JP3702805B2 - 流体封入式筒型防振装置及びその製作方法 - Google Patents

流体封入式筒型防振装置及びその製作方法 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、内部に封入された流体の流動作用に基づいて防振効果を得るようにした筒型の流体封入式防振装置と、それの有利な製作方法に係り、特に、そのような装置における高減衰特性と耐久性の向上とを低コストで共に実現し得る構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、振動伝達系を構成する部材間に介装されて、それら両部材を防振連結する防振装置の一種として、円筒形状の外側部材と、そのような外側部材の筒内を貫通するように、軸方向に延びて配置された、筒状や棒状の内側部材とを、本体ゴム弾性体で連結してなる構造の筒型防振装置が知られており、例えば、自動車用のサスペンションブッシュや、エンジンマウント、デフマウント、ボデーマウント等に用いられている。また、より優れた防振効果を得るために、前記した本体ゴム弾性体の外周面に開口するように設けた複数のポケット部を、前記外側部材で覆蓋することにより、非圧縮性流体が封入された複数の流体室を形成すると共に、それらの流体室をオリフィス通路にて連結し、そのようなオリフィス通路を通じて流動せしめられる流体の共振作用等を利用した、流体封入式筒型防振装置も、種々提案されている。
【0003】
ところで、そのような流体封入式筒型防振装置においては、流体の流動作用に基づく防振特性のチューニングの自由度や、その防振効果の向上を図るために、オリフィス通路を十分に長くすることが望ましく、そこで、実開平1−3141号公報に示されるように、別体のオリフィス部材を組み付けて、長いオリフィス通路を形成することが提案されている。しかしながら、そのような別体のオリフィス部材を組み付けるようにした構成を採用すると、部品点数が増加して、構造が複雑化し、そのために製作性の悪化や製作コストの上昇といった問題が生じるようになるのである。
【0004】
一方、特開平9−264371号公報や特開2000−170823号公報には、複数の流体室をそれぞれ与えるポケット部の間に位置する本体ゴム弾性体の外周部分に、それらポケット部の開口部間に跨って延びる凹溝を形成して、該凹溝を外側部材で覆蓋することによって、オリフィス通路を形成してなる構造の流体封入式筒型防振装置も、明らかにされている。このようなオリフィス通路の形成構造を採用すれば、オリフィス通路を構成するために別体のオリフィス部材を用いる必要が無いところから、少ない部品点数で、流体封入式筒型防振装置を構成することが可能となる利点がある。
【0005】
また、サスペンションブッシュ等の、比較的小型の流体封入式筒型防振装置においては、対応する二つの流体室(ポケット部)の対向方向となる主たる振動入力方向に対して直交する方向における本体ゴム弾性体のバネ特性を下げ、更に、内側部材が、その軸周りに捩られた場合の、本体ゴム弾性体の捩り耐久性を向上させるために、かかる本体ゴム弾性体の外周面に開口するように設けた、隣り合う二つのポケット部の周方向側壁部にて構成される、該内側部材を支持する一対の支持椀部において、それらポケット部の周方向側壁部を抉る等の構造を採用することによって、本体ゴム弾性体の径方向の有効自由長を長く確保することが、求められている。
【0006】
しかしながら、前記した本体ゴム弾性体の外周部に凹溝が直接に形成されてなる構造の流体封入式筒型防振装置において、かかる凹溝部を、該本体ゴム弾性体の加硫成形と同時に形成する際に、一般的な二分割成形型、例えば、本体ゴム弾性体において流体室を形成するポケット部の開口する方向に型開きされ、該ポケット部の間に位置する本体ゴム弾性体の外周部分の周方向中央部に型合わせ面を持つ一般的な二分割成形型を用いて、成形を行なおうとした場合、型開き方向と平行する方向の溝、換言すれば、該本体ゴム弾性体の外周部において周方向に延びる凹溝は成形可能となるのであるが、型開き方向と直交する軸方向に延びる凹溝にあっては、該凹溝部の左右の壁面のうち流体室に近い方の壁面、つまり、型開き方向で前方側の壁面に対して、該凹溝を成形する成形型の突起が、その型開きに際して引っ掛かってしまい、成形した本体ゴム弾性体を成形型より型抜きすることが出来ないといった問題を生じ、そのような軸方向凹溝の成形は、困難なものであったのである。
