JP3684184B2 - 駆動装置及び光量調節手段を有する光学機器 - Google Patents

駆動装置及び光量調節手段を有する光学機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にロータの回転軸方向における寸法を小型化した駆動装置、およびこの駆動装置をシャッターあるいは絞り値調整機構等の光量調整機構に用いた光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にデジタルカメラの露光に関する動作は以下のようにして行われる。
【0003】
まず撮影に先立って主電源が投入され撮像素子が動作状態になると、シャッター羽根が開位置に保持され、撮像素子に被写界光束が達する状態となる。被写界光束を受けた撮像素子は光電変換を行って電荷の蓄積と放出転送を繰り返し、画像モニターが転送された信号に基づいて被写界映像を表示する。レリーズボタンが押されると、その時点での撮像素子の出力に応じて絞り値と露光時間が決定され、決定された絞り値に応じて絞り羽根を駆動する。次に蓄積電荷の放出されている撮像素子に対して電荷の蓄積を開始させ、それと同時にその蓄積開始信号をトリガー信号として露光時間制御回路を起動させる。所定の露光時間が経過したらシャッター羽根を閉位置に移動させて保持し、撮像素子へ被写界光束が達するのを遮る。その後、蓄積された電荷を転送し、画像書き込み装置により記録媒体に画像情報が記録される。電荷の転送中に撮像素子への露光を防ぐのは、電荷の転送中に余分な光によって電荷が変化してしまうことを防ぐためである。
【0004】
これらのシャッター羽根や絞り羽根を作動させる駆動装置として小型モータが使用される。小型モータに適する形態としてブラシレスタイプのものがあり、ブラシレスタイプのモータとして図9に示したタイプのステップモータがある。
【0005】
これは、ボビン101にコイル105が同心状に巻回され、ボビン101は2個のステータヨーク106で軸方向において挟持固定されており、かつステータヨーク106にはボビン101の内周側にステータ歯106aと106bが交互に配置されている。ケース103には、ステータ歯106aまたは106bと一体のステータヨーク106が固定されてステータ102が構成されている。2組のケース103の一方にはフランジ115と軸受け108が固定され、他方のケース103には他の軸受け108が固定されている。ロータ109はロータ軸110に固定されたロータ磁石111からなり、ロータ磁石111はステータ102のステータヨーク106aと放射状の空隙部を形成している。そして、ロータ軸110は2個の軸受け108の間に回転可能に支持されている。
【0006】
しかし、図9に示したタイプのモータは出力軸を中心に設けた中実の円筒形状であったため、絞り羽根やシャッターあるいはレンズ等を駆動するのに用いようとした場合は、カメラの鏡筒内で光軸と並行になるように配置することになる。したがって鏡筒の半径寸法はレンズの半径や絞り開口の半径寸法にモータの直径を加えた値になることから、カメラの鏡筒の直径を十分小さい値にすることはできなかった。
【0007】
そのため、本出願人が特開平09−331666号公報等によってロータの直径方向を小型化したモータを提案した。このモータはロータの直径方向における大きさを小型化したため、モータをレンズの外周に配置しても鏡筒の直径を十分に小さいものとすることができた。
【0008】
一方、モータを中実の円筒形状ではなく中空形状とし、中空部を被写界光束が通過できるよう構成したものが提案されている。モータの中心部を被写界光束が通過するため、モータをレンズと並行して配置する構成よりも径方向の小型化が容易であり、ロータの回転の軸方向におけるモータの寸法を小さくすれば、レンズ鏡筒を非常にコンパクトに構成することができる。
【0009】
そこで、ロータの回転の軸方向における全長が短い扁平なモータが特開平7−213041号公報や特開2000−50601号公報等で提案されている。上記2つの公報に記載されたモータは中実形状であって中空形状ではないが、リング状のロータを設け、このロータを出力部材とすることによって中空形状のモータに変形することができる。
【0010】
これらのモータを図10,図11に示す。複数のコイル301,302,303と円盤形状のマグネット304とで構成され、コイルは図に示すように薄型コイン形状であり、その軸はマグネットの軸と平行に配置されている。円盤形状のマグネットはその円盤の軸方向に着磁されており、マグネットの着磁面とコイルの軸とが対向するように配置されている。複数のコイル301〜303への通電を順に行い磁束を発生させることにより、マグネット304を回転させる。コイル301〜303とマグネット304とがともに薄く形成されているため、モータの回転軸方向の寸法を小さくすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平7−213041号公報や特開2000−50601号公報等で提案されたモータでは、図11に示すように、それぞれのコイルで発生した磁束は必ずしもマグネット304に有効に作用するわけではなく、モータ全体の大きさの割にはトルクがあまり大きくなかった。またモータ内に複数のコイル301〜303を配置するため、コイルへの通電を制御するのが容易ではない。
【0012】
また、コイル301〜303とマグネット304とがモータの回転軸方向に並んで配置されているため、このモータをシャッター羽根や絞り羽根の調整機構として用いると装置自体の全長が長くなってしまう。そのため、撮影レンズを絞り羽根或いはシャッター羽根の近くまで配置することが難しかった。
