JPH10174146A - 無線端末情報通知方法 - Google Patents

無線端末情報通知方法

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JPH10174146A
JPH10174146A JP8351912A JP35191296A JPH10174146A JP H10174146 A JPH10174146 A JP H10174146A JP 8351912 A JP8351912 A JP 8351912A JP 35191296 A JP35191296 A JP 35191296A JP H10174146 A JPH10174146 A JP H10174146A
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JP8351912A
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Takumi Takahashi
匠 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信相手の無線端末が通信不可能である場
合、その無線ゾーン内の他の無線端末との通信が可能と
した無線端末情報通知方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 通信要求先の無線端末と同じ無線ゾーン
に属する他の無線端末の無線端末情報を網制御装置が交
信し合うようにして、通信相手の無線端末が通信不可能
である場合でも他の無線端末の位置、状態を知ることが
できるようにし、例えば、再発呼、リセットダイヤル転
送を行う際にも、どの無線端末が通信相手の無線ゾーン
にいるのか、相手の無線端末が電波の届く範囲にいるの
か、相手無線端末の端末種別は何か、相手無線端末がど
のようなデータ種別を受信できるのか等を判断できるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル無線通信
システムの無線端末情報通知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル無線通信システムについ
ては、(財)電波システム開発センタ(RCR)により
「第二世代コードレス電話システム標準規格」(以下、
RCRSTD−28という)として規格が規定されてい
る。このRCR STD−28は、デジタル無線通信シ
ステムの無線端末(移動局)と集中制御局(基地局)と
の間の無線区間インタフェースを規定点として、 情報転送能力 音声 転送モード 回線交換 情報転送速度 32kbit/s 通信形態 ポイント・サービス の各属性が規定されており、通信チャネルを介して利用
される伝達サービスとして32kbpsの音声通信が示
されている。
【0003】また、通信プロトコルを呼接続フェーズと
通信フェーズとに二分し、呼接続フェーズをさらに、無
線区間のリンクを確立するためのリンクチャネル確立フ
ェーズと、音声伝送等の電話サービスやISDN等の非
電話系サービス用無線リンクを設定するためのサービス
チャネル確立フェーズとに分けている。
【0004】以下、これらのうち、本発明に関わりのあ
るサービスチャネル確立フェーズの発信(呼設定)につ
いて説明する。
【0005】このサービスチャネル確立フェーズの発信
は、レイヤ3機能である呼制御が行う。呼制御は、回線
呼接続制御に関する機能を有し、呼設定、解放などのプ
ロトコル制御機能と状態管理を行う。
【0006】図13は、無線端末発信時の制御シーケン
スを示す。なお、図示しないが、リンクチャネル確立フ
ェーズにおいて、無線リンクチャネルは確立されている
ものとする。
【0007】基地局Aの無線ゾーンに属する無線端末A
が、主地局Bの無線端末Bにダイヤルする場合、無線端
末Aは、基地局Aとの無線リンクチャネルに無線端末B
宛ての呼設定メッセージを送信する(5501)。
【0008】この呼設定メッセージには、呼設定に必要
な呼情報が含まれており、図14は、呼設定メッセージ
のメッセージフォーマットを示している。主な情報要素
について説明すると、伝達能力は、網が提供する伝達機
能の要求を表示するために用いられ、発番号は、呼の発
信元を識別し、着番号は、呼の通信相手(無線端末B)
を指定するために用いられる。
【0009】このような呼設定メッセージを受信した基
地局Aは、呼設定に必要な全ての情報を確認すると、呼
を処理していることを無線端末Aに呼設定受付メッセー
ジで通知し(5503)、無線端末Bの位置登録を管理
する制御局(図示せず)に無線端末Bの現在位置を問い
合わせ、制御局から通知された経路へ呼設定メッセージ
を送信し、基地局Bに到達する。
【0010】基地局Bは、無線端末B宛てに呼設定メッ
セージを送信し(5502)、これを受信した無線端末
Bは、呼設定に含まれる呼情報から通信可能性のチェッ
クを行い、通信可能と判断された時には、呼設定受付メ
ッセージを基地局Bに返送する(5504)。
【0011】無線端末Bで呼び出しが始まると、呼出メ
ッセージが基地局B経由(5506)で基地局Aに送信
され、無線端末Aに通知される。無線端末Aは、呼出メ
ッセージを受信すると、通信相手で呼出が開始されたと
判断し、呼出表示を行う(5505)。
【0012】ここで、一定の時間以内に基地局Bにおい
て、呼設定受付および呼出メッセージを受信しなかった
場合は、無線端末Bからの応答が無いとして、解放完了
切断メッセージを発信元の無線端末Aに送信し、切断復
旧手順を開始する(5507)。
【0013】図15は、この切断メッセージの内容を示
している。ここで、理由表示情報要素には、着ユーザ応
答なし、着ユーザ呼出中応答なし等の理由表示が伴わ
れ、無線端末Aに通知される。
【0014】なお、本発明に関わる従来技術を記載した
公知文献としては、(財)電波システム開発センタ(R
CR)より「小電力データ通信システムの無線局の無線
