JP3672695B2 - 半導体記憶装置、マイクロコンピュータ、及びデータ処理装置 - Google Patents

半導体記憶装置、マイクロコンピュータ、及びデータ処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置のパリティチェック技術、さらにはパリティチェックにおいて複数ビット同時エラーを検出可能とするための技術に関し、例えばシングルチップマイクロコンピュータにキャッシュメモリとして内蔵される半導体記憶装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
マイクロコンピュータなどのデータ処理装置の処理性能を向上させるために、キャッシュメモリを内蔵する手法が従来から適用されている。また、ユーザが実メモリを意識せずに、オペレーティングシステムがメモリ管理を行う分野では、データ処理装置が、アドレス変換機構をサポートする必要がある。アドレス変換機構とは、仮想記憶を実現するために仮想アドレスを物理アドレスに変換する機構である。
【0003】
さらに、アドレス変換機構を高速に実行するために、仮想アドレスと物理アドレスの変換対を保持するアドレス変換バッファ(Translation lookaside buffer、以下単にTLBとも記す)を、マイクロコンピュータに内蔵する技術も従来から採用されている。
マイクロコンピュータに内蔵されるようなキャッシュメモリでは、仮想アドレスによってアクセスされ、当該キャッシュメモリのタグ部から読み出されたタグ情報を、物理アドレスの上位ビットと比較することで、キャッシュミス・ヒットの判定を行うようにしているため、シノニム(synonym)の問題がある。つまり、本来的に実メモリであるメインメモリのブロックのコピーを保持しているにもかかわらず、それを仮想アドレスでアクセスしようとすることによってシノニムの問題を生ずる。そこで、キャッシュメモリ中に同一物理アドレスのデータが複数存在する事態を防止するため、キャッシュメモリのタグ部と基本的に同一内容の情報を記憶するシノニムチェック部が設けられる。同一物理アドレスのデータが存在するか否かの判別はこのシノニムチェック部において行われ、その判別結果に基づいて、キャッシュメモリのライト時の動作が制御される。つまり、キャッシュミス時のライト動作において、同一物理アドレスのデータが既に存在する場合には、キャッシュメモリ中に同一物理アドレスのデータが複数存在する事態を防止するため、既にデータ部に格納されているデータのうち、当該物理アドレスについてのデータが無効とされ、代わりにメインメモリから読み出された新たなデータによってキャッシュメモリが更新される。
【0004】
上記シノニムチェック部には、物理アドレスに基づいてメモリセルアレイから読み出された多ビットデータを比較データと比較するための比較回路が設けられている。比較データは物理アドレスの上位複数ビットとされる。メモリセルアレイから読み出された多ビットデータと比較データとの比較はビット単位に同時に行われ、そしてその多ビット比較結果のオア論理が後段のオア回路でとられることにより、全ビット一致か否かが検出される。メモリセルアレイから読み出された多ビットデータと比較データとの比較において、全てのビットが一致するれば、それは、キャッシュメモリ中に同一物理アドレスのデータが複数存在することを意味するから、既にデータ部に格納されているデータのうち、当該物理アドレスについてのデータが無効とされ、代わりにメインメモリから読み出された新たなデータが取込まれる。
【0005】
尚、キャッシュメモリについて記載された文献の例としては、1995年11月5日に朝倉書店から発行された「計算機アーキテクチャと構成方式(第273頁から第308頁)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、メモリセルアレイは行方向及び列方向に複数のメモリセルが配列されおり、メモリセルアレイのワード構成は、行方向のへメモリセル配列数と、列方向へのメモリセル配列数との乗算形式で示される。例えば32ワードが1×32で構成されるものとすると、それは行方向へのメモリセル配列数が1個で、列方向へのメモリセル配列数が32個で構成されることを意味する。
【0007】
シノニムなどに適用されるような半導体記憶装置においては、α(アルファ)線やノイズに対するデータの信頼性を高めるため、パリティチェックが行われる。多ビット同時読み出しが可能とされる半導体記憶装置において、パリティチェックは、同時読み出しにかかる全ビット分のデータを一つのパリティ演算回路に取り込み、それらの排他的論理和演算により、α線やノイズ等によってエラーを生じているか否かを判別するようにしている。
【0008】
しかしながら、メモリセルアレイにおいて互いに隣接する2ビット間で同時にデータエラーが生じた場合(これを「隣接2ビット同時エラー」という)、既存のパリティチェック方法では、それをエラーと判断することができないため、読み出しデータは正しいものとして扱われてしまう。例えば、メモリセルアレイにおけるビット0と、それに隣接するビット1のデータがそれぞれ論理値‘1’、論理値‘0’であり、それがα線やノイズの影響により、隣接2ビット同時エラーを生じて、それぞれ論理値‘0’、論理値‘1’のように、隣接2ビットが同時に論理反転してしまったにもかかわらず、それは既存のパリティチェック結果に何ら影響を及ぼすものではないため、そのようなエラーを検出することができない。
