JP3692519B2 - 受光素子の光結合構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はパッシブアライメント実装技術を適用した光モジュールに関する。特に、本発明は、光モジュールの受光素子の光結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記パッシブアライメント実装技術を適用する光モジュールでは、例えば、発光モジュールの場合、シリコン基板上にレーザダイオードなどの発光素子が実装され、同シリコン基板にV溝が形成され、V溝に実装される光ファイバと光学的に結合することが重要な要素の一つとなっていることが知られている。
【0003】
また、通常の発光モジュールでは、レーザダイオードの後方にフォトダイオードなどの受光素子が配置され、レーザダイオードから放射される光の大きさが常にモニタリングされる。
このモニタリングにより温度が変動した場合でも常に一定の光出力が得られるようにコントロールする方法が一般的である。
【0004】
一方、受光モジュールの場合は、発光モジュールと同様にシリコン基板上に、以下のように、形成される。
図9は従来の受光モジュールを示す図である。なお、全図を通して同一の構成要素には同一の符号、番号を付して説明を行う。本図に示すように、シリコン基板200に光ファイバ300が実装され、シリコン基板200に対してサブキャリア100が設けられる。
サブキャリア100には光ファイバ300からの出力光が結合する位置にフォトダイオード101が配置され光結合が実現されている。
【0005】
サブキャリア100には第1の電極面111と第2電極面112が設けられ、第1の電極面111にはフォトダイオード101、フォトダイオード101のボンディングワイヤ103が実装され、第2の面112にはパッケージなどにワイヤボンディングがされ外部との接続が行われる。
このため、異なる最低2面の電極の形成が必要である。
【0006】
さらに、上記の光結合を実現するために、通常、サブキャリア100に実装されるフォトダイオード101をレーザダイオード又は光ファイバの後方に配置するという構造が採用されている。
その際、図9に示すように、シリコン基板200とサブキャリア100がパッケージ内に別々に実装されている。
【0007】
上記構造では、レーザダイオード又は光ファイバ300とフォトダイオード101との光結合を構成する要素が各々独立してパッケージ内に実装されている。
このため、特に受光モジュールの場合には、光結合を構築する際に光軸ずれを起こしやすくなる。
すなわち、シリコン基板200の厚さ精度及びパッケージへのシリコン基板200とサブキャリア100の実装高さを光軸ずれ要因として考慮する必要が生じる。
【0008】
このため、光ファイバ300とフォトダイオード101との結合トレランス(許容誤差)から実装位置精度に割り当てられる配分が小さくなり、高精度の実装機を使用する必要が生じると同時に、使用するシリコン基板200の厚さ精度についても十分な管理が必要となる。
元々、パッシブアライメント実装技術は低コストで光モジュール組立ができるように光素子、光ファイバ300などの光学系構成要素を予め決められた位置に実装するだけで光学系を実現する方法であり、それによって組立コストを低減させることが目的であった。
【0009】
しかし、上述のような従来のフォトダイオード101の光結合構造では、使用するシリコン基板200の厚さ精度管理が重要となり、また、必要以上に高精度な実装機が必要となるため、組立にかかる時間の短縮及び部品コストを含めた全体のコスト低減には十分ではなかった。
そこで、例えば、ECOC’97、Vo12、pp216−219には、サブキャリア100にフォトダイオード101が実装され、サブキャリア100がシリコン基板200上に直接実装される構造が開示されている。
【0010】
図10は本発明の前提となる第1の受光素子の光結合構造を示す図である。本図に示すように、この技術では、シリコン基板200の厚さ精度及びパッケージへの実装高さが光学系の構成要素でなくなっている。
このため、フォトダイオード101、サブキャリア100の実装精度を必要以上に厳しくすることなくパッシブアライメントでの受光光学系を構築できる点において一応の効果を奏している。
【0011】
しかしながら、上述のような従来例では、逆にフォトダイオード101をサブキャリア100からはみ出させて実装しなければならない点において新たに実装そのものの困難、信頼性の低下という問題をもたらしている。
通常は、このような表面入射型フォトダイオードを使用する場合にはフォトダイオード101の表面に受光面、アノード電極があり、裏面がカソード電極になっている。
【0012】
カソード電極側は全面にメタライズが施されており、全体を半田などでサブキャリア100に接合させることにより安定した接合強度を得ることができる。
