JP3155225B2 - 発泡成形品 - Google Patents

発泡成形品

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡成形品に関
し、特に芯材と表皮との接合部におけるシール対策に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車のインストルメ
ントパネル等の内装品には、芯材と表皮との間に発泡層
が一体に成形された発泡成形品がよく用いられている。
【0003】このような発泡成形品は、表皮と芯材との
間で発泡原料を発泡硬化させることにより成形される
が、発泡原料が芯材の表皮形成領域外周の起立壁と表皮
周縁の周縁起立部との接合部から漏出すると見栄えを損
うことから、シール対策を講ずる必要があり、過去には
次のようなシール対策がなされている。
【0004】 芯材の起立壁と表皮の周縁起立部との
間に連通気泡の軟質発泡シール材を介在させ、発泡原料
の発泡進行に伴い発生するガスは上記軟質発泡シール材
を経て型外に排出するが、発泡原料の型外への漏出は阻
止するようにしたもの(特開平8−281670号公
報)。
【0005】 表皮の周縁起立部に発泡原料を塗布
し、これを成形時に発泡させてシール材とすることによ
り、上記と同様にシール材にガスの排出機能及び原料
の漏出阻止機能を付与したもの(特開平4−27510
号公報)。
【0006】 表皮の周縁起立部に表皮表面側が凹陥
する細長い帯状の凹陥溝を成形し、該凹陥溝が凹陥する
ことによって表皮裏面側に突出する細長い帯状の凸条に
より補強機能を付与し、これにより周縁起立部の剛性を
高めて波打ち等の変形を防止するとともに、漏出しよう
とする発泡原料を凹陥溝に収容して型外に漏出しないよ
うにしたもの(特開平8−132920号公報)。
【0007】このようなシール対策は、いずれも芯材
表皮との間で発泡する発泡原料の発泡圧を利用したもの
である。つまり、表皮の周縁起立部を発泡原料の発泡圧
芯材の起立壁に密着させ、接合部のシール性を確保す
ることを前提としているものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、発泡原料の
発泡初期段階では、当然、発泡圧が弱いため表皮の周縁
起立部が芯材の起立壁に強く圧接せず、上記〜の如
きシール対策を講じても、シール性が必ずしも十分であ
るとは言い難く、発泡原料が漏出して見栄えが悪くなる
おそれがある。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、発泡圧が弱い発泡初期
段階において、表皮の周縁起立部を芯材の起立壁に強く
圧接させてシール性を向上させ、発泡原料の漏出を阻止
して見栄えを良くしようとすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、表皮の周縁起立部の形状を工夫したこと
を特徴とする。
【0011】具体的には、本発明は、芯材と表皮との間
に発泡層が一体に成形された発泡成形品を対象とし、次
のような解決手段を講じた。
【0012】すなわち、本発明の第1の解決手段は、上
芯材の表皮形成領域外周に起立壁を設ける。さらに、
上記表皮の周縁に該表皮の裏面側に折り曲げられ上記
の起立壁に接合される周縁起立部を設ける。また、該
周縁起立部の全周又は一部に表皮裏面側に突出し表皮表
面側が凹陥する帯状の凹陥溝を設けるとともに、上記周
縁起立部の凹陥溝より先端側においてその全周又は一部
に薄肉ヒンジを設けたことを特徴とする。
【0013】上記の構成により、本発明の第1の解決手
段では、周縁起立部の表皮表面側の全周又は一部が帯状
凹陥することによって表皮裏面側に帯状の凸条が突出
していることから、この凸条によって周縁起立部に補強
機能が付与されてその剛性が高まり、よって周縁起立部
は波打ち等の変形が防止されて芯材にフィットし、シー
ル性が向上する。さらに、発泡初期段階で周縁起立部に
作用する発泡圧が弱い時でも、この弱い発泡圧によって
薄肉ヒンジより先端側部分が該薄肉ヒンジを支点として
容易に撓み、芯材の起立壁に強く押し付けられる。した
がって、芯材の起立壁と表皮の周縁起立部の先端側部分
との密着度が増してシール性が確保され、発泡原料が漏
出せず、見栄えが良くなる。
