JP3697965B2 - 駆動自転車のフレーム及び駆動自転車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は駆動自転車のフレーム及び駆動自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動自転車は特開平6−227474号に記載されたものが知られている。図6は従来例の側面図を示し、図7は従来例の要部を示す。1は電動自転車、2はこの電動自転車1のフレームである。このフレーム2は、前輪3が回転自在に設けられたフロントフォーク4を操舵自在に支持するヘッドパイプ2aと、このヘッドパイプ2aから後ろ下がりに延びるダウンチューブ2bと、このダウンチューブ2bの後部にラグ5を介して連結されたシートチューブ2cと、前記ラグ5から後方へ延び、ダウンチューブ2bの後端に連結された左右一対のチェーンステー2dと、前記シートチューブ2cの上部と前記チェーンステー2dの後部とを連結する左右一対のシートステー2e等から構成されている。
【0003】
そして、前記フロントフォーク4の上端部には操向ハンドル6が装着されており、前記シートチューブ2cの上端部にはシートピラチューブ7を介してサドル8が取り付けられている。また、前記チェーンステー2dの後端部およびシートステー2eの下端部には、後輪9を回転自在に支持するための後輪ブランケット2fが一体的に設けられている。
【0004】
10はこの電動自転車1の補助動力となるモータユニット10であり、このモータユニット10は後述するバッテリー20から給電されると共にコントローラ19によって制御されるモータ11と、クランク軸12を有するギヤボックス13と、クランク軸12に軸装されたチェーリング(図示せず)、クランク14およびペダル15を備えている。そして、このモータユニット10は、ダウンチューブ2bに沿わせてダウンチューブの下方に配置され、前記ラグ5と、ダウンチューブ2bの後端ブランケット16とにねじ止めされている。なお、このモータユニット10は、車体右側に位置するチェーリングがチェーン17を介して後輪に連結されている。
【0005】
前記モータユニット10のモータ11は、電源供給用リレー18を介してコントローラ19が接続され、このコントローラ19を介してバッテリー20から給電される構造になっている。前記モータ11、リレー18、コントローラ19およびメインスイッチ21は、図6及び図7に示すように、フレーム2のダウンチューブ2bに沿って前後に1列にならべられ、各々ダウンチューブ2bの下端に配置されてダウンチューブ2bに支持されている。さらに詳述すると、ダウンチューブ2bの後部にモータ11が配置され、このモータ11の前側にリレー18、コントローラ19およびメインスイッチ21が順に配置されている。
【0006】
また、バッテリー20は符号38で示すバッテリーケースに収容されて車体に搭載されている。このバッテリー20としては12Vが採用され、バッテリーケース23は上下方向に細長い箱状に形成され、内部にバッテリー20をシートチューブ2cと後輪9との間に配置されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の電動自転車では、コントローラー19、モータユニット10がダウンチューブ2b、ラグ5の下部に取り付けられており、コントローラー19、モータユニット10を接合する接合部22を複数個ダウンチューブに溶接し、更にモータユニットケース22bによって覆い固定する必要があり、溶接部22をひとつずつ溶接するためフレームの作成、並びに多くの工程を必要とした。また、ダウンチューブ2bに配置を下方にしようとする場合、モータユニット10が邪魔をして下方に移動することができないので、乗り降りをするのに、ダウンチューブの位置が高くなり、乗り降りが容易ではなかった。
【0008】
本願発明はこの課題を解決するもので、乗り降りの容易な電動自転車であり、組立が容易な電動自転車を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る駆動自転車のフレームは、駆動ユニット40と接合するモーターブランケット35が、シートチューブ32cの下端とダウンチューブ32bの下端とに結合しており、シートチューブ32cの延長直線上にクランク軸を設け、ダウンチューブ32bの延長直線とシートチューブ32cの延長直線との交点にクランク軸が位置するようにシートチューブ32cとダウンチューブ32bとをモーターブランケット35へ取り付けたので、ダウンチューブ32bに複数の接合具を溶接する必要もなく、駆動ユニット40をダウンチューブ32bに設けないので、ダウンチューブ32bを低い位置で設定できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の駆動自転車のフレームは、駆動ユニット40と接合するモーターブランケット35が、シートチューブ32cの下端とダウンチューブ32bの下端とに結合しており、シートチューブ32cの延長直線上にクランク軸を設け、ダウンチューブ32bの延長直線とシートチューブ32cの延長直線との交点にクランク軸が位置するようにシートチューブ32cとダウンチューブ32bとをモーターブランケット35へ取り付けたので、溶接する部分が減り、ダウンチューブ32bを低く設定することができる。
【0011】
また、この駆動自転車のフレームのモーターブランケット35の下部に駆動用ユニット40を備えることにより、ダウンチューブ32bの配置をより低くすることができる。
【0012】
(実施の形態1)
