JP3696272B2 - 紙若しくは類似の材料から成るチューブ片の積層体をパレット積みするための方法及び装置 - Google Patents

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、紙若しくは類似のものから成るチューブ片の積層体をパレット積みするための方法及び該方法を実施するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
袋物を製造するために両側縁を接着することによってチューブ状にされたチューブ片の積層体をパレット積みするための公知の方法及び装置（独国特許出願公開第３４４４０９３Ｃ２号明細書）においては、チューブ製造機械からチューブ片を平面状に折り畳み、複数枚積層した積層体が積み込み装置に供給され、次いで積み込み装置によってパレット装置に供給され、次いで積層体がコンベヤベルト上の多段パレットのそれぞれの支持台上に位置決めされ、支持台上への積み込みの後に多段パレットがパレット装置から取り出され、次いで積層体の個別の層が自重によって下方に向かうにしたがって強く圧縮される。チューブ片の継ぎ目の接着が十分に乾燥していないと、チューブ片が特に下側の範囲で強くプレスされることにより、接着剤が紙を貫通して、個別のチューブ片が互いに接着され、従って積層体の後続処理に際して不都合が生じる。
【０００３】
さらに独国実用新案登録第８８１２０６７．８号明細書により公知の別の手段においては、多段パレット装置は、互いに鉛直方向に離間して不動に配置された複数枚の支持台から成るものであり、各支持台は伸縮式の搬送ベルトを介して積層体を供給されるようになっており、この場合、各積層体の加速及び減速に基づきチューブ片が互いにずれ、その結果、積層体は縁を揃えられない状態でパレットの支持台上に下ろされ、若しくは積み込まれることになる。それぞれの支持台に配設されたプレスプレートがプレス位置で、共通に駆動されるプレスプレート降下装置を介してのみそれぞれの積層体上に位置決めされ、従ってプレス圧縮が多段パレットのすべての支持台への完全な積み込みの後にはじめて可能になる。
【０００４】
独国実用新案登録第９２１１２６２．５号明細書により公知の手段においても、支持台は同じくパレットのすべての支持台に積層体を積み込んだ場合にはじめて降下させられるようになっている。さらにこの場合には、装置に設けられた挟み機構は、支持台上にあるそれぞれの積層体がほぼ一様な厚さであることを必要とし、従って該装置は袋物の種々の構造（構成寸法）の生産ラインに、挟み機構を変更することなしには使用され得ない。
【０００５】
【発明の課題】
本発明の課題は、冒頭に述べた形式の方法及び装置を改善して、簡単な構造でチューブ片の積層体の安定なかつ迅速な処理並びにチューブ片の積層体の、多段パレットの支持台毎の上下方向での圧縮を可能にすることである。
【０００６】
【発明の構成】
前記課題を解決するために、チューブ片の積層体のパレット積みは請求項１に記載の方法で行う。要点を述べれば、チューブ片は紙若しくは類似の材料の両側縁を接着することによってチューブ状にされたものであり、パレットは、複数枚の支持台が鉛直方向に積み重ねられた形式の多段パレットであって、各支持台は積層体のための上下動可能なプレスプレートを備えており、チューブ製造機械からは、前記各チューブ片を平面状に折り畳み、複数枚積層した積層体が積み込み装置に供給され、該積み込み装置は、前記積層体を個別若しくはユニット単位で持ち上げ、次いでプレスプレートが上方に移動した状態の前記支持台間に、前記積層体が上下の支持台及びプレスプレートに触れないように挿入し、前記積層体が支持台内の所定の位置に達したとき、前記積層体を鉛直降下させて支持台上に下ろし、前記多段パレットは、前記積層体が支持台上に下ろされた直後に、前記プレスプレートを下降させて、前記積層体を上下方向に圧縮するようになっている。
さらに前記課題を解決するために本発明の装置は、請求項５に記載の構成を有する。要点を述べれば、チューブ片は紙若しくは類似の材料の両側縁を接着することによってチューブ状にされたものであり、パレットは、複数枚の支持台が鉛直方向に積み重ねられた形式の多段パレットであって、隣接する支持台が上下方向に離間した受け入れ位置と、隣接する支持台が上下方向に接近した貯蔵位置とに、装置フレーム内で変位可能に構成されており、積層体供給装置は、前記各チューブ片が平面状に折り畳まれて、複数枚積層された積層体を積み込み装置に供給するものであり、該積み込み装置は、前記積層体を個別若しくはユニット単位で受け入れる室状の受容部と、該受容部に受け入れられた前記積層体を各支持台の高さ位置に合わせるように、前記装置フレームに沿って昇降する昇降台を有し、該昇降台には、昇降部を備えた案内台車が支持され、前記昇降部は複数の支持フォークを有し、前記受容部上面よりわずかに下方に前記支持フォークを位置づける初期高さ位置と、前記受容部上面より上方に前記支持フォークを位置づける搬送高さ位置との間で垂直移動可能であるとともに、前記搬送高さ位置において前記多段パレットの方向に前記案内台車と共に水平往復移動可能であり、前記積層体が支持台内の所定の位置に達したとき、鉛直降下して前記積層体を支持台上に下ろすものであり、前記多段パレットは、前記各支持台に前記積層体を圧縮するためのプレスプレートを備えている。
【０００７】
