JP3693919B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

技術分野
この発明は、大小2種類のディスクを再生ユニット(フローティングデッキ)のターンテーブル上に装填(ローディング)させ、ターンテーブル上からディスクを排出(イジェクト)させるディスク装置に関するものである。
背景技術
第1図は車載用のディスク装置を示す概略構成図である。第1図において、1はディスク装置、2は車体の内部に設置されたシャーシ(フレーム)、3はターンテーブルを回転させ、このターンテーブルに載置したディスクDに記憶されている情報を読み取るための再生ユニット、4はディスクDをシャーシに形成されたディスク挿入口からシャーシ2の内部に挿入し、再生ユニット3のターンテーブル上に搬送し、かつターンテーブル上のディスクDをディスク挿入口に搬送し、シャーシ2の外部に排出するための搬送ユニットである。5はディスクDの再生中に車体の振動が再生ユニット3に伝達することを防止するためのオイルダンパ等の弾性部材であり、シャーシ2と再生ユニット3との間に設けられている。
再生ユニット3において、11はターンテーブルを回転させるためのモータやピックアップを移動させるためのモータ等が収納されている再生ユニットベースである。11aは加圧アーム(アームクランパ)の回転軸であり、再生ユニットベース11に設けられている。12は載置されたディスクDを回転させるターンテーブルであり、再生ユニットベース11に設けられている。13は再生ユニットベース11に設けられた回転軸11aを中心としてa−b方向に回転する加圧アームである。
14は加圧アーム13をターンテーブル12側へ回転させることによりディスクDをターンテーブル12とで挟持するディスククランプであり、加圧アーム13に取り付けられている。15はディスクDに記録されている情報を読み取るピックアップであり、再生ユニットベース11に設けられている。
搬送ユニット4において、21はシャーシ2の上板に固定されたディスク案内部、22はディスク挿入口からシャーシ2の内部に挿入されたディスクDをディスク案内部21とで挟持し、その挟持状態で正回転することによりディスクDを再生ユニット3に搬送し、かつ再生ユニット3に搬送されたディスクDをディスク案内部21とで挟持し、その挟持状態で逆回転することによりディスクDをディスク挿入口に搬送しシャーシ2の外部に排出する搬送ローラである。
なお、第1図には、ディスク挿入方向およびディスク排出方向にスライド移動することにより、再生ユニット3に設けられた加圧アーム13および搬送ユニット4に設けられた搬送ローラ22を駆動させ、かつ再生ユニット3の固定およびその解除を行うカムプレートについては説明を省略するために図示していない。
次の動作について説明する。
ディスク装填
ディスク検知スイッチ(図示せず)により、搬送ローラ22が回転することにより、ディスクDはディスク案内部21と搬送ローラ22とで挟持され、ディスクDは再生ユニット3上に搬送される。再生ユニット3上に搬送されたディスクDは、加圧アーム13がターンテーブル12側へ回動することにより、ターンテーブル12とディスククランプ14とで挟持され該ターンテーブル12に載置される。このとき、図示しないカムプレートにより、搬送ローラ22はディスクDから離れた位置に移動し、固定されていた再生ユニットベース11の固定が解除され、再生ユニットベース11は弾性部材5により支持され、ディスクDに記憶されている情報の読み取り、すなわちディスクDの再生が可能な状態となる。
ディスク再生
ターンテーブル12が回転することにより、このターンテーブル12上に載置されて静止しているディスクDの再生が開始する。そして、ピックアップ15により、ディスクDに記録されている情報が読み取られる。このとき、車体の振動は弾性部材5に吸収され、車体の振動が再生ユニット3に伝達することが防止される。
ディスク排出
