JP3684803B2 - 同軸コネクタ - Google Patents

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    • H01R24/42Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency comprising impedance matching means or electrical components, e.g. filters or switches
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラグとレセプタクルとの間で電気的接続を行うとともに、プラグとレセプタクルとの着脱に応じて開閉されるスイッチ部を備えた同軸コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7(a)(b)は従来の同軸コネクタを示し、図7(a)はプラグが嵌合されていない状態の断面図、図7(b)はプラグが嵌合された状態の断面図である。
同軸コネクタ1は例えば樹脂成形品からなるコネクタ本体10を備えており、コネクタ本体10の一面には凹部11が設けられ、凹部11内には凹部11の開口に望むようにして筒体12が設けられている。筒体12内部の収納空間13には、導電材料から形成されたコモン端子3及び常閉端子4よりなるスイッチ部5が配設されており、筒体12の表面には導電材料から形成されたグランド端子6が設けられている。ここに、筒体12と、コモン端子3及び常閉端子4からなるスイッチ部5と、グランド端子6とからレセプタクル2が構成され、レセプタクル2には同軸ケーブル用のプラグ7が着脱自在に結合される。なお、凹部11内に突出する筒体12の先端面には凹部11と収納空間13とを連通する連通孔14が設けられ、連通孔14の端面にはプラグ7の中心コンタクト7aを連通孔14に挿入し易くするためにテーパ15が形成されている。
【0003】
ところで、常閉端子4はコモン端子3と対向するように収納空間13の内壁に配置されている。一方、コモン端子3は基部37が収納空間13の内壁に固定され、先端部38を連通孔14に臨ませて収納空間13内に配置されており、コモン端子3は常閉端子4と接触する方向に付勢されているので、図7(a)に示すように、常時は(レセプタクル2にプラグ7が接続されていない状態では)基部37と先端部38との間の接触部39でコモン端子3が常閉端子4と接触し、スイッチ部5がオン状態となっている。一方、図7(b)に示すように、レセプタクル2にプラグ7を接続すると、連通孔14から収納空間13に挿入されたプラグ7の中心コンタクト(ポスト)7aがコモン端子3の先端部38に当接してコモン端子3と電気的に接続されるとともに、コモン端子3の先端部38を押圧してコモン端子3を常閉端子4から離れる方向に移動させるので、コモン端子3と常閉端子4とが開離し、スイッチ部5はオフ状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の同軸コネクタ1では、コモン端子3が基部37と先端部38との中間の接触部39で常閉端子4と接触しており、しかもレセプタクル2とプラグ7との結合時に、プラグ7の中心コンタクト7aがコモン端子3の先端部38を押圧しているので、接触部38の移動量が小さくなっている。そのため、コモン端子3と常閉端子4との間の接点ギャップGが小さくなり、アイソレーション特性が悪化する虞があり、同軸コネクタ1を小型化できないという問題があった。また各部品の加工精度によっては、スイッチ部5がオフ状態に切り換わらない可能性もあった。
【0005】
一方、同軸コネクタ1を小型化すると、連通孔14の端面に設けたテーパ15の寸法を十分に確保することができず、連通孔14から挿入されるプラグ7の中心コンタクト7aをテーパ15でガイドすることができない虞があり、プラグ7の中心コンタクト7aによってコモン端子3の先端部38が押圧され、コモン端子3が座屈、変形してしまう虞もあり、同軸コネクタ1を小型化しにくいという問題もあった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、小型化を図った同軸コネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、同軸ケーブル用のプラグが着脱自在