設備」(RCR STD−33A)もあるが、この中で
は、プロトコルまでの条件は記載されておらず、制御シ
ーケンスに関しても触れられていない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来技
術では、発信元の無線端末からの呼設定メッセージに対
して、通信相手の無線端末が不在であったり応答しない
状態であるときは、切断復旧シーケンスが開始され、こ
の切断メッセージには理由表示がなされるだけである。
【0016】したがって、発信元の無線端末では、通信
相手の無線端末が通信不可能であることはわかるが、そ
の周囲に通信可能な無線端末が存在するのか確認する手
段がなかった。
【0017】これに対して従来の有線電話では、電話機
が移動することは無く、また番号計画などによって、隣
接している電話には1の位が違う電話番号を付与してお
き、通信相手が着信し直すリセットコール等のサービス
が行われていたが、無線通信の場合は、電話(無線端
末)は移動し、番号計画によって、有線電話のように電
話番号を決めても実際の運用では、どこに移動している
か判らず意味をなさないものとなる。
【0018】つまり、従来は、通信相手先の集中制御局
が、呼設定シーケンスを行った無線端末以外の無線端末
番号と無線端末種別を返す手段を持たなかったため、無
線端末が他の無線端末の位置、状態を知ることができ
ず、例えば、再発呼、リセットダイヤル転送を行う際に
も、どの無線端末が通信相手の無線ゾーンにいるのか、
相手の無線端末が電波の届く範囲にいるのか、相手無線
端末の端末種別は何か、相手無線端末がどのようなデー
タ種別を受信できるのか等、判断がつかないという欠点
がある。
【0019】本発明は、通信相手の無線端末が通信不可
能である場合、その無線ゾーン内の他の無線端末との通
信が可能とした無線端末情報通知方法を提供することを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、通信要求先の無線端末と同じ無線ゾー
ンに属する他の無線端末の無線端末情報を網制御装置が
交信し合うものであり、以下のような手段で課題を解決
するものである。
【0021】まず、請求項1においては、集中制御局
は、管理する無線ゾーンに属する前記無線端末の無線端
末情報を記憶する記憶手段を有し、前記網制御装置は、
前記無線端末から通信要求する手段と、前記集中制御局
に前記無線端末情報を要求する手段と、前記無線端末へ
相手先無線端末情報を返信する手段とを有し、発信元網
制御装置が、前記無線端末から通信要求を受信した場合
に、通信要求先の前記無線端末が属する無線ゾーンの着
信先網制御装置に通信要求を転送し、前記着信先網制御
装置は、全無線端末の前記無線端末情報を無線ゾーンを
管理する前記集中管理局に要求し、返信された前記無線
端末情報を前記発信元網制御装置を経由して、前記無線
端末に送信するようにしたものである。
【0022】また、請求項2においては、無線端末の無
線端末番号を付加するようにしたものであり、請求項3
においては、さらに、無線端末が扱えるデータ種別を無
線端末種別として付加するようにしたものである。
【0023】また、請求項4においては、無線端末は、
送信された全無線端末の無線端末種別を表示および/ま
たは記憶する手段を持ち、全無線端末の無線端末情報を
表示および/または記憶するようにしたものである。
【0024】また、請求項5においては、無線端末は、
第1の通信要求が通信要求先の無線端末に受け入れられ
ないとき、第2の通信要求を表示および/または記憶さ
れた無線端末情報を元に検索した無線端末を通信先とし
て送信するようにしたものである。
【0025】また、請求項6においては、無線のデジタ
ル化の流れを有効に利用するものである。すなわち、こ
の種のデジタル無線通信方式の中で、近年、特に注目さ
れているのがスペクトラム拡散通信である。スペクトラ
ム拡散通信は伝送する情報を広い帯域に拡散すること
で、妨害除去能力が高く、秘話性に優れたものとして知
られている。世界各国で2.4GHz帯の周波数がスペ
クトラム拡散通信のために割り当てられ、全世界で普及
が進もうとしている。
【0026】スペクトラム拡散通信方式としては大きく
分けて周波数ホッピング(FH方式)と直接拡散(DS
方式)がある。前者は変調周波数を一定時間以内に変化
させることによって、広い帯域を使用した伝送を行うも
のであり、後者は伝送する情報をその十倍から数百倍の
速度の疑似雑音符号で拡散変調することにより、広い帯
域を使用するものである。
【0027】
【発明の実施の形態および実施例】
(システム構成)図1は、本無線通信システムのシステ
ム構成を示す説明図である。
【0028】本無線通信システムは、無線管理の側面か
ら見ると、システム内に収容される無線端末同士の通信
を管理、制御する集中制御局と、この集中制御局に無線
管理される端末局から構成され、後述する本無線通信シ
ステムの無線フレームを用いて、集中制御局から指定さ
れた制御データを元に通信を行う端末局同士が無線通信
を行う。
【0029】なお、この集中制御局には、システム内の
網制御装置無線端末の中から任意の1台(または複数)
がなることができる。本実施例では、網制御装置を集中
制御局にする。以下、本システムを構成する個々の端末
を詳細に説明する。
【0030】本無線通信システムは、アナログ電話加入
者網、ISDN網等の公衆網LAN等の構内網(総称し
て網と呼ぶ)102を収容し、システム内の端末局に公
衆網通信サービスを提供する網制御装置101(無線端
末番号:101、無線端末種別:網制御)と、集中制御
局または他の端末局との間で制御データまたは音声デー
タを交換し、網102を介した音声通話を行うととも
に、複数の端末局間でいわゆる内線間通話を行う無線電
話機103a〜103c(無線端末番号:103a〜1
03c、無線端末種別:電話機)と、集中制御局または