ディスクDの再生が終了し、ディスクDがターンテーブル12とディスククランプ14とで挟持され該ターンテーブル12上に静止している状態にあるときにディスクDの排出を開始すると、加圧プレート13はターンテーブル12から離れる方向に回転し、ディスクDから離れていた搬送ローラ22が再びディスクDと接する位置に移動し、ディスク案内部21と搬送ローラ22とでディスクDが挟持される。そして、搬送ローラ22が回転することにより、ディスクDはディスク挿入口に搬送されシャーシ2の外部に排出される。このとき、再生ユニットベース11は、図示しないカムプレートにより固定される。
以上、車載用のディスク装置を示す構成、動作の概略を説明したが、以下、その各部を詳細に説明する。
第2図は従来のディスク装置におけるディスクDをターンテーブル(第2図では図示せず)上に装填し、かつターンテーブル上から排出させる水平動作機構を示す平面図、第3図はその右側側面図である。第2図および第3図において、31は回動軸32によりシャーシ2に支持されたレバーオープン部材、33はロッカアームであり、このロッカアーム33は長穴33aを加圧アーム13に立てたピン13eに係合させるとともに両者間に設けたスプリング34によって付勢力が付与されている。35,36は重ね合わせた一端側を、加圧アーム13に設けた軸37に回動可能に支持した一対のレバーストッパ、38はレバーロード、39はスライダーラック(レバートリグ)である。
上記加圧アーム13には軸37を中心に左右にそれぞれ円弧状の長穴13a,13b,13c,13dが形成されており、長穴13a,13bにはレバーストッパ35に設けたピン35a,35bが係合し、長穴13c,13dにはレバーストッパ36に設けたピン36a,36bが係合している。上記レバーロード38はピン36aに取り付けられ、その凹部38aにピン36bが係合している。40はレバーストッパ35,36が互いに近づく方向の付勢力を付与するように両者間に設けたスプリング、41はレバーロード38の一端を常時スライダーラック39に当接させる方向に該レバーロードに付勢力を付与するスプリングである。14はシャーシ2の中央に位置するように加圧アーム13に取り付けたディスククランプである。
次に動作について説明する。
第4図は大径(12cm)のディスク装填時の状態図、第5図はディスクDの挿入によって水平動作から垂直動作への動作切り替え直後の状態図である。
まず、第4図に示すように、ディスクDを挿入すると、図示していない搬送ローラによって、ディスクDはシャーシ2内に搬送され、その搬送過程でディスクDの周面でピン31aを押して、レバーオープン部材31を回動軸32を中心に時計方向に回動させ、その先端の凸部31bでロッカアーム33を矢印a方向に移動させる。
この移動によって、係合部33bによるピン35bの係合を解除するため、引き続くディスクDの挿入によって該ディスクDでピン35a,36a,36bが押されることにより、ピン35a,35bが長穴13a,13b、ピン36a,36bが長穴13c,13dに沿って移動して、レバーストッパ35,36を軸37を中心にして左右に回動させる。
そして、更にディスクDの挿入が進み、第5図の位置にディスクDが挿入されると、ディスクDによりピン38bを介して最も大きく回動されたレバーロード38によってスライダーラック39を矢印b方向に押して水平動作から垂直動作への動作切替を完了する。
第6図は垂直動作機構を示す図である。第6図において、40はスライダーロック、41はアームロック、42はシャーシ2に支持した駆動軸、43,44は駆動軸42に取り付けたピニオンギア、減速ギア、45はディスクDの搬送ローラ軸47を支持するベースフラップである。
上記スライダーラック39はシャーシ2の側板に沿って平行移動可能に設けられ、その先端にはラック39a、後端には引き戻しスプリング46が設けられている。スライダーロック40はスライダーラック39と一体かつ相対移動可能に設けられ、ラック39aと並設するラック40aと、再生ユニット3の支持軸3aのロックおよび解放を行う一端側が大径の穴40bおよびアームロック41を回動させるL状カム溝40cを有し、側面には加圧アーム13を移動させるカム40dが設けられている。
ベースフラップ45は両端部が軸50によって回動可能にシャーシ2に支持され、その腕部45aに搬送ローラ軸47を支持するとともに腕部側面にスライダーロック40に作用する突起45bが設けられている。48はベースフラップ45の復元用スプリングである。
次に垂直動作について説明する。