【0009】
上記のような隣接2ビット同時エラーを検出可能とするため、例えば32ワード構成を2×16とすることが考えられる。ワード構成を2×16とした場合、カラム系の選択により、隣接2ビット間の一方が選択されることになり、隣接2ビットが同時に読み出されることはないから、少なくとも上記のような2ビット同時エラーは検出することができる。
【0010】
しかしながら、32ワード構成を2×16とすると、メモリセルアレイのチップレイアウトが不所望に横長の形状になってしまい、例えばワード線が不所望に長くなって、そこでの遅延時間が無視できなくなるため、ワード線駆動から実際にデータが出力されるまでの時間が長くなってしまう。従って、32ワード構成を2×16として、隣接2ビット同時エラーの検出を可能ならしめるのは、半導体記憶装置のアクセス速度を犠牲にすることになるため、得策ではない。
【0011】
本発明の目的は、半導体記憶装置のアクセス速度を犠牲にすることなく、隣接ビット間の同時エラーを検出するための技術を提供することにある。
【0012】
本発明の別の目的は、アクセス速度を犠牲にすることなく、隣接ビット間の同時エラーを検出することができる半導体記憶装置を提供することにある。
【0013】
本発明の別の目的は、そのような半導体記憶装置を内蔵するマイクロコンピュータを提供することにある。
【0014】
さらに本発明の別の目的は、そのようなマイクロコンピュータを備えたデータ処理装置を提供することにある。
【0015】
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0017】
すなわち、1列毎にビット割付けが行われたメモリセルアレイ(42)で互いに隣接しない複数ビット分のデータ群毎に、パリティチェックのための論理演算を行うものである。互いに隣接しない複数ビット分のデータ群毎に、パリティチェックのための論理演算を行うことで、隣接ビット同時エラーの検出を可能とする。このとき、1列毎にビット割付けが行われているため、メモリセルアレイが横長にレイアウトされるのを回避することができ、ワード線が不所望に長くなるのを阻止することができるので、半導体記憶装置のアクセス速度の高速化を達成する。
【0018】
また、メモリセルアレイから、ビット割付け方向に1ビットおき又は複数ビットおきにデータを取り込んでパリティチェックのための論理演算を行うパリティ演算回路を含んで半導体記憶装置を構成することにより、アクセス速度を犠牲にすることなく、隣接ビット間の同時エラーを検出可能な半導体記憶装置を構成することができる。
【0019】
1列毎にビット割付けが行われたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイにおける複数のビット分の読み出しデータとそれに対応するパリティビットデータとの論理演算により、上記メモリセルアレイからの読み出しデータのパリティチェックを可能とするパリティチェック部(46)に加えて、上記メモリセルアレイから読み出された複数ビット構成の第1データ群と、その第1データ群の比較対照とされる第2データ群とをビット単位で比較するための比較部(44)が設けられるとき、上記パリティチェック部は、上記メモリセルアレイから、ビット割付け方向に1ビットおき又は複数ビットおきにデータを取り込んでパリティチェックのための論理演算を行うパリティ演算回路(461,462)を含んで構成し、上記比較部は、上記第1データ群及び上記第2データ群のビット構成に対応して配置され、それぞれ上記第1データ群と、上記第2データ群とをビット単位で比較するための複数のビット比較回路66−1〜66−nと、上記複数のビット比較回路からの比較結果のうちの任意の1ビットの論理状態に基づいて活性化され、且つ、活性化された状態で、上記複数のビット比較回路のうちの上記任意の1ビットを除く全てのビットの論理和を得るためのオア回路(45)とを含んで構成することができる。かかる構成においては、上記複数のビット比較回路からの比較結果のうちの任意の1ビットの論理状態を利用して、オア回路の活性及び非活性の切り換えが可能とされるから、プリチャージ動作のタイミング制御のためのクロック信号が不要であり、上記クロック信号のタイミングマージンも不要となる。しかも、スタティック回路で多ビット比較回路を形成する場合に比べて回路段数を削減することができる。このことが、多ビット比較回路の動作の高速化、さらにはそのような多ビット比較回路をキャッシュメモリのシノニムチェック部に適用した場合のキャッシュメモリの動作の高速化を達成する。そして、上記のようにアクセス速度を犠牲にすることなく隣接ビット間の同時エラーを検出することができるから、キャッシュメモリに適用した場合の動作の高速化とともに、キャッシュデータの信頼性の向上を達成する。従って、上記構成の半導体記憶装置を、1チップ化されたマイクロコンピュータ(31)に、キャッシュメモリ(10)としてオンチップ化した場合には、キャッシュメモリの動作の高速化により、マイクロコンピュータさらにはそれを含むデータ処理装置における演算処理時間の短縮化、及びキャッシュデータの信頼性の向上により演算処理結果の信頼性の向上を達成する。