【0014】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、周縁起立部の薄肉ヒンジより先端側部分の
厚みを他の部分の厚みよりも薄くしたことを特徴とす
る。
【0015】上記の構成により、本発明の第2の解決手
段では、周縁起立部の薄肉ヒンジより先端側部分は、他
の部分よりも薄くて発泡圧の影響を受け易く、僅かな発
泡圧によりスムーズにかつ確実に撓み、芯材の起立壁に
さらに強く押し付けられてシール性が一層確保され、発
泡原料の漏出が確実に阻止されて見栄えがさらに良くな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0017】図2及び図3は本発明の一実施形態に係る
発泡成形品を示し、本例では発泡成形品が自動車の内装
品であるインストルメントパネル1である場合を示す。
このインストルメントパネル1は、上半部分を構成する
アッパーパネル部1aと、下半部分を構成するロアパネ
ル部1bとからなり、上記アッパーパネル部1aは芯材
3と表皮5との間に発泡層7が一体に成形された3層構
造になっており、上記ロアパネル部1bは芯材3だけの
単層構造になっている。このインストルメントパネル1
の素材は特に限定しないが、一般には、芯材3としては
アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹
脂等の硬質樹脂が、表皮5としてはポリ塩化ビニル(P
VC)等の軟質樹脂が、発泡層7としては硬質ポリウレ
タンフォーム等の硬質発泡樹脂がそれぞれ汎用されてい
る。また、上記芯材3は圧縮成形や射出成形等によって
成形されたものを用いればよく、上記表皮5はスラッシ
ュ成形や真空成形等によって成形されたものを用いれば
よい。
【0018】図1(a)に拡大詳示するように、上記
3には、起立壁9が矩形の表皮形成領域外周であるア
ッパーパネル部1a全周に対応して突設されている。一
方、上記表皮5の周縁には、該表皮5の裏面側に折り曲
げられ上記芯材3の起立壁9に接合される周縁起立部1
1が突設され、該周縁起立部11で囲まれた領域(図2
及び図3におけるアッパーパネル部1aのほぼ全域)を
表皮本体13としている。
【0019】本発明の特徴の1つとして、上記表皮5の
周縁起立部11中程の全周には、表皮5表面側が凹陥す
る細長い帯状の凹陥溝17が成形され、この凹陥溝17
が凹陥することによって表皮5裏面側には細長い帯状の
凸条19が突出している。さらに、本発明の今1つの特
徴は、上記周縁起立部11の凹陥溝17より先端側部分
11aにおいてその全周には、Vカット形状の薄肉ヒン
ジ21が成形されている。これら凹陥溝17(凸条1
9)及び薄肉ヒンジ21は、表皮5成形と同時に成形さ
れるものである。
【0020】上記芯材3の起立壁9と表皮5の周縁起立
部11の凹陥溝17よりも表皮本体13側との間には、
例えばウレタンスラブシール材等の連通気泡の軟質発泡
シール材23が介在され、発泡成形時に発生するガスを
上記軟質発泡シール材23の連通気泡を経て型外に排出
するようになっている。なお、発泡原料35(図4及び
図5に表れる)はこの軟質発泡シール材23によってさ
らに阻止されて型外に漏出しない。
【0021】次に、上述の如く構成されたインストルメ
ントパネル1の製造方法を図4〜6に基づいて説明す
る。
【0022】この製造に先立ち、予め所定形状に成形さ
れた芯材3及び表皮5を用意する。上記芯材3の表皮形
成領域外周には起立壁9が突設され、上記表皮5の周縁
には、該表皮5の裏面側に折り曲げられ上記芯材3の起
立壁9に接合される周縁起立部11が突設されている。
この周縁起立部11の全周には、表皮5表面側が凹陥す
る細長い帯状の上記凹陥溝17が表皮5成形と同時に成
形され、その表皮5裏面側には凹陥溝17により細長い
帯状の上記凸条19が突設されている。さらに、上記周
縁起立部11の凹陥溝17より上記先端側部分11aに
おいてその全周には、Vカット形状の上記薄肉ヒンジ2
1が成形されている。また、上記周縁起立部11の全周
には、連通気泡の上記軟質発泡シール材23が凹陥溝1
7から表皮本体13側に位置するように貼着されてい
る。
【0023】そして、上述の如く準備が整うと、まず、
図4に示すように、成形型25の型開き状態で、表皮5
の表面を固定型としての下型27に当接させた状態で該
