JP3686471B2 - 3相電動機駆動装置ならびにその利用装置 - Google Patents

3相電動機駆動装置ならびにその利用装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3686471B2
JP3686471B2 JP09845396A JP9845396A JP3686471B2 JP 3686471 B2 JP3686471 B2 JP 3686471B2 JP 09845396 A JP09845396 A JP 09845396A JP 9845396 A JP9845396 A JP 9845396A JP 3686471 B2 JP3686471 B2 JP 3686471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
phase
relay circuit
over
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09845396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09289792A (ja
Inventor
富夫 田崎
司 市川
一雄 飯田
篤典 杉原
明文 小林
学 服部
時男 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saibu Gas Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Saibu Gas Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saibu Gas Co Ltd, Osaka Gas Co Ltd, Sanyo Electric Co Ltd, Tokyo Gas Co Ltd, Toho Gas Co Ltd filed Critical Saibu Gas Co Ltd
Priority to JP09845396A priority Critical patent/JP3686471B2/ja
Publication of JPH09289792A publication Critical patent/JPH09289792A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3686471B2 publication Critical patent/JP3686471B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Protection Of Generators And Motors (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、継電回路を介して与えられる3相電源により3相電動機を運転している場合、継電回路を開く動作を行わせたにもかかわらず、継電回路の故障などによって、3相電動機が運転を続ける動作(この発明において、過動作という)を行ったときに、過動作を解除する構成をもつ3相電動機駆動装置、特に、その過動作が危険性を伴う装置に関するものである。
【0002】
こうした3相電動機駆動装置としては、危険物を移動操作するクレーン装置、可燃性ガス、例えば、天然ガスを加圧して所要の容器に供給する可燃性ガス加圧供給装置などがある。
【0003】
後者の装置として、例えば、図6のような可燃性ガス加圧供給装置100が周知である。図6において、3相電動機10で駆動されているポンプ11は、貯留槽12に貯留してある可燃性ガス13、例えば、天然ガスを加圧しながら、接続管路14Aを介して所要の容器14、例えば、自動車15の燃料用のボンベに供給する。
【0004】
そして、3相電源17によって3相電動機10を運転するための継電回路16には、図7のように、〔通常型構成〕と、〔過動作解除型構成〕とがあり、〔通常型構成〕のものでは、3相電源17の3相の電路を開閉するための1つの3極単投型、つまり、3電路同時開閉型の継電器16Xを継電駆動回路16XA、例えば、トランジスタスイッチング回路で駆動する構成になっているが、こうした構成では、継電器16Xの接点が、接離動作時のアークなどによって、溶着することがある。そして、この溶着が生じた場合には、電路を開くように継電器16Xを制御したにもかかわらず、実際には、継電器16Xの接点が開かず、電路が閉じたままになるので、3相電動機10が過動作して、可燃性ガス13の供給圧力が異常に高くなり、ガス漏れ事故を起こし、ひいては、ガス爆発事故を起こす危険性を招くことになる。
【0005】