【0020】
【発明の実施の形態】
図2には本発明にかかるデータ処理装置の一例であるコンピュータシステムが示される。
【0021】
このコンピュータシステムは、システムバスBUSを介して、マイクロコンピュータ31、SDRAM(シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)32、SRAM33(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)、ROM(リード・オンリ・メモリ)34、周辺装置制御部35、表示制御部36などが、互いに信号のやり取り可能に結合され、予め定められたプログラムに従って所定のデータ処理を行う。上記マイクロコンピュータ31は、本システムの論理的中核とされ、主として、アドレス指定、情報の読み出しと書き込み、データの演算、命令のシーケンス、割り込の受付け、記憶装置と入出力装置との情報交換の起動等の機能を有し、演算制御部や、バス制御部、メモリアクセス制御部などから構成される。上記SDRAM32や、SRAM33、及びROM34は内部記憶装置として位置付けられている。SDRAM32は、マイクロコンピュータ31での計算や制御における作業領域として利用される。SRAM33はマイクロコンピュータ31で実行されるプログラムなどがロードされるメインメモリとして機能する。ROM34には読出し専用のプログラムが格納される。周辺装置制御部35によって、ハードディスクなどの外部憶装置38の動作制御や、キーボード39などからの情報入力制御が行われる。また、上記表示制御部36によってCRTディスプレイ40への情報表示制御が行われる。この表示制御部36には描画処理のための半導体チップや画像メモリなどが含まれる。
【0022】
図3には上記マイクロコンピュータ31の構成例が示される。このマイクロコンピュータ31は、特に制限されないがキャッシュメモリ10、アドレス変換バッファ(以下単に「TLB」ともいう)11、コントロールユニット12、及び周辺モジュール13を内蔵し、それらが内部バス14,15などに結合されて、一つのの半導体基板に形成されて成る。
【0023】
コントロールユニット12は、中央処理装置、バスコントローラ、上記キャッシュメモリ10及びTLB11の制御回路、外部インタフェース回路などの機能を総称する回路ブロックであり、同図には内外との入出力制御機能を代表する回路ブロックとして内部コントローラ121と外部バスコントローラ122が示される。上記内部バス14にはキャッシュメモリ10、TLB11、内部コントローラ121が接続され、内部バス15にはTLB11、周辺モジュール13、外部バスコントローラ122が接続される。周辺モジュール13は、それぞれ図示しないタイマ、シリアルコミュニケーションインタフェース、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)、及びDMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)などの適宜の周辺回路が含まれる。同図において16はキャッシュメモリ10に対する制御信号線群、17はTLB11に対する制御信号線群、18はTLB11と周辺回路モジュール13との間の制御信号線群、19は周辺モジュール13に対する制御信号線群、20はキャッシュメモリ10とTLB11との間の制御信号線群である。本構成例のマイクロコンピュータ31は、特に制限されないが、システムバスBUSを介してSRAM33に接続される。この構成例において、仮想記憶を実現するためのアドレス変換機構は、TLB11及びそれを制御するためのコントロールユニット12内の回路から構成される。
【0024】
図4には、上記キャッシュメモリ10の構成例が示される。
【0025】
図4に示されるように、キャッシュメモリ10は、タグ部72、データ部73、比較部74、シノニムチェック部75を含む。
【0026】
仮想アドレスがタグ部72及びデータ部73に入力され、当該仮想アドレスに対応する物理アドレスが比較部74、シノニムチェック部75に入力される。仮想アドレスに基づいてタグ部72からタグ情報が読み出され、それが比較部74に伝達される。比較部74では、タグ部72から出力されたタグ情報と、上記物理アドレスとが比較される。この比較において、タグ部72から出力されたタグ情報と、上記物理アドレスとが一致していればキャッシュヒット、不一致であればキャッシュミスとされる。キャッシュヒットの場合には、当該仮想アドレスに対応するデータがデータ部73から読み出されるが、キャッシュミスの場合、データ部73からのデータ読み出しは行われない。その場合、SRAM33から新たなデータ取り込みが行われ、そのデータによってキャッシュメモリの内容が更新される。