に結合されるレセプタクルを有し、前記レセプタクルは、絶縁材料からなるコネクタ本体に突設され内部にコネクタ本体を貫通する収納空間が設けられるとともに先端面に収納空間と外部を連通する連通孔が設けられた筒体と、収納空間内に対向配置された導電材料からなるコモン端子及び常閉端子と、導電材料からなり筒体表面に設けられたグランド端子とを備え、コモン端子における連通孔側の端部に、プラグの中心コンタクトの周面に接触する略コ字形の保持部を設けるとともに、該保持部における連通孔と反対側の端部から中心コンタクトの挿入方向に向かって突出して、コモン端子との間で中心コンタクトを挟持する弾性接触片を設け、該弾性接触片の基部をコモン端子に近付く向きに折曲するとともに、弾性接触片の中間部を折曲して該折曲部よりも先端側をコモン端子から離れる向きに突出させ、弾性接触片の先端部とコモン端子との間に常閉端子を配置しており、常時は弾性接触片における折曲部よりも先端側の部位で弾性接触片が常閉端子に接触し、プラグとレセプタクルとの結合時には、プラグの外部コンタクトがグランド端子に接触するとともに、プラグの中心コンタクトが保持部に接触し、且つ、保持部から突出する中心コンタクトの先端部で弾性接触片の折曲部が押圧されて常閉端子と弾性接触片とが開離しているので、プラグの中心コンタクトが弾性接触片の先端部を押圧した場合に比べて、プラグの中心コンタクトに押圧された際の弾性接触片の移動量が大きくなり、弾性接触片と常閉端子との間の接点ギャップを大きくすることができ、且つ、コモン端子と常閉端子とを確実に開離させることができる。
【0008】
さらに、コモン端子は、プラグの中心コンタクトの周面と接触する略コ字状の保持部を備え、上記弾性接触片は上記保持部の一端からプラグの中心コンタクトの挿入方向に連設されているので、プラグの中心コンタクトを保持部で確実に保持することができ、しかも弾性接触片は保持部の一端から中心コンタクトの挿入方向に連設されているので、弾性接触片の先端がプラグの中心コンタクトによって押圧されることがなく、弾性接触片がプラグの中心コンタクトに押圧されて座屈、変形するのを防止できる。
【0009】
請求項の発明では、請求項の発明において、上記保持部近傍のコモン端子の部位に保持部を撓みやすくするための切欠を設けているので、プラグの中心コンタクトを保持部に挿入した際の保持部のたわみ量が大きくなり、保持部がプラグの中心コンタクトを確実に保持することができる。
請求項の発明では、請求項1の発明において、プラグの中心コンタクトに押圧される弾性接触片の部位以外で弾性接触片が常閉端子と接触しており、プラグの中心コンタクトが挿入される位置とは別の位置に常閉端子を配置しているので、中心コンタクトに押圧された際の弾性接触片のたわみ量を大きくしても、収納空間を小さくすることができ、同軸コネクタを小型化できる。
【0010】
請求項の発明では、請求項1の発明において、プラグとレセプタクルとの結合時に、プラグの中心コンタクトにより常閉端子から離れる方向に押圧された弾性接触片と収納空間の内面との間に隙間ができるように収納空間の内面に逃がし部を設けているので、プラグとレセプタクルとの結合時に弾性接触片と収納空間の内面とが接触するのを防止できる。
【0011】
請求項の発明では、請求項1の発明において、コモン端子は、保持部が筒体側の収納空間の開口に望むとともに、弾性接触片が筒体と反対側の収納空間の開口に向かって延びるようにして収納空間の内部に配設され、常閉端子は筒体と反対側の収納空間の開口から収納空間内に挿入され、弾性接触片の先端と常閉端子の先端とが接触しているので、常閉端子を収納空間に挿入する際に、常閉端子の先端が弾性接触片の先端に当たり、常閉端子の先端により弾性接触片の先端に付着したゴミや汚れなどを取り除くことができる。
【0012】
請求項の発明では、請求項1の発明において、コネクタ本体の表面を金属製の外殻で覆い、この外殻とグランド端子とを電気的に接続しているので、グランドの表面積が大きくなり、同軸コネクタの高周波特性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本実施形態の同軸コネクタを図1乃至図6を参照して説明する。