【0007】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、別体のオリフィス部材を用いること無く、長いオリフィス通路長を有するオリフィス通路を本体ゴム弾性体の外周部分に直接に形成することが出来るようにすると共に、主たる振動入力方向と直交する方向のバネ特性を効果的に下げ得るように為し、更に軸周りに捩られた際の捩り耐久性の向上が有利に図られ得る流体封入式筒型防振装置、およびその有利な製作方法を提供することにある。
【0008】
【解決手段】
そして、かくの如き技術的課題を解決するために、先ず、本発明にあっては、円筒形状の外側部材と、該外側部材の筒内を貫通するように配されて、その軸方向に延びる内側部材とを、全体として円筒形状を呈する本体ゴム弾性体にて連結する一方、該内側部材を主たる振動入力方向に挟んだ径方向両側部分に位置して該本体ゴム弾性体の外周面に開口するように設けた第一のポケット部と第二のポケット部とを前記外側部材で覆蓋することにより、非圧縮性流体が封入された二つの流体室を形成せしめ、更に、該二つの流体室の間に位置する前記本体ゴム弾性体の外周部分に前記第一及び第二のポケット部の開口部間に跨って延びる凹溝を形成して、該凹溝を前記外側部材で覆蓋することにより、前記流体室を相互に連結するオリフィス通路を形成してなる流体封入式筒型防振装置において、前記凹溝を、前記本体ゴム弾性体の軸方向に延びる軸方向溝部を少なくとも含んで構成すると共に、該軸方向溝部を与える両側の側壁のうち、前記二つの流体室の何れか一方に近い側に位置する側壁部分を、該一方の流体室側に傾斜せしめて、該軸方向溝部が該本体ゴム弾性体の径方向外方に向って拡開する開口部を有する構造とされていることを特徴とする流体封入式筒型防振装置を、その要旨とするものである。
【0009】
従って、このような本発明に係る流体封入式筒型防振装置にあっては、外側部材と本体ゴム弾性体にて、対向する二つの流体室間を連結するオリフィス通路が形成せしめられることとなるところから、オリフィス通路を形成するために特別な部品を用いる必要がなく、また、その組み立てにかかる工数も削減することが出来、その結果、そのような流体封入式筒型防振装置の生産コストの低下が有利に達成され得る特徴を有していることは勿論、前記オリフィス通路を形成する溝部の本体ゴム弾性体の軸方向に延びる溝部の側壁のうち、流体室側に近い側の側壁部分が、径方向外方に向かって拡開する傾斜面とされているところから、そのような溝部を持った本体ゴム弾性体を得るにあたって、該本体ゴム弾性体の外周部におけるオリフィス配設部位の周方向中央部分に型合わせ面を持ち、該流体室を形成する第一のポケット部と第二のポケット部の開口する方向にそれぞれ型開きが行なわれる、一般的な二分割成形型を用いた場合において、該二分割成形型の型開き時に発生する、本体ゴム弾性体外周部のオリフィス配設部位に設けられる軸方向に延びる溝を成形するための型の突起部分と、それによって成形された本体ゴム弾性体(軸方向溝部)との引っ掛かりが、傾斜面とされた壁面のゴムの弾性変形にて解消され得ることとなり、問題なく型抜きを行なうことが可能となるのである。
【0010】
そして、その結果、本体ゴム弾性体の外周部分において二つの流体室を連結するオリフィス通路を与える凹溝が、本体ゴム弾性体の軸方向に延びる軸方向溝部を含んで構成され得ることとなったところから、本体ゴム弾性体外周部のオリフィス配設部位の限られた面積の中で、オリフィス通路の長さがより長くなる凹溝配設形態を採用することが出来、以て所望の防振特性を得るためのオリフィス通路の長さと断面積のパラメータの選択の幅を有利に拡大することが可能となったのであり、また設計の自由度を有利に高め得たのである。
【0011】
