JP3699816B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の定着装置は一般的に画像品質の維持のために、適切な期間または印字数により交換する必要がある。近年、メンテナンスの簡素化のため、定着装置をユーザーサイドで交換できるようにしている画像形成装置が増えてきている。これにより、定着装置をユーザーが交換する機が多くなってきている。
【0003】
特に、定着装置が画像形成装置の上部に位置しているレーザービームプリンタなどの画像形成装置においては、定着装置を交換する際に、装置本体の正面のカバーを開けた後で、定着装置を装置本体に固定している固定部材による固定を解除して定着装置を抜脱し、所要のメンテナンス終了後、定着装置を所定の位置に装着し固定部材で固定する。
【0004】
ここで、定着装置を取り外すことにより装置本体に定着装置が無い状態では、装置本体の中、定着装置の装着部位が凹状の開口など一定の空間を有している。この定着装置の装着空間に誤って、オペレータなどが手を入れるおそれがある。この定着装置の装着空間の部位の内部には、この種、画像形成装置一般に、高圧電源部が露出しており、大変危険な状態にある。
【0005】
一方、多くの画像形成装置では、従来から、ジャム紙の除去その他メンテナンスのために、装置本体のカバーが開閉できるようになっていて、このカバーの開閉と連動してオン・オフするインタロックスイッチおよびこのインタロックスイッチにより作動されるインタロック回路が装備されている。このカバーを開けると、インタロックスイッチが機能して、例えば、インタロックスイッチがオフの状態となって、インタロックが機能し、これにより、例えば、装置本体の内部に手を入れても安全なように、危険箇所にかかる通電部の通電がオフになる。
【0006】
図8、図9に示した例は、公知でない提案技術であって、装置本体のカバーが開閉可能でこのカバーを開けた状態の下で、前記装置本体に対して定着装置を着脱可能としている画像形成装置について、装置本体のカバーの開閉に連動してインタロックスイッチを機能させるようにした例を示している。
【0007】
これらの図において、画像形成装置は、外装カバーで覆われて筐体状をしている。図8、9において、紙面を貫く方向に上記外装カバーの一部が2枚対向しており、これら対向する2枚の外装カバーの内側にも対向する2枚の本体側板が設けられている。図8、9は、手前側の外装カバーを省略したかたちで示したもので、手前側の本体側板1と、その後にある奥側の外装カバー10の一部が見えている。なお、奥側の本体側板は、手前側の本体側板1と形状、大きさが同じなので、手前側の本体側板1に重なってしまい図示されていない。
【0008】
符号2は感光体ドラムを示す。この例では、装置本体の下部に給紙部Aがあり、この給紙部Aから上方に送られる縦搬送部Bの途中であって、感光体ドラム2の側部を通過する間にトナー像の転写が行なわれる。転写後の用紙は感光体ドラムの上方にユニット化されて設けられた定着装置3を通過する間に一対の定着ローラ3aにより定着されて、横搬送部Cを経て、排紙部Dに送り出される。
【0009】
縦搬送部Bには、用紙を送るための対ローラが適宜の間隔をおいて設けられている。これらの対ローラで搬送される過程で、用紙が詰まり、所謂ジャムが発生することがある。このジャム紙の処理の便に供するため、対向する各本体側板1の一端側(図中右端)には、縦搬送部Bを露出状態にすることができるように開閉可能なカバー4が軸50を支点にして開閉可能に設けれらている。
【0010】
また、定着装置には、2本の軸3b、3cが外部に突出していて、本体側板1に形成した案内用の溝9a,9bにそれぞれ嵌入して摺動されて、適正な所定の装着位置に案内されるようになっている。さらに、所定の装着位置において、該定着装置3を固定し、或いは固定を解除するために、定着装置固定部材5が設けられている。この定着装置固定部材5は軸5aにより本体側板1に枢着されたレバーであり、定着装置3が所定の装着位置に装着された状態の下で、該レバーの自由端を上動させると、凹部5bが軸3cに係合して定着装置3の位置を固定することができる。該レバーは図示しない係止手段によりこの位置に保持することができる。
【0011】
本体側板1にはインタロックスイッチ6が固定され、また、このインタロックスイッチ6を作動させるための動作部材としてのカム7が枢着されている。このカム7は時計まわりの向きに回動付勢されている。この付勢による回動は、図に示すように凸部7aが凸部8cの進路上に位置する状態で図示しないストッパにより止められている。
【0012】
一方、カバー4にはアーム8が軸8aにより枢着されている。このアーム8の自由端側には円柱状の被案内部8bが形成されていて、この被案内部8bは本体側板1に形成された案内溝1aに摺動可能に嵌合している。この被案内部8bにはカム7の凸部7aを押し動かすための凸部8cが一体的に形成されている。
