JP3684973B2 - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関の燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、1燃焼サイクル内において主噴射から時期的間隔を隔てて副噴射、即ち例えばパイロット噴射を行うようにしたディーゼル機関の燃料噴射装置が知られている。
ところで、一般的なディーゼル機関では機関出力を要求出力に一致させるために必要な要求燃料噴射量を算出し、この要求燃料噴射量を主噴射の燃料噴射量としている。ところがパイロット噴射を行うようにした場合にはパイロット噴射の燃料が機関出力の発生に寄与するので、要求燃料噴射量を主噴射の燃料噴射量とすると実際の機関出力が要求出力よりも大きくなってしまう。そこで、要求燃料噴射量からパイロット噴射の燃料噴射量を差し引いたものを主噴射の燃料噴射量としたディーゼル機関の燃料噴射装置が公知である(特開平6−129296号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようにして主噴射の燃料噴射量を算出するのはパイロット噴射の燃料の全てが機関出力発生に寄与するものと考えているからである。しかしながら、パイロット噴射のように主噴射から時期的間隔を隔てて噴射された燃料は燃焼室内に拡散するので、必ずしもその全てが機関出力発生に寄与するとは限らない。従って、上述の公報の方法では要求燃料噴射量から余分に差し引いていることになり、その結果実際の機関出力が要求出力よりも小さくなるという問題点がある。言い換えると、このようにして求められた主噴射の燃料噴射量はもはや最適なものとは言えない。
【0004】
そこで、本発明の目的は主噴射の燃料噴射量を最適に維持することができる内燃機関の燃料噴射装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために1番目の発明によれば、1燃焼サイクル内において主噴射から時期的間隔を隔てて副噴射を行うようにし、機関出力を要求出力に一致させるのに1燃焼サイクル当たりに必要な基本燃料噴射量を算出し、副噴射の燃料噴射量を算出し、これら基本燃料噴射量と副噴射の燃料噴射量とから、副噴射が行われるときの主噴射の燃料噴射量を算出するようにした内燃機関の燃料噴射装置において、副噴射が行われるときの主噴射の燃料噴射量が、基本燃料噴射量から副噴射の燃料噴射量を差し引いたものよりも大きくなるようにして実際の機関出力が要求出力に一致するようにしている。即ち1番目の発明では、例えば実際の機関出力が要求出力よりも小さくなるのが阻止され、従って主噴射の燃料噴射量が最適に維持される。
【0006】
また、2番目の発明によれば1番目の発明において、前記基本燃料噴射量から、前記副噴射の燃料噴射量を減量補正したものを差し引くことにより、副噴射が行われるときの主噴射の燃料噴射量を算出するようにしている。即ち2番目の発明でも、主噴射の燃料噴射量最適に維持される。
また、3番目の発明によれば1番目の発明において、主噴射の燃料噴射量と副噴射の燃料噴射量とを合計することにより1燃焼サイクルに機関に供給される総燃料噴射量を算出するようにしている。即ち3番目の発明では、1燃焼サイクルに機関に供給される総燃料噴射量が正確に求められる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明をディーゼル機関に適用した場合を示している。しかしながら本発明を火花点火式機関に適用することもできる。
図1を参照すると、機関本体1は例えば4つの気筒#1,#2,#3,#4を具備する。各気筒はそれぞれ対応する吸気枝管2を介して共通のサージタンク3に接続され、サージタンク3は吸気ダクト4及びインタークーラ5を介して過給機、例えば排気ターボチャージャ6のコンプレッサ6cの出口部に接続される。コンプレッサ6cの入口部は空気吸い込み管7を介してエアクリーナ8に接続される。サージタンク3とインタークーラ5間の吸気ダクト4内にはアクチュエータ9により駆動されるスロットル弁10が配置される。なお、排気タービン6tの排気流入口にはその開口面積を変更可能な可変ノズル機構6vが取り付けられている。可変ノズル機構6vにより排気タービン6tの排気流入口面積を小さくすれば排気圧力が低い機関低回転運転時にも過給圧を高めることができる。