【0013】
本発明はこれらの課題に鑑み、モータの回転軸方向の寸法の小型化を図るとともに、ステータとロータとの間で磁束を効果的に作用させることで高出力が得られるモータを提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願請求項1に記載の発明は、中空円盤形状に形成されるとともに、少なくとも円盤の一方の平面が周方向において少なくとも2つの異なる極に着磁されたロータと、内周面が前記ロータの外周面と対向する位置、あるいは外周面が前記ロータの内周面と対向する位置に配置されたコイルと、前記ロータの一方の平面と対向し、前記ロータの径方向に延出した磁極歯により形成され、前記コイルによって励磁される第1の磁極部と、前記ロータを挟んで前記第1の磁極部の反対側に設けられ、前記コイルによって励磁される第2の磁極部とを備え、前記コイルへの無通電時に前記ロータを、ロータの極の中心と前記磁極歯の中心点と一致して対向する位置から位相をずらした2箇所の停止位置で保持する駆動装置を提供する。
【0015】
同様に上記課題を解決するため、本願請求項3に記載の発明は、中空円盤形状に形成されるとともに、少なくとも円盤の一方の平面が周方向において少なくとも2つの異なる極に着磁されたロータと、内周面が前記ロータの外周面と対向する位置、あるいは外周面が前記ロータの内周面と対向する位置に配置されたコイルと、前記ロータの一方の平面と対向し、前記ロータの径方向に延出した磁極歯により形成され、前記コイルによって励磁される第1の磁極部と、前記ロータを挟んで前記第1の磁極部の反対側に設けられ、前記コイルによって励磁される第2の磁極部と、前記ロータの回転によりシャッター羽根を駆動し、レンズ部材を通過する光量を調節する光量調節手段とを備え、前記コイルへの無通電時に前記ロータを、ロータの極の中心と前記磁極歯の中心点と一致して対向する位置から位相をずらした2箇所の停止位置で保持する光学機器を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0017】
図1〜図5は本発明における第1の実施の形態のシャッター駆動装置を示す図である。図1はシャッター駆動装置の分解斜視図、図2はシャッター駆動装置の組み立て完成状態での回転の軸方向断面図、図3は後述するワンウエイクラッチの断面図、図4は後述するラチェット部材14と出力部材13の関係を表す平面図、図5はシャッター駆動装置のマグネットの回転動作を説明するための図である。
【0018】
図1から図5において、1はロータであるマグネットであり、中空円盤形状(リング形状)に形成され、円の中心を軸として回転可能に保持されるとともに、少なくとも回転の軸に対して垂直方向の面1e(つまり円盤の一方の平面)が円周方向に分割して異なる極に交互に着磁される。図5に示すように、マグネット1の面1eが回転の軸を中心として円周方向にn分割(本実施の形態では10分割)され、S極,N極が交互に着磁されている。マグネット1の面1eに対して裏の面1fは面1eとは逆の極性に分割着磁されているか、あるいは全く着磁されていない。もしくはマグネット1の面1eが着磁されておらず、面1fのみが分割着磁されていても構わない。マグネット1はプラスチックマグネット材料を射出成形して形成される。これによりマグネット1の円筒形状の厚さ方向、即ち軸方向に関する長さを非常に短く形成することができる。
【0019】
マグネット1には回転の軸と平行方向に突出するダボ1b,1c,1dと、中央の嵌合部1aが形成され、この嵌合部1aは後述の嵌合リング6の嵌合部6bと嵌合し回転可能に支持される。マグネット1はプラスチックマグネットを射出成形して形成するため、ダボ1b,1c,1dを有するという複雑な形状でも製造が容易であり、嵌合部1aをマグネット1と一体成形するため回転の中心に対するマグネット部の軸精度が向上する。
【0020】
なお、射出成形マグネットは表面に薄い樹脂皮膜が形成されるため、コンプレッションマグネットと比較して錆の発生が大幅に少ないので、塗装などの防錆処理を廃止できる。また、コンプレッションマグネットで問題になる磁性粉の付着や、防錆塗装時に発生しやすい表面のふくらみもない。
【0021】
2は円筒形状のコイルであり、絶縁材料からなるボビン3に巻き付けられている。コイル2はマグネット1の外側に同心状に配置され、コイル2の内周面がマグネット1の外周面と対向するようになっている。また、コイル2の回転の軸方向の厚みとマグネット1の回転の軸方向の厚み(つまりはマグネット1の厚さ)とが略同一寸法となっている。つまり、マグネット1とコイル2とは、回転軸に垂直な同一平面上に配置され、かつ回転軸方向においては同一位置となるように構成されている。
【0022】
4は軟磁性材料からなるステータであり、コイル2への通電により励磁される第1の磁極部4a,4b,4c,4d,4eを有している。この磁極部4a〜4eは円盤形状のマグネット1の面1eと所定の隙間をもって対向し、マグネット1の径方向に延出する櫛歯形状の歯により構成されている。この延出する櫛歯の数はマグネット1の着磁分割数nの1/2にて形成されている(本実施の形態では5つ)。コイルへの通電により磁極部4a〜4eはすべて互いに同極に励磁される。
【0023】
磁極部4a〜4eは円周方向に720/n度(本実施の形態では72度)ずつ等角度に分割されて形成される。このように第1の磁極部を構成することで、シャッター駆動装置全体の厚さをより薄くすることが可能となる。仮に磁極部を軸方向と平行に延びる凹凸で形成すると、凹部と凸部の差分だけステータの厚みが増してしまうが、本実施形態のような櫛歯形状とすることで、この差分の厚みを省いたステータを形成することができるからである。