上述のような従来例では、フォトダイオード101の一部しかサブキャリア100に接合することはできないため、接合部の信頼性に問題がある。
【0013】
さらに、接合の際にフォトダイオード101を吸着等で所定位置に合せて実装するが、一部がサブキャリア100からはみ出しているため実装時にフォトダイオード101を加圧したときに、位置ずれを起こしやすいという欠点もある。
また、別の従来例として、特開平10−20158号公報に開示されているように、シリコン基板上の凹部にサブキャリアを嵌合させることにより導光部とフォトダイオードとの光学的結合を実現させる構造も提案されている。
【0014】
図11は本発明の前提となる第2の受光素子の光結合構造を示す図である。本図に示すように、光導波路203と光学的結合を実現するフォトダイオード101はその裏面全体がサブキャリア100に接合されているため上述した図10の例のような信頼性上、実装上の問題は無い。
しかしながら凹部の低部にサブキャリア100を実装するため凹部の深さ精度が光軸ずれ要因となり、凹部の加工性が低下するという問題がある。
【0015】
【発明が解決しょうとする課題】
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、表面入射型のフォトダイオードを用いて、サブキャリア100上にフォトダイオード101がはみ出すことなく実装され、かつシリコン基板200にサブキャリア100が実装される受光素子の光結合構造を提供することを目的とする。
【0016】
さらに、シリコン基板200の厚さなどの部品精度に光学系の軸ずれが影響されない受光素子の光結合構造を提供する。
さらに、本発明は、サブキャリア100自体の低コスト化、すなわち、サブキャリア100にフォトダイオード101が実装される電極面、パッケージに配線するための電極面を極力減らすことにより、低コスト化を可能にする受光素子の光結合構造、受光素子の生産方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するために、フォトダイオードの裏面のカソード電極と接合される第1の配線パターン、前記フォトダイオードの表面のアノード電極と接続される第2の配線パターン第1の実装面に配設されるサブキャリアと、光ファイバを実装するためのV溝と、前記サブキャリアに実装されるフォトダイオードと前記光ファイバを光学的に結合させ、前記フォトダイオードを収容するための凹部と、前記サブキャリアの前記第1の実装面と同一面である第2の実装面と接合するための斜面に配線パターン形成された基板とを備えることを特徴とする受光素子の光結合構造を提供する。
【0018】
この手段により、サブキャリアの電極面を1面としていることにより、生産性効率の向上、コストの低減という効果を図ることができる。また、斜面で接合することにより、部品精度に光学系軸ずれが影響しないという効果を図ることができる。
【0019】
さらに、サブキャリア上にフォトダイオードがはみ出すことなく実装され、確実な固定を確保することが可能になった。
好ましくは、前記アード電極と、前記フォトダイオードは、ボンディングワイヤで接続されている。
この手段により、フォトダイオードの種類に対応可能になる。
ましくは、前記サブキャリアの材質は、アルミナセラミック、ガラスセラミック、窒化アルミ、シリコンウエハにSiO酸化物を形成した材料の少なくとも1つからなる。
【0020】
この手段により、サブキャリアの材質の広い選択が可能になる。
好ましくは、前記サブキャリアの材質の上にAuスパッタで電極を形成する。
この手段により、電極のパターンの形成が行われる。
好ましくは、前記サブキャリアの第1の実装面と前記基板の斜面の配線パターンとを半田又は導電性の接着剤で固定する。
【0021】
この手段により、相互の電極面の固定が確実に行える。
好ましくは、前記基板のV溝及び前記斜面は同時に異方性エッチングにより形成される。
この手段により、斜面の電極の形成が容易に行われる。
好ましくは、前記シリコン基板のV溝と前記サブキャリアのフォトダイオードとの相対位置合せのために、前記シリコン基板上に目印のパターンを形成する。
【0022】
この手段により、目印として、円形、矩形、十字形などが用いられ、V溝とフォトダイオードとの相対位置合せが容易になる。
好ましくは、前記シリコン基板の光ファイバの後方にレーザダイオードが設けられ、前記レーザダイオードは前記サブキャリアのフォトダイオードと光結合されるように位置にする。
【0023】
この手段により、レーザダイオードの発光素子に対しても、上記と同様な作用、効果が得られる。また、安定したレーザダイオードの発振が得られる。
【0024】
