JP3701406B2 - 熱線遮蔽材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可視光線透過性が良好で、熱線の遮蔽性に優れ、かつ耐候性が著しく改善された熱線遮蔽層を形成し得る熱線遮蔽用組成物に関するものであり、この組成物は、基材に塗布して熱線遮蔽用のコーティング膜を形成したり、あるいは該組成物を成形することにより熱線遮蔽材自体を製造することもできる。また本発明は、可視光線透過性が良好で、熱線の遮蔽性に優れ、かつ耐候性が著しく改善された熱線遮蔽材にも関するものであり、テニスコートやプールの屋根材や壁材、アーケード、天井ドーム等の建材用途や、オフィス・店舗用、農業用、自動車用、窓用フィルムなどに、板状、シート状、フィルム状等様々の形態として広く活用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種建築物や車輛の窓材等の分野では、可視光線を充分に取り入れながら熱線を遮蔽し、明るさを維持しつつ室内の温度上昇を抑制する熱線遮蔽材の需要が急増してきており、現に何種類かの熱線遮蔽材が市販されている。
【0003】
代表的な熱線遮蔽材としては、透明樹脂フィルムに金属粒子を蒸着した熱線反射フィルムを透明基材と積層したもの等があるが、非常に高価であるばかりでなく、概して透明基材と反射フィルムの接着性が良くないので、加工時に反射フィルムが剥離することがあり、また熱加工が困難であるため曲面を有する窓材等への適用がむずかしい。さらに可視光透過能が不充分であるといった問題もある。
一方、例えば特公昭43−25335号公報等にみられるように、有機色素からなる赤外線吸収剤を使用することによって、赤外線をカットするという熱線遮蔽材も提案されている。赤外線吸収剤を使用した熱線遮蔽材は、透明感があり、加工性も良好である。しかしながら、一般的な赤外線吸収剤として使用される化合物は耐熱性が低く、熱線遮蔽材を樹脂素材で製造するとき、200℃を超える温度に達すると、赤外線吸収剤が分解してしまうという問題があった。
【0004】
そこで特開平3−16144号において、成形温度の低い透明樹脂に耐熱温度の低い赤外線吸収剤を添加して、キャスト重合でフィルム状にし、予め成形しておいた耐熱性のある樹脂板と熱ラミネートする方法が提案されたが、製法が煩雑であり、低コスト化が困難である。
【0005】
このような従来技術の問題を解決するものとして、本願出願人は、特開平7−173327号において、耐熱性が良好で汎用透明樹脂の成形温度でも分解せず、しかも熱線吸収性能に優れたフタロシアニン化合物を用いた熱線遮蔽材を提案した。この発明に係る熱線遮蔽材は、成形可能であるため、安価に大量生産ができるという利点を有しているため、建材用途等にも広く利用されている。
【0006】
しかし、熱線遮蔽層がフィルムやコーティング膜のように薄い場合、あるいは紫外線の透過率のよい樹脂を熱線遮蔽材用の基材として使用すると、耐候性が不充分であり、屋外で使用すると熱線遮蔽性能が劣化することがわかってきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の様な事情に着目し、高い熱線遮蔽能を発揮すると共に、耐候性に優れた熱線遮蔽用組成物および熱線遮蔽材を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱線遮蔽用組成物は、フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤を含んでなる熱線遮蔽用組成物が、フタロシアニン系赤外線吸収剤の10倍以上の重量の紫外線吸収剤を含有するものであるところに要旨を有する。熱線遮蔽用組成物中には、フタロシアニン系赤外線吸収剤が0.0005〜9重量%含有されているものであることが好ましい。熱線遮蔽用組成物がマトリックスとして透明性樹脂を含むことが好ましく、塗料のバインダーとして使用できる樹脂、粘着剤あるいは接着剤として使用できる樹脂、または成形してフィルムあるいは板状の熱線遮蔽材として使用できる樹脂等を用いることが推奨される。
【0009】
特に、耐熱性および赤外線吸収性、樹脂への相溶性に優れている点で、フタロシアニン系赤外線吸収剤が、下記一般式(I)で示される化合物であることも本発明の好ましい実施態様である。