しかも、前述したような型開き方向を持つ二分割成形型を採用することが可能となったところから、本発明に従う流体封入式筒型防振装置においては、前記第一のポケット部と第二のポケット部との間に位置する本体ゴム弾性体部分にて構成される、それらポケット部の周方向側壁部を抉る等することによって、それら両側のポケット部の周方向側壁部にて構成される本体ゴム弾性体の内側部材の支持椀部の有効自由長を長くすることが出来、その結果、内側部材が軸周りに捩られた場合の本体ゴム弾性体の捩り耐久性が有利に向上され得る特徴も実現せしめ得るのである。
【0012】
なお、かくの如き本発明に従う流体封入式筒型防振装置の好ましい態様の一つによれば、前記凹溝が、前記軸方向溝部と共に、前記本体ゴム弾性体の周方向に延びる周方向溝部を含んで構成され、それら軸方向溝部と周方向溝部とが交互に組み合わされることによって、平面形態において矩形波形の屈曲形状を呈する凹溝配設構造とされる。これにより、本体ゴム弾性体外周部のオリフィス配設部位において、軸方向と周方向に向かって交互に屈曲して延びる凹溝にてオリフィス通路が形成されているところから、単に周方向に延びる凹溝にて形成されたオリフィス通路で流体室間を連結するよりも、より一層長い通路長を得ることが出来、以て、防振装置全体のロスピーク特性を更に向上せしめることが可能となる利点がある。
【0013】
また、かかる本発明に従う流体封入式筒型防振装置の望ましい態様の他の一つによれば、前記一方の側壁部分が傾斜せしめられてなる軸方向溝部の断面積が、前記凹溝における該軸方向溝部以外の他の溝部分の断面積と等しくされる。これにより、オリフィス通路内を流れる非圧縮性流体の流れが阻害されることがなく、該非圧縮性流体の流動作用による防振効果が、より効果的に発揮せしめられることとなる。
【0014】
ところで、本発明にあっては、上記の本発明に従う流体封入式筒型防振装置を有利に得るべく、また、前記内側部材と前記本体ゴム弾性体とを一体加硫成形品として準備すると共に、該一体加硫成形品が、該本体ゴム弾性体外周部のオリフィス配設部位の周方向中央部で軸方向に延びる分割面を有し、該本体ゴム弾性体に設けられる前記第一のポケット部と前記第二のポケット部との対向方向に互いに型開きされる二分割成形型を用いて、加硫成形せしめられるようにしたことを特徴とする流体封入式筒型防振装置の製作方法をも、その要旨としている。
【0015】
このような本発明に従う製作手法によれば、一体加硫成形品、具体的には本体ゴム弾性体が、該本体ゴム弾性体に設けられる第一のポケット部と第二のポケット部との対向方向に型開きされる一般的な二分割成形型を用いて加硫成形せしめられることとなるところから、そのような本体ゴム弾性体の加硫成形にかかるコストが効果的に低減され得、また、加硫成形と同時に、凹溝も同時に形成されることとなって、別に成形された部材を後付け加工したりする必要も無いために、構造の簡略化と製作性の向上が有利に図られ得るところとなる。
【0016】
しかも、オリフィス通路を形成する溝部の本体ゴム弾性体の軸方向に延びる溝部の側壁のうち、流体室側に近い側の側壁部分、つまり、型開きが行われる方向の壁面が、径方向外方に向かって拡開する傾斜面にされているところから、本体ゴム弾性体外周部のオリフィス配設部位に設けられた軸方向に延びる溝を成形する型の突起部分が、成形型の型開き時に、成形された本体ゴム弾性体に引っ掛かっても、傾斜面とされた壁面のゴムの弾性変形にて、その引っ掛かりが解消され得ることとなるために、かかるオリフィス配設部位に破損等の問題が惹起されることなく、型開きを行うことが可能となるのである。
【0017】
さらに、そのような一体加硫成形品(本体ゴム弾性体)を成形する二分割型が、流体室を与える第一のポケット部と第二のポケット部との対向方向に型開きされることとなるところから、それら第一のポケット部と第二のポケット部との間の周方向側壁部を抉る等することによって、それら両側のポケット部の周方向側壁部にて構成される本体ゴム弾性体の内側部材支持椀部の有効自由長を長くすることが可能となり、内側部材が軸周りに捩られた場合の本体ゴム弾性体の捩り耐久性が、有利に向上せしめられ得ることとなるのである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0019】