このため、〔過動作解除型構成〕のものでは、継電回路16を2つの3電路同時開閉型の継電器16X・16Yをそれぞれ継電駆動回路16XA・16YAで駆動する構成するとともに、一方の継電器16Xを常時は閉じ状態にしておき、他方の継電器16Yのみによって3相電動機10の運転の動作と停止とを行い、過動作が生じたときには、継電器16Xを開いて過動作を解除するように構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の〔過動作解除型構成〕のものでは、2つの3電路同時開閉型の継電器を用いた大型の継電回路が必要なので、装置を小型安価にして提供し得ないという不都合があるため、こうした不都合のない装置の提供がのぞまれているという課題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記のような
3相電源により運転する3相電動機によって所定の対象物を駆動するとともに、上記の対象物が上記の3相電源の継電回路の異常にもとづく過動作による危険を伴うために、上記の過動作を解除するための解除機能を設けた3相電動機駆動装置において、
【0008】
常時または上記の運転の前に上記の3相電源の1相の電路を閉じる第1の継電回路と、上記の運転の動作と停止ごとに上記の3相電源の残りの2相の電路を開閉する第2の継電回路とを設ける継電回路配置手段と、
上記の第2の継電回路を開いたときに上記の過動作の有無を検出する過動作検出手段と、
【0009】
上記の検出によって上記の過動作があるときは、上記の第1の継電回路を開いて、上記の過動作を停止させる過動作停止手段と
を設ける第1の構成と、
【0010】
上記の第1の構成における上記の過動作検出手段が、上記の過動作の有無の検出を、上記の第2の継電回路と上記の3相電動機との間の上記の2相の電路の電流のうちの少なくとも一方の電流の有無、または、上記の第2の継電回路と上記の3相電動機との間の上記の2相の電路と上記の1相の電路との間の電圧のうちの少なくとも一方の電圧の有無によって検出するようにした第2の構成と、
【0011】
3相電源により運転する3相電動機によって可燃性ガスを加圧するポンプを駆動するとともに、上記の3相電動機の過動作を解除するための解除機能を設けた可燃性ガス加圧供給装置であって、
上記の第1の構成と同様の上記の継電回路配置手段と、上記の過動作検出手段と、上記の過動作停止手段と
を設ける第3の構成と、
上記の第3の構成における上記の過動作検出手段を、上記の第2の構成と同様に構成した第4の構成とにより上記の課題を解決したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態として、3相電動機駆動装置100を上記の図6の可燃性ガス加圧供給装置で構成したものに、この発明を適用した場合の実施例を説明する。
【0013】
【実施例】
以下、図1〜図5により実施例を説明する。図1〜図5において、図6・図7における符号と同一の符号で示す部分は、図6・図7で説明した同一符号の部分と同一の機能をもつ部分である。また、図1〜図5において同一符号で示す部分は、図1〜図5のいずれかにおいて説明する同一符号の部分と同一の機能をもつ部分である。
【0014】
〔過動作の検出〕
過動作の状態を検出する方法としては、次の3つの方法が考えられる。
第1の検出方法は、継電回路16を開く動作を行わせたにもかかわらず、継電回路16と3相電動機10との間の電路に電圧が掛かっているため、3相電動機10が運転しているわけであるから、この電路に電圧があるか否かによって判別する方法であり、この判別方法を「電圧判別」という。
る。
【0015】
第2の検出方法は、継電回路16を開く動作を行わせたにもかかわらず、3相電動機10が運転していることは、3相電動機10の電路に電流が流れているわけであるから、この電流があるか否かによって判別する方法であり、この判別方法を「電流判別」という。
【0016】
第3の検出方法は、継電回路16を開く動作を行わせたにもかかわらず、3相電動機10が運転していることは、3相電動機10の回転子が回転しているわけであるから、この回転があるか否かによって判別する方法であり、この判別方法を「回転判別」という。
【0017】
「回転判別」は、例えば、3相電動機10の回転軸またはそれによって駆動されている部分の回転数を機械的または電気的に検出することによって判別できる。また、3相電動機10を発電制動しているものでは、発電制動回路に流れる電流によっても検出することができる。
【0018】
〔第1実施例〕
まず、図1・図2・図4・図5により第1実施例を説明する。図1において、継電回路16は、3相電動機10を運転する3相電源17、つまり、3相交流電源、例えば、AC200Vの電路18を開閉している。制御部70は、設定操作部75で設定した加圧の動作条件、可燃性ガス13の供給圧力を圧力検出器D1で検出した検出信号などにもとづいて、継電回路16などを制御することにより、加圧した可燃性ガスを容器14に供給している。
【0019】
継電回路16は、図2のように、電路18のうちの1相の電路18Aを開閉するための継電回路161と、残りの2相の電路18B・18Cを開閉するための継電回路162とで構成してある。
