JP3668601B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機等に用いられ、省エネルギーモードを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、省エネルギーモードを備えた画像形成装置が知られている。この画像形成装置においては、省エネルギーモードへの移行は、操作部に配置された手動SW(スイッチ)により実行され、また、その復帰は手動SWの再押下、あるいは外部I/F(PCに接続されるプリンタユニットやファクシミリ機能を有するファックスユニット)からの復帰要求により実行されることは周知である。
【0003】
図15は、従来の省エネルギーモードを備えた画像形成装置を示す。
図15において、省エネルギーモードへの移行は、操作部30に配置される主電源SW86により行われる。主電源SW86が押下されると、電源制御部82はパワーリレーSW83をオフする。これにより、主電源81からの電力供給が停止され、メイン制御部80、スキャナ部50、エンジン部90は非通電状態(省エネルギーモード)となる。
【0004】
また、省エネルギーモードからの復帰は、主電源SW86の再押下、プリンタユニット73からの復帰要求あるいはファックスユニット74からの復帰要求のいずれかにより、電源制御部82はパワーリレーSW83をオンする。これにより、主電源81からの電力供給が行われ、メイン制御部80、スキャナ部50、エンジン部90は通電状態(通常モード)となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来では、画像形成装置が省エネルギーモードに移行していて、外部I/Fからの復帰要求があった場合、(スキャナ部を含む)画像形成装置全体に再通電されていた。しかしながら、PCのオンラインプリンタとして画像形成装置を使用する場合は、画像形成装置のスキャナ部は用いず、エンジン部及び画像データ変換部(メイン制御部)を用いるのであり、また、ファクシミリ受信機として画像形成装置を使用する場合も、同様にスキャナ部を必要とすることはない。
【0006】
本発明は、上記の不具合に鑑みてなされたものであり、外部I/Fからの要求に対し必要最低限の通電状態で機能を動作させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、上記の目的を達成するために、原稿を読み取り画像データを出力するスキャナ手段と、上記画像データを顕像化して転写紙上に画像形成するエンジン手段と、上記スキャナ手段及びエンジン手段及び装置の各動作の実行処理を制御する制御手段と、外部機器を接続する接続手段と、上記スキャナ手段、エンジン手段及び制御手段に電力を供給する電源手段と、上記電力の供給、遮断を指示する指示手段と、上記指示手段からの指示又は上記外部機器から上記接続手段を介して送られて来る指示に応じて上記電源手段を制御する電源制御手段と、電源投入後に、キー入力、上記エンジン手段、アプリケーションのいずれかからの処理要求かを判定する判定手段と、を備え、上記電源制御手段は、上記各手段への電力が遮断された状態において、上記外部機器から電力供給の指示があったとき、上記エンジン手段と制御手段とに電力が供給されるように上記電源手段を制御し、また、上記指示手段から電力供給の指示があったとき、上記スキャナ手段、エンジン手段及び制御手段に電力が供給されるように上記電源手段を制御するようにし、上記電源制御手段により電力供給後は、上記制御手段により、上記判定手段で判定されたキー入力、上記エンジン手段、アプリケーションのいずれかの処理要求に対応して実行処理させるとともに、上記電源制御手段から送出する電源制御信号をオフ禁止にさせる
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は画像形成装置の電源部を示したブロック図である。
図1において、画像形成装置を制御するメイン制御部80とそれに対して電力を供給する主電源81が備わっている。また、電源制御部82とこの電源制御部82からの制御により動作するパワーリレーSW83および電源制御部82に電力を供給する補助電源85が備わっている。そして、パワーリレーSW83によって主電源81からの電力の供給が制御される。電源制御部82へは、メイン制御部80からの電源制御信号80aが加えられると共に、操作部30内の手動で電源を制御するための主電源SW86からの制御信号が加えられる。また、本発明によるパワーリレーSW84と電源制御部82内のパワーオンレジスタ87とが備わっている。
【0011】
まず、第1の動作について図1を用いて説明する。この場合の動作条件は、プリンタユニット73あるいはファックスユニット74から省エネルギーモードからの復帰要求があった場合、スキャナ部50を使用する必要はなく、メイン制御部80及びエンジン部90を用いて画像データを出力することである。
【0012】
図1において、省エネルギーモードへの移行は図15の従来例と同様に行われる。
