する領域を1つの音声/データ領域とし、音声またはデータのみを通信する場合には、上記領域に、音声またはデータのみを格納し、音声およびデータを通信する場合には、上記領域に、音声およびデータを格納し、さらに、上記無線フレームに音声の有無を示す情報およびデータの有無を示す情報を付与する付与工程と;
    上記付与工程において上記音声の有無を示す情報およびデータの有無を示す情報を付与した無線フレームを送信する送信工程と;
    を有することを特徴とする無線通信方法。
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