表皮5を下型27にセットし、図示しない真空吸引孔か
らの負圧により表皮5を動かないように下型27に密着
させる。この状態で表皮5の周縁起立部11は上方に向
いている。一方、芯材3を表皮形成領域を下に向けた姿
勢(裏面側を上向きにした姿勢)で可動型としての上型
29にセットする。
【0024】次いで、下型27の周囲に配置された複数
のスライドコア31を流体圧シリンダ33の伸長作動に
より前進させ、コア先端を表皮5の周縁起立部11に側
方から当接させて該周縁起立部11が外方へ倒れないよ
うに位置決めした後、表皮5裏面に図示しない注入ヘッ
ドから発泡原料35を注入する。なお、ここでは、発泡
原料35の注入をオープン注入法により行ったが、型締
め状態で発泡原料35を芯材3と表皮5との間に注入す
るクローズド注入法により行ってもよい。
【0025】その後、図5に示すように、上型29を下
降させるとともに、各スライドコア31を流体圧シリン
ダ33の収縮作動により後退させ、図6に示すように型
締めする。この成形型25の型締め状態で、各スライド
コア31のコア先端側傾斜面に貼着されたゴムシート等
からなる弾性材37が芯材3の起立壁9外方面に圧接
し、芯材3を動かないように位置決めする。これによ
り、表皮5の周縁起立部11では、軟質発泡シール材2
3が芯材3の起立壁9に接触する。
【0026】この状態で、発泡原料35は芯材3と表皮
5との間に閉じ込められ、この密閉空間で発泡を開始す
る。発泡原料35の発泡が進行すると、発泡圧が表皮5
の周縁起立部11に作用して該周縁起立部11が芯材
の起立壁9に押し付けられる。この際、周縁起立部11
の凹陥溝17より先端側部分11aが発泡圧により薄肉
ヒンジ21を支点として芯材3の起立壁9に強く押し付
けられる。これと同時に、軟質発泡シール材23が芯材
3の起立壁9に圧接して厚みが薄くなり、周縁起立部1
1が起立壁9に密着する。そして、発泡原料35が完全
に発泡硬化し、芯材3と表皮5との間に発泡層7が一体
に成形されるとともに、表皮5の周縁起立部11が芯材
3の起立壁9に接合されたインストルメントパネル1が
得られる。
【0027】このように、本例では、表皮5の周縁起立
部11全周に表皮5表面側が凹陥する細長い帯状の凹陥
溝17を成形していることから、該凹陥溝17が凹陥す
ることによって表皮5裏面側に突出する細長い帯状の凸
条19により、周縁起立部11に補強機能を付与してそ
の剛性を高めることができ、これにより周縁起立部11
に対する波打ち等の変形を防止して該周縁起立部11を
芯材3の起立壁9にフィットさせ、シール性を確実なも
のとすることができる。
【0028】さらに、本例では、上記周縁起立部11の
凹陥溝17より先端側においてその全周に薄肉ヒンジ2
1を成形していることから、発泡初期段階で周縁起立部
11に作用する発泡圧が弱い時でも、この弱い発泡圧に
よって薄肉ヒンジ21より先端側部分11aを該薄肉ヒ
ンジ21を支点として容易に撓ませ、芯材3の起立壁9
に強く押し付けることができる。これにより、芯材3の
起立壁9と表皮5の周縁起立部11の先端側部分11a
との密着度を増大させて周縁起立部11と起立壁9との
接合部を確実にシールして発泡原料35の漏出を阻止す
ることができ、見栄えの向上を図ることができる。
【0029】また、本例では、芯材3の起立壁9と表皮
5の周縁起立部11との間に連通気泡の軟質発泡シール
材23を介在させていることから、発泡原料35の発泡
の進行に伴い発生するガスを上記軟質発泡シール材23
の連通気泡を経て型外に排出することができ、上記ガス
が発泡層7に残存することに起因するボイドをなくして
高品質のインストルメントパネル1を得ることができ
る。
【0030】なお、本例では、凹陥溝17及び薄肉ヒン
ジ21を周縁起立部11全周に成形した場合を示した
が、これに限らず、発泡成形品の形状によっては凹陥溝
17及び薄肉ヒンジ21を周縁起立部11に部分的に成
形してもよい。
【0031】次に、インストルメントパネル1の変形例
について説明する。
【0032】(変形例) 図1(b)に示すように、この変形例のインストルメン
トパネル1では、表皮5の周縁起立部11中程の全周に
表皮5表面側が凹陥する細長い帯状の凹陥溝17が成形
されていることについては、上記の実施形態と同じであ
るが、上記の実施形態では薄肉ヒンジ21より先端側部