【0027】
また、キャッシュメモリ中に同一物理アドレスのデータが複数存在する事態を防止するため、物理アドレスが入力された場合に、当該物理アドレスに基づいてシノニムチェック部75内のメモリセルアレイから読み出された情報と、当該物理アドレスから作り出された比較データとがビット単位で比較されるようになっている。比較データは物理アドレスの上位複数ビットとされ、下位復数ビットはシノニムチャック回路75内のメモリアクセスに使用される。キャッシュミス時のライト動作において、同一物理アドレスのデータが既に存在する場合には、キャッシュメモリ中に同一物理アドレスのデータが複数存在する事態を防止するため、既にデータ部に格納されているデータのうち、当該物理アドレスについてのデータが無効とされ、代わりに新たなデータが取込まれる。
【0028】
図5には上記シノニムチェック部75の構成例が示される。
【0029】
図5に示されるようにシノニムチェック部75は、複数のスタティック型メモリセルが配列されて成るメモリセルアレイ42、アドレスAdrをデコードするためのデコーダ41、上記メモリセルアレイ42から読み出された信号を増幅するためのセンスアンプ43、このセンスアンプ43の出力信号と比較データCD0〜CDnとをビット単位に比較するための比較部44、この比較部44からの複数ビットの比較結果の論理和を求めるオア回路45、メモリセルアレイ42から読み出されたデータがα線やノイズなどによって論理反転しているか否かをパリティチェックにより判定するためのパリティチェック部46とを含んで成る。パリティチェック部46でメモリセルアレイ42からの読み出しデータが正常と判断された場合、オア回路45の出力OUTが、シノニムチェック結果として有効とされるが、パリティチェック部46でデータエラーが検出された場合には、オア回路45の出力OUTは無効とされる。上記デコーダ41に入力されるアドレスは、物理アドレスの下位複数ビットとされ、上記比較部44に入力される比較データCD0〜CDnは、物理アドレスの上位複数ビットとされる。
【0030】
尚、実際には、図5に示される構成回路が複数セット設けられる。例えば、仮想アドレスが3ビットの場合、2の3乗個、つまり8個の仮想空間が存在し、4ウェイ・セットアソシアティブ形式の場合には32個(=8×4)の仮想空間が存在するため、シノニムチェックのためには、この仮想空間に対応して、図5に示される回路構成が32個設けられ、仮想アドレスが物理アドレスに変換される毎に、それぞれにおいて上記のシノニムチェック動作が行われる。
【0031】
図1には、上記メモリセルアレイ42とパリティチェック部46との関係が示される。
【0032】
上記メモリセルアレイ42は、特に制限されないが、メモリセルアレイは行方向及び列方向に複数のメモリセルが配列されて成る。例えばこのメモリセルアレイ42は、32ワードが1×32で構成されており、行方向へのメモリセル配列数は1個で、列方向へのメモリセル配列数は32個である。パリティチェック部46は、特に制限されないが、第1パリティ演算回路461と第2パリティ演算回路462とを含んで成る。ビットBIT0〜BIT17のうち、ビット0〜BIT15までがデータに割り当てられ、ビットBIT16,BIT17がパリティビットとされる。
【0033】
偶数番目のビットであるビット0,2,4〜16のデータは、センスアンプ43を介して第1パリティ演算回路461に伝達され、奇数番目のビットであるビット1,3,5〜17のデータは、センスアンプ43を介して第2パリティチェック部462に伝達される。つまり、メモリセルアレイで互いに隣接しない複数ビット分のデータ群毎に、第1パリティ演算回路461、第2パリティ演算回路462において、それぞれ上記パリティチェックのための論理演算が行われる。換言すれば、第1パリティ演算回路461、第2パリティ演算回路462において、それぞれ1ビットおきのデータ群についての論理演算が行われるようになっている。それにより、偶数番目のビットについて、エラーが発生した場合には、それは第1パリティ演算回路461において検出され、奇数番目のビットについて、エラーが発生した場合には、それは第2パリティ演算回路462において検出される。そのように第1パリティ演算回路461、第2パリティ演算回路462において、それぞれ1ビットおきのデータ群についての論理演算が行われるようになっていることから、隣接ビット間で同時にエラーを生じた場合でも、それを的確に検出することができる。例えば、メモリセルアレイにおけるビット0と、それに隣接するビット1のデータがそれぞれ論理値‘1’、論理値‘0’であり、それがα線やノイズの影響により、隣接2ビット同時エラーを生じて、それぞれ論理値‘0’、論理値‘1’のように、隣接2ビットが同時に論理反転してしまった場合には、ビット0のデータが第1パリティ演算回路461に伝達され、ビット1のデータが第1パリティ演算回路461に伝達されることから、それぞれ第1パリティ演算回路461、第2パリティ演算回路462において上記エラー検出が行われる。
【0034】