【0008】
一方、各気筒は排気マニホルド11及び排気管12を介して排気ターボチャージャ6の排気タービン6tの入口部に接続され、排気タービン6tの出口部は排気管13を介してNOX 還元触媒14を収容したケーシング15に接続され、ケーシング15は排気管16に接続される排気管13内にはアクチュエータ17により駆動される排気絞り弁18が配置される。NOX 還元触媒14は例えば銅を担持したゼオライトを具備する。このNOX 還元触媒14は流入する排気中にHC,COのような還元剤が含まれていると酸化雰囲気でもNOX を還元することができる。なお、機関1の燃焼順序は#1−#3−#4−#2である。
【0009】
各気筒は筒内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁20を具備する。各燃料噴射弁20は共通の燃料用蓄圧室又はコモンレール21を介し吐出量を制御可能な燃料ポンプ22に接続される。燃料ポンプ22は低圧ポンプ(図示しない)を介して燃料タンク(図示しない)に接続されており、燃料ポンプ22から吐出された燃料はコモンレール21に供給され、次いで各燃料噴射弁20に供給される。燃料ポンプ22はコモンレール21内の燃料圧が予め定められた目標燃料圧になるように吐出量が制御される。なお、この目標燃料圧は例えば機関運転状態に応じて定めることができる。
【0010】
さらに図1を参照すると、排気マニホルド11とスロットル弁10下流の吸気ダクト4とが排気再循環(以下EGRと称す)通路23を介して互いに接続され、EGR通路23内にはアクチュエータ24により駆動されるEGR制御弁25が配置される。
電子制御ユニット(ECU)30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31を介して相互に接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、常時電源に接続されているB−RAM(バックアップRAM)35、入力ポート36、及び出力ポート37を具備する。機関本体1には機関冷却水温に比例した出力電圧を発生する水温センサ38が取り付けられる。スロットル弁10下流の吸気ダクト4内には吸気ダクト4内の圧力に比例した出力電圧を発生する吸気圧力センサ39と、吸気ダクト4内の吸入空気温度に比例した出力電圧を発生する吸気温センサ40とが配置される。排気管16にはNOX 還元触媒14から流出した排気の温度に比例した出力電圧を発生する排気温度センサ41が配置される。コモンレール21にはコモンレール21内の燃料圧に比例した出力電圧を発生する燃料圧センサ42が取り付けられる。また、踏み込み量センサ43はアクセルペダル(図示しない)の踏み込み量に比例した出力電圧を発生する。これらセンサ38,39,40,41,42,43の出力電圧はそれぞれ対応するAD変換器44を介して入力ポート36に入力される。また、入力ポート36にはクランクシャフトが例えば30°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ45が接続される。CPU34ではクランク角センサ45の出力パルスに基づいて機関回転数Nが算出され、吸気圧力センサ39の出力電圧に基づいて吸入空気量Gaが算出される。
【0011】
一方、出力ポート37はそれぞれ対応する駆動回路46を介して可変ノズル機構6v、各アクチュエータ9,17,24、各燃料噴射弁20、及び燃料ポンプ22にそれぞれ接続される。
ところで、コモンレール21を設けると各気筒の1燃焼サイクル内に燃料を複数回噴射することが可能になる。そこで本実施態様では、機関出力トルクを発生させるべく概ね圧縮上死点周りで行われる主噴射とは別に、主噴射から進角側又は遅角側に時期的間隔を隔てて副噴射を行うようにしている。副噴射としてはパイロット噴射、後噴射、及びHC供給用噴射が挙げられる。