【0024】
9は後述する羽根押さえ板であり、マグネット1を挟んで磁極部4a〜4eに対向する位置に配置されて第2の磁極部を形成し、コイル2によって磁極部4a〜4eとは逆の極性に励磁される。羽根押さえ板9は軟磁性材料からなり、磁極部4a〜4eとは異なる位置でステータ4と磁気的に接続され、コイル2、ステータ4および羽根押さえ板9とで磁気回路を構成している。本実施の形態では図2に示すようにコイル2の外径を覆う位置4fで羽根押さえ板9と接続している。
【0025】
羽根押さえ板9は、マグネット1の面1eの反対側の面1fと平行であり、面1fとは所定の隙間をもって対向している。羽根抑え板9は本実施の形態の場合は単なる平板形状で構成しているが、ステータ4の磁極部4a〜4eと同数の櫛歯形状で構成してもよい。ただし羽根押さえ板9を櫛歯形状で構成した場合は、羽根押さえ板のそれぞれの櫛歯とステータ4の櫛歯4a〜4eとを対向させる。この場合、マグネット1の面1fが面1eとは逆の極性に分割着磁されていれば、ロータの回転出力をより大きくすることができる。羽根押さえ板9を本実施の形態のように単なる平板形状で構成すると、コイル2により発生する磁束は、ステータ4の櫛歯状の磁極部4a〜4eと、この磁極部4a〜4eの形状を羽根押さえ板9の平面に投影した位置との間を通過する。したがってステータ4の磁極部4a〜4eに対向する第2の磁極部である羽根押さえ板9の形状は単なる平板形状形状のままでもよいのである。また、第2の磁極部を羽根押さえ板9で兼用せずに別部材(軟磁性材料)によって構成してもよい。この場合は別部材が第2の磁極部として役割を果たしているため、羽根押さえ板9は軟磁性材料である必要はない。本実施の形態ではステータ4の磁極部4a〜4eに対向する磁極を羽根押さえ板9で兼用しているため、シャッター駆動装置を非常に薄く構成することができる。
【0026】
コイル2及びボビン3は接着等によりステータ4と羽根押さえ板9の間に固定される。ボビン3のリブ3bはマグネット1の面1eの位置を規制するように構成されており、マグネット1とステータ4の磁極部4a〜4eの間隔を所定量だけ確保する。
【0027】
第1の磁極部であるステータ4の磁極4a〜4eと、第2の磁極部である羽根押さえ板9の磁極とは、マグネット1の着磁部1eを所定の空隙を保って挟み込むように設けられており、コイル2への通電により発生する磁束がステータ4の磁極4a〜4e及び羽根押さえ板9の磁極との間にあるマグネット1を横切る。したがって磁束はロータであるマグネット1に効果的に作用し、ロータの出力を高める。さらに、マグネット1は前記したようにマグネット1の回転の軸方向の長さ、即ちマグネット1の厚さ方向において非常に薄く構成することができるため、ステータ4の磁極4a〜4e及び羽根押さえ板9の磁極部との間隔を非常に短くでき、コイル2とステータ4及び羽根押さえ板9により形成される磁気回路の磁気抵抗を小さく構成することができる。これにより少ない電流で多くの磁束を発生させることができ、ロータの出力アップ、低消費電力化、コイルの小型化が達成されることになる。
【0028】
5は中央に開口部5aが形成された地板であり、光軸と平行方向に突出するダボ5b及び5cが一体で形成されるとともに、マグネット1のダボ1c,1dが当接する長穴5d,5eが形成されている。マグネット1のダボ1c,1dが長穴5d,5eに当接することにより、マグネット1は回転可能な角度が規制されている。なお、この回転可能な角度をθ度とする。また、地板5の外周端部は地板5の他の部分よりも厚みがあり外壁を形成している。
【0029】
6は嵌合リングであり、6a部が羽根押さえ板9の嵌合穴9aに嵌合することで固定されている。嵌合リング6は、マグネット1との摺動面である面6bがマグネット1の内径部1aと回転可能に嵌合しており、リブ6cがマグネット1の面1fの位置規制をし、第2の磁極部である羽根押さえ板9とマグネット1との間隔を所定量だけ確保する。
【0030】
7及び8はシャッター羽根であり、シャッター羽根7に設けられた丸穴7aが地板5のダボ5cに回転可能に嵌合し、丸穴7bがマグネット1のダボ1dに摺動可能に嵌合している。また、シャッター羽根8に設けられた丸穴8aが地板5のダボ5bに回転可能に嵌合し、丸穴8bがマグネット1のダボ1cに摺動可能に嵌合している。
【0031】
シャッター羽根押さえ板9は最大開口量を規定する最大開口部9aが中央に形成されている。シャッター羽根押さえ板9の外周部と地板5の外壁とが接することでシャッター押さえ板9と地板5との間には所定幅の隙間が形成され、シャッター羽根7およびシャッター羽根8とがこの隙間に配置されている。また、シャッター押さえ板9はシャッター羽根7及びシャッター羽根8の軸方向の抜けを防ぐ受け部材にもなっている。
【0032】
コイル2が通電されマグネット1が回転すると、シャッター羽根7の丸穴7bがマグネット1のダボ1cに押され、シャッター羽根7が丸穴7aを中心として回転し、シャッター羽根8の丸穴8bがマグネット1のダボ1dに押され、シャッター羽根8が丸穴8aを中心として回転する。回転可能な角度内でマグネット1を回転させることにより、シャッター羽根7,8がシャッター羽根押さえ板9の最大開口部9a及び地板5の開口部5bを覆う遮光位置と光の通過を許容する露光位置との間を移動する。
【0033】
10はNDフィルター板で穴10a部が地板5のダボ5fに回転可能に嵌合している。10bは光の透過率が小さいNDフィルター部であり、NDフィルター板10の回転により、シャッター羽根押さえ板9の開口部9aを覆う位置と開口部9aから退避した位置との間を移動し、開口部9aを通過する光量を調整する。
