JP3697939B2 - 画像表示出力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を表示する表示手段と、記録媒体上に画像を形成する画像形成手段とを備える画像表示出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナル・コンピュータ(以下、「PC」という。)等の情報処理装置の処理能力向上と相俟って、従来は、そのデータ量が膨大であることなどの理由により容易に取り扱うことのできなかった画像データを、上記PC等を用いて加工、印刷することが一般的にも行われるようになってきている。それに伴い、最近ではデジタルカメラ等、画像データを取得し、記録媒体に記憶する装置も急速に普及しつつある。
【0003】
上記デジタルカメラ等の急速な普及に伴い、当該デジタルカメラ等にて取得した画像データに基づく画像形成処理の態様として、以下のようなものが考えられている。即ち、街頭、店頭、店舗内など不特定多数の利用者が利用し得る場所に、記録媒体に格納された画像データに基づいて画像の印刷を行うことができるセルフタイプの印刷装置を設置する。係る印刷装置の一例の外観としては、例えば表示画面、操作ボタン等を備えるテーブルタイプのゲーム機械に記録媒体挿入口を設けた如きものが考えられる。
【0004】
当該装置の利用者は、持参した記録媒体より入力され、一旦画面に表示された画像を確認した後に印刷を指示する。当該印刷指示を受けた印刷装置は、所定の大きさの用紙に画像を形成して出力するというものである(以下、ここに説明したように画像を表示する機能と、画像を形成する機能とを備える装置を「画像表示出力装置」という)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記に説明したような画像表示出力装置では、画面に表示されている画像を、装置を利用していない第三者からも覗き見することが可能である。これは、自分が用意したプライベートな画像データの内容を他者に覗き見されることを嫌う潜在的利用者の実際の利用を妨げる原因となる可能性がある。
【0006】
係る問題点を解決するためには、個室に設置するといった解決方法も考えられるが、設置コストの上昇を招くとともに、原則として個室内部でいかなる行為が行われるかについて管理することは難しく、不特定多数の利用者が利用可能な場所に設置される装置に適用することは好ましくない。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、印刷したい画像データの内容を第三者に覗き見されることのない画像表示出力装置を提供することを目的としている。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像表示出力装置は、入力された画像データを表示画面に表示し、操作者による画調整を受け付け、画調整後の画像を記録媒体上に形成する画像表示出力装置において、画像形成並びに表示用の画像データを保持する画像データ保持手段と、入力画像の表示の是非を選択操作する選択操作手段と、前記画像データ保持手段から読み出した画像データを表示画面に表示するための表示処理径路に設けられ、前記選択操作手段が入力画像の非表示を選択した場合に、読み出した入力画像にマスキングを施し、入力画像データの画像内容を実質的に隠蔽したダミー画像を入力画像の代わりに表示画面に表示させるマスキング手段と、表示画面に表示された入力画像あるいはダミー画像の調整に関する入力を受けて、調整処理の結果を前記画像データ保持手段に保持された画像データに反映する反映手段とを備えることを特徴としている。
【0008】
この構成によれば、画像形成される画像を表示画面に表示しない(非表示の)選択を行うことにより、画像形成される画像を実質的に隠蔽することが可能となるため、上述の如くプライベートな画像を第三者に覗き見されることを防止することができる。ここで、選択操作により、入力画像を表示画面に表示させることもできる。例えば、多くの画像ファイルが格納されている記録媒体から、一つの画像データを入力しようとする場合など、印刷すべき画像の内容を確認するためには、表示画面にそのまま表示した方が好都合な場合も有り得ることから、画面への表示内容は操作者の選択操作に委ねることとしたものである。
【0009】
なお、ここでいう「実質的に隠蔽」とは、画面に表示された画像の外観から、すぐには元の入力画像の細部が識別できない程度に画像データの内容を隠蔽するといった程の意味である。しかし、マスキングを行う具体的な方法については、実施の形態にて説明する具体例に限定されるわけではなく、種々の方法を考えることができる。また、画調整後の画像を形成する記録媒体としては、用紙等の他に、フロッピーディスク等の媒体を用いることもできる。