【0010】
【化2】
【0011】
(ただし、式中、Xは独立して水素原子、ハロゲン原子、−SR1 または−OR2 を表し、Yは−NHR3 、−SR4 または−OR5 を表し、R1 、R2 、R4 、R5 はそれぞれ独立して、置換基を有していてもよいフェニル基または炭素原子数1〜20個のアルキル基を表し、R3 は置換基を有していてもよいフェニル基または炭素原子数1〜8個のアルキル基を表し、aは1〜4の整数、bは0〜4の整数、かつaとbの合計が1以上4以下の整数であり、Mは無金属、金属、金属酸化物または金属ハロゲン化物を表す。)。
【0012】
本発明には、上記熱線遮蔽用組成物からなる熱線遮蔽層を有する熱線遮蔽材、すなわち熱線遮蔽層をコーティング層または粘着剤層として基材に積層した形態の熱線遮蔽材が含まれる。
【0013】
またさらに、熱線遮蔽材中に、フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤のいずれか一方もしくは両方が含まれている層が2以上の個別の層として存在しており、紫外線吸収剤を含む層が他の層より熱線の入側に存在する熱線遮蔽材も本発明に含まれる。この場合、公知のクリア層等が最表(最下)層や層間に存在していてもよい。要するに、熱線遮蔽材の熱線の入側には、必ず紫外線吸収剤を含む層(紫外線吸収剤のみを含む層あるいは紫外線吸収剤とフタロシアニン系赤外線吸収剤の両方を含む層がある)を設け、フタロシアニン系赤外線吸収剤を含む他の層はこれより下側(熱線の出側)に設けることにより、効果的に耐候性を向上させるための構成である。
【0014】
熱線遮蔽材中に、フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤のいずれか一方もしくは両方が含まれている層が2以上の個別の層として存在しており、熱線の入側からの投影面積中の重量で、すなわち熱線遮蔽材の熱線通過経路において、該経路中に含まれる紫外線吸収剤の量が、フタロシアニン系赤外線吸収剤の量の10倍以上である熱線遮蔽材も、本発明の範囲に含まれるものとする。紫外線吸収剤の含まれていない層が、各層の間、または最表(または下)層に存在していてもよいが、熱線遮蔽材の熱線の入側から出側に向けて紫外線吸収剤量が段階的にまたは連続的に減少するように各層が設けられていると、耐候性向上に効果的である。本発明の熱線遮蔽材では、フタロシアニン系赤外線吸収剤の量は、熱線の入側からの投影面積中の重量で、0.06〜2.4g/m2 とすることが推奨される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、熱線遮蔽材の耐候性の向上を目指して検討し、厚さ数ミリといった比較的厚板の熱線遮蔽材において耐候性促進試験を行った場合には良好な結果が得られても、500μm以下のフィルム状の熱線遮蔽材や、コーティング膜レベルの厚さである数十μmの熱線遮蔽層を設けた熱線遮蔽材にすると同組成であっても性能が劣化してしまうことを把握した。そしてさらに検討を続けた結果、フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤を特定比率で熱線遮蔽材中に存在させることによって、耐候性が著しく改善されることを見出し、本発明を完成させたものである。
【0016】
まず本発明に係る熱線遮蔽用組成物について説明する。本発明の熱線遮蔽用組成物は、必須成分としてフタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤を含有し、かつ、紫外線吸収剤の含有量がフタロシアニン系赤外線吸収剤の量の10倍(重量)以上であるところに最大のポイントを有する。フタロシアニン系赤外線吸収剤に対して、紫外線吸収剤が10倍未満では、耐候性の改善効果が認められず、本発明の課題を達成することができない。紫外線吸収剤の上限は特に限定されないが、あまり多すぎても耐候性改善効果が飽和してしまうので、100倍以下にすることが推奨される。
【0017】