先ず、図1及び図2には、本発明の一実施形態に係る自動車用サスペンションブッシュ10が、コンプレッションロッド・ブッシュに具体化されて、示されている。かかるサスペンションブッシュ10は、内側部材としての内筒金具12と外側部材としての外筒金具14とが本体ゴム弾性体16によって弾性的に連結されて、構成されているのである。そして、外筒金具14がボディに取り付けられるようになっている一方、内筒金具12にサスペンションロッド(コンプレッションロッド)18が挿入、固定されることにより、かかるサスペンションロッドをボディに防振支持せしめ得るようになっている。
【0020】
より詳細には、内筒金具12は、直管の一端側が閉塞された形態の、有底の中空円筒形状を呈しており、その中空孔内に、サスペンションロッド18が開口端側から挿入されるようになっている。また、そのようなサスペンションロッド18が挿入される開口部側の軸方向端部は、外方に向かって僅かに拡開するテーパ形状となっており、これによって、該中空孔にサスペンションロッド18を挿入する際の挿入作業性を向上させている。
【0021】
また、内筒金具12の外周側には、大径円筒形状の金属スリーブ20が、径方向外方に離間して、該内筒金具12の周りを囲んだ状態で、略同軸的に配設されている。そして、それら内筒金具12と金属スリーブ20の径方向対向面間に、本体ゴム弾性体16が介装せしめられて、該本体ゴム弾性体16にて、内筒金具12と金属スリーブ20とが弾性的に連結せしめられている。即ち、かかる本体ゴム弾性体16は、略厚肉の円筒形状を呈しており、その内周面が内筒金具12の外周面に接合されていると共に、その外周面が金属スリーブ20の内周面に接合されてなる構造とされているのである。なお、本実施形態では、内筒金具12と金属スリーブ20とを所定位置にセットした成形キャビティ内に、ゴム材料を充填して、加硫成形を行うことにより、図3〜5に示されているような一体加硫成形品22が、本体ゴム弾性体16の外周面に金属スリーブ20が加硫接着される一方、本体ゴム弾性体16の内周面には内筒金具12の外周面が加硫接着されると共に、内筒金具12の内周面に該本体ゴム弾性体16と一体的に成形される薄肉ゴム部が加硫接着されてなる構造において、形成されている。つまり、内筒金具12は、その全体が、本体ゴム弾性体16と薄肉ゴム部からなるゴム弾性体にて覆われてなる形態とされているのである。
【0022】
そして、かかる一体加硫成形品22を構成する本体ゴム弾性体16の外周面には、内筒金具12を主たる振動入力方向(図4において上下方向)に挟んだ径方向両側の部分において、外方に開口するポケット状凹所としてのポケット部24の一対が、対称的に形成されている。また、金属スリーブ20にも、径方向一方向で対向する部分において、周方向に半周以下の長さで延びる窓部26が、対称的に一対形成されている。そして、本体ゴム弾性体16のポケット部24,24が、それらの窓部26,26を通じて、それぞれ径方向外方へ開口せしめられているのである。また、各ポケット部24の内部には、内筒金具の振動入力方向への動作範囲の抑制のために、ストッパ28が、ポケット部24の底面の中央から径方向外方へ突出し、ポケット部24の開口部までには至らない高さで、それぞれ設けられている。このストッパ28は、内筒金具12に固設されたストッパブロックの全体を覆うように成形されたゴム弾性体からなり、本体ゴム弾性体16と一体的に成形され、該ストッパブロックと加硫接着されている。
【0023】
さらに、上記のように加硫成形して得られた一体加硫成形品22には、金属スリーブ20に対して八方絞り等の絞り加工を施すことによって、縮径加工が実施される。これによって、本体ゴム弾性体16において、加硫成形時の収縮による引張応力が軽減乃至は解消され、更に予圧縮を加えること等によって、各金具と本体ゴム弾性体との接着強度が増し、耐久性の向上を図ることが出来る。なお、本実施形態では、金属スリーブ20は、図5に示される如く、その軸方向両端側部分30,30を、何れも、ゴム層等で被覆することなく直接外部に露呈せしめてなる構造とされており、これによって、金属スリーブ20に対する絞り加工が容易に且つ有利に実施され得るようになっている。
【0024】