この同軸コネクタ1は合成樹脂などの絶縁材料から形成された略直方体状のコネクタ本体10を備えており、コネクタ本体10の長手方向の側面の一側には筒体12が突設され、筒体12の内部はコネクタ本体10に設けられた収納空間13と連通する。この収納空間13には、導電材料から形成されたコモン端子3及び常閉端子4が対向配置され、筒体12の周面にはグランド端子6の筒部65が配置されている。而して、筒体12と、コモン端子3及び常閉端子4からなるスイッチ部5と、グランド端子6とからレセプタクル2が構成され、レセプタクル2には同軸ケーブル用のプラグ7が着脱自在に結合される。なお、筒体12の先端面には外部と収納空間13とを連通する連通孔14が穿設されており、連通孔14の端面にはテーパ15が形成されている。また、グランド端子6の側片62,62に対応するコネクタ本体10の部位には側片62,62を挿入するための溝16,16が形成されている。
【0014】
図3(a)(b)に示すように、筒体12が設けられたコネクタ本体10の側面の他側には、コネクタ(図示せず)が着脱自在に接続される接続部が設けられており、筒体12が設けられたコネクタ本体10の側面と対向する側面からは、後述する半田付け片32,42,63と、接続部のピン端子8aとが突出している。尚コネクタ以外のコネクタを並設しても良いことは言うまでもないさらに、コネクタ本体10の上記対向2面以外の表面は外殻たる金属シェル9で覆われており、金属シェル9はレセプタクル2の先端位置まで張り出している。
【0015】
一方、レセプタクル2に着脱自在に接続されるプラグ7は、例えば合成樹脂などの絶縁材料からなる略円柱状のベース7cと、ベース7cを貫通して設けられた略棒状の中心コンタクト7aと、ベース7cの外周に沿って設けられた略円筒状の外部コンタクト7bとから構成されている。外部コンタクト7bの先端は断面略く字状に形成され、先端にいくほど径が大きくなり、プラグ7をレセプタクル2に差し込み易くなっている。
【0016】
コモン端子3は、図4に示すように、中央片31の一端部から中央片31の平面方向と略直交する方向に伸びる半田付け用の半田付け片32が立設されている。また、半田付け片32が設けられた側と反対側の中央片31の端部は二股に分かれており、二股に分かれた一方の先端にはコモン端子3をコネクタ本体10に例えば圧入により固定するための固定片33が設けられ、二股に分かれた他方の先端には内面がプラグ7の中心コンタクト7aの周面と接触して、中心コンタクト7aを保持する略コ字状の保持部34が設けられている。なお、コモン端子3の固定方法を圧入に限定する趣旨のものではなく、固定片33をコネクタ本体10に接着するなどの方法でコモン端子3をコネクタ本体10に固定しても良い。さらに、保持部34の先端からは、半田付け片32側、すなわち中心コンタクト7aの挿入方向に向かって、常閉端子4と接触する弾性接触片たる接触片35が連設されている。
【0017】
ここで、接触片35の基部35aは中央片31側に折り曲げられ、接触片35の基部35aと先端部との間には中央片31から離れる方向に折れ曲がる2ヶ所の折曲部35b,35cが設けられており、基部35a側の折曲部35bで接触片35と中心コンタクト7aとが接触し、先端側の折曲部35cで接触片35と常閉端子4とが接触する。なお、保持部34に対して半田付け片32側のコモン端子3の部位には切欠36が設けられているので、この切欠36により中心コンタクト7aの挿入時に保持部34が撓みやすくなり(ばね性が高くなり)、保持部34の撓み量を十分大きくして、保持部34でプラグ7の中心コンタクト7aを確実に保持することができる。
【0018】
常閉端子4は、図5に示すように、中央片41の長手方向の一端部から中央片41の平面方向と略直交する方向に伸びる半田付け用の半田付け片42が立設されている。また、中央片41の略中央の一端部からは常閉端子4をコネクタ本体10に固定するための固定片43が半田付け片42と同じ方向に立設されている。さらに、中央片41の長手方向の他端部は二股に分かれ、二股に分かれた一方の先端には常閉端子4をコネクタ本体10に固定するための固定片44が設けられ、二股に分かれた他方の先端にはコモン端子3の接触片35と接触する接触片45が設けられている。なお、接触片45の基部45aは半田付け片42及び固定片43と反対側に折り曲げられた後、折曲部45bで反対側に折り返され、接触片45の先端部45cは中央片41と略平行な方向に伸びている。なお、図1(a)に示すように、常閉端子4の接触片45はコモン端子3の中央片31と接触片35との間に配置され、常時は接触片45の先端部45cが接触片35の折曲部35cと接触している。