【0012】
パイロット噴射は主噴射に先立って少量の燃料を噴射するものである。このパイロット噴射は例えば主噴射よりも前の圧縮行程、即ち例えば圧縮上死点前(以下BTDCと称する)70から0°クランク角(以下CAと称する)程度で行われ、主噴射に対する時期的間隔が大きいときには予混合気を形成し、小さいときは主噴射による燃料を着火燃焼させるための着火源を形成する。また、複数回のパイロット噴射を行うことも可能であり、従って予混合気形成用のパイロット噴射と着火源形成用のパイロット噴射との両方を行うこともできるし、予混合気形成用のパイロット噴射を複数回行うこともできる。本実施態様では2回のパイロット噴射を行うことが可能であり、先に行われるパイロット噴射を第1のパイロット噴射、後に行われるパイロット噴射を第2のパイロット噴射と称する。
【0013】
後噴射は燃焼ガス又は排気ガス中のHCを完全燃焼させて機関から排出されるすすを低減するために、主噴射が完了した後に行われるものである。この後噴射は燃焼室内に燃焼火炎が残存している間に行われるのが好ましく、例えば主噴射完了後のBTDC0から−30°CA(圧縮上死点後0から30°CA)程度に行われる。
【0014】
HC供給用噴射はNOX 還元触媒14に還元剤としてHC(炭化水素)を供給するためのものである。このHC供給用噴射は例えば主噴射又は後噴射完了後のBTDC−150から−210°CA程度に行われる。HC供給用噴射による燃料は完全燃焼することなくNOX 還元触媒14に到り、流入するNOX を還元する。
【0015】
図2(A)には各燃料噴射作用の燃料噴射時期が矢印でもって概略的に示されている。ここでjは各気筒の1燃焼サイクルで行われうる燃料噴射の順番又は種類を表しており、即ちj=1は第1のパイロット噴射を、j=2は第2のパイロット噴射を、j=3は主噴射を、j=4は後噴射を、j=5はHC供給用噴射をそれぞれ表している。
【0016】
各気筒の1燃焼サイクルにおいて主噴射が必ず行われるのに対し、パイロット噴射、後噴射、及びHC供給用噴射が行われるか否かはそれぞれ機関運転状態により定められる。従って、各気筒の1燃焼サイクルに行われる燃料噴射回数は1回から5回の間で変更されうることになる。例えば図2(B)に示す例では各気筒の1燃焼サイクルに燃料噴射が4回だけ行われ、図2(C)に示す例では3回だけ行われる。
【0017】
各気筒の1燃焼サイクルにおけるj番目の燃料噴射作用(j=1,2,3,4,5)の燃料噴射時間及び燃料噴射時期をそれぞれTAU(j),IT(j)で表すとすると、例えば主噴射の燃料噴射時間はTAU(3)で表され、後噴射の燃料噴射時期はIT(4)で表されることになる。ここで燃料噴射時期IT(j)は各気筒の圧縮上死点を基準として表されている。また、副噴射を行わないときにはTAU(j)=0とされるので、燃料噴射時間TAU(j)は副噴射の有無も表している。
【0018】
主噴射及び副噴射の燃料噴射時期、並びに副噴射の燃料噴射時間はそれぞれ機関運転状態に基づいて算出される。具体的に説明すると、第1及び第2のパイロット噴射の燃料噴射時間TAU(1),TAU(2)及び基本燃料噴射時期IT(1),IT(2)は良好な予混合気又は着火源を形成するのに必要な燃料噴射時間及び燃料噴射時期であって、機関運転状態例えば機関回転数N及びアクセルペダルの踏み込み量DEPの関数として予めROM32内にそれぞれ記憶されている。後噴射の燃料噴射時間TAU(4)及び燃料噴射時期IT(4)は気筒から排出されるHCを低減するのに必要な燃料噴射時間及び燃料噴射時期であって、機関回転数N及びアクセルペダルの踏み込み量DEPの関数として予めROM32内にそれぞれ記憶されている。HC供給用噴射の燃料噴射時間TAU(5)及び燃料噴射時期IT(5)はNOX 還元触媒14から排出されるNOX 量を低減するのに必要な燃料噴射時間及び燃料噴射時期であって、単位時間当たりNOX 還元触媒14に流入するNOX 量を表す吸入空気量Ga及び機関回転数Nの関数として予めROM32内にそれぞれ記憶されている。また、主噴射の燃料噴射時期IT(3)は機関出力トルクを要求トルクに一致させるのに最適な燃料噴射時期であって、機関回転数N及びアクセルペダルの踏み込み量DEPの関数として予めROM32内にそれぞれ記憶されている。