次に、省エネルギーモードからの復帰は、主電源SW86の再押下、プリンタユニット73からの復帰要求あるいはファックスユニット74からの復帰要求のいずれかにより行われる。この復帰要求により、電源制御部82はパワーリレーSW83をオンする。これにより、主電源81からの電力供給が行われ、メイン制御部80、エンジン部90は通電状態(通常モード)となる。メイン制御部80は、所定の初期設定を済ませた後、電源制御部82のパワーオンレジスタ87をチェックする。
【0013】
ここで、パワーオンレジスタ87について図2を用いて説明する。
パワーオンレジスタ87は4ビット構成のレジスタであり、最上位ビット(bit3)は、メインSWオンによりシステム全体が立ち上がった場合にセットされる。bit2は、主電源SW86押下により1にセットされる。bit1は、プリンタユニット73からの復帰要求により1にセットされる。最下位ビット(bit0)は、ファックスユニット74からの復帰要求により1にセットされる。(例えばプリンタユニット73からの復帰要求の場合、パワーオンレジスタ87は0010、すなわち2Hを示す。)
【0014】
メイン制御部80が電源制御部82のパワーオンレジスタ87をチェックし、その値が2H又は1Hの場合は、後述する図8のセレクタ64を切り替え、データバスをプリンタユニット73またはファックスユニット74に接続する。そしてその際は、メイン制御部80はパワーリレーSW84に対しオン命令を出力せず、スキャナ部50は非通電状態のままとなる。メイン制御部80は、電源制御部82のパワーオンレジスタ87のチェックを終了したら、パワーオンレジスタ87全ての値を0にリセットする。
【0015】
次に、第2の動作について説明する。この場合の動作条件は、ユーザが主電源SW86押下することによって省エネルギーモードからの復帰要求があった場合は、コピー機能あるいはファクシミリ送信機能を使用する場合であり、スキャナ部50を使用する可能性が高いことである。
【0016】
この場合は、まず、メイン制御部80が電源制御部82のパワーオンレジスタ87をチェックし、その値が8H又は4Hの場合は、パワーリレーSW84に対しオン命令を出力し、これによりスキャナ部50は通電状態となる。メイン制御部80は、電源制御部82のパワーオンレジスタ87のチェックを終了したら、パワーオンレジスタ87の全ての値を0にリセットする。
【0017】
上述した各動作のフローチャートを図3に示す。
図3において、ステップ101で電源ONになるとステップ102で初期設定した後、ステップ103でパワーオンレジスタ87のレジスタ値をチェックする。次にステップ104でレジスタ値が1H又は2Hであるかを調べる。レジスタ値が1H又は2Hであれば、スキャナ部50を使用しないものとして、ステップ105,106でセレクタ64を切り替えると共にパワーリレーSW84をオフにした後、ステップ108に進む。またレジスタ値が1H又は2Hであれば、スキャナ部50を用いるものとして、ステップ107で各リレーSW83,84をONにした後、ステップ108に進む。ステップ108では、パワーオンレジスタ87をリセットし、ステップ109でメインルーチンに戻る。
【0018】
次に、画像形成装置の各部の詳細な構成及び動作について図4〜図14を用いて説明する。
図4は画像形成装置の構成を示す。
図4において、自動原稿送り装置(以下ADFと称す。)1にある原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のスタートキー34が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される、読み取りユニット(スキャナ部)50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は搬送モータ26(図5に図示)によって駆動される。
【0019】
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザーによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
【0020】
後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ユニット18によって搬送された転写紙を、通常排紙ローラ102方向と、ステープル処理部方向に導くことができる。切り替え板101を上に切り替えることにより、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙することができる。また、切り替え板101を下方向に切り替えることで、搬送ローラ105,107を経由して、ステープル台108に搬送することができる。
【0021】
ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
【0022】
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪112を上側にセットすることで、一旦両面給紙ユニット111にストックする。