本発明の一実施の形態は電動自転車のフレームの一部に駆動ユニットを設けたものである。
【0013】
図1は本発明の電動自転車の側面図を示し、図2はバッテリー及びカバーを取り外した図を示す。31は電動自転車、32はこの電動自転車31のフレームである。このフレーム32は、前輪33が回転自在に設けられたフロントフォーク34を操舵自在に支持するヘッドパイプ32aと、このヘッドパイプ32aから後ろ下がりに延びるダウンチューブ32bと、このダウンチューブ32bの後部にモーターブランケット35を介して連結されたシートチューブ32cと、モーターブランケット35から後方へ延び、ダウンチューブ32bの後端に連結された左右一対のチェーンステー32dと、前記シートチューブ32cの上部と前記チェーンステー32dの後部とを連結する左右一対のシートステー32e等から構成されている。
【0014】
そして、フロントフォーク34の上端部には操向ハンドル36が装着されており、前記シートチューブ32cの上端部にはシートピラチューブ37を介してサドル38が取り付けられている。また、前記チェーンステー32dの後端部およびシートステー32eの下端部には、後輪39を回転自在に支持するための後輪ブランケット32fが一体的に設けられている。そして、モーターブランケット35を、シートパイプ32cの下端とダウンチューブ32bの下端が接合するように配設し、このモーターブランケット35に駆動ユニット40を取り付ける。
【0015】
図3はモーターブランケット35に駆動ユニット40が取り付けられている図が、図4にはモーターブランケット35から駆動ユニット40がとりはずされている図が、図5にはモーターブランケット35の斜視図が示されている。
【0016】
本発明の補助動力となる駆動ユニット40は、ペダルの回転を伝えるクランク軸を有するギヤボックスと、ギヤボックスに係る力によってモータを制御するコントローラと、このギヤボックスを駆動するモータとを備えている。そして、ペダルに係る力によって、駆動ユニット40が後輪39の駆動を行う。
【0017】
この駆動ユニット40をボルトによって取り付けるモーターブランケット35はダウンチューブ32bの下端とシートチューブ32cの下端とチェーンステー32eとを結合する部分に配置する。そして、このモーターブランケット35は上面部35aに取付口35bを設け、この取付口にダウンチューブ32bの下端、シートチューブ32cの下端を垂直に差し込んで、この接合部を溶接固定している。この時、モーターブランケット35とダウンチューブ32bの接合部はモーターブランケット35とシートチューブ32cの接合部より低い位置にある。さらに、ダウンチューブ32bの延長直線とシートチューブ32cの延長直線の交点がクランク軸に位置するようにモーターブランケット35に取り付けている。上面部35aに対して略垂直に折り曲げて側面部35bを設けて、この側面部35bには駆動ユニット40を取り付けるためのネジ41を設け、モーターブランケット35の側面からボルトを軸着して駆動ユニット40をフレーム32に固定する。
【0018】
このように、モーターブランケット35を用いることによって、従来のように複数の接合部22をダウンチュ−ブ2bに溶接する必要がないので製造工程数が減らすことができ、さらに駆動ユニット40をモーターブランケット35の下部に備えるので、モーターブランケット35を低い位置に設定することができ、乗り降りが容易になる。
【0019】
なお、上記のものはダウンチューブ32bの延長直線とシートチューブ32cの延長直線の交点がクランク軸に位置するようにダウンチューブ32bとシートチューブ32cをモーターブランケット35に取り付けているが、モーターブランケット35の前方端部が駆動ユニット40の下端までを覆うようにしてモーターブランケット35の下端からダウンチューブ32bを延出するようにしてダウンチューブ32bをより下方に設定して、更に乗り降りを容易にすることができる。
【0020】
また、モーターブランケット35の形状は駆動ユニットを覆うような形状にしているが、この形状は覆うような形でなくても平面板にボルト穴を設けても良い。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明は、製造工程の簡略化及び乗り降りの容易化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の駆動自転車の側面図
【図2】 同駆動自転車のバッテリー部をはずした側面図
【図3】 同要部拡大図
【図4】 同要部拡大図
【図5】 モーターブランケットの斜視図
【図6】 従来の駆動自転車の側面図
【図7】 同要部側面図
【符号の説明】
32b ダウンチューブ
32c シートチューブ
35 ブランケット
40 駆動ユニット
Claims (2)
- 駆動ユニット(40)と接合するモーターブランケット(35)が、シートチューブ(32c)の下端とダウンチューブ(32b)の下端とに結合した駆動自転車のフレームであって、前記シートチューブ(32c)の延長直線上にクランク軸を設け、前記ダウンチューブ(32b)の延長直線と前記シートチューブ(32c)の延長直線との交点に前記クランク軸が位置するように前記シートチューブ(32c)と前記ダウンチューブ(32b)とを前記モーターブランケット(35)へ取り付けたことを特徴とする駆動自転車のフレーム。
- 請求項1記載のモーターブランケット(35)の下部に駆動ユニット(40)を接合した駆動自転車。
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