更にまた、金属スリーブ20は、その軸方向中央部分32が、図5からも明らかな如く、軸方向両端側部分30よりも小径とされており、そしてこれによって、一体加硫成形品22の外周部分において、ポケット部24,24の周方向両端部間に跨がって、外周面に開口して周方向に延びる幅広の周溝34,34が形成されている。更に、それらの周溝34,34には、それぞれ、本体ゴム弾性体16が金属スリーブ20の窓部26から周溝34内に回り込んで充填されて、本体ゴム弾性体16と一体となったオリフィス配設部36が形成されている。なお、そのようなオリフィス配設部36は、その周囲が金属スリーブ20で囲まれており、該金属スリーブ20によって、オリフィス配設部36が、本体ゴム弾性体16の外周部において、それから実質的に独立せしめられた構造とされているところから、本体ゴム弾性体16からオリフィス配設部36への応力伝達が効果的に阻止される得るようになっている。
【0025】
ここにおいて、オリフィス配設部36は、図3〜5に示される如く、金属スリーブ20に形成された周溝34の全体に略完全に充填された本体ゴム弾性体材料にて構成されており、その外周面(表面)が、金属スリーブ20の軸方向両端側部分30,30の外周面と略面一とされている。そして、このオリフィス配設部36に対して、図3に示されるように、周方向と軸方向に交互に組み合わされて延びる矩形波形状の凹溝38が、形成されているのである。即ち、かかる凹溝38は、軸方向に延びる軸方向溝部38aと周方向に延びる周方向溝部38bとを、矩形波形状の配設形態となるように、組み合わせて、構成されて、金属スリーブ20の両窓部26,26間に跨って延びており、二つのポケット部24,24を連結している。そして、本実施形態では、図1や図4に示されているように、かかる凹溝38の軸方向に延びる軸方向溝部38aの両側の壁面のうち、ポケット部24に近い側の壁面が、径方向外方に拡開する傾斜面40とされているのである。なお、この傾斜面40の傾斜角度は、特に限定されるものではなく、後述する二分割成形型にて一体加硫成形品22の加硫成形を行い、その成形品の型抜きを行う際に、凹溝を成形する成形型に対して、軸方向溝部38aが引っ掛かっても、オリフィス配設部36が破断しない程度の角度に設定されている。
【0026】
なお、本実施形態では、そのような軸方向と周方向にそれぞれ延びる二種の溝部38a,38bを交互に組み合わせて構成される凹溝38の断面積は、どの位置(部位)で切断しても、同一となるように、換言すれば軸方向溝部38aの断面積と周方向溝部38bの断面積とが同一となるように構成されている。また、そのような凹溝38は、ここでは、オリフィス配設部36の肉厚の略全体に亘る深さ、即ち金属スリーブ20にまで略達する程の深さで形成されている。尤も、これらの凹溝38の断面積や、深さ等の寸法は、特に限定されるものではなく、公知のオリフィス通路における共振周波数を与える式等を用いて、所望の防振特性に応じた断面積や通路長が求められ、それらの値が適宜に採用されることとなる。
【0027】
そして、このような構造とされた一体加硫成形品22に対して、外筒金具14が外挿され、嵌着固定されているのである。なお、かかる外筒金具14は、全体として大径の円筒形状とされており、軸方向中央部分が所定幅に渡って内周面側に突出せしめられた小径部とされていると共に、軸方向一方の端部は径方向内側に折り曲げられて、内フランジを形成している。また、その内周面には、略その全体に渡って、薄肉のシールゴム層42が加硫接着されていると共に、外周面には、図示しない組付け先のボディ形状に合わせた形に成形されたゴム弾性体が加硫接着されている。
【0028】
ところで、そのような構造の外筒金具14は、例えば図6に示されるような、軸方向中央部に小径部を持たない直管状の円筒形状とされた一次加工品46として用意されることとなる。そして、該一次加工品46には、図7に示されるように、一体加硫成形品22を挿入せしめた際に、金属スリーブ20の両端側部分30が接する部分に、周方向に連続して延びる複数条のシールリップ44が、該シールゴム層42と一体的に設けられているのである。なお、そのような外筒金具14の一次加工品46は、所定の成形キャビティ内に外筒金具14をセットし、該成形キャビティ内にゴムを充填して加硫成形を行うことで、該外筒金具14の内外周面にシールゴム層42やゴム弾性体が加硫成形されて接着されてなる一体加硫成形品として得られる。
【0029】