【発明の利点】
本発明に基づく前記方法により、積層体は積み重ねられたチューブ片を安定した状態でかつ積み重ね層のずれることなしに多段パレットの支持台内へ移動させられて、次いで積層体の鉛直降下によって支持台上に下ろされ、従って、積層体のすべてのチューブ片の縁の正確に揃った積み重ねがパレット積み過程全体に亙って保証される。支持台上に積層体を支持台上に下ろした後に、該支持台上の積層体の上下方向の圧縮が貯蔵のための処置過程として個別に行われる。各支持台上の積層体を個別に、即ち支持台毎に圧縮するようにしたことによって、多段パレットを積層体の異なる積み込みパターンに、即ち例えばユーザにより異なる量としての異なる積み重ね高さに容易に適合させることが可能である。
【０００８】
さらに本発明の有利な実施態様では、前記積み込み装置は、前記挿入と前記鉛直降下の間、前記積層体を上下に締め付けられた状態に維持し、これによって、チューブ片の積層体は各パレット積み過程全体に亙って高い処理速度で移動させられ、従って供給能力の増大によってパレット積みの生産性が高められる。
【０００９】
袋物を製造するためのチューブ片の積層体をパレット積みするための本発明に基づく前記装置においては、積層体供給装置を介して積み込み装置の受容部に受け入れられた積層体は、多段パレット内への搬送移動に際して積層体にチューブ片の積み重ね位置を変動させるような横力が作用するようなことはない。本発明の有利な構成では積層体はパレット積み中に、該積層体の上面に圧接可能な保持部材によって一時的に締め付けられるようになっており、支持台間への案内台車の搬送移動が高い速度で行われ得る。さらに、貯蔵位置にある積層体は、プレスプレートの個別的な鉛直降下によって各支持台に確実に圧縮されるようになっている。
【００１０】
有利な構成では、前記支持台は、側方に垂直方向の案内スリットを有し、該支持台の上側の支持台は下側の支持台の前記案内スリット内を上下動可能な張り出し部材を有し、上下の支持台が上下方向に離間した受け入れ位置にある時、前記張り出し部材が前記プレスプレートを持ち上げるようになっており、従って該プレスプレートは前記各支持台のそれぞれの個別的な垂直降下の後に前記下側の支持台に受け入れられた積層体に接触させられる。前記張り出し部材は簡単な構成部材であり、従って多段パレットは任意の数の支持台で以て異なる生産量に適合した構成寸法（高さ）に容易に構成できる。
【００１１】
チューブ片の積層体をパレット積みするための本発明の別の構成では、前記各支持台は、互いに結合されることなく積み重ねられて垂直な塔を成しており、該各支持台は、前記多段パレットに配設された昇降装置を用いて個別に、前記積層体の積み込まれていない積み重ね位置から前記積層体のための受け入れ位置を経て、隣接する支持台が上下方向に接近した貯蔵位置へ移されるとともに、該貯蔵位置で相互にかつ直接的に支持される。
【００１２】
互いに結合されることなく積み重ねられて垂直な塔を成す前記各支持台は、わずかな所要スペースで積み重ねられた状態で互いに係合し合う構成ユニットとして搬送して、パレット装置の装置フレーム内に供給でき、従って与えられたフロアー高さ内で最適に活用される。
【００１３】
【実施例】
図１に示すように、チューブ片の積層体２をパレット積みするための装置、即ちパレット装置１は積層体２を多段パレット３内に移動させる。積層体２はチューブ製造機械（図示せず）から積層体供給装置４（図２）を介して積み込み装置５に供給され、該積み込み装置によって多段パレット３の互いに上下方向に離間した位置にある各支持台６上に移動させられ、次いで、積層体２の積み込まれた支持台６′は上下方向に接近した貯蔵位置へ移される。
【００１４】
パレット装置１は装置フレーム８を備えており、装置フレーム８の垂直支柱９，１０に積み込み装置５及び多段パレット３が上下方向に昇降可能に支持されている。上側の横桁１１，１２の範囲に、前記昇降運動のための駆動装置１３が設けられている。
【００１５】
積み込み装置５は、積層体２を受け入れるために装置フレーム８の垂直支柱９に沿って昇降可能な案内台車１４を有しており、該案内台車は図１乃至図３に示してあるように、室状の受容部１５内に積層体２を受け入れる。そして各支持台６，６′の互いに上下方向に離間した受け入れ位置へ移動させられる。
【００１６】
図３には、供給装置４（図２）を離れた後の積層体２の位置で積み込み装置５の側面が拡大して示してあり、この場合、積層体２のための受容部１５は、搬送平面１６内で積層体２を移動させる複数の搬送ローラ１７によって形成されている。それぞれ対をなして配置された支持ローラ１８間に間隙１９が残されており、対の支持ローラ１８の駆動のために、ベルト駆動部２０と協働する駆動ローラ２１が設けられている。
【００１７】
図３及び図４から明らかなように、積層体２は積み込み装置５内で支持ローラ１８上の初期高さ位置から該支持ローラ１８に対して垂直に上方へ離間された搬送高さ位置（図４）に持ち上げられる。このために案内台車１４は昇降部２４を有しており、昇降部は複数の支持フォーク２３を備えている。昇降部２４は前記搬送高さ位置で水平に多段パレット３に対して往復運動可能に、側部桁２５，２６（図２）上に支えられている。
【００１８】