【0019】
グランド端子6は、図6に示すように、中央片61の対向する二辺から中央辺61と略直交する方向に側片62,62が立設され、各側片62には半田付け用の半田付け片63と、グランド端子6をコネクタ本体10に固定するための固定片64が設けられている。また、中央片61の略中央からは連結片67を介して半田付け片63と反対方向に略円筒状の筒部65が連設されており、筒部65が設けられた中央片61の部位と反対側の中央片61の部位には、コネクタ本体10の表面を覆う金属シェル9とグランド端子6とを接触させるための弾性を有する接触片66,66が設けられており、接触片66は側片62と反対側に折り曲げられている。したがって、コネクタ本体10の表面を金属シェル9で覆うと、金属シェル9によって接触片66,66が図2(b)に想像線で示す位置から撓められ、接触片66,66が金属シェル9に押し付けられるので、グランド端子6が接触片66を介して金属シェル9に電気的に接続される。したがって、グランドの表面積を広くとることができ、同軸コネクタ1の高周波特性を向上させることができる。なお、常閉端子4、グランド端子6は、コモン端子3と同様に、それぞれ、固定片43,44、固定片64を用いて圧入や接着などの方法によりコネクタ本体10に固定される。
【0020】
ここで、図1(a)及び図2(a)(b)に示すように、筒体12内部の収納空間13には、コモン端子3と常閉端子4よりなるスイッチ部5が配設されており、コモン端子3の接触片35は常閉端子4の接触片45側に付勢されており、常時は両接触片35,45が接触して、スイッチ部5がオン状態になっている。また、図1(b)に示すように、レセプタクル2にプラグ7を接続すると、プラグ7の中心コンタクト7aが連通孔14を介して筒体12内部の収納空間13に挿入され、中心コンタクト7aが保持部34に保持されて、プラグ7の中心コンタクト7aとコモン端子4とが電気的に接続されるとともに、プラグ7の中心コンタクト7aにより接触片35の付け根付近、すなわち折曲部35bが押圧されて、接触片35が常閉端子4の接触片45から離れる方向に押圧されるので、コモン端子3の接触片35と常閉端子4の接触片45が開離し、スイッチ部5がオフ状態に切り換わる。一方、プラグ7の外部コンタクト7bは、筒体12の外周に配設されたグランド端子6の筒部65と接触して、プラグ7の外部コンタクト7bとグランド端子6とが電気的に接続される。
【0021】
上述のようにレセプタクル2とプラグ7との結合時に、プラグ7の中心コンタクト7aが接触片35の付け根付近、すなわち接触片35の折曲部35bを押圧しているので、従来の同軸コネクタ1のように中心コンタクト7aが接触片35の先端部を押圧した場合に比べて、常閉端子4の接触片45に接触するコモン端子3の折曲部35cの移動量が大きくなる。したがって、コモン接点3と常閉接点4との接点ギャップGが大きくなり、従来の同軸コネクタ1に比べてアイソレーション特性を向上させることができ、且つ、スイッチ部5を確実に開離させることができ、そのうえ従来の同軸コネクタ1に比べて接点ギャップGを十分大きくとることができるので、同軸コネクタ1の小型化を図ることができる。
【0022】
また、従来の同軸コネクタ1とは逆に、連通孔14に望むように配置された保持部34の一端から中心コンタクト7aの挿入方向に向かって、コモン端子3の接触片35が連設されているので、中心コンタクト7aにより接触片35の先端が押圧されるため、接触片35が座屈・変形することはない。
ここで、コモン端子3は、中央片31の一端に設けられた保持部34と保持部34の一端から連接された接触片35の折曲部35bとでプラグ7の中心コンタクト7aに接触し、保持部34の一端から連設された接触片35の折曲部35cで常閉端子4と接触している。すなわち、プラグ7の中心コンタクト7aに押圧される接触片35の部位以外で、接触片35が常閉端子4と接触しているので、収納空間13にプラグ7の中心コンタクト7aと常閉端子4とを別々に配置することができ、接触片35のたわみ量を大きくしたとしても、収納空間13を小さくしてレセプタクル2の小型化を図ることができる。なお、レセプタクル2とプラグ7との結合時に、プラグ7の中心コンタクト7aにより常閉端子4から離れる方向に押圧された接触片35と収納空間13の内面との間に隙間18ができるように、収納空間13の内面に逃がし部たる面取り17が形成されているので、接触片35と収納空間13の内面とが接触することはない。
