JP3695231B2 - 画像形成システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿若しくは記録シートの搬送系に紙詰りが発生し、当該紙詰りが解消した場合に、紙詰りにより正常に形成できなかった画像を改めて形成する機能を有する画像形成装置と、当該画像形成装置から排紙された記録シートを積載する積載手段を有し、当該記録シートに後処理を行うフィニッシャとからなる画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機、プリンタ等の画像形成装置の分野においては、高度化する利用者の要求に応えて、単に用紙上に画像を形成して出力するだけにとどまらず、例えば画像が形成された用紙に二つ折り、三つ折り(Z折り)等に折り目を入れたり(以下、「紙折り処理」という。)、用紙の所定位置にファイリング用の穴を開けたり(以下、「穴あけ処理」という。)、ステープル針を用いて製本したり(以下、「ステープル処理」という。)といった、用紙の後処理を行う装置(以下、当該用紙の後処理を行う装置を総称して「フィニッシャ」という。)をオプションとして提供することが盛んに行われている。
【0003】
これらのフィニッシャにおいて、例えばステープル処理を行うには、画像形成装置の側から順次排紙された用紙を積載し、所定枚数が積載された後にステープル処理を行う必要があるため、フィニッシャに、画像形成がなされた用紙を積載する後処理トレイのような積載手段を設けることが多い。
一方、最近の画像形成装置においては、画像が形成される用紙などの記録シートの搬送系における紙詰り(以下、「ジャム」という。)が発生した場合に、ジャム補正を行う機能を有するものが増加している。ここで、ジャム補正とは、当該ジャムが発生したことにより正常に画像形成できなかった画像について、画像メモリなどに格納されている画像データを用いて、改めて画像を形成する機能である。
【0004】
このジャム補正においては、画像形成すべき原稿画像のページ数と、画像形成が正常に終了した枚数とを管理しておき、発生したジャムが解消した場合に、まだ複写が正常に終了していない原稿について改めて画像形成を行うことにより、ジャムによる影響を補正し、結果として全ての画像の形成を行うようにしている。
【0005】
さて、上記したようなジャム補正機能を有する画像形成装置、及び従来のフィニッシャから構成される従来の画像形成システムにおいては、たとえ画像形成装置側においてジャムが発生しても、フィニッシャの側では特別な処理は行わないのが通常であるし、また、画像形成装置の側でも、フィニッシャに対して搬出した用紙に関しては、単にそれらの用紙は正常に画像形成され、排紙されたものとして取り扱うのが通常であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成システムにおいて画像形成装置の側にジャムが発生した場合、ユーザがジャムを解消しようとする際に、フィニッシャ内に設けられている上記後処理トレイなどの積載手段上に残留している用紙をも除去してしまうことがある。そのような場合、上記従来の画像形成システムにおいては、積載手段から除去された用紙に対応する画像について再度の画像形成がなされることはないため、結果としてステープル処理された用紙束に落丁が発生してしまう場合があるという問題点を有していた。
【0007】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、ユーザがジャム補正に際して上記積載手段上に残留している記録シートを除去してしまったような場合でも、画像形成されたシート束に落丁を生じることのない画像形成システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成システムは、原稿若しくは記録シートの搬送系に紙詰りが発生し、当該紙詰りが解消した場合に、紙詰りにより正常に形成できなかった画像を改めて形成する機能を有する画像形成装置と、当該画像形成装置から排紙された記録シートを積載する積載手段を有し、当該記録シートに後処理を行うフィニッシャとからなる画像形成システムにおいて、前記画像形成装置により画像が形成されるべき原稿画像のページ数を計数する第1の計数手段と、前記積載手段に積載された記録シートの枚数を計数する第2の計数手段と、紙詰りが解消した場合に、前記第1の計数手段の計数値から前記第2の計数手段の計数値を減算することにより、改めて形成すべき画像の数を算出する算出手段と、前記算出手段による算出に先立ち、前記積載手段に記録シートが積載されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、積載されていないと判定された場合には、前記第2の計数手段の計数値を0に設定して、前記算出手段による算出がなされるように制御する算出制御手段と、前記算出手段により算出された画像の数だけ改めて画像の形成を行うよう前記画像形成装置を制御する制御手段とを備えることを特徴としている。
【0009】