この手段により、シリコンウエハ1枚のセットでサブキャリアのハンドリングが完了し、シリコンウエハの位置確認を一度行えば、全てのサブキャリアの位置認識ができ、ワイヤボンディングする際の位置確認も1度でほぼ完了するという絶大な生産性向上が実現できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る受光素子の光結合構造を示し、サブキャリア、光ファイバをシリコン基板に実装する前の例を示す斜視図であり、図2は図1においてサブキャリア、光ファイバをシリコン基板に実装した後の例を示す斜視図である。
【0026】
図1、図2に示すように、シリコン基板200にはV溝202が設けられ、V溝202の端部でV溝202に対してほぼ対称にシリコン基板200をコ字形の段差に形成し、V溝202の左右の段部に電極201が設けられる。
V溝202には光ファイバ300が実装され、シリコン基板200にサブキャリア100が実装される。
【0027】
サブキャリア100は直方体であり、サブキャリア100には電極102が設けられる。
サブキャリア100の電極102の面には、フォトダイオード101、ボンディングワイヤ103が実装されるフォトダイオード実装面102Aと、フォトダイオード実装面102Aと同一面にサブキャリア100がシリコン基板200に実装されるサブキャリア実装面102Bとが設けられる。
【0028】
電極102のフォトダイオード実装面102Aにはフォトダイオード101のカソード電極の端子が電気的に接合するための配線パターン、フォトダイオード101のアノード電極の端子からボンディングワイヤ103により電気的接続をとるための配線パターンが形成される。
フォトダイオード実装面102Aとサブキャリア実装面102Bとの配線パターンが電極102の1つの面に形成されることになる。
【0029】
サブキャリア100の材質としてはアルミナセラミック、ガラスセラミック、窒化アルミなどの絶縁物又は表面に絶縁膜を形成する材料を選択することが可能である。
例えば、シリコンウエハの表面にSiOを形成し、その上にAuスパッタで電極102の配線パターンを形成した後、切断するなどの方法をとれば、大量に一括製造できるため、大幅なコスト低減が可能である。
【0030】
アルミナセラミックを用いた場合でも、アルミナセラミックで作成した板にAuで複数個分の電極102の配線パターンを形成した後、切断するという工程が可能であるため、上述したシリコンウエハを用いる方法と遜色ない低コスト化が可能である。
フォトダイオード101を実装する際にはサブキャリア100上の電極102の配線パターンを目印にして位置合せを行うと、容易に所定位置に実装することが可能である。
【0031】
図3は図1における実装前のシリコン基板200を示す上面図である。本図に示すシリコン基板200にはV溝202に対して左右に2つの電極201が設けられ、各電極201にはサブキャリア実装斜面201Aと外部接続用上面201Bが設けられる。
シリコン基板200のV溝202、サブキャリア実装斜面201Aはシリコンの異方性エッチングによるシリコンウエハ単位で一括で形成される。
【0032】
サブキャリア実装斜面201Aには、サブキャリア100の電極101と電気的に接続するための配線パターンが設けられる。
この配線パターンは、サブキャリア実装斜面201Aが異方性エッチングで形成され、サブキャリア実装斜面201Aに露出されるシリコンの上にSiOなどの酸化膜が形成された後、Au等をパターニングすることで形成される。
【0033】
サブキャリア実装斜面201Aの電極201はシリコン基板200の外部接続用上面201Bの電極パターンと電気的に接続するようにパターニングされる。
図4は図2における実装後の受光素子の光結合構造を示す上面図である。本図に示すように、シリコン基板200のコ字部分にサブキャリア100のフォトダイオード101を収容し、シリコン基板200のサブキャリア実装斜面201Aとサブキャリア100の電極102とが接合するようにして、シリコン基板200にサブキャリア100が実装される。
【0034】
図5は、受光素子の光結合構造の中心線に沿った実装中の断面図である。本図に示すように、シリコン基板200にサブキャリア100を実装するに際し、シリコン基板200上のV溝202とサブキャリア100上のフォトダイオード101との相対位置を合せることがパッシブアライメント実装方式において非常に重要となる。
【0035】
そのため、シリコン基板200上にV溝202を形成するためのパターニングを行う際に、同時にサブキャリア100を実装するときの目印になるパターンを形成しておくことが効果的である。
このパターンは特に形状に制限はなく、例えば、円形、矩形、十字形などが考えられる。
【0036】
または、特別に、目印としてのパターンを形成しなくても、V溝202そのものをパターンととらえてサブキャリア100の実装位置を決めることも可能であし、さらには、フォトダイオード101の配線用に形成される配線パターンを使用してもよい。