【0020】
継電回路161は、例えば、1極単投型、つまり、1電路開閉型の継電器161A、例えば、プランジャ型の継電器を、駆動回路161B、例えば、トランジスタスイッチング回路で駆動する回路であり、また、継電回路162は、例えば、2極単投型、つまり、2電路開閉型の継電器162A、例えば、プランジャ型の継電器を、駆動回路162B、例えば、トランジスタスイッチング回路で駆動する回路であって、各駆動回路161A・162Bを制御部70によって制御している。なお、各駆動回路161A・162Bには、3相電源17から整流回路(図示せず)を介して得られた直流電源、例えば、DC24Vを動作電源として与えている。そして、継電回路161を過動作の解除に用い、継電回路162を3相電動機10の運転に対する運転制御と停止制御とに用いるように構成しているものである。
【0021】
また、過動作検出部20は、上記の「電圧判別」により過動作状態を検出する部分であり、この実施例では、2つの電圧検出回路21・22によって、継電回路162を開いて3相電動機10が停止する程度の時間、例えば、1秒程度が経過したにもかかわらず、継電回路16と3相電動機10との間の電路に電圧が掛かっているときは、3相電動機10が過動作になっているものとして判別するものである。
【0022】
つまり、電圧検出回路21・22は、継電回路16と3相電動機10との間にある電路18のうちの1相の電路18Aと、残りの2相の電路18B・18Cとの間の各電圧を検出する回路、例えば、電圧検出回21は、路電路18Aと電路18Bとの間に高抵抗の各分圧回路を設けて分圧した低くした電圧値と所定値VAとを比較して検出する演算増幅回路により電圧検出信号D11Aを得る回路であり、電圧検出回路22も、電路18Aと電路18Cとの間を、同様にして、電圧検出信号D12Aを得る回路である。
【0023】
制御部70は、マイクロコンピュータによる制御処理機能(以下、CPUという)を主体とする制御部、例えば、市販のCPUボード(CPU/B)を用いた制御部であって、例えば、図4のように、各部の状態を検出して得られる各検出信号と設定操作部75を操作して入力される各操作信号とによるデータを入力データとして入出力ポートから取り込んで作業メモリ73、例えば、RAMに記憶するとともに、これらのデータと、処理メモリ72、例えば、ROMに予め記憶した制御処理フローのプログラムと基準値などのデータとにもとづいて、所要の制御処理を行って得られた各部を制御する制御信号を入出力ポートから出力する。
【0024】
また、時計回路74によって制御処理に必要な時間を計時するほか、各部の動作状態、制御状態、各設定状態などのうちの所要のものを表示部76に表示するように構成してある。そして、継電回路16による3相電動機10の運転と過動作の解除は、図5のような制御処理フローにより制御処理している。
【0025】
図5の処理フローは装置全体の制御処理を行うメイン制御処理ルーチンのサブルーチンとして構成したもので、例えば、2秒ごとに、図5の制御処理フローに移行するように仕組まれているものであり、概略的には、3相電動機10の運転前、例えば、装置全体の運転を始動する際に、電路18Aを継電回路161で閉じておき、その後に、3相電動機10の運転と停止とを継電回路162のみによって行い、過動作があったとき、または、装置全体の運転を停止させる際に、継電回路161を開くように構成してある。
【0026】
〔制御処理フローの説明〕
以下、図5の制御処理フローを説明する。
◆ステップSP1では、指令データを取り込んで次のステップSP2に移行する。
【0027】
◆ステップSP2では、装置全体の運転を開始をするか否かを判別する。装置全体の運転を開始するときは次のステップSP3に移行し、そうでないときはステップSP4に移行する。
【0028】
◆ステップSP3では、過動作の解除に用いる継電回路161を先行して閉じる継電回路とし、この継電回路161を閉じて、次のステップSP4に移行する。
【0029】
◆ステップSP4では、装置全体の運転を停止をするか否かを判別する。装置全体の運転を停止する指令であるときはステップS11に移行し、そうでないときは次のステップSP5に移行する。なお、装置全体の運転を停止をするときは、メイン制御処理ルーチンによって、先に3相電動機10の運転を停止する指令を行った後に、装置全体の運転を停止を行うように指令される。
【0030】
◆ステップSP5では、3相電動機10の運転を開始するか否かを判別する。3相電動機10を運転を開始するときは次のステップSP6に移行し、そうでないときはステップSP7に移行する。
【0031】
◆ステップSP6では、3相電動機10の運転の運転制御と停止制御とに用いる継電回路162を後行して閉じる継電回路とし、この継電回路162を閉じて、メイン制御処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。
【0032】