即ち、本発明の画像形成システムにおいては、画像が形成されるべき原稿画像のページ数、及び積載手段に搭載された記録シートの枚数を計数するとともに、ジャム補正に際して、積載手段に記録シートが積載されているか否かを判定する。この判定結果により、本来積載手段に記録シートが積載されているべきであるにもかかわらず、実際には記録シートが積載されていないといったことを検出することができるので、上記のようにユーザにより積載手段から記録シートが除去されたことを検出することが可能になるとともに、除去された用紙の分も含めてジャム補正を行うことができ、従って、ユーザが積載手段に残留している記録シートを除去してしまった場合でも落丁が生じることのない画像形成システムを提供することができる。
【0010】
なお、本発明は、上記従来技術として説明した画像形成装置のジャム補正を行う場合だけでなく、例えば原稿自動搬送装置(以下、「ADF」という。)やRDH(リサイクル・ドキュメント・ハンドラ)などの原稿搬送系にジャムが発生した場合のジャム補正にも適用することができる。
即ち、第1の計数手段は、例えばADFにより読み取られた原稿のページ数、給紙カセットから給紙された記録シートの枚数などから、画像が形成されるべき原稿画像のページ数を計数することができ、第2の計数手段は、例えば積載手段への記録シートの搬入を検知するセンサの出力などから、積載手段に積載された記録シートの枚数を計数することができる。
【0011】
ここで、上記各手段を画像形成装置若しくはADFなどの側に備えるか、フィニッシャの側に備えるかは任意であり、例えば、画像形成装置などとフィニッシャとの間で所定のセンサの検出信号などのやり取りを行うようにすること等により、いずれも、どちらに備えることも可能となる。
フィニッシャの一例として、例えば、下記実施の形態として説明するような、積載手段に一旦積載された記録シートを、前記後処理を行う機構が備えられる位置に向けて排出する排出機構を有し、前記第1の計数手段及び第2の計数手段は、前記排出機構により記録シートが排出された場合に、それぞれの計数値から、当該排出機構により排出された記録シートの枚数を減算するようなものが考えられるが、この排出機構を有しないフィニッシャにおいても、本発明を適用することは可能である。
【0012】
画像形成装置の一例としては、読み取った原稿画像のデータをメモリに格納し、当該格納された画像データに基づいて画像を形成する複写機であって、紙詰りが解消した場合に、前記算出手段により算出された数の分だけ、前記メモリに格納された画像データに基づいて画像形成を改めて行う機能を有することを特徴とするようないわゆるデジタル複写機を用いることができる。また、原稿自動搬送装置に積載された原稿を順次読み取って複写する複写機であって、原稿の搬送系に紙詰りが解消した場合に、原稿を複写開始当初と同様に積載して再動作を指示することにより、前記算出手段により算出された数の分だけ積載された原稿の読み直しを行い、読み直された原稿の画像形成を改めて行う機能を有することを特徴とするような複写機にも適用することができるが、これらに限定されるわけではなく、種々の画像形成装置に適用することが可能である。
【0013】
なお、本発明の画像形成システムには、画像形成装置から排紙された記録シートを積載する積載手段を有するフィニッシャにおいて、前記積載手段への記録シートの積載を検出する第1の検出手段と、画像形成装置の原稿若しくは記録シートの搬送系に紙詰りが発生し、当該紙詰りが解消した場合に、前記積載手段に記録シートが積載されているか否かを検出する第2の検出手段とを備えることを特徴とするフィニッシャを用いることができる。第1の検出手段の検出信号から、積載手段に積載された記録シートの枚数を管理することができる。紙詰りの発生に際しては、第2の検出手段の検出信号から、ユーザにより積載手段から記録シートを除去された可能性があるか否かを判定することができるので、それに応じたジャム補正を行うことが可能となる。
【0014】
前記各検出手段としては、具体的には用紙の通過や、用紙の存在を検出するセンサなどを用いることができ、従って、各センサの出力信号などを処理する手段、例えばCPUなどについては、フィニッシャに備えてもよいし、各センサの出力信号を画像形成装置側に送信するようにすれば、画像形成装置の側に備えることもできる。
【0015】
また、フィニッシャから通知される情報の形式、内容等には、特に制限があるわけではなく、即ち、改めて形成すべき画像の枚数を決定するための情報としては、例えば上記各センサの出力信号をも含めて種々の形態が可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成システムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(1)画像形成システムの全体構成
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示す概略断面図である。同図に示されるように、本実施の形態の画像形成システムは、画像形成装置の一例としての複写機10と、当該複写機10に連結されたフィニッシャ100とから構成される。
【0017】
なお、本明細書では、用紙が搬送される方向を「用紙搬送方向」といい、この用紙搬送方向に対して直交する方向を「用紙搬送直交方向」という。また、用紙搬送方向を基準として、用紙の長手方向が用紙搬送方向に沿う場合の用紙の向きを「縦」といい、用紙の長手方向が用紙搬送方向に直交する場合の用紙の向きを「横」という。
【0018】
(2)複写機10の構成