【0013】
図9に示すように、カバー4を開くと、被案内部8bが案内溝1aにより案内されてカム7から離間した位置に退避した状態となる。これにより、インタロックスイッチ6はオフの状態となる。さらに、図示省略の係止手段を解除して定着装置固定部材5を図8に示す軸3cの固定状態から、図9に示す軸3cの固定解除状態に移行させることにより定着装置3を溝9a,9bに沿ってスライドさせて装置本体から抜脱することができる。
【0014】
必要なジャム処理を終え、或いは、定着装置3のメンテナンス終了の後、定着装置3の軸3b,3cを溝9a,9bに入れて、定着装置固定部材5を揺動させ、定着装置3を固定する。さらに、カバー4を揺動させて閉じると、これにより、被案内部8bが案内溝1aに案内されて移動し、凸部8cがアクチュエータ6aを押すことにより、インタロックが解除される。この状態を図8に示す。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような、装置本体のカバー4の開閉と連動して作動するインタロックスイッチ6を有する画像形成装置でも、カバー4の開閉と定着装置3の装置本体に対する装着の有無とが関連づけられていないので、定着装置3が装置本体に対して未装着の状態の下でも、カバー4を閉じることは一向に差し支えなく、定着装置3を未装着のままで、定着装置固定部材5を操作してカバー4を閉じると凸部8cがカム7の凸部7aを押動させてインタロックスイッチ6がオンの状態となってインタロックが解除され、定着装置3が装着されるべき装置本体の部位での通電部が通常の通電状態となり、人が手を触れる可能性があり、危険である。
【0016】
本発明の目的は、定着装置を取り外した状態の下でも安全性が確保される画像形成装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
【0018】
(1) 開閉可能なカバーを開けた状態で定着装置を着脱可能である画像形成装置において、一つのインタロックスイッチと、該インタロックスイッチを作動可能な位置と作動不可能な位置に変位可能であって、回転軸への付勢手段によって前記インタロックスイッチを作動不可能な位置に付勢され、該画像形成装置本体内に設けられた溝に従って移動する該定着装置の一側面と当接して、前記付勢の向きと逆方向に移動して前記インタロックスイッチを作動可能な位置に変位する回転体と、前記カバーに接続され、前記カバーが閉じる動きに応じて前記画像形成装置本体に設けられた案内溝に従って移動し、前記回転体に当接して前記定着装置の一側面によって移動した回転体を回動させて前記インタロックスイッチを作動させるアームと、前記画像形成装置本体に回動可能に取り付けられ、前記定着装置を前記画像形成装置本体に対して固定する位置と固定を解除して前記アームの移動を規制する位置に変位可能である定着装置固定部材と、を備えることとした(請求項1)。
【0022】
)装置本体のカバーが開閉可能でこのカバーを開けた状態の下で、前記装置本体に対して定着装置を着脱可能としている画像形成装置において、軸により装置本体側板に枢着され、前記定着装置を着脱する際に、当該軸を支点として揺動させられることにより前記定着装置を前記装置本体に対して固定したり固定を解除する定着装置固定部材及び前記カバーにそれぞれ、共通の1つのインタロックスイッチを作動させるための動作部材を変位させる変位手段を設けた(請求項)。
【0023】
)()記載の画像形成装置において、前記動作部材は前記カバーに設けた前記変位手段(以下第1変位手段という)により動作可能な位置と、動作不可能な位置とをとり得るように可動であり、前記定着装置固定部材による前記定着装置の固定のための変位に応じて該定着装置固定部材に設けた前記変位手段(以下第変位手段という)が、前記動作部材を、前記第1変位手段により動作可能な態位に変位させることとした(請求項)。
【0024】
)()記載の画像形成装置において、前記動作部材は回転体で構成されていて、前記第変位手段により変位させられる部位と、前記第1変位手段により変位させられる部位と、前記インタロックスイッチを作動させる部位とを具備していることとした(請求項4)。
【0025】
(2)乃至(4)の何れかに記載の画像形成装置において、前記定着装置固定部材による前記定着装置の固定状態の保持のための係止手段を、前記定着装置側に設けた(請求項)。
【0026】
【発明の実施の形態】
前記図8、図9により説明した構成のうち、カバー4の開閉機構や、このカバー4の開閉動作を連動して作動するアーム8の構成、及び定着装置3を所定の位置に位置決めするための溝9a、9b、軸3a,3bなどの構成、定着装置固定部材5の構成、などは以下の例においても図8、9の例に準じて適用される。
【0027】
例1.