サブキャリア100をシリコン基板200に固定するにはそれぞれの電極102B、201Aの面に半田又は導電性の接着剤を塗付、加熱してその固定が行われる。
【0037】
このような構成により、サブキャリア100における電極102のサブキャリア実装面102Bと、シリコン基板200における電極201のサブキャリア実装斜面201Aとが電気的に接合し、シリコン基板200の外部接続用上面201Bがパッケージなどにワイヤボンディングされ外部と接続される。
このため、パッケージなどへのワイヤボンディングはシリコン基板200の外部接続用上面201Bを介して行われるので、従来のように、サブキャリア100にパッケージなどへのワイヤボンディング用の配線パターンが不要になった。
【0038】
したがって、サブキャリア100に形成される電極102にはフォトダイオード101、ボンディングワイヤ103を実装するためのサブキャリア実装面102B、シリコン基板200に実装されるサブキャリア実装面102Bだけが同一面に設けられる。
その結果、サブキャリア100の大幅な生産性の向上、低コスト化を実現することが可能になる。
【0039】
しかも、本発明では、サブキャリア100をシリコン基板200上に直接実装しているため、シリコン基板200の厚さなどの部品精度に光学系の軸ずれが影響されないという効果が得られる。
すなわち、従来のように、シリコン基板200とサブキャリア100とがそれぞれパッケージに実装される構造では、シリコン基板200の厚さと、シリコン基板200及びサブキャリア100をパッケージに実装する際の半田の厚さなどが光学系の軸ずれ要因として上げられていたが、これらの要因を全て排除することが可能となる。
【0040】
その結果、組立後の光軸ずれが起きにくく、また、フォトダイオード101、サブキャリア100を実装する際の実装精度に対する要求をそれ程厳しくしなくても所望の光学的結合を得ることが可能となる。
そのため、実装が簡単になり、実装機を含む実装コストの低減にも寄与する。
【0041】
また、サブキャリア100の電極102が1面だけであることの効果はサブキャリア100の低コスト化に留まらず、フォトダイオード101の実装、ボンディングワイヤ103のワイヤボンディングの効率化も同時に実現することができる。
図6はシリコンウエハ上に複数個のサブキャリア100を形成し各々にフォトダイオード101を実装する場合の例を示す図である。
【0042】
本図に示すように、シリコンウエハ400には、予め熱酸化又はスパッタなどの方法によりSiO酸化膜が形成される。
その後、膜の密着性を考慮して、全面にCr/Pt/Auをスパッタし、サブキャリア100のパターンが複数個並べられたマスクを使用して電極のパターニングが行われる。
【0043】
その後、複数のフォトダイオード101を実装する電極部分に半田バンプなどを用いて半田を一括供給して塗付し、複数のフォトダイオード101を一括実装した後、過熱して半田を溶融することによりフォトダイオード101が固定される。半田にはAu/Sn共晶半田が用いられる。
半田バンプではなく、Au/Sn膜をシリコン基板上に直接蒸着してもよい。
【0044】
半田の供給、複数のフォトダイオード101の実装はシリコンウエハ400上のサブキャリア100全てに一括で行い、フォトダイオード101を固定した後、一括してワイヤボンディングが行われる。
最後に、サブキャリア100を一つ一つ扱う場合と比較し、一つ一つのサブキャリア100のハンドリング、位置決め、ワイヤボンディングが必要だったのに対してシリコンウエハ4001枚のセットでサブキャリア100のハンドリングが完了する。
【0045】
シリコンウエハ400の位置認識を一度行えばシリコンウエハ400に関する全てのサブキャリア100の位置確認ができ、ワイヤボンディングを行う際の位置認識が一度でほぼ完了するという絶大な生産性の向上が実現できる。
以上では、本発明を光ファイバ300とフォトダイオード101が光学的に結合する受光モジュールに適応する場合に合せて説明したが、レーザダイオードとモニタ用のフォトダイオードが光学的に発光モジュールである場合にも本発明を同様に適応することが可能である。
【0046】
図7は図1の変形例でサブキャリアの実装前を示す斜視図であり、図8は図7のサブキャリアの実装中を示す中心断面図である。
図7、図8に示すように、レーザダイオード500にはその前方に光ファイバ300がV溝202に配置されており、後方にはサブキャリア100に実装されたモニタ用フォトダイオード101Aが配置される。
【0047】
サブキャリア100の構成、サブキャリア100のシリコン基板200への実装方法と同一である。
レーザダイオード500と光学的に結合される位置にモニタ用フォトダイオード101Aが来るように、モニタ用フォトダイオード101A、サブキャリア100が実装されている。
【0048】