分11aの厚みt1と他の部分の厚みt2とがほぼ同じ
であるのに対し、この変形例では薄肉ヒンジ21より先
端側部分11aの厚みt1が他の部分の厚みt2よりも
半分位に薄くなっている点が上記の実施形態とは異なっ
ている。その他の点については上記の実施形態と同様で
あるので、同一の箇所には同一の符号を付してその詳細
な説明を省略する。なお、この変形例においても、発泡
成形品の形状によっては凹陥溝17及び薄肉ヒンジ21
を周縁起立部11に部分的に成形してもよいことは言う
までもない。
【0033】したがって、この変形例では、上記の実施
形態と同様の作用効果を奏することができるものであ
る。
【0034】加えて、この変形例では、表皮5の周縁起
立部11の薄肉ヒンジ21より先端側部分11aの厚み
t1を他の部分の厚みt2よりも薄くしていることか
ら、この先端側部分11aを僅かな発泡圧によってスム
ーズにかつ確実に撓ませることができ、これにより得ら
れる強力な押付け力によってシール性をさらに確実なも
のにすることができ、発泡原料35の漏出を確実に阻止
して見栄えをさらに向上させることができる。
【0035】なお、上記の2つの例では、発泡成形品が
インストルメントパネル1である場合を示したが、これ
らに限らず、自動車の他の内装品であるドアトリムやコ
ンソールボックス、その他あらゆる発泡成形品に適用で
きるものである。
【0036】また、表皮5の周縁起立部11に成形した
凹陥溝17の形状は、上記実施例に限定されることな
く、断面が角状あるいはV状であってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表皮の周縁起立部の表皮表面側の全周又は一部が帯状に
凹陥することによって表皮裏面側に帯状の凸条を突出さ
せたので、この凸条による補強機能により周縁起立部の
剛性を高めて波打ち等の変形を防止し、周縁起立部を芯
材にフィットさせてシール性を向上させることができ
る。さらに、上記周縁起立部の凹陥溝より先端側におい
てその全周又は一部に薄肉ヒンジを設けたので、発泡初
期段階で周縁起立部に作用する発泡圧が弱い時でも、薄
肉ヒンジより先端側部分を容易に撓ませ、強力な押付け
力によって芯材の起立壁と表皮の周縁起立部の先端側部
分との密着度を増大させてシール性を確保し、発泡原料
の漏出を阻止して発泡成形品の見栄えをさらに向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は図3のA部を拡大して示す断面図、
(b)は変形例を示す(a)相当図である。
【図2】図3のB−B線における断面図である。
【図3】インストルメントパネルの斜視図である。
【図4】成形型の型開き状態を示す図3のB−B線に相
当する断面図である。
【図5】成形型の型締め直前の状態を示す図3のB−B
線に相当する断面図である。
【図6】成形型の型締め状態を示す図3のB−B線に相
当する断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル(発泡成形品) 3 芯材 5 表皮 7 発泡層 9 起立壁 11 周縁起立部 11a 先端側部分 17 凹陥溝 21 薄肉ヒンジ t1 薄肉ヒンジより先端側部分の厚み t2 他の部分の厚み

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材と表皮との間に発泡層が一体に成形
    された発泡成形品であって、 上記芯材の表皮形成領域外周には、起立壁が設けられ、 上記表皮の周縁には、該表皮の裏面側に折り曲げられ上
    芯材の起立壁に接合される周縁起立部が設けられ、該
    周縁起立部の全周又は一部には、表皮裏面側に突出し表
    皮表面側が凹陥する帯状の凹陥溝が設けられているとと
    もに、上記周縁起立部の凹陥溝より先端側においてその
    全周又は一部には、薄肉ヒンジが設けられていることを
    特徴とする発泡成形品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発泡成形品において、 周縁起立部の薄肉ヒンジより先端側部分の厚みは、他の
    部分の厚みよりも薄くなっていることを特徴とする発泡
    成形品。
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