【0023】
また、同軸コネクタ1の組立時、コモン端子3が、保持部34を筒体12側の収納空間13の開口に望むようにし、且つ、接触片35を筒体12と反対側の収納空間13の開口に向かって延びるようにして収納空間13の内部に配置された状態で、常閉端子4が筒体12と反対側の収納空間13の開口から収納空間13内に挿入されるので、常閉端子4の組込時に常閉端子4の先端が接触片35の折曲部35cと接触して、折曲部35cに付着したゴミや汚れを取り除くことができる。
【0024】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、同軸ケーブル用のプラグが着脱自在に結合されるレセプタクルを有し、前記レセプタクルは、絶縁材料からなるコネクタ本体に突設され内部にコネクタ本体を貫通する収納空間が設けられるとともに先端面に収納空間と外部を連通する連通孔が設けられた筒体と、収納空間内に対向配置された導電材料からなるコモン端子及び常閉端子と、導電材料からなり筒体表面に設けられたグランド端子とを備え、コモン端子における連通孔側の端部に、プラグの中心コンタクトの周面に接触する略コ字形の保持部を設けるとともに、該保持部における連通孔と反対側の端部から中心コンタクトの挿入方向に向かって突出して、コモン端子との間で中心コンタクトを挟持する弾性接触片を設け、該弾性接触片の基部をコモン端子に近付く向きに折曲するとともに、弾性接触片の中間部を折曲して該折曲部よりも先端側をコモン端子から離れる向きに突出させ、弾性接触片の先端部とコモン端子との間に常閉端子を配置しており、常時は弾性接触片における折曲部よりも先端側の部位で弾性接触片が常閉端子に接触し、プラグとレセプタクルとの結合時には、プラグの外部コンタクトがグランド端子に接触するとともに、プラグの中心コンタクトが保持部に接触し、且つ、保持部から突出する中心コンタクトの先端部で弾性接触片の折曲部が押圧されて常閉端子と弾性接触片とが開離しており、プラグの中心コンタクトが弾性接触片の先端部を押圧した場合に比べて、プラグの中心コンタクトに押圧された際の弾性接触片の移動量が大きくなり、弾性接触片と常閉端子とを確実に開離させることができ、しかも弾性接触片と常閉端子との間の接点ギャップが大きくなるので、同軸コネクタのアイソレーション特性が向上し、そのうえ従来の同軸コネクタに比べて接点ギャップを十分大きく確保することができるので、同軸コネクタの小型化を図ることができるという効果がある。
【0025】
さらに、コモン端子は、プラグの中心コンタクトの周面と接触する略コ字状の保持部を備え、上記弾性接触片は上記保持部の一端からプラグの中心コンタクトの挿入方向に連設されているので、プラグの中心コンタクトを保持部で確実に保持することができ、しかも弾性接触片は保持部の一端から中心コンタクトの挿入方向に連設されているので、弾性接触片の先端がプラグの中心コンタクトによって押圧されることがなく、弾性接触片がプラグの中心コンタクトに押圧されて座屈、変形するのを防止できるという効果がある。
【0026】
請求項の発明は、上記保持部近傍のコモン端子の部位に保持部を撓みやすくするための切欠を設けているので、プラグの中心コンタクトを保持部に挿入した際の保持部のたわみ量が大きくなり、保持部がプラグの中心コンタクトを確実に保持できるという効果がある。
請求項の発明は、プラグの中心コンタクトに押圧される弾性接触片の部位以外で弾性接触片が常閉端子と接触しており、プラグの中心コンタクトが挿入される位置とは別の位置に常閉端子を配置しているので、中心コンタクトに押圧された際の弾性接触片のたわみ量を大きくしても、収納空間を小さくすることができ、同軸コネクタを小型化できるという効果がある。
【0027】
請求項の発明は、プラグとレセプタクルとの結合時に、プラグの中心コンタクトにより常閉端子から離れる方向に押圧された弾性接触片と収納空間の内面との間に隙間ができるように収納空間の内面に逃がし部を設けているので、プラグとレセプタクルとの結合時に弾性接触片と収納空間の内面との間に隙間ができ、弾性接触片と収納空間の内面とが接触するのを防止できるという効果がある。
【0028】