フタロシアニン系赤外線吸収剤は、組成物中0.0005〜9重量%とすることが熱線遮蔽のために適切な量である。より好ましいフタロシアニン系赤外線吸収剤の濃度は、0.0015〜5重量%である。紫外線吸収剤は、フタロシアニン系赤外線吸収剤の量に応じて適宜変更すべきであり、組成物中の赤外線吸収剤が多いときは紫外線吸収剤を10倍量とし、赤外線吸収剤の量が少ないときは紫外線吸収剤をより多くすることが好ましい。
【0018】
紫外線吸収剤としては、290〜400nmの紫外線を吸収することができれば特に限定はされない。具体的には、2,4−ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、メチル−3−[3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネート、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラチルブチル)]−6−(2H−ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系;フェニルサリシレート等のサリチル酸系;2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート等のシアノアクリレート系等の紫外線吸収剤が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を混合して使用することができる。反応性のある紫外線吸収剤を、後述する透明性樹脂の高分子主鎖に共重合や側鎖反応で組み込んでもよい。また、液状の紫外線吸収剤を使用すると熱線遮蔽用組成物を製造するときに均一に混合でき、大量に配合することも可能である。紫外線吸収剤と共に、HALSとして知られるヒンダードアミン系光安定剤を併用することも耐候性向上に効果的である。
【0019】
フタロシアニン系赤外線吸収剤としては、良好な耐熱性および熱線遮蔽性を示すフタロシアニン構造を有するものが利用可能であるが、置換基を有するフタロシアニン系赤外線吸収剤が、特に種々の樹脂に対して相溶性がよいことから好ましい。中でも、下記一般式(I)で示される化合物が、樹脂への相溶性が良好なため好ましく利用できる。
【0020】
【化3】
【0021】
(ただし、式中、Xは独立して水素原子、ハロゲン原子、−SR1 または−OR2 を表し、Yは−NHR3 、−SR4 または−OR5 を表し、R1 、R2 、R4 、R5 はそれぞれ独立して、置換基を有していてもよいフェニル基または炭素原子数1〜20個のアルキル基を表し、R3 は置換基を有していてもよいフェニル基または炭素原子数1〜8個のアルキル基を表し、aは1〜4の整数、bは0〜4の整数、かつaとbの合計が1以上4以下の整数であり、Mは無金属、金属、金属酸化物または金属ハロゲン化物を表す。)。
【0022】
上記一般式(I)において、ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素原子等が挙げられ、これらハロゲン原子の中でもフッ素原子が、透明性樹脂との相溶性向上のために好ましい。
【0023】
炭素原子数1〜8個のアルキル基とは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、直鎖または分鎖のペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル等であり、炭素原子数1〜20個のアルキル基とはこれらの他に、ノニル、デシル、ドデシル、ウンデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノイデシル、エイコシル等が挙げられる。
【0024】
置換基を有するフェニル基としては、炭素原子数1〜4個のアルキル基で1〜3個置換されたフェニル基、炭素原子数1〜4個のアルコキシ基で1〜2個置換されたフェニル基、あるいは塩素、フッ素等のハロゲン原子で1〜5個置換されたフェニル基等が挙げられる。
【0025】
フタロシアニンの中心のMは、銅、亜鉛、コバルト、ニッケル、鉄、バナジウム、チタン、インジウム、錫等の金属、これらのフッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物等の金属ハロゲン化物、または酸化物を示す。またMが「無金属」とは、金属以外の原子、例えば2個の水素原子であることを意味する。Mとしては、銅、亜鉛、コバルト、ニッケル、鉄、バナジル、チタニル、クロロインジウム、ジクロロ錫が好ましく、なかでも銅、亜鉛、コバルト、バナジル、ジクロロ錫が最も好ましい。