また、隣接3ビット同時エラーを生じた場合にも、それを検出することができる。例えば、ビット0,1,2において同時エラーを生じた場合には、第1パリティ演算回路461ではエラー検出が行えないが、第2パリティ演算回路462においてエラー検出が行われる。故に、メモリセルアレイ42からの読み出しデータのパリティチェック結果として、第1パリティ演算回路461の出力信号P1と、第2パリティ演算回路462の出力信号P2とを使用することにより、隣接3ビット同時エラーを検出し、それをパリティ演算結果として、メモリセル42からの読み出しデータの処理に反映させることができる。
【0035】
図6には上記第1パリティ演算回路461の構成例が代表的に示される。
【0036】
図6に示されるように、第1パリティ演算回路461は、それぞれ排他的論理和を得るための排他的論理和回路(「EOR」と略記する)111〜118によって構成される。ビットBIT0,ビットBIT2の排他的論理和がEOR111によって得られ、ビットBIT4,ビットBIT6の排他的論理和がEOR112によって得られ、ビットBIT8,ビットBIT10の排他的論理和がEOR113によって得られ、ビットBIT12,ビットBIT14の排他的論理和がEOR14によって得られる。そして、EOR111の出力信号とEOR112の出力信号との排他的論理和がEOR115によって得られ、EOR113の出力信号とEOR114の出力信号との排他的論理和がEOR116によって得られ、EOR115の出力信号とEOR116の出力信号との排他的論理和がEOR117によって得られ、さらに、EOR117の出力信号と、パリティビットであるビットBIT16との排他的論理和がEOR118によって得られることにより、第1パリティ演算回路461の出力信号P1が得られる。
【0037】
尚、図6に示されるのは第1パリティ演算回路461の構成例であるが、第2パリティ演算回路462もそれと同一構成とされる。
【0038】
図7には、図5における比較部44の構成例、及びそれとオア回路45との関係が示される。
【0039】
図7に示されるように、比較部44は、メモリセルアレイ42から同時に読み出されるビット数に対応する複数個のビット比較回路61−1〜61−nから成る。複数個のビット比較回路61−1〜61−nには、それぞれ対応する比較データCD0〜CDnが入力され、メモリセルアレイ42から同時に読み出され、上記センスアンプ43で増幅された信号と、比較データCD0〜CDnとのビット単位での論理比較が行われるようになっている。ビット比較回路61−1〜61−nの数はメモリセルアレイ42からの多ビット出力に対応する。そのうちの任意のビット比較回路例えばn番目のビット比較回路61−nの比較結果のみが、インバータ63により反転されてから、オア回路45の活性化信号φ1とてオア回路45に入力されるようになっている。また、n番目のビット比較回路61−nを除くビット比較回路、すなわち、1番目からn−1番目のビット比較回路61−1〜61−n−1の比較結果は、それらの論理和を求めるために、オア回路45に入力される。
【0040】
図8には、複数のビット比較回路61−1〜61−nのうち、ビット比較回路61−1の構成例が代表的に示される。
【0041】
図8に示されるように、ビット比較回路61−1は、nチャンネル型MOSトランジスタQ31とpチャンネル型MOSトランジスタQ32とが並列接続され、nチャンネル型MOSトランジスタQ33とpチャンネル型MOSトランジスタQ34とが並列接続され、それに、n番目の比較データCDnによって上記MOSトランジスタQ31〜Q34を動作制御するためのインバータ50,51が結合されて成る。n番目の比較データCDnはインバータ50によって反転されてから、nチャンネル型MOSトランジスタQ31のゲート電極、及びpチャンネル型MOSトランジスタQ34のゲート電極に伝達される。また、インバータ50の出力信号は、後段のインバータ51で反転されてから、pチャンネル型MOSトランジスタQ32のゲート電極、及びnチャンネル型MOSトランジスタQ33のゲート電極に伝達される。センスアンプ43からの出力信号が相補レベルのデータ線D,D*(*は信号反転又はローアクティブを意味する)を介して伝達されるとき、データ線DはMOSトランジスタQ31,Q32に結合され、データ線D*はMOSトランジスタQ33,Q34に結合される。センスアンプ43からの出力信号とn番目の比較データとが一致する場合には、このビット比較回路61−1の出力信号はローレベルとされ、それとは逆に、センスアンプ43からの出力信号とn番目の比較データとが不一致の場合には、ビット比較回路61−1の出力信号はハイレベルとされる。
【0042】
n番目の比較データCDnがローレベルの場合には、nチャンネル型MOSトランジスタQ31及びpチャンネル型MOSトランジスタQ32がオンされる。このとき、nチャンネル型MOSトランジスタQ33及びpチャンネル型MOSトランジスタQ34はオフ状態とされる。その場合において、データ線Dの論理がMOSトランジスタQ31,Q32を介してオア回路45へ伝達される。データ線Dがハイレベルの場合には、それはn番目の比較データCDnのローレベルとは不一致であり、オア回路45へはハイレベル出力がなされる。それに対して、データ線Dがローレベルの場合には、それはn番目の比較データCDnのローレベルと一致し、オア回路45へはローレベル出力がなされる。