【0034】
11は連動レバーであり、穴11aがボビン3のダボ3aに回転可能に取り付けられている。溝部11bはマグネット1のダボ1bに摺動可能に嵌合しており、マグネット1が回転すると、連動レバー11はマグネット1の回転に応じた角度だけ穴11aを中心として回転する。
【0035】
12は入力ギヤであり、ギヤ部12aが連動レバー11のギヤ部11cと噛み合い、不図示の地板からのピンと12b部で回転可能に嵌合している。この入力ギヤ12は出力部材13、ラチェット部材14とともにワンウエイクラッチを構成している。
【0036】
図3にワンウエイクラッチの断面図、図4に入力ギヤ12側から見たラチェット部材14と出力部材13との関係を表す平面図を示す。
【0037】
13はワンウエイクラッチの出力部材であり、ピン13bがNDフィルター板10の長穴10cと摺動可能に嵌合している。出力部材13の回転に応じて、NDフィルター10がシャッター羽根押さえ板9の開口部9aを覆う位置と開口部9aから退避した位置との間で移動する。出力部材13は図4に示すように不図示の地板からのピン15に13c部で回転可能に取り付けられ、内径部にはラチェットギヤ13dが形成されている。
【0038】
14は図4に示すラチェット部材で、弾性を有する爪部14bがあり、その爪部14bが出力部材13のラチェットギヤ13dに係合している。ラチェット部材14は不図示の地板からのピン15と14a部で回転可能に嵌合している。ラチェット部材14が図4の矢印A方向に回転する場合には、爪部14bがラチェットギヤ13dにひっかかり出力部材13が回転するが、ラチェット部材14が矢印Aとは反対方向に回転する場合には、爪部14bがたわんでラチェットギヤ13d上をすべるため、出力部材13が回転することはない。ラチェット部材14には図3に示すようにピン14cが設けられており、このピン14cが入力ギヤ12の穴12cに嵌合しているため、ラチェット部材14と入力ギヤ12は常に一体的に回転する。
【0039】
なお、連動レバー11及び入力ギヤ12は、マグネット1がθ度回転すると入力ギヤ12が180度回転するように構成されている。
【0040】
図5(a),(b),(c)はシャッター駆動装置のマグネットの回転動作を説明するための図であって、図2の上方からシャッター駆動装置を見た図を示している。図5(a),(c)はマグネット1のダボ1c、1dが地板5の長穴5d、5eの端面に当接して反時計回り方向の回転を規制されている状態であり、図5(b)はマグネット1のダボ1c、1dが地板5の長穴5d、5eの端面に当接して時計回り方向の回転を規制されている状態である。図5(a),(c)のマグネット1の回転位置と図5(b)はマグネット1の回転位置はθ度だけ異なる。
【0041】
コイル2に通電を行わないときは、マグネット1は図5(a),(b),(c)のいずれかの回転位置で保持されることになる。この様子を図5、図6を用いて説明する。
【0042】
図6はコギングトルクの様子を表すグラフであり、コイル2への通電が行われない状態での、マグネット1の回転位置とマグネット1が第1の磁極部4a〜4eから受ける吸引力の関係を示している。
【0043】
具体的には、縦軸はマグネット1とステータ4との間で発生する磁力を表し、横軸はマグネット1の回転位相を表す。E1点,E2点で示される点では、マグネットが正回転しようとすると逆回転の力が発生して元の位置に戻そうとし、逆回転しようとすると正回転の力が発生して元の位置に戻そうとする。つまり、マグネットにはE1点あるいはE2点のいずれかに安定に位置決めしようとするコギング力が発生する。また、マグネット1はF1点,F2点,F3点のいずれかの位相に位置しているときは停止しているが、位相が少しでもこれらの位置からずれると前後のE1点或いはE2点の位置に回転する力が働く。つまりF1点,F2点,F3点は不安定な均衡状態の停止位置であるといえる。
【0044】
本実施の形態では、コイル2への通電が行われないときは、マグネット1の各極の中心部がE1点あるいはE2点の位置にあるときにマグネット1が安定して停止する構成となっているが、第1の磁極部4a〜4eの形状を変化させることで、マグネット1の極の境界部がE1点あるいはE2点の位置にあるときにマグネット1が安定して停止する構成にもなる。
【0045】
コイル2への通電が行われない状態では、マグネット1の磁極の中心部は、振動や姿勢の変化等があるためF1点,F2点,F3点のいずれかの位置に停止していることはなく、安定性のあるE1点あるいはE2点の位置で停止する。
【0046】
E1点,E2点のようなコギングの安定点はマグネットの着磁極数をnとすると、360/n度の周期で存在し、その中間位置がF1点,F2点,F3点のような不安定な点になる。
【0047】
本実施の形態では、E1点及びE2点は第1の磁極部4a〜4eの中心点に相当する。つまり、マグネット1の極の中心が第1の磁極部4a〜4eの中心点と対向するときにマグネット1が安定して停止するのである。しかし、マグネット1の極の中心が第1の磁極部4a〜4eの中心点と対向している状態から、コイル2への通電を行って磁極部4a〜4eを励磁したとしても、マグネット1には回転力は生じない。そこで本実施の形態では図5(a)のようにダボ1c,1dを長穴5d、5eの端面に当接させ、コイル2への通電がないときはマグネット1の極の中心と第1の磁極部4a〜4eの中心とのなす角度がα度になるように設定してある。これにより、図5(a)の状態からコイル2へ通電を行って磁極部4a〜4eを励磁させると、マグネット1にE1点からE2点に向かう回転力、つまり時計回り方向の回転力が生じる。また、図5(a)の状態を図6に当てはめると、G点の位置となる。この位置でのコギングトルク(マグネット1に作用するステータ4との間で発生する吸引力)はT2であり、これは、E1点に戻ろうとするマイナスの力(図5において半時計回り方向の力)が働くことになる。すなわち、マグネット1のダボ1c、1dが地板5の長穴5d、5eに当接した位置の保持力がT2となる。よって、コイル2への無通電時にはマグネット1は保持力T2によって安定的に図5(a)の位置に停止する。