そして、図7に示されるように、そのような外筒金具14の一次加工品46内に一体加硫成形品22を挿入した後に、該外筒金具14の軸方向中央部位を八方絞り等の絞り加工を加えることで小径化せしめ、一体加硫成形品22の外周部、つまり、金属スリーブ20と、オリフィス配設部36を、該外筒金具14の内周部に接着されたシールゴム層42と圧着させることによって、該外筒金具14が一体加硫成形品22に外嵌固定され、製品としてのサスペンションブッシュ10が得られるのである。
【0030】
かくして、図1,図2に示されるように、金属スリーブ20の窓部26,26が外筒金具14で覆蓋されることにより、ポケット部24,24の内部に非圧縮性流体が封入されてなる一対の流体室48,48が形成されることとなるのである。さらに、該外筒金具14とオリフィス配設部36の外周面が、シールゴム層42を介して密着されることによって、凹溝38(軸方向溝部38a,周方向溝部38b)が外筒金具14で覆蓋されて、前記一対の流体室48,48を相互に連通するオリフィス通路50が形成されるのである。なお、非圧縮性流体の封入は、従来と同様にして行われ得、例えば、一体加硫成形品22と外筒金具14の組付けを、かかる流体中で行うこと等によって、行われることとなる。或いは、一体加硫成形品22と外筒金具14を組み付けた後に、流体室48の壁部を構成する本体ゴム弾性体16に注入針を突き刺して貫通させ、該注入針を通じて空気の吸引と非圧縮性流体の注入を行うようにすることも、可能である。また、一体加硫成形品22と外筒金具14を組み付けた後、流体室48の外周壁部を構成する外筒金具14に対して、貫通孔を予め穿孔し或いは後穿孔し、該貫通孔を通じて空気の吸引と非圧縮性流体の注入を行うようにしても、何等差支えないのである。
【0031】
ここにおいて、上述の如きサスペンションブッシュ10を構成する一体加硫成形品22は、有利には、図8に示されるような、オリフィス配設部36の周方向中央部で軸方向に延びる型合わせ面をもち、かかる一体加硫成形品22の本体ゴム弾性体16に設けられるポケット部24,24の対向方向に互いに型開きされる二分割の成形型52,54を用いて、加硫成形せしめられることが望ましいのである。
【0032】
具体的には、先ず、そのような成形型52,54の成形キャビティ内の所定の位置に、内筒金具12と金属スリーブ20とをセットした後、かかる成形キャビティ内にゴムを充填することにより、加硫成形を行う。そして、その後、型開きを行い、成形された一体加硫成形品22を型から型抜きするときに、オリフィス配設部36に成形された、凹溝38の軸方向に延びる軸方向溝部38aと、成形型52,54に設けられた該凹溝38を成形する型(具体的には、軸方向溝部38aの成形型)との引っ掛かりが生じてしまうのであるが、本実施例では、そのような軸方向溝部38aを形成する両方の側壁面のうち、ポケット部24に近いほうの側壁面、換言すれば、型開きが行われる方向の側壁面が、傾斜面40とされているところから、成形型52,54に設けられた軸方向溝部成形部56が、オリフィス配設部36の該軸方向溝部38aより周方向外側部58を通過する際に作用せしめる型開き方向の応力が有利に減少されることとなるのである。その結果、そのような成形型52,54の軸方向溝部成形部56と、オリフィス配設部36の周方向外側部58との引っ掛かりが、ゴムの弾性変形にて効果的に吸収され、以てオリフィス配設部に破損等の問題を惹起することなく、型開きが行われることとなるのである。
【0033】
さらに、一体加硫成形品22を得るにあたって、上記のようなポケット部24,24の開口する方向に型開きされる成形型52,54を用いたことにより、それら二つのポケット部24,24の間の周方向側壁部を、窓部26の端面より径方向内側に抉ることが可能となったところから、それら二つのポケット部の周方向側壁部にて構成される、本体ゴム弾性体16の内筒金具12を支持する支持椀部の有効自由長が、有利に長くされ得るのである。
【0034】