【0026】
Yとして示される−NHR3 は、置換基を有していてもよいフェニルアミノ基またはアルキルアミノ基を表し、−NHR3 はフタロシアニン骨格に4〜8個導入するのが好ましい。残位には、▲1▼−SR1 で表される置換基を有していてもよいフェニルチオ基もしくはアルキルチオ基、▲2▼−OR2 で表されてる置換基を有していてもよいフェニルオキシ基もしくはアルキルオキシ基、▲3▼水素原子、および▲4▼ハロゲン原子、から選ばれた置換基が導入される。これらの置換基の中でも、▲1▼の置換基を有していてもよいフェニルチオ基、アルキルチオ基か、▲2▼の置換基を有していてもよいフェニルオキシ基、アルキルオキシ基か、▲4▼の中のフッ素原子が好ましいものとして挙げられる。
【0027】
−NHR3 が導入されない場合には、▲1▼−SR1 で表される置換基を有していてもよいフェニルチオ基もしくはアルキルチオ基、▲2▼−OR2 で表されてる置換基を有していてもよいフェニルオキシ基もしくはアルキルオキシ基、▲3▼水素原子、および▲4▼ハロゲン原子、から選ばれた置換基を、フタロシアニン骨格に4〜16個導入することが好ましい。これらの置換基の中でも、▲1▼の置換基を有していてもよいフェニルチオ基、アルキルチオ基か、▲2▼の置換基を有していてもよいフェニルオキシ基、アルキルオキシ基か、▲4▼の中のフッ素原子が好ましいものとして挙げられる。
【0028】
上記フタロシアニン系化合物は、1種類または2種類以上を混合して使用することも可能であり、吸収波長の異なるものを2種以上混合すると、熱線遮蔽効果が向上することがある。また本発明の熱線遮蔽用組成物には、必要に応じてカーボンブラックを添加してもよい。フタロシアニン系化合物と熱線遮蔽性能を有するカーボンブラックを併用することによって熱線遮蔽効果が向上するので、フタロシアニン系化合物の使用量を半分以下に低減させることもできる。また、染料とフタロシアニン系化合物の併用も可能であるが、熱線遮蔽性能向上効果は、カーボンブラックの方が優れている。
【0029】
本発明の熱線遮蔽用組成物は、上記フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤を必須成分とするものであるが、この組成物を利用して熱線遮蔽層を作る場合、あるいは組成物を成形することによりフィルムまたは板状等の熱線遮蔽材を製造する場合のいずれにおいても、組成物がマトリックスとして透明性樹脂を含むことが好ましい。熱線遮蔽層とするときには、熱線遮蔽用組成物を粘着剤層または接着剤層として熱線遮蔽材に設けて、他の部材に貼付して使用できるようにしたパターンや、熱線遮蔽材用の基材に熱線遮蔽用組成物を塗布して乾燥・硬化させるパターン等があり、用途に応じて、適切な樹脂を選択するとよい。
【0030】
例えば、粘着剤層または接着剤層として熱線遮蔽層を設ける場合には、組成物の主成分を、天然ゴムやSBR、NR、IR等のゴム系、SIS、SIBS等のホットメルト系、ポリアクリル酸エステル等のアクリル系、ポリ酢酸ビニル系、ポリウレタン系、メラミン樹脂系、ユリア樹脂系、オレフィン樹脂系等公知の接着性のある透明な樹脂を主成分とすることができる。
【0031】
組成物自体を成形して熱線遮蔽材とする場合には、組成物の主成分を、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ABS、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール等のビニル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート、飽和ポリエステル、ポリアミド、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフィド等の熱可塑性樹脂や、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂等の透明な樹脂が選択できる。好ましいものは、ポリカーボネート、飽和ポリエステル、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン等である。