◆ステップSP7では、3相電動機10の運転を停止するか否かを判別する。3相電動機10を運転を停止するときは次のステップSP8に移行し、そうでないときは、メイン制御処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。
【0033】
◆ステップSP8では、後行して閉じた継電回路162を開いて、次のステップSPに移行する。つまり、この状態では、先行して閉じた継電回路161は閉じた状態に保持されていることになる。
【0034】
◆ステップSP9では、ステップSP8で継電回路162を開いてから、所定時間TA、例えば、2秒程度が経過した後に、過動作の状態を検出している検出データ、つまり、電圧検出信号D11A・D12Aを取り込んで次のステップSP10に移行する。
【0035】
ここで、所定時間TAの値は、正常の状態のときに、3相電動機10に与えている電源を切ってから3相電動機10の回転数が1/2程度になるまでの時間を予め実験して求めた時間値を処理メモリ72に記憶しておき、時計回路74で経過時間を計時して判別する。
【0036】
◆ステップSP10では、電圧検出信号D11A・D12Aの検出データによって、過動作になっているか否かを判別する。過動作になっているときはSP12に移行し、そうでないときは、メイン制御処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。
【0037】
ここでの上記の「電圧判別」は、電圧検出信号D11A・D12Aのうちの少なくとも一方のデータが得られているかによって判別するもので、演算増幅回路で比較する所定値VAの値は、正常の状態のときに、上記の所定時間TAの経過時点における値を予め実験して求めた値を処理メモリ72に記憶しておくようにする。
【0038】
また、継電回路162における継電器162Aの2つの接触接点、つまり、電路18Bを開閉する接点aと電路18Cを開閉する接点bとが同時に溶着していることは殆どあり得ないので、接点aまたは接点bの一方のみが溶着しているとみてよいから、電圧検出信号D11A・D12Aのうちの少なくとも一方に所定値VAを超えている旨のデータが得られことになる。
【0039】
◆ステップSP11では、先行して閉じた継電回路161を開いて、メイン制御処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。この状態では、後行して閉じた継電回路162は既に開いた状態に保持されていることになる。
【0040】
◆ステップSP12では、先行して閉じた継電回路161を開いて、次のステップSP13に移行する。この状態では、後行して閉じた継電回路162における継電器162Aの接点aまたは接点bの一方は溶着しているが、溶着していない方の接点によって電路18Bまたは電路18Cのいずれか一方が開くため、この開いた電路と、継電回路161が開いた電路18Aとの2つの電路が開かれて、3相電動機10が停止するので、過動作が解除されることになる。
【0041】
◆ステップSP13では、表示部76に、継電回路16に異常がある旨の警報表示と、必要に応じてブザー音など警音と行わせた状態にした後に、次のステップSP14に移行する。
【0042】
◆ステップSP14では、運転作業員が設定操作部75の所定の操作キーを操作して、保守解除を行うためのデータを入力したか否かを判別する。保守解除のデータが入力されたときは、メイン制御処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。そうでないときは、このステップSP14を繰り返す。
【0043】
〔第2実施例〕
次に、図1・図3・図4・図5により第2実施例を説明する。この実施例は、第1実施例における図2の継電回路16の構成を図3のように変更するとともに、過動作を「電流判別」によって判別するように構成したものである。
【0044】
図3において、継電回路16は、図2の継電回路162の箇所を、2つの1極単投型、つまり、1電路開閉型の継電器162A1・162A2、例えば、プランジャ型の継電器を、それぞれ、各駆動回路162B1・162B2、例えば、トランジスタスイッチング回路で駆動する回路に構成したものである。したがって、継電器161A・駆動回路161Bと同一のものを3つ組み合わせることによって構成できることになる。
【0045】
そして、制御処理動作は、図2の駆動回路162Bに対する制御と同じ制御を、図3の継電回路16における各駆動回路162B1・162B2に対して同時に行うようにすれば、図5の制御処理フローによる制御処理をそのまま実行することによって、継電回路16に対する制御を第1実施例の場合と同様に行うことができることになる。
【0046】
また、図3における過動作検出部20は、電路18B・18Cに設けた各変流器D13・D14の検出電流を電流検出回路23・24、例えば、所定値IAと比較して検出する演算増幅回路によって検出した電流検出信号D13A・D14Aを得ることによって、上記の「電流判別」を行うものである。