その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。
【0023】
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメインモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25(図5に図示)の駆動を中間クラッチ21によって伝達駆動される。
【0024】
図5はメインコントローラを中心に、メイン制御部80内をさらに細かく図示したものである。
メインコントローラ20は画像形成装置全体を制御する。メインコントローラ20には、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行う操作部30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリからの作像を行う制御等を行う画像処理部49(以下IPUと称す。)、ADF1等の分散制御装置が接続されている。
各分散制御装置とメインコントローラ20は必要に応じて機械の状態、動作指令のやりとりを行っている。また紙搬送等に必要なメインモータ25、各種クラッチ21〜24も接続されている。
【0025】
操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、モードクリアキー35、コピー中の動作を中断して別のコピー処理をさせる為の割込キー36、ファックス機能を選択するための切り替えキー37やオンラインプリンタ機能を選択するための切り替えキー38がある。液晶タッチパネル31には、モード設定用機能キー(表示)、部数、及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
【0026】
また、オンラインプリンタ機能切り替えキー38が押下されることにより、メインコントローラ20は、オンラインプリンタ機能回路部73に対し実行処理許可を与える。また、パーソナルコンピュータ(図示しない)等からの実行処理要求がプリンタユニット73内のオンラインプリンタ機能回路部を介してメインコントローラ20に送信されると、メインコントローラ20は画像形成装置の実行ジョブ状態、他のアプリケーション機能回路部(例えば、ここではファクシミリユニット74内のファクシミリ機能回路部)のジョブ実行状態から判断して、オンラインプリンタ機能回路73に対し実行処理許可を与える。メインコントローラ20により実行処理実行許可を得たオンラインプリンタ機能回路部73は、パーソナルコンピュータからの画像信号および制御コマンドを受け取り、セレクタ64(図8に図示)を介してIPU49に転送する。
以上はファクシミリ機能回路部についても同様である。
【0027】
図6,図7は操作部30の液晶タッチパネル31の表示例を示した図である。
オペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転し、機能が選択される。液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能である。その他、所定のキー31〜37が設けられている。尚、図7の表示ついては後述する。
【0028】
次に図4における画像読み取り動作および画像を記録面上に潜像形成するまでの構成及び動作を説明する。潜像とは感光体面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第1キャリッジ上に固定されている。
【0029】
原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジ第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ53及びCCDイメージセンサ54を図において左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ53及びCCDイメージセンサ54の左右方向に位置が設定される。
【0030】
書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。
レーザ出力ユニット58より照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体面上に集光結像する。
偏光されたレーザ光は感光体が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信号のライン単位の記録を行う。感光体の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。
【0031】
上述のように、書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
【0032】