前記の水平動作から垂直動作への動作切り替えによって、スライダーラック39が矢印b方向に押し動かされると、スライダーラック39のラック39aが回転中のピニオンギア43と噛み合い、スライダーラック39はピニオンギア43の駆動力で同方向に移動する。
このスライダーラック39の移動によって該スライダーラックの係合部39bがスライダーロック40の係合部40eに当接し、このスライダーロック40を一緒に同方向に移動させる。この結果、スライダーロック40のラック40aもピニオンギア43に噛み合い、以後はピニオンギア43の駆動力で移動する。このスライダーロック40の移動により、加圧アーム(アームクランパ)13のカム(図示せず)にスライダーロック40のカム40dが作用して、加圧アーム13はディスクDをはさむ方向に回動する。
引き続くスライダーロック40の移動により、カム溝40cによってアームロック41のピン41aを図において上方へガイドし、アームロック41を軸41bを中心に回動させて、再生ユニット(フローティングデッキ)3の軸3aのロックを解除する。
一方、スライダーラック39の移動により、このスライダーラック39の先端部のカム部39cがベースフラップ45の凸部45aを第7図に示すように押し下げ、ベースフラップ45はディスクDから離れる方向つまり搬送ローラ軸47がディスクDから離れる方向に回動する。そして、スライダーロック40がディスク装填(ローディング)完了スイッチ(図示せず)を動作させてディスク装填を完了する。
ディスク排出(イジェクト)動作
ディスク排出の場合は、ピニオンギア43はディスク装填時とは逆回転し、スライダーラック39とスライダーロック40とが点線矢印d方向に移動する。このスライダーラック39の移動により、ベースフラップ45が復元用スプリング48の復元力でディスク側つまり搬送ローラがディスクDに作用するように回動し、搬送ローラ軸47のギア47aが減速ギア44にかみ合う。
また、スライダーロック40の移動により、アームロック41が第7図の位置から第6図の位置に回動して、再び再生ユニット3の軸3aのロックをするとともに、加圧アーム13のカム(図示せず)に対するスライダーロック40のカム40dの作用を解除して該加圧アームをディスクDから離れる方向に回動させる。
スライダーラック39、スライダーロック40は、そのラック39a,40aがピニオンギア43との噛み合いが外れると、それぞれ引き戻しスプリング46,49のスプリング力によって、垂直動作から水平動作への動作切り替え位置に戻り、ディスクDの水平移動に移行する。
上記により、ディスクDの水平移動に移行すると、装填されているディスクDが減速ギア44とギア47aを介して駆動される搬送ローラ22によって排出方向に送り出される。このディスクDが第5図の位置から第4図の位置に移動すると、ディスク周面がピン31aを押して、レバーオープン部材31を時計方向に回動させ、その先端の凸部31bでロッカアーム33を矢印a方向に移動させる。
この移動によって、係合部33bによるピン35bの係合を解除すると、レバーストッパ35,36がスプリング85の付勢力によって互いに近づく方向に回動して、ディスクDの排出とともに第2図の状態に戻る。また、レバーオープン部材31はディスクDがピン31aに作用しなくなると、引き戻しスプリング31cのスプリング力で初期位置に復元し、レバーオープン部材31の初期位置復元によってロッカアーム33も初期位置へ戻る。
第8図は小径(8cm)のディスクDを装填する場合の説明図である。小径のディスクDは、レバーオープン部材31にはまったく作用しない。このため、ロッカアーム33、レバーストッパ35,36は動作しない。そして、挿入されたディスクDの周囲が第8図のようにレバーロード38のピン38bに直接作用し、このピン38bを介してレバーロード38をピン36aを中心に時計方向に回動させ、レバーロード38によってスライダーラック39を矢印b方向に押して水平動作から垂直動作への動作切替を完了する。以後、前記の垂直動作を行ってディスク装填を完了し、またこの垂直動作および水平動作を上記とは反対に行ってディスク排出を完了する。