【0048】
同様に、マグネット1の時計回り方向の回転に関しては、図5(b)に示すようにダボ1c,1dを長穴5d、5eの端面に当接させ、コイル2への通電がないときはマグネット1の極の中心と第1の磁極部4a〜4eの中心とのなす角度がβ度になるように設定してある。
【0049】
図5(a)の状態からコイル2へ通電を行って磁極部4a〜4eを励磁させると、マグネット1にE2点からE1点に向かう回転力、つまり反時計回り方向の回転力が生じる。また、図5(b)の状態を図6に当てはめると、H点の位置となる。この位置でのコギングトルクはT1であり、これは、E2点に進もうとするプラスの力(図5において時計回り方向の力)が働くことになる。すなわち、マグネット1のダボ1c、1dが地板5の長穴5d、5eに当接した位置の保持力がT1となる。よって、コイル2への無通電時にはマグネット1は保持力T1によって安定的に図5(b)の位置に停止する。図5(a)に示した状態から図5(b)に示した状態になるまでのマグネット1の回転角度が、上述したθ度である。
【0050】
次に、マグネット1とNDフィルター板10との回転動作の様子を図5を用いて説明する。
【0051】
コイル2への通電を行っていないとき、仮にマグネット1は図5(a)の位置で安定的に停止しているとする。このときは出力部材13のピン13bによって、NDフィルター部10bはシャッター羽根押さえ板9の開口部9aから退避した位置に保持される。この状態を第1の露光状態とする。
【0052】
図5(a)の状態からコイル2に通電を行い、ステータ4の磁極部4a〜4eをS極に励磁すると、マグネット1は回転方向の電磁力を受け、ロータであるマグネット1は時計回り方向にスムーズに回転し始める。そして回転角度がθ度となると(つまり図5(b)に示す状態)、コイル2への通電を断つ。図5(b)に示す状態は図6におけるH点であるから、上述したようにコキング力T1によりマグネット1は安定的にこの位置に保持される。
【0053】
マグネット1の時計回りの回転に伴い、入力ギヤ12は時計回り方向に回転するが、図3、図4で説明したように、入力ギヤ12と一体的に回転するラチェット部材14の爪部13bはたわんでラチェットギヤ13d上をすべるため、出力部材13は回転しない。したがって出力部材のピン13bの位置は動かず、NDフィルター部10bはシャッター羽根押さえ板9の開口部9aから退避した位置のままである。
【0054】
ここで、先ほどとは反対方向にコイル2への通電を行い、ステータ4の磁極部4a〜4eをN極に励磁すると、ロータであるマグネット1は反時計回り方向にスムーズに回転し始める。そして回転角度がθ度となると(つまり図5(c)に示す状態)、コイル2への通電を断つ。図5(c)に示す状態は図5(a)と同様に図6におけるG点であるから、上述したようにコキング力T2によりマグネット1は安定的にこの位置に保持される。
【0055】
図5(a)と図5(c)とでは、マグネット1の回転位置は同じであるが、出力部材13のピン13bの位置が異なっている。図5(b)の位置からマグネット1が反時計回り方向にθ度回転すると、入力ギヤ12は反時計回り方向に180度回転(つまり半回転)する。入力ギヤ12と一体的に回転するラチェット部材14の爪部13bは、出力部材13のラチェットギヤ13dに係合し、出力部材13を反時計回り方向に180度回転させる。これに伴い、出力部材のピン13bによって、NDフィルター部10bがシャッター羽根押さえ板9の開口部9aを覆う位置まで回転する。この状態での開口部9aを通過する光量は、図5(a)と比較すると少なくなっており、この状態を第2の露光状態とする。
【0056】
再び、コイル2へ通電を行い、ステータ4の磁極部4a〜4eをS極に励磁すると、ロータであるマグネット1は時計回り方向に回転し始める。マグネット1がθ度回転した後、コイル2への通電を反転させ、ステータ4の磁極部4a〜4eをN極に励磁し、マグネット1を再度反時計回り方向に回転させると、図5(a)に示す第1の露光状態に戻る。
【0057】
このようにマグネット1の反時計回り方向の運動によって、NDフィルター部10bがシャッター羽根押さえ板9の開口部9aから退避した位置と開口部9aを覆う位置とを移動し、上述した第1の露光状態と第2の露光状態とを切り換えることができる。
【0058】
以上のように、コイル2への通電方向を切り換えてマグネット1を回転させることにより、シャッター羽根7及びシャッター羽根8の位置を開放位置と閉鎖位置とに制御可能となり、シャッター羽根押さえ板9の開口部9a及び地板5の開口部5bの通過光量を制御できる。さらに、コイル2への無通電時にはマグネット1と磁極部4a〜4eとの吸引力により、それぞれの位置が保持される。よって、通電していなくても振動等によりシャッター羽根7及びシャッター羽根8の位置が変化することはなく、シャッターの信頼性が向上するとともに、省エネルギーになる。したがって、本装置は開き位置でも閉じ位置でも無通電で安定して保持できるシャッター装置として作用する。
【0059】