本例は請求項記載の内容に対応する。主として、図1から図3を参照して説明する。
図3に示した本体側板1は、手前側の外装カバー(図示されず)の内側に設けられた手前側の本体側板である。この本体側板1にはU字状に溝9a,9bが形成されている。奥側の本体側板(図示されず)にも、同様の溝が形成されている。また、定着装置固定部材5は軸5aにより本体側板1に枢着されている。定着装置3を抜脱した状態の下では、定着装置固定部材5の自由端側は本体側板1或いは外装カバー10に設けたストッパ5cにより、自重による回動が阻止されている。
【0028】
本体側板1にはまた、案内溝1aが形成されている。この案内溝1aには被案内部8bが摺動可能に嵌合している。カバー4を開けた状態の下では、凸部8c及び被案内部8bは図示されるように案内溝1aの後端側に退避している。案内溝1a上であって、この退避位置よりも先端側の部位に定着装置固定部材5が位置していて、かつ、定着装置固定部材5がストッパ5cにより係止されているときには、定着装置固定部材5が案内溝1aの一部を塞ぐので、この状態では、カバー4を閉じることができない。定着装置固定部材5の自由端側の把手を持ち上げて回動させ、定着装置3を固定する状態におけば、案内溝1aが開通するので、カバー4を閉じることが可能となる。
【0029】
従来技術では、定着装置3が未装着な状態でも、このような定着装置固定部材5の操作が可能であり、定着装置3が未装着な状態で、カバー4を閉じることにより、インタロックが解除されて危険な状況を呈することがあった。
【0030】
案内溝1aの先端側の延長上には、インタロックスイッチ6が本体側板1に固定されている。インタロックスイッチ6を作動させるための動作部材11は該動作部材11と一体的に設けられた軸11aが本体側板1に形成された長穴12に嵌合して案内され、移動可能になっている。この移動範囲は、動作部材11が凸部8cにより押動され得る位置であって、かつ、インタロックスイッチ6を作動させることができる作動位置(図1に実線で示す位置)と、動作部材11が凸部8c及びインタロックスイッチ6の何れとも干渉されず、かつ、定着装置3を装着する際に定着装置3により押動され得る退避位置(図1に2点鎖線で示す位置)とをとり得る範囲である。
【0031】
軸11aは、ばね等の付勢手段により、作動位置側から退避位置側に向けて付勢されている。図1に示すように、定着装置3が装置本体から抜脱された状態の下では、上記付勢手段により動作部材11は退避位置にある。図1において、動作部材11は軸11aを中心にして回動可能な一種のカムであり、凸部8cにより押動させられる凸部11bと、インタロックスイッチ6のアクチュエータ6aを作動させる凸部11cと、軸11aを中心とする半径が一定の曲面部11dを有している。
【0032】
いま、図9に示すように、カバー4が開けられて、定着装置3は装置本体から抜脱されているものとする。このとき、図1に示すように、凸部8cは案内溝1aの後端側に退避している。また、動作部材11は2点鎖線で示すように付勢手段により退避位置に移動させられていて、凸部11bは凸部8cの進路上にはない。また、凸部11bはアクチュエータ6aから十分に離間し、インタロックスイッチ6を作動させ得る位置にはない。従って、インタロックが解除されておらず、このようなインタロック非解除中においては、該当箇所の電源が遮断され、装置の動作が中止された状態にある。
【0033】
この状態の下で、定着装置3の軸3b,3cを溝9a、9bに入れて付勢手段の付勢の向きに抗して図1に示す矢印の向きに移動すると、やがて、動作部材11の曲面部11dが定着装置3の前端面部に当接するようになる。さらに動作部材11と共に、定着装置を押し込むことにより、溝9a,9bの端部に軸3b,3cが当接する。この位置は図8に示す定着装置3の所定の装着位置に相当し、同時に、動作部材11の動作位置でもある。この動作位置は、既に説明したように、図1において、実線で示す位置である。
【0034】
定着装置3を図1に実線で示す位置に保持するため、定着装置固定部材5の手前側(自由端側)の把手部を引上げると、図8で説明したように、軸3cに定着装置固定部材5の凹部5bが嵌入して、定着装置3の位置を適正な位置に固定し保持する。定着装置固定部材5はこの嵌入位置で、図示省略の係止手段により保持される。