【0010】
ここで、前記画像表示出力装置は、撮像することにより画像データを生成する撮像手段を備え、当該撮像手段が生成した画像データの入力を受け付けることもできる。近年、自分の姿を撮像して印刷するような装置も多く設置されており、それらの装置においては操作者の背後に小ぶりの遮断幕等が設置されているのが通常であるが、当該遮断幕の隙間から覗き見されることを嫌う利用者も存在し得るからである。もっとも、実施の形態として説明するように、記録媒体からデータを読み出す読み出し手段を備え、当該記録媒体に記録された画像データの入力を受け付けるようにしてもよい。ここでの記録媒体としても、用紙、フロッピーディスクその他の媒体を考えることができ、画像を形成する記録媒体と物理的に同一の媒体を用いることもできるし、別の媒体を用いてもよい。
【0011】
さらに、前記画像表示出力装置は、表示画面に表示された画像についての、当該画面上における大きさ及び位置の少なくとも一つに関する画調整を操作者から受け付け、画像が形成される記録媒体の1ページの大きさに対する画像の相対的な大きさ、及び記録媒体の1ページ上における画像の位置の少なくとも一つが、前記画調整の結果を反映したものである画像を記録媒体上に形成することが好ましい。特に記録媒体から入力された画像データに基づいて画像を形成する場合など、形成すべき画像と用意されている用紙の大きさ等が一致しないことも考えられるからである。
【0012】
ここで、前記画像表示出力装置は、前記選択操作手段が入力画像の非表示を選択した場合に、入力画像と大きさが等しい画像を表示画面に表示することが好ましい。このようにした方が、画像の大きさ、位置等の調整が行いやすいからである。具体的には、例えば前記マスキング手段は、入力画像データに対して、エッジ抽出処理若しくはモザイク処理の少なくとも一方を施すことによりマスキングを施すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像表示出力装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
(1)画像表示出力装置の全体構成
図1は、本発明の実施の形態に係る画像表示出力装置の全体構成を示す機能ブロック図である。
【0014】
同図に示されるように、本実施の形態の画像表示出力装置は、媒体設置部101、表示部102、画像形成部103、指示入力部104、表示用画像バッファ105、画像メモリ106を備え、それらがそれぞれ制御部100に接続されることにより構成される。なお、本実施の形態の制御部100は、CPUを中心とした情報処理装置によって構成され、当該CPU上でプログラムが実行されることによりその機能が実現されるものであり、画像入力部1001、画像出力部1002、画像生成部1003、ダミー画像生成部1004を含んでいる。
【0015】
媒体設置部101としては、例えばフロッピーディスク等の記録媒体からデータを読み取るフロッピーディスクドライブ、その他のディスク読み取り装置等を備えることができ、画像データを記憶した記録媒体を設置するために用いる。媒体設置部101に設置された記録媒体に記憶された画像データは、制御部100の画像入力部1001へと送られる。
【0016】
表示部102には、画像データに対応する画像が画像出力部1002を介して表示される。具体的にはLCD(液晶ディスプレイ装置)、CRTディスプレイ装置等の表示装置を用いることが可能である。一方、画像形成部103は、画像データに基づいて用紙等の画像形成媒体上に画像形成して出力する機能を有し、具体的には、昇華型プリンタ、インクジェットプリンタ、レーザビームプリンタ等、種々の画像形成装置を用いることができる。
【0017】
指示入力部104は、利用者からの指示入力を受け付ける入力デバイスである。図2に、本実施の形態における指示入力部104を含む装置外観の一例を示す。同図において、表示部102の画面下方に備えられた一連の操作ボタン等が指示入力部104を構成し、指示入力部104からの利用者の指示入力が制御部100へと入力される。なお、本実施の形態の指示入力部104は、入力手段だけではなく、選択された各種情報の一部を確認のために表示する手段を含んでいる。以下、指示入力部104の各部について説明する。
【0018】
1041は、本実施の形態に係る画像表示出力装置の動作モードを指定するモード指定ボタンである。モード指定ボタン1041は、通常モード指定ボタン1041a、ダミーモード指定ボタン1041bを含んでいる。平時は通常モードとなっているので、通常モード指定ボタン1041aが点灯しているが(同図参照)、ダミーモード指定ボタン1041bが押された場合には、当該ダミーモード指定ボタン1041bが点灯するようになっている。