次に、図8を用いてIPU49の構成について説明する。露光ランプ51から照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ54にて結像レンズ(図示せず)により結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62がなされた後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等がなされ、変倍部71にて変倍処理がなされる。変倍後の画像データは、斜体、白黒反転、ミラーリングなどの画像加工を行う編集ユニット72に送られる。そしてセレクタ64に送られた画像信号は、書き込みユニット57へと転送される。
また、セレクタ64は、プリンタユニット73内のオンラインプリンタ機能回路部、ファクシミリユニット74内のファクシミリ機能回路部からの画像信号及び制御コマンドを受け取ることができ、バスを必要に応じて切り替える。
【0033】
上記オンラインプリンタ機能回路部、ファクシミリ機能回路部からの画像信号及び制御コマンドは、セレクタ64を介してメモリコントローラ65に送信される。そして画像信号は画像メモリ66に、制御コマンドはRAM70にそれぞれ格納される。(画像メモリ66、RAM70は、補助電源84から電力供給を受けてもよいし、あるいは電池等による電力供給を受けてもよい。)
【0034】
以下フローチャートに従って動作について説明する。
図9にメインフローを示す。
電源を投入すると、まず初期化処理が行われる(ステップ01)。初期化の主な内容は、画像メモリの管理領域などの各種フラグ、各種カウンターのクリア、画像メモリ66のクリア、画像形成モードのリセット等を行う。(初期化のフローは図示せず。)このとき、電源制御信号は、「オフ許可」である。
【0035】
初期化終了後、キー入力又は、画像形成制エンジンからのイベント(何等かの変化要因)およびアプリケーションからのイベントの発生待ちとなる(ステップ02)。
ユーザーが何等かのキー操作を行うと、操作部30よりキー入力イベントとして通知される。同様に、何等かの画像形成制エンジンの変化、例えばADF1に原稿をセットすると原稿セット検知7の信号の変化がエンジン・イベントとして通知される。そして何れかのイベントが発生すると、ステップ03に進む。
【0036】
ステップ03では、発生したイベントがキー入力なのか、エンジンなのか、あるいはアプリケーションからの処理要求なのかを判定する。エンジンの場合は、エンジン・イベント処理(ステップ04)、キー入力の場合は、キー入力イベント処理(ステップ05)、アプリケーションからの処理要求の場合は、アプリケーション・イベント処理(ステップ06)が呼び出され、再びステップ02のイベント待ちとなる。
【0037】
図10にキー入力イベント処理のフローの一部を示す。
ステップ11からステップ15は、入力されたキーを判断する為の判定である。ステップ16からステップ20は、各キーに対応した処理である。(液晶画面上のタッチパネルに表示されたボタン状の表示も「キー」と表現する。)例えばプリントキー34(図6に図示)が押下された場合は、ステップ11から右方に分岐し、コピー処理(ステップ16)が呼び出される。
【0038】
図11にアプリケーション・イベント処理のフローの一部を示す。
アプリケーションからの実行処理要求があると電源制御信号を「オフ禁止」とする(ステップ81)。そして、セレクタ64(図8に図示)を切り替え(ステップ82)、アプリケーションに対し実行処理許可を与える(ステップ83)。アプリケーションからの画像データおよび処理コマンドは、一旦画像メモリ66およびRAM70に格納され、すべてのメモリ書き込み処理が終了した後、セレクタ64を元に戻し(ステップ84)、電源制御信号80aを「オフ許可」とする(ステップ85)。
【0039】
ここで、もしスイッチ86がオフ状態であれば、図12以降の電源制御処理により主電源81はオフされる。スイッチ86がオン状態であれば、画像メモリ66に格納された画像信号は、通常の展開処理をされ、セレクタ64を介して書き込みユニット57へと転送される。
【0040】
次に主電源81の基本的な制御について図12以降のフローを用いて説明する。尚、ここでは省エネルギーモードに関しては、特に考慮されていないものとする。図12は電源制御部84のメインフローである。
電源スイッチ86の状態の監視(ステップ50)と、電源制御信号85の状態の監視(ステップ51)を繰り返し行っている。
【0041】
図13は電源スイッチ86の監視処理である。
電源スイッチの入力があると(ステップ60−Y)、主電源86がオン状態かどうかチェックし(ステップ62)、オフ状態であれば(ステップ62−N)、リレースイッチを接続し、主電源への電源供給を行う(ステップ64)。主電源86がオン状態であった場合(ステップ62−Y)、電源制御信号85の状態をチェックし、オフ許可状態であれば(ステップ63−Y)、主電源のオフ処理を行う(ステップ65)。オフ禁止状態であれば(ステップ63−N)、電源スイッチオフフラグをセットし(ステップ66)、電源オフ処理を保留した旨を操作部30の液晶ディスプレイ31に表示する(ステップ67)。その表示状態を図7に示す。