フィニッシャ100が連結されている複写機10は、原稿面の画像を読み取り一旦画像メモリ825(図4参照)に記憶して、必要により各種の画像編集処理を施した後、周知の電子写真方式によって用紙上に画像を形成し、排紙部10bからコピー済み用紙を1枚ずつ排紙する、いわゆるデジタル複写機と称されるものである。
【0019】
当該複写機10は、上部にADF12が搭載されている。このADF12は、トレイ14上にセットされた1枚または複数の原稿を1枚ずつ複写機10のプラテンガラス(不図示)上に送り込み、画像読取終了後に当該原稿をトレイ16上に排出する公知のものである。
ADF12などによりプラテンガラス上にセットされた原稿は、複写機10に内蔵されているイメージリーダ(不図示)によってその画像を読み取られ、デジタルデータに変換されて前記画像メモリ825に格納される。コピー動作は、図4に示される画像信号処理部820が当該画像データを読み出すことにより、必要な編集、例えばページ順の変更、画像反転処理、あるいは表裏両面へのコピー処理などを加えて実行される。
【0020】
また、この複写機10の排紙部10b近傍には、複写機10の用紙の表裏を反転させる用紙反転機構20が設けられている。そして、複写機10は、用紙をこの用紙反転機構20で反転した後に排紙部10bから排紙するための第1の径路21、用紙を用紙反転機構20で反転した後に当該用紙を複写機10内で循環させ、複写された面の裏面にさらに複写(両面コピー)するための第2の径路22、及び、用紙反転機構20を通さずに排紙部10bから排紙するための第3の径路23の3つの径路を有している。当該3つの径路は、選択的に切り換え自在である。
【0021】
なお、複写機10は、用紙反転機構20などを含む用紙搬送径路中においてジャムが発生した場合に、ジャム補正を行う機能を備えている。即ち、発生したジャムが解消した場合には、フィニッシャ100から通知されてくる情報に従って、画像メモリ825に格納された画像データに基づき、正常に複写が終了していない原稿について改めて画像形成を行う。ここで、フィニッシャ100内部に収納されている用紙がユーザにより除去された場合には、当該除去された用紙の分を考慮して、ジャム補正を行う。このフィニッシャ100からの情報に基づいてジャム補正を制御する点が本発明の骨子であるが、この詳細については後述する。
【0022】
また、複写機10は、ユーザにより設定された動作モードなどに基づいて、排紙される用紙が穴あけ処理やステープル処理などを指示されているか否かの情報をフィニッシャ100に対して出力するとともに、ADF12により原稿を読み取ったことを示す信号や、ジャムの発生、あるいはジャムの解消を示す信号などをフィニッシャ100に対して出力する。フィニッシャ100は、それらの各情報に基づいて穴あけ処理、ステープル処理などを行ったり、ジャム補正に際して必要な情報、例えば改めて画像形成を行うべき画像の枚数の決定に必要な情報などを複写機10の側に通知する。
【0023】
(3)フィニッシャ100の全体構成
図2は、本実施の形態におけるフィニッシャ100の要部を示す概略断面図である。本実施の形態のフィニッシャ100は、複写機10の排紙部10bから排紙され1枚ずつ搬送される用紙Pに対し必要に応じて前記紙折り処理、穴あけ処理、及びステープル処理を選択的にあるいは組み合わせて行うものである。また、このフィニッシャ100は、ファーストページシステムの画像形成装置としての複写機10やプリンタなどに接続して用いることを前提として、用紙Pの搬送形態、積載形態、あるいは紙折り形態などを決定している。
【0024】
フィニッシャ100は、図2に示すように、前記排紙部10bから排紙された用紙Pをフィニッシャ100内に搬入する搬入部150と、1枚ずつ搬送される用紙Pに折り目を付ける紙折り装置200と、1枚ずつ搬送される用紙Pにファイリング用の穴をあけるパンチ装置300と、ステープル処理をする前に用紙Pを積載し整合する後処理トレイ部400と、後処理トレイ部400の下流側に配置され、積載、整合された用紙束にステープル処理を施すステープル装置500と、ステープル処理をした用紙束あるいはステープル処理をしない用紙のいずれをも収容自在な集積トレイ部600と、フィニッシャ100から排紙される用紙Pを積載する排紙トレイ部110とを有する。
【0025】
搬入部150は、搬送ローラ101及びガイド板を備える。紙折り装置200は、複数の紙折りローラ207、208、209を備え、これら紙折りローラ207、208、209間に用紙Pを挟み込んで折り目を付ける。また、ステープル装置500は、後処理トレイ部400にて積載、整合された用紙束の用紙搬送方向及び用紙搬送直交方向の2方向に移動可能に構成されている。
【0026】
フィニッシャ100内の各部に向けて用紙Pをローラ搬送するために、用紙搬送径路には、後処理トレイ部400へ用紙を1枚ずつ搬送するための搬送ローラ104、106、111が配置され、また、後処理トレイ部400から集積トレイ部600へ用紙束を搬送するための搬送径路には、用紙束搬送ローラ114と115、116と117、119と120が配置され、さらに集積トレイ部600へ直接用紙Pを搬送するための搬送ローラ121が配置されている。そして、それぞれの搬送径路の終端位置には、排紙トレイ部110に用紙Pを排出する排出ローラ109、後処理トレイ部400に用紙Pを排出する排出ローラ113、集積トレイ部600に用紙または用紙束を排出する排出ローラ122、123が配置されている。