【0035】
この状態の下で、カバー4を閉じると、この閉じ動作に連動して、被案内部8bが案内溝1aに沿って該案内溝の先端側に向けて移動し、やがて、凸部8cが凸部11bに当接するようになる。そして、カバー4を図8に示すように完全に閉じたとき、図2に示すように凸部11bは凸部8cにより押動されることにより、これに伴い、動作部材11は軸11a中心にして回動させられ、2点鎖線で示す位置から実線で示す位置に変位する。
【0036】
この変位に伴い、凸部11cがアクチュエータ6bを押し動かし、インタロックスイッチ6をオンにして、インタロックを解除し、該当箇所が通電状態に復帰する。ここで、動作部材11の回動に伴い、曲面部11dが前端面部3dと摺接するが、この曲面部11dは、回動中心である軸11aからの距離が一定であるので、定着装置3の位置を変位させることはない。
【0037】
かかる構成において、定着装置3が未装着の状態では、動作部材11が凸部8cの進路上から退避しているので、カバー4を閉じても、インタロックスイッチ6を作動させることができず、インタロックは解除されない。定着装置3に設けた前端面部3dと、カバー4に設けたアーム8と一体な凸部8cとが共に動作部材11を変位させたときにのみ、動作部材11はがインタロックスイッチ6を作動させる。つまり、定着装置3が装置本体に装着された状態で、かつ、カバー1を閉じた状態でのみ、インタロックが解除され、該当箇所の電源がオン状態となり装置の動作が復活する。
【0038】
本例において、凸部8cを有するアーム8は動作部材11を変位させる第1変位手段であり、定着装置3の前端面部3dは動作部材11を第1変位手段により動作可能な位置に変位させる変位手段である。また、動作部材11において、凸部11bは変位手段によ押動させられる部位であり、凸部11dは第2変位手段による押動させられる部位であり、凸部11cはインタロックスイッチ6を動作させる部位である。
【0039】
例2.
本例は、請求項2〜5記載の内容に対応する。主として図5から図7を参照して説明する。
前記例1では、動作部材の変位を定着装置により行なったが、本例では、動作部材の変位を定着装置の固定部材により行なうようにしている。
【0040】
本例における構成が前記例1における構成と異なる主な点は、図5に示すように動作部材110が本体側板上を移動する構成にはなっておらず、本体側板1に軸110aにより単に枢着されているにすぎないこと、動作部材110には、アクチュエータ6aを動作させる凸部110c、凸部8cにより動作させられる凸部110bのほかに、定着装置固定部材5により動作させられる凸部110eを設けていること、定着装置固定部材5には凸部110eを動作させるための凸部5eが設けられていること、また、動作部材110は図示省略の付勢手段により軸110aを中心とする反時計まわりの向きに付勢されていて、この付勢手段による動作部材110の回動は、凸部110bが凸部5eに当接することにより阻止されている、などである。
【0041】
いま、仮に、図9に示すように、カバー4が開けられて、定着装置3は装置本体から抜脱されているものとする。このとき、図5において、図9に示すように、凸部8cは案内溝1aの後端側に退避している。また、動作部材110の凸部110bは凸部8cの進路上から外れた位置にあり、凸部110cはアクチュエータ6aから十分に離間し、インタロックスイッチ6を作動させ得る位置にはなく、凸部110eは前記したように凸部5eに付勢手段により当接させられている。
【0042】
従って、インタロックスイッチ6はオフになっているので、インタロックが作動し、このようなインタロック作動中においては、該当箇所の電源が遮断され、装置の動作が中止された状態にある。
【0043】
この状態の下で、定着装置3の軸3b,3cを溝9a、9bに入れて付勢手段の付勢の向きに抗して図1に示す矢印の向きに移動すると、やがて、溝9a,9bの端部に軸3b,3cが当接する。この位置は図8に示す定着装置3の所定の装着位置に相当し、同時に、動作部材110の動作位置でもある。
【0044】