図5(a)に示すNDフィルター部10bがシャッター羽根押さえ板9の開口部9aから退避した位置である第1の露光状態からコイル2に通電してステータ4の磁極部4a〜4eをS極に励磁し、マグネット1をθ度時計回り方向に回転させてシャッター羽根7及びシャッター羽根8で羽根押さえ板9の最大開口部9a及び地板5の開口部5bを覆う遮光位置にする動作と、図5(c)に示すNDフィルター部10bがシャッター羽根押さえ板9の開口部9aを覆う位置である第2の露光状態からコイル2に通電してステータ4の磁極部4a〜4eをS極に励磁し、マグネット1をθ度時計回り方向に回転させてシャッター羽根7及びシャッター羽根8で羽根押さえ板9の最大開口部9a及び地板5の開口部5bを覆う遮光位置にする動作と、の2通りのシャッター閉じ動作が行える。
【0060】
即ち撮影レンズとしては2種類のF値を持ったレンズとすることができ、被写界が暗いときには第1の露光状態から露出が行え、また被写界が明るいときには第2の露光状態から露出が行える。
【0061】
また1つの駆動装置でそれらの駆動を行うことができ、しかも最大開口を保持するために通電を続ける必要はない。NDフィルターの出し入れで透過光量の調節を行っているので光の回折現象を招かない。
【0062】
ロータの回転軸方向におけるこの駆動装置全体の寸法は、円盤形状のマグネットの厚さと、このマグネットに対向するステータの厚さがあればよい。ステータの厚み自体は薄いため、マグネットとステータ内に格納されるコイルとを薄くすれば、駆動装置を超小型にすることができる。さらに、コイルは1つだけ設ければよいので、通電の制御回路も単純になりコストを安くして構成できる。
【0063】
また、駆動装置の形状をドーナツ状のものとすることで、その内側にレンズを配置したり光路として利用できる。
【0064】
なお、マグネット1の材料にはNd-Fe-B系希土類磁性粉とポリアミドなどの熱可塑性樹脂バインダー材との混合物を射出成形することにより形成されたプラスチックマグネットを用いている。これにより、コンプレッション成形されたマグネットの場合の曲げ強度が500Kgf/cm2程度なのに対して、例えばポリアミド樹脂をバインダー材として使用した場合800Kgf/cm2以上の曲げ強度が得られ、コンプレッション成形では出来ない薄肉円筒形状に形成することが可能となる。薄肉円筒状に形成することでステータ4の磁極部と羽根抑え板9の磁極との間隔を短く設定することができ、その間の磁気抵抗を小さい磁器回路とすることができる。これにより、のコイル2への通電を行った場合、小さな起磁力でも多くの磁束を発生することができ、アクチュエータの性能が高まる。
【0065】
(第2の実施の形態)
図7は第2の実施の形態におけるシャッター駆動装置を示す図であり、第1実施の形態のNDフィルター板10の変わりに絞り口径を変える絞り口径板20を出し入れするようにしたものである。
【0066】
地板のダボ5fが絞り口径板の穴20aに回転可能に嵌合し、ダボ13bが絞り口径板20の長穴20cと摺動可能に嵌合している。20bは開口部であり、シャッター羽根押さえ板9の開口部9aよりも口径が小さく形成されており、開口部9a以外は遮光性の材料から構成されている。出力部材13の回転に応じて、絞り口径板20がシャッター羽根押さえ板9の開口部9a内に進入し開口径を小さくする位置と開口部9aから退避した位置との間で移動して、開口部9aを通過する光量を調整する。
【0067】
この絞り口径板20の材質は遮光性のあるプラスチック或いは金属で構成可能であるから、第1実施の形態におけるNDフィルター板よりも安価に構成できる。
【0068】
また第1,第2の実施の形態においては、マグネットがθ度回転することで入力ギヤ12が180度回転し、これに応じて出力部材13のピン13bが2箇所の回転位置の間を移動するように構成したが、例えばマグネットがθ度回転することで入力ギヤ12が120度回転するように構成すれば、出力部材13のピン13bが3箇所の回転位置の間を移動するように構成できる。このようにすることで3通りの絞り値の設定も可能になり、設定できる絞り値の数はこの発明を限定するものではない。
【0069】
(第3の実施の形態)
第1及び第2の実施の形態では、コイルをマグネットの外側に配置したが、コイルをマグネットの内側に配置してもよい。この場合もコイル2の回転の軸方向の厚みとマグネット1の回転の軸方向の厚み(つまりはマグネット1の厚さ)とが略同一寸法となっている。このときのシャッター駆動装置の断面を図8に示す。ここでは第1の実施の形態と異なる構成を中心として説明を行う。
【0070】
図8において、51はロータであるマグネットであり、中空円盤形状(リング形状)に形成され、円の中心を軸として回転可能に保持されるとともに、少なくとも回転の軸に対して垂直方向の面1eが円周方向に分割して異なる極に交互に着磁される。第1の実施の形態のマグネット1と同様にマグネット51は面51eが回転の軸を中心として円周方向にn分割(本実施の形態では10分割)され、S極,N極が交互に着磁されている。マグネット51の51e面に対して裏の裏の面51fは面51eとは逆の極性に分割着磁されているか、あるいは全く着磁されていない。もしくはマグネット51の面51eが着磁されておらず、面51fのみが分割着磁されていても構わない。マグネット51はプラスチックマグネット材料を射出成形して形成される。また、マグネット51には回転の軸と平行方向に突出するダボ51b,51c,51dと、中央部の嵌合部51aが形成され、この嵌合部51aは後述の嵌合リング56の嵌合部56bと嵌合し回転可能に支持される。
【0071】