【0027】
用紙Pの搬送先を切り換えるため、用紙搬送径路の途上に、複数の切換爪201、103、107が設けられている。搬入部150と紙折り装置200との間に配置される切換爪201は、用紙Pを紙折り装置200に送り込むか否かを切り換える。この切換爪201の下流側にパンチ装置300が配置され、搬入部150から搬入される用紙、又は紙折り装置200から搬送される用紙のいずれに対しても穴あけ処理を行うことができる。パンチ装置300の下流側に配置される切換爪103は、用紙Pを排紙トレイ部110や後処理トレイ部400に向けて搬送するか、用紙Pを集積トレイ部600に向けて直接搬送するかを切り換える。切換爪103の下流側に配置される切換爪107は、用紙Pを排紙トレイ部110に向けて搬送するか、後処理トレイ部400に向けて搬送するかを切り換える。
【0028】
また、フィニッシャ100内の各部の駆動や停止のタイミングをとるため、用紙ないし用紙束の搬送径路の途上には、用紙Pを検出する複数のセンサ102、105、108、112、118、124、225などが配置されている。
さらに、本実施の形態のフィニッシャ100は、週刊誌のように中綴じステープル処理された用紙束を集積トレイ部600に排出する際の排出不良を防止する案内手段160を有する。図示例の案内手段160は、排出ローラ122、123から排出されてくる用紙束の下面を支持する進退移動自在な補助ガイド部材125から構成されている。
【0029】
集積トレイ部600は、周知の方法により、排出される用紙又は用紙束の量によって上下動可能となっており、用紙または用紙束の量が多くなるにつれて次第に下方に移動される。
フィニッシャ100においては、前述したように、複数の用紙後処理(紙折り処理、穴あけ処理、及びステープル処理)が可能であり、ユーザは、これらの処理を複写機10の操作パネルから任意に選択可能である。
【0030】
例えば、ユーザがステープル処理をしないモードを選択した場合には、複写機10の排紙部10bから排紙された用紙Pは、紙折り装置200及びパンチ装置300によりユーザが選択した処理が施された後、排紙トレイ部110または集積トレイ部600に向けてローラ搬送され、これら各トレイ部110、600に積載される。
【0031】
一方、ユーザがステープル処理を行うモードを選択した場合には、ステープル処理をしないモードを選択した場合と同様に、まず、用紙Pに対して、紙折り装置200及びパンチ装置300によりユーザが選択した処理が施される。そして、紙折り処理ないし穴あけ処理された用紙Pは、後処理トレイ部400に向けて搬送され、後処理トレイ部400に順次積載され整合される。この後、積載、整合された用紙Pは、一の用紙束としてローラ搬送され、ステープル装置500に送り込まれる。
【0032】
ステープル装置500においてユーザが所望する位置にステープル処理をした後、ステープル処理された用紙束は、集積トレイ部600に向けてローラ搬送され、集積トレイ部600に積載される。
このフィニッシャ100では、搬送されてくる用紙1枚毎に処理を施す手段、即ち紙折り装置200及びパンチ装置300を、複数の用紙積載部(排紙トレイ110、後処理トレイ部400及び集積トレイ部600の総称)のそれぞれに至る搬送径路の最上流の分岐点(切換爪103が配置される位置)よりもさらに上流側に配置している。このため、いずれの用紙積載部に対しても、1枚毎の用紙処理(本実施の形態では紙折り処理及び穴あけ処理)を施した用紙を排出することができる。
【0033】
以下、さらに、このフィニッシャ100の本発明に関わる主要な機構について詳細に説明する。図3は、後処理トレイ部400とその下流に設けられているステープル装置500の構成を示す概略断面図である。
なお、説明の便宜上、以下、後処理トレイ401からステープル装置500に向けて搬送されるときの用紙搬送方向(FD方向)に沿う整合を「FD整合」と、当該用紙搬送方向に直交する方向である用紙搬送直交方向(CD方向)に沿う整合を「CD整合」という。
【0034】
後処理トレイ部400は、上流部にて既に表裏反転され、排出ローラ113により排出される用紙をフェースダウンの状態で一時的に収容する後処理トレイ401と、後処理トレイ401の用紙排出口401aに配置され用紙のFD整合を行う先端ストッパ409と、排出ローラ113により排出された用紙のCD整合を行う一対の横整合板402と、排出ローラ113により排出される用紙先端を当接させ、前記先端ストッパ409によるFD整合を安定して行うための後端ストッパ403と、後処理トレイ401に収容された所定枚数の用紙を一つの束としてステープル装置500に搬送する第1の用紙束搬送ローラ114、115とを有する。
【0035】
後処理トレイ401は、その用紙排出口401aが所定角度で下り傾斜して配置されている。一対の横整合板(以下、「横整合板対」ともいう。)402は、CD方向に沿って対称的に移動自在に配置され、後端ストッパ403は、FD方向に沿って移動自在に配置されている。FD整合及びCD整合は、後処理トレイ401内に用紙が収容される毎になされる。また、第1用紙束搬送ローラ114、115は、下ローラ114と上ローラ115とからなり、上ローラ115は、略上下方向に移動し、下ローラ114に対して圧接ないし離間自在に構成されている。
