JP3681463B2 - 減圧弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体の流路等に取り付けて、その流体の圧力を予め設定した値以下に減圧調整するために使用する減圧弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
永久磁石を用いてノズルの流入口に設けられた弁座の開閉操作を行う減圧弁の従来例として、例えば特開平6ー159550号公報に開示されたものがある。
図2および図3は上記減圧弁の構造を示すものである。
まず、両者に共通の構造について説明すれば、 図中符号1はボディー、符号2はボディー1内の中心部に設けられた一次室であって、シート6が摺動するシートガイド部Aを構成している。符号3はボディー1の上面を凹欠して設けられた二次室、符号4は前記一次室2と二次室3を連通する通路を示している。この通路4は前記一次室2側端部の開口部周囲を突出させてノズル5を形成し、一次室2で高圧力を印加された流体が流入口5aから流入するようになっている。前記シート6は一次室2内に摺動自在に設けられており、このシート6において、前記ノズル5の流入口5aと対向する上端部6aには弁座7が設けられている。なお流体は、ボディー1の外部から一次室2と連通するように設けられた流入路8より流入し、減圧されて二次室3と連通する吐出路9より吐出される。
【0003】
一方、符号11は、前記ボディー1の上部に螺合する中空の弁蓋で、この弁蓋11の内部には、前記通路4を貫通して弁座7と衝合するように突設されたロッド12aが設けられるとともに、上部に突出した段を有する円盤状の調整盤12が移動自在に設けられている。符号13は、前記調整盤12を押し下げる大コイルバネで、上端部には下部に突出した段を有する円盤状のバネ押さえ14が設けられている。
また、高圧力を印加された流体の減圧の程度は、ハンドル15aによってねじ込まれる調整ネジ15のねじ込み量によってばねの弾性力を調整することにより増減される。
【0004】
図2および図3に示される減圧弁はいずれもシート6の内部の下端部6bに永久磁石16を設け、この永久磁石16と反発する極を有する永久磁石17を固定部材18の上端部に設けた構造となっている。
図2において、永久磁石16はシート6の内側下端部6bにシート6の中心軸に対して水平方向に設けられている。一方、図3において永久磁石16はシート内側下端部6bからシート内側上端部6aに向かって中心軸の延長方向に沿って設置されている。さらに、図3では前記シート部材6とシートガイド部Aの内壁との間に間隙Sが設けられけ、シートガイド部Aを囲繞する円筒状の永久磁石20が前記シートガイド部Aの外側に設置されている(図3b)。
【0005】
以上、図2、3に示す減圧弁は、それまで一般的に一次室に使用されてきた小コイルバネの代わりに永久磁石を設置し、その反発力を利用してシート6をノズル5へ付勢するようにしたものである。このように、小コイルバネを使用しないことにより、小コイルバネが弁蓋側の大コイルバネとが共振することにより発生する減圧弁全体のバイブレーションが抑制され、さらに、小コイルバネを使用せずに済むことからその収納空間が省略され減圧弁全体の小型化をも図ることができる。また、小コイルバネを省略することにより、バネと流体との接触が無くなったため毒性の強いガスを使用した際の排除作業(パージ作業)が容易になり、また、ばね材料に吸着されている微量ガスの放出がなくなるため、高純度のガスが得られ易くなるとういう効果が得られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図2に示す減圧弁にあっては、磁石の反発力が磁束密度の高い所で最も大きくなるためシートの姿勢が不安定となり、移動に際して、シートがシートガイド部内壁である案内面に接触し、この接触にともなってパーティクル(塵)を発生させるおそれがある。このようなパーティクルの発生は、高純度の流体の供給が要求される半導体製造工業などのハイテク産業に好ましくない影響を与える虞がある。
【0007】
これに対して、図3に示す減圧弁では、前記永久磁石と反発する極を有する永久磁石を固定部材のみではなくシートガイド部を囲繞する位置にも設置し、案内面との間に一定の反発力を与えることにより、前記シートと案内面との接触が防止されるが、永久磁石の個数が多くなるため減圧弁全体の構造を複雑になり、生産性、経済性に欠けるという問題があった。
【0008】
本発明は、構造が単純でかつ流体へのパーティクルの混入を可能な限り減少させ得る減圧弁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の減圧弁は、流体が流入するノズルに、該ノズルから離れる方向およびノズルに接近する方向に移動自在にシートを設け、該シートが前記ノズルから離れる方向へ弾性力を作用させるようにした減圧弁において、前記ノズル側と前記シート側とのいずれか一方に設けられた第1の永久磁石と、いずれか他方に設けられた第2の永久磁石又は強磁性体の磁力によって、前記ノズル側と前記シート側とを互いに近接させる吸着機構を設けたことを特徴とするものである。このような構成により、吸着機構から作用する磁力によってシートがノズルへ向けて安定して吸着される。請求項2の減圧弁は、前記ノズル側に前記ノズルを囲むように環状に設けられた第1の永久磁石と、前記シート側に設けられた第2の永久磁石とによって吸着機構を構成したものである。請求項3の減圧弁は、請求項1または2に記載の減圧弁であって、前記シートは、前記ノズル内に同軸状に設けられたロッドを介して弾性力を受けることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1を参照して説明する。なお、この図において、従来例として示した図2、3と共通する構成につては同一符号を使用し、その説明を省略する。