【0019】
ダミーモード指定ボタン1041bは、画像表示出力装置に対して入力された画像、具体的には、媒体設置部101に記録媒体を挿入する媒体挿入口1011より挿入、設置された記録媒体に記憶されている画像データ(以下、この画像データを「入力データ」という。)に基づく画像(以下、この画像を「入力画像」という。)を、そのまま表示部102に表示させないモード(以下、「ダミーモード」という。)を指定する際に押されるボタンである。ダミーモードが指定された場合には、表示部102には、入力画像がそのままの状態では表示されなくなり(以下、表示部102に表示される画像を「表示画像」、表示画像を構成する画像データを「表示データ」という。)、他の画像が入力画像の代わりに表示される(以下、当該代わりの画像を「ダミー画像」、ダミー画像を構成する画像データを「ダミーデータ」という。)。ダミーデータをいかに生成するかについては後に詳述する。なお、通常モードにおいては、入力画像がそのまま表示部102に表示される。
【0020】
モード指定ボタン1041の下方には、プリントボタン1042が設置され、このボタンが押されると、入力データ若しくは入力データを調整した画像データに基づく画像形成が行われる(以下、画像形成に供される画像データを「印刷データ」という。)。画像が形成された画像形成媒体(本実施の形態では、所定の大きさの用紙)は、不図示の用紙排出口に出力される。
【0021】
位置調整ボタン1043は、縦横四つの矢印ボタンから成り、表示画像の表示部102の画面上における表示位置(本実施の形態では、画像を所定の用紙上に画像形成するに際しての形成位置と等価である。)の調整に用いられる。
倍率指定ボタン1044は、表示画像の表示部102における大きさ(本実施の形態では、画像を所定の用紙上に画像形成するに際しての、当該所定の用紙に対する画像の相対的な大きさと等価である。)の調整に用いられ、具体的には、入力画像の大きさに対する表示画像の倍率が指定される。倍率指定ボタン1044は、上下二つの矢印ボタンを含んでおり、上向きの矢印ボタンを押すことで拡大、下向きの矢印ボタンを押すことで縮小が行える。指定された倍率は、確認のため倍率表示部1044aに表示される。なお、本実施の形態は、画像の拡大及び縮小は、画像の左上隅の位置を基準として行うが、これに限定されるわけではなく、他の位置、例えば画面中央や左下、右上隅を基準としてもよいし、画像の配置位置により拡大、縮小の基準位置を変更するようにすることもできる。
【0022】
1045は、ファイル名指定ボタンである。このボタンは、同図2の例においては指示入力部104の下方に備えられている媒体設置部101の媒体挿入口1011にフロッピーディスク等の記録媒体が挿入、設置された場合に有効となり、上下の矢印ボタンをそれぞれ操作することにより、設置された記録媒体に記憶されているファイルの名称が、ファイル名表示部1045aに順次スクロール表示される。ファイル名選択の後、OKボタン1045bが押された場合に、当該ファイルに記憶されている画像データが入力データとして画像入力部1001に送られ、画像生成部1003を介して画像メモリ106に格納されるようになっている。なお、選択されたファイルに画像データが含まれていないような場合にはエラーメッセージを表示するようにしてもよい。
【0023】
次に、制御部100の各部について説明する。画像入力部1001は、媒体設置部101から入力データを取得し、画像生成部1003若しくはダミー画像生成部1004へと送る。
画像出力部1002は、表示用画像バッファ105に格納されている表示データに基づく表示画像を表示部102に表示させると共に、画像生成部1003より送られてきた印刷データに基づいて画像形成部103に画像形成を行わせる。
【0024】
画像生成部1003は、ダミーモードにおいては、ダミー画像生成部1004にて生成されたダミーデータに対して、また、通常モードにおいては画像メモリ106に格納された入力データに対して、指示入力部104を介して入力された利用者の指示入力に基づく表示画像の位置、倍率の調整を行い、表示用画像バッファ105に格納すると共に、プリントボタン1042が押された場合には、前記位置、倍率の調整を反映させた印刷データを画像出力部1002に送る。なお、実際に画像を形成する際にはダミーデータは用いられないので、印刷データは常に入力データか、入力データに位置・倍率の調整を行った画像データ(画像メモリ106に格納された画像データ)となる。
【0025】