【0032】
硬化塗膜として熱線遮蔽層を設ける場合も、これらの樹脂をバインダーとして用いることができる。なお、粘着剤層または接着剤層や硬化塗膜として熱線遮蔽層を設ける場合には、基材として、上記成形可能な樹脂として例示したものからなるフィルム、平板、波板等や、板ガラス等を選択すればよい。
【0033】
熱線遮蔽用組成物中には、上記例示した樹脂と共に、これらの樹脂の用途に応じて必要とされる公知の各種添加剤、例えば、粘着付与剤、架橋剤、可塑剤、難燃剤、酸化防止剤、強化繊維、充填剤、増容剤、着色剤、帯電防止剤、離型剤等を加えてもよい。
【0034】
本発明の熱線遮蔽用組成物を用いて熱線遮蔽材を製造するには、押出し成形、射出成形、注型重合、種々の方法が採用できる。また、熱線遮蔽用組成物を熱線遮蔽材用基材にコーティングするときは、ロールコーティング法、ディッピング法、スプレーコーティング法、刷毛塗り法等が挙げられる。熱線遮蔽層を予めフィルム等にコーティングして予め製造した後、熱線遮蔽材用基材に積層(ホットラミネート、接着、プレス等)する方法や、共押出し法(コエクストルージョン法)を採用して熱線遮蔽材を製造してもよい。なお熱線遮蔽層もしくは熱線遮蔽材において、熱線の入側から出側に向かって、フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤の濃度勾配を付けてもよい。
【0035】
以上、本発明の熱線遮蔽用組成物であるフタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤の両者が含まれている組成物を用いて熱線遮蔽材を製造する場合について説明を行ったが、本発明には、フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤のいずれか一方または両方を含む層が2以上の個別の層として存在している熱線遮蔽材も含まれる。
【0036】
すなわち本発明のポイントは、フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤を併用することによって、熱線遮蔽材の耐候性を著しく改善することにあるので、フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤のいずれか一方または両方を含む層が2以上の個別の層として存在していてもよいのである。
【0037】
ここで、「フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤のいずれか一方または両方を含む層が2以上の個別の層として存在している熱線遮蔽材」とは、フタロシアニン系赤外線吸収剤のみを含有する層、紫外線吸収剤のみを含有する層、両者を含有する層、のうち2以上が別々の層として存在している熱線遮蔽材である。この場合、公知のクリア層等が最表(最下)層や層間に存在することを妨げない。フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤を共に含む層として、混合比が異なる2以上の層を設けることもできる。
【0038】
本発明では、熱線遮蔽材の好ましい構成として、紫外線吸収剤を含む層が他の層より熱線の入側に存在する熱線遮蔽材が挙げられる。熱線遮蔽材の熱線の入側には、必ず紫外線吸収剤を含む層(紫外線吸収剤のみを含む層あるいは紫外線吸収剤とフタロシアニン系赤外線吸収剤の両方を含む層がある)を設け、フタロシアニン系赤外線吸収剤を含む他の層はこれより下側(熱線の出側)に設けることにより、効果的に耐候性を向上させることができる。
【0039】