他の端末局との間での制御データの通信データ通信を行
う無線データ端末104〜109で構成される。
【0031】なお、以下の説明において、無線電話機1
03、無線データ端末104を総称して無線端末110
(103から109の総称番号)と呼ぶものとする。
【0032】また、図1では、2つの網制御装置101
(101a、101b)が示されており、それぞれが集
中制御局として機能し、各集中制御局の管理する無線ゾ
ーンが楕円で囲まれている。
【0033】また、無線データ端末104とは、データ
をバースト的に送受信する機能を有する端末機器(デー
タ端末)もしくはデータ入出力機器と無線通信を司る無
線アダプタを接続したもの、または、それらを一体化し
た端末機器を指しており、例えば図中に示す、コンピュ
ータ104(無線端末番号:104、無線端末種別:デ
ータ端末)、マルチメディア端末105(無線端末番
号:105、無線端末種別:マルチメディア)、プリン
タ106(無線端末番号:106、無線端末種別:プリ
ンタ)、ファクシミリ107(無線端末番号:107、
無線端末種別:ファクシミリ)、複写機108(無線端
末番号:108、無線端末種別:コピー)の他に、LA
Nゲートウェイ、電子カメラ、ビデオカメラ、スキャナ
等の機器が該当する。
【0034】これらの無線端末110は、それぞれの無
線端末110間で自由に通信を行うことができると同時
に、網102にもアクセス可能である点が本無線通信シ
ステムの大きな特徴である。以下、その詳細構成と動作
を説明する。
【0035】(1)無線電話機 図2は、無線電話機103の構成を示すブロック図であ
る。
【0036】主制御部201は、無線電話機103全体
の制御を司るものであり、メモリ202は、主制御部2
01の制御プログラムが格納されたROM、本無線通信
システムの呼出符号(システムID)、無線電話機のサ
ブIDを記憶するEEPROM、および、主制御部20
1の制御のためのワークエリアを提供するRAM等から
構成されるものである。
【0037】通話路部203は、送受話器208、マイ
ク209、スピーカ210の入出力ブロックとADPC
Mコーデック204のインタフェースを行うものであ
る。
【0038】ADPCMコーデック204は、通話路部
203からのアナログ音声信号をADPCM符号に変換
するとともに、ADPCM符号化された情報をアナログ
音声信号に変換するものである。
【0039】チャネルコーデック部205は、ADPC
M符号化された情報にスクランブル等の処理を行うとと
もに、所定のフレームに時分割多重化するものである。
このチャネルコーデック部205で後述する無線フレー
ムに組み立てられたデータが無線部を介して主装置や目
的とする端末局に伝送されることになる。
【0040】無線制御部206は、無線部207の送受
信および周波数切り換え、キャリア検出、レベル検知、
ビット同期を行う機能を有する。
【0041】無線部207は、チャネルコーデック部2
05からのデジタル情報を変調して無線送信可能な形式
に変換してアンテナに送るとともに、アンテナより無線
受信した情報を復調してデジタル情報に変換するもので
ある。
【0042】送受話器208は、通話するために音声信
号を入出力するものであり、マイク209は、音声信号
を集音入力するものである。スピーカ210は、音声信
号を拡声出力するものであり、表示部212は、キーマ
トリクス211より入力したダイヤル番号や公衆回線の
使用状況等を表示する。キーマトリクス211は、ダイ
ヤル番号等を入力するダイヤルキーや、外線キー、保留
キー、スピーカキー等の機能キーからなる。
【0043】(2)無線アダプタ 図3は、無線データ端末機器104〜109に接続また
は内蔵される無線アダプタの内部構成を示すブロック図
である。
【0044】同図において、301は、無線アダプタ3
02と通信ケーブルもしくは内部バスを介して接続され
る、例えばコンピュータに代表されるデータ端末や、プ
リンタ、ファクシミリに代表される周辺機器である。
【0045】無線アダプタ302の無線部303は、他
の無線アダプタの無線部等と無線信号のやり取りを行う
ものであり、詳細は後述する。
【0046】主制御部304は、制御の中枢となるCP
U、割り込み制御およびDMA制御等を行う周辺デバイ
ス、システムクロック用の発振器等から構成され、無線
アダプタ内の各ブロックの制御を行う。
【0047】メモリ305は、主制御部304が使用す
るプログラムを格納するためのROMや、各種処理用の
バッファ領域として使用するRAM等から構成される。
【0048】通信i/f部306は、上述のデータ端末
または周辺機器301が標準装備する通信i/f、例え
ば、RS232C、セントロニクス、LAN等の通信i
/fや、パーソナルコンピュータ、ワークステーション
の内部バス、例えば、ISAバス、PCMCIAi/f
等を使用して無線アダプタ302が通信を行うための制
御を司るものである。
【0049】タイマ部307は、無線アダプタ内部の各
ブロックが使用するタイミング情報を提供する。チャネ
ルコーデック部308は、図7に示すような無線フレー
ムの組み立て、分解を行うだけでなく、CRCに代表さ
れる簡易的な誤り検出処理、スクランブル処理、無線部
303の制御等を行う。
【0050】無線制御部309は、無線部303の送受
信の切り換え、周波数切り換え等を制御し、また、キャ
リア検出、レベル検出、ビット同期を行う機能を有す
る。
【0051】誤り訂正処理部310は、様々な無線環境
により通信データ中に発生するビットまたはバイト誤り
を検出もしくは訂正するものであり、送信時には、通信
データ中に誤り訂正符号を挿入してデータに冗長性をも
たせるとともに、受信時には、演算処理により誤り位置
並びに誤りパターンを算出することで、受信データ中に
発生したビット誤りを訂正する。
【0052】(3)網制御装置 図4は、網制御装置101の内部構成を示すブロック図
である。