ダミー画像生成部1004は、ダミーモードが指定された場合に表示部102に表示させるダミー画像を構成するダミーデータを生成する。本実施の形態におけるダミー画像としては、入力画像の形状及び大きさ、具体的には縦横の画素数の情報を保った上で、入力画像の一面を一色に塗りつぶした画像を用いる。入力画像の縦横の画素数は入力データから容易に得ることができるため、ダミー画像生成部1004は、当該情報に基づきダミーデータを生成する。従って、入力画像が四角形であれば、初期的なダミー画像としては、縦横の画素数が同一で、例えば一面灰色(色は何でもよい。)の四角形の画像が想定され、対応するダミーデータが生成される。
【0026】
図3に、本実施の形態において通常モード及びダミーモードが指定された際の表示画像の例を示す。同図(a)は通常モードにおける表示画像の一例であり、同図(b)はダミーモードにおける表示画像の一例である。
同図3(a)において、表示部102の画面上で実際に画像が表示され得る領域(以下、「表示領域」という。)1021の大きさは印刷に用いられる用紙の大きさと対応しており、同図に示される表示画像1022の大きさが、入力データの画素密度或いは解像度から決定される基本的な入力画像の大きさである。同図(a)の例では入力画像が表示領域1021の左上の位置を基準として表示されており、実際に用いられる用紙に対して小さく、印刷した際に画像の周囲にアンバランスな余白ができる状態となっている。利用者は、位置調整ボタン1043及び倍率指定ボタン1044を用いて表示部102に表示された表示画像の位置及び大きさを調整することにより、実際に印刷した際の用紙と画像との相対的な位置及び大きさを決定する。なお、入力画像等を初期状態において画面に表示する際の基準位置についても、図3の如く画面左上に限定されるわけではない。
【0027】
位置及び大きさの調整はダミーモードにおいても同様に行うことができる。同図3(b)に示されるように、初期状態(何ら位置及び大きさの調整が為されていない状態)においては入力画像とダミー画像の位置及び大きさはそれぞれ等しく表示されるからである。
いずれの動作モードにおいても、利用者が、指示入力部104を介して行った表示画像の表示位置及び大きさの調整は、画像生成部1003により表示データ及び印刷データに反映され、表示部102への表示及び画像形成部103による画像形成がなされることとなる。
【0028】
(2)制御部100の処理内容
次に、本実施の形態における制御部100の処理内容について説明する。図4は、本実施の形態における制御部100の処理内容を示すフローチャートである。同図に示されるように、本実施の形態の制御部100は、媒体挿入口1011への記録媒体の挿入、及び入力画像に対応するファイル名の選択を受けて(S101:Yes)、入力データから入力画像の大きさを判別する(S102)。入力画像の大きさは前述の如く、入力データに対応する画素密度若しくは解像度から容易に判別することができる。
【0029】
次に、動作モードが通常モードであるか、ダミーモードであるかを判定する(S103)。通常モードにおいては(S103:Yes)、画像メモリ106に格納された入力データをそのまま表示データとして表示用画像バッファ105に格納する(S104)。一方、ダミーモードの場合には(S103:No)、前述の方法に従ってダミーデータの生成を行い(S105)、生成されたダミーデータを表示データとして表示用画像バッファ105に格納する(S106)。
【0030】
その後、表示用画像バッファ105に格納された表示データに基づいて表示画像を表示部102に表示し(S107)、利用者により画像の倍率調整(S108)、位置調整(S109)に関する指示入力を受けて画像の調整を行う。この調整処理の結果は、画像メモリ106に格納された画像データや、表示用画像バッファ105に格納された表示データに反映される。なお、これらの処理は行われる場合も行われない場合もあるため、何も調整がなされずプリントボタン1042が押された場合には、ステップS108及びS109の処理は省略される。また、プリントボタンが押されない場合には(S110:No)、何度でも倍率調整及び位置調整を行うことが可能である。
【0031】
プリントボタン1042が押された場合(S110:Yes)には、画像生成部1003が画像メモリ106に格納された印刷データを出力し、画像出力部1002が、画像形成部103に対して用紙上への画像形成処理を指示する(S111)。
前述の如く、印刷データは、入力データに位置及び大きさの調整が反映されたものであるから、この画像形成処理においては、入力画像が所定の大きさの用紙上に、形成位置及び大きさの調整を反映して形成されることになる。
【0032】