より具体的には、熱線遮蔽材の熱線の入側から出側(表層から下層)にかけて、紫外線吸収剤量が段階的にまたは連続的に減少するように各層を積層することが好ましい。なお、クリア層等の紫外線吸収剤やフタロシアニン系赤外線吸収剤のどちらも含まない層は、「段階的または連続的に減少する」というときには考慮しない。紫外線吸収剤のみを含む(または多く含む)層が熱線遮蔽材の最も熱戦の入側に設けられることが好ましい。例えば、フタロシアニン系赤外線吸収剤のみをP%(層中の重量比率)含有する層(A層とする)、紫外線吸収剤のみがX%含まれる層(B層とする)、両者を含有し、紫外線吸収剤がY%(X>Y)、フタロシアニン系赤外線吸収剤がQ%含まれる層(C層とする)を積層して熱線遮蔽材を製造するときには、B−C−Aの順で積層すると、より効果的に耐候性を向上させることができる。そして、B−C−Aの各層に含まれる紫外線吸収剤の量(X+Y)が、フタロシアニン系赤外線吸収剤の総量(P+Q)の10倍以上であれば、耐候性の良好な本発明に係る熱線遮蔽材となるのである。ただし、この順に積層されていなくても、熱線の入側からの投影面積中の重量で、紫外線吸収剤の量がフタロシアニン系赤外線吸収剤の10倍以上存在していれば、従来のものに比べ耐候性が改善されるため、やはり本発明の熱線遮蔽材に含まれる。
【0040】
熱線遮蔽材の形状には格別の制限はなく、最も一般的な平板状やフィルム状のほか波板状、球面状、ドーム状等様々な形状のものが包含される。熱線の入側からの投影面積中の重量とは、熱線遮蔽材の任意の領域において光が入射して透過する際に投影される経路に存在する各吸収剤の総量を意味し、入射側からの任意の熱線通過経路における各吸収剤の総量ということもできる。本発明の熱線遮蔽材では、熱線の入側からの投影面積中、フタロシアニン系赤外線吸収剤の量が0.06〜2.4g/m2 であることが好ましく、この範囲であれば、熱線遮蔽材の厚みにかかわらず、良好な熱線遮蔽効果を発現させることができる。より好ましい範囲は、0.1〜1.2g/m2 である。
【0041】
本発明の熱線遮蔽材では、通常、熱線遮蔽材中、マトリックスである透明性樹脂に対して、フタロシアニン系赤外線吸収剤が0.0005〜9重量%の範囲であれば熱線遮蔽効果が発現する。目的とする可視および近赤外域の透過率の設定および熱線遮蔽材の所望厚みに応じて、フタロシアニン系赤外線吸収剤の量を適宜変更することが推奨される。例えば、厚みが0.5mm以下の比較的薄型の熱線遮蔽材では、充分な熱線遮蔽効果を上げるためには、フタロシアニン系赤外線吸収剤を0.01〜5重量%、より好ましくは0.05〜5重量%存在させるとよい。例えば熱線遮蔽材の厚みが0.5mmのときのフタロシアニン系赤外線吸収剤の最適濃度は、0.01〜0.4重量%、より好ましくは0.03〜0.2重量%である。
【0042】
さらに薄い熱線遮蔽材(もしくは層)、例えば厚さ100μmのものでは、フタロシアニン系赤外線吸収剤を0.05〜2重量%、より好ましくは0.15〜1重量%とし、厚さ10μmの熱線遮蔽材(もしくは層)の場合には、0.5〜9重量%、より好ましい濃度は1.5〜5重量%である。
【0043】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。なお、「部」、「%」とあるのは特に言及しない限り重量基準である。
【0044】
実施例1
ポリカーボネート樹脂100部をジクロロメタンに溶かし、3,6−オクタフルオロ−(4,5−オクタキスアニリノ)オキシバナジウムフタロシアニン(以下赤外線吸収剤1とする。)を0.1部と、紫外線吸収剤として「チヌビン234」(チバガイギー社製;2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール)を1.0部添加して均一に分散させた。樹脂溶液を型に流し込み、溶媒が揮発するまで静置して、厚み0.13mmの熱線遮蔽フィルムを得た。
【0045】
実施例2〜5および比較例1〜5
表1に示したように、赤外線吸収剤の種類と濃度、紫外線吸収剤の濃度、熱線遮蔽フィルムの厚みを変えた以外は実施例1と同様にして熱線遮蔽フィルムを得た。なお、表中の赤外線吸収剤の濃度(g/m2 )は、ポリカーボネートの比重を1.2として計算した数値である。
【0046】
実施例および比較例で作製した熱線遮蔽フィルムの初期の分光光度(透過率)および耐候促進試験を24時間および48時間行った後の分光光度は、島津製作所社製の「UV−3100PC」を使用し、JIS R 3106に準拠して測定した。耐候促進試験は、アイスーパーUVテスター(岩崎電気製)を用いて、紫外線照射強度90mW/cm2 、湿度50%、ブラックパネル温度63℃の条件で行った。初期および24時間後の分光チャートを図1〜4に示した。なお、図中、実線が初期の透過率、破線が耐候促進試験24時間後の透過率であり、実施例5および比較例5のチャートは省略した。