従来のディスク装置は以上のように、イジェクト動作時、スライダーロックを引き戻しスプリングで初期位置に引き戻すため、完全に戻りきらず、ディスククランプを解除することができない場合が生じ、ディスクを排出することができなくなるという課題があった。また、この課題の対策として、スライダーロックを引き戻すスプリングの引き戻し力を大きくすることが考えられるが、この場合は、ディスク装填(ローディング)動作に大きな力を必要とし、モータおよび動力伝達部が大きくなり、コスト、機構サイズが大きくなるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、スライダーロックの引き戻しスプリングを不要として、部品点数の削減と構成の簡略化を図るとともに、再生ユニットのロック動作およびディスククランプ解除を確実に行うことができ、スライダーラックの引き戻しスプリングは小さなスプリング力でよいディスク装置を得ることを目的とする。
発明の開示
この発明に係るディスク装置は、ディスクの装填完了に伴って駆動されるスライダーラックと、前記スライダーラックのラックと噛み合って、該スライダーラックを引き戻しスプリングに復元力を蓄積しながら駆動する駆動源と、第1の係合部に前記スライダーラックの係合部が係合され該スライダーラックで同方向に駆動されて、ラックが前記駆動源に噛み合い、該スライダーラックと一緒に駆動されるスライダーロックと、このスライダーロックの移動によって前記ディスクをはさむ方向に回動し、該スライダーロックの初期位置復元で該ディスクの解放方向に回動するアームクランパと、前記スライダーロックの移動によって前記再生ユニットをロックを解除し、該スライダーロックの初期位置復元で該再生ユニットをロックするアームロックと、前記スライダーラックの移動によって前記ディスクの搬送ローラを該ディスクから離れる方向に移動し、該スライダーラックの初期位置復元で該搬送ローラをディスクに当接させるベースフラッグとを備え、初期位置復帰時、前記スライダーラックのラックは前記スライダーロックのラックと前記駆動源との噛み合いが解除された後も該駆動源との噛み合いを継続する形状とし、前記スライダーロックのラックと前記駆動源との噛み合いが解除された後、前記スライダーラックに設けた弾性係合部を前記スライダーロック側に押し出して該スライダーロックの第2の係合部に係合させ、以後前記スライダーラックによって前記スライダーロックを初期位置に移動させるカム部を前記シャーシに形成したことを特徴とするものである。
この構成によって、駆動源に初期位置へ駆動されるスライダーラックの係合でスライダーロックを確実に初期位置に戻すことができ、このスライダーロックで制御される再生ユニットのロック動作、ディスククランプ解除動作を確実に行うことができる。また、スライダーラックはスライダーロックが初期位置に復帰した後も駆動源で駆動を続け、弾性係合部がスライダーロックの係合部から外れた後に駆動源から解放されるため、このスライダーラックを初期位置に戻すスプリング力は小さなものでよい。しかも、スライダーロックの引き戻しスプリングが不要で、部品点数の削減と構成の簡略化を図ることができる。
また、この発明に係るディスク装置は、スライダーロックの第1の係合部を弾性形状としたものである。
この構成によって、スライダーラックの係合部が係合するときの衝撃を低減することができ、スライダーラックおよびスライダーロックを円滑に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は車載用のディスク装置を示す概略構成図である。
第2図は従来のディスク装置におけるディスクをターンテーブル上に装填し、かつターンテーブル上から排出させる水平動作機構を示す平面図である。
第3図は第2図の右側側面図である。
第4図は大径のディスク装填時の水平動作機構の平面図である。
第5図はディスクの挿入による動作切り替え直後の状態図である。
第6図は水平動作から垂直動作へ動作が切り替わったときの垂直動作機構の正面図である。
第7図はディスク装填完了時における垂直動作機構の正面図である。
第8図は小径のディスクの装填時の水平動作機構の平面図である。
第9図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるディスクをターンテーブル上に装填し、かつターンテーブル上から排出させる水平動作機構を示す平面図である。