定着装置3を図1に実線で示す位置に保持するため、定着装置固定部材5の手前側(自由端側)の把手部を図5に矢印で示す向きに引上げると、該定着装置固定部材5が軸5aを支点として揺動し、図8で説明したように、軸3cに定着装置固定部材5の凹部5bが嵌入して、定着装置3の位置を適正な位置に保持する。定着装置固定部材5はこの嵌入位置に、係止手段により保持される。
【0045】
本例では、この係止手段は特に、定着装置3に設けられている。従って、定着装置3が未装着の状態では、定着装置固定部材5を係止状態に保持することができない。この係止手段の最も簡単な例としては、図6、図7において定着装置3の側部に設けた3fを挙げることができる。このピン3fに定着装置固定部材5を撓ませて通過後した向きには通過させずに掛けた状態として係止する。外すときには撓ませて該ピン3f通過させる。この係止手段としては、その他、公知の手段を利用することができる。
【0046】
このような定着装置固定部材5の揺動動作に応じて、定着装置固定部材5と一体的に設けられた凸部5eが回動し、動作部材110の凸部110eに当接して該凸部110eを押動させる。これにより、動作部材110が軸110aを中心に時計まわりの向きに回動して、図6に示すように、凸部110bが案内溝1aの延長上、つまり、凸部8cの進路上に移動する。
【0047】
この状態の下で、カバー4を閉じると、この閉じ動作に連動して、被案内部8bが案内溝1aに沿って該案内溝の先端側に向けて移動し、やがて、図7に示すように、凸部8cが凸部110bに当接し、さらにカバー4を図8に示すように完全に閉じたとき、凸部110bは凸部8cにより押動されることにより、動作部材110は軸110a中心にして回動させられ、この変位に伴い、凸部110cがアクチュエータ6bを押し動かす。これにより、インタロックスイッチ6が作動してインタロックが解除される。ここで、動作部材110の回動に伴い、凸部110eは凸部5eから離間する方向に回動するので定着装置固定部材5には何らの影響も及ぼさない。
【0048】
かかる構成において、定着装置3が未装着の状態では、動作部材110が凸部8cの進路上から退避しているので、カバー4を閉じても、インタロックスイッチ6を作動させることができず、インタロックは解除されない。また、仮に定着装置固定部材5を引き上げる操作がなされることにより、動作部材110が動作させられて凸部110bが凸部8cの進路上に移動することがあっても、定着装置3が未装着の状態の下では、定着装置固定部材5をその位置に係止する手段がない(該係止手段は定着装置に設けられている)ので、定着装置固定部材5から手を離せば、定着装置固定部材5は図5に示すようにストッパ5bに係止される位置まで自重で下がり、これに伴い、動作部材110は図示しない付勢手段により、反時計まわりの向きに回動して、凸部5eに凸部110bが当接した状態に戻り、これにより、凸部110bは凸部8cの進路から外れた位置に変位してしまうので、かかる誤操作によりインタロックが解除される危険はない。
【0049】
本例では、定着装置固定部材5と一体な凸部5eとカバー4に設けたアーム8と一体な凸部8cとが共に動作部材110を変位させたときにのみ、動作部材110はがインタロックスイッチ6を作動させる。つまり、定着装置3が装置本体に装着された状態で、かつ、カバー1を閉じた状態でのみ、インタロックが解除され、該当箇所の電源がオン状態となり装置の動作が復活する。
【0050】
本例において、凸部8cを有するアーム8は動作部材110を変位させる第1変位手段であり、固定部材5と一体な凸部5eは動作部材110の凸部110bを第1変位手段により動作可能な位置に変位させる第変位手段である。また、動作部材110において、凸部110bは第1変位手段により押動させられる部位であり、凸部110eは第変位手段による押動させられる部位であり、凸部110cはインタロックスイッチ6を動作させる部位である。
【0051】
例1、例2で説明した各例において、案内溝1aや、溝9a,9bなどは、本体側板1をU字状に削り落したような状態のものとして示したが、このようにせずに、対向する本体側板の各内側にこれらの案内溝1や溝9a,9bと同じような溝が形成されるように凸状の部材を板面にU字形に固定して構成することもできる。図4は本体側板の板面に凸状の部材をU字状に固定して、あるいはU字状の凸部を一体もしくは一体的に設けて、溝を形成した例を示す。
【0052】
【発明の効果】