【0047】
したがって、所定値IAの値は、正常の状態のときに、上記の所定時間TAの経過時点における値を予め実験して求めた値を処理メモリ72に記憶しておくようにすれば、第1実施例における「電圧判別」の場合と同様に、過動作になっているか否かを判別することができるので、図5の制御処理フローのステップSP10での判別を、上記の「電流判別」によって行うようにすれば、図5の制御処理フローのをそのまま実行することによって、過動作時に対する制御を第1実施例の場合と同様に行うことができることになる。
【0048】
〔第3実施例〕
次に、図1〜図5により第3実施例を説明する。この実施例は、第1実施例・第2実施例における図2の継電回路16と、図3の継電回路16とにおける継電回路161の継電器161Aを、常時は、例えば、ばね圧力などによって接触接点を閉じており、駆動回路161Bを動作させたときのみ、接触接点を開くようにしたものに変更することによって、図5の制御処理フローにおけるステップSP1〜ステップSP4と、ステップSP11とを不要にするとともに、ステップSP12の際にのみ、継電回路161を開くように制御処理することで、目的とする3相電動機10の運転電動作と、過動作の解除との制御処理を行い得るようにしたものである。
【0049】
〔実施例の構成の要約〕
上記の各実施例の構成を要約すると、
3相電源17により運転する3相電動機10によって所定の対象物、例えば、可燃性ガス13を圧縮するポンプ11を駆動するとともに、上記の対象物が上記の3相電源17の継電回路16の異常にもとづく過動作による危険を伴うために、上記の過動作を解除するための解除機能を設けた3相電動機駆動装置100において、
【0050】
例えば、〔第3実施例〕における継電回路161のように常時、または、例えば、ステップSP3のように、上記の運転の前に上記の3相電源17の1相の電路18Aを閉じる第1の継電回路161と、例えば、ステップSP6・ステップSP8のように、上記の運転の動作と停止ごとに上記の3相電源17の残りの2相の電路18B・18Cを開閉する第2の継電回路162とを設ける継電回路配置手段と、
【0051】
例えば、ステップSP10のように、上記の第2の継電回路162を開いたときに、例えば、過動作検出部20によって、上記の過動作の有無を検出する過動作検出手段と、
上記の検出によって上記の過動作があるときは、例えば、ステップSP12のように、上記の第1の継電回路161を開いて、上記の過動作を停止させる過動作停止手段と
を設ける第1の構成と、
【0052】
上記の第1の構成における上記の過動作検出手段が、上記の過動作の有無の検出を、例えば、図3の過動作検出部20のように、上記の第2の継電回路162と上記の3相電動機10との間の上記の2相の電路18B・18Cの電流のうちの少なくとも一方の電流の有無、または、例えば、図2の過動作検出部20のように、上記の第2の継電回路162と上記の3相電動機10との間の上記の2相の電路18B・18Cと上記の1相の電路18Aとの間の電圧のうちの少なくとも一方の電圧の有無によって検出するようにした第2の構成と、
【0053】
3相電源17により運転する3相電動機10によって可燃性ガス13を加圧するポンプ11を駆動するとともに、上記の3相電動機10の過動作を解除するための解除機能を設けた可燃性ガス加圧供給装置において、
上記の第1の構成と同様の上記の継電回路配置手段と、上記の過動作検出手段と、上記の過動作停止手段と
を設ける第3の構成と、
上記の第3の構成における上記の過動作検出手段を、上記の第2の構成と同様に構成した第4の構成とを構成していることになるものである。
【0054】
〔変形実施〕
この発明は次のように変形して実施することができる。
(1)危険物を移動操作する操作部分を3相電動機10で駆動するクレーン装置に適用して構成する。
(2)図3の構成における継電回路162の駆動回路162B1・駆動回路162B2に代えて、継電器162A1と継電器162A1とを1つの駆動回路によって駆動するように構成する。
【0055】
【発明の効果】
この発明によれば、3相電動機を運転する3相電源の電路のうちの1相の電路の継電動作を常時または運転の前に閉じ状態にしておき、残りの2相の電路のみを開閉することによって3相電動機を運転しているため、常時または運転の前に閉じ状態にしている継電回路の接点には、3相電動機の運転・停止のための継電動作ときのスパークなどによる接点の溶着が生じないので、常時または運転の前に閉じ状態にしている継電回路を開くだけで確実に過動作を解除することができ、また、常時または運転の前に閉じ状態にしている継電回路を1相の電路分のみで済ませられるので、小型安価な過動作解除機能もつ3相電動機駆動装置を提供し得るなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図5はこの発明の実施例を、また、図6・図7は従来技術を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】全体ブロック構成図