請求項の発明は、コモン端子は、保持部が筒体側の収納空間の開口に望むとともに、弾性接触片が筒体と反対側の収納空間の開口に向かって延びるようにして収納空間の内部に配設され、常閉端子は筒体と反対側の収納空間の開口から収納空間内に挿入され、弾性接触片の先端と常閉端子の先端とが接触しているので、常閉端子を収納空間に挿入する際に、常閉端子の先端により弾性接触片の先端に付着したゴミや汚れなどを取り除くことができるという効果がある。
【0029】
請求項の発明は、コネクタ本体の表面を金属製の外殻で覆い、この外殻とグランド端子とを電気的に接続しているので、グランドの表面積が大きくなり、同軸コネクタの高周波特性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の同軸コネクタを示し、(a)はプラグが嵌合されていない状態の断面図、(b)はプラグが嵌合されている状態の断面図である。
【図2】同上の同軸コネクタを示し、(a)は一部破断せる正面図、(b)は断面図である。
【図3】同上の同軸コネクタを示し、(a)は正面図、(b)は上面図である。
【図4】同上のコモン端子を示す斜視図である。
【図5】同上の常閉端子を示す斜視図である。
【図6】同上のグランド端子を示す斜視図である。
【図7】従来の同軸コネクタを示し、(a)はプラグが嵌合されていない状態の断面図、(b)はプラグが嵌合された状態の断面図である。
【符号の説明】
2 レセプタクル
3 コモン端子
4 常閉端子
6 グランド端子
7 プラグ
7a 中心コンタクト
10 コネクタ本体
12 筒体
35,45 接触片

Claims (6)

  1. 同軸ケーブル用のプラグが着脱自在に結合されるレセプタクルを有し、前記レセプタクルは、絶縁材料からなるコネクタ本体に突設され内部にコネクタ本体を貫通する収納空間が設けられるとともに先端面に収納空間と外部を連通する連通孔が設けられた筒体と、収納空間内に対向配置された導電材料からなるコモン端子及び常閉端子と、導電材料からなり筒体表面に設けられたグランド端子とを備え、コモン端子における連通孔側の端部に、プラグの中心コンタクトの周面に接触する略コ字形の保持部を設けるとともに、該保持部における連通孔と反対側の端部から中心コンタクトの挿入方向に向かって突出して、コモン端子との間で中心コンタクトを挟持する弾性接触片を設け、該弾性接触片の基部をコモン端子に近付く向きに折曲するとともに、弾性接触片の中間部を折曲して該折曲部よりも先端側をコモン端子から離れる向きに突出させ、弾性接触片の先端部とコモン端子との間に常閉端子を配置しており、常時は弾性接触片における折曲部よりも先端側の部位で弾性接触片が常閉端子に接触し、プラグとレセプタクルとの結合時には、プラグの外部コンタクトがグランド端子に接触するとともに、プラグの中心コンタクトが保持部に接触し、且つ、保持部から突出する中心コンタクトの先端部で弾性接触片の折曲部が押圧されて常閉端子と弾性接触片とが開離することを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 上記保持部近傍のコモン端子の部位に、保持部を撓みやすくするための切欠を設けたことを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタ。
  3. プラグの中心コンタクトに押圧される弾性接触片の部位以外で弾性接触片が常閉端子と接触することを特徴とする請求項記載の同軸コネクタ。
  4. プラグとレセプタクルとの結合時に、プラグの中心コンタクトにより常閉端子から離れる方向に押圧された弾性接触片と収納空間の内面との間に隙間ができるように収納空間の内面に逃がし部を設けたことを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタ。
  5. コモン端子は、保持部が筒体側の収納空間の開口に望むとともに、弾性接触片が筒体と反対側の収納空間の開口に向かって延びるようにして収納空間の内部に配設され、常閉端子は筒体と反対側の収納空間の開口から収納空間内に挿入され、弾性接触片の先端と常閉端子の先端とが接触することを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタ。
  6. コネクタ本体の表面を金属製の外殻で覆い、この外殻とグランド端子とを電気的に接続して成ることを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタ
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