【0036】
横整合板対402は、後処理トレイ401上に収容可能な用紙束の最大高さよりも大きな高さ寸法(Lt)を有する板部材から構成され、後処理トレイ401の裏面側にCD方向に沿って設けられた一対のラック420にそれぞれ取り付けられている。ラック420は、ステッピングモータ408により回転駆動されるギヤ421を挟むように、相互に向かい合って取り付けられている。ギヤ421が回転することにより、横整合板対402は、CD方向に向けて対称的に移動する。具体的には、横整合板対402は、ステッピングモータ408の正転時には互いに近付く方向に連動して移動し、逆転時には互いに離れる方向に連動して移動する。
【0037】
また、横整合板対402の待機位置には、第1の待機位置と、第2の待機位置とがある。第1の待機位置は、排出ローラ113により用紙が排出される以前の待機位置である。また、第2の待機位置は、排出される用紙サイズに応じて変更されるが、用紙サイズより若干広く、排出ローラ113により用紙が排出されるのを待ち受ける待機位置である。横整合板対402は、第1待機位置、第2待機位置、及び排出ローラ113により排出された用紙をCD整合する整合位置の間で移動自在となっている。
【0038】
後処理トレイ401下面には、横整合板対402の位置出し用に用いる複数個のセンサが設けられ、横整合板対402には、各センサからの光を遮る遮光板が一体的に取り付けられている。遮光板がセンサの光を遮光することで、第1及び第2の待機位置の位置出しが行われる。また、横整合板対402の整合位置の位置出しは、ステッピングモータ408に与えるパルス数を制御し、ギヤ421の回転量を制御することにより行われる。
【0039】
先端ストッパ409は、底板部409aと、当該底板部409aの先端から立ち上がる閉塞部409bとを備える略L字形状をなし、底板部409aに設けられた支点430を中心として回動自在に、後処理トレイ401の下面に取り付けられている。先端ストッパ409は、バネなどにより付勢されて後処理トレイ401下面の凸部に当接している。先端ストッパ409の閉塞部409bは、後処理トレイ401に収容される用紙の用紙搬送方向の整合基準辺を形成している。そして、底板部409aに接続されている図示しないリンクアームをソレノイドで後方に引くことにより、先端ストッパ409の閉塞部409bが支点430を中心とする円弧状に回動して下方に移動し、用紙束をステープル装置500に搬出する用紙排出口401aが開かれる。このタイミングを検知することで、後処理トレイ401からの用紙の排出を検出することができる。
【0040】
後端ストッパ403は、板状部材412と、板状部材412の両面のうち用紙が当接する面に貼り付けられるスポンジ部材411と、板状部材412を支持する構造体413とを有する。前記板状部材412の略上半分は、後処理トレイ401上面に対して直交する方向から、用紙排出口401aに向かって若干湾曲したアール形状に形成されている。
【0041】
後端ストッパ403の板状部材412をアール形状とすることにより以下の利点がある。即ち、後処理トレイ401上に既に排出され収容されている用紙の枚数、用紙サイズ、あるいは紙折り処理の有無にかかわらず後処理トレイ401からステープル装置500に向けて搬送されるときの用紙搬送方向に沿う用紙後端(排出ローラ113から排出されてくるときの用紙先端に相当する。)が後端ストッパ403の板状部材412に常に安定して当接する。この当接により、排出されてくるときの方向とは逆の方向に用紙が動かされる結果、前記用紙搬送方向に沿う用紙先端が先端ストッパ409に当接して、FD整合が確実なものとなる。また、Z折り紙は、その折り目のために、前記用紙搬送方向に沿う用紙後端が若干浮き上がった状態となっている。このため、上部がアール形状をなす板状部材412を用いることで、Z折り紙を含む用紙束を、均一に押し込んで先端ストッパ409に当接させることができ、Z折り紙を含む用紙束をステープル装置500に搬送する際における用紙搬送方向のズレを確実に矯正できる。
【0042】
後端ストッパ403の構造体413は、後処理トレイ401の下面中央に用紙搬送方向に沿って延伸して設けられたスパイラル軸404に係合している。このスパイラル軸404は、ギヤ列からなる駆動伝達部(不図示)を介してDCモータからなる駆動モータ406に連結されている。そして、駆動モータ406を正逆適宜方向に回転駆動してスパイラル軸404を回転させることにより、後端ストッパ403は、用紙搬送方向に沿って所望の量だけ進退移動する。
【0043】
なお、後処理トレイ401の下側で先端ストッパ409の近傍には、後処理トレイ内ペーパ検出センサ440が配設されている。この後処理トレイ内ペーパ検出センサ440により、後処理トレイ部400に用紙が積載されているか否かを検出する。一方、後処理トレイ部400内への用紙の収納は、センサ112の位置を用紙が通過することにより検出される。一方、後処理トレイ部400からの用紙の排出は用紙排出口401aの動作をモニターすることで検出することができるため、これらにより後処理トレイ部400内に積載されているべき用紙の枚数を管理することができる。
【0044】
(4)制御系900の構成