【0011】
図1では、ノズル5の上部に形成される通路4とシート6との両方に設けられた永久磁石の吸着力を利用してシート6を吸着する吸着機構が設けられている。この吸着機構は、ノズル5の上部に流体の流路4を囲繞するように設けられた環状のプラグ20と、このプラグ20内に埋設された永久磁石20aと、シートガイド部となる弁の内部空間の側壁Aを往復動するシート6の内側上端部6aに埋設され、前記永久磁石20aと互いに引き合う極性に設定された永久磁石21とから構成されている。
【0012】
このように構成された吸着機構の作用について説明する。
大コイルバネ13は、従来例と同様、調整ネジ15のねじ込み量に応じた弾性力により調整盤12およびロッド12aを介してシート6を下方へ押し下げてノズル5から離間させる。そして、二次室3における流体の圧力が前記大コイルバネ13の弾性力よりも大となると、ノズル5に接近する方向に前記シート6が移動し、弁座7によってノズル5が塞がれる。ここで、前記シート6は、永久磁石20aと21との間に作用する吸着力により、ロッド12aとの接触状態を維持しつつ、ノズル5に近接する方向へ安定して移動することができる。
【0013】
このとき、吸着力は、磁力線密度の最も高いところで安定しようとする性質があるため、シート6(および弁座7)は、従来のように格別なガイド手段を設けずとも、ノズル5に近接する方向へ安定して直線的に移動してノズル5の開口部5aを閉じ、さらに、確実に該ノズルを塞いで閉口することができる。また、図2、3に示す従来例のようにシートガイド部A内に永久磁石を設ける必要がないため、簡単な構造によってシート6の姿勢を安定させることができる。
【0014】
なお、吸着機構の具体的構成は上記実施の形態に限定されるものではなく、弁座7をノズル5に吸着して該ノズル5の開口面5aを確実に塞ぐことができればよいため、ノズル5の上部に設けられた通路4側またはシート6側のどちらか一方に永久磁石を設け、これに吸着される強磁性体を他方に設けてもよい。また、永久磁石の形状は上記実施の形態のような、前記通路4や前記弁座7を囲繞する円筒状のものでなくてもよく、要は、シート6もしくは弁座7をロッド12aもしくはノズル5へ向けて近接させるべく吸着力を作用させるものであればよい。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係わる減圧弁には、永久磁石の吸着力を用いてシートをノズル側へ付勢する方式が採用されており、このような吸着力は磁束密度の最も高い方向で安定する性質があるから、直線移動するロッドとの接触を維持しつつ、弁体をノズルに吸着させて該ノズルを確実に閉口させることができる。したがって、格別な手段を設けずともシートガイド部とシートとの接触を確実に回避させてパーティクルの発生を防止することができるとともに、構造を簡単にしてコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明の一実施形態の側面断面図であり、
(b)は、(a)のB−B’線に沿う矢視図である。
【図2】従来の減圧弁の一例を示す側面断面図である。
【図3】 (a)は、従来の減圧弁の他の一例を示す側面断面図であり、
(b)は、(a)のA−A’線に沿う矢視図である。
【符号の説明】
4 通路、 5 ノズル、 5a 開口部、 6 シート、
6a シート内側上端部、 7 弁座、 12a ロッド、
16 大コイルバネ、 20a・21 永久磁石、 A シートガイド部。

Claims (3)

  1. 流体が流入するノズルに、該ノズルから離れる方向およびノズルに接近する方向に移動自在にシートを設け、該シートが前記ノズルから離れる方向へ弾性力を作用させるようにした減圧弁において、
    前記ノズル側と前記シート側とのいずれか一方に設けられた第1の永久磁石と、いずれか他方に設けられた第2の永久磁石又は強磁性体の磁力によって、前記ノズル側と前記シート側とを互いに近接させる吸着機構を設けたことを特徴とする減圧弁。
  2. 前記吸着機構は、前記ノズル側に前記ノズルを囲むように環状に設けられた第1の永久磁石と、前記シート側に設けられた第2の永久磁石とからなることを特徴とする請求項1に記載の減圧弁。
  3. 前記シートは、前記ノズル内に同軸状に設けられたロッドを介して弾性力を受けることを特徴とする請求項1または2に記載の減圧弁。
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