【図2】要部ブロック構成図
【図3】要部ブロック構成図
【図4】要部ブロック構成図
【図5】要部制御処理フロー図
【図6】全体ブロック構成図
【図7】要部ブロック構成図
【符号の説明】
10 3相電動機
11 ポンプ(対象物)
12 貯留槽
13 可燃性ガス
14 容器(ボンベ)
14A 管路
15 自動車
16 継電回路
17 3相電源
18 電路
18A 電路
18B 電路
18C 電路
20 過動作検出部
21 電圧検出回路
22 電圧検出回路
23 電流検出回路
24 電流検出回路
70 制御部
71 入出力ポート
72 処理メモリ
73 作業メモリ
74 時計回路
75 設定操作部
76 表示(警音)部
100 3相電動機駆動装置(可燃性ガス加圧供給装置)
161 継電回路
161A 継電器
161B 駆動回路
162 継電回路
162A 継電器
162A1 継電器
162B1 駆動回路
162A2 継電器
162B2 駆動回路
a 接触接点
b 接触接点
D1 圧力検出器
D11A 電圧検出信号
D12A 電圧検出信号
D13A 電流検出信号
D14A 電流検出信号

Claims (4)

  1. 3相電源により運転する3相電動機によって所定の対象物を駆動するとともに、前記対象物が前記3相電源の継電回路の異常にもとづく過動作による危険を伴うために、前記過動作を解除するための解除機能を設けた3相電動機駆動装置であって、
    常時または前記運転の前に前記3相電源の1相の電路を閉じる第1の継電回路と、前記運転の動作と停止ごとに前記3相電源の残りの2相の電路を開閉する第2の継電回路とを設ける継電回路配置手段と、
    前記第2の継電回路を開いたときに前記過動作の有無を検出する過動作検出手段と、
    前記検出によって前記過動作があるときは、前記第1の継電回路を開いて、前記過動作を停止させる過動作停止手段と
    を具備することを特徴とする3相駆動電動機装置。
  2. 前記過動作検出手段が、前記過動作の有無の検出を、前記第2の継電回路と前記3相電動機との間の前記2相の電路の電流のうちの少なくとも一方の電流の有無、または、前記第2の継電回路と前記3相電動機との間の前記2相の電路と前記1相の電路との間の電圧のうちの少なくとも一方の電圧の有無によって検出する請求項1記載の3相電動機駆動装置。
  3. 3相電源により運転する3相電動機によって可燃性ガスを加圧するポンプを駆動するとともに、前記3相電動機の過動作を解除するための解除機能を設けた可燃性ガス加圧供給装置であって、
    常時または前記運転の前に前記3相電源の1相の電路を閉じる第1の継電回路と、前記運転の動作と停止ごとに前記3相電源の残りの2相の電路を開閉する第2の継電回路とを設ける継電回路配置手段と、
    前記第2の継電回路を開いたときに前記過動作の有無を検出する過動作検出手段と、
    前記検出によって前記過動作があるときは、前記第1の継電回路を開いて、前記過動作を停止させる過動作停止手段と
    を具備することを特徴とする可燃性ガス加圧供給装置。
  4. 前記過動作検出手段が、前記過動作の有無の検出を、前記第2の継電回路と前記3相電動機との間の前記2相の電路の電流のうちの少なくとも一方の電流の有無、または、前記第2の継電回路と前記3相電動機との間の前記2相の電路と前記1相の電路との間の電圧のうちの少なくとも一方の電圧の有無によって検出する請求項3記載の可燃性ガス加圧供給装置。
JP09845396A 1996-04-19 1996-04-19 3相電動機駆動装置ならびにその利用装置 Expired - Fee Related JP3686471B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09845396A JP3686471B2 (ja) 1996-04-19 1996-04-19 3相電動機駆動装置ならびにその利用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09845396A JP3686471B2 (ja) 1996-04-19 1996-04-19 3相電動機駆動装置ならびにその利用装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09289792A JPH09289792A (ja) 1997-11-04