次に、本実施の形態の画像形成システムにおける制御系900の構成について説明する。図4は制御系900の構成を示す機能ブロック図である。同図に示されるように、制御系900は、複写機10の動作を制御する複写機用CPU910、ADF12の動作を制御するADF用CPU950、フィニッシャ100の動作を制御するフィニッシャ用CPU980が接続されて構成されており、各CPUには、それぞれの制御プログラムが記憶されたROM911、951、981と、作業領域として用いられるRAM912、952、982が接続されている。
【0045】
複写機用CPU910には、読み込んだ画像を記憶するための画像メモリ825と、当該画像メモリ825に記憶された画像情報をもとに画像の回転や拡大縮小などの画像処理を行う画像信号処理部820が設けられている。また、この画像信号処理部820は、イメージリーダのCCDラインセンサ822が原稿を読み取ったアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器821を介して接続されており、さらに、画像信号処理部820が出力する画像信号を、デジタル信号からアナログ信号に変換するD/A変換器831を介して、作像のための半導体レーザ832が駆動される。また、複写機用CPU910には、給紙カセットから用紙が給紙されたことを検出する給紙センサSE1が接続されている。
【0046】
フィニッシャ用CPU980には、上記したフィニッシャ100各部の動作を実行するために、モータやソレノイドなどの各駆動手段や、フィニッシャ100の用紙搬送径路内、後処理トレイ部400内等に設けられている各センサ(後処理トレイ内ペーパ検出センサ440など)が接続されている。
(5)制御系900の処理内容
次に、本実施の形態における制御系900の処理内容について説明する。本実施の形態の画像形成システムにおいては、後処理トレイ部400に積載されているべき用紙の枚数を管理しておき、ジャムが発生した場合において、当該ジャムが解消してジャム補正を行う際には、後処理トレイ内ペーパ検出センサ440にて、実際に後処理トレイ部400に用紙が積載されているか否かを検出する。
【0047】
ここで、後処理トレイ内ペーパ検出センサ440により、実際に後処理トレイ部400に用紙が積載されていることが検出されれば、ジャムの発生に際して、ユーザが後処理トレイ部400に積載されている用紙を除去しなかったものと判断することができる。一方、後処理トレイ部400に用紙が積載されていない場合には、ユーザが用紙を除去した可能性があることから、ジャム補正に際しての画像形成を行うべき枚数を修正しないと、ステープル処理された用紙束に落丁が発生する可能性が生じることとなる。本実施の形態では、以下に説明するような処理を行うことで、落丁の発生を防止する。
【0048】
図5は、フィニッシャ用CPU980にて実行される、後処理トレイ部400に収納されているべき用紙の枚数をカウントする処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示されるように、フィニッシャ用CPU980は、ユーザからステープル処理を指示されている場合には(S101:Yes)、用紙が複写機10の給紙カセットから給紙されたことの複写機用CPU910からの通知を受けて(S102:Yes)、当該給紙された用紙をカウントするカウンタであるC1の値を1だけ加算する(S103)。
【0049】
次に、センサ112の出力から、複写機10から排紙された用紙が後処理トレイ部400に収納されたか否かを判定する(S104)。そして、収納の完了が検出された場合に(S104:Yes)、後処理トレイ部400に収納された用紙をカウントするカウンタであるC2の値を1だけ加算する(S105)。
一方、後処理トレイ部400からステープル装置500への用紙の排出が開始した場合、具体的には先端ストッパ409の動作により用紙排出口401aが開いた場合には(S106:Yes)、カウンタC1の値からカウンタC2の値だけ減算するとともに、カウンタC2の値をクリアする(S107)。以上の処理を行うことで、複写機10側で給紙されているが、後処理トレイ部400に積載されていない用紙の枚数を管理することができる。
【0050】
次に、複写機10の側でジャムが発生した場合のジャム補正に際しての、フィニッシャ用CPU980の処理内容について説明する。図6は、フィニッシャ用CPU980により実行されるジャム補正処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示されるように、ジャム補正処理においては、ユーザからステープル処理が指示されている場合であって(S201:Yes)、複写機10の側でジャムが発生した場合のジャムリセット処理を行う場合には(S202:Yes)、後処理トレイ内ペーパ検出センサ440の出力がオンであるか否かを判定する(S203)。
【0051】
後処理トレイ内ペーパ検出センサ440の出力がオンである場合(S203:Yes)は、ユーザが後処理トレイ部400に積載されている用紙を除去していない場合であるから、通常のジャム補正を行うべく、カウンタC1の値からカウンタC2の値を減算して差分ΔCを算出する(S205)。この差分ΔCの値は、ジャムの発生により正常に複写が終了しなかった用紙の枚数を示すものであるから、その差分の枚数だけ、改めて画像の形成を行うように複写機用CPU910に通知を行う(S206)。複写機10は通知されたΔCの値に従って、通常のジャム補正を行うことができる。