以上に説明したように、本実施の形態の画像表示出力装置を用いることにより、例えば、画像の倍率、位置調整等、ある程度時間のかかる調整処理を行う場合においても、第三者から入力画像を覗き見されることを防止することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、ダミー画像として、入力画像と大きさが同じで一面同一色に塗りつぶした画像を用いたが、ダミー画像として用いることができるのは、第1の実施の形態のような画像に限られず種々の画像を用いることが可能である。本実施の形態では、ダミー画像として、輪郭を抽出した画像やモザイク模様に変換した画像を用いる場合について説明する。
【0033】
図5は、本実施の形態における制御部100の処理内容を示すフローチャートである。同図に示されるように、本実施の形態における処理内容は、ほとんどが第1の実施の形態と同様であるが、入力画像が選択された際に(S201:Yes)、特に最初に画像の大きさを判別する必要がない点(図4・ステップS102参照)と、ダミー画像の生成処理としてエッジ抽出処理を行う点(S204)のみが異なっている。
【0034】
エッジ抽出処理(S204)とは、入力画像の輪郭を抽出する処理である。このエッジ抽出処理を行った際のダミー画像は、その一例を図6(a)に模式的に示すように、輪郭のみが強調された画像となるが、エッジ抽出処理自体は公知の画像処理であるから、ここでの詳細な説明は省略する。
なお、ダミー画像の生成処理としては、エッジ抽出の他にモザイク模様への変換としてもよい。モザイク表示した場合のダミー画像の一例を図6(b)に模式的に示す。なお、この場合は図5のフローチャートのステップS204において、エッジ抽出処理の代わりにモザイク処理を行うようにすればよい。モザイク処理についても公知の画像処理であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0035】
以上に説明したように、本実施の形態の方法によっても、第三者から入力画像を覗き見されることを防止することができる。例えば、入力画像が人物画像であり、入力画像上の人物の容姿を覗き見されることを嫌う利用者に対して有効である。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の内容が、上記実施の形態に示された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を考えることができる。
【0036】
(1)即ち、上記第1の実施の形態では、ダミーモードにおいて入力画像と同じ大きさ、同じ形状(例えば四角形)で一色に塗りつぶした画像をダミー画像として用いるようにしたが、ダミー画像としては、例えば風景の画像等、入力画像と全く関係のない画像を用いるようにしてもよい。このようにしても、入力画像を覗き見されることの防止という本発明の目的は達せられるからである。もっとも、処理時間の短縮、データ量の縮小による記憶領域の節約等を考慮すると、第1の実施の形態で用いたような単純なダミー画像の方が好ましい場合は多いと考えられる。一方、例えば人物像が配置される位置を確認できることが望ましいような場合には、第2の実施の形態のように、入力画像を加工して表示することが好ましい場合もある。
【0037】
(2)また、入力画像の位置調整や倍率調整を行う必要がある場合は、ダミー画像の形状、大きさを入力画像と同じ大きさ、同じ形状としておくのが好ましいが、それに限定されるわけでもなく、大きさ、形状を異なるものとしてもよい。
(3)また、上記実施の形態では、入力画像を、縁取りその他の予め用意された文字や模様等(以下、「フレーム」という。)と合成する機能を特に有しない装置について説明したが、近年多くの場所に設置されている如く、入力画像と前記フレーム等とを合成してシール様の台紙上に画像形成するような画像表示出力装置に適用することも可能である。係る画像表示出力装置においては、利用者をカメラ等の撮像手段にて撮像し、それを表示手段に表示する形態が多く実施されているが、不特定多数の利用者が利用し得る場所に多く設置されており、撮像された自己の容姿や、選択したフレームの内容等、第三者に覗き見されることを嫌う潜在的利用者も存在し得るからである。この場合、フレームと合成した後の画像全体をダミー画像に変換して表示してもよいし、自己の容姿のみを、例えばモザイク処理して表示するなど、種々の実施の形態が可能である。
【0038】
(4)また、上記実施の形態を説明するに際し、不特定多数の利用者が利用可能な場所に設置される場合を想定して詳細な説明を行ったが、画像の位置、大きさ等の調整を行うに際し、例えばデジタルカメラ等にて撮影された本来の画像と異なるダミー画像を表示するという本発明の骨子は、個人的に利用される画像表示出力装置に適用することも可能である。例えば、個人的に利用されるPC等を用いて画像を含む文書の編集を行うに際し、画像の表示位置にとりあえず単純な形状、模様のダミー画像を表示しておき、印刷する場合にのみ本来の画像データを用いて印刷するようにすれば、編集処理を行う際にCPUにかかる負荷が軽くなり、迅速な処理を行うことが可能となる場合も有り得るからである。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る画像表示出力装置によれば、入力画像若しくは画調整後の画像データを表示画面に表示するための表示処理径路に、画像のマスキングを行う手段を設け、入力画像の表示の是非を選択操作する選択操作手段が入力画像の非表示を選択した場合に、入力画像の内容を実質的に隠蔽して表示画面に表示させることができるので、特に当該画像表示出力装置が、不特定多数の利用者が利用し得る場所に設置されるような場合において、印刷したい画像を第三者に覗き見されることを防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像表示出力装置の全体構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本実施の形態における指示入力部104等の外観の一例を示す図である。
【図3】(a)通常モードにおいて表示部102に表示される表示画像の一例を示す図である。
(b)第1の実施の形態におけるダミーモードの際、表示部102に表示される表示画像の一例を示す図である。
【図4】第1の実施の形態における制御部100の処理内容を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態における制御部100の処理内容を示すフローチャートである。
【図6】(a)第2の実施の形態におけるダミーモードの際、表示部102に表示される表示画像の一例を示す図である。
(b)第2の実施の形態におけるダミーモードの際、表示部102に表示される表示画像のもう一つの例を示す図である。
【符号の説明】
100 制御部
1001 画像入力部
1002 画像出力部
1003 画像生成部
1004 ダミー画像生成部
101 媒体設置部
1011 媒体挿入口
102 表示部
103 画像形成部
104 指示入力部
105 表示用画像バッファ
106 画像メモリ
Claims (5)
- 入力された画像データを表示画面に表示し、操作者による画調整を受け付け、画調整後の画像を記録媒体上に形成する画像表示出力装置において、
画像形成並びに表示用の画像データを保持する画像データ保持手段と、
入力画像の表示の是非を選択操作する選択操作手段と、
前記画像データ保持手段から読み出した画像データを表示画面に表示するための表示処理径路に設けられ、前記選択操作手段が入力画像の非表示を選択した場合に、読み出した入力画像にマスキングを施し、入力画像データの画像内容を実質的に隠蔽したダミー画像を入力画像の代わりに表示画面に表示させるマスキング手段と、
表示画面に表示された入力画像あるいはダミー画像の調整に関する入力を受けて、調整処理の結果を前記画像データ保持手段に保持された画像データに反映する反映手段と
を備えることを特徴とする画像表示出力装置。 - 前記画像表示出力装置はさらに、
表示画面に表示された入力画像あるいはダミー画像についての、当該画面上における大きさ及び位置の少なくとも一つに関する画調整がなされた場合、画像が形成される記録媒体の1ページの大きさに対する画像の相対的な大きさ、及び記録媒体の1ページ上における画像の位置の少なくとも一つが、前記画調整の結果を反映したものである画像を記録媒体上に形成する形成手段を備えること
を特徴とする請求項1に記載の画像表示出力装置。 - 前記画像表示出力装置は、
前記選択操作手段が入力画像の非表示を選択した場合に、入力画像と大きさが等しい画像を表示画面に表示すること
を特徴とする請求項2に記載の画像表示出力装置。 - 前記マスキング手段は、
入力画像データに対して、エッジ抽出処理若しくはモザイク処理の少なくとも一方を施すことによりマスキングを施すこと
を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像表示出力装置。 - 前記画像表示出力装置は、
前記選択操作手段が入力画像の非表示を選択した場合に、入力画像と位置が等しいダミー画像を表示画面に表示すること
を特徴とする請求項2に記載の画像表示出力装置。
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