JP3686471B2 true JP3686471B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=14220140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09845396A Expired - Fee Related JP3686471B2 (ja) 1996-04-19 1996-04-19 3相電動機駆動装置ならびにその利用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3686471B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2385623A2 (en) 2010-05-06 2011-11-09 OMRON Automotive Electronics Co., Ltd. Motor drive device
EP2388898A2 (en) 2010-05-19 2011-11-23 OMRON Automotive Electronics Co., Ltd. Motor drive device with fail safe unit

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5013785B2 (ja) * 2006-09-06 2012-08-29 文化シヤッター株式会社 開閉装置の開閉体制御装置
US20230343533A1 (en) * 2022-04-26 2023-10-26 Rockwell Automation Technologies, Inc. Systems and methods for detecting welded contacts in a switch system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2385623A2 (en) 2010-05-06 2011-11-09 OMRON Automotive Electronics Co., Ltd. Motor drive device
US8884559B2 (en) 2010-05-06 2014-11-11 Omron Automotive Electronics Co., Ltd. Motor drive device
EP2388898A2 (en) 2010-05-19 2011-11-23 OMRON Automotive Electronics Co., Ltd. Motor drive device with fail safe unit
JP2011244611A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Omron Automotive Electronics Co Ltd モータ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09289792A (ja) 1997-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4233571B2 (ja) ロボット制御装置
JP3769843B2 (ja) 電気自動車の強電リレー診断装置
JP5365432B2 (ja) 建設機械の漏電検出装置
JP3686471B2 (ja) 3相電動機駆動装置ならびにその利用装置
EP2339604B1 (en) System and method for detecting a switching device malfunction
CA2327915C (en) Process and fixture for ascertaining pressure losses
JPH08212895A (ja) スイッチ手段の故障検出装置
JP2007244019A (ja) 空気調和機の制御装置
JP4445423B2 (ja) モータの制御方法および制御装置
JP3279794B2 (ja) 電動機制御装置
JPH1138068A (ja) 電気機器の異常検出装置
US10873279B2 (en) Motor starter and diagnosis method
JP3189541B2 (ja) 負荷時タップ切換器の異常監視装置
JP5405243B2 (ja) 負荷制御装置
JPH0829477A (ja) ターボチャージャ用回転電機の点検装置
US4990857A (en) Insulation testing apparatus of a refrigerating machine
JP2831806B2 (ja) 電動機制御装置
JP4278772B2 (ja) 高圧配電盤
JP4575550B2 (ja) 遮断器の制御回路
JPH07222471A (ja) 電動機制御装置
JP2003287557A (ja) 電動機絶縁監視システム
JP2916220B2 (ja) 自動二輪車の電子制御装置
JP3368023B2 (ja) 成形機の安全ドア装置
JPH08308271A (ja) 荷役用モータの制御装置
JPH0442565Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees