JP3675937B2 - 断熱構造およびその施工方法 - Google Patents

断熱構造およびその施工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホールダウン金物を使用する場合に適した断熱構造およびその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の省エネ化を図るには、床・壁・天井などの境界面を断熱構造とすることで建物の熱損失を減らす必要がある。かかる断熱構造には、躯体構造の種別や機能の程度に応じてさまざまなものがあるが、木造建築においては、断熱材を壁の外側に張る外張り工法か、断熱材を壁内に充填する充填工法のいずれかの工法で断熱構造を形成することが多い。
【0003】
図6(a) は、充填工法で形成された断熱構造を示したものである。同図に示す断熱構造は、柱1を含む壁の断熱構造であり、該柱1やボード受け4に固定された構造用合板2と内装下地材3との間にグラスウールなどの繊維系断熱材5を充填して断熱化を図っている。
【0004】
かかる充填工法は、外張り工法に比べて断熱材を柱間あるいは間柱間に収めやすく、使用する断熱材の量も少なくて済むという利点がある。
【0005】
一方、木造住宅の柱を土台等に接合する際、ホールダウン金物と呼ばれる接合具を使用することがある。図6(b) は、ホールダウン金物を用いて柱を土台に接合した様子を示したものである。同図でわかるように、ホールダウン金物9は、底板およびその縁部から立設された側板とから概ね構成され、該側板をラグスクリュー等で柱1に固定する一方、予め基礎6に埋設されたアンカーボルト7を底板に形成されたボルト孔に挿通した上でナットで締め付けるようになっており、柱1を土台8に引き寄せて柱の引き抜き強度を向上させることができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ホールダウン金物9を使用した壁に上述した充填工法による断熱化を行う場合、同図に示すように該金物9近傍において断熱材5が納めにくくなり、その結果として金物9の周囲に隙間が生じるという問題を生じていた。
【0007】
かかる隙間の発生は、熱橋となって熱損失量の増大を招くのみならず温度低下による表面結露を発生させる原因となるとともに、金物廻りに発生した内部結露によって断熱材や構造材の耐久性を低下させる原因ともなる。
【0008】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、接合具近傍において断熱材に隙間が生じるのを防止することが可能な断熱構造およびその施工方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の断熱構造は請求項1に記載したように、壁、天井若しくは床の断面内に仕切材を配設して該断面内を複数の区画に分割し、該各区画のうち、一部の区画には現場発泡タイプの断熱材を注入し、他の区画には予め成形された断熱材を充填してなり、前記一部の区画を軸組接合具が配置された区画としたものである。
【0011】
また、本発明に係る断熱構造の施工方法は請求項2に記載したように、壁、天井若しくは床の断面内に仕切材を配設して該壁内を複数の区画に分割し、該各区画のうち、軸組接合具が配置された一部の区画を除く他の区画には予め成形された断熱材を充填する一方、前記一部の区画には型枠材を前記断面の両側から取り付けて該区画内に現場発泡タイプの断熱材を注入するものである。
【0012】
本発明の断熱構造およびその施工方法においては、一部の区画については、予め成形された断熱材を使用せず、代わりに現場発泡タイプの断熱材を注入する。
【0013】
すると、現場発泡タイプの断熱材は、注入された区画内にすみずみまで行き渡り、該区画内に軸組接合具が配置されているような場合においては、軸組接合具の周囲にも断熱材が密に充填され、隙間が生じることはない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る断熱構造およびその施工方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0015】
図1は、本実施形態に係る断熱構造を示したものである。同図でわかるように、本実施形態に係る断熱構造は、土台8と該土台8に柱接合具9を介して接合された柱1とで構成された壁内に仕切材11、12を配設して該壁内を複数の区画に分割し、該各区画のうち、柱接合具9が配置された区画には現場発泡タイプの断熱材13を注入し、他の区画には予め成形された断熱材5を充填してある。
【0016】
なお、壁内には、構造用合板2やプラスターボード等の内装下地材3を取り付けるためのボード受け4を柱1に取り付けるとともに、間柱受け16を土台8に取り付けてある。そして、上述した仕切材11は、間柱受け16の上に立設された間柱14とボード受け4との間に架け渡してあり、仕切材12は、間柱受け16と仕切材11の間に立設してある。
【0017】
予め成形された断熱材5は、グラスウール、ロックウール、セルローズファイバー、軟質繊維板等の繊維系断熱材や、押出し発泡ポリスチレン、フォームポリスチレン、硬質ウレタンフォーム等の発泡プラスチック型断熱材から適宜選択すればよい。
【0018】
現場発泡タイプの断熱材13は、例えばポリウレタンを原料としたものがよい。
【0019】
図2は、本実施形態に係る断熱構造を施工する手順を示したフローチャートである。同図でわかるように、本実施形態に係る施工方法においては、まず、土台8、柱1といった軸組を組み立て、しかる後に間柱受け16を土台8上に敷く(ステップ101)。
【0020】
次に、間柱受け16の上に間柱14およびボード受け4を立設し(ステップ102)、柱接合具9で柱1を土台8若しくは基礎6に緊結する(ステップ103)。