【0047】
また耐候性を示す基準として、保持率(%)を算出した。すなわち、各フィルムの赤外線の吸収のピークの波長の透過率の初期値をTB 、耐候促進試験24時間後の透過率をT24としたときの24時間後の保持率(%)は(100−T24)/(100−TB )×100と、同様に耐候促進試験48時間後の透過率をT48とすると48時間後の保持率(%)は、(100−T48)/(100−TB )×100として表す。
【0048】
各例の組成、フィルム厚、透過率、保持率のデータを表1に示した。なお、表1における赤外線吸収剤1〜3は下記の通りである。
赤外線吸収剤1(フタロシアニン系)
3,6−オクタフルオロ−(4,5−オクタキスアニリノ)オキシバナジウムフタロシアニン
赤外線吸収剤2
2,5−シクロヘキサジエン−1,4−ジイリデン−ビス[N,N−ビス(4−ジブチルアミノフェニル)アンモニウム)]ビス(ヘキサフルオロアンチモネート)
赤外線吸収剤3
N,N−ビス(4−ジブチルアミノフェニル)−N−[4−{N,N−ビス(4−ジブチルアミノフェニル)アミノ}フェニル]−アミニウムヘキサフルオロアンチモネート
【0049】
【表1】
【0050】
表および図から明らかなように、フタロシアニン系赤外線吸収剤(赤外線吸収剤の1)を用い、かつ赤外線吸収剤の10倍量以上の紫外線吸収剤を使用した本発明実施例のものは、いずれも耐候促進試験24時間後や48時間後においても高い保持率を示し、優れた熱線吸収能を長時間に亙って保持し得ることが確認された。しかし、紫外線吸収剤を併用しなかった比較例1、あるいは5倍量の紫外線吸収剤を用いている比較例2は、保持率が実施例より低く、耐候性が劣っている。また、フタロシアニン系ではない赤外線吸収剤(2および3)を用いると、紫外線吸収剤を用いない比較例3では耐候性が極めて悪く、紫外線吸収剤を用いても(比較例4および5)、耐候性が不充分であることが明らかである。
【0051】
【発明の効果】
本発明は以上の様に構成されており、0.5mm以下といった薄い熱線遮蔽材であっても、熱線遮蔽材中にフタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤を共存させることによって、特に赤外線吸収剤の10倍量以上の紫外線吸収剤を共存させることによって、長時間熱線遮蔽効果を保持することができるようになり、耐候性に優れた熱線遮蔽材を提供し得ることになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1および実施例2で得られた熱線遮蔽フィルムの初期の分光光度(透過率)および耐候促進試験24時間後の分光光度のチャートである。
【図2】実施例3および実施例4で得られた熱線遮蔽フィルムの初期の分光光度(透過率)および耐候促進試験24時間後の分光光度のチャートである。
【図3】比較例1および比較例2で得られた熱線遮蔽フィルムの初期の分光光度(透過率)および耐候促進試験24時間後の分光光度のチャートである。
【図4】比較例3および比較例4で得られた熱線遮蔽フィルムの初期の分光光度(透過率)および耐候促進試験24時間後の分光光度のチャートである。
Claims (4)
- 熱線遮蔽材中に、フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤のいずれか一方もしくは両方が含まれている層が2以上の個別の層として存在しており、紫外線吸収剤を含む層が他の層より熱線の入側に存在していることを特徴とする熱線遮蔽材。
- 熱線遮蔽材中に、フタロシアニン系赤外線吸収剤と紫外線吸収剤のいずれか一方もしくは両方が含まれている層が2以上の個別の層として存在しており、熱線の入側からの投影面積中の重量で、紫外線吸収剤の量がフタロシアニン系赤外線吸収剤の量の10倍以上であることを特徴とする熱線遮蔽材。
- フタロシアニン系赤外線吸収剤の量が、熱線の入側からの投影面積中の重量で0.06〜2.4g/m2である請求項1〜3のいずれかに記載の熱線遮蔽材。
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