【0043】
また、n番目の比較データCDnがハイレベルの場合には、nチャンネル型MOSトランジスタQ33及びpチャンネル型MOSトランジスタQ34がオンされる。このとき、nチャンネル型MOSトランジスタQ31及びpチャンネル型MOSトランジスタQ32はオフ状態とされる。その場合において、データ線D*の論理がMOSトランジスタQ33,Q34を介してオア回路45へ伝達される。データ線D*がハイレベルの場合、データ線Dはローレベルであることを意味するから、データ不一致を意味する。データ線D*がハイレベルの場合には、それはデータ線Dがローレベルであることを意味するから、データ不一致により、オア回路45へはハイレベル出力がなされる。
【0044】
尚、他のビット比較回路61−2〜61−nについても上記と同様に構成される。
【0045】
図9には、図5に示される上記オア回路45の構成例が示される。
【0046】
pチャンネル型MOSトランジスタQ21,Q22が並列接続され、pチャンネル型MOSトランジスタQ23,Q24が並列接続される。pチャンネル型MOSトランジスタQ21,Q22,Q23,Q24のドレイン電極は高電位側電源Vddに結合される。pチャンネル型MOSトランジスタQ21,Q22のソース電極は、ノードNAを介してnチャンネル型MOSトランジスタQ27〜Q29のドレイン電極、nチャンネル型MOSトランジスタQ25のベース電極、及びpチャンネル型MOSトランジスタQ23のゲート電極に接続される。この接続箇所をノードNAと称する。pチャンネル型MOSトランジスタQ23,Q24のソース電極は、ノードNBを介してpチャンネル型MOSトランジスタQ22のゲート電極、及びnチャンネル型MOSトランジスタQ25のドレイン電極に結合される。nチャンネル型MOSトランジスタQ25,Q27,Q28,Q29のソース電極は、nチャンネル型MOSトランジスタQ26を介して低電位側電源Vssに結合される。nチャンネル型MOSトランジスタQ27,Q28,Q29のゲート電極は、それぞれ端子T1,T2,T3を介してビット比較回路61−1,61−2,61−3の出力端子に結合される。また、nチャンネル型MOSトランジスタQ26のゲート電極は、端子Tnを介してビット比較回路61−nの出力端子に結合される。
【0047】
端子Tnを介して取り込まれた活性化信号φ1がハイレベルのとき、nチャンネル型MOSトランジスタQ26がオンされて、nチャンネル型MOSトランジスタQ25,Q27〜Q29のソース電極が低電位側電源Vssに導通されることにより、このオア回路45が活性化される。活性化信号φ1がローレベルの場合には、nチャンネル型MOSトランジスタQ26がオフ状態とされて、nチャンネル型MOSトランジスタQ25,Q27〜Q29のソース電極が低電位側電源Vssに導通されないから、このオア回路45は非活性状態とされる。
【0048】
ここで、センスアンプ43の出力信号と、それに対応する比較データCD0〜CDnとが完全に一致する場合を考える。この場合、ビット比較回路61−1〜61−nの出力信号は全てローレベルとされる。ビット比較回路61−nの出力信号がローレベルとされる場合には、それがインバータ63で論理反転されて得られた活性化信号φ1がハイレベルとされるから、nチャンネル型MOSトランジスタQ26がオンされ、nチャンネル型MOSトランジスタQ25,Q27〜Q29のソース電極がnチャンネル型MOSトランジスタQ26を介して低電位側電源Vssに導通されることにより、このオア回路45が活性状態とされる。このとき、ビット比較回路61−1〜61−3の出力信号が全てローレベルとされているので、nチャンネル型MOSトランジスタQ27,Q28,Q29がオフ状態とされ、ノードNAはハイレベルとされるから、nチャンネル型MOSトランジスタQ25がオンされ、それにより、ノードNBがローレベルとされる。ノードNBがローレベルの場合、このオア回路45の出力信号OUTもローレベルとなる。オア回路45の出力信号OUTのローレベル出力は、センスアンプ43の出力信号と、それに対応する比較データCD0〜CDnとが完全に一致することを示している。
【0049】
それに対して、ビット比較回路61−1〜61−nのうち、ビット比較回路61―nのみがハイレベルとされる場合には、活性化信号φ1がローレベルとされ、nチャンネル型MOSトランジスタQ26がオフされるから、このオア回路45は非活性状態とされる。活性化信号φ1がローレベルとされる場合、pチャンネル型MOSトランジスタQ24がオンされることで、ノードNBがハイレベルとされることから、出力信号OUTもハイレベルとされる。また、ビット比較回路61―nを除くビット比較回路61−1〜61−n−1のうちの少なくとも一つがハイレベル出力とされる場合には、ノードNAがローレベルとされるから、nチャンネル型MOSトランジスタQ25がオフされ、ノードNAがハイレベルとされるから、このオア回路45の出力信号OUTもハイレベルとされる。オア回路45の出力信号OUTのハイレベルは、センスアンプ43の出力信号と、それに対応する比較データCD0〜CDnとが完全には一致しないことを示している。