請求項1〜記載の発明では、定着装置、装置本体のカバー、のいずれが適正な位置にない限り、インタロック状態が解除されないので、オペレータに対する安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の例1にかかる画像形成装置の要部を動作の過程と共に説明した正面図である。
【図2】本発明の例1にかかる画像形成装置の要部を動作の過程と共に説明した正面図である。
【図3】本発明の例1にかかる画像形成装置の要部を説明した斜視図である。
【図4】本発明にかかる定着装置の案内溝、第1変位手段の案内溝の他構成例を説明した斜視図である。
【図5】本発明の例2にかかる画像形成装置の要部を動作の過程と共に説明した正面図である。
【図6】本発明の例2にかかる画像形成装置の要部を動作の過程と共に説明した正面図である。
【図7】本発明の例2にかかる画像形成装置の要部を動作の過程と共に説明した正面図である。
【図8】一部の構成が本発明において適用されている従来技術としての画像形成装置の構成を動作の過程と共に説明した正面図である。
【図9】一部の構成が本発明において適用されている従来技術としての画像形成装置の構成を動作の過程と共に説明した正面図である。
【符号の説明】
定着装置固定部材
5e 第3変位手段しての、凸部
8 第1変位手段としての、アーム
11、110 動作部材

Claims (5)

  1. 開閉可能なカバーを開けた状態で定着装置を着脱可能である画像形成装置において、
    一つのインタロックスイッチと、
    該インタロックスイッチを作動可能な位置と作動不可能な位置に変位可能であって、回転軸への付勢手段によって前記インタロックスイッチを作動不可能な位置に付勢され、該画像形成装置本体内に設けられた溝に従って移動する該定着装置の一側面と当接して、前記付勢の向きと逆方向に移動して前記インタロックスイッチを作動可能な位置に変位する回転体と、
    前記カバーに接続され、前記カバーが閉じる動きに応じて前記画像形成装置本体に設けられた案内溝に従って移動し、前記回転体に当接して前記定着装置の一側面によって移動した回転体を回動させて前記インタロックスイッチを作動させるアームと、
    前記画像形成装置本体に回動可能に取り付けられ、前記定着装置を前記画像形成装置本体に対して固定する位置と固定を解除して前記アームの移動を規制する位置に変位可能である定着装置固定部材と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 装置本体のカバーが開閉可能でこのカバーを開けた状態の下で、前記装置本体に対して定着装置を着脱可能としている画像形成装置において、
    軸により前記装置本体に枢着され、前記定着装置を着脱する際に、当該軸を支点として揺動させられることにより、前記定着装置を前記装置本体に対して固定したり固定を解除する定着装置固定部材及び前記カバーにそれぞれ、共通の1つのインタロックスイッチを作動させるための動作部材を変位させる変位手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、前記動作部材は前記カバーに設けた前記変位手段(以下第1変位手段という)により動作可能な位置と、動作不可能な位置とをとり得るように可動であり、
    前記定着装置固定部材による前記定着装置の固定のための変位に応じて該定着装置固定部材に設けた前記変位手段(以下第2変位手段という)が、前記動作部材を、前記第1変位手段により動作可能な態位に変位させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、前記動作部材は回転体で構成されていて、前記第2変位手段により変位させられる部位と、前記第1変位手段により変位させられる部位と、前記インタロックスイッチを作動させる部位とを具備していることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2乃至4の何れかに記載の画像形成装置において、前記定着装置固定部材による前記定着装置の固定状態の保持のための係止手段を、前記定着装置側に設けていることを特徴とする画像形成装置。
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