したがって、この例でも、サブキャリア100に必要な電極102は1面のみとなり、上述したようなサブキャリア100自体の低コスト化、サブキャリア100にモニタ用フォトダイオード101Aを実装する際の生産性の向上という効果が得られる。
【0049】
しかも、レーザダイオード500に対してモニタ用フォトダイオード101Aが斜めになっているため、モニタ用フォトダイオード101Aに入力した光がモニタ用フォトダイオード101Aの表面で反射し、レーザダイオード500に戻ることによって、レーザ発振が不安定なるなどの問題を自動的に回避している。
したがって、安定したレーザダイオード500の発振が得られるという効果がある。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、サブキャリアをシリコン基板上に直接実装しているため、シリコン基板の厚さなどの部品精度に光学系の軸ずれが影響されないという効果が得られる。
サブキャリア上にフォトダイオードがはみ出すことなく実装され、確実な固定を確保することが可能になった。
【0051】
さらに、フォトダイオードを実装する面と外部との電気配線を行うパターンの面が同一面に形成されるので、サブキャリア自体の生産性効率を格段に向上させることができ、かつ大幅なコスト低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る受光素子の光結合構造を示し、サブキャリア、光ファイバをシリコン基板
に実装する前の例を示す斜視図である。
【図2】 図1においてサブキャリア、光ファイバをシリコン基板に実装した後の例を示す斜視図
である。
【図3】 図1における実装前のシリコン基板200を示す上面図である。
【図4】 図2における実装後の受光素子の光結合構造を示す上面図である。
【図5】 受光素子の光結合構造の中心線に沿った実装中の断面図である。
【図6】 シリコンウエハ上に複数個のサブキャリア100を形成し各々にフォトダイオード10
1を実装する場合の例を示す図である。
【図7】 図1の変形例でサブキャリアの実装前を示す斜視図である。
【図8】 図7のサブキャリアの実装中を示す中心断面図である。
【図9】 従来の受光モジュールを示す図である。
【図10】 本発明の前提となる第1の受光素子の光結合構造を示す図である。
【図11】 本発明の前提となる第2の受光素子の光結合構造を示す図である。
【符号の説明】
100…サブキャリア
101…フォトダイオード
101A…モニタ用フォトダイオード
102、201…電極
102A…フォトダイオード実装面
102B…サブキャリア実装面
103…ボンディングワイヤ
200…シリコン基板
201A…サブキャリア実装斜面
201B…外部接続用上面
202…V溝
300…光ファイバ
400…シリコンウエハ
500…レーザダイオード

Claims (8)

  1. フォトダイオードの裏面のカソード電極と接合される第1の配線パターン、前記フォトダイオードの表面のアノード電極と接続される第2の配線パターン第1の実装面に配設されるサブキャリアと、
    光ファイバを実装するためのV溝と、前記サブキャリアに実装されるフォトダイオードと前記光ファイバを光学的に結合させ、前記フォトダイオードを収容するための凹部と、前記サブキャリアの前記第1の実装面と同一面である第2の実装面と接合するための斜面に配線パターン形成された基板とを備えることを特徴とする受光素子の光結合構造
  2. 前記アード電極と、前記フォトダイオードは、ボンディングワイヤで接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の受光素子の光結合構造
  3. 前記サブキャリアの材質は、アルミナセラミック、ガラスセラミック、窒化アルミ、シリコンウエハにSiO2酸化物を形成した材料の少なくとも1つからなることを特徴とする、請求項1に記載の受光素子の光結合構造
  4. 前記サブキャリアの材質の上にAuスパッタで電極を形成することを特徴とする、請求項3に記載の受光素子の光結合構造
  5. 前記サブキャリアの第1の実装面と前記基板の斜面の配線パターンとを半田又は導電性の接着剤で固定することを特徴とする、請求項1に記載の受光素子の光結合構造
  6. 前記基板のV溝及び前記斜面は同時に異方性エッチングにより形成されることを特徴とする、請求項1に記載の受光素子の光結合構造
  7. 前記基板のV溝と前記サブキャリアのフォトダイオードとの相対位置合せのために、前記基板上に目印のパターンを形成することを特徴とする、請求項1に記載の受光素子の光結合構造
  8. 前記基板の光ファイバの後方にレーザダイオードが設けられ、前記レーザダイオードは前記サブキャリアのフォトダイオードと光結合されるような位置にすることを特徴とする、請求項1に記載の受光素子の光結合構造
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