図４及び図６から明らかなように、保持部材２７が旋回軸２８で案内台車１４に旋回運動可能に結合されており、これによって保持部材２７の少なくとも前の支持部分２９が積層体２の上面に載せられるようになっている。有利な実施例では保持部材２７は、案内台車１４に枢着されて案内台車から多段パレット３に向かって突出する押さえ部材３０を形成し、該押さえ部材が共通の駆動部３１によって昇降部２４と一緒に鋏状の係合運動を行って締め付け圧力を形成するようになっており、これによって積層体２が多段パレット３内への引き渡し運動中に安定的に保持される（図６）。
【００１９】
有利な実施例では、昇降部２４の駆動部３１が油圧式若しくは空気力式のシリンダ３３を備えており、シリンダのピストンロッド３４が、中央を支持ブロック３５によって旋回可能に支承された揺動杆３６の一方の端部に枢着されており、揺動杆の他方の端部が伝達部材３７を介して昇降部２４の後ろ側の横梁３８に作用結合されている。
【００２０】
伝達部材３７は横梁３８の受承部材３９，４０に向かって運動可能であり、これによってピストンロッド３４のその都度の運動方向に応じて昇降部２４は搬送高さ位置（図６）へ持ち上げられ、若しくは初期高さ位置（図５）に降下させられる。
【００２１】
昇降部２４の前記昇降運動と押さえ部材３０による挟み締め付け運動とを同期化させるために、昇降部２４は横梁３８に該横梁と一緒に運動可能な係止部４１を備えており、係止部はシリンダの運動と連動して押さえ部材３０の端部のストッパ部４２を解放する（図６）か、若しくは該ストッパ部４２に押さえ部材３０を持ち上げるための旋回運動を生ぜしめる（図５）。これによって簡単な構造で、昇降部２４の昇降運動に押さえ部材３０による締め付け運動が重畳され、この場合、押さえ部材３０は解放された後に自重により積層体２に十分な締め付け力を生ぜしめるように構成されている。図７から明らかなように、積み込み装置５は、多段パレット３への積み込み位置に位置決めするための位置決めピン４４を備えており、この位置決めピンは位置決めセンサーの形で高さ規定のために用いられ、かつ支持部分として使用されてもよい。位置決めピン４４によって、積み込み装置５と多段パレット３との間で支持台６の走行のために必要な位置決め間隙４５が橋絡され、その結果、案内台車１４は水平方向で正確に多段パレット３内へ走入でき、このために位置決めピン４４はシリンダ４３を介して多段パレット３の受容部分４４′内に押し込まれる。
【００２２】
図８に示す段階では、多段パレット３内への案内台車１４若しくは昇降部２４の導入（移動）が行われる。このために有利な実施例では昇降部２４の側部桁２５，２６によって、案内台車１４のための走行フレームを形成してあり、案内台車が側方のローラ組４６，４７若しくは４８，４９を介してローラレール５０，５１並びに上側の対向桁５２，５３に支えられており（図３）、これによって昇降部２４が後方の積層体下ろし位置まで多段パレット３内に走入可能であり（図９）、この場合、持ち上げられた搬送高さ位置にある積層体２は多段パレット３内への移動中（走入中）にパレット３の部分と接触するようなことはない。
【００２３】
位置決め間隙４５を通過するために（図８）、付加的なローラ組５５，５６を設けてあり、これによって位置決め間隙４５での振動のない横断（通過）が、案内台車１４の運動中に少なくとも４つのローラ点による支持を保証することによって達成され、従って積層体２は、案内台車上でずれることはない。
【００２４】
案内台車１４の連続的な駆動のために、上側の対向桁５２，５３に駆動装置５４（図９）を設けてあり、該駆動装置は伝動チェーン５７（若しくは類似のもの）及び前方の転向ローラ５８を介して案内台車１４の水平走行運動を生ぜしめるようになっている。
【００２５】
図１０は多段パレット３の２つの支持台６間内への積層体２の押し込み過程（積み込み過程）を示しており、この場合、昇降部２４の支持フォーク２３は、パレット積み位置にある支持台６の各支持レール６１間の受容間隙６０内を運動させられる。有利な実施例では、支持台上に下ろされた、即ち積み込まれた積層体２を上下方向で圧縮するために、各支持台６に対応してそれぞれ１つのプレスプレート６２を配置してある。図１０の実施例では、それぞれ上側に位置する各支持台６の支持レール６１の下側に、それぞれ下側に位置する各支持台６の積層体２のためのプレスプレート６２を設けてある。支持台６に積み込まれた積層体２は、該支持台６の上側の支持台６の支持レール６１の下側に設けられた個別に操作可能（降下可能）な前記プレスプレート６２によって圧縮されるようになっている。
【００２６】
前記圧縮過程を示すために図１１乃至図１３に本発明に基づく多段パレット３の第１の実施例が示してあり、この場合、多段パレット３の各支持台６，６′は側方に垂直方向の案内スリット６３（図１４）を有し、該支持台の上側の支持台は下側の支持台の前記案内スリット内を上下動可能な張り出し部材６４を有し、上下の支持台が上下方向に離間した受け入れ位置にある時、前記張り出し部材６４がプレスプレート６２を持ち上げるようになっている（図１５乃至図１７）。
【００２７】
図１４には溝形材からなる側方桁６５を備えた支持台６，６′の有利な構成を示してあり、前記溝形材６５の上方脚部６６には２本の梁部材６７を取り付けてあり、該梁部材には複数の支持レール６１が間隙６０を空けて取り付けられ、前記溝形材６５の底部６８には案内スリット６３と張り出し部材６４とが一直線６９上に形成されている。この場合、案内スリット６３は底部６８と張り出し部材６４との結合部分まで延びており、従って、多段パレット３の各支持台の貯蔵位置（図１７若しくは図１３）では隣接の溝形材６５は互いに支持され、これによって多段パレット３は積み込まれた状態で搬送のために十分な形状安定性を有している。