52は円筒形状のコイルであり、絶縁材料からなるボビン53に巻き付けられている。コイル52はマグネット51の内側に配置され、コイル2の外周面がマグネット1の内周面と対向するようになっている。また、コイル2の回転の軸方向の厚みとマグネット1の回転の軸方向の厚み(つまりはマグネット1の厚さ)とが略同一寸法となっている。
【0072】
54は軟磁性材料からなるステータであり、第1の実施の形態と同様にコイル52への通電により励磁される第1の磁極部54a,54b,54c,54d,54eを有している。この磁極部54a〜54eは円盤形状のマグネット51の面51eと所定の隙間をもって対向し、マグネット51の径方向に延出する櫛歯形状の歯により構成されている。この延出する櫛歯の数はマグネット1の着磁分割数nの1/2にて形成されている(本実施の形態では5つ)。コイルへの通電により磁極部54a〜54eはすべて互いに同極に励磁される。
【0073】
磁極部54a〜54eは円周方向に720/n度(本実施の形態では72度)ずつ等角度に分割されて形成される。
【0074】
59は羽根押さえ板であり、マグネット51を挟んで磁極部54a〜54eに対向する位置に配置され、コイル52によって磁極部54a〜54eとは逆の極性に励磁され、第2の磁極部を形成する。羽根押さえ板59は軟磁性材料からなり、磁極部54a〜54eとは異なる位置でステータ4と磁気的に接続され、コイル52、ステータ54および羽根押さえ板59とで磁気回路を構成している。本実施の形態では図8に示すようにコイル2の内径を覆う位置(コイルの内周より内側)で羽根押さえ板59と接続している。
【0075】
羽根押さえ板59は、マグネット51の面51eの反対側の面51fと平行であり、面51fとは所定の隙間をもって対向している。羽根押さえ板59は単なる平板形状で構成しても、ステータ54の磁極部54a〜54eと同数の櫛歯形状で構成しても構わない。ただし羽根押さえ板59を櫛歯形状で構成した場合は、羽根押さえ板の櫛歯とステータ54の櫛歯54a〜54eを対向させる。この場合、マグネット51の面51fが面51eとは逆の極性に分割着磁されているとロータの回転出力をより大きくすることができる。
【0076】
コイル52及びボビン53は接着等によりステータ54と羽根押さえ板59の間に固定される。ボビン53のリブ53bはマグネット51の面51eの位置を規制するように構成されており、マグネット51とステータ54の磁極部54a〜54eの間隔を所定量だけ確保する。
【0077】
第1の磁極部であるステータ54の磁極54a〜54eと、第2の磁極部である羽根押さえ板59の磁極部とは、マグネット51の着磁部51eを所定の空隙を保って挟み込むように設けられており、コイル52への通電により発生する磁束が磁極54a〜54e及び羽根押さえ板59の磁極部との間にあるマグネット1を横切る。
【0078】
55は中央に開口部55aが形成された地板であり、光軸と平行方向に突出するダボ55b及び55cが一体で形成されるとともに、マグネット51のダボ51c,51dが当接する長穴55d,55eが形成されている。マグネット51のダボ51c,51dが長穴55d,55eに当接することにより、マグネット51は回転可能な角度が規制されている。なお、この回転可能な角度をθ度とする。また、地板55の内周端部は地板55の他の部分よりも厚みがあり外壁を形成している。
【0079】
56は嵌合リングであり、56a部が羽根押さえ板59の嵌合穴59aに嵌合することで固定されている。嵌合リング56は、マグネット51との摺動面である面56bがマグネット1の内径部51aと回転可能に嵌合しており、リブ56cがマグネット51の面51fの位置規制をし、第2の磁極部である羽根押さえ板59とマグネット51との間隔を所定量だけ確保する。
【0080】
57及び58はシャッター羽根であり、シャッター羽根57に設けられた丸穴57aが地板55のダボ55cに回転可能に嵌合し、丸穴57bがマグネット51のダボ51dに摺動可能に嵌合している。また、シャッター羽根58に設けられた丸穴58aが地板55のダボ55bに回転可能に嵌合し、丸穴58bがマグネット51のダボ51cに摺動可能に嵌合している。
【0081】
シャッター羽根押さえ板59は最大開口量を規定する最大開口部59aが中央に形成されている。シャッター羽根押さえ板59の外周部と地板55の外壁とが接することでシャッター押さえ板59と地板55との間には所定幅の隙間が形成され、シャッター羽根57およびシャッター羽根58とがこの隙間に配置されている。また、シャッター押さえ板59がシャッター羽根57及びシャッター羽根58の軸方向の抜けを防ぐ受け部材にもなっている。
【0082】
コイル52が通電されマグネット51が回転すると、シャッター羽根57の丸穴57bがマグネット51のダボ51cに押され、シャッター羽根57が丸穴57aを中心として回転し、シャッター羽根58の丸穴58bがマグネット51のダボ51dに押され、シャッター羽根58が丸穴58aを中心として回転する。回転可能な角度内でマグネット51を回転させることにより、シャッター羽根57,58がシャッター羽根押さえ板59の最大開口部59a及び地板55の開口部55bを覆う遮光位置と光の通過を許容する露光位置との間を移動する。
【0083】
なお、上記の実施の形態ではシャッター駆動装置として用いたためマグネットが円盤中空形状となっているが、単に極扁平なモータとして使用する場合はマグネットは単なる円盤形状でも構わない。ただし中空形状ではないため、第3の実施の形態のようにマグネットの内周に対向するようにコイルを配置することはできず、第1の実施の形態のようにマグネットの外周に対向するようにコイルを配置しなければならないことは言うまでもないであろう。
【0084】