【0021】
次に、図3に示すように、柱接合具9の近傍の壁内に仕切材11、12を配設して壁断面内を複数の区画に分割し、柱接合具9近傍の壁内空間を周囲の壁内空間から仕切る(ステップ104)。
【0022】
次に、図4に示すように、柱接合具9が配置された区画に壁断面両側からベニヤ板等で構成した型枠材21a、21bを取付け(ステップ105)、該型枠材21aに設けた注入口22からポリウレタン等を原料とした現場発泡タイプの断熱材13を注入する(ステップ106)。
【0023】
すると、断熱材13は、ボード受け4、間柱受け16、仕切材11、仕切材12および型枠材21a、21bが堰板となり、それらで囲まれた区画内にすみずみまで行き渡って柱接合具9の周囲にも完全に注入される。
【0024】
一方、その他の区画には断熱材5を充填する(ステップ106)。
【0025】
次に、現場発泡タイプの断熱材13が固化したら、型枠材21a、21bを取り外して撤去する(ステップ107)。
【0026】
断熱材の設置が終了したならば、従来と同様、室内側に図示しない防湿層を張り付け、その上から内装下地材3を取り付けるとともに、室外側に構造用合板2を取り付ける。
【0027】
以上説明したように、本実施形態に係る断熱構造およびその施工方法によれば、壁内を仕切材で複数の区画に分割し、それらのうち、柱接合具が配置された区画内には現場発泡タイプの断熱材を注入するようにしたので、柱接合具の周囲に隙間が生じることはない。
【0028】
そのため、従来のように、柱接合具の周囲に生じた隙間が熱橋となって熱損失量の増大を招いたり、温度低下による表面結露が発生したり、柱接合具付近に発生した内部結露によって断熱材や構造材の耐久性が低下したりといった不具合を未然に防止することが可能となる。
【0029】
本実施形態では、柱接合具としてホールダウン金物を使用した例を説明したが、かかる接合具に代えて他の補強金物を使用してもよい。
【0030】
また、本実施形態では、軸組接合具が配置された区画に現場発泡タイプの断熱材を注入するようにしたが、必ずしも軸組接合具である必要はなく、例えば配管が設置された周囲を仕切材で囲み、かかる区画内に現場発泡タイプの断熱材を注入するようにしてもよい。
【0031】
また、本実施形態では、壁の両側の堰板として型枠材を設置し、断熱工事終了後に撤去するようにしたが、構造用合板や内装下地材を型枠材として利用してもよい。
【0032】
また、本実施形態では、1階の柱と土台との間に設置した柱接合具廻りに適用した例を説明したが、図5に示したように、柱接合具9を2階の柱31の下端と1階の柱1の上端にそれぞれ設置して該柱接合具9、9をボルト33に緊結し、柱1、柱31を梁32に緊結するような場合にも同様に適用することができる。
【0033】
また、本実施形態では、壁に適用した例を説明したが、壁に限らず、天井や床に適用してもよいことは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の断熱構造は、壁、天井若しくは床の断面内に仕切材を配設して該断面内を複数の区画に分割し、該各区画のうち、一部の区画には現場発泡タイプの断熱材を注入し、他の区画には予め成形された断熱材を充填したので、接合具廻りや配管廻りには隙間が生じない。そのため、熱損失量の増大、温度低下による表面結露の発生、柱接合具付近に発生した内部結露による断熱材や構造材の耐久性の低下といった不具合を未然に防止することができる。
【0035】
また、本発明に係る断熱構造の施工方法は、壁、天井若しくは床の断面内に仕切材を配設して該壁内を複数の区画に分割し、該各区画のうち、軸組接合具が配置された一部の区画を除く他の区画には予め成形された断熱材を充填する一方、前記一部の区画には型枠材を前記断面の両側から取り付けて該区画内に現場発泡タイプの断熱材を注入するようにしたので、接合具廻りや配管廻りには隙間が生じない。そのため、熱損失量の増大、温度低下による表面結露の発生、柱接合具付近に発生した内部結露による断熱材や構造材の耐久性の低下といった不具合を未然に防止することができる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る断熱構造の図であり、(a)は正面図、(b)はA―A線に沿う水平断面図。
【図2】本実施形態に係る断熱構造の施工方法を示したフローチャート。
【図3】仕切材を配設した段階での正面図。
【図4】柱接合具が配置された区画内に現場発泡タイプの断熱材を注入している様子を該柱接合具の正面方向から見た詳細断面図。
【図5】本実施形態に係る断熱構造の変形例を示した正面図。
【図6】従来技術の断熱構造を示した図であり、(a)は水平断面図、(b)は全体斜視図。
【符号の説明】
5 予め成形された断熱材
9 柱接合具(軸組接合具)
11、12 仕切材
13 現場発泡タイプの断熱材
21a、21b 型枠材

Claims (2)

  1. 壁、天井若しくは床の断面内に仕切材を配設して該断面内を複数の区画に分割し、該各区画のうち、一部の区画には現場発泡タイプの断熱材を注入し、他の区画には予め成形された断熱材を充填してなり、前記一部の区画を軸組接合具が配置された区画としたことを特徴とする断熱構造。
  2. 壁、天井若しくは床の断面内に仕切材を配設して該壁内を複数の区画に分割し、該各区画のうち、軸組接合具が配置された一部の区画を除く他の区画には予め成形された断熱材を充填する一方、前記一部の区画には型枠材を前記断面の両側から取り付けて該区画内に現場発泡タイプの断熱材を注入することを特徴とする断熱構造の施工方法。
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