【0053】主制御部401は、網制御装置101の全
体制御を司るものであり、メモリ402は、プログラム
や本無線通信システムの呼出符号(システムID)等を
格納するROM、主制御部401の制御のための各種デ
ータを記憶するとともに各種演算用にワークエリアを提
供するRAM等から構成されるメモリである。
【0054】回線i/f部403は、公衆網回線102
を収容するための給電、選択コマンド送信、直流ループ
閉結、PCM変換等の公衆網回線制御、選択コマンド受
信、呼出コマンド送出を行うインタフェース部である。
【0055】ADPCMコーデック部404は、公衆網
102を介して回線i/f部403が受信したアナログ
音声信号をADPCM符号に変換し、チャネルコーデッ
ク部405に転送するとともに、チャネルコーデック部
405からのADPCM符号化された音声信号をアナロ
グ音声信号に変換するものである。
【0056】チャネルコーデック部405は、ADPC
M符号化された情報について、スクランブル等の処理を
行うとともに、所定のフレームに時分割多重化するもの
であり、このチャネルコーデック部405で、後述する
無線フレームに組み立てられたデータが無線部を介して
制御局や目的とする無線端末110へ伝送されることに
なる。
【0057】無線制御部406は、無線部407の送受
信の切り替え、周波数切り替え等を制御し、また、キャ
リア検出、レベル検知、ビット同期を行う機能も有す
る。
【0058】無線部407は、チャネルコーデック部4
05からのフレーム化された情報を変調して無線送信可
能な形式に変換してアンテナに送るとともに、アンテナ
より無線受信した情報を復調してデジタル情報に処理す
るものである。検出部408は、着信検出、ループ検
出、PB信号、発信音、着信音等の各種トーンを検出す
るものである。
【0059】(4)無線部 図5は、本システムの無線端末110で共通の構成を有
する無線部を示すブロック図である。
【0060】送受信用アンテナ501a、501bは、
無線信号を効率よく送受信するためのものであり、切り
換えスイッチ502は、アンテナ501a、501bを
切り換えるものである。バンド・パス・フィルタ(以
下、BPFという)503は、不要な帯域の信号を除去
するためのものであり、切り換えスイッチ504は、送
受信を切り換えるものである。
【0061】アンプ505は、受信系のアンプであり、
アンプ506は、送信系のパワーコントロール付アンプ
である。コンバータ507は、1st.IF用のダウン
コンバータであり、コンバータ508は、アップコンバ
ータである。
【0062】切り換えスイッチ509は、送受信を切り
換えるものであり、BPF510は、ダウンコンバータ
507によりコンバートされた信号から不要な帯域の信
号を除去するためのものである。コンバータ511は、
2nd.IF用のダウンコンバータであり、2つのダウ
ンコンバータ507、511により、ダブルコンヴァー
ジョン方式の受信形態を構成する。
【0063】BPF512は、2nd.IF用であり、
90度移相器513は、BPF512の出力位相を90
度移相するものである。クオドラチャ検波器514は、
BPF512、90度移相器513により受信した信号
の検波、復調を行うものである。さらに、コンパレータ
515は、クオドラチャ検波器514の出力を波形整形
するためのものである。
【0064】また、電圧制御型発振器(以下、VCOと
いう)516と、ロー・パス・フィルタ(以下、LPF
という)517と、プログラマブルカウンタ、プリスケ
ーラ、および位相比較器等から構成されるPLL518
とによって、受信系の周波数シンセサイザが構成され
る。
【0065】また、キャリア信号生成用のVCO519
と、LPF520と、プログラマブルカウンタ、プリス
ケーラ、および位相比較器等から構成されるPLL52
1とによって、ホッピング用の周波数シンセサイザが構
成される。
【0066】また、変調機能を有する送信系のVCO5
22と、LPF523と、プログラマブルカウンタ、プ
リスケーラ、および位相比較器等から構成されるPLL
524とによって、周波数変調の機能を有する送信系の
周波数シンセサイザが構成される。
【0067】基準クロック発振器525は、各種PLL
518、521、524用の基準クロックを供給するも
のであり、ベースバンドフィルタ526は、送信データ
(ベースバンド信号)の帯域制限用フィルタである。
【0068】(無線フレームの動作)図6は、本実施例
で用いるフレーム内部のチャネル構成を示す説明図であ
り、図7は、各チャネルの内部構成例を示す説明図であ
る。
【0069】まず、図6において、CNTはシステム制
御チャネルを示し、LCCHは論理制御チャネルを示
し、2つある音声チャネルを用いて双方向で音声データ
をやり取りし、ENDは次のフレームで周波数ホッピン
グするために周波数を変更するためのガード時間を示
す。図7に示すように、本実施例で用いるフレームは、
フレーム内部をCNT、LCCH、2つの音声チャネ
ル、データチャネル、ENDの6つのチャネルから構成
されている。
【0070】図7において、CSは12.8usec分
のキャリアセンス時間、PRはビット同期捕捉のための
56ビットのプリアンブル、SYNは1ダミービット+
RCRで規定する31ビットフレーム同期信号、IDは
RCRで規定する63ビットの呼び出し信号+1ダミー
ビット、UWは24ビットのユニークワード(バイト同
期の捕捉用)、BFは8ビットの基本フレーム番号情報
(1〜20をサイクル)、WAはスリープモードの端末
のうち、起動させる端末局のシステムアドレスを記入す
るフィールド、NFは次のフレームで使用する周波数情
報、Revは隣接セルとの区別のためにエリア番号、G
Tはガードタイム、CS0、CS1、CS2はキャリア
センス時間、DAはシステムアドレスを記入するフィー
ルド、システム制御チャネルのCRCはBFからRev
までのCRC情報、論理制御チャネルのCRCはデータ