【0050】
そのようにして、センスアンプ43の出力信号と、それに対応する比較データCD0〜CDnとが完全に一致する場合と、そうでない場合との判別結果(出力信号OUT)が得られる。
【0051】
上記した例によれば以下の作用効果が得られる。
【0052】
(1)互いに隣接しない複数ビット分のデータ群毎に、パリティチェックのための論理演算を行うことで、隣接ビット同時エラーの検出が可能とされる。このとき、1列毎にビット割付けが行われているため、例えば32ワードを2K×16で構成する場合のように、メモリセルアレイが横長にレイアウトされるのを回避することができ、ワード線が不所望に長くなるのを阻止することができるので、メモリセルアレイ42のアクセス速度の高速化を図ることができる。
【0053】
(2)複数のビット比較回路61−1〜61−nのうちの任意の1ビットを除く全てのビットの論理和を得るためのオア回路45が上記任意の1ビットによって活性、非活性が切り換えられるから、タイミング制御のためのクロック信号を特別に形成する必要が無く、上記クロック信号のタイミングマージンも不要となる。しかも、スタティック回路で多ビット比較回路を形成する場合に比べて回路段数を削減することができる。それにより、比較動作の高速化を図ることができる。また、上記上記任意の1ビットによってオア回路45が非活性状態とされている場合には、当該オア回路45での電流消費がほとんどないから、回路の消費電流の低減を図ることができる。
【0054】
(3)上記複数のビット比較回路に対応して配置され、且つ、互いに並列接続されたnチャンネル型MOSトランジスタQ27〜Q29と、上記nチャンネル型MOSトランジスタのドレイン電極に結合されたベース電極を有するnチャンネル型MOSトランジスタQ25と、それらのソース電極に共通接続された電流源MOSトランジスタQ26とを設け、上記電流源MOSトランジスタのゲート電極に、上記複数のビット比較回路からの比較結果のうちの任意の1ビットを伝達可能に構成することで、上記オア回路を容易に形成することができる。
【0055】
(4)他ビット同時比較の高速化により高速動作可能なキャッシュメモリ10と、仮想アドレスを物理アドレスに変換するための変換対を格納するアドレス変換バッファ11と、上記キャッシュメモリとアドレス変換バッファとを制御するコントロールユニット12とを含んでマイクロコンピュータ31を構成することにより、命令フェッチなどの時間短縮が可能となり、マイクロコンピュータの演算処理の高速化を図ることができる。
【0056】
(5)そのように演算処理の高速化が図られたマイクロコンピュータ31と、バスBUS9を介して上記マイクロコンピュータ31によってアクセスされるSRAM33とを含んでデータ処理装置を構成することにより、当該データ処理の高速化を図ることができる。
【0057】
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
【0058】
例えば、上記の例ではビット割付け方向に1ビットおきのデータを第1パリティ演算回路461、第2パリティ演算回路462に取り込んで、パリティチェックのための論理演算を行うようにしたが、ビット割付け方向に2ビット以上おきのデータを取り込んでパリティチェックのための論理演算を行うようにしてもよい。
【0059】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるマイクロコンピュータ内蔵キャッシュメモリに適用した場合について説明したが、マイクロコンピュータ内部又は外部に配置される各種半導体記憶装置に広く適用することができる。
【0060】
本発明は、少なくともパリティチェックを行うことを条件に適用することができる。
【0061】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0062】
すなわち、1列毎にビット割付けが行われたメモリセルアレイで互いに隣接しない複数ビット分のデータ群毎に、パリティチェックのための論理演算を行うことで、隣接ビット同時エラーの検出が可能とされる。このとき、1列毎にビット割付けが行われているため、メモリセルアレイが横長にレイアウトされるのを回避することができ、ワード線が不所望に長くなるのを阻止することができるので、半導体記憶装置のアクセス速度の高速化を図ることができる。
【0063】
また、メモリセルアレイから、ビット割付け方向に1ビットおき又は複数ビットおきにデータを取り込んでパリティチェックのための論理演算を行うパリティ演算回路を含んで半導体記憶装置を構成することにより、アクセス速度を犠牲にすることなく、隣接ビット間の同時エラーを検出可能な半導体記憶装置を構成することができる。
【0064】