【0052】
一方、ステップS203で後処理トレイ内ペーパ検出センサ440の出力がオフであった場合には(S203:No)、ユーザがジャムの発生に際して、後処理トレイ部400から用紙を除去した可能性があることを示すものであるから、上記通常のジャム補正を行ったのでは、ステープル処理の結果に落丁が生じる場合がある。従って、フィニッシャ用CPU980は、カウンタC2の値をクリアして(S204)、その後に上記ΔCを算出し(S205)、算出された値を複写機用CPU910に通知する(S206)。
【0053】
以上の処理により、複写機用CPU910は、ユーザにより後処理トレイ部400から除去された用紙の分も含めてジャム補正を行うことができるので、ステープル処理の結果に落丁が生じることが防止できる。なお、ユーザがジャムの発生に際して後処理トレイ部400から用紙を除去していない場合でも、後処理トレイ内ペーパ検出センサ440の出力がオフである場合も考えられるが、これは、本来のカウンタC2の値が0であるべき場合であるから、ステップS204を経由するようにしても何ら問題は生じない。
【0054】
以上に説明したように、本実施の形態の画像形成システムによれば、画像形成装置の側でジャムが発生した場合に、ユーザがジャムの解消を図るとともにフィニッシャ内の用紙積載手段から用紙を除去した場合でも、画像形成の結果に落丁が生じることがない。
なお、上記実施の形態では、本発明を複写機10とフィニッシャ100とから構成される画像形成システムに適用した場合について説明したが、画像形成装置としては、複写機に限定されるわけではなく、通常のプリンタなどを用いた場合にも適用することは可能である。
【0055】
即ち、情報処理装置などから送信された画像データに基づいて、当該プリンタにより画像形成された用紙をフィニッシャ内の積載手段に積載するような場合、算出された前記ΔCの値をプリンタに通知する。当該プリンタ内のメモリに画像データが格納されている場合には、当該画像データを用いて、改めて画像を形成するようにすればよい。また、プリンタから、当該プリンタに画像データを送信した情報処理装置などに通知するようにしてもよい。通知を受けた情報処理装置は、当該ΔCに相当する枚数分の画像データを再送することにより、上記複写機10を用いた場合と同様に、画像形成結果の落丁を防止することができる。
【0056】
また、上記実施の形態では、ADF12を用いて読み込んだ原稿画像のデータを画像メモリに格納し、当該格納された画像データを用いて画像形成を行ういわゆるデジタル複写機の記録シート搬送系におけるジャム補正を行う場合について説明したが、本発明は、ADFの原稿搬送系におけるジャムの補正を行う場合でも適用することができる。
【0057】
この場合には、上記カウンタC1において、ADF12で読み取られた原稿のページ数をカウントすればよい。このようにすることで、ADF12で読み取られたにもかかわらず、画像形成され、後処理トレイ部400に収納されていない用紙の枚数を管理することができるため、ADF12におけるジャムが解消した場合に、上記実施の形態と同様にΔCの値を算出して、複写機用CPU910を介してADF用CPU950に通知し、再度の原稿の読み込み及び画像形成を行うことにより、画像形成結果に落丁が生じることを防止することができる。
【0058】
なお、以上のような処理を行うことは、ADFを搭載したアナログ複写機の場合に特に有効である。ADFでのジャムが解消した場合には、例えば、操作パネルの表示部に、原稿を複写開始時と同じ状態で積載してプリントボタンなどを押すようにメッセージを表示し、ユーザがプリントボタンを押した場合に、ADFにおいて既に正常に読み取られた原稿を読み飛ばし、まだ正常に読み取られていない原稿について読み込みを行うなどの方法でジャム補正が行われることが多いが、アナログ複写機の場合には、途中に画像メモリを介さないため、既に正常に読み取られた原稿についても、後処理トレイから除去された用紙の分について、再度の原稿読み込みを行う必要があるからである。
【0059】
さらに、上記実施の形態では、後処理トレイ401に一旦積載された用紙を用紙排出口401aから排出してステープル装置500へと導く構造のフィニッシャを用いた場合について詳細に説明したが、このような機構を有するフィニッシャに限定されるわけではなく、いわゆるビンに排紙した状態においてステープル処理を行うようなフィニッシャに適用することも可能である。具体的には、記録シートがビンに排出された状態で、ステープル処理がなされる前にジャムが発生し、当該ジャムが解消したとすると、ビンの近傍に備えたシート検出センサで記録シートの有無を検出する。そして、本来ビンに記録シートが排出されているべき状態であるにもかかわらず、実際にビンに記録シートが存在しない場合には、上記と同様に本来ビンに存在するべき記録シートの枚数を考慮してジャム補正を行うようにすればよい。
【0060】