対するCRC情報、音声チャネルのCRCはT/Rに対
するCRC情報、論理制御チャネル中のDataは制御
情報を書き込むフィールド、データチャネル中のDat
aはデータ伝送すべきデータを書き込むフィールド、C
Fは周波数切り替え用のガードタイム、T/Rは32k
bpsのBチャネル情報を示す。なお、同図中の数字
は、ビット数を表し、各部の長さの一例を示している。
【0071】CNTチャネルは、集中制御局が毎フレー
ムの開始時に送信し、集中制御局以外の局はビット同期
とフレーム同期を確立するために必ずCNTチャネルを
受信する。LCCHチャネルは、回線接続や回線切断、
回線接続に先だって集中制御局とホッピングパターンの
割り当て要求をやり取りしたり、回線切断時に集中制御
局とホッピングパターンの割り当て解除をやり取りする
とき等に使用する。回線の接続や切断は、LCCHチャ
ネル内に設けたDAフィールドに通信を希望する相手の
システムアドレスを記入し、直接相手とやり取りする。
【0072】音声チャネルは、2つあるうちの一方を送
信で使用し、もう一方を受信とすることで音声通話を実
現する。2つあるうちのどちらを送信で使用するかは、
回線接続時にやり取りするLCCHチャネルで相手と打
ち合わせを行うことで決定する。データチャネルは、回
線接続時にやり取りするLCCHチャネルで相手と打ち
合わせを行うことで、どのようにデータ伝送を行うかを
決定する。
【0073】(周波数ホッピング)図9は、周波数ホッ
ピングの一例を示す説明図である。この図では、ベース
フレーム(以下、BFという)を8フレーム有し、周波
数をF1からF8までの8つを使用するシステムを例に
している。各ベースフレームで、第1のHP、第2のH
P、第3のHPがどの周波数を使用するかを示してい
る。図9に示すように、各々のホッピングパターン(以
下、HPという)は同一のベースフレームでは同じ周波
数を使用せず、必ず異なる周波数を使用する。また、1
ベースフレーム中には図6で示したフレームが1つ存在
し、フレーム毎、すなわちベースフレームが終了する毎
に各HPは決められた順番で周波数を変更する。
【0074】システムでどのように周波数ホッピングを
行うかを図を用いて説明する。
【0075】集中制御局がシステム制御チャネルを送信
するホッピングパターンを図9の第1のHPとする。す
なわち、BF1のときF1、BF2のときF2、BF3
のときF3・・・という具合に周波数を各々のBFで変
更する。
【0076】集中制御局以外の全無線端末110は、図
10に示すように、BF1では、まず集中制御局が送信
しているシステム制御チャネルを受信するために、無線
部にセットする周波数を第1のHPがBF1で使用する
周波数F1にセットする。集中制御局以外の全無線端末
110は、ここで受信したシステム制御チャネルでフレ
ーム同期を取る。
【0077】通信の接続要求や切断要求をやり取りする
論理制御チャネルは、システム制御チャネルと同じ周波
数でやり取りされる。論理制御チャネルで送信すべき通
信回線接続や通信回線切断といった制御データを有する
端末は、論理制御チャネルのときに、直接相手に論理制
御チャネルで制御データを送信する。また、論理制御チ
ャネルで送信すべきデータを有さない端末は、他の端末
が論理制御チャネルで送信している制御データを受信す
るために、必ず受信する。そして、受信した結果、自端
末宛の制御データでなければ、受信した制御データを破
棄する。
【0078】音声またはデータ通信を行う無線端末11
0は、音声チャネルとデータチャネルにおいて、予め集
中制御局から割り当てを受けたHPに対応する周波数に
変え通信を行う。このとき、集中制御局からの割り当て
状況によっては、システム制御チャネルと論理制御チャ
ネルと同じHPが割り当てられることもある。図10に
示す例は、システム制御チャネルと論理制御チャネルの
第1のHPに対して、端末AB間の音声通信に第2のH
Pが割り当てられ、端末AB間のデータ通信に第3のH
Pが割り当てられた例を示す。この例の場合、1フレー
ム中に3回周波数を変更することになる。
【0079】図8は、音声チャネルにおける周波数ホッ
ピングと送受信状態の一例を示す説明図である。
【0080】図9に示す第1のHPで端末Aと端末Bが
通信を行い、第2のHPで端末Cと端末Dが通信を行っ
ている様子を示している。また、2つあるうちの最初の
音声チャネルでは端末Aと端末Cが送信を行い、2つ目
の音声チャネルでは端末Bと端末Dが送信を行う。
【0081】論理制御チャネルが終了すると、音声通信
中の端末は、システム制御チャネルにより割り当てられ
た周波数ホッピングパターンにしたがって、現在のベー
スフレーム番号から変更すべき周波数を無線部にセット
する。また、予め通信相手との間で、どちらが第1の音
声チャネルで送信するかといった通信制御情報をやり取
りしておき、その通信制御情報に基づいて無線部の送受
信を制御する。図8の場合、端末Aと端末Cが最初の音
声チャネルで送信を行っている。
【0082】BF1のときを説明する。論理制御チャネ
ルが終了すると、端末Aと端末Cはそれぞれの音声通信
に割り当てられた周波数ホッピングパターンにしたがっ
て周波数を変更する。周波数を変更した結果、端末Aと
端末Bは第1のHPが割り当てられているため、周波数
は変化しなかったが、端末Cと端末Dは周波数をF3に
変更した。端末Aと端末Cは無線部を送信にセットし、
端末Bと端末Dは無線部を受信にセットし、最初の音声
チャネルで音声データをやり取りする。
【0083】音声チャネル終了時に端末Aと端末Cは無
線部を受信にセットし、端末Bと端末Dは無線部を送信
にセットし、2つ目の音声チャネルで音声データをやり
取りする。2つ目の音声チャネル終了時に、次のデータ
通信に備えて、各端末は無線部にデータ通信に割り当て
られた周波数ホッピングパターンと現在のベースフレー
ムを番号から求める周波数を無線部にセットする。
【0084】データチャネル終了後、ENDの間に、次