それぞれ上記第1データ群と、上記第2データ群とをビット単位で比較するための複数のビット比較回路と、複数のビット比較回路からの比較結果のうちの任意の1ビットの論理状態に基づいて活性化され、且つ、活性化された状態で、上記複数のビット比較回路のうちの上記任意の1ビットを除く全てのビットの論理和を得るためのオア回路とを含んで上記比較部が構成されることにより、上記複数のビット比較回路からの比較結果のうちの任意の1ビットの論理状態を利用して、オア回路の活性及び非活性の切り換えが可能とされるから、プリチャージ動作のタイミング制御のためのクロック信号が不要であり、上記クロック信号のタイミングマージンも不要となる。しかも、スタティック回路で多ビット比較回路を形成する場合に比べて回路段数を削減することができる。それにより、多ビット比較回路の動作の高速化、さらにはそのような多ビット比較回路をキャッシュメモリのシノニムチェック部に適用した場合のキャッシュメモリの動作の高速化を図ることができる。そして、上記のようにアクセス速度を犠牲にすることなく隣接ビット間の同時エラーを検出することができるから、キャッシュメモリの動作の高速化、及びキャッシュデータの信頼性の向上を図ることができる。上記構成の半導体記憶装置をキャッシュメモリとしてマイクロコンピュータにオンチップ化した場合には、キャッシュメモリの動作の高速化により、マイクロコンピュータさらにはそれを含むデータ処理装置における演算処理時間の短縮化、及びキャッシュデータの信頼性の向上により演算処理結果の信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体記憶装置に含まれるパリティチェック部の構成例ブロック図である。
【図2】上記半導体記憶装置を内蔵して成るマイクロコンピュータが適用されたコンピュータシステムの構成例ブロック図である。
【図3】上記マイクロコンピュータの構成例ブロック図ある。
【図4】上記マイクロコンピュータに含まれるキャッシュメモリの構成例ブロック図である。
【図5】上記キャッシュメモリに含まれるシノニムチェック回路の構成例ブロック図である。
【図6】パリティチェック部に含まれるパリティ演算回路の構成例回路図である。
【図7】上記シノニムチェック回路における主要部の構成例ブロック図である。
【図8】図7に含まれるビット比較回路の構成例回路図である。
【図9】図7に含まれるオア回路の構成例回路図である。
【符号の説明】
10 キャッシュメモリ
11 アドレス変換バッファ
12 コントロール回路
13 周辺モジュール
31 マイクロコンピュータ
32 SDRAM
33 SRAM
34 ROM
35 周辺装置制御部
36 表示制御部
38 外部記憶装置
40 キーボード
41 デコーダ
42 メモリセルアレイ
43 センスアンプ
44 比較部
45 オア回路
46 パリティチェック部
61−1〜61−n ビット比較回路
63 インバータ
72 タグ部
73 データ部
74 比較部
75 シノニムチェック部
111〜118 EOR
461 第1パリティ演算回路
462 第2パリティ演算回路

Claims (3)

  1. 1列毎にビット割付けが行われたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイにおける複数のビット分の読み出しデータとそれに対応するパリティビットデータとの論理演算により、上記メモリセルアレイからの読み出しデータのパリティチェックを可能とするパリティチェック部と、
    上記メモリセルアレイから読み出された複数ビット構成の第1データ群と、その第1データ群の比較対照とされる第2データ群とをビット単位で比較するための比較部と、を含む半導体記憶装置において、
    上記パリティチェック部は、上記メモリセルアレイから、ビット割付け方向に1ビットおき又は複数ビットおきにデータを取り込んでパリティチェックのための論理演算を行うパリティ演算回路を含んで成り、
    上記比較部は、上記第1データ群及び上記第2データ群のビット構成に対応して配置され、それぞれ上記第1データ群と、上記第2データ群とをビット単位で比較するための複数のビット比較回路と、
    上記複数のビット比較回路からの比較結果のうちの任意の1ビットの論理状態に基づいて活性化され、且つ、活性化された状態で、上記複数のビット比較回路のうちの上記任意の1ビットを除く全てのビットの論理和を得るためのオア回路とを含んで成ることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 仮想アドレスの情報を検索情報とするキャッシュメモリと、仮想アドレスを物理アドレスに変換するための変換対を格納するアドレス変換バッファと、上記キャッシュメモリとアドレス変換バッファとを制御するコントロールユニットとを含んで1チップ化されたマイクロコンピュータにおいて、
    上記キャッシュメモリとして、請求項記載の半導体記憶装置を適用して成ることを特徴とするマイクロコンピュータ。
  3. 請求項記載のマイクロコンピュータと、バスを介して上記マイクロコンピュータによってアクセスされるメインメモリとを含んで成ることを特徴とするデータ処理装置。
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