第10図は大径のディスク装填時の水平動作機構の平面図である。
第11図はディスクの挿入による動作切り替え直後の状態図である。
第12図は第11図の左側面図である。
第13図は第11図の右側面図である。
第14図は動作切替時における垂直動作機構の正面図である。
第15図は動作途中の垂直動作機構の正面図である。
第16図はディスク装填完了時における垂直動作機構の正面図である。
第17図はディスク排出方向に動作中の垂直動作機構の正面図である。
第18図は垂直動作機構の分解斜視図である。
第19図小径のディスクの装填時の水平動作機構の平面図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
第9図は、この発明の実施の形態1によるディスク装置におけるディスクをターンテーブル上に装填し、かつターンテーブル上から排出させる水平動作機構を示す平面図である。第9図において、51はレバーオープン部材、52はクランプ、53はクランプ52を取り付けたクランプキャップ、54はスライダストップ、55はアームクランパ、56はレバーストッパ、57はカムストッパ、58はスライダーラック、59はフックストッパである。
上記レバーオープン部材51は中間部を軸64によってシャーシ2に回動可能に支持されており、一端部にはディスク周面が当接するピン51aを、他端部には凸部51bが設けられている。スライダストップ54は左右両端角部にディスクDが当接するピン54a,54aを有し、中央に設けた係合部54cによりアームクランパ55にディスク装填方向に設けた長穴55aに沿って移動可能に支持されている。レバーストッパ56とカムストッパ57はフックストッパ59により相対的に回転可能に支持され、レバーストッパ56は一端側に設けた長穴56aによって上記スライダストップ54の係合部54cに係合支持されている。
そして、カムストッパ57は上記フックストッパ59を通す長穴57aの他に、一面にアームクランパ55の係合穴55bに係合するピン57bとレバーストッパ56の係合穴56bに係合するピン57cを有し、他面にディスクDの当接するピン57dを有する。60はアームクランパ55とカムストッパ57間に設けたスプリングであり、カムストッパ57が回動してスプリング60の取り付け点56eがアームクランパ55のスプリング60の取り付け点55cとフックストッパ59を結ぶ線上61を越えることにより、カムストッパ57に対する付勢力の方向が反転する。62はカムストッパ57に時計方向の回転力を付与するように該カムストッパ57とアームクランパ55との間に設けたスプリングである。
次に動作について説明する。
第10図は大径(12cm)のディスク挿入時の状態図、第11図はディスクDの挿入によって動作切り替え時の状態図、第12図は第11図の左側面図、第13図は右側面図である。
まず、第10図に示すように、ディスクDを挿入すると、そのディスクDの周面でピン51aを押して、レバーオープン部材51を反時計方向に回動させ、その先端の凸部51bでカムストッパ57を矢印c方向に移動させる。この移動によって、カムストッパ57のピン57cとレバーストッパ56の係合穴壁との係合が解除され、ディスクDで押されてスライダストップ54が該ディスクDの装填方向に移動して、レバーストッパ56が回動しても、その回動力はカムストッパ57には伝達されない。このため、第11図に示すように、ディスクDが所定位置まで装填されて、該ディスクDが直接ピン57dを押してカムストッパ57を回動させることにより、この回動されたカムストッパ57によってスライダーラック58を矢印b方向に押して水平動作から垂直動作への動作切替を完了する。
第14図は垂直動作機構を示す図である。第14図において、70はスライダーロック、71はアームロック、72はシャーシ2に支持した駆動軸、73,74は駆動軸71に取り付けたピニオンギア、減速ギア、75はディスクDの搬送ローラ軸77を支持するベースフラップである。