そして、このような構造とされたサスペンションブッシュ10は、前述せる如く、内筒金具12内にサスペンションロッド18が挿入される一方、外筒金具14がボディ側に設けられた取付金具に固定されることによって、取り付けられ、以て、サスペンションユニットとボディとの間に装着せしめられることとなる。また、そのような装着状態下において、内外筒金具12,14間に対して、流体室48,48が対向する径方向の振動が入力されると、両流体室48,48間で相対的な内圧変化が生ぜしめられることとなり、そしてその相対的な内圧変化に基づいて、両流体室48,48間で、オリフィス通路50を通じての流体流動が生ぜしめられるのである。その結果、オリフィス通路50を通じて流動する流体の共振作用等の流動作用に基づいて、有効な防振効果が発揮されることとなるのである。
【0035】
また、本実施形態のサスペンションブッシュ10においては、一体加硫成形品22の外周部に、オリフィス通路50を形成するための凹溝38を、軸方向溝部38aと周方向溝部38bとから構成し、軸方向と周方向の両方向に延びて形成可能としたところから、単に周方向に延びて形成されるオリフィス通路よりも長い通路長を確保することが出来、以て所望の防振特性を得るためのオリフィス通路の長さと断面積のパラメータの選択の幅を有利に拡大することが可能となり、サスペンションブッシュ10の設計の自由度を有利に高め得ることとなったのである。
【0036】
さらにまた、本体ゴム弾性体16において、該本体ゴム弾性体16に設けられたポケット部24,24の間の周方向側壁部が、窓部26の端面より径方向内側に抉られているところから、それら二つのポケット部24,24の周方向側壁部にて構成される、本体ゴム弾性体16の内筒金具12を支持する支持椀部の有効自由長が、効果的に長くされ得、その結果、かかる内筒金具12が軸周りに捩られた際の、該本体ゴム弾性体16の捩り耐久性にも優れたサスペンションブッシュ10を、有利に実現し得るのである。
【0037】
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これは文字通りの例示であって、本発明は、そのような例示の具体例にのみ限定して解釈されるものではないことが、理解されるべきである。
【0038】
例えば、オリフィス配設部36に設けられる凹溝38は、上述の如く、軸方向溝部38aと周方向溝部38bとを組み合わせた、周方向と軸方向に交互に延びる矩形波形状でなくても何等差支えなく、例えば、図9の(a)や(b)に示される様に、周方向に延びる溝部60と軸方向で斜め方向に延びる溝部62とを含んだ形態や、斜め方向のみに延びる溝部62にて構成されていてもよいのである。これらの場合でも、それら軸方向に延びる溝部を構成する両方の側壁面のうち、オリフィス配設部36の周方向中央部を境に、ポケット部に近い方の側壁面が傾斜面40とされることとなる。
【0039】
また、上例においては、流体封入式筒型防振装置の構造として、比較的単純な構造のものを示したが、本発明が、そのような構造のものに限定して解釈されるものでは決してなく、公知の各種の構造が適宜に採用されるところであって、例えば、一つの流体室の壁部の一部を加振すること等によって、該流体室の内圧を制御する内圧制御手段を設けた能動型の筒型防振装置にも、本発明が、適用可能であることは、勿論である。
【0040】
さらに、本体ゴム弾性体16の外周面に金属スリーブ20を設けることは、本体ゴム弾性体16に対する外筒金具14の組付強度の確保や封入流体のシール性の確保等において極めて有効であるが、かかる金属スリーブは、本発明において必須のものではない。
【0041】
更にまた、外筒金具14の内周面に設けられたシールリップ44も、外筒金具14と本体ゴム弾性体16の組付強度や封入流体のシール性の向上等において極めて有効ではあるが、かかるシールリップは、本発明において必須のものではないのである。
【0042】
加えて、本発明が、サスペンションブッシュ以外の自動車用、或いはそれ以外に用いられる各種の流体封入式筒型防振装置に対して、何れも、適用され得ることも、勿論である。
【0043】