のBF2でシステム制御チャネルを受信するため、周波
数を第1のHPでBF2で使用する周波数であるF2を
無線部にセットする。ベースフレームがBF2になって
からの周波数ホッピングの手順は、上記手順を繰り返
す。
【0085】(チャネルコーデック部の構成と動作)チ
ャネルコーデック部は大きく分けて、所定のフレームフ
ォーマットにデータを組み立てたり、フレームを分解す
るチャネルコーデック、変調/復調を行う無線部、音声
のデジタル符号化/復号化を行うADPCMコーデック
から構成される。
【0086】図11は、チャネルコーデック部の内部構
成を示すブロック図である。同図において、チャネルコ
ーデック3101は、音声入出力部(ヘッドセット)3
102を接続したADPCMコーデック3103と、無
線部3129との間に設けられている。
【0087】そして、チャネルコーデック3101は、
CPUバス3104が接続されるCPUバスインターフ
ェイス3105と、ADPCMコーデック3103に接
続されるADPCMインターフェイス3106と、動作
モードを設定するモードレジスタ3107と、ホッピン
グパターンレジスタ3108と、フレーム番号/次周波
数番号(BF/NF)レジスタ3109と、システムI
Dレジスタ3110と、間欠起動端末アドレスレジスタ
3111と、LCCHレジスタ3112と、FIFOバ
ッファ3113とを有する。
【0088】また、タイミング生成部3114と、CN
Tチャネル組立/分解部3115と、LCCH(論理制
御チャネル)組立/分解部3116と、データ組立/分
解部3117と、音声組立/分解部3118と、フレー
ム同期部3119と、ユニークワード検出部3120
と、CRC符号化/復号化部3121と、ビット同期部
3122と、無線制御部3123と、間欠受信制御部3
124と、スクランブル/デスクランブル3125と、
無線部3129からのアナログ受信信号をデジタル信号
に変換するADコンバータ3126と、ADコンバータ
3126からの入力に基づいて受信レベルを検出し、割
り込み信号3128を出力する受信レベル検出部312
7とを有する。
【0089】以下、同図に従ってチャネルコーデック部
の動作の説明を行う。
【0090】チャネルコーデック部の動作タイミングの
基準は、集中制御局側チャネルコーデック3101のタ
イミング生成部3114で生成される。集中制御局側で
は、このタイミングに従ってフレームの送信を行い、フ
レームを受信した端末局では、フレーム同期ワードに従
ってフレーム同期を保持する。
【0091】集中制御局側からCNTチャネルで送られ
るデータは、チャネルコーデック3101内部のレジス
タに格納されている。チャネルコーデック3101内部
にはHP(ホッピングパターン)レジスタ3108、I
Dレジスタ3110、WA(起動端末アドレス)レジス
タ3111があり、集中制御局ではCPUがこれらのレ
ジスタに必要な値を書き込む。また、動作タイミングに
同期して、フレーム番号/次フレーム周波数番号(BF
/NF)レジスタ3109内部の値は更新される。NF
レジスタに書き込まれる周波数番号は、CNTチャネル
のホッピングパターン(第一のホッピングパターン)と
なっている。チャネルコーデック3101は、CNTチ
ャネルのデータを送信するタイミングでこれらのレジス
タ内のデータを読み出し、CNT組み立て部3115で
データの組み立てを行って無線部3129にデータを送
る。
【0092】一方、端末局においては、無線部3129
からCNTチャネルでデータを受信すると、CNT分解
部3115で分解を行い、受信した各部の値を使って処
理を行う。受信したシステムIDが自局のIDレジスタ
3110に書き込まれた値と一致した場合のみ、それ以
降のデータを受信するように制御する。受信したWAが
間欠受信中に自局のWAレジスタ3111の値と一致し
た場合には、起動要求割り込みを発生する。さらに、受
信したBF、NF情報データを利用してホッピングパタ
ーンレジスタ3108のテーブルを書き換える。
【0093】なお、NFフィールドにかかれる周波数番
号は、CNTチャネルのホッピングパターンのものであ
るので、音声チャネル、データチャネルで使用するホッ
ピングパターンは、NFフィールドにかかれた周波数番
号に基づいて作成されるホッピングパターンレジスタ3
108を時間シフトすることによって生成する構成とな
っている。
【0094】LCCHチャネルでは、送信機側端末11
0のCPUがチャネルコーデック3101内部のLCC
Hレジスタ3112に格納したデータがLCCH組立/
分解部3116で組み立てられ、所定のタイミングで無
線部3129に送出される。受信したLCCHデータ
は、LCCH組立/分解部3116で分解し、チャネル
コーデック内部のLCCHレジスタ3112に一旦格納
された後、CPUに対して割り込みを発生し、CPUが
読み取る。
【0095】音声チャネルでは、音声入出力部3102
から入力された音声がADPCMコーデック3103で
デジタル符号化された後、ADPCMインターフェイス
3116を介してチャネルコーデック3101に取り込
まれる。チャネルコーデック3101においては、音声
組立/分解部3118において入力されたデータを組み
立て、所定のタイミングで無線部3129に送出する。
【0096】逆に、無線部3129から受信した音声デ
ータは、音声組立/分解部3118において分解され、
ADPCMインターフェイス3106を介してADPC
Mコーデック3103のタイミングで出力され、音声入
出力部3102に出力される。
【0097】データチャネルでは、CPUがデータ送信
要求を行った場合のみデータが送信される。データ送信
要求が行われている場合、チャネルコーデック3101
のCPUバスインタフェース3105は1バイトごとの
タイミングでDMAリクエストを出力する。DMAリク
エストにDMAコントローラが応じてデータが書き込ま
れると、データ組立/分解部3117においてデータを