第18図の分解斜視図に示すように、上記スライダーラック58はシャーシ2の側板に沿って平行移動可能に設けられ、その先端にはラック58a、後端には引き戻しスプリング78が設けられ、他の係合部58b、係合部58c、側方に突出する腕部58dに設けた弾性係合部58eを有する。スライダーロック70はスライダーロック58と一体かつ相対移動可能に設けられ、ラック58aと並設するラック70aと,再生ユニットの支持軸のロックおよび解放を行う一端側が大径の穴70bおよびアームロック71を回動させるL状カム溝70c、側面にはアームクランパ55を移動させるカム70dが設けられ、上面にはスライダーラック58の係合部58bに作用する弾性係合部70eとスライダーラック58の弾性係合部58eに作用する係合部70fが設けられている。
ベースフラップ75は両端部が軸79によって回動可能にシャーシ2に支持され、その腕部75aに搬送ローラ軸77を支持するとともに腕部側面にスライダーラック58の係合部58cに作用する係合部75bが設けられている。80はベースフラップ75の復元用スプリングである。
次に垂直動作について説明する。
前記の水平動作から垂直動作への切り替えによって、スライダーラック58がb方向に押し動かされると、スライダーラック58のラック58aが回転中のピニオンギア73と噛み合い、スライダーラック58はピニオンギア73の駆動力で同方向に移動する。
このスライダーラック58の移動途中で該スライダーラックの係合部58bがスライダーロック70の弾性係合部70eに当接して該スライダーロック70を一緒に移動させる。この結果、スライダーロック70のラック70aもピニオンギア73に噛み合い、以後はピニオンギア73の駆動力で移動する。このスライダーロック70の移動により、アームクランパ55のカム55d(第13図)にスライダーロック70のカム70dが作用し、アームクランパ55はディスクDをはさむ方向に回動する。
引き続くスライダーロック70の移動により、L状カム溝70cによってアームロック71のピン71aを上方へガイドし、アームロック71を軸81を中心に回動させて、第16図に示すように、再生ユニット(フローティングデッキ)の支持軸のロックを解除する。
一方、スライダーラック39の移動により、このスライダーラック58の先端部の係合部58cがベースフラップ75の係合部75bを押し下げると、ベースフラップ75はディスクDから離れる方向つまり搬送ローラ82がディスクから離れる方向に回動する。そして、スライダーロック70がディスク装填(ローディング)完了スイッチ(図示せず)を動作させてディスク装填を完了する。
ディスク排出(イジェクト)動作
ディスク排出の場合は、ピニオンギア73はディスク装填時とは逆回転し、スライダーラック58とスライダーロック70とが矢印d方向に移動する。スライダーラック58の移動により、ベースフラップ75が復元スプリング80の復元力でディスク側つまり搬送ローラ82がディスクに作用するように回動する。また、スライダーロック70の移動により、アームロック71が第16図の位置から第15図の位置に回動して、再生ユニット3の軸3aのロックをするとともに、アームクランパのカム55dに対するスライダーロック70のカム70dの作用を解除し、アームクランパ55をディスクから離れる方向に回動させる。
そして、スライダーロック70のラック70aがピニオンギア73との噛み合いが外れると、第17図に示すように、スライダーラック58の弾性係合部58eがシャーシ2のカム部2aによりスライダーロック70側に押し出され該スライダーロック70の係合部70fと係合し、スライダーロック70を初期位置(イジェクト位置)まで移動させる。スライダーロック70が初期位置に戻った位置関係において、弾性係合部58eに対するシャーシ側のカム部2aが無くなり、スライダーラック58の弾性係合部58eがシャーシ側に復元移動して、スライダーロック70との係合が解除される。しかる後、スライダーラック58はそのラック58aとピニオンギア73との噛み合いが外れると、引き戻しスプリング78のスプリング力によって、イジェクト位置に戻り、垂直動作から水平動作への動作切替が行われる。