【0042】
図14は電源制御信号80aの監視処理である。
電源スイッチオフフラグがセットされている場合(ステップ70−Y)、電源制御信号85がオフ許可状態かどうかチェックし(ステップ71)、許可状態であればリレースイッチを解放状態にし、主電源への電力供給を遮断する(ステップ72)。そして、電源スイッチオフフラグはリセットする(ステップ73)。
【0043】
以上の動作によって、アプリケーション機能実行中に主電源を切るための電源オフ操作をしても、ジョブの実行中は電源制御信号がオフ禁止とされているため、誤って電源が切られることが防止される。またアプリケーション機能のジョブの終了後、自動的に電源を切ることが可能となる。
尚、省エネルギーモードを含めた動作については、図1〜図3について説明した通りである。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、外部からの復帰要求により省エネルギーモードから復帰する場合は、スキャナ部への駆動電源供給開始を行わないようにすることにより、PCのオンラインプリンタとして画像形成装置を使用する場合、またはファクシミリ受信機として画像形成装置を使用する場合に不必要なスキャナ部に通電することなく、必要最低限の通電状態で機能を動作させることができ、また、手動等の指示手段からの要求により省エネルギーモードから復帰する場合は、コピー機能あるいはファクシミリ送信機能を使用する場合と判断して、スキャナ部への駆動電源供給開始を行うことにより、必要な機能動作環境を提供することができる。また、アプリケーション機能実行中に主電源を切るための電源オフ操作をしても、ジョブの実行中は電源制御信号がオフ禁止とされているため、誤って電源が切られることが防止される。またアプリケーション機能のジョブの終了後、自動的に電源を切ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】パワーオンレジスタの構成図である。
【図3】本発明の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図4】画像形成装置の構成図である。
【図5】メイン制御部の構成を示すブロック図である。
【図6】操作部及びそのタッチパネルの表示例を示す構成図である。
【図7】操作部のタッチパネルの表示例を示す構成図である。
【図8】画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図9】画像形成装置の動作を示すメインフローチャートである。
【図10】キー入力イベント処理のフローチャートである。
【図11】アプリケーション・イベント処理のフローチャートである。
【図12】主電源の基本的な制御処理のフローチャートである。
【図13】主電源スイッチの監視処理のフローチャートである。
【図14】電源制御信号の監視処理のフローチャートである。
【図15】従来の画像形成装置の電源部を示すブロック図である。
【符号の説明】
50 スキャナ部
73 プリンタユニット
74 ファックスユニット
80 メイン制御部
81 主電源
82 電源制御部
83,84 パワーリレーSW
86 主電源SW
87 パワーオンレジスタ
90 エンジン部
64 セレクタ

Claims (1)

  1. 原稿を読み取り画像データを出力するスキャナ手段と、
    上記画像データを顕像化して転写紙上に画像形成するエンジン手段と、
    上記スキャナ手段及びエンジン手段及び装置の各動作の実行処理を制御する制御手段と、
    外部機器を接続する接続手段と、
    上記スキャナ手段、エンジン手段及び制御手段に電力を供給する電源手段と、
    上記電力の供給、遮断を指示する指示手段と、
    上記指示手段からの指示又は上記外部機器から上記接続手段を介して送られて来る指示に応じて上記電源手段を制御する電源制御手段と
    電源投入後に、キー入力、上記エンジン手段、アプリケーションのいずれかからの処理要求かを判定する判定手段と、を備え
    上記電源制御手段は、上記各手段への電力が遮断された状態において、
    上記外部機器から電力供給の指示があったとき、上記エンジン手段と制御手段とに電力が供給されるように上記電源手段を制御し、
    また、上記指示手段から電力供給の指示があったとき、上記スキャナ手段、エンジン手段及び制御手段に電力が供給されるように上記電源手段を制御するようにし、
    上記電源制御手段により電力供給後は、
    上記制御手段により、上記判定手段で判定されたキー入力、上記エンジン手段、アプリケーションのいずれかの処理要求に対応して実行処理させるとともに、上記電源制御手段から送出する電源制御信号をオフ禁止にさせることを特徴とする画像形成装置。
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