また、回転トルクは落ちるがマグネットにN極,S極を1つずつ設け、ステータにもただ1つの第1の磁極だけを有する構成にしても上記の実施の形態と同様にシャッター羽根を駆動することが可能である。この場合はマグネットの円周にただ2つの磁極を配置さえすればよいので、マグネットの回転可能な角度であるθを自由に設定できる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シャッター駆動装置の回転の軸方向長は円盤状のマグネット厚さと該マグネットに対向する磁極部の厚さと足した長さでほぼ足り、シャッター駆動装置の径の大きさは円盤状のマグネットの径と該マグネットの外側或いは内側に同心円状に配置されたコイルとを足した大きさでほぼ足りるため、モータを非常に小型化することができるようになる。またコイルに通電させることでステータに発生する磁束は、第1の磁極からマグネットを横切って第2の磁極へ達するため、磁束が効果的にマグネットに作用する。そのため、同様のサイズであるならば従来のものよりも高出力となるモータを構成することができる。
さらに、コイルへの通電方向を切り換えてマグネットを回転させることにより、シャッター羽根の位置を開放位置と閉鎖位置とに制御可能となり、地板の開口部の通過光量を制御できる。また、コイルへの無通電時にはマグネットと磁極部との吸引力で、特にマグネットの極の中心と磁極歯の中心点と一致して対向する位置から位相をずらした2箇所の停止位置で安定して保持することで、通電していなくても振動等によりシャッター羽根やその位置が変化することはなく、シャッターの信頼性が向上するとともに、省エネルギーになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるシャッター駆動装置の分解斜視図である。
【図2】図1に示すシャッター駆動装置の組み立て完成状態の軸方向断面図である。
【図3】ワンウエイクラッチの断面図である。
【図4】図3に示すワンウエイクラッチの平面図である。
【図5】第1の実施の形態におけるシャッター駆動装置のマグネットの回転動作を説明するための図である。
【図6】コギングトルクの様子を表すグラフである。
【図7】第2の実施の形態におけるシャッター駆動装置の分解斜視図である。
【図8】第3の実施の形態におけるシャッター駆動装置の組み立て完成状態の軸方向断面図である。
【図9】従来のステップモータの断面図である。
【図10】従来の扁平なブラシレスモータの一例を示す斜視図である。
【図11】図10に示したモータの回転軸方向断面図である。
【符号の説明】
1 マグネット
1e 着磁部
2 コイル
3 ボビン
4 ステータ
4a〜4e 第1の磁極部
5 地板
6 嵌合リング
7,8 シャッター羽根
9 シャッター羽根押さえ板(第2の磁極部)
10 NDフィルター板
11 出力部材
12 入力ギヤ
14 ラチェット部材
20 絞り口径板

Claims (7)

  1. 中空円盤形状に形成されるとともに、少なくとも円盤の一方の平面が周方向において少なくとも2つの異なる極に着磁されたロータと、
    内周面が前記ロータの外周面と対向する位置、あるいは外周面が前記ロータの内周面と対向する位置に配置されたコイルと、
    前記ロータの一方の平面と対向し、前記ロータの径方向に延出した磁極歯により形成され、前記コイルによって励磁される第1の磁極部と、
    前記ロータを挟んで前記第1の磁極部の反対側に設けられ、前記コイルによって励磁される第2の磁極部とを備え、
    前記コイルへの無通電時に前記ロータを、ロータの極の中心と前記磁極歯の中心点と一致して対向する位置から位相をずらした2箇所の停止位置で保持することを特徴とする駆動装置。
  2. 中空円盤形状に形成されるとともに、少なくとも円盤の一方の平面が周方向において少なくとも2つの異なる極に着磁されたロータと、
    内周面が前記ロータの外周面と対向する位置、あるいは外周面が前記ロータの内周面と対向する位置に配置されたコイルと、
    前記ロータの一方の平面と対向し、前記ロータの径方向に延出した磁極歯により形成され、前記コイルによって励磁される第1の磁極部と、
    前記ロータを挟んで前記第1の磁極部の反対側に設けられ、前記コイルによって励磁される第2の磁極部と、
    前記ロータの回転によりシャッター羽根を駆動し、レンズ部材を通過する光量を調節する光量調節手段とを備え、
    前記コイルへの無通電時に前記ロータを、ロータの極の中心と前記磁極歯の中心点と一致して対向する位置から位相をずらした2箇所の停止位置で保持することを特徴とする光学機器。
  3. 前記2箇所の停止位置は前記シャッター羽根の開き位置と閉じ位置であることを特徴とする請求項2に記載の光学機器。
  4. 前記ロータの回転により駆動し、設けられた開口部またはフィルタ部材により前記レンズ部材を通過する光量を規制する光量規制手段とを有することを特徴とする請求項2、3に記載の光学機器。
  5. 前記光量規制手段は前記ロータと嵌合して前記ロータとともに回転し、かつ出力側が前記光量規制手段に連結されたギヤ部材を有し、
    前記ギヤ部材はロータが所定方向に回転したときのみ光量規制手段を駆動し、光量を規制することを特徴とする請求項4に記載の光学機器。
  6. 前記2箇所の停止位置は前記光量規制手段の挿入位置と退避位置であることを特徴とする請求項4に記載の光学機器。
  7. 前記シャッター羽根の開動作の方向で、前記光量規制手段の位置を切り替えることを特徴とする請求項6に記載の光学機器。
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