【0019】
一方、主噴射の燃料噴射時間TAU(3)は例えば次式に基づいて算出される。
TAU(3)=TAUB−TTC
ここでTAUBは基本燃料噴射時間、TTCは合計トルク発生寄与値をそれぞれ表している。
【0020】
基本燃料噴射時間TAUBは機関出力トルクを要求出力トルクに一致させるのに1燃焼サイクル当たりに必要な燃料噴射時間である。この基本燃料噴射時間TAUBは機関運転状態例えばアクセルペダルの踏み込み量DEP及び機関回転数Nの関数として予め実験により算出されている。上述したように主噴射は機関出力トルクを発生させるためのものであるので、基本燃料噴射時間TAUBは主噴射のみが行われると仮定したときの主噴射の燃料噴射時間を表していることになる。
【0021】
合計トルク発生寄与値TTCは各副噴射のトルク発生寄与値TC(j)(j=1,2,4,5)を合計したものであり、このトルク発生寄与値TC(j)は対応する副噴射のうち機関出力トルク発生に寄与する分を表している。次に、このトルク発生寄与値TC(j)について詳細に説明する。
仮に、副噴射による燃料の全てが機関出力トルクの発生に寄与すると考えると、主噴射の燃料噴射時間TAU(3)を、基本燃料噴射時間TAUBから副噴射の燃料噴射時間の合計を差し引いたものにすべきである(TAU(3)=TAUB−(TAU(1)+TAU(2)+TAU(4)+TAU(5)))。さもなければ、実際の機関出力トルクが要求出力トルクよりも大きくなるからである。
【0022】
しかしながら、主噴射から時期的間隔を隔てて行われる副噴射の燃料は燃焼室内に拡散するので、必ずしもその全てが機関出力トルク発生に寄与するとは限らない。従って、ただ単に差し引いた結果を主噴射の燃料噴射時間TAU(3)とすると余分に差し引いたことになり、斯くして実際の機関出力トルクが要求出力トルクよりも小さくなる。
【0023】
とすると、副噴射のうち機関出力トルク発生に寄与する分だけを基本燃料噴射時間から差し引けば、実際の機関出力トルクを過不足なく要求出力トルクに一致させるのに必要な主噴射の燃料噴射時間TAU(3)を求めることができることになる。
そこで本実施態様では、各副噴射について機関出力トルク発生に寄与する分を表すトルク発生寄与値TC(j)(j=1,2,4,5)を求め、これを合計して得られる合計トルク発生寄与値TTCを基本燃料噴射時間TAUBから差し引いたものを主噴射の燃料噴射時間TAU(3)としている。
【0024】
本実施態様では、トルク発生寄与値TC(j)(j=1,2,4,5)は次式により算出される。
TC(j)=TAU(j)・kC
ここでkCはトルク発生寄与率を表している。
トルク発生寄与率kC(1.0)は副噴射の燃料噴射時間のうち機関出力トルク発生に寄与する割合を表すものであり、予め実験により求められている。このトルク発生寄与率kCは図3に示されるように、主噴射の燃料噴射時期IT(3)からの副噴射の燃料噴射時期IT(j)の時期的間隔DIF(=|IT(3)−IT(j)|)が小さいときには1.0に維持され、時期的間隔DIFが大きくなるにつれて小さくなる。また、副噴射の燃料噴射時間TAU(j)が大きいときには小さいときに比べてトルク発生寄与率kCが大きくなる。なお、トルク発生寄与率kCは図3に示されるマップの形で予めROM32内に記憶されている。
【0025】
従って一般的に言うと、基本燃料噴射時間TAUBから、副噴射の燃料噴射時間を減量補正したものを差し引くことにより主噴射の燃料噴射時間TAU(3)を算出しているということになる。このようにして算出された主噴射の燃料噴射時間TAU(3)は基本燃料噴射時間TAUBから副噴射の燃料噴射時間の合計を差し引いたものよりも大きくなっている。
【0026】