シリアルに変換して所定のタイミングで無線部3129
に送出する。
【0098】逆に、データを受信した場合には、データ
組立/分解部3117においてデータをパラレルに変換
して1バイトごとにDMAリクエストを出力し、DMA
コントローラは受信データをメモリに転送する。1フレ
ーム分のデータの転送を終了すると、CPUに対して割
り込みを発生する。
【0099】データ送信時には、必要に応じてCRC符
号生成部3121でCRC符号を生成し、CRCフィー
ルドに格納して送信する。受信側では、CRCのチェッ
クを行い、誤りの発生を検出することができる。また、
フレーム同期ワード、ユニークワード以外の全ての送信
データにはスクランブラ3125においてスクランブル
がかけられる。これは無線部3129に送られるデータ
の不平衡性を下げるとともに、同期クロック抽出を容易
にするためである。
【0100】逆にデータ受信時には、ユニークワードを
検出すると、そのタイミングでデスクランブラ3125
においてデスクランブルを行い、CRCチェックを行う
と同時に、各フィールドの分解部にデータを入力する。
【0101】以上のようにして、所定のフレームに従っ
た音声、データの無線伝送を行うものである。
【0102】以下、本無線通信システムにおける網発信
時の具体的動作について説明する。図12は、本発明の
係る網発信のシーケンスを示す説明図である。
【0103】ここでは、図1において、無線端末103
aから無線端末103bへ網102経由で通信要求を送
信する場合を示している。
【0104】無線端末103aにおいて、キーマトリッ
クス211に配置された無線端末103bの発信キー押
下または、オフフック等とダイヤル(無線端末番号10
3b)の組み合わせによる発信操作をすると、無線端末
103aは、無線通信に必要なHP(ホッピングパター
ン)を取得するため、集中制御局101a(網制御装置
が兼ねる)に対してHP取得要求(5101)を送信す
る。
【0105】このHP取得要求には、無線通信の種別
(音声/データ)をパラメータとして付け、本動作で
は、音声をパラメータとする。集中制御局101aで
は、HP取得要求を受け取ると、種別により異なるHP
を選択し、HP通知(5102)によって無線端末10
3aに通知する。
【0106】無線端末103aでは、HP通知を受信す
ると、HPを記憶し、そのHPを使用して網制御装置1
01aに対して接続要求(5103)を送信する。
【0107】網制御装置101aでは、接続要求を受信
すると、無線回線の状態を調べ、接続可能状態であれ
ば、接続確認(5104)を送信する。無線端末103
aが、接続確認を受信すると、無線端末103aでは、
無線回線のリンク確立が許可されたと認識し、音声チャ
ネルに同期を取り、通信要求(5106)を網制御装置
101aに送信し、音声通話路を接続し、通話中とな
る。
【0108】この通信要求は、網102のプロトコルに
適合するように送信され、アナログ加入者網では、ルー
プ閉とダイヤル信号、ISDN網では呼設定メッセージ
等が当たる。この通信要求には、相手先の無線端末10
3bがパラメータとして載せられており、無線端末10
3aと網制御装置101aの間の無線リンク上を第26
図に示す無線フレームのLCCHで送信される。
【0109】通信要求(5106)を受信した網制御装
置101aは、網発信が可能かどうか判断する。アナロ
グ加入者網やISDN網であれば、網102が空いてお
り、発信可能であれば、通信要求を着信先の網制御装置
101b宛てに送信する(5107)。
【0110】網制御装置101bでは、通信要求を受取
り、パラメータにより無線端末103bへの通信要求で
あると判断すると、自無線ゾーンにいる無線端末110
の無線端末番号と無線端末種別をメモリ402より引き
出し、無線端末情報返信に乗せて網制御装置101bに
返信する(5109)。
【0111】この実施例では、無線電話機103c(無
線端末番号:103c、無線端末種別:電話機)、ファ
クシミリ107(無線端末番号:107、無線端末種
別:ファクシミリ)、複写機108(無線端末番号:1
08、無線端末種別:コピー)の情報が、無線端末情報
返信に乗せられる。
【0112】網制御装置101bは、無線端末情報返信
を、網制御装置101aに送信し(5110)、網制御
装置101aは、さらに発信した無線端末103aに返
信する(5111)。無線端末103aでは、返信され
てきた無線端末番号と無線端末種別とをメモリ202に
記憶するとともに、表示部212に表示する。
【0113】無線端末103aでは、第1の通信要求が
受け入れられなかった時には、キーマトリックス211
に設けられた再発呼キーまたは、検索キー等の押下操作
により、メモリ202と表示部212にある無線端末情
報より、第1の通信要求での発信先無線端末103bの
近傍に存在して、無線端末種別が希望するものと同じ無
線端末110へ第2の通信要求を送信する。
【0114】以上のようにして、通信相手の無線端末が
通信不可能であった場合に、その無線端末の近傍に存在
する同一種別の無線端末と通信を行うことが可能とな
る。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
〜4においては、発信元網制御装置が、無線端末から通
信要求を受信した時、通信要求先の無線端末が属する無
線ゾーンの着信先網制御装置に通信要求を転送し、着信
先網制御装置は、全無線端末の無線端末情報を無線ゾー
ンを管理する集中管理局に要求し、返信された無線端末
情報を発信元網制御装置を経由して、無線端末に送信
し、無線端末が送信された全無線端末の無線端末情報を
表示や記憶することにより、通信先の無線ゾーン内に存
在する他の無線端末番号と無線端末種別を知ることがで
きる効果がある。
【0116】また、本発明の請求項5においては、無線
端末が、第1の通信要求が通信要求先の無線端末に受け
入れられない場合、無線端末情報を元に検索した無線端
末を通信先として第2の通信要求を送信することによ
り、リダイヤルサービス、リセットコールサービス等の
通信相手先を同じ無線ゾーンに位置する通信相手に容易
に設定できる効果がある。
【0117】また、本発明の請求項6においては、デジ
タル無線技術を利用することにより、無線データ伝送量
が飛躍的に増え、位置登録受付および位置登録通知に不
可送信された無線端末番号と無線端末属性が大量であっ
ても制御データのやり取りが可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における無線通信システムの
システム構成を示す構成図である。
【図2】上記実施例における無線電話機の内部構成を示
すブロック図である。
【図3】上記実施例における無線電話機の内部構成を示
すブロック図である。
【図4】上記実施例における網制御装置の内部構成を示
すブロック図である。
【図5】上記実施例における無線部の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図6】上記実施例で使用するフレーム内部のチャネル
構成を示す説明図である。
【図7】上記実施例で使用する各チャネルの内部構成を
示す説明図である。
【図8】上記実施例における音声チャネルのホッピング
と送受信状態の一例を示す説明図である。
【図9】上記実施例における周波数ホッピングの一例を
示す説明図である。
【図10】上記実施例における各チャネルでの周波数の
使用状況を示す説明図である。
【図11】上記実施例におけるチャネルコーデック部の
構成を示すブロック図である。
【図12】上記実施例における網発信時のシーケンスを
示す説明図である。
【図13】従来の無線端末発信シーケンスを示す説明図
である。
【図14】無線通信に用いられる呼設定メッセージの内
容を示す説明図である。
【図15】無線通信に用いられる切断メッセージの内容
を示す説明図である。
【符号の説明】
101a、101b…網制御装置、 102…網、 103a〜103c…無線電話機、 104…コンピュータ、 105…マルチメディア端末、 106…プリンタ、 107…ファクシミリ、 108…複写機。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信を管理、制御する集中制御局
    と、前記集中制御局に管理され無線通信する網制御装置
    および無線端末とを有して構成されるデジタル無線通信
    システムにおいて、 前記集中制御局は、管理する無線ゾーンに属する前記無
    線端末の無線端末情報を記憶する記憶手段を有し、前記
    網制御装置は、前記無線端末から通信要求する手段と、
    前記集中制御局に前記無線端末情報を要求する手段と、
    前記無線端末へ相手先無線端末情報を返信する手段とを
    有し、 発信元網制御装置が、前記無線端末から通信要求を受信
    した場合に、通信要求先の前記無線端末が属する無線ゾ
    ーンの着信先網制御装置に通信要求を転送し、前記着信
    先網制御装置は、全無線端末の前記無線端末情報を無線
    ゾーンを管理する前記集中管理局に要求し、返信された
    前記無線端末情報を前記発信元網制御装置を経由して、
    前記無線端末に送信することを特徴とする無線端末情報
    通知方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記集中制御局は、前記無線端末情報として前記無線端
    末の無線端末番号を用いることを特徴とする無線端末情
    報通知方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記集中制御局は、前記無線端末情報として前記無線端
    末の無線端末番号と無線端末種別を用いることを特徴と
    する無線端末情報通知方法。
  4. 【請求項4】 無線通信を管理、制御する集中制御局
    と、前記集中制御局に管理され無線通信する無線端末と
    を有して構成されるデジタル無線通信システムにおい
    て、 前記無線端末は、無線端末情報を表示および/または記
    憶する手段を有し、送信された全無線端末の無線端末情
    報を表示および/または記憶することを特徴とする無線
    端末情報通知方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記無線端末は、第1の通信要求が通信要求先の無線端
    末に受け入れられない時、第2の通信要求を表示または
    記憶、或いは表示と記憶された無線端末情報を元に検索
    した無線端末情報を通信先として送信することを特徴と
    する無線端末情報通知方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、 前記集中制御局と前記無線端末との間の無線通信に、ス
    ペクトラム拡散方式の周波数ポッピング方式を使用する
    ことを特徴とする無線端末情報通知方法。
JP8351912A 1996-12-11 1996-12-11 無線端末情報通知方法 Pending JPH10174146A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2009157076A1 (ja) * 2008-06-26 2011-12-01 パイオニア株式会社 通信環境予測端末、通信環境予測方法及び通信環境予測プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2009157076A1 (ja) * 2008-06-26 2011-12-01 パイオニア株式会社 通信環境予測端末、通信環境予測方法及び通信環境予測プログラム

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