なお、上記実施の形態の説明においては、主に記録シートの一例として用紙に画像形成を行う場合について説明したが、記録シートとしては用紙に限られず、OHPシートなど、画像形成が可能な記録シート全てに適用することが可能であることはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る画像形成システムによれば、紙詰りが解消した場合に、画像形成装置により画像が形成されるべき原稿画像のページ数を計数する第1の計数手段の計数値から、積載手段に積載された記録シートの枚数を計数する第2の計数手段の計数値を減算することにより、改めて形成すべき画像の数を算出するに先立ち、積載手段に記録シートが積載されているか否かを判定し、積載されていないと判定された場合には、第2の計数手段の計数値を0に設定して、前記算出がなされるように制御する算出制御手段を備えているので、画像形成装置などの側でジャムが発生した場合に、ユーザがジャムの解消を図るとともにフィニッシャ内の積載手段から用紙を除去した場合でも、画像形成結果に落丁が生じることを防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像形成システムの全体構成を示す概略断面図である。
【図2】本実施の形態におけるフィニッシャ100の要部を示す概略断面図である。
【図3】後処理トレイ部400とその下流に設けられているステープル装置500の構成を示す概略断面図である。
【図4】制御系900の構成を示す機能ブロック図である。
【図5】フィニッシャ用CPU980により実行される、後処理トレイ部400に収納されているべき用紙の枚数をカウントする処理の内容を示すフローチャートである。
【図6】フィニッシャ用CPU980により実行される、ジャム補正処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 複写機
10b 排紙部
12 ADF
20 用紙反転機構
100 フィニッシャ
110 排紙トレイ部
150 搬入部
200 紙折り装置
300 パンチ装置
400 後処理トレイ部
401 後処理トレイ
401a 用紙排出口
402 横整合板対
403 後端ストッパ
404 スパイラル軸
408 ステッピングモータ
409 先端ストッパ
409a 底板部
409b 閉塞部
411 スポンジ部材
412 板状部材
420 ラック
421 ギヤ
440 後処理トレイ内ペーパ検出センサ
500 ステープル装置
600 集積トレイ部
820 画像信号処理部
825 画像メモリ
900 制御系
910 複写機用CPU
950 ADF用CPU
980 フィニッシャ用CPU
SE1 給紙センサ

Claims (4)

  1. 原稿若しくは記録シートの搬送系に紙詰りが発生し、当該紙詰りが解消した場合に、紙詰りにより正常に形成できなかった画像を改めて形成する機能を有する画像形成装置と、当該画像形成装置から排紙された記録シートを積載する積載手段を有し、当該記録シートに後処理を行うフィニッシャとからなる画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置により画像が形成されるべき原稿画像のページ数を計数する第1の計数手段と、
    前記積載手段に積載された記録シートの枚数を計数する第2の計数手段と、
    紙詰りが解消した場合に、前記第1の計数手段の計数値から前記第2の計数手段の計数値を減算することにより、改めて形成すべき画像の数を算出する算出手段と、
    前記算出手段による算出に先立ち、前記積載手段に記録シートが積載されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、積載されていないと判定された場合には、前記第2の計数手段の計数値を0に設定して、前記算出手段による算出がなされるように制御する算出制御手段と
    前記算出手段により算出された画像の数だけ改めて画像の形成を行うよう前記画像形成装置を制御する制御手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記フィニッシャは、
    前記積載手段に一旦積載された記録シートを、前記後処理を行う機構が備えられる位置に向けて排出する排出機構を有し、
    前記第1の計数手段及び第2の計数手段は、
    前記排出機構により記録シートが排出された場合に、それぞれの計数値から、当該排出機構により排出された記録シートの枚数を減算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記画像形成装置は、
    読み取った原稿画像のデータをメモリに格納し、当該格納された画像データに基づいて画像を形成する複写機であって、前記制御手段は、紙詰りが解消した場合に、前記算出手段により算出された数の分だけ、前記メモリに格納された画像データに基づいて、改めて画像の形成を行うよう前記複写機を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記画像形成装置は、
    原稿自動搬送装置に積載された原稿を順次読み取って複写する複写機であって、原稿の搬送系に紙詰りが解消した場合に、原稿を複写開始当初と同様に積載して再動作を指示することにより、前記算出手段により算出された数の分だけ積載された原稿の読み直しを行い、読み直された原稿の画像形成を改めて行う機能を有する複写機である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム
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