【００２８】
有利な実施例では、張り出し部材６４（図１４）はそれぞれＬ字形の支持フック７１を備えており、この支持フックの脚部７２は溝形材６５の脚部６６の長さ（幅）に相応する係合深さでしか、それぞれ隣接の支持台６，６′間に突入しておらず（図１５乃至図１７）、従って各支持台の支持レール６１の有効な支持面をほとんど制限しないようになっている。
【００２９】
図１１に示すように積層体の積み込まれていない状態、即ち空でパレット装置１（図１）内へ移された状態での多段パレット３の高さと、図１３に示すように積層体を積み込まれてパレット装置１を離れた状態での多段パレット３の積み重ね高さとの比較から明らかなように、貯蔵位置への垂直降下の後には多段パレット３は、狭いスペース条件下でも確実に搬送移動可能であり、かつ支持台の数をその都度の使用例の全長Ｈに適合可能である。
【００３０】
図１５乃至図１７に多段パレット３の積み込み過程（積層体の積み込まれていない支持台：６、積層体の積み込まれた支持台：６′）を示してあり、この場合、多段パレット３の下側の支持プレート７０から上方の支持台へ順次に積み込まれる。この場合、配設された各プレスプレート６２は、上側に位置する支持台が積層体を積み込まれて降下され、その結果、該支持台の張り出し部材６４が下側に位置する支持台のプレスプレート６２を解放した場合（図１７）にはじめて、該下側の支持台上の積層体２に接触し、即ち該積層体を上下方向で圧縮する。
【００３１】
図１８にはパレット装置１′の第２の実施例が示してあり、この場合には、積み込み装置５に配属された多段パレット３′の各支持台６，６′にそれぞれ配設された各プレスプレート６２′に関連して保持装置７５が備えられており、該各プレスプレート６２′は、積層体２の挿入の際、前記保持装置７５を介して個別に、上方に持ち上げられ、前記積層体２を支持台上に下ろした後、該積層体２を圧縮するよう降下させられる。
【００３２】
有利な実施例では、保持装置７５は前方と後方それぞれに少なくとも１つの旋回アーム７８，７９を備えており、該旋回アームの一端はプレスプレート６２′に、かつ他端は支持台６にそれぞれ旋回運動可能に結合され、これらの旋回アーム７８，７９は１つの案内ロッド８０によって互いに結合されており、このような結合部はプレスプレート６２′の一様な上下運動を可能にする。
【００３３】
図１８の実施例では、保持装置７５は前方の旋回アーム７８の範囲にヒンジ８２を介して付加的な支持アーム８１を備えており、該支持アームは前記旋回アーム７８と一緒に鋏み機構を形成しており、このような鋏み機構はそれぞれのプレスプレート６２′を容易にかつ安定的に運動可能に保持している。
【００３４】
プレスプレート６２′に持ち上げ運動をさせるために有利な実施例（図１８）では、前記前方の旋回アーム７８は支持ピン８３を有し、積み込み装置５は持ち上げ部材７７を備え、該持ち上げ部材７７が前記支持ピン８３に係合して前記前方の旋回アーム７８を旋回運動（矢印７６）させる。
【００３５】
図１８に示す多段パレット３′は、保持装置７５を介して個別に昇降可能なプレスプレート６２′を備えていて特に小さい貯蔵容量のために適合され、この場合、多段パレット３′の各支持台６が共通の１つのフレーム８４に固定支持されており、それぞれ隣接する支持台６間には一定の間隔Ａが形成されている。
【００３６】
図１９では、多段パレット３′は支持台６，６′間に支え部材として構成された保持装置７５′を有しており、この保持装置によってそれぞれのプレスプレート６２′は静止位置に支えられており、案内台車１４の移動運動に関連して積み込み装置５の持ち上げ部材７７′はプレスプレート６２′の図示の傾斜位置を生ぜしめ、かつ多段パレット３′内への案内台車１４の引き続く走入運動に際してプレスプレート６２′は案内台車の支持部分８５上に載せられる。積層体２を多段パレット３′内に積み込んだ後に、プレスプレート６２′は案内台車１４の戻り運動に際して、保持装置７５′と協働する構成部分に沿って案内されて、積層体２上に下ろされて各積層体２を圧縮する。
【００３７】
図２０には、パレット装置１″の第３の実施例が示してあり、多段パレット３″は各支持台６のプレスプレート６２′（図２２）に配設された保持装置７５′を備えており、この保持装置は、案内フレーム８６を介して多段パレット３″の各支持台６に配設された上下駆動部材８７，８８（図２１）によって上下動させられる２つの上下動アーム８９，９０から成っており、前記案内フレームにそって保持装置全体が昇降可能であり、積層体２を積み込む際、該当する支持台６，６′の位置へ前記保持装置７５′は昇降配置される。
【００３８】
図２１及び図２２の有利な実施例では上下動アーム８９，９０は、対を成して対置されて支持台６，６′間を側方へ運動可能な旋回フィンガー９１，９２；９３，９４を備えており、この旋回フィンガーは同期的な運動（矢印９５）によって支持台６，６′間内へ運動させられ、各プレスプレート６２′が図２２に示す解放位置内に個別に持ち上げられ、次いで各支持台６′への積み込みの後に、積み込まれた各積層体２上への所属のプレスプレート６２′の降下が制御に基づき行われ、これによって各支持台内の積層体の上下方向での圧縮が順次に行われる。
【００３９】
図２３にはパレット装置１０１の第４の実施例が示してあり、積層体１０２は積み込み装置１０５を用いて、持ち上げられた支持台１０６と受け入れ位置にある支持台１０６′との間に走入され、後者の支持台１０６′上の積み重ね面１０７内に下ろされる。
【００４０】
パレット装置１０１はフレーム１０８を備えており、フレームの垂直支柱１０９，１１０に一方で積み込み装置１０５が上下動可能に支えられかつ他方で多段パレット１０３が上下動可能に支えられており、上側の横桁１１１，１１２に、それぞれの駆動部１１３，１１３が設けられている。
【００４１】
積み込み装置１０５は積層体１０２を受容するために垂直支柱１０９に沿って垂直に昇降可能な案内台車１１４を有しており、この案内台車の受容部１１５内に載せられた積層体１０２が図示の水平な初期高さ位置へそれぞれの支持台１０６′に向けて移される（図２３）。
【００４２】
多段パレット１０３は図２３及び図２４に示しているように、支持台１０６，１０６′が互いに結合されることなく上下に重ねられて垂直な１つの塔を成すように構成されており、前記各支持台は多段パレット１０３に配設された昇降装置１７５を用いて個別に、積層体の積み込まれてない積み重ね位置Ａ′から受け入れ位置Ｂ′（図２４）を経て、隣接する支持台が上下方向に接近した貯蔵位置Ｃ′へ移されるとともに、該貯蔵位置Ｃ′で互いにかつ直接的に支持される。前記積み重ね位置Ａ′の最下位にある支持台１０６と前記受け入れ位置Ｂ′にある支持台１０６′との間には、積み込み装置１０５の走入若しくは積層体１０２の挿入のために自由に通過可能な間隔１２１が形成されている（図２４）。
【００４３】
図２５及び図２６から明らかなように、各支持台１０６，１０６′にプレスプレート１６２を自動的に解放可能に支持してあり、このプレスプレートは前に貯蔵位置Ｃ′に移された支持台１０６′（図２６）上の積層体１０２へプレス接触するために配設されている。各支持台１０６′は貯蔵位置Ｃ′で互いに直接的に支持される。
【００４４】
支持台１０６，１０６′は有利な実施例では長方形に構成された積み重ね面１０７を有しており、この積み重ね面は相対する２つの側縁に支持係合可能な垂直な支持部１２２，１２２′を備えている。図２３乃至図２７に示す実施例において、支持部１２２，１２２′は支持台１０６，１０６′の縦桁１３２に対で配置された支持脚部１４３によって形成されている。支持台１０６，１０６′（図２６）の安定的な支持係合のために、支持部１２２，１２２′はそれぞれ下端部に、下側に位置する支持台内に係合する垂直な少なくとも１つの固定ピン１５７を備えている。
【００４５】
図２５及び図２６は、プレスプレート１６２を垂直方向に持ち上げ可能な支持構成を示しており、この場合には、プレスプレートは垂直な支持部１２２，１２２′の相対する内側１５９に係止片１５８を設けてある。該係止片１５８は有利には垂直な支持部１２２，１２２′の下半部に配置されていて前記プレスプレート１６２を持ち上げ可能である。このようにして該プレスプレート１６２に対して積層体の異なる積み重ね高さに適合可能な受容空間Ｈが残されている。
【００４６】
図２７には、空の支持台１０６を搬送する際に所要スペースをわずかなものとする積み重ね位置が示してある。この場合、長さＬ及び幅Ｂによって規定された長方形輪郭が、結合されない支持台から成る１つの塔への積み重ねを可能にする。支持台１０６は図示の実施例ではそれぞれ互いに９０°ずらして配置されて、垂直に積み重ねられ、わずかなスペースで搬送が可能である。図２３では支持台１０６がフロアーコンベヤ１９６上で搬送可能な位置に積み重ねられている。
【００４７】
図２８では支持台１０６″の積み重ね面１０７′は正方形に構成されており、積み込まれていない支持台１０６″の搬送のために支持台の垂直方向で隙間のない積み重ねが、縦軸線を基準として支持台１０６″を回動させてずらし重ねて（図２９）、それぞれの支持部１２２，１２２′を自由に下方へ突出させることによって達成される。
【００４８】
図２５から明らかなように、昇降装置１７５は、旋回レバーとして構成された操作部材１５３で以て、各支持台１０６の縦桁１３２の下側に係合して、個別若しくは複数の支持台１０６が同時に昇降方向１９７に上昇若しくは降下させられ、各支持台への積み込みの際の各支持台の積み重ねが、積層体１０２上へのプレスプレート１６２の降下（圧着）を伴って行われる。
【００４９】
図示の装置は逆の運動経過で、かつ付加的な補助手段なしに多段パレットからの積層体１０２の積み降ろしに際しても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 積み込み装置の範囲にある多段パレットに対して積層体をパレット積みするための本発明に基づく装置の側面図。
【図２】 図１のＩＩ−ＩＩ線に沿った平面図。
【図３】 積み込み装置の、図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った断面図。
【図４】 積み込み装置の持ち上げ位置での、図３に対応する断面図。
【図５】 積み込み装置の、案内台車を備えた範囲の拡大断面図。
【図６】 積み込み装置の持ち上げ位置での、図５に対応する断面図。
【図７】 積み込み装置と多段パレットとの間に設けられた位置決めピンの側面図。
【図８】 多段パレットの方向への移行間隙内へ走行させられた積み込み装置の断面図。
【図９】 案内台車を多段パレット内へ走入させた状態での積み込み装置の側面図。
【図１０】 図６のＸ−Ｘ線に沿った拡大断面図。
【図１１】 多段パレット内への積層体の積み込みの行われていない状態での図１のＸＩ−ＸＩ線に沿った正面図。
【図１２】 多段パレット内への積層体の部分的に積み込みの行われた状態での図１１に対応する正面図。
【図１３】 多段パレットの、パレット装置からの取り出しのために支持台を降下させられた状態での図１１に対応する正面図。
【図１４】 支持台の縁部範囲の拡大斜視図。
【図１５】 多段パレットの、最下位の支持台への積層体の積み込まれた状態の部分断面図。
【図１６】 多段パレットの、２つの支持台への積層体の積み込まれた状態の部分断面図。
【図１７】 多段パレットの、３つの支持台への積層体の積み込まれた状態の部分断面図。
【図１８】 多段パレットを備えたパレット装置の別の実施例の側面図。
【図１９】 多段パレットを備えたパレット装置のさらに別の実施例の側面図。
【図２０】 多段パレットを備えたパレット装置のさらに別の実施例の側面図。
【図２１】 図２０のＸＸＩ−ＸＸＩ線に沿った平面図。
【図２２】 図２０のＸＸＩＩ−ＸＸＩＩ線に沿った正面図。
【図２３】 互いに結合されていない支持台から成る多段パレットを備えたパレット装置の側面図。
【図２４】 図２３のパレットの正面図。
【図２５】 昇降装置の拡大側面図。
【図２６】 互いに支持された２つの支持台の部分拡大図。
【図２７】 長方形の積み重ね面を備えた支持台から成る多段パレットの側面図。
【図２８】 正方形の積み重ね面を備えた支持台から成る多段パレットの側面図。
【図２９】 図２８のパレットの平面図。
【符号の説明】
１ パレット装置、 ２ 積層体、 ３ 多段パレット、 ４ 積層体供給装置、 ５ 積み込み装置、 ６，６′ 支持台、 ８ 装置フレーム、 ９，１０ 垂直支柱、 １１，１２ 横桁、 １４ 案内台車、 １５ 受容部、 １６ 搬送平面、 １７ 搬送ローラ、 １８ 支持ローラ、 １９ 隙間、 ２０ ベルト駆動部、 ２１ 駆動ローラ、 ２３ 支持フォーク、 ２４ 昇降部、 ２５，２６ 側部桁、 ２７ 保持部材、 ２８ 旋回軸、 ２９ 支持部分、 ３０ 押さえ部材、 ３１ 駆動部、 ３３ シリンダ、 ３４ ピストンロッド、 ３５ 支持ブロック、 ３６ 揺動杆、 ３７ 伝達部材、 ３８ 横梁、 ３９，４０ 受承部材、 ４１ 係止部、 ４２ ストッパ部、 ４４ 位置決めピン、 ４６，４７，４８，４９ ローラ組、 ５０，５１ ローラレール、 ５２，５３ 対向桁、 ５４ 駆動装置、 ５５，５６ ローラ組、 ５７ 伝動チェーン、 ５８ 転向ローラ、 ６０ 受容間隙、 ６１ 支持レール、 ６２ プレスプレート、 ６４ 張り出し部材、 ６５ 溝形材、 ６６ 脚部、 ６７ 梁部材、 ６８ 底部、 ６９ 一直線、 ７０ 支持プレート、 ７１ 支持フック、 ７２ 脚部、 ７５，７５′ 保持装置、 ７６ 矢印、 ７７ 持ち上げ部材、 ７８，７９ 旋回アーム、 ８０ 案内ロッド、 ８１ 支持アーム、 ８２ ヒンジ、 ８３ 支持ピン、 ８５ 支持部分、 ８６ 案内フレーム、 ８７，８８ 持ち上げ部材、 ８９，９０ 上下動アーム、 １０７ 積み重ね面、 １０８ フレーム、 １０９，１１０ 垂直支柱、 １１１，１１２ 横桁、 １１３ 駆動部、 １２２，１２２′ 支持部、 １３２ 縦桁、 １４３ 支持脚部、 １５３ 操作部材、 １５７ 固定ピン、 １５８ 係止片

Claims (35)

1. 袋物を製造するためのチューブ片の積層体をパレット積みするための方法において、
   該チューブ片は紙若しくは類似の材料の両側縁を接着することによってチューブ状にされたものであり、
   パレットは、複数枚の支持台が鉛直方向に積み重ねられた形式の多段パレットであって、各支持台は積層体のための上下動可能なプレスプレートを備えており、
   チューブ製造機械からは、前記各チューブ片を平面状に折り畳み、複数枚積層した積層体が積み込み装置に供給され、
   該積み込み装置は、前記積層体を個別若しくはユニット単位で持ち上げ、次いでプレスプレートが上方に移動した状態の前記支持台間に、前記積層体が上下の支持台及びプレスプレートに触れないように挿入し、前記積層体が支持台内の所定の位置に達したとき、前記積層体を鉛直降下させて支持台上に下ろし、
   前記多段パレットは、前記積層体が支持台上に下ろされた直後に、前記プレスプレートを下降させて、前記積層体を上下方向に圧縮することを特徴とする、紙若しくは類似の材料から成るチューブ片の積層体をパレット積みするための方法。
2. 前記積み込み装置は、前記挿入と前記鉛直降下の間、前記積層体を上下に締め付けられた状態に維持する請求項１に記載の方法。
3. 前記積み込み装置は、前記積層体の持ち上げと同時に前記積層体を上下に締め付ける請求項２に記載の方法。
4. 前記多段パレットの最下段から最上段まで、前記積層体を順次積み込む請求項１から３のいずれか１項に記載の方法。
5. 袋物を製造するためのチューブ片の積層体（２）をパレット積みするための装置において、
   該チューブ片は紙若しくは類似の材料の両側縁を接着することによってチューブ状にされたものであり、
   パレット（３）は、複数枚の支持台（６，６′）が鉛直方向に積み重ねられた形式の多段パレット（３）であって、隣接する支持台が上下方向に離間した受け入れ位置と、隣接する支持台が上下方向に接近した貯蔵位置とに、装置フレーム（８）内で変位可能に構成されており、
   積層体供給装置（４）は、前記各チューブ片が平面状に折り畳まれて、複数枚積層された積層体（２）を積み込み装置（５）に供給するものであり、
   該積み込み装置（５）は、前記積層体を個別若しくはユニット単位で受け入れる室状の受容部（１５）と、該受容部に受け入れられた前記積層体を各支持台（６，６′；１０６，１０６′；１０６″）の高さ位置に合わせるように、前記装置フレーム（８）に沿って昇降する昇降台を有し、
   該昇降台には、昇降部（２４）を備えた案内台車（１４）が支持され、
   前記昇降部（２４）は複数の支持フォーク（２３）を有し、前記受容部（１５）上面よりわずかに下方に前記支持フォーク（２３）を位置づける初期高さ位置と、前記受容部（１５）上面より上方に前記支持フォーク（２３）を位置づける搬送高さ位置との間で垂直移動可能であるとともに、前記搬送高さ位置において前記多段パレット（３）の方向に前記案内台車（１４）と共に水平往復移動可能であり、前記積層体が支持台内の所定の位置に達したとき、鉛直降下して前記積層体を支持台上に下ろすものであり、
   前記多段パレット（３）は、前記各支持台（６，６′）に前記積層体（２）を圧縮するためのプレスプレート（６２；１６２）を備えていることを特徴とする、
   紙若しくは類似の材料から成るチューブ片の積層体をパレット積みするための装置。
6. 前記案内台車（１４）は、前記積層体（２）の上面に圧接可能な保持部材（２７）を備えている請求項５に記載の装置。
7. 前記保持部材（２７）は、前記案内台車に枢着され前記積層体の上面へ旋回可能な押さえ部材(３０）を備えている請求項６に記載の装置。
8. 前記昇降部（２４）と前記押さえ部材（３０）は、前記案内台車（１４）に支持された共通の駆動部（３１）によって駆動される請求項７に記載の装置。
9. 前記駆動部（３１）はシリンダ（３３）を有し、該シリンダ（３３）のピストンロッド（３４）の端部は、中央を支承された揺動杆（３６）の一端に枢着され、該揺動杆の他端は伝達部材（３７）を備え、該伝達部材は、前記昇降部（２４）の横梁（３８）に設けられた受承部材（３９，４０）を移動可能であり、これによって前記昇降部（２４）が前記初期高さ位置と前記搬送高さ位置との間で垂直移動可能とされている請求項８に記載の装置。
10. 前記横梁（３８）は係止部（４１）を備え、該係止部は前記横梁の垂直移動に伴って前記押さえ部材（３０）のストッパ部（４２）に作用して前記押さえ部材（３０）を旋回運動させる請求項８又は９に記載の装置。
11. 前記案内台車（１４）は、ローラ組（４６，４７；４８，４９）を備えた走行フレーム（２５，２６）を備え、該走行フレームは、前記昇降部（２４）を支持するとともに、伝動チェーン（５７）を介して駆動装置(５４)により走行駆動される請求項８から１０のいずれか１項に記載の装置。
12. 前記走行フレームは、前記ローラ組（４８，４９）の前記多段パレット（３）側に、支持ローラ組（５５，５６）を備えている請求項１１に記載の装置。
13. 前記積み込み装置（５）は、前記多段パレット（３）への積み込み位置に位置決めするため、少なくとも１個の位置決めピン（４４）を有する請求項５から１２のいずれか１項に記載の装置。
14. 前記支持台（６）は、側方に垂直方向の案内スリット（６３）を有し、該支持台の上側の支持台は下側の支持台の前記案内スリット（６３）内を上下動可能な張り出し部材（６４）を有し、上下の支持台が上下方向に離間した受け入れ位置にある時、前記張り出し部材（６４）が前記プレスプレート（６２）を持ち上げる請求項５に記載の装置。
15. 前記支持台（６）は、溝形材からなる側方桁（６５）を有し、その上方脚部（６６）には少なくとも２本の梁部材（６７）が取り付けられ、該梁部材（６７）には複数の支持レール（６１）が間隙（６０）を空けて取り付けられ、前記溝形材（６５）の底部（６８）には、前記案内スリット（６３）と前記張り出し部材（６４）とが一直線上に形成されている請求項１４に記載の装置。
16. 前記案内スリット（６３）が、前記張り出し部材（６４）と前記底部（６８）との結合部まで延びており、前記支持台が上下方向に接近した貯蔵位置にあるとき、下方の張り出し部材が上方の張り出し部材を支えるようになっている請求項１５に記載の装置。
17. 前記支持台が上下方向に接近した貯蔵位置にあるとき、前記溝形材（６５）の上方脚部（６６）が、上側の支持台の溝形材の下方脚部を支えるようになっている請求項１５又は１６に記載の装置。
18. 前記張り出し部材（６４）は、Ｌ字形の支持フック（７１）を備え、該支持フックの脚部（７２）が、前記プレスプレート（６２）を持ち上げることができ、該脚部（７２）は、前記溝形材（６５）の脚部に相応する深さで前記支持台間に突出している請求項１５から１７のいずれか１項に記載の装置。
19. 前記各支持台（１０６，１０６′）は、互いに結合されることなく積み重ねられて垂直な塔を成しており、
    該各支持台は、前記多段パレットに配設された昇降装置（１７５）を用いて個別に、前記積層体の積み込まれていない積み重ね位置(Ａ′）から前記積層体のための受け入れ位置（Ｂ′）を経て、隣接する支持台が上下方向に接近した貯蔵位置（Ｃ′）へ移されるとともに、該貯蔵位置（Ｃ′）で相互にかつ直接的に支持される請求項５に記載の装置。
20. 前記支持台（１０６）の積み重ね面（１０７）は、長さＬと幅Ｂとが異なる長方形である請求項１９項に記載の装置。
21. 前記支持台（１０６）は互いに９０°ずらして垂直方向に積み重ねられる請求項２０に記載の装置。
22. 前記支持台（１０６″）の積み重ね面（１０７′）は正方形である請求項１９項に記載の装置。
23. 前記支持台は、少なくとも前記積み重ね面（１０７）の相対する２つの側縁に、支持係合可能な垂直な支持部（１２２，１２２′）を備えている請求項１９から２２のいずれか１項に記載の装置。
24. 前記支持部（１２２，１２２′）は、縦桁（１３２）に対で配置された支持脚部（１４３）によって形成されている請求項２３に記載の装置。
25. 前記支持部（１２２，１２２′）の下端部には、下側の支持台に係合する垂直な固定ピン（１５７）が少なくとも１つ備えられている請求項２４に記載の装置。
26. 前記支持部（１２２，１２２′）の互いに相対する側（１５９）には、係止片（１５８）が設けられており、該係止片は前記プレスプレート（１６２）を持ち上げ可能である請求項２３から２５のいずれか１項に記載の装置。
27. 前記係止片（１５８）は、前記垂直な支持部（１２２，１２２′）の下半部に配置されている請求項２６記載の装置。
28. 前記支持台は、少なくとも１つの側縁に昇降装置（１７５）の操作部材（１５３）に係合する係合部を有している請求項１９から２７のいずれか１項に記載の装置。
29. 袋物を製造するためのチューブ片の積層体（２）をパレット積みするための装置において、
    該チューブ片は紙若しくは類似の材料の両側縁を接着することによってチューブ状にされたものであり、
    パレット（３′）は、複数枚の支持台（６，６′）が装置フレーム（８）内で鉛直方向に積み重ねられた形式の多段パレット（３′）であり、
    積層体供給装置（４）は、前記各チューブ片が平面状に折り畳まれて、複数枚積層された積層体（２）を積み込み装置（５）に供給するものであり、
    該積み込み装置（５）は、前記積層体を個別若しくはユニット単位で受け入れる室状の受容部（１５）と、該受容部に受け入れられた前記積層体を各支持台（６，６′）の高さ位置に合わせるように、前記装置フレーム（８）に沿って昇降する昇降台を有し、
    該昇降台には、昇降部（２４）を備えた案内台車（１４）が支持され、
    前記昇降部（２４）は複数の支持フォーク（２３）を有し、前記受容部（１５）上面よりわずかに下方に前記支持フォーク（２３）を位置づける初期高さ位置と、前記受容部（１５）上面より上方に前記支持フォーク（２３）を位置づける搬送高さ位置との間で垂直移動可能であるとともに、前記搬送高さ位置において前記多段パレット（３′）の方向に前記案内台車（１４）と共に水平往復移動可能であり、前記積層体が支持台内の所定の位置に達したとき、鉛直降下して前記積層体を支持台上に下ろすものであり、
    前記多段パレット（３′）の各支持台（６，６′）は、その上方に上下動可能なプレスプレート（６２′）を有しており、
    該プレスプレート（６２′）に関連して保持装置（７５，７５′）が備えられており、
    該各プレスプレート（６２′）は、前記積層体（２）の挿入の際、前記保持装置（７５，７５′）を介して個別に、上方に持ち上げられ、前記積層体（２）を支持台上に下ろした後、前記積層体（２）を圧縮するよう降下させられることを特徴とする、
    紙若しくは類似の材料から成るチューブ片の積層体をパレット積みするための装置。
30. 前記保持装置（７５）は、前方と後方それぞれに少なくとも１つの旋回アーム（７８，７９）を備え、該旋回アームの一端は前記プレスプレートに、他端は前記支持台にそれぞれ旋回可能に結合され、かつこれら旋回アーム（７８，７９）は、少なくとも１つの案内ロッド（８０）によって互いに結合されている請求項２９に記載の装置。
31. 前記前方の旋回アーム（７８）は、ヒンジ（８２）を介して付加的な支持アームを備えている請求項３０に記載の装置。
32. 前記前方の旋回アーム（７８）は支持ピン（８３）を有し、前記積み込み装置（５）は持ち上げ部材（７７）を備え、該持ち上げ部材（７７）が前記支持ピン（８３）に係合して前記前方の旋回アーム（７８）を旋回運動させる請求項３１に記載の装置。
33. 前記支持台（６，６′）は、一定の間隔（Ａ）で前記装置フレーム（８）に設置されている請求項３０から３２のいずれか１項に記載の装置。
34. 前記保持装置（７５′）は、それぞれが少なくとも１つの上下駆動部材（８７，８８）によって上下動させられる２つの上下動アーム（８９，９０）から成るとともに、案内フレーム（８６）に沿って保持装置全体が昇降可能であり、前記積層体を積み込む際、該当する支持台（６，６′）の位置へ前記保持装置（７５′）が昇降配置されるものである請求項２９に記載の装置。
35. 前記上下動アーム（８９，９０）は、前記支持台（６，６′）の両側に配置されるとともに、側方へ旋回可能な旋回フィンガー（９１，９２；９３，９４）を備え、該旋回フィンガーにより前記プレスプレートを持ち上げるものである請求項３４に記載の装置。

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