上記により、水平動作に移行すると、装填されているディスクDが搬送ローラ82によって排出方向に送り出される。第10図に示すように、ディスクDを排出方向に移動させると、ディスク周面がピン51aを押してレバーオープン部材51を反時計方向に回動させ、その先端の凸部51bでカムストッパ57を矢印c方向に移動させる。この移動によって、カムストッパ57のピン57aとレバーストッパ56の係合穴56bの縁との係合が解除され、スライダストップ54がスプリング60の付勢でディスクの排出方向の移動するのに追従して、レバーストッパ56も回動して第9図の初期位置に戻るものである。
第19図は小径(8cm)のディスクDを装填して動作の切替を行った状態の状態図である。この小径のディスクDは、装填および排出時にはレバーオープン部材51には全く作用しないため、カムストッパ57のピン57aとレバーストッパ56の係合穴56bの縁との係合状態は保持されている。この状態で、ディスクDの装填に伴い、スライダストップ54はそのピン54a,54aがディスクで押されて装填方向に移動し、この移動により、レバーストッパ56が時計方向に回動し、この回動によりレバーストッパ56に係合して一体回転するカムストッパ57でスライダーラック58を所定位置に押して水平動作から垂直動作への動作切替を完了する。
引き続いて前記第14図から第16図の垂直動作が行われてディスク装填を完了する。また、前記第17図の動作および第11図から第9図の動作によって、ディスクの排出が行われるもので、この動作は前記と同じであるから重複動作の説明を省略する。
以上のようにこの実施の形態1によれば、ディスク装填状態から駆動源で初期位置へ駆動されるスライダーラックの係合によってスライダーロックを確実に初期位置に戻すことができるように構成したので、スライダーロックの引き戻しスプリングが不要となり、部品点数の削減とコストダウンを図ることができる。また、スライダーロックを確実に初期位置に戻すことにより、このスライダーロックで制御される再生ユニットのロック動作、ディスククランプ解除動作を確実に行うことができる。また、スライダーラックはスライダーロックが初期位置に復帰した後も駆動源で駆動を続け、スライダーロックとの係合が外れた後に駆動源から解放されるため、このスライダーラックを初期位置に戻すスプリング力は小さなものでよいものである。
また、スライダーロックの第1の係合部を弾性形状に構成したので、スライダーラックの係合部が係合するときの衝撃を低減することができ、スライダーラックおよびスライダーロックを円滑に移動させることができる。
産業上の利用可能性
以上のように、この発明に係るディスク装置は、大きさの異なる2つのディスクが利用可能な車載用のディスク装置として用いるのに適している。

Claims (2)

  1. ディスクの装填完了に伴って駆動されるスライダーラックと、前記スライダーラックのラックと噛み合って、該スライダーラックを引き戻しスプリングに復元力を蓄積しながら駆動する駆動源と、第1の係合部に前記スライダーラックの係合部が係合され該スライダーラックで同方向に駆動されてラックが前記駆動源に噛み合い、該スライダーラックと一緒に駆動されるスライダーロックと、このスライダーロックの移動によって前記ディスクをはさむ方向に回動し、該スライダーロックの初期位置復元で該ディスクの解放方向に回動するアームクランパと、前記スライダーロックの移動によって前記再生ユニットをロックを解除し、該スライダーロックの初期位置復元で該再生ユニットをロックするアームロックと、前記スライダーラックの移動によって前記ディスクの搬送ローラを該ディスクから離れる方向に移動し、該スライダーラックの初期位置復元で該搬送ローラをディスクに当接させるベースフラッグとを備え、初期位置復帰時、前記スライダーラックのラックは前記スライダーロックのラックと前記駆動源との噛み合いが解除された後も該駆動源との噛み合いを継続する形状とし、前記スライダーロックのラックと前記駆動源との噛み合いが解除された後、前記スライダーラックに設けた弾性係合部を前記スライダーロック側に押し出して該スライダーロックの第2の係合部に係合させ、以後前記スライダーラックによって前記スライダーロックを初期位置に移動させるカム部を前記シャーシに形成したことを特徴とするディスク装置。
  2. スライダーロックの第1の係合部を弾性形状としたことを特徴とする請求の範囲第1項記載のディスク装置。
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