さらに、主噴射の燃料噴射時間TAU(3)と副噴射の燃料噴射時間TAU(j)(j=1,2,4,5)とを合計することにより1燃焼サイクルの総燃料噴射時間TTAUが算出される。この総燃料噴射時間TTAUに基づいて例えばコモンレール21内の目標燃料圧、各燃料噴射作用の燃料噴射時期、EGR制御弁25の開度などが算出又は補正される。
【0027】
図4は主噴射及び副噴射の燃料噴射時間TAU(j)及び燃料噴射時期IT(j)(j=1,2,3,4,5)、並びに総燃料噴射時間TTAUの算出ルーチンを示している。このルーチンは予め定められた設定時間毎の割り込みによって実行される。
図4を参照すると、まずステップ100では現在が燃料噴射時間などの算出タイミングであるか否かが判別される。現在、算出タイミングでないときには処理サイクルを終了し、算出タイミングであるときには次いでステップ101に進み、総燃料噴射時間TTAU及び合計トルク発生寄与値TTCが零に戻される。続くステップ102では全ての燃料噴射時期IT(i)が算出される。続くステップ103では基本燃料噴射時間TAUBが算出される。
【0028】
続くステップ104ではパラメータjに順次1,2,4,5が代入される。続くステップ105ではj番目の副噴射の燃料噴射時間TAU(j)が算出される。続くステップ106では総燃料噴射時間TTAUにTAU(j)が加算される。続くステップ107では時期的間隔DIFが算出される(DIF=|IT(3)−IT(j)|)。続くステップ108では図3のマップからトルク発生寄与率kCが算出される。続くステップ109ではトルク発生寄与値TC(j)が算出される(TC(j)=TAU(j)・kC)。続くステップ110では合計トルク発生寄与値TTCにトルク発生寄与値TC(j)が加算される。
【0029】
続くステップ111ではパラメータjが5であるか、即ち全ての副噴射の燃料噴射時間の算出が完了したか否かが判別される。j=5でないときにはステップ104に戻り、j=5のときには次いでステップ112に進み、主噴射の燃料噴射時間TAU(3)が算出される(TAU(3)=TAUB−TTC)。続くステップ113では最終的な総燃料噴射時間TTAUが算出される(TTAU=TTAU+TAU(3))。
【0030】
【発明の効果】
主噴射の燃料噴射量を最適に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】燃料噴射時期及び気筒の1燃焼サイクルで行われる燃料噴射の数を説明するための図である。
【図3】トルク発生寄与率を示す線図である。
【図4】燃料噴射時間、燃料噴射時期、総燃料噴射時間の算出ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…機関本体
20…燃料噴射弁
21…コモンレール

Claims (3)

  1. 1燃焼サイクル内において主噴射から時期的間隔を隔てて副噴射を行うようにし、機関出力を要求出力に一致させるのに1燃焼サイクル当たりに必要な基本燃料噴射量を算出し、副噴射の燃料噴射量を算出し、これら基本燃料噴射量と副噴射の燃料噴射量とから、副噴射が行われるときの主噴射の燃料噴射量を算出するようにした内燃機関の燃料噴射装置において、副噴射が行われるときの主噴射の燃料噴射量が、基本燃料噴射量から副噴射の燃料噴射量を差し引いたものよりも大きくなるようにして実際の機関出力が要求出力に一致するようにした内燃機関の燃料噴射装置。
  2. 前記基本燃料噴射量から、前記副噴射の燃料噴射量を減量補正したものを差し引くことにより、副噴射が行われるときの主噴射の燃料噴射量を算出するようにした請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  3. 主噴射の燃料噴射量と副噴射の燃料噴射量とを合計することにより1燃焼サイクルに機関に供給される総燃料噴射量を算出するようにした請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
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