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、本体ゴム弾性体の外周部に対して、型開き方向と直交する方向に凹溝を設けた際に、型当たりによって型抜きが行ない難いと言った問題が、かかる凹溝の傾斜面とされた側壁面のゴムの弾性変形作用にて、そのような型当たりを吸収することによって、解消されるようにして、型抜き可能と為し、以て、そのような凹溝によって形成されるオリフィス通路の特性のチューニングに用いられる長さや断面積の選択の幅が有利に拡大せしめられ得ると共に、そのような型開き方向を持つ成形型が採用可能とされたところから、流体室を形成するポケット部の周方向側壁部を抉ることが可能となり、本体ゴム弾性体の内側部材の支持椀部の有効自由長を長くすることが出来、以て、本体ゴム弾性体の捩り耐久性を有利に向上せしめ得ることが可能となったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての自動車用サスペンションブッシュを示す横断面説明図であって、図2におけるI−I断面に相当する図である。
【図2】図1におけるII−II断面説明図である。
【図3】図1に示されたサスペンションブッシュを構成する、内筒金具と本体ゴム弾性体とを含む一体加硫成形品を示す正面図である。
【図4】図3におけるIV−IV断面説明図である。
【図5】図4におけるV−V断面説明図である。
【図6】図1に示されたサスペンションブッシュを構成する外筒金具の縮径加工前の状態を示す縦断面図である。
【図7】図3に示された一体加硫成形品を、図6に示された外筒金具内に挿入した状態を示す縦断面図である。
【図8】図3に示された一体加硫成形品の製作工程を説明するための説明図である。
【図9】本発明の別の実施形態としての、オリフィス配設部に設けられる凹溝の形状について説明した部分拡大図である。
【符号の説明】
10 サスペンションブッシュ
12 内筒金具
14 外筒金具
16 本体ゴム弾性体
18 サスペンションロッド
20 金属スリーブ
24 ポケット部
26 窓部
28 ストッパ
38 凹溝
38a 軸方向溝部
38b 周方向溝部
48 流体室
50 オリフィス通路
52,54 成形型

Claims (4)

  1. 円筒形状の外側部材と、該外側部材の筒内を貫通するように配されて、その軸方向に延びる内側部材とを、全体として円筒形状を呈する本体ゴム弾性体にて連結する一方、該内側部材を主たる振動入力方向に挟んだ径方向両側部分に位置して該本体ゴム弾性体の外周面に開口するように設けた第一のポケット部と第二のポケット部とを前記外側部材で覆蓋することにより、非圧縮性流体が封入された二つの流体室を形成せしめ、更に、該二つの流体室の間に位置する前記本体ゴム弾性体の外周部分に前記第一及び第二のポケット部の開口部間に跨って延びる凹溝を形成して、該凹溝を前記外側部材で覆蓋することにより、前記流体室を相互に連結するオリフィス通路を形成してなる流体封入式筒型防振装置にして、
    前記凹溝を、前記本体ゴム弾性体の軸方向に延びる軸方向溝部を少なくとも含んで構成すると共に、該軸方向溝部を与える両側の側壁のうち、前記二つの流体室の何れか一方に近い側に位置する側壁部分を、該一方の流体室側に傾斜せしめて、該軸方向溝部が該本体ゴム弾性体の径方向外方に向って拡開する開口部を有する構造とされていることを特徴とする流体封入式筒型防振装置。
  2. 前記凹溝が、前記軸方向溝部と共に、前記本体ゴム弾性体の周方向に延びる周方向溝部を含んで構成され、それら軸方向溝部と周方向溝部とが交互に組み合わされることによって、平面形態において矩形波形の屈曲形状を呈する凹溝配設構造とされている請求項1に記載の流体封入式筒形防振装置。
  3. 前記一方の側壁部分が傾斜せしめられてなる軸方向溝部の断面積が、前記凹溝における該軸方向溝部以外の他の溝部分の断面積と等しくされている請求項1又は2に記載の流体封入式筒型防振装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の流体封入式筒型防振装置を製作するに際して、
    前記内側部材と前記本体ゴム弾性体とを、一体加硫成形品として準備すると共に、かかる一体加硫成形品が、前記オリフィス通路の形成される本体ゴム弾性体の外周部分の周方向中央部で軸方向に延びる分割面を有し、該本体ゴム弾性体に設けられる前記第一のポケット部と前記第二のポケット部との対向方向に互いに型開きされる二分割成形型を用いて、加硫成形せしめられるようにしたことを特徴とする流